JP2003317972A - 照明システム - Google Patents

照明システム

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JP2003317972A
JP2003317972A JP2002121382A JP2002121382A JP2003317972A JP 2003317972 A JP2003317972 A JP 2003317972A JP 2002121382 A JP2002121382 A JP 2002121382A JP 2002121382 A JP2002121382 A JP 2002121382A JP 2003317972 A JP2003317972 A JP 2003317972A
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伸介 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数台の照明装置の被照射面の照度を略一定に
保つとともに、天井面の輝度のばらつきを少なくした照
明システムを提供する。 【解決手段】照明システムは複数台の照明装置10で構
成され、各照明装置10は、ランプ16と、ランプ16
からの光の被照射面による反射光の明るさを検出する明
るさセンサ12と、明るさセンサ12の検出した明るさ
の検出値に基づいて明るさの検出値が所定の閾値に一致
するようにランプ16の光出力を補正する調光信号を出
力する制御部13と、調光信号に応じてランプ16を調
光点灯させる点灯回路15とで構成される。そして、各
照明装置10において、明るさセンサ12が反射光の明
るさを検出する計測期間と、明るさの検出値を閾値と比
較して両者が異なっている場合にランプ16の光出力を
補正する補正期間の内、補正期間の時間帯を全ての照明
装置10で同じ時間帯としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被照射面の照度が
略一定となるように複数の照明装置の光出力を制御する
照明システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の照明装置のブロック図を
示す(例えば特開平11−74087号公報参照)。こ
の照明装置10は制御ブロック11と器具ブロック14
とで構成され、器具ブロック14は、部屋の天井に設置
されるランプ16と、制御ブロック11から入力される
調光信号に応じた光出力でランプ16を調光点灯する点
灯回路15とで構成される。また、制御ブロック11
は、ランプ16から放射された光の被照射面による反射
光を受光して、反射光(すなわち被照射面)の明るさを
検出する明るさセンサ12と、明るさセンサ12の検出
した明るさが所定の閾値よりも暗い場合はランプ16の
光出力を明るくするような調光信号を点灯回路15に出
力するとともに、所定の閾値よりも明るい場合はランプ
16の光出力を暗くするような調光信号を点灯回路15
に出力する制御部13とで構成される。
【0003】図11はこの照明装置10の設置状態を示
しており、制御ブロック11および点灯回路15を内部
に収納した照明装置本体19とランプ16,16とが天
井面に設置されている。このように照明装置10が1つ
だけ設置されている場合は、明るさセンサ12が検知エ
リアにおける反射光の明るさを検出し、その明るさが略
一定の明るさとなるように制御部13がランプ16の光
出力を調整しているため、被照射面の平均照度(下面照
度)が略一定に制御され、また天井面の輝度もこの照明
装置10の照明範囲では略均一に制御されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の照明装置1
0が1つのフロアに複数台設置されている場合、以下に
説明するような現象が発生する。先ず、複数台の照明装
置10の初期の明るさ設定方法を図12に基づいて説明
する。1つのフロアに例えば3台の照明装置10a〜1
0cが存在する場合のフロア全体の明るさ設定は、それ
ぞれの照明空間(ゾーン)A〜Cの照明環境に隣接する
他の照明装置の発光が少なからず影響するので、フロア
内にある全ての照明装置10a〜10cを同じ光出力で
一斉に点灯させた状態で、被照射面の照度を照度計30
で確認しながら、被照射面の照度が略一定になるように
各照明装置10a〜10cの光出力を微調整する。そし
て、所望の照度が得られたところで各照明装置10a〜
10cの光出力を設定することにより、フロア全体の明
るさを設定している。したがって、初期状態では被照射
面の照度は略一定であり、また天井面の輝度も略均一に
設定できる。
【0005】ところで、上述した照明装置10a…に人
感センサを付加し、人の有無に応じてランプ16を点滅
させるような場合や、窓際に設置された照明装置10a
…の照明空間(ゾーン)A〜Cに外光が入射してきたよ
うな場合には、以下に説明するような理由で天井面の輝
度がばらつき始めるという問題があった。
【0006】図13は個々の照明装置10a…の制御動
作を説明するタイムチャートであり、各照明装置10で
は、電源投入後の計測期間T1において自己の明るさセ
ンサ12により被照射面の明るさを検出し、補正期間T
2において制御部13が明るさセンサ12の検出した明
るさと所定の閾値とを比較して、検出した明るさが所定
の閾値となるようにランプ16の光出力を制御してい
る。なお、制御部13は一定の時間間隔で計測期間T1
を設け、計測期間T1で検出した明るさが閾値と異なっ
ている場合は補正期間T2を設けて、光出力を補正して
いる。
【0007】1つのフロアに複数台の照明装置10a…
が設置されているような場合には、個々の照明装置10
a…が上述のような制御動作をばらばらに行っているた
め、ある照明装置10a…が計測動作を行う間に、隣接
する別の照明装置が補正動作を行って、ランプ16の光
出力を変化させていると(例えば明るくさせると)、計
測中の照明装置10a…の照明空間における明るさが変
化するので(明るくなるので)、その後の補正期間にお
いて検知エリアの明るさの変化を打ち消すように(暗く
なるように)ランプ16の光出力を変化させている。そ
して、このような動作が繰り返されることで、それぞれ
の照明装置10a…の照明空間における被照射面の平均
照度は略一定に制御されるが、天井面の輝度はばらつき
始めるのである。
【0008】上記の問題点を3台の照明装置10a〜1
0cが隣接して設置された場合を例にして具体的に説明
する(図14及び図15参照)。各照明装置10a〜1
0cの光出力を設定してから、外光が全くなく、被照射
面の状況も全く変化していない状況では、各照明装置1
0a〜10cの明るさセンサ12が検出した明るさも変
動せず、ランプ16の光出力も一定のままなので、問題
はない。
【0009】一方、各照明装置10a〜10cの照明空
間(ゾーン)A〜Cの内で、外光が入射する箇所と入射
しない箇所とが存在する場合は、計測期間T1の後の補
正期間T2において光出力を補正する装置と補正しない
装置とが存在する。例えば中央に位置する照明装置10
bの照明空間Bのみに外光が入射した場合、計測期間T
1の後の補正期間T2において照明装置10bは光出力
の補正を行うが、他の照明装置10a,10bは光出力
の補正を行わず、計測期間T1を再度設けて明るさの検
出を行う。
【0010】照明装置10bが外光の影響を受けてラン
プ16の光出力を変化させると、その影響を受けて他の
照明装置10a,10cの明るさセンサ12が検出する
明るさが変化し、その検出結果が所定の閾値からずれる
ため、照明装置10b,10cでは、その後の補正期間
T2で、明るさセンサ12の検出した明るさが閾値に一
致するように光出力を変化させる。
【0011】以上のような動作を続けることで、図14
に示すように、外光がなくなっても各照明装置10a…
で補正期間T2がまちまちになるため、照射面の照度は
一定であるが、天井面の輝度(すなわち各照明装置10
a…のランプ16の輝度)にばらつきが発生し、使用者
が違和感を感じるという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、複数台の照明装置の
被照射面の照度を略一定に保つとともに、天井面の輝度
のばらつきを少なくした照明システムを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ランプと、当該ランプからの
光の被照射面による反射光の明るさを検出する明るさセ
ンサと、明るさセンサの検出した明るさの検出値が所定
の閾値よりも明るい場合はランプの光出力を暗くする調
光信号を出力するとともに、明るさの検出値が閾値より
も暗い場合はランプの光出力を明るくする調光信号を出
力する制御部と、調光信号に応じてランプを調光点灯さ
せる点灯回路とをそれぞれ備えた複数台の照明装置で構
成され、各照明装置による明るさの制御動作に、明るさ
センサが反射光の明るさを検出する計測動作と、明るさ
の検出値を閾値と比較して両者が異なっている場合にラ
ンプの光出力を補正する補正動作とを設け、計測動作を
行う計測期間と補正動作を行う補正期間の内、補正期間
の時間帯を全ての照明装置で同じ時間帯としたことを特
徴とする。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数台の照明装置をネットワークを介して親機に
接続し、各照明装置にネットワークを介して通信を行う
通信部を設け、親機から計測期間の同期をとるための同
期コマンドを各照明装置に送信し、各照明装置は、通信
部が同期コマンドを受信すると計測期間を開始すること
を特徴とする。
【0015】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、親機が同期コマンドを送信するタイミングは、親
機で補正期間にかかる時間の限時が終了した時点、又
は、親機で全ての照明装置の補正期間が完了したことを
確認した時点の何れかであることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明では、請求項2又は3の発
明において、補正動作が終了した時点から次に同期コマ
ンドを受信するまでの間に、明るさセンサにより反射光
の明るさを検出し、その検出値が閾値と異なっている場
合は制御部がランプの光出力を補正する補正監視期間を
設けたことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、複数台の照明装置をネットワークを介して親機に
接続し、各照明装置にネットワークを介して通信を行う
通信部を設け、親機は各照明装置のランプの光出力を監
視し、光出力が最も明るい照明装置と最も暗い照明装置
との光出力の差が所定の基準値よりも大きい場合は、光
出力を同じレベルに揃えるための明るさ指令信号を各照
明装置に送信し、各照明装置の制御部は、通信部が受信
した明るさ指令信号に基づいてランプの光出力を制御す
ることを特徴とする。
【0018】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、親機が明るさ指令信号を送信するタイミングは、
外光がなくなった時点、又は、所定の時間間隔が経過し
た時点の何れかであることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明では、請求項5又は6の発
明において、親機は、全ての照明装置を複数のグループ
にグループ分けして、一部のグループに属する照明装置
のみに明るさ指令信号を送信することを特徴とする。
【0020】請求項8の発明では、請求項5乃至7の何
れか1つの発明において、明るさ指令信号によって揃え
るレベルは、各照明装置のランプの光出力の平均値、光
出力が最も明るい照明装置の光出力、又は光出力が最も
暗い照明装置の光出力の内の何れかであることを特徴と
する。
【0021】請求項9の発明では、請求項5乃至8の何
れか1つの発明において、親機は、全ての照明装置を複
数のグループにグループ分けし、明るさ指令信号を送信
するタイミングに応じて、明るさ指令信号を送信するグ
ループおよび明るさ指令信号によって揃えるレベルを変
更することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1を図1〜図3に基づいて説明する。この照明システム
は例えば建物の同じフロアに設置された複数台の照明装
置10により構成され、各照明装置10のブロック図を
図1に示す。各照明装置10は制御ブロック11と器具
ブロック14とで構成され、器具ブロック14は、部屋
の天井に設置されるランプ16と、制御ブロック11か
ら入力される調光信号に応じた光出力でランプ16を調
光点灯する点灯回路15とで構成される。また、制御ブ
ロック11は、ランプ16から放射された光の被照射面
による反射光を受光して、反射光の明るさを検出する明
るさセンサ12と、明るさセンサ12の検出した明るさ
が所定の閾値よりも暗い場合はランプ16の光出力を明
るくするような調光信号を点灯回路15に出力するとと
もに、所定の閾値よりも明るい場合はランプ16の光出
力を暗くするような調光信号を点灯回路15に出力する
制御部13とで構成される。
【0023】ところで、上述した従来の照明装置では、
所定の時間間隔で明るさセンサ12が反射光の明るさを
検出しており、この計測期間において明るさセンサ12
の検出した明るさが所定の閾値と異なっていれば、制御
部13は、その後の補正期間において明るさセンサ12
の検出した明るさが所定の閾値に一致するまでランプ1
6の光出力を制御し、所定の閾値に一致すれば、計測期
間に戻って周囲の明るさを検出しており、以上の動作を
繰り返すことによって被照射面の照度が略一定となるよ
うに制御していた。したがって、複数台の照明装置10
で、光出力を補正する際に明るさセンサ12の検出した
明るさが所定の閾値に一致するまでの時間が異なれば、
補正期間から計測期間に戻るタイミングがばらつき、そ
れぞれの照明装置10がばらばらに動作して、その結
果、天井面の輝度がばらつくという問題がある。
【0024】そこで、本実施形態では全ての照明装置1
0が補正動作を行う期間が同じ時間帯となるように、図
2(a)に示すように制御部13が計測期間T1と補正
期間T2とを交互に繰り返して設けており、計測期間T
1および補正期間T2の時間幅を全ての照明装置10で
同じ時間幅としている。そして、各照明装置10におい
て補正期間T2の時間幅を設定するために、補正期間T
2の時間幅の最大値Tmaxを限時するタイマ17を制
御ブロック11に設け、計測期間T1が終了すると同時
にタイマ17のカウント動作を開始させており、タイマ
17がカウントアップした時点でどのような動作状況に
あっても計測期間T1に復帰させている。また、図2
(b)に示すように、補正期間T2の途中で明るさセン
サの検出結果を閾値と一致させる補正動作が終了した場
合、その後は補正動作を行わずそのままの光出力で点灯
させている。
【0025】この照明装置10の動作を図3のフローチ
ャートにしたがって説明する。先ず計測期間において明
るさセンサ12が反射光の明るさを計測した後(S
1)、制御部13は、タイマ17による補正期間の最大
時間(Tmax)のカウント動作を開始させ(S2)、
タイマ17がカウントアップしたか否かを判定する(S
3)。そして、タイマ17がカウントアップしていなけ
れば、制御部13はS1で明るさセンサ12の検出した
明るさが所定の閾値に等しいか否かを判定し(S4)、
検出した明るさが閾値に等しければ、ランプ16の光出
力をそのままの出力とするような制御を行った後(S
6)、S3に戻る。また、S4の判定の結果、検出した
明るさが閾値と異なっていれば、制御部13は明るさセ
ンサ12の検出した明るさが閾値に一致するように、ラ
ンプ16の光出力を変化させる調光信号を出力した後
(S5)、S3に戻る。そして、S3の判定の結果、タ
イマ17がタイムアップしていれば、ランプ16の光出
力の補正が完了しているか否かに関わらずS1に戻っ
て、計測期間に移行させる。
【0026】而して、計測期間において明るさセンサ1
2の検出した明るさが閾値と異なっており、制御部13
がランプ16の光出力を変更させている場合でも、タイ
マ17がカウントアップした時点で制御部13が補正動
作を停止して、計測期間へ移行させているので、補正期
間の時間幅を全ての照明装置10で同じ時間幅とするこ
とができる。また、補正期間の途中でランプ16の光出
力が目標値に一致した場合でも、タイマ17がカウント
アップするまで、制御部13はその光出力でランプ16
を点灯させ続け、カウントアップした時点で計測期間へ
移行させているので、補正期間の時間幅を全ての照明装
置10で同じ時間幅とすることができる。
【0027】以上説明したように本実施形態では、全て
の照明装置10で補正期間および計測期間の時間幅を同
じ時間幅にできるから、各照明装置10で補正期間と計
測期間の同期が取れ、それぞれの照明装置10で補正期
間のタイミングがばらつくことによって発生する天井面
の輝度のばらつきを少なくできる。
【0028】(実施形態2)本発明の実施形態2を図4
及び図5に基づいて説明する。図4は本システムのブロ
ック図であり、この照明システムは複数台(本実施形態
では例えば2台)の照明装置10a,10bと親機20
とを信号線Lで接続して構成される。各照明装置10
a,10bは実施形態1と同様の構成を有しており、制
御ブロック11と器具ブロック14とで構成され、器具
ブロック14は、部屋の天井に設置されるランプ16
と、制御ブロック11から入力される調光信号に応じた
光出力でランプ16を調光点灯する点灯回路15とで構
成される。また、制御ブロック11は、ランプ16から
放射された光の被照射面による反射光を受光して、反射
光の明るさを検出する明るさセンサ12と、他の照明装
置との間で信号を授受する通信部18と、明るさセンサ
12の検出した明るさが所定の閾値よりも暗い場合はラ
ンプ16の光出力を明るくするような調光信号を点灯回
路15に出力するとともに、所定の閾値よりも明るい場
合はランプ16の光出力を暗くするような調光信号を点
灯回路15に出力し、さらに通信部18を用いて他の照
明装置や親機20との間で信号を授受する制御部13と
で構成される。
【0029】以下に照明装置10a…および親機20の
動作を図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0030】親機20は、全ての照明装置10a…で同
じ時間幅に設定された計測期間の計測時間TKを限時す
る計測期間タイマ21と、補正期間の時間幅の最大値T
maxを限時する補正期間タイマ22とを備え、先ず計
測期間タイマ21が時間TKのカウント動作を行い、カ
ウントアップすると(S11)、補正期間タイマ22が
補正期間の最大時間Tmaxのカウント動作を行う(S
12)。そして、補正期間タイマ22がカウントアップ
すると、親機20は計測期間の同期をとるための計測期
間同期コマンドを信号線Lを介して全ての照明装置10
a…に送信するとともに(S13)、S11に戻って計
測期間タイマ21によるカウント動作を再度開始させ、
上述の処理を繰り返す。
【0031】次に各照明装置10a…の動作を説明す
る。先ず計測期間において明るさセンサ12が反射光の
明るさを計測した後(S21)、制御部13は、明るさ
センサ12の検出した明るさと所定の閾値とを比較し
(S22)、明るさの検出値が閾値と異なっていれば、
明るさの検出値に基づいて反射光の明るさが上記閾値に
一致するようにランプ16の光出力を制御する(S2
3)。そして、明るさの検出値が閾値に一致すれば、制
御部13はランプ16を同じ光出力で点灯させ続け(S
24)、計測期間同期コマンドの受信バッファを確認し
(S25)、計測期間同期コマンドを受信したか否かを
判定する(S26)。ここで、通信部18が親機20か
ら送信された計測期間同期コマンドを受信すると、制御
部13は受信した計測期間同期コマンドを受信バッファ
に保存するようになっており、受信バッファを確認する
ことで、計測期間同期コマンドを受信したか否かを判断
できる。
【0032】S26の判定の結果、計測期間同期コマン
ドを受信していれば、制御部13は受信バッファをクリ
アするとともに、S21に戻って上記の処理を繰り返
す。一方、計測期間同期コマンドを受信していなけれ
ば、S24に戻って制御部13はランプ16を同じ光出
力で点灯させ続け、計測期間同期コマンドの受信を待
つ。
【0033】このように、本実施形態の照明システムで
は、親機20から送信される計測期間同期コマンドを待
って全ての照明装置10a…が計測期間を開始してお
り、計測期間の時間幅は全ての照明装置10a…で同じ
時間幅に設定されているので、全ての照明装置10a…
で計測期間および補正期間を同期させることができ、計
測期間や補正期間のタイミングがばらつくことによって
発生する天井面の輝度のばらつきを小さくできる。
【0034】(実施形態3)本発明の実施形態3を図6
に基づいて説明する。照明システムの構成は実施形態2
と同様であるので、その説明は省略し、その動作を図6
のフローチャートにしたがって説明する。
【0035】先ず、親機20の動作について説明する。
親機20は、システムに登録された全ての照明装置10
a…から送信された明るさ補正完了コマンドを保存する
受信バッファを備え、この受信バッファを確認して(S
14)、登録された全ての照明装置10a…から明るさ
補正完了コマンドを受信したか否かを判断する(S1
5)。そして、全ての照明装置10a…から明るさ補正
完了コマンドを受信できていない場合はS14に戻っ
て、受信バッファを再度確認する。一方、全ての照明装
置10a…から明るさ補正完了コマンドを受信した場合
は、信号線Lを介して全ての照明装置10a…に計測期
間同期コマンドを送信した後(S16)、受信バッファ
をクリアし、S14に戻って上述の処理を繰り返す。
【0036】次に各照明装置10a…の動作を説明す
る。先ず計測期間において明るさセンサ12が反射光の
明るさを計測した後(S21)、制御部13は、明るさ
センサ12の検出した明るさと所定の閾値とを比較し
(S22)、明るさの検出値が閾値と異なっていれば、
明るさの検出値に基づいて反射光の明るさが上記閾値に
一致するようにランプ16の光出力を制御する(S2
3)。そして、明るさの検出値が閾値に一致すれば、制
御部13は明るさの補正が完了したことを示す明るさ補
正完了コマンドを通信部18から親機20に対して送信
させた後(S27)、ランプ16を同じ光出力で点灯さ
せ続け(S24)、計測期間同期コマンドの受信バッフ
ァを確認し(S25)、計測期間同期コマンドを受信し
たか否かを判定する(S26)。ここで、通信部18が
親機20から送信された計測期間同期コマンドを受信す
ると、制御部13は受信した計測期間同期コマンドを受
信バッファに保存するようになっており、受信バッファ
を確認することで、計測期間同期コマンドを受信したか
否かを判断できる。
【0037】S26の判定の結果、計測期間同期コマン
ドを受信していれば、制御部13は受信バッファをクリ
アするとともに、S21に戻って上記の処理を繰り返
す。一方、計測期間同期コマンドを受信していなけれ
ば、S24に戻って制御部13はランプ16を同じ光出
力で点灯させ続け、計測期間同期コマンドの受信を待
つ。
【0038】このように、本実施形態の照明システムで
は、親機20から送信される計測期間同期コマンドを待
って全ての照明装置10a…が計測期間を開始してお
り、計測期間の時間幅は全ての照明装置10a…で同じ
時間幅に設定されているので、全ての照明装置10a…
で計測期間および補正期間を同期させることができ、計
測期間や補正期間のタイミングがばらつくことによって
発生する天井面の輝度のばらつきを小さくできる。ま
た、各照明装置10a…は明るさの補正動作が完了する
と、親機20に対して明るさ補正完了コマンドを送信し
ており、親機20は、システムに登録された全ての照明
装置10a…から明るさ補正完了コマンドを受信する
と、全ての照明装置10a…に対して計測期間同期コマ
ンドを送信しているので、全ての照明装置10a…が明
るさの補正動作を完了した時点で、各照明装置10a…
の動作を補正動作から計測動作に切り替えることができ
る。
【0039】(実施形態4)本発明の実施形態4を図7
に基づいて説明する。照明システムの構成は実施形態2
と同様であるので、その説明は省略し、その動作を図7
のフローチャートにしたがって説明する。
【0040】上述した実施形態2では、補正期間におい
て、計測期間に検出した明るさセンサ12の検出値が閾
値に一致するように光出力を補正すると、その後は補正
期間が終了するまで光出力をそのままの出力として、親
機20から送信される同期コマンドを受信待ちしていた
が、本実施形態では、補正動作を終了してから、次に親
機20からの計測期間同期コマンドを受信するまでの間
に、常に明るさセンサ12が反射光の明るさを検出し、
その検出値が閾値に一致するように制御部13がランプ
16の光出力を制御する補正監視期間を設けている。
【0041】図7は補正監視期間の動作を説明するフロ
ーチャートであり、補正区間において補正動作が終了す
ると、制御部13は、ランプ16を同じ光出力で点灯さ
せ続け(S24)、計測期間同期コマンドの受信バッフ
ァを確認して(S25)、計測期間同期コマンドを受信
したか否かを判定する(S26)。
【0042】S26の判定の結果、計測期間同期コマン
ドを受信していれば、制御部13は受信バッファをクリ
アするとともに、S21に戻って上記の処理を繰り返
す。一方、計測期間同期コマンドを受信していなけれ
ば、明るさセンサ12により反射光の明るさを検出し
て、制御部13が、明るさセンサ12の検出した明るさ
と所定の閾値とを比較し(S28)、明るさの検出値が
閾値と異なっていれば、明るさの検出値に基づいて反射
光の明るさが上記閾値に一致するようにランプ16の光
出力を制御した後(S29)、S25に戻って上述の処
理を繰り返す。また、S28の判定の結果、明るさの検
出値が閾値に一致していれば、制御部13はS24に戻
って上述の処理を繰り返す。
【0043】このように、本実施形態では補正動作が終
了した時点から次に計測期間同期コマンドを受信するま
での間に補正監視期間を設けており、補正監視期間中に
隣接する照明装置10で光出力が変更された場合に、そ
の光出力の変化に対して常にランプ16の光出力を補正
しているので、隣接する照明装置10の光出力の変化に
ランプ16の光出力を即座に追随させることができ、照
射面の照度が略一定で、天井面の輝度のばらつきが少な
い状態に、できるだけ早く収束させることができる。
【0044】尚、実施形態3の照明システムにおいて、
本実施形態と同様、補正動作を終了した時点から次に計
測期間同期コマンドを受信するまでの間に、常に明るさ
センサ12が反射光の明るさを検出し、その検出値が閾
値に一致するように制御部13がランプ16の光出力を
制御する補正監視期間を設けても良く、上述と同様の効
果を得ることができる。
【0045】(実施形態5)本発明の実施形態5を図8
及び図9に基づいて説明する。本実施形態では、上述し
た実施形態2の照明システムにおいて、夕方の外光が無
くなる所定の時刻に全ての照明装置10a…の光出力を
同じレベルに一旦揃えた後に、通常の明るさ制御動作に
移行させている。尚、照明システムの構成は実施形態2
と同様であるので、その説明は省略し、その動作を図8
のフローチャートにしたがって説明する。
【0046】先ず、親機20の動作について説明する。
親機20は、1日の内で夕方の外光が無くなる所定の時
刻にコマンド送信トリガを発生するタイマを内部に備
え、このタイマがコマンド送信トリガを発生すると(S
31)、親機20は、登録されている全ての照明装置1
0に対して、各照明装置10の光出力のレベルを確認す
る光出力確認コマンドを送信し(S32)、各照明装置
10から光出力のレベルを示す光出力レベル返信信号が
返信されるのを待つ。
【0047】親機20は、全ての照明装置10a…から
返信される光出力レベル返信信号を保存する光出力レベ
ル受信バッファを備え、この受信バッファを確認して
(S33)、登録された全ての照明装置10a…から返
信信号を受信したか否かを判断する(S34)。そし
て、全ての照明装置10a…から返信信号を受信できて
いない場合はS33に戻って、受信バッファを再度確認
する。一方、全ての照明装置10a…から返信信号を受
信した場合は、光出力の最も明るい照明装置の光出力L
maxと、最も暗い照明装置の光出力Lminとの差
(Lmax−Lmin)を演算して、この差(Lmax
−Lmin)を所定の基準値Tと比較する(S35)。
そして、光出力の差(Lmax−Lmin)が所定の基
準値T以上であれば、全ての照明装置10a…から返信
された光出力の平均値を演算し(S36)、S36で演
算した光出力で点灯させるための光出力指令コマンド
(明るさ指令信号)を全ての照明装置10a…に対して
送信した後(S37)、光出力レベル返信バッファをク
リアして、処理を終了する。また、光出力の差(Lma
x−Lmin)が所定の基準値Tよりも小さければ、光
出力レベル返信バッファをクリアして、処理を終了す
る。
【0048】次に各照明装置10a…の動作を説明す
る。先ず計測期間において明るさセンサ12が反射光の
明るさを計測した後(S41)、制御部13は、明るさ
センサ12の検出した明るさと所定の閾値とを比較し
(S42)、明るさの検出値が閾値と異なっていれば、
明るさの検出値に基づいて反射光の明るさが上記閾値に
一致するようにランプ16の光出力を制御する(S4
3)。そして、明るさの検出値が閾値に一致すれば、制
御部13はランプ16を同じ光出力で点灯させ続け(S
44)、光出力確認コマンドの受信バッファを確認し
(S45)、光出力確認コマンドを受信したか否かを判
定する(S46)。ここで、通信部18が親機20から
送信された光出力確認コマンドを受信すると、制御部1
3は受信した光出力確認コマンドを受信バッファに保存
するようになっており、受信バッファを確認すること
で、光出力確認コマンドを受信したか否かを判断でき
る。
【0049】S46の判定の結果、光出力確認コマンド
を受信していなければ、S41に戻って上述の処理を繰
り返す。
【0050】一方、光出力確認コマンドを受信していれ
ば、制御部13は、現在の光出力の出力レベルを示す光
出力レベル返信信号を通信部18から親機20に対して
返信させた後(S47)、光出力指令コマンドの受信バ
ッファを確認し(S48)、光出力指令コマンドを受信
したか否かを判定する(S49)。ここで、通信部18
が親機20から送信された光出力指令コマンドを受信す
ると、制御部13は受信した光出力指令コマンドを受信
バッファに保存するようになっており、受信バッファを
確認することで、光出力指令コマンドを受信したか否か
を判断できる。
【0051】そして、S49の判定の結果、光出力指令
コマンドを受信していなければ、S47に戻って上述の
処理を繰り返し、光出力指令コマンドの受信待ちを行
う。一方、光出力指令コマンドを受信していれば、制御
部13は、光出力指令コマンドで指定された光出力でラ
ンプ16を点灯させるような調光信号を点灯回路15に
出力して、ランプ16を点灯させた後(S50)、S4
1に戻って上述の処理を繰り返す。
【0052】このように、本実施形態では夕方になって
外光の影響が無くなった時点で、親機が各照明装置10
a…の現在の光出力を確認して、光出力の平均値で全て
の照明装置10a…を点灯させており、外光が存在する
場合は図9(a)に示すように外光の影響を受けるゾー
ンBの照明装置10bと、影響を受けないゾーンA,C
の照明装置10a,10cとで光出力にばらつきが発生
するが(図中のaは光出力を、bが被照射面の明るさを
夫々示す)、図9(b)に示すように外光がなくなった
時点で一旦全ての照明装置10a…の光出力を揃えた後
に、明るさ制御を再開しているので、明るさ設定時と同
じような状況になり、図9(c)に示すように被照射面
の照度を略一定に制御するとともに、天井面の輝度のば
らつきを少なくできる。尚、図9(b)(c)中の点線
は光出力を揃える前の各照明装置10a…の光出力を示
している。
【0053】尚、本実施形態では親機20の内部タイマ
により、夕方の外光が無くなった時刻にコマンド送信ト
リガを発生させているが、季節によって日没の時刻が変
化するため、親機20に昼光センサを設けて、昼光セン
サにより実際に外光がなくなったことを検出すると、コ
マンド送信トリガを発生させるようにしても良い。
【0054】また、本実施形態では親機20の内部タイ
マにより、外光が無くなった時刻のみでコマンド送信ト
リガを発生させているが、内部タイマにより所定の時間
間隔(例えば2時間間隔)でコマンド送信トリガを発生
させるようにしても良く、親機20が各照明装置10a
…の光出力を確認する回数が増えるので、各照明装置1
0a…の光出力がばらついている場合には光出力を揃え
る処理の回数を増やすことで、被照射面の照度を略一定
に制御するとともに、天井面の輝度のばらつきを少なく
できる。
【0055】さらに、本実施形態では親機20が光出力
指令コマンドとして、各照明装置10a…の光出力を現
状の光出力の平均値に揃えるようなコマンドを送信して
いるが、光出力が最も明るい照明装置の光出力に揃える
ようなコマンドを送信しても良く、視環境が暗いと利用
者が感じることはなく、快適な照明環境が得られる。ま
た、光出力指令コマンドとして、光出力が最も暗い照明
装置の光出力に揃えるようなコマンドを送信しても良
く、視環境に悪影響を及ぼさない範囲では各照明装置1
0a…の消費電力を低減して、省エネを図ることができ
る。
【0056】ところで、上述した実施形態2〜5の照明
システムでは、親機20から全ての照明装置10a…に
対してコマンドを送信していたが、複数台の照明装置1
0a…を、例えば窓側に設置されている窓側グループ、
窓から離れた壁側に設置されている壁側グループなどの
複数のグループにグループ分けして、各グループ毎に同
期コマンドや光出力指令コマンドを送信して、グループ
単位で計測期間の同期をとったり、光出力の出力レベル
を揃えたりしても良く、各グループ毎に被照射面の照度
を一定にしたり、天井面の輝度のばらつきを小さくでき
るから、よりきめ細かい制御を行えるという利点があ
る。また、実施形態5の照明システムでは所定のタイミ
ングで各照明装置10a…の光出力を揃えているが、光
出力を揃えるタイミングによって、光出力を揃えるグル
ープや、光出力を揃える際の出力レベルを変化させても
良い。例えば、昼間に各照明装置10a…の光出力を揃
える場合は、窓側グループに属する照明装置10a…に
は、光出力が最も暗い照明装置に光出力を揃えるような
光出力指令コマンドを送信することで、省エネを実現で
き、また夜間に各照明装置10a…の光出力を揃える場
合は、全てのグループの照明装置10a…に対して、光
出力を全体の平均値に揃えるような光出力指令コマンド
を送信することで、被照射面の照度を略一定に制御する
とともに、天井面の輝度のばらつきを少なくできる。
【0057】また更に、上述した実施形態2〜5の照明
システムでは、照明装置10a…に対して各種のコマン
ドを送信する親機20を照明装置10a…に設けている
が、複数台の照明装置10a…の内の1台に親機の機能
を持たせて、実施形態2〜5で説明した親機の動作を行
わせるようにしても良いことは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、ラン
プと、当該ランプからの光の被照射面による反射光の明
るさを検出する明るさセンサと、明るさセンサの検出し
た明るさの検出値が所定の閾値よりも明るい場合はラン
プの光出力を暗くする調光信号を出力するとともに、明
るさの検出値が閾値よりも暗い場合はランプの光出力を
明るくする調光信号を出力する制御部と、調光信号に応
じてランプを調光点灯させる点灯回路とをそれぞれ備え
た複数台の照明装置で構成され、各照明装置による明る
さの制御動作に、明るさセンサが反射光の明るさを検出
する計測動作と、明るさの検出値を閾値と比較して両者
が異なっている場合にランプの光出力を補正する補正動
作とを設け、計測動作を行う計測期間と補正動作を行う
補正期間の内、補正期間の時間帯を全ての照明装置で同
じ時間帯としたことを特徴とし、各照明装置でランプの
光出力を補正する期間がばらつくと、ある照明装置でラ
ンプの光出力を明るくした場合に、その光出力の影響を
受けて、隣接する他の照明装置が光出力を暗くし、さら
に隣接する他の照明装置の光出力の変化を受けてある照
明装置が光出力をさらに明るくすることで、ランプの光
出力すなわち天井面輝度がばらつくという問題がある
が、全ての照明装置で補正期間の時間帯を同じ時間帯と
しているので、全ての照明装置でランプの光出力を一斉
に補正させることができ、補正期間がばらつくことによ
って天井面輝度のばらつきが大きくなるのを低減できる
という効果がある。
【0059】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数台の照明装置をネットワークを介して親機に接
続し、各照明装置にネットワークを介して通信を行う通
信部を設け、親機から計測期間の同期をとるための同期
コマンドを各照明装置に送信し、各照明装置は、通信部
が同期コマンドを受信すると計測期間を開始することを
特徴とし、親機からの同期コマンドにより、各照明装置
の間で計測期間の同期をとることができ、同じタイミン
グで明るさを検出し、その検出結果をもとにランプの光
出力を補正することで、他の照明装置の光出力の変化に
よる影響を受けにくくでき、各照明装置のランプの光出
力、すなわち天井面輝度のばらつきを抑制できるという
効果がある。
【0060】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、親機が同期コマンドを送信するタイミングは、親機
で補正期間にかかる時間の限時が終了した時点、又は、
親機で全ての照明装置の補正期間が完了したことを確認
した時点の何れかであることを特徴とし、請求項2の発
明と同様の効果がある。
【0061】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、補正動作が終了した時点から次に同期コマン
ドを受信するまでの間に、明るさセンサにより反射光の
明るさを検出し、その検出値が閾値と異なっている場合
は制御部がランプの光出力を補正する補正監視期間を設
けたことを特徴とし、補正動作が終了した時点から次に
同期コマンドを受信するまでの間に補正監視期間を設
け、この期間に明るさセンサの検出した明るさの検出値
が閾値に一致するようにランプの光出力を補正している
ので、補正期間において隣接する照明装置のランプの光
出力が変化した場合に、光出力の変化にいち早く対応し
て、被照射面の照度が略一定で、天井面の輝度のばらつ
きを抑制した状態にいち早く収束させることができる。
【0062】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、複数台の照明装置をネットワークを介して親機に接
続し、各照明装置にネットワークを介して通信を行う通
信部を設け、親機は各照明装置のランプの光出力を監視
し、光出力が最も明るい照明装置と最も暗い照明装置と
の光出力の差が所定の基準値よりも大きい場合は、光出
力を同じレベルに揃えるための明るさ指令信号を各照明
装置に送信し、各照明装置の制御部は、通信部が受信し
た明るさ指令信号に基づいてランプの光出力を制御する
ことを特徴とし、親機から各照明装置に対して明るさ指
令信号を送信することで、各照明装置のランプの光出力
を同じレベルに揃えることができ、且つ、各照明装置で
は一旦同じレベルに制御してから明るさの制御動作を行
っているので、天井面の輝度のばらつきをさらに小さく
できるという効果がある。
【0063】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、親機が明るさ指令信号を送信するタイミングは、外
光がなくなった時点、又は、所定の時間間隔が経過した
時点の何れかであることを特徴とし、請求項5の発明と
同様の効果を奏する。
【0064】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明
において、親機は、全ての照明装置を複数のグループに
グループ分けして、一部のグループに属する照明装置の
みに明るさ指令信号を送信することを特徴とし、グルー
プ単位で明るさ指令信号を送信して、光出力を揃えるこ
とにより、よりきめ細かい制御が行えるという効果があ
る。
【0065】請求項8の発明は、請求項5乃至7の何れ
か1つの発明において、明るさ指令信号によって揃える
レベルは、各照明装置のランプの光出力の平均値、光出
力が最も明るい照明装置の光出力、又は光出力が最も暗
い照明装置の光出力の内の何れかであることを特徴と
し、請求項5乃至7の発明と同様の効果がある。
【0066】請求項9の発明は、請求項5乃至8の何れ
か1つの発明において、親機は、全ての照明装置を複数
のグループにグループ分けし、明るさ指令信号を送信す
るタイミングに応じて、明るさ指令信号を送信するグル
ープおよび明るさ指令信号によって揃えるレベルを変更
することを特徴とし、明るさ指令信号を送信するタイミ
ングで、この信号を送信するグループや光出力のレベル
を変更しているので、よりきめ細かい制御が行えるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の照明システムを構成する照明装置
のブロック図である。
【図2】(a)(b)は同上の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図3】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図4】実施形態2の照明システムのブロック図であ
る。
【図5】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図6】実施形態3の照明システムの動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】実施形態4の照明システムの動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】実施形態5の照明システムの動作を説明するフ
ローチャートである。
【図9】各ゾーンにおける被照射面の照度と各照明装置
の光出力との関係を示し、(a)は光出力を揃える前の
状態の説明図、(b)は光出力を揃えた時点の説明図、
(c)は光出力を揃えた後に明るさ制御を行った状態の
説明図である。
【図10】従来の照明装置のブロック図である。
【図11】同上の照明装置を1台だけ設置した状態の使
用状態図である。
【図12】同上の照明装置を1フロアに3台設置した状
態の使用状態図である。
【図13】同上の照明装置の単体の制御動作を説明する
タイムチャートである。
【図14】同上の照明装置を1フロアに3台設置した状
態の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図15】同上の照明装置を1フロアに3台設置した状
態の使用状態図である。
【符号の説明】
10 照明装置 12 明るさセンサ 13 制御部 15 点灯回路 16 ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平内 靖人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA03 AA11 AA53 AA62 AA63 AA74 AA79 BA27 BA28 BA36 CB01 CC07 CC12 CC22 CE06 CE13 CE17 CG04 CG06 CG08 CG15 CG16 CG43 CG44 CG56 CH03 CH07 CJ08 CJ22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプと、当該ランプからの光の被照射面
    による反射光の明るさを検出する明るさセンサと、明る
    さセンサの検出した明るさの検出値が所定の閾値よりも
    明るい場合は前記ランプの光出力を暗くする調光信号を
    出力するとともに、前記明るさの検出値が前記閾値より
    も暗い場合は前記ランプの光出力を明るくする調光信号
    を出力する制御部と、前記調光信号に応じて前記ランプ
    を調光点灯させる点灯回路とをそれぞれ備えた複数台の
    照明装置で構成され、各照明装置による明るさの制御動
    作に、前記明るさセンサが反射光の明るさを検出する計
    測動作と、前記明るさの検出値を前記閾値と比較して両
    者が異なっている場合に前記ランプの光出力を補正する
    補正動作とを設け、計測動作を行う計測期間と補正動作
    を行う補正期間の内、補正期間の時間帯を全ての照明装
    置で同じ時間帯としたことを特徴とする照明システム。
  2. 【請求項2】前記複数台の照明装置をネットワークを介
    して親機に接続し、各照明装置にネットワークを介して
    通信を行う通信部を設け、親機から計測期間の同期をと
    るための同期コマンドを各照明装置に送信し、各照明装
    置は、通信部が同期コマンドを受信すると計測期間を開
    始することを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 【請求項3】前記親機が同期コマンドを送信するタイミ
    ングは、前記親機で補正期間にかかる時間の限時が終了
    した時点、又は、前記親機で全ての照明装置の補正期間
    が完了したことを確認した時点の何れかであることを特
    徴とする請求項2記載の照明システム。
  4. 【請求項4】補正動作が終了した時点から次に前記同期
    コマンドを受信するまでの間に、前記明るさセンサによ
    り反射光の明るさを検出し、その検出値が前記閾値と異
    なっている場合は前記制御部が前記ランプの光出力を補
    正する補正監視期間を設けたことを特徴とする請求項2
    又は3記載の照明システム。
  5. 【請求項5】前記複数台の照明装置をネットワークを介
    して親機に接続し、各照明装置にネットワークを介して
    通信を行う通信部を設け、前記親機は各照明装置のラン
    プの光出力を監視し、光出力が最も明るい照明装置と最
    も暗い照明装置との光出力の差が所定の基準値よりも大
    きい場合は、光出力を同じレベルに揃えるための明るさ
    指令信号を各照明装置に送信し、各照明装置の制御部
    は、通信部が受信した明るさ指令信号に基づいて前記ラ
    ンプの光出力を制御することを特徴とする請求項1記載
    の照明システム。
  6. 【請求項6】前記親機が明るさ指令信号を送信するタイ
    ミングは、外光がなくなった時点、又は、所定の時間間
    隔が経過した時点の何れかであることを特徴とする請求
    項5記載の照明システム。
  7. 【請求項7】前記親機は、全ての照明装置を複数のグル
    ープにグループ分けして、一部のグループに属する照明
    装置のみに明るさ指令信号を送信することを特徴とする
    請求項5又は6記載の照明システム。
  8. 【請求項8】前記明るさ指令信号によって揃えるレベル
    は、各照明装置のランプの光出力の平均値、光出力が最
    も明るい照明装置の光出力、又は光出力が最も暗い照明
    装置の光出力の内の何れかであることを特徴とする請求
    項5乃至7の何れか1つに記載の照明システム。
  9. 【請求項9】前記親機は、全ての照明装置を複数のグル
    ープにグループ分けし、前記明るさ指令信号を送信する
    タイミングに応じて、明るさ指令信号を送信するグルー
    プおよび明るさ指令信号によって揃えるレベルを変更す
    ることを特徴とする請求項5乃至8の何れか1つに記載
    の照明システム。
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