JP2003505424A - 非経口的シスプラチンエマルジョン - Google Patents

非経口的シスプラチンエマルジョン

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Abstract

(57)【要約】 非経口的投与用の毒性の低い水中油型エマルジョンとしてのシスプラチン滅菌医薬組成物が記載されている。該組成物は、実質的には、油相中にシスプラチンを含む水中油型エマルジョンからなるものである。その相乗的組成物の製造方法が記載されている。シスプラチンを油相に分散させ、乳化剤を用いて水相と乳化させる。該組成物中の指定されたエデト酸塩の量は、安定化しかつオートクレーブ時の生成物の変色を防止するのに十分な量である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、非経口投与に適した低毒性のシスプラチンエマルジョン製剤に関す
る。
【0002】発明の背景 シスプラチン - cis-ジアミンジクロロ白金(CDDP)は、中央の白金原子が2つ
の塩素原子と2つのアンモニウム分子によってシスの位置で囲まれている重金属
錯体であり、様々な固形腫瘍、特に、精巣、卵巣又は膀胱の固形腫瘍の治療に用
いられる強力な抗がん剤である。シスプラチンは、DNA塩基に共有結合し、DNA機
能を破壊する。シスプラチンは、細胞内や血流内でスルフヒドリル基によって不
活性化される。 米国特許第4302446号(1981)及び同第4322391号(1982)には、すぐに溶解するミ
クロクリスタリン形でのシスプラチンの調製が記載されている。米国特許第4310
515号(1982)には、シスプラチンの滅菌水溶液の調製方法が記載されている。米
国特許第4915956(1990)号にも同様のシスプラチンの滅菌水溶液の調製方法が記
載されている。 シスプラチンは、水溶液として投与された場合には高毒性であり、腎臓、骨髄
及び耳に悪影響を及ぼすものである。体内から排泄されるシスプラチンの90%が
糸球体ろ過と尿細管排泄の組合わせとして腎から除去されるので腎毒性が主な投
与制限要因である(Physician Desk Reference 53rd edit.: 1999)。
【0003】 薬剤の腎毒性を低減するために様々な試みが行われてきた。それらには、投与
前と投与の24時間後の十分な水分補給と尿量の維持、又はシスプラチン治療を開
始する30分前のアミホスチンの910mg/m2の投与量でのIV注入が含まれている。し
かしながら、それらは不十分であることがわかった。 シスプラチンの腎毒性をできるだけ低減させる他の試みとしては、併用化学療
法、シスプラチン類縁体の調製、シスプラチンのリポソーム内封入等が含まれて
いる。 シスプラチンは、水溶解性が低いことから効率よくリポソームに封入させるこ
とが難しい。更に、シスプラチンは貯蔵中のリポソーム製剤には保持されないこ
とが報告されているようにリポソーム製剤を安定化することも難しい(Potkulら,
Am. J. Obstet. Gynecol. 164(2): 652-658; 1991, Gondalら, Eur. J. Cancer
29A(11): 1536-1542: 1993, Weissら, Drugs 46(3): 360-377; 1993)。 本発明の主な目的は、ヒトや他の哺乳動物において非経口的投与に適した抗腫
瘍剤として有効であるが、同時に従来の水溶液ほど毒性ではない、シスプラチン
製剤を開発することである。
【0004】発明の要約 従って、本発明は、非経口的投与用の毒性の低い水中油型エマルジョンとして
のシスプラチン滅菌医薬組成物であって、 a) 植物油、中鎖又は長鎖脂肪酸のエステル、留出油、又は変性油の群より選ば
れた油相; b) (油相中に混合された)シスプラチン; c) 天然ホスファチド、変性ホスファチド、又は合成非イオン性界面活性剤のよ
うな乳化剤; d) グリセリン、マンニトール、又はデキストロースのような化合物の群より選
ばれた張性調整剤; e) エデト酸塩、又はデスフェリオキサミンメシレートのような化合物の群より
選ばれたキレート剤; 及び f) 水 を含む、前記シスプラチン滅菌医薬組成物に関する。
【0005】 上記組成物の製造方法は、シスプラチンを油相に分散させる工程; 張性調節剤
及びキレート剤を含む水相を調製する工程; pHを8〜11に調整し、該水相か又は
該油相か又は両方の相に乳化剤を添加した後に2つの該相を乳化させる工程; 該
エマルジョンを2ミクロン(2μm)より小さい粒径にホモジェナイズする工程; ホ
モジェナイズした生成物の温度を約25℃より低い温度に維持する工程; 及びろ過
し、窒素下でガラス容器内に充填し、充填した該容器を閉塞し、閉塞した該容器
をオートクレーブで滅菌する工程を含んでいる。 本発明の組成物は、0.005質量%〜0.5質量%のシスプラチンを含んでいる。好
ましくは0.05〜0.1質量%のシスプラチン、更に好ましくは約0.05質量%又は約0
.1質量%のシスプラチンを含んでいる。 シスプラチンは、乳化前に油相に分散される。油相は、組成物の30質量%まで
、好ましくは5〜25%、更に好ましくは約10%又は約20%である量で存在してい
る。典型的には、用いられる油相は、植物油であり、ダイズ油、ゴマ油、綿実油
、サフラワー油、アラキス油、コーン油、ヒマシ油又はオリーブ油のような植物
油の1種以上であり得る。好ましくは、ダイズ油である。
【0006】 また、油相は、中鎖又は長鎖脂肪酸のエステル、例えば、モノ、ジ又はトリグ
リセリド、又はイソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチル
オレエート、グリセロールエステル、又はポリオキシル水素添加ヒマシ油のよう
な調製した材料である。油相は、留出ヤシ油のような留出油、又は変性ダイズ油
を含み得る。本発明の組成物は、また、上記油性賦形剤の2種以上の混合物を含
み得る。 油相に分散されたシスプラチンは、乳化剤によって乳化されて水中油型エマル
ジョンを得る。適切な乳化剤としては、天然ホスファチド又は変性ホスファチド
が含まれる。天然ホスファチドとしては、卵ホスファチド又はダイズホスファチ
ドが含まれる。また、乳化剤は、エトキシル化エーテル又はエステル、又はポリ
オキシエチレン-ポリオキシプロピレンコポリマーのような合成非イオン性界面
活性剤であり得る。本発明に用いられる乳化剤は、上記乳化剤の2種以上の混合
物を含むことができる。好ましい乳化剤は、卵ホスファチド又はダイズホスファ
チドである。
【0007】 本発明の組成物は、適切にはキレート剤を用いることにより重金属汚染を排除
するように処方されている。キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ED
TA誘導体、デスフェリオキサミンメシレート、又はその混合物より選ばれる。特
に用いられるキレート剤は、エデト酸二ナトリウムである。 本発明の組成物は、適切にはpH範囲が6.0〜8.5であるように処方される。pH
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又はその混合物のようなアルカリで調
整される。 本発明の組成物は、グリセリン、マンニトール、デキストロース、又はその混
合物のような張性調整剤を混合することにより血液と等張にする。好ましい張性
調整剤はグリセリンである。 本発明の組成物は、特に滅菌水中油型エマルジョンであり、無菌手法又はオー
トクレーブによる最終滅菌を用いた慣用の製造手順に従って調製される。 本発明の主な実施態様においては、シスプラチンは油相に分散される。
【0008】 本発明の他の実施態様においては、調製されたエマルジョンの型は水中油型で
あり、シスプラチンは油相中にある。 本発明の他の実施態様においては、キレート剤は、エマルジョンを安定化し、
かつ変色を防止するためにエマルジョン中に用いられる。 本発明の他の実施態様においては、均質化は反復サイクルで行われ、ホモジェ
ナイズした生成物を約25℃未満の温度に中間で冷却しながら2ミクロン(2μm)粒
子/小球サイズを得る。 本発明の組成物は、粒径が小さいことから非経口的使用にも適した低毒性の生
成物を与える。本発明の組成物の無菌は、最後にオートクレーブにかけることに
より滅菌されることから確保される。本発明の組成物は、生成物が5%デキスト
ロース注射剤又は食塩水で希釈されて非経口的投与に必要とされる濃度を得るの
で使用が容易である。本発明の組成物は、貯蔵寿命が長いので、すぐに売れる商
品として適切である。
【0009】実施例 ここで、本発明を例として具体的に説明する。本実施例は、単に例示によるも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。 これらの実施例に用いられる原料はすべて非経口グレードとした。使用器具は
、慣用のものとした。全体の操作は、環境が制御された領域内で行った。バッチ
を操作しつつ窒素カバーが設けられた。
【0010】実施例I 組成: a) シスプラチン 0.05質量% b) ダイズ油 10質量% c) 卵ホスファチド 1.2質量% d) グリセリン 2.25質量% e) エデト酸二ナトリウム 0.005質量% f) 水酸化ナトリウム g) 水 100%まで 油相 シスプラチンを、約70℃に予め維持したろ過ダイズ油に分散させた。 水相 グリセリンとEDTA二ナトリウムを約70℃に維持した注射用水に添加した
。この水溶液に卵ホスファチドを分散させ、水酸化ナトリウム水溶液を用いてp
H8〜11に調整した。 上で調製した油相を水相に高速撹拌によって添加した。生成したエマルジョン
を高圧ホモジェナイザーに通過させた。小球/粒径が2ミクロン(2μm)より小さく
なるまで均質化を繰り返した。それぞれの均質化サイクル直後に生成物を25℃よ
り低い温度まで冷却した。 ホモジェナイズしたエマルジョンをろ過し、窒素下にガラス容器に充填し、閉
塞し、オートクレーブにかけた。本実施例の最終生成物のシスプラチン含量は、
0.5mg/mlであった。
【0011】実施例II 本実施例において調製された組成物は、下記に示されるように或る成分の量を
変更した以外は実施例Iと同様の成分を有した。 i) シスプラチン 0.1質量% ii) ダイズ油 20質量% iii) EDTA二ナトリウム 0.05質量% 操作は実施例Iのように行った。 本実施例の最終生成物のシスプラチン含量は、1mg/mlであった。 実施例Iのように調製したシスプラチンの水中油型エマルジョンをマウスにお
ける毒性実験に用いた。マウスにおける毒性実験 実施例Iによって記載された方法で調製されたシスプラチン水中油型エマルジ
ョンと従来の方法で調製されたシスプラチン水溶液の毒性をマウスにおいて実験
した。 a) 次の試験を行い、所見を表に示す。
【0012】 * シスプラチンの用量
【0013】 b) 組織病理学的実験 マウスにおける組織病理学的実験により、等価投与量で実験した場合にシスプ
ラチンエマルジョングループよりシスプラチン水溶液グループの方が腎の重い病
巣が示された。
【0014】 c) 亜急性毒性実験 マウスにおける亜急性毒性実験においては、シスプラチンエマルジョンとシス
プラチン水溶液を14日間にわたって腹腔内に投与した。その知見は、次の通りで
あった。 シスプラチン水溶液を注射したマウスは、2mg/kgの投与量で死亡率が62.5%、
4mg/kg以上の投与量で死亡率が100%であった。 シスプラチンエマルジョンを注射したマウスは、10mg/kgの投与量で死亡率が
わずかに37.5%であった。 LD50(腹腔内) シスプラチン水溶液 - 22mg/kg シスプラチンo/wエマルジョン - 50mg/kg 臓器の質量、体重、食物接取、血液学的パラメーターのような様々なパラメー
ターについて2mg/kg〜10mg/kgの範囲の投与量レベルで試験した場合、実施例Iの
シスプラチンエマルジョンは、最高投与量の10mg/kgでのみ毒性を示したが、シ
スプラチン水溶液は、すべて2〜10mg/kgの投与量で毒性を示した。本実験により
、実施例Iの方法で調製されたシスプラチンエマルジョンは、相対的に従来のシ
スプラチン水溶液より毒性が非常に低いことがわかる。 本実験により、本発明の方法により調製されたエマルジョンが相乗的組成物で
あることは明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/24 A61K 47/24 47/26 47/26 47/44 47/44 A61P 35/00 A61P 35/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,MW,SD,SZ,TZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AE,AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,D Z,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,JP,KE,KR,LK,MA,MN, MX,NO,NZ,PL,PT,RU,SD,SE,S G,TR,TT,TZ,UG,US,VN,YU,ZA ,ZW (72)発明者 リヴァンカール サンゲータ ハヌルメシ ュ インド 400 604 セイン ウェイグル エステイト ロード ナンバー 27 シロ リサーチ ファンデーション (72)発明者 コチャレカール シルパ スダーカール インド 400 604 セイン ウェイグル エステイト ロード ナンバー 27 シロ リサーチ ファンデーション Fターム(参考) 4C076 AA17 BB11 CC27 DD30 DD38 DD49 DD63 EE51 4C086 AA01 HA12 MA01 MA05 MA22 MA66 NA07 ZB26

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非経口的投与用の毒性の低い水中油型エマルジョンとしての
    シスプラチン滅菌医薬組成物であって、 a) 植物油、中鎖又は長鎖脂肪酸のエステル、留出油、又は変性油の群より選ば
    れた油相; b) 油相中に混合されたシスプラチン; c) 天然ホスファチド、変性ホスファチド、又は合成非イオン性界面活性剤のよ
    うな乳化剤; d) グリセリン、マンニトール、又はデキストロースのような化合物の群より選
    ばれた張性調整剤; e) エデト酸塩、又はデスフェリオキサミンメシレートのような化合物の群より
    選ばれたキレート剤; 及び f) 水 を含む、前記シスプラチン滅菌医薬組成物。
  2. 【請求項2】 シスプラチンの含量が、組成物の0.005質量%〜0.5質量%で
    ある、請求項1記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  3. 【請求項3】 シスプラチンの含量が、組成物の0.05質量%〜0.1質量%で
    ある、請求項1又は2記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  4. 【請求項4】 シスプラチンの含量が、組成物の約0.05質量%である、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  5. 【請求項5】 シスプラチンの含量が、組成物の約0.1質量%である、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  6. 【請求項6】 油相が、組成物の30質量%までである、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  7. 【請求項7】 油相が、組成物の約10質量%〜20質量%である、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  8. 【請求項8】 油相が、植物油、留出植物油、変性植物油、脂肪酸のエステ
    ル、又はその混合物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシスプラチン滅
    菌医薬組成物。
  9. 【請求項9】 植物油がダイズ油である、請求項1〜8のいずれか1項に記載
    のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  10. 【請求項10】 使用されるキレート剤がエデト酸二ナトリウムである、請
    求項1〜9のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  11. 【請求項11】 エデト酸二ナトリウムの含量が、組成物の約0.1質量%ま
    でである、請求項1〜10のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  12. 【請求項12】 エデト酸二ナトリウムの含量が、組成物の約0.005質量%
    〜0.05質量%である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬
    組成物。
  13. 【請求項13】 使用される乳化剤が天然ホスファチドである、請求項1〜1
    2のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  14. 【請求項14】 天然ホスファチドが、卵ホスファチド、ダイズホスファチ
    ド、又はその混合物である、請求項1〜13のいずれか1項に記載のシスプラチン滅
    菌医薬組成物。
  15. 【請求項15】 使用される張性調整剤の量が、生成物を血液と等張にする
    のに十分な量である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬
    組成物。
  16. 【請求項16】 使用される張性調整剤がグリセリンである、請求項1〜15
    のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  17. 【請求項17】 グリセリンの含量が、該組成物の約2.25質量%である、請
    求項1〜16のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  18. 【請求項18】 水酸化ナトリウム水溶液を使用して所要のpHとした、請
    求項1〜17のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬
    組成物の調製方法であって、シスプラチンを油相に分散させる工程; 張性調整剤
    及びキレート剤を含む水相を調製する工程; pHを8〜11に調整し、該水相か又は
    該油相か又は両方の相に乳化剤を添加した後に2つの該相を乳化させる工程; エ
    マルジョンを2μmより小さい粒径にホモジェナイズする工程; ホモジェナイズし
    た生成物の温度を約25℃より低い温度に維持する工程、及び; ろ過し、窒素下で
    ガラス容器内に充填し、充填した該容器を閉塞し、閉塞した該容器をオートクレ
    ーブで滅菌する工程を含むことを特徴とする、調製方法。
  20. 【請求項20】 シスプラチンの含量が、組成物の0.005質量%〜0.5質量%
    である、請求項19記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  21. 【請求項21】 シスプラチンの含量が、組成物の0.05質量%〜0.1質量%
    である、請求項19又は20記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  22. 【請求項22】 シスプラチンの含量が、組成物の約0.05質量%である、請
    求項19〜21のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  23. 【請求項23】 シスプラチンの含量が、組成物の約0.1質量%である、請
    求項19〜21のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  24. 【請求項24】 油相が、該組成物の30質量%までである、請求項19〜23の
    いずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  25. 【請求項25】 油相が、該組成物の約10質量%〜20質量%である、請求項
    19〜24のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  26. 【請求項26】 油相が、植物油、留出植物油、変性植物油、脂肪酸のエス
    テル、又はその混合物である、請求項19〜25のいずれか1項に記載のシスプラチ
    ン滅菌医薬組成物の調製方法。
  27. 【請求項27】 植物油がダイズ油である、請求項19〜26のいずれか1項に
    記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  28. 【請求項28】 使用されるキレート剤がエデト酸二ナトリウムである、請
    求項19〜27のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  29. 【請求項29】 エデト酸二ナトリウムの含量が、組成物の約0.1質量%ま
    でである、請求項19〜28のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の
    調製方法。
  30. 【請求項30】 エデト酸二ナトリウムの含量が、組成物の約0.005質量%
    〜0.05質量%である、請求項19〜29のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医
    薬組成物の調製方法。
  31. 【請求項31】 使用される乳化剤が天然ホスファチドである、請求項19〜
    30のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  32. 【請求項32】 天然ホスファチドが、卵ホスファチド、ダイズホスファチ
    ド、又はその混合物である、請求項19〜31のいずれか1項に記載のシスプラチン
    滅菌医薬組成物の調製方法。
  33. 【請求項33】 使用される張性調整剤の量が、生成物を血液と等張にする
    のに十分な量である、請求項19〜32のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医
    薬組成物の調製方法。
  34. 【請求項34】 使用される張性調整剤がグリセリンである、請求項19〜33
    のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  35. 【請求項35】 グリセリンの含量が、組成物の約2.25質量%である、請求
    項19〜34のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  36. 【請求項36】 水酸化ナトリウム水溶液を使用して所要のpHとする、請
    求項19〜35のいずれか1項に記載のシスプラチン滅菌医薬組成物の調製方法。
  37. 【請求項37】 本質的には本文と実施例に記載されている、非経口投与用
    の毒性の低い水中油型エマルジョンとしてのシスプラチン滅菌医薬組成物。
  38. 【請求項38】 本質的には本文と実施例に記載されている、非経口投与用
    の毒性の低い水中油型エマルジョンとしてのシスプラチン滅菌医薬組成物の調製
    方法。
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