JP2003347068A - 照明制御装置 - Google Patents

照明制御装置

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JP2003347068A
JP2003347068A JP2002153432A JP2002153432A JP2003347068A JP 2003347068 A JP2003347068 A JP 2003347068A JP 2002153432 A JP2002153432 A JP 2002153432A JP 2002153432 A JP2002153432 A JP 2002153432A JP 2003347068 A JP2003347068 A JP 2003347068A
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lighting
signal
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control
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Junichi Kato
潤一 加藤
Wakichi Tsukuda
和吉 佃
Yasushi Kanbara
泰 蒲原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点灯装置の種類、器具の種類、経年変化、異な
る照明器具や安定器が混同された場合などにかかわら
ず、設置された環境で使用する調光信号値と調光比の関
係を示す調光カーブデータを得ることができる照明制御
装置を提供する。 【解決手段】明るさセンサ部4の検出値により照明器具
1をフィードバック制御可能とした照明制御装置におい
て、照明器具の光出力を最大から最小の範囲で変化さ
せ、光出力の調光比と調光信号の関係を求めて第1の記
憶手段に記憶し、第1の記憶手段に記憶された調光比と
調光信号の関係に基づいて照明器具または安定器の種類
を判別して第2の記憶手段に記憶し、第1及び第2の記
憶手段に記憶された内容に基づいて調光制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具のランプ
の光出力による被照射面からの反射光を、装置に設けた
明るさセンサで検知し、一定の反射光(明るさ検出値)
になるように、照明器具のランプ光の出力をフィードバ
ック制御することで、被照射面を一定の明るさに制御す
る照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、明るさセンサの検出値に基づいて
ランプの光出力をフィードバックにより調光制御する照
明制御装置が提供されている。このような照明制御装置
は、ランプの光出力を調光制御する際、調光信号のデュ
ーティ比や信号レベル値が示す調光値(以下「調光信号
値」という)をある一定の変化量で変化させるか、若し
くは予め制御するランプの調光比に対応する調光信号値
のデータを記憶部に有しており、そのデータテーブルに
基づいて調光信号を生成してランプの光出力を制御す
る、などの方法が採られている。
【0003】なお、特開2000−286066号に
は、段階的調光出力により照度とセンサ電圧の関係図を
作成し、記憶部に保持することが開示されており、ま
た、特開平6−111942号には、外光センサの検出
データと調光度との対応メモリテーブルを作成する手段
が開示されているが、いずれも照明器具または安定器の
種類を判別したり記憶したりする機能を有するものでは
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の場合では、予
め制御するランプの調光比に対応する調光信号値のデー
タを記憶部に有し、そのデータテーブルに基づいた値の
調光信号を生成して制御するものであるが、点灯装置や
器具形態によって、調光信号値、つまりは調光比のカー
ブが異なるため、正確な調光比を設定しようとすると、
点灯装置や器具形態によって有するデータを変えるか、
若しくは、予め多数のデータテーブルを用意しておき、
点灯装置や器具形態の組合せに適したデータテーブルを
選択するなどの対応が必要となる。しかし、設置された
環境の違いなどにより、そのデータテーブルも必ずしも
正確な値であるとは限らない。
【0005】以上のように、調光比に対応する調光信号
値のデータを有する従来例において、点灯装置や器具形
態の組合せに応じたデータを有する場合には、品種が多
くなるという問題があり、また、多数のデータテーブル
を有し、そのなかから選択する場合には、大きな記憶容
量が必要となる等の問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、点灯装置の種
類、器具の種類、経年変化、異なる照明器具や安定器が
混同された場合などにかかわらず、設置された環境で使
用する調光信号値と調光比の関係を示す調光カーブデー
タを得ることができる照明制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を解決するために、図1に示すように、調光信号に
より調光制御可能な安定器とランプより構成される1台
ないし複数の照明器具と、照明器具の光出力を検出する
明るさ検出手段と、照明器具の光出力を調光信号により
増減させ、明るさ検出手段より検出された値を設定され
た値に保たれるようにフィードバック制御する制御手段
とから構成される照明制御装置において、前記制御手段
は、照明器具の光出力を最大から最小の範囲で変化さ
せ、光出力の調光比と調光信号の関係を求めた結果を記
憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された
調光比と調光信号の関係に基づいて照明器具または安定
器の種類を判別した結果を記憶する第2の記憶手段を備
え、第1及び第2の記憶手段に記憶された内容に基づい
て調光制御を行うことを特徴とするものである。
【0008】ここで、照明器具の種類を判別する手段
は、光出力の調光比と調光信号の関係を比較するか、ま
たは調光下限の値により照明器具の種類を判別する。ま
た、複数の種類の異なる照明器具内または安定器内に固
有のアドレスを具備した端末手段を設け、この端末手段
では、制御手段からの制御信号を受信してアドレスが一
致した場合に安定器を制御するように構成しても良い。
照明制御装置と各照明器具間の調光信号の形態は、PW
M信号、DC電圧信号、多重伝送信号方式のいずれかと
し、物理的な伝送媒体として、近赤外線、電波、電力線
搬送、メタル線、光ファイバーのいずれかを用いること
ができる。
【0009】複数の種類の異なる照明器具または安定器
を同時に制御した場合に、調光信号による各照明器具の
調光レベル、または現在の調光レベルから目標の調光レ
ベルヘの変化時間、もしくは単位時間に変化する調光レ
ベルの変化率を略一致させると良い。また、調光信号に
よる各照明器具の消灯のタイミングまたは調光下限値を
略一致させると良い。また、照明器具の汚れ度合い、ま
たはランプの劣化度合いを判定するために、施工後、定
期的に明るさ検出手段で測定された明るさ検出値を測定
すると良い。ここで、明るさ検出値を測定するタイミン
グは、定められた一定期間ごと、または一定の点滅の回
数ごと、または人為的もしくはランダムに決められたタ
イミングとする。測定された明るさ検出値を比較した結
果、一定レベル以上のずれが生じている場合には、光出
力の調光比と調光信号の関係を再度測定して第1の記憶
手段の記憶内容を更新すると良い。また、測定された明
るさ検出値を比較した結果、一定レベル以上減退してい
る場合、または点灯しない場合には、他へ移報または照
明器具への電源供給を停止すると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の実
施形態1の構成を示している。本実施形態の照明制御装
置は、天井面に配設した調光機能を備えた複数の照明器
具1,…の配設中央部の天井面Xに設けられ、各照明器
具1,…に対して調光信号を送るための調光信号線2,
…で接続されている。装置本体3の下部には、天井面X
から床面方向に受光部を向けて床面からの光を受光する
明るさ検出手段である明るさセンサ部4と、赤外線等の
光リモコン信号を受信する受光部を有するリモコン送受
信部5とを備えている。リモコン送受信部5は光リモコ
ン信号を送信する機能も備えている。また、装置本体3
の内部には、記憶部6と、リモコン送受信部5で受信し
た信号の処理や、明るさセンサ部4で計測された明るさ
検出値に基づくフィードバック制御のための調光信号の
生成と調光信号線2を介して各照明器具1,…への送
信、更には後述する計測・設定等の制御・演算処理の機
能を備えた制御部7とを設けてある。
【0011】通常時においては、明るさセンサ部4で受
光された明るさ検出値が予め設定された値となるよう
に、調光信号値(例えばデューティ比で調光値を決め
る)を演算により求めて当該調光信号を生成し、この調
光信号を調光信号線2を介して各照明器具1に送り、該
照明器具1のランプの光出力をフィードバック制御する
ようになっている。
【0012】ここで、ユーザーMがリモコン送受信部8
を操作して計測・測定モードを指示するコマンドを光リ
モコン信号により送信すると、コマンドはリモコン送受
信部5を通じて制御部7が受け取り、装置の動作を計測
・設定動作に切り替える。これにより、図10に示すよ
うに、制御部7は調光カーブ測定の動作を開始し、まず
フル点灯となる調光信号d0を生成して送出し、各照明
器具1のランプをt0時間フル点灯させる。そしてt0
時間経過後、明るさセンサ部4からの明るさ検出値をt
0’時間読み込み、平均明るさ検出値S0を算出する。
【0013】この算出後、次の点灯状態となる調光信号
d1を生成して送出し、各照明器具1を調光信号d1に
よってt1時間調光点灯させる。そしてt1時間経過
後、明るさセンサ部4からの明るさ検出値をt1’時間
読み込み、平均明るさ検出値S1を算出する。この算出
後、次の点灯状態となる調光信号d2を生成して送出
し、各照明器具1を調光信号d2によってt2時間調光
点灯させる。そしてt2時間経過後、明るさセンサ部4
からの明るさ検出値をt2’時間読み込み、平均明るさ
検出値S2を算出する。
【0014】このようにして順次調光信号値を変えた調
光信号により調光状態を変化させる。例えば所定の複数
(=x個)のパターンに変化させ、平均明るさ検出値S
xまでx個のデータを取得する。以上のように取得した
平均明るさ検出値S1,…,Sxと、フル点灯時の平均
明るさ検出値S0を基に各々の調光信号に対応する調光
比を演算する。
【0015】図11に示すように、調光信号d0の時の
調光比ではS0/S0=100%、調光信号d1の時の
調光比では(S1/S0)×100=A1%、調光信号
d2の時の調光比では(S2/S0)×100=A2
%、調光信号dxの時の調光比では(Sx/S0)×1
00=Ax%というように演算する。この演算後、上記
の測定ポイント間の調光比に対応する調光信号値を下記
のように概算で求める。
【0016】調光信号d0〜d1の間、つまり調光比
100%〜A1%の間では、(d0−d1)/(100
−A1)=△d01となり、これは100%〜A1%間
の調光比△1%分相当の調光信号値の変化量を示す。 調光信号d1〜d2の間、つまり調光比A1%〜A2
%の間では、(d1−d2)/(A1−A2)=△d1
2となり、これはA1%〜A2%間の調光比△1%分相
当の調光信号値の変化量を示す。 調光信号d(x−1)〜dxの間、つまり調光比A
(x−1)%〜Ax%の間では、(d(x−1)−d
x)/(A(x−1)−Ax)=△d(x−1)xとな
り、これはA(x−1)%〜Ax%間の調光比△1%分
相当の調光信号値の変化量を示す。
【0017】このようにして算出した値を基に調光比に
対応する調光信号値を求め、記憶部6に演算した調光信
号値と調光比の関係を示す調光カーブデータを記憶させ
る。以上のようにして調光カーブ測定が終わると、元の
動作モード、若しくは、ある決められたモード(通常の
明るさ制御など)に自動的に復帰し、以降は測定して記
憶部6に記憶させた調光カーブデータに基づいて照明器
具1,…を調光制御する。
【0018】尚、記憶部6に記憶する方法は、制御する
調光比の分解能ごとに対応する調光信号データを表1に
示すようなデータテーブルにて記憶するようにしても良
く、或いは調光比の範囲毎に対応する調光信号変化率を
表2に示すように記憶し、調光比を増減するときは、そ
の変化率に応じて調光信号を増減するようにしてもよ
い。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】また上記の調光信号d1,d2,…,d
x,…は、 d0=D0 d1=D1=D0+α1 d2=D2=D1+α2 dx=Dx=D(x−1)十αx と表すとき、α1=α2=…=αxであってもよい。更
にS(x−1)とSxの差がある基準値よりも大きけれ
ばαを前回よりも小さくし(α(x−1)>αx)、S
(x−1)とSxの差がある基準値よりも小さければα
を前回よりも大きく(α(x−1)<αx)してもよ
い。更にまた、S(x−1)とSxの差がある基準値よ
りも大きければ次のαは負の値としてもよい。
【0022】また上記の点灯時間txと検出時間tx’
は、ランプ光が安定する時間を想定して予め設定されて
いても良い。txは、ランプ光が安定するまで、すなわ
ち、明るさ検出値の変化が少なくなって安定すれば、次
のtx’時間に移行し、tx’間に明るさ検出値がある
基準量以上変動するようであれば、tx時間の区間に戻
ってもよい。但し、それを繰り返すようであれば、異常
と判断して測定エラーとしてもよい。またtx’間に明
るさ検出値がある基準量以上に変動するようであれば、
測定エラーとしてもよい。
【0023】調光信号をd0→d1→d2→…dx→…
とするときに、本来ならばS0>S1>S2>…Sx>
…、つまりS(x−1)>Sxとなるべきところが、S
(x−1)≦Sxとなることがあれば、また、S0<S
1<S2<…Sx<…、つまりS(x−1)<Sxとな
るべきところが、S(x−1)≧Sxとなることがあれ
ば、何度か各々の測定ポイントを再測定するか、測定エ
ラーとしてもよい。なお、測定エラーが出た場合には、
適宜手段で設定エラーとして表示することでユーザーに
知らせると良い。
【0024】また、測定・設定の動作のトリガとしては
リモコン信号ではなく、電源投入の検出信号をトリカと
しても良い。調光カーブの測定回数は、1回に限らず複
数回としても良い。測定を複数回行う場合には、平均を
取るなどして、調光カーブの測定の精度を上げる。
【0025】次に、制御部7において、以下のように安
定器のタイプを判定する。測定された調光データテーブ
ルで、フル点灯より下限点灯レベルの調光カーブが等し
いものにおいては、図2に示すように、調光下限にぶつ
かって、調光信号を変化させても、調光比の変化が無く
なった点で、安定器タイプを判断する。
【0026】あるいは、調光カーブが図3のように、ま
ったく異なる場合においては、測定された調光データテ
ーブルの調光比(%)と調光信号変化率(△d**)
と、あらかじめ制御部に記憶されていた各安定器の調光
データテーブルの調光比(%)と調光信号変化率(△d
**)を比較して、安定器タイプを判断する。なお、本
実施形態の照明器具1は、同一照明器具であり安定器タ
イプは同一である。また、調光信号はPWM信号であ
る。調光信号線2は、メタルのペアー線、近赤外光線、
電波(RF信号)、いずれであってもよい。
【0027】本実施形態においては、照明器具、安定
器、設定環境などによらず、必要な調光カーブデータを
取得できるようになり、品種を多くしたり、記憶手段の
記憶容量を増やす必要がなくなり、記憶手段で記憶した
調光カーブデータに基づき、調光制御を行う制御手段を
備え、さらに、安定器タイプを判別できて、切替等の作
業が不要になり、保守等により、安定器タイプを確認し
たい場合などに、送受信機能を有するリモコン等にて安
定器タイプが確認できることで作業性が向上する。
【0028】(実施形態2)図4は本発明の実施形態2
の構成を示している。調光信号線2は、単なる調光信号
の伝送ではなく、多重伝送方式となっている。照明器具
1a,1b,1c,1d,…は、種類が異っている。こ
の多重伝送方式では、照明器具に多重伝送信号を送受可
能な端末器が実装されている。また、各端末器にアドレ
スが振ってあり、各アドレスは異なっている。仮に、ア
ドレスを1a,1b,1c,1dとする。
【0029】まず、各照明器具の調光テーブルの作成を
行う制御部7よりアドレスを指定して、照明器具1aに
対して、実施形態1と同様の方式にて、調光カーブ測定
動作、安定器タイプの判定を行う(1a以外の照明器具
は消灯または調光下限に制御する)。この作業を、順番
に1b,1c,1d…と行い、各照明器具ごとに調光カ
ーブ測定動作、安定器タイプの判定を行う。
【0030】異なる照明器具1a,1b,1c,1d,
…に対して、制御部7は、例えば、リモコン送受信部8
より調光比50%で調光せよとのリモコン信号を受ける
と、測定された各照明器具の調光カーブに基づき、調光
比50%の調光信号(多重伝送信号)を各照明器具に時
分割で送る。よって、種類が異なる照明器具が混在して
いても、調光レベルが揃う。つまり、安定器、照明器具
が異なっていても、図5に示すように、調光比の最終目
標値に関係なく、フェード時間、フェードカーブを揃え
て制御ができる。制御部7は、異なる各照明器具に対し
て、フェードの時間に合わせて、測定された各照明器具
の調光カーブに基づき、調光信号(多重伝送信号)を時
分割で送る。例えば、図5(a)のように、調光比の最
終目標に関係なく時間が一定のフェードであるフェード
時間一定の制御や、図5(b)のように、調光の目標値
によってフェード時間が変わるフェードカーブ一定の制
御も、異なる各照明器具間で同期がとれる。
【0031】フェードの同期方法については、図6に示
すように、例えば2台の種類の異なる照明器具1a,1
bがあり、調光比a→b→c→d→e→f→g→hの調
光比に相当する調光信号(多重伝送信号)を各照明器具
1a,1bに、一定時間間隔で与えることにより、順次
フェードが行われる。調光信号にて消灯が可能な場合
(図6ではh)においても、同時に消灯させることが可
能である。
【0032】安定器、照明器具が異なった場合、調光下
限が異なるものがある。調光下限が異なった場合、その
まま明るさのフィードバック制御を行なうと、昼間など
周囲が明るい場合には、各照明器具は調光下限に固定さ
れる。その際、調光下限が照明器具により異なるため、
各照明器具で輝度差が生じる。そこで、制御部7では、
調光下限が一番高い照明器具に調光下限をあわせて、そ
の調光レベル以下に、各照明器具の調光レベルが下がら
ないように制御を行う。
【0033】調光信号にて消灯が可能な照明器具におい
ても同様に消灯できない照明器具があった場合、消灯し
ないように各照明器具を制御する。このことにより、異
なる照明器具が接続された状態であっても、全ての照明
器具において、調光カーブデータが取得でき、安定器の
タイプを確認でき、違和感のない調光制御が実現でき
る。なお、調光信号線2は、メタルのペアー線、近赤外
光、RF信号等、いずれであってもよい。
【0034】(実施形態3)図7に本発明の実施形態3
の構成を示す。本実施形態の装置は、天井面に配設した
調光機能を備えた照明器具内に、制御部7、明るさセン
サ部4、リモコン送受信部5、記憶部6が一体化されて
いる。装置本体3の下部には、天井面から床面方向に受
光部を向けて、床面からの光を受光する明るさ検出手段
である明るさセンサ部4と、赤外線等の光リモコン信号
を受信する受光部を有するリモコン送受信部5とを備え
ている。リモコン送受信部5は光リモコン信号を送信す
る機能も備えている。また、装置本体3の内部には記憶
部6と、リモコン送受信部5で受信した信号の処理や、
明るさセンサ部4で計測された明るさ検出値に基づくフ
ィードバック制御のための調光信号を安定器Bに入力さ
せ、更には上述した計測・設定等の制御・演算処理機能
を備えた制御部7を設けてある。
【0035】通常時においては、明るさセンサ部4で受
光された明るさ検出値が予め設定された値となるよう
に、調光信号値(例えばデューティ比で調光値を決め
る)を演算により求めて調光信号を生成し、この調光信
号を照明器具1の安定器Bに送り、照明器具1のランプ
Lの光出力をフィードバック制御するようになってい
る。
【0036】リモコン送受信部8を操作して計測・測定
モードを指示するコマンドを光リモコン信号により送信
させる。リモコン信号をトリガーにして、実施形態1と
同様の方式にて、調光カーブ測定動作、安定器タイプの
判定動作を行う。このことにより、照明器具ごとに調光
カーブの設定が行える。通常時には、照明器具ごとに、
記憶部6に記憶した調光カーブデータに基づいて制御部
7により調光制御を行うことにより、きめ細かな制御が
できる。また、安定器タイプを判別した後、保守等によ
り、安定器タイプを確認したい場合には、リモコン送受
信部8等にて器具のリモコン送受信部5と交信すること
により安定器タイプが確認できることで作業性が向上す
る。
【0037】(実施形態4)本発明の実施形態4の動作
説明図を図8に示す。構成は図1、図4または図7に示
したものと同様である。施工以降、制御部7では、図8
に示すように、調光比と明るさセンサ部4の検知値の測
定を定期的に行う。この測定を行う毎に、調光比に対し
て、明るさセンサ部4の検知値を、記憶部6に記憶して
おく。制御部7は、この検知値を比較することで、施工
時に比べ、現在の照明器具の汚れ度合い、ランプの劣化
度合いを比較する。汚れ度合いによって、図8の測定値
1、2、3のように、同じ調光比に対して、明るさセン
サ部4の検知値が順次減少していく。
【0038】例えば、図8の測定値1、2、3に示すよ
うに、明るさセンサ部4の検知値が経年変化し、ある一
定の値に達した場合、実施形態1、2、3に示した方法
にて、調光カーブを再度記憶し直す。この一定の値につ
いては、使用環境や用途等に応じて任意に設定可能であ
る。
【0039】以降、この記憶し直された調光カーブにて
制御を行う。調光比と明るさセンサ部の検知値の測定の
タイミングは、制御部7の中に設けられたタイマーにて
計時されたタイミングで測定を行う。この計時のタイミ
ングは任意に設定されているものであり、数時間間隔か
ら週単位、月単位、年単位に設定可能である。あるい
は、乱数を読み込み、この乱数の値により、ランダムに
測定を行うタイミングを設定可能である。さらには、人
為的にリモコン送受信部8等より、測定のトリガーを与
えることも可能である。
【0040】このように、本実施形態では、明るさセン
サ部の検知値を定期的に調べることにより、経年変化に
よる、照明器具の汚れ度合い、ランプ自身の劣化度合い
が把握でき、汚れ度合いに応じ、経年変化によらない正
確な調光比の制御が可能になる。
【0041】(実施形態5)本発明の実施形態5の動作
説明図を図9に示す。構成は図1、図4または図7に示
したものと同様である。実施形態4において、制御部7
で、調光比と明るさセンサ部4の検知値の測定を行い、
施工時の測定値と比較して一定の値以下になった場合、
ランプ等が寿命、異常、または、器具の汚れにより光出
力が不足していると判断する。例えば、図9のグラフに
示すように、測定値が施工時測定値に対して4割ほど減
衰した場合、寿命と判断する。
【0042】また、ランプ切れの場合も、調光信号を変
化させても、明るさセンサ部4の値は変化しないため、
ランプ切れと判断できる。このように、制御部7でラン
プ寿命やランプ切れ、または、器具の汚れによる光出力
不足と判断された場合、制御部7より外部に対して移報
信号を出力する。または、照明器具を調光信号で消灯可
能なものについては、調光信号にて消灯させたり、直
接、照明器具に電源を供給している経路を切断すること
で報知する。このことで、ランプの寿命や器具の汚れに
より光出力が不足していることを知らせることが可能と
なり、メンテナンス性や保守性が向上する。
【0043】なお、実施形態1〜5において、人感セン
サを具備して、人が居る(人感センサが検知状態)時、
明るさセンサ部で一定の明るさになるようにフィードバ
ック制御などを行うようにして、人が居ない(人感セン
サが非検知状態)時、一定の調光レベルに制御を行うよ
うな装置についても本発明は適用できる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、照明器具の光
出力を最大から最小の範囲で変化させ、光出力の調光比
と調光信号の関係を求めた結果を第1の記憶手段に記憶
し、この第1の記憶手段に記憶された調光比と調光信号
の関係に基づいて照明器具または安定器の種類を判別し
た結果を第2の記憶手段に記憶し、第1及び第2の記憶
手段に記憶された内容に基づいて調光制御を行うように
したので、照明器具、安定器、設定環境などによらず、
制御に必要な調光特性を取得できるようになり、品種を
多くしたり、記憶手段の記憶容量を増やす必要がなくな
り、第1の記憶手段に記憶された調光特性、第2の記憶
手段に記憶された安定器タイプに基づいて調光制御を行
うことができ、切替等の作業も不要になる。なお、保守
等により、安定器タイプを確認したい場合などに、リモ
コン等にて安定器タイプを確認できるようにすれば作業
性が向上する。請求項3の発明によれば、複数の種類の
異なる照明器具が接続された状態であっても、全ての照
明器具について、調光カーブのデータを取得でき、安定
器のタイプを確認でき、違和感のない調光制御が実現で
きる。
【0045】請求項5または6の発明によれば、複数の
種類の異なる照明器具ごとに調光カーブの設定が行える
ので、きめ細かな制御ができる。請求項7〜9の発明に
よれば、明るさセンサ部の検出値を定期的に調べること
により、経年変化による照明器具の汚れ度合い、ランプ
自身の劣化度合いが把握でき、汚れ度合いに応じ、経年
変化によらない正確な調光比の制御が可能になった。請
求項10の発明によれば、ランプの寿命や器具の汚れに
よる光出力が不足していることを知らせることが可能と
なり、メンテナンス性や保守性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成図である。
【図2】本発明の実施形態1における安定器タイプ判別
法の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態1における安定器タイプ判別
法の他の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態2の構成図である。
【図5】本発明の実施形態2の第1の動作説明図であ
る。
【図6】本発明の実施形態2の第2の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の実施形態3の構成図である。
【図8】本発明の実施形態4の動作説明図である。
【図9】本発明の実施形態5の動作説明図である。
【図10】本発明による調光カーブ測定の動作を示す説
明図である。
【図11】本発明による調光比の設定動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 照明器具 2 調光信号線 3 装置本体 4 明るさセンサ部 5 リモコン送受信部 6 記憶部 7 制御部 8 リモコン送受信部 X 天井面 M ユーザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/03 H05B 37/03 E F (72)発明者 蒲原 泰 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA12 AA13 AA33 AA53 AA59 AA75 AA82 AA86 AA92 AB05 AB07 BA25 BA28 CB02 CB04 CB07 CC02 CC03 CC08 CC15 CC25 CD06 CE13 CE14 CG01 CG42 CH02 CH07 CH21 CK03 CM09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調光信号により調光制御可能な安定器
    とランプより構成される1台ないし複数の照明器具と、
    照明器具の光出力を検出する明るさ検出手段と、照明器
    具の光出力を調光信号により増減させ、明るさ検出手段
    より検出された値を設定された値に保たれるようにフィ
    ードバック制御する制御手段とから構成される照明制御
    装置において、前記制御手段は、照明器具の光出力を最
    大から最小の範囲で変化させ、光出力の調光比と調光信
    号の関係を求めた結果を記憶する第1の記憶手段と、第
    1の記憶手段に記憶された調光比と調光信号の関係に基
    づいて照明器具または安定器の種類を判別した結果を記
    憶する第2の記憶手段を備え、第1及び第2の記憶手段
    に記憶された内容に基づいて調光制御を行うことを特徴
    とする照明制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、照明器具の種類を
    判別する手段は、光出力の調光比と調光信号の関係を比
    較するか、または調光下限の値により照明器具の種類を
    判別することを特徴とする照明制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、複数の種類の異な
    る照明器具内または安定器内に固有のアドレスを具備す
    る端末手段を設け、この端末手段は前記制御手段からの
    制御信号を受信してアドレスが一致した場合に安定器を
    制御するように構成されていることを特徴とする照明制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、照明制御装置と各
    照明器具間の調光信号の形態は、PWM信号、DC電圧
    信号、多重伝送信号方式のいずれかであり、物理的な伝
    送媒体として、近赤外線、電波、電力線搬送、メタル
    線、光ファイバーのいずれかを用いることを特徴とする
    照明制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は4において、複数の
    種類の異なる照明器具または安定器を同時に制御する場
    合に、調光信号による各照明器具の調光レベル、または
    現在の調光レベルから目標の調光レベルヘの変化時間、
    もしくは単位時間に変化する調光レベルの変化率を略一
    致させることを特徴とする照明制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は4において、複数の
    種類の異なる照明器具または安定器を同時に制御する場
    合に、調光信号による各照明器具の消灯のタイミングま
    たは調光下限値を略一致させることを特徴とする照明制
    御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、施
    工後、定期的に明るさ検出手段で測定された明るさ検出
    値を比較することにより、照明器具の汚れ度合い、また
    はランプの劣化度合いを判定することを特徴とする照明
    制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、明るさ検出値を測
    定するタイミングは、定められた一定期間ごと、または
    一定の点滅の回数ごと、または人為的もしくはランダム
    に決められたタイミングとしたことを特徴とする照明制
    御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、測定された
    明るさ検出値を比較した結果、一定レベル以上のずれが
    生じている場合に、光出力の調光比と調光信号の関係を
    再度測定して第1の記憶手段の記憶内容を更新すること
    を特徴とする照明制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8において、測定され
    た明るさ検出値を比較した結果、一定レベル以上減退し
    ている場合、または点灯しない場合には、他へ移報また
    は照明器具への電源供給を停止することを特徴とする照
    明制御装置。
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