JP2003347653A - 半導体光デバイス - Google Patents

半導体光デバイス

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JP2003347653A
JP2003347653A JP2002157839A JP2002157839A JP2003347653A JP 2003347653 A JP2003347653 A JP 2003347653A JP 2002157839 A JP2002157839 A JP 2002157839A JP 2002157839 A JP2002157839 A JP 2002157839A JP 2003347653 A JP2003347653 A JP 2003347653A
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JP
Japan
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semiconductor
layer
optical device
type semiconductor
semiconductor optical
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Application number
JP2002157839A
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English (en)
Inventor
Michio Murata
道夫 村田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱特性を向上できる構造を有する半導体光
デバイスを提供する。 【解決手段】半導体光デバイス1aは、半導体導波路部
7と、第1の電極9aと、第2の電極11と、熱伝達層
13を備える。半導体導波路部7は、基板5上に設けら
れ所定の軸に沿って伸びており、一対の側面7a、7b
を有する。半導体導波路部7は、また、第1導電型半導
体層19a及び第2導電型半導体層17a、並びに第1
導電型半導体層19aと第2導電型半導体層17aとの
間に設けられた活性層21aを有する。第1の電極9a
は、第1導電型半導体層19aに電気的に接続されてい
る。第2の電極11は、第2導電型半導体層17aに電
気的に接続されている。熱伝達層13は、III−V化合
物半導体よりも熱伝導率が大きい材料から構成されてお
り、一対の側面7a、7bの少なくとも一方の側面上に
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体光デバイス
に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムでは、光信号を発生する
ための半導体発光素子、半導体光変調素子及び半導体光
増幅素子といった光素子を必要とする。光素子は、変調
レートに応じた速度で動作することが求められる。
【0003】光通信のための光信号を発生するために、
半導体発光素子および半導体変調素子といった半導体光
素子が利用されている。例えば、半導体発光素子は、カ
ソード電極と、n型クラッド層と、活性層と、p型クラ
ッド層と、アノード電極とを有している。半導体発光素
子は、カソード電極とアノード電極との間に加えられた
信号に応答して光信号を発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、光通信シス
テムのために半導体光デバイスの開発に携わっている。
光通信においては、高速伝送の要求がある。しかしなが
ら、これらの要求に応じるためには、高速で動作可能な
半導体光デバイスが必要である。発明者は、このような
半導体光デバイスに対して求められる特性を検討してい
る。この検討によれば、半導体光デバイスは、小さい寄
生容量だけでなく、優れた放熱特性を有する必要がある
ことが示された。
【0005】光通信の分野では、高速で信号を伝送する
ことへの要求が強い。これを実現するためには、半導体
光素子は、所望の変調速度で変調された光信号を生成す
ることを要求さられる。半導体光素子の動作周波数を高
くするために、半導体光素子の寄生容量を低減すること
が求められる。低容量化を実現するための一手法には、
光導波路の幅を小さくすることがある。
【0006】発明者らの検討によれば、しかしながら、
活性層の幅を小さくすると、電気抵抗が高くなるだけで
なく、熱抵抗も大きくなる。また、電気抵抗の増大によ
り、半導体光素子における発熱はより一層大きくなる。
つまり、求められることは、動作速度の増大により増加
する熱を放出することである。
【0007】そこで、本発明の目的は、放熱特性を向上
できる構造を有する半導体光デバイスを提供することと
した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、半導
体光デバイスに係わる。半導体光デバイスは、半導体導
波路部と、第1の電極と、第2の電極と、熱伝達層を備
える。半導体導波路部は、基板上に設けられ所定の軸に
沿って伸びており、一対の側面を有する。また、半導体
導波路部は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体
層、及び第1導電型半導体層と第2導電型半導体との間
に設けられた活性層を有する。第1の電極は、第1導電
型半導体層に電気的に接続されている。第2の電極は、
第2導電型半導体層に電気的に接続されている。熱伝達
層は、III−V化合物半導体よりも熱伝導率が大きい材
料から構成されており、一対の側面の少なくとも一方の
側面上に設けられている。この半導体光デバイスでは、
半導体導波路部において発生された熱は、半導体導波路
部の側面から熱伝達層を介して散逸される。
【0009】また、半導体光デバイスは、一対のトレン
チと、半導体導波路部と、第1の電極と、第2の電極
と、熱伝達層を備える。各トレンチは、該トレンチを規
定するように設けられた表面を有している。半導体導波
路部は、基板上に設けられており、一対のトレンチの間
に位置している。半導体導波路部は、第1導電型半導体
層、第2導電型半導体層、及び第1導電型半導体層と第
2導電型半導体との間に設けられた活性層を有してい
る。第1の電極は、第1導電型半導体層に電気的に接続
されている。第2の電極は、第2導電型半導体層に電気
的に接続されている。熱伝達層は、各トレンチの表面上
に設けられており、III−V化合物半導体よりも熱伝導
率が大きい材料から構成されている。半導体光デバイス
がトレンチを備えれば、電極に付加される寄生容量を低
減できる。また、この半導体光デバイスでは、半導体導
波路部において発生された熱は、各トレンチの表面から
熱伝達層を介して散逸される。
【0010】この半導体光デバイスでは、各トレンチ
は、基板に到達するように設けられることができる。こ
の半導体光デバイスでは、半導体導波路部において発生
された熱は、熱伝達層を介して基板に伝わる。
【0011】この半導体光デバイスでは、熱伝達層は、
金属層を含むことができる。金属層は、第1及び第2の
電極から分離されている。第1及び第2の電極から分離
された金属層は、寄生容量を増加することがない熱伝達
層として働く。また、熱伝達層の材料としては、ダイア
モンド又は立方晶系窒化硼素(CBN)を使用できる。
【0012】この半導体光デバイスは、金属膜と半導体
導波路部との間に設けられた絶縁層を更に備えることが
できる。この構成によれば、金属膜を半導体導波路部か
ら確実にアイソレーションできる。また、絶縁層の厚さ
は、300ナノメートル以下であることが好ましい。絶
縁性シリコン化合物の熱伝導率はIII−V化合物半導体
の熱伝導率よりも小さいけれども、300ナノメートル
以下の絶縁性シリコン化合物層は、半導体導波路部から
金属膜への熱伝導を著しく妨げることはない。
【0013】この半導体光デバイスでは、金属膜は、A
u元素及びAl元素の少なくともいずれかを含むことが
できる。Au及びAlは、III−V化合物半導体デバイ
スの製造プロセスにおいて取り扱い易い材料である。
【0014】この半導体光デバイスは、半導体発光素
子、半導体光変調素子、及び半導体光増幅素子の少なく
ともいずれかを含むことができる。これらは、パワーの
消費が大きい半導体素子である。或いは、半導体光デバ
イスは、半導体発光素子、半導体光変調素子、及び半導
体光増幅素子の少なくとも2つを基板上に集積した光集
積デバイスを含むことができる。
【0015】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容
易に明らかになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示として示さ
れた添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮するこ
とによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を
参照しながら、本発明の半導体光デバイスに係わる実施
の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同
一の符号を付する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の実施の形態に係わ
る半導体光デバイスを示す斜視図である。半導体光デバ
イス1aは、2つの半導体光素子3a及び3bを備え
る。図2(a)は、図1に示されたI−I線に沿った断面図
であり、図2(b)は、図1に示されたII−II線に沿った
断面図である。
【0017】図1、図2(a)及び図2(b)を参照しなが
ら、半導体光デバイス1aを説明する。半導体光デバイ
ス1aは、基板5と、半導体導波路部7と、第1の電極
9aと、第2の電極11と、熱伝達層13とを備える。
基板5としてはInP半導体基板が例示される。引き続
く説明では、基板5としてn型半導体基板を用いる半導
体光デバイスを説明する。
【0018】図1及び図2(a)を参照すると、半導体導
波路部7は、基板上に設けられ所定の軸に沿って伸びて
いる。また、半導体導波路部7は、一対の側面7a及び
7bを有する。半導体導波路部7は、第1導電型(n型)
半導体層17a、第2導電型(p型)半導体層19a、及
び活性層21aを有する。活性層21aは、n型半導体
層17aとp型半導体層19aとの間に設けられてい
る。n型半導体層17aは、n型クラッド層として機能
する。p型半導体層19aは、p型クラッド層として機
能する。半導体導波路部7は、n型半導体層17aと活
性層21aの間に半導体層23aを備える。半導体層2
3aは、光ガイド層として役立つ。半導体導波路部7
は、n型半導体層17aと活性層21aの間に設けられ
た半導体層25aを備える。半導体層25aは、光ガイ
ド層として機能する。
【0019】半導体導波路部7は、第1の電極9aに直
接に接続されたp型半導体層29aを備える。p型半導
体層29aは、コンタクト層として役立つ。半導体導波
路部7は、p型半導体層29aとp型半導体層19aと
の間に設けられたp型半導体層27を備える。p型半導
体層27は、クラッド層として機能する。第1の電極9
aは、p型半導体層19aに電気的に接続されている。
第2の電極11は、n型半導体層17aに電気的に接続
されている。
【0020】半導体導波路部7は、半導体メサ7c及び
分離部7dを備える。半導体メサ7cは、半導体層17
a、19a、21a、23a、25aを備える。半導体
メサ7cの両側面には、分離部7dが設けられている。
p型半導体層27及び29は、半導体メサ7c及び分離
部7d上に設けられている。分離部7dは、アノード電
極(電極11)からカソード電極(電極9a)に流れる電流
の経路を半導体メサ7cに狭めるように動作する。半導
体光デバイス1aには、この電流と、アノード電極とカ
ソード電極との間の電圧との積に相当するエネルギが与
えられる。このエネルギは、光エネルギと、熱エネルギ
とに分類される。光エネルギは、半導体メサ7cにおい
て発生される光に対応する。熱エネルギは、半導体メサ
7cにおいて発生される熱に対応する。
【0021】活性層21aの屈折率は、n型半導体層1
7a及びp型半導体層19aの屈折率より大きい。ま
た、活性層21aの屈折率は、分離部7dの屈折率より
大きい。結果的に、光は、活性層21aに光学的に閉じ
込められる。また、活性層21aのフォトルミネッセン
ス波長は、n型半導体層17aのフォトルミネッセンス
波長より大きい。活性層21aのフォトルミネッセンス
波長は、p型半導体層19aのフォトルミネッセンス波
長より大きい。n型半導体層17a及びp型半導体層1
9aは、活性層21aにキャリアを閉じ込めるように作
用する。
【0022】熱伝達層13は、半導体導波路部7の一対
の側面7a、7bの少なくとも一方の側面上に(図1の
実施の形態では、両側に)設けられている。熱伝達層1
3の材料は、III−V化合物半導体よりも熱伝導率が大
きい。この半導体光デバイスで1aは、半導体導波路部
7において発生された熱は、半導体導波路部7の側面か
ら熱伝達層23を介して散逸される。
【0023】図1及び図2(b)を参照すると、半導体光
デバイス1aの半導体光素子3bも、半導体光素子3a
とほぼ同様な構造を備えている。半導体導波路部7は、
基板上に設けられ所定の軸に沿って伸びている。また、
半導体導波路部7は、一対の側面7a及び7bを有す
る。半導体導波路部7は、第1導電型(n型)半導体層1
7b、第2導電型(p型)半導体層19b及び活性層21
bを有する。活性層21bは、n型半導体層17bとp
型半導体層19bとの間に設けられている。n型半導体
層17bは、n型クラッド層として機能する。p型半導
体層19bは、p型クラッド層として機能する。半導体
導波路部7は、n型半導体層17bと活性層21bの間
に半導体層23bを備える。半導体層23bは、光ガイ
ド層として役立つ。半導体導波路部7は、p型半導体層
19bと活性層21bの間に設けられた半導体層25b
を備える。半導体層25bは、光ガイド層として機能す
る。
【0024】半導体導波路部7は、第1の電極9bに直
接に接続されたp型半導体層29bを備える。p型半導
体層29bは、コンタクト層として役立つ。半導体導波
路部7は、p型半導体層29とp型半導体層19bとの
間に設けられたn型半導体層27を備える。p型半導体
層27は、p型クラッド層として機能する。第1の電極
9bは、p型半導体層19bに電気的に接続されてい
る。第2の電極11は、n型半導体層17bに電気的に
接続されている。
【0025】半導体導波路部7は、半導体メサ7c及び
分離部7dを備える。半導体メサ7cは、半導体層17
b、19b、21b、23b、25bを備える。半導体
メサ7cの両側面には、分離部7dが設けられている。
p型半導体層27及び29bは、半導体メサ7c及び分
離部7d上に設けられている。分離部7dは、アノード
電極(電極11)からカソード電極(電極9b)に流れる電
流の経路を半導体メサ7cに狭めるように動作する。
【0026】p型半導体層27及び29bは、半導体メ
サ7c及び分離部7d上に設けられている。分離部7d
は、アノード電極(電極11)からカソード電極(電極9
b)に流れる電流の経路を半導体メサ7cに狭めるよう
に動作する。
【0027】活性層21bの屈折率は、n型半導体層1
7b及びp型半導体層19bの屈折率より大きい。ま
た、活性層21bの屈折率は、分離部7dの屈折率より
大きい。結果的に、光は、活性層21bに光学的に閉じ
込められる。また、活性層21bのフォトルミネッセン
ス波長は、n型半導体層17bのフォトルミネッセンス
波長より大きい。活性層21bのフォトルミネッセンス
波長は、p型半導体層19bのフォトルミネッセンス波
長より大きい。n型半導体層17b及びp型半導体層1
9bは、活性層21bにキャリアを閉じ込めるように作
用する。
【0028】熱伝達層13、14は、半導体導波路部7
の一対の側面7a、7bの少なくとも一方の側面上に
(図1の実施の形態では、両側上に)設けられている。熱
伝達層13、14の材料は、III−V化合物半導体より
も熱伝導率が大きい。例えば、InP半導体の熱伝導率
は68W・m-1・K-1であり、InP半導体の熱抵抗率
は、1.47W-1・K・cmである。この半導体光デバ
イスで1aは、半導体導波路部7において発生された熱
は、半導体導波路部7の側面から熱伝達層13、14を
介して散逸される。
【0029】また、半導体光デバイス1aでは、熱伝達
層13、14は、金属層を含むことができる。金属層
は、第1及び第2の電極9a、9b、11から分離され
ている。第1の電極9a、9b及び第2の電極11から
分離された金属層は、追加の寄生容量を電極に付加する
ことの無い熱伝達層として役立つ。金属層は、Au膜及
びAl膜の少なくともいずれかを含むことができる。ま
た、金属層は、Au元素及びAl元素の少なくともいず
れかを含むことができる。金及びアルミニウムは、III
−V化合物半導体デバイスの製造プロセスにおいて取り
扱い易い材料である。また、熱伝達層の材料としては、
ダイアモンド又は立方晶系窒化硼素(CBN)を使用でき
る。
【0030】図2(a)及び図2(b)を参照すると、半導
体光デバイス1aは、一対のトレンチ15を備える。ト
レンチ15a、15bの各々は、該トレンチを規定する
ように設けられた表面15cを有している。半導体導波
路部7は、基板5上に設けられており、一対のトレンチ
15a、15bの間に位置している。表面15cは、半
導体導波路部7の側面を構成する第1の部分、トレンチ
の底部を構成する第2の部分、及び半導体導波路部7の
側面に対面する第3の部分を有する。熱伝達層13、1
4は、各トレンチ15a、15bにおいて、第1〜第3
の部分からなる表面15c上に設けられている。半導体
光デバイス1aの半導体光素子3aがトレンチ15を備
えれば、電極9aに付加される寄生容量を低減できる。
また、この半導体光デバイス1aでは、半導体導波路部
7において発生された熱は、各トレンチ15a、15b
の表面から熱伝達層13、14を介して散逸される。
【0031】この半導体光デバイス1aでは、各トレン
チ15は、基板5に到達するように設けられることがで
きる。この半導体光デバイス1aでは、半導体導波路部
7において発生された熱は、熱伝達層13、14を介し
て基板5に到達する。
【0032】また、この半導体光デバイス1aは、金属
性の熱伝導膜13、14と半導体導波路部7との間に設
けられた絶縁層31を更に備えることができる。この構
成によれば、金属性の熱伝導膜13、14を半導体導波
路部7から確実に電気的にアイソレーションできる。ま
た、絶縁層31の材料を例示すれば、SiO2、Si
N、SiONといった絶縁性シリコン化合物がある。こ
の絶縁層31の厚さは、300ナノメートル以下である
ことが好ましい。
【0033】活性層及びその周辺で発生された熱は、分
離部7dを伝搬して半導体導波路部7の側面7a及び/
又は7b並びに絶縁層31を介して熱伝導膜13、14
に到達する。絶縁層31は電気的な絶縁のために必要で
あるけれども、半導体導波路部の放熱性を向上させるた
めには絶縁性シリコン化合物は好適な材料ではない。そ
こで、発明者は様々な検討を行って以下のような結論を
得ている。分離部7dがInP半導体から成るときは、
300ナノメートル以下の厚さの絶縁性シリコン化合物
層であれば、分離部7dの熱抵抗が放熱にあまり影響し
ない。
【0034】SiO2の熱伝導率は1.5W・m-1・K
-1であり、活性層の側面と、半導体導波路部7の一対の
側面7a、7bのいずれか一方との距離は、例えば、1
3マイクロメートル程度である。絶縁性シリコン化合物
の熱伝導率はIII−V化合物半導体の熱伝導率よりも小
さいけれども、300ナノメートル以下の絶縁性シリコ
ン化合物層は、半導体導波路部から金属膜への熱伝導を
著しく妨げることはない。
【0035】この半導体光デバイスは、半導体発光素
子、半導体光変調素子、及び半導体光増幅素子の少なく
ともいずれかを含むことができる。これらは、パワーの
消費が大きい半導体素子である。または、半導体光デバ
イスは、半導体発光素子、半導体光変調素子、及び半導
体光増幅素子の少なくとも2つを基板上に集積した光集
積デバイスを含むことができる。
【0036】図3は、図1に示されたIII−III線に沿っ
た断面図である。この半導体光デバイス1aは、所定の
軸に沿って配置された半導体光素子3a及び3bを備え
る。半導体光素子3aの光導波路及び半導体光素子3b
の光導波路の一方の光導波路は、他方の光導波路に境界
面33において突き当てられている。
【0037】半導体光素子3aは、基板5上に形成され
た多層半導体層部を備える。多層半導体層部は、n型半
導体層23a、光ガイド層17a、活性層21a、光ガ
イド層19a、p型クラッド層25a、p型クラッド層
27、p型コンタクト層29aを備える。また、半導体
光素子3bは、基板5上に形成された多層半導体層部を
備える。多層半導体層部は、n型半導体層23b、光ガ
イド層17b、活性層21b、光ガイド層19b、p型
クラッド層25b、p型クラッド層27、p型コンタク
ト層29bを備える。各活性層は、単一の半導体層から
成ることができ、またSQW構造あるいはMQW構造を
備えることもできるが、これらに限定されるものではな
い。
【0038】好適な実施例としては、下記のものが例示
される。 n型半導体基板5:InP基板 n型半導体層23a:InP層(膜厚550ナノメート
ル) 光ガイド層17a:GaInAsP層(膜厚50ナノメ
ートル) 活性層21a:GaInAsP層(膜厚200ナノメー
トル) 光ガイド層19a:GaInAsP層(膜厚50ナノメ
ートル) p型クラッド層25a:InP層(膜厚200ナノメー
トル) p型クラッド層27:InP層(膜厚2000ナノメー
トル) p型コンタクト層29a:GaInAs層(膜厚500
ナノメートル) n型半導体層23b:InP層(膜厚550ナノメート
ル) 光ガイド層17b:GaInAsP層(膜厚100ナノ
メートル) 活性層21b:GaInAsP層(膜厚150ナノメー
トル) 光ガイド層19b:GaInAsP層(膜厚100ナノ
メートル) p型クラッド層25b:InP層(膜厚200ナノメー
トル) p型コンタクト層29b:GaInAs層(膜厚500
ナノメートル) 分離部7d:FeドープInP となる。
【0039】典型的な寸法を例示すれば、 活性層ストライプ幅:2マイクロメートル 半導体光導波路部幅:10マイクロメートル以下 (好ましくは6マイクロメートル幅) トレンチの深さ:6マイクロメートル 熱伝導層の厚さ:0.5マイクロメートル以上 となる。
【0040】図3に示されるように、基板5上には複数
の素子が設けられている。例えば、光集積素子が半導体
レーザ素子と光変調素子とを備える場合では、光変調素
子はp型クラッド層27を介して半導体レーザ素子と接
続されている。光集積素子において、素子間のアイソレ
ーションが完全ではない。故に、光集積素子では、これ
らの素子間を流れる電流も発熱を引き起こす。つまり、
光集積素子では、個々の素子における発熱量の和より大
きな熱が発生する。したがって、光集積素子では、単独
の半導体素子に比べて放熱の必要性が増す。
【0041】再び、図1を参照すると、半導体光デバイ
ス1aは、半導体光素子3a及び3bを備える。半導体
光デバイス1aは、半導体光素子3aのために一対の熱
伝導層13を半導体導波路部7の各側面に備えており、
半導体光素子3bのために一対の熱伝導層14を半導体
導波路部7の各側面に備えている。各半導体素子は、該
素子のために専用に設けられた熱伝達層を備えている。
結果的に、素子間において熱的な相互干渉が低減され
る。
【0042】図4は、発明者が行った実験結果である発
光パワーの電流依存性を示すグラフである。図4は、熱
伝導層を備える半導体レーザ素子の発光特性C1と、熱
伝導層を備えていない半導体レーザ素子の発光特性C2
とを示している。これらを比較すると、熱伝導層を設け
ると、発光特性が25パーセント程度改善されることが
理解される。実験における素子の温度は、摂氏85度で
ある。
【0043】活性層において発生された熱は、トレンチ
の側面まで半導体領域を伝搬した後に、絶縁膜を介して
熱伝導層に伝わる。熱伝導層の熱伝導率は、III−V系半
導体材料の熱伝導率より大きいので、熱は広い領域に散
逸する。故に、素子の熱抵抗が下がり、結果的に活性層
の温度も下がる。これにより、レーザのしきい値電流、
出力パワー、高温動作特性が改善される。
【0044】(第2の実施の形態)図5〜図9は、それぞ
れ、別の実施の形態に係わる半導体光デバイスを示して
いる。図5を参照すると、半導体光デバイス1bは、半
導体素子3aのために熱伝導層13bを備えており、半
導体素子3bのために熱伝導層14bを備えている。熱
伝導層13b及び14bは、トレンチの側面上に設けら
れているだけでなく、半導体光デバイス1bの表面にも
設けられている。これにより、半導体導波路部7におい
て発生された熱は、熱伝導層13b及び14bを介して
半導体導波路部7から離れた領域まで移動できる。
【0045】図6を参照すると、半導体光デバイス1c
は、半導体導波路部7を規定するように設けられた一対
のトレンチを備える。各トレンチの側面上には、電極9
c及び9dへの導電層を避けるように、熱伝導層13c
及び14cが設けられている。これにより、半導体導波
路部7において発生された熱は、熱伝導層13c及び1
4cを介して半導体導波路部7から離れた領域まで移動
できる。
【0046】図7を参照すると、半導体光デバイス1d
は、半導体導波路部7を規定するように設けられた一対
のトレンチを備える。電極9c及び9dへの導電層を避
けるように、熱伝導層13d及び14dが各トレンチの
側面上にだけでなく、半導体光デバイス1dの表面にも
設けられている。これにより、半導体導波路部7におい
て発生された熱は、熱伝導層13d及び14dを介して
半導体導波路部7から離れた領域まで移動できる。半導
体光デバイス1dでは、2つの光素子の境界領域にも熱
伝導層が設けられている。これにより、境界領域におい
て発生した熱も熱伝達層を介して伝搬する。
【0047】図8を参照すると、半導体光デバイス1e
は、半導体導波路部7を規定するように設けられた一対
のトレンチを備える。一方のトレンチの側面上には電極
9e及び9fへの導電層が設けられていないので、トレ
ンチの側面上に熱伝導層13eが設けられている。他方
のトレンチの側面上には、電極9e及び9fへの導電層
を避けるように、熱伝導層14eが設けられている。こ
れにより、半導体導波路部7において発生された熱は、
熱伝導層13e及び14eを介して半導体導波路部7か
ら離れた領域まで移動できる。
【0048】図9を参照すると、半導体光デバイス1f
は、半導体導波路部7を規定するように設けられた一対
のトレンチを備える。一方のトレンチの側面上には電極
9e及び9fへの導電層が設けられていないので、熱伝
導層13fは、トレンチの側面上に設けられており、更
に半導体光デバイス1fの表面にも設けられている。他
方のトレンチの側面上には、電極9e及び9fへの導電
層を避けるように、熱伝導層14fが設けられている。
これにより、半導体導波路部7において発生された熱
は、熱伝導層13f及び14fを介して半導体導波路部
7から離れた領域まで移動できる。
【0049】これらの実施の形態の他にも、半導体光デ
バイスは、樹脂体を更に備えることができる。図9を参
照しながら例示的に説明すれば、第1及び第2の電極9
e、9fの少なくともいずれかは、樹脂体35a及び3
5b上に設けられている。III−V化合物半導体よりも
比誘電率が小さい材料からなる樹脂体を用いれば、電極
に付加される寄生容量を低減できる。このような樹脂材
を例示すれば、ポリイミド樹脂またはビスベンゾシクロ
ブテン樹脂体(BCB樹脂)がある。
【0050】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更され得る
ことができることは、当業者によって認識される。例え
ば、第1及び第2の電極のいずれかは、樹脂体上に設け
られていてもよい。III−V化合物半導体よりも比誘電
率が小さい材料からなる樹脂体を用いれば、電極に付加
される寄生容量を低減できる。このような樹脂材を例示
すれば、ポリイミド樹脂またはBCB樹脂がある。本発
明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定され
るものではない。したがって、特許請求の範囲およびそ
の精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請
求する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放熱特性を向上できる構造を有する半導体光デバイスが
提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係わる半導体光
デバイスを示す斜視図である。
【図2】図2(a)は、図1に示された半導体光デバイス
のI−I線にとられた断面図である。図2(b)は、図1
に示された半導体光デバイスのII−II線にとられた
断面図である。
【図3】図3は、図1に示された半導体光デバイスのI
II−III線にとられた断面図である。
【図4】図4は、実験結果を示すグラフである。
【図5】図5は、別の実施の形態に係わる半導体光デバ
イスを示す図面である。
【図6】図6は、別の実施の形態に係わる半導体光デバ
イスを示す図面である。
【図7】図7は、別の実施の形態に係わる半導体光デバ
イスを示す図面である。
【図8】図8は、別の実施の形態に係わる半導体光デバ
イスを示す図面である。
【図9】図9は、別の実施の形態に係わる半導体光デバ
イスを示す図面である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f…半導体光デバイ
ス、3a、3b…半導体光素子、5…基板、7…半導体
導波路部、9…第1の電極、11…第2の電極、13、
14…熱伝達層、17a、17b、19a、19b…光
ガイド層、21a、21b…活性層、23a、23b…
n型半導体層、25a、25b…p型クラッド層、27
…p型クラッド層、29a、29b…p型コンタクト層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられ所定の軸に沿って伸び
    ており一対の側面を有する半導体導波路部を備え、前記
    半導体導波路部は、第1導電型半導体層、第2導電型半
    導体層、及び前記第1導電型半導体層と前記第2導電型
    半導体との間に設けられた活性層を有しており、 前記第1導電型半導体層に電気的に接続された第1の電
    極を備え、 前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第2の電
    極を備え、 前記一対の側面の少なくとも一方の側面上に設けられた
    熱伝達層を備え、該熱伝達層は、III−V化合物半導体
    よりも熱伝導率が大きい材料から構成される、半導体光
    デバイス。
  2. 【請求項2】 一対のトレンチを備え、各トレンチは、
    該トレンチを規定するように設けられた表面を有してお
    り、 基板上に設けられ前記一対のトレンチの間に位置してい
    る半導体導波路部を備え、前記半導体導波路部は、第1
    導電型半導体層、第2導電型半導体層、及び前記第1導
    電型半導体層と前記第2導電型半導体との間に設けられ
    た活性層を有しており、 前記第1導電型半導体層に電気的に接続された第1の電
    極を備え、 前記第2導電型半導体層に電気的に接続された第2の電
    極を備え、 各トレンチの表面上に設けられた熱伝達層を備え、該熱
    伝達層は、III−V化合物半導体よりも熱伝導率が大き
    い材料から構成される、半導体光デバイス。
  3. 【請求項3】 各トレンチは、前記基板に到達するよう
    に設けられている、請求項2に記載の半導体光デバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記熱伝達層は金属層を含み、該金属層
    は、前記第1及び第2の電極から分離されている、請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の半導体光デバイ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記金属膜と前記半導体導波路部との間
    に設けられた絶縁層を更に備える、請求項4に記載の半
    導体光デバイス。
  6. 【請求項6】 前記絶縁層は、絶縁性シリコン化合物で
    あり、 前記絶縁層の厚さは、300ナノメートル以下である、
    請求項4に記載の半導体光デバイス。
  7. 【請求項7】 当該半導体光デバイスは、半導体発光素
    子、半導体光変調素子、及び半導体光増幅素子の少なく
    ともいずれかを含む、請求項1から請求項6のいずれか
    に記載の半導体光デバイス。
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