JP2003501255A - メタノール塩化水素処理用触媒としてのアルカリ金属処理エタ―アルミナの使用 - Google Patents

メタノール塩化水素処理用触媒としてのアルカリ金属処理エタ―アルミナの使用

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JP2003501255A JP2001502976A JP2001502976A JP2003501255A JP 2003501255 A JP2003501255 A JP 2003501255A JP 2001502976 A JP2001502976 A JP 2001502976A JP 2001502976 A JP2001502976 A JP 2001502976A JP 2003501255 A JP2003501255 A JP 2003501255A
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Abstract

(57)【要約】 ジメチルエーテルへの選択性の減少、および触媒上のコーキング発生を遅らせるために用いられる、塩化セシウムなどのアルカリ金属塩で処理(doped)されたη―アルミナを含むメタノールの塩化水素処理に用いるための触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塩化メチルの調製に使用される触媒、及びこのような触媒を用いた
、メタノールとHClとからの塩化メチルの調製方法に関する。本発明はまた、
このような触媒の活性寿命を延ばすための方法にも関する。 気相触媒方法を用いた、塩化メチルの商業生産において、メタノールと塩化水
素とは一般的には、250から300℃の温度において固定床反応器又は流動床
反応器へ、ほぼ等モル比で供給される。反応は発熱的であり、大きい温度上昇が
見られることが多く、400℃を超える温度が容易に得られる。このような高温
又はホットスポットは、比較的短時間の間に、結果として触媒活性の損失を伴う
、触媒の焼結及びコークス形成を生じることがある。商用反応器の操作圧力は、
このプロセスの操作に対して決定的なものではなく、低い圧力の反応器も高い圧
力の反応器も用いられる。 アルミナは、メタノールとHClとからの塩化メチルの生産用触媒として普通
に用いられている。通常、γ―アルミナが好ましい触媒であるが、それは、塩化
メチル形成に許容しうるレベルの活性が、触媒床内に過剰なホットスポットの発
生を伴わずに得られるからである。例えば米国特許第5,183,797号は、
触媒の表面積を制御することによって触媒のコーキングを制限するために、制御
された反応ホットスポットしか伴わない塩化メチルの生産用のγ―アルミナ触媒
の使用を教示している。 メタノールと塩化水素との反応からの主な副生成物は、ジメチルエーテルであ
る。 本発明者らは今回、アルカリ金属塩で処理(doped)されたη―アルミナ
が、メタノールと塩化水素との反応における触媒として用いられる場合、ジメチ
ルエーテルへの選択性における有意な低下が得られることを発見した。ジメチル
エーテルへの選択性は、商品として入手しうるγ―アルミナ触媒を用いて得られ
たものよりもほぼ100倍も低くなる傾向がある。 本発明の第一の態様によれば、アルカリ金属塩で処理されたη―アルミナを含
むメタノールの塩化水素処理用触媒が提供される。 本発明の第二の態様によれば、メタノールの塩化水素処理用触媒であって、そ
の調製が、η―アルミナをアルカリ金属塩で処理する工程を含んでいる触媒が提
供される。その後、処理された生成物は焼成(calcined)されてもよい
。 本発明の第三の態様によれば、本発明の第一又は第二の態様において規定され
ている触媒の存在下に蒸気相においてHClでメタノールを処理することを含ん
でいる、塩化メチルの調製方法が提供される。 好ましくはη―アルミナが本発明に従って処理されるアルカリ金属塩における
アルカリ金属は、セシウム又はカリウムであり、より好ましくはセシウムである
。これは、ジメチルエーテルへの選択性における低下がより顕著であるからであ
る。本発明者らは、同じアルカリ金属の様々な塩、例えば硝酸塩、塩化物、及び
水酸化物の間で、塩化メチル又はジメチルエーテルへの選択性にほとんど差がな
いことを発見した。 η―アルミナのアルカリ金属塩での処理は、この技術で知られている含浸技術
によって実施されてもよい。一般的にはこのアルカリ金属塩の水性溶液は、η―
アルミナに一滴ずつ添加される。ついでη―アルミナを真空下に加熱して水を除
去する。ついで処理された触媒を焼成してもよい。 本発明のもう1つの態様によれば、η―アルミナをアルカリ金属塩の水性溶液
で含浸する工程を含む、本発明の第一又は第二の態様による触媒の調製方法が提
供される。 本発明のもう1つの態様による方法に用いられる水性アルカリ金属塩溶液の濃
度は、触媒中のアルカリ金属塩の所望の濃度を生じるように選ばれる。 触媒中のアルカリ金属塩の濃度は、一般的には0.05−5.0mmolg-1 、好ましくは0.1−3.0mmolg-1、より好ましくは0.1−2.0mm
olg-1、例えば0.2−2.0mmolg-1である。 これらの触媒の物理的形態、例えば形状及びサイズは、とりわけ、塩化水素処
理反応に用いられる特別な反応器及びそこで用いられる反応条件を考えて選ばれ
る。 塩化メチルの調製に用いられるHCl:メタノールのモル比は、少なくとも1
:10であって10:1よりも大きくなく、好ましくは1:1.5−1.5:1
、より好ましくはほぼ化学量論量である。 このような調製において、この方法は、200−450℃、好ましくは約25
0℃で実施されてもよい。 このような調製において、この方法は、高い圧力又は低い圧力の蒸気相塩化水
素処理反応器において、一般に1から10バールで実施されてもよい。 調製方法は、バッチ毎に又は連続プロセスとして実施されてもよい。連続プロ
セスが好ましい。 本発明の別の態様は、塩化水素処理反応に用いられる時、このような触媒上の
コーキングの発生を遅らせるためのη―アルミナの処理に関係している。 好ましくは本発明のこのような別の態様において、η―アルミナが処理されて
いるアルカリ金属塩におけるアルカリ金属は、セシウム又はカリウム、より好ま
しくはセシウムである。本発明者らは、同じアルカリ金属の様々な塩、例えば硝
酸塩、塩化物、及び水酸化物の間で、コークス形成速度にほとんど差がないこと
を発見した。 本発明はさらに、次の実施例を参照して例証される。 メタノールの塩化水素処理における触媒の性能は、気体流をブルックス質量流
量制御器によって制御して、大気圧で操作されている通常のミクロ反応器系を用
いて評価された。 これらの実施例において、触媒の表面積及び細孔容積は、窒素吸収によって測
定され、触媒活性は、実験室のミクロ反応器において測定された。窒素吸収等温
線(isotherms)は、触媒サンプルのガス抜きを一晩行った後、マイク
ロメリティックス(Micromeritics)ASAP2400気体吸収分
析計を用いて測定された。 一般的手順 約0.04ml/分の液体メタノールを、HPLCポンプを介して、130℃
の温度に保持された直径2−3mmのガラスビーズが充填されたステンレス鋼蒸
発器に供給した。このようにして得られた蒸発メタノール流は、室温及び室内圧
力において36.3ml/分のメタノール蒸気流と等しかった。メタノールが蒸
発器を通って流れるのを助けるために、25ml/分の窒素ガスを、蒸発器に共
に供給した。蒸発したメタノール/窒素混合物を、40ml/分で塩化水素ガス
と混合し、U型パイレックス(登録商標)反応器管に供給した。この管には触媒
が入っており、かつ、空気循環乾燥器の中に保持されている。乾燥器の温度は、
反応器の壁に対して充填された触媒床の近くに配置された2つの熱電対によって
監視した。 実施例1から14において、触媒押出し物を破砕し、300から500ミクロ
ンサイズの破片まで篩い分け、この破砕触媒のうちの0.07gと、同様なサイ
ズの0.9gパイレックス(登録商標)の破片とを混合した。この混合物を、2
50℃の温度にした乾燥機の中にあるミクロ反応器系の反応管の中に入れた。触
媒性能を、乾燥機の温度を10℃/時間で最大温度310℃まで上昇させて評価
した。反応器の生成物のサンプルを、15分毎にガスクロマトグラフィーによっ
て分析した。 ミクロ反応器から出たガスと、5L/分の窒素ガスとを混合して、反応生成物
又は未反応メタノールが凝縮するのを防ぎ、この流れの一部分を、HP5890
ガスクロマトグラフを用いたガスクロマトグラフィーによって分析した。このガ
スクロマトグラフには、ガスサンプリングバルブと、50m×0.530mm直
径のCPWax52毛管カラム(クロンパック社(Chrompak)製)が取
り付けられている。ガスクロマトグラフから得られたシグナルを、PEネルソン
・ターボクロム(Nelson Turbochrom)ソフトウエアを用いて
積分し、塩化メチル、ジメチルエーテル、及び未反応メタノールの相対組成を、
容積測定的に調製された標準気体混合物の分析から既に決定されているこれらの
成分についての相対感度因子(relative response fact
ors)を用いて、標準化%v/v組成として報告した。 290℃での塩化メチル及びジメチルエーテルについての活性について評価値
を生ぜしめるため、アレニウスの式の線状化形態(ln(%v/v)対l/Tプ
ロット)を用いて、温度プロフィールの結果を分析した。 実施例1−3 これらの実施例は、破砕されて300から500ミクロンサイズの破片まで篩
い分けられた、それぞれ表面積が296m2-1、196m2-1、及び225m 2-1を有するγ―アルミナ押出し物を用いた比較テストである。これらの性能
の評価は、表1に示されている結果を生じた。
【表1】 表1から次のことが分かる。すなわち、(a)これらの触媒は、有意レベルの
副生成物ジメチルエーテルの形成を伴って、塩化メチル形成に対して許容しうる
レベルの活性を示し、(b)これらの触媒の活性は、測定された表面積と直接関
連していない。 実施例4−6 これらの実施例は、それぞれBET表面積が332m2-1、417m2-1
及び398m2-1を有するη―アルミナ押出し物を破砕して300から500
ミクロンサイズの破片まで篩い分け、これらの性能を評価した比較テストである
。これらの結果を表2に示す。
【表2】 表2から次のことが分かる。すなわち、η―アルミナ触媒を用いて得られた塩
化メチル形成についての活性レベルは、γ―アルミナ触媒(実施例1から3)を
用いて得られたものよりも有意に高いが、一方、得られたジメチルエーテルのレ
ベルは、γ―アルミナ触媒を用いて観察されたものと同様である。塩化メチル形
成に対してこれらの活性が高いレベルにある場合、工業的な方法にこのようなη
―アルミナ触媒を用いることは、触媒床の中に大きいホットスポットが発生する
ので、問題があることが分かるであろう。 実施例7及び8 これらの実施例は、本発明による処理されたη―アルミナの使用を例証してい
る。実施例4に用いられているη―アルミナ押出し物のサンプルを、次のように
塩化カリウムと塩化セシウムとで含浸した。η―アルミナ押出し物(約10g)
を、2つ口フラスコに加え、このフラスコを排気して、空気をアルミナの細孔か
ら除去した。アルカリ金属塩溶液(約30ml3)を、滴下漏斗によってこのフ
ラスコに添加した。ついで触媒粒子を濾去して、70℃で真空下1時間、回転蒸
発器により乾燥した。乾燥後、評価のために触媒を破砕し、かつ300から50
0ミクロン粒子サイズの破片まで篩い分けた。各触媒サンプルの公称アルカリ金
属装填(nominal alkali metal loading)を、η
―アルミナ押出し物の測定された細孔容積、及び各調製に用いられた塩溶液の濃
度から計算した。得られた結果を表3に示す。
【表3】 表3から次のことが分かる。すなわち、(a)アルカリ金属塩の添加は、塩化
メチル形成についての活性を、許容しうるレベルまで緩和し、一方、ジメチルエ
ーテルへの選択性は劇的に低下し、(b)ジメチルエーテルへの選択性に対する
セシウム塩の作用は、カリウム塩を用いて得られたものよりも有意に大きい。 実施例9及び10 これらの実施例は、塩化セシウムで処理されたη―アルミナを含む本発明によ
る触媒を例証している。実施例5及び6に用いられているη―アルミナ触媒のサ
ンプルを、実施例7及び8に記載されている方法で塩化セシウムで含浸した。得
られた結果を表4に示す。
【表4】 表4から次のことが分かる。すなわち、セシウム塩の添加は、塩化メチル形成
に対する活性を緩和し、ジメチルエーテル形成への選択性を劇的に低下させた。 実施例11−14 これらの実施例はさらに、本発明による触媒を例証している。これらの実施例
において、実施例4として用いられているη―アルミナ押出し物のサンプルを、
実施例7及び8に記載されている方法を用いて、様々なレベルの塩化セシウムで
含浸した。得られた結果を表5に示す。
【表5】 表5から次のことが分かる。すなわち、塩化メチル及びジメチルエーテルにつ
いての活性の観察された変化に対する塩化セシウム添加の作用は、明らかに非線
形的である。塩化メチル形成についての活性の実質的な緩和は、0.1mmol
-1の塩化セシウム装填で得られるが、ジメチルエーテル形成に対する選択性の
最も完全な低下を得るには、より高いレベルの塩化セシウムが必要とされる。 実施例15−20 これらの実施例は、経時的な触媒のコーキングを例証している。実施例15は
比較例である。実施例15から20において、触媒調製は、次のようにBET表
面積320m2-1のη―アルミナ押出し物を塩化セシウムで含浸することによ
って実施した。η―アルミナ押出し物(約10g)を、2つ口フラスコに添加し
、このフラスコを排気して、アルミナの細孔から空気を除去した。塩化セシウム
溶液(約30ml3)を、滴下漏斗によってフラスコに添加した。ついで触媒粒
子を濾去し、かつ70℃で真空下1時間、回転蒸発器により乾燥した。乾燥後、
評価のために触媒を破砕し、300−500ミクロン粒子サイズの破片まで篩い
分けた。各触媒サンプルの公称アルカリ金属装填を、η―アルミナ押出し物の測
定された細孔容積、及び各調製に用いられた塩溶液の濃度から計算した。 経時的な触媒のコーキングを、ルップレヒト(Rupprecht)及びパタ
シュニック(Patashnick)PMA1500パルス質量分析計TEOM
反応器系(TEOMは、テーパー元素振動微量天秤のことを言う)を用いて測定
した。表6に示されている触媒のサンプル(約100mg)を、TEOM反応器
に装入し、サンプルを現場でヘリウムガス流の下、400℃で5時間乾燥した。
乾燥後、サンプルの温度を390℃まで低下させ、一晩この温度に維持した。
【表6】 390℃における触媒のコーキングは、Heガス流を、ブルックス質量流量制
御器を介して送出された塩化メチル(STPで15ml/分)と取り替え、大気
圧において数日間にわたって触媒の質量の増加を監視して実施された。結果を図
1に示す。この図は、運転時間の関数としての触媒1グラムあたりの質量増加を
示している。図1において、参照番号1から6で示されている曲線は、それぞれ
実施例15から20に対応する。 図1から次のことが分かる。すなわちすべての触媒について、コークスの付着
速度は、時間の関数として非線形的に様々である。しかしながらセシウム装填の
増加と共に、コーキングの発生は遅延され、従ってある一定のレベルのコークス
に達する時間は劇的に増加する。得られたデータは、コークスの付着に対する最
大限の効果は、0.2mmol/g又はそれ以上のセシウム装填で得られること
を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】コークスの付着速度を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月4日(2001.9.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,MZ, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BC01A BC03A BC03B BC06A BC06B BD12A BD12B CB25 EA02Y EC03Y FB14 4H006 AA02 AC30 BA02 BA09 BA30 BA37 BC10 BC11 BC31 BC32 BE01 4H039 CA52 CD30

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属塩で処理(doped)されたη―アルミナを
    含むメタノールの塩化水素処理に用いるための触媒。
  2. 【請求項2】 η―アルミナを処理することによって調製されたメタノール
    の塩化水素処理用触媒であって、この調製にはアルカリ金属塩でのη―アルミナ
    の処理工程を含んでいる触媒。
  3. 【請求項3】 処理された生成物が焼成(calcined)される請求項
    2に記載の触媒。
  4. 【請求項4】 η―アルミナを含むメタノールの塩化水素処理用触媒上のコ
    ーキングの発生を遅らせるための方法であって、この方法がη―アルミナをアル
    カリ金属塩で処理することを含んでいる方法。
  5. 【請求項5】 η―アルミナを含むメタノールの塩化水素処理用触媒の活性
    寿命を延ばすための方法であって、この方法が、η―アルミナをアルカリ金属塩
    で処理することを含んでいる方法。
  6. 【請求項6】 この触媒が、アルカリ金属塩の水性溶液で処理されている、
    請求項1から5のうちのいずれか1つに記載の触媒又は方法。
  7. 【請求項7】 触媒中のアルカリ金属塩の濃度が、0.05mmolg-1
    ら5.0mmolg-1、好ましくは0.1mmolg-1から3.0mmolg-1 、より好ましくは0.2mmolg-1から2.0mmolg-1の範囲にある、請
    求項1から6のうちのいずれか1つに記載の触媒又は方法。
  8. 【請求項8】 アルカリ金属がセシウム又はカリウムである、請求項1から
    7のうちのいずれか1つに記載の触媒又は方法。
  9. 【請求項9】 アルカリ金属がセシウム、場合によっては塩化セシウムであ
    る、請求項8に記載の触媒又は方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のうちのいずれか1つに記載の触媒の存在
    下において蒸気相においてHClでメタノールを処理することを含む、塩化メチ
    ルの調製方法。
  11. 【請求項11】 HCl:メタノールのモル比が1:1.5−1.5:1で
    ある、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 1−10バールの圧力下に実施される、請求項10又は1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 200−450℃の範囲の温度で実施される、請求項10
    から12のうちのいずれか1つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 アルカリ金属塩の水性溶液でη―アルミナを含浸する工程
    を含んでいる、請求項1又は2、あるいは請求項1又は2に従属する請求項6か
    ら9のうちのいずれか1つに記載の触媒の調製方法。
  15. 【請求項15】 含浸されたη―アルミナを焼成するもう1つの工程を含ん
    でいる、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 塩化水素処理反応において触媒上のコーキングの発生を遅
    らせるための、請求項1又は2、あるいは請求項1又は2に従属する、請求項5
    から9のうちのいずれか1つに記載の触媒の使用。
JP2001502976A 1999-06-15 2000-06-01 メタノール塩化水素処理用触媒としてのアルカリ金属処理エタ―アルミナの使用 Withdrawn JP2003501255A (ja)

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