JP2010198876A - 照明制御システム - Google Patents

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JP2010198876A
JP2010198876A JP2009041490A JP2009041490A JP2010198876A JP 2010198876 A JP2010198876 A JP 2010198876A JP 2009041490 A JP2009041490 A JP 2009041490A JP 2009041490 A JP2009041490 A JP 2009041490A JP 2010198876 A JP2010198876 A JP 2010198876A
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Yuichi Ejiri
裕一 江尻
Juichi Kawashima
寿一 川島
Junro Nanahara
淳郎 七原
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Abstract

【課題】調光制御の性能を低下させることなく、目標照度への到達時間を短縮し、且つ明
るさセンサや照明装置間の通信量を削減することができること。
【解決手段】照明制御システム1は複数の照明装置2と1つ乃至複数の照明装置2に搭載
され周囲の照度を検出するセンサ3とから構成される。照明装置2は、照明負荷21と照
明負荷21を点灯させる点灯回路22とセンサ3を抜き差し自在に接続する接続部24と
センサ3との通信を行うためのセンサ用通信部25とを備える。また、照明装置2は通常
モード又は連続的に調光率を上昇/下降させる高速モードで制御する制御部20を備える
。高速モード時にセンサ3は検出照度の照明装置2への送信を中断し、且つ目標照度を下
回る検出照度が目標照度を超える又は目標照度を超える検出照度が目標照度を下回ると目
標通知信号を送信する。制御部20は目標通知信号を受信すると高速モードから通常モー
ドへ切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の照明装置を点灯制御する照明制御システムに関するものである。
従来より、オフィスビル内や公共施設内など比較的広い空間の天井面に設置される複数
の照明装置と、その中の1つ乃至複数の照明装置に搭載される明るさセンサとから構成さ
れる照明制御システムが提供されている。照明装置は、照明負荷と、照明負荷を点灯させ
る点灯回路と、点灯回路を制御する制御部と、明るさセンサを抜き差し自在に接続する接
続部と、接続部を通じて明るさセンサとの通信を行うためのセンサ用通信部とを備える。
明るさセンサは、周囲の照度を検出するものである。そして、明るさセンサが搭載される
照明装置の制御部は、明るさセンサで検出される照度に応じて調光率を変化させて自身の
点灯回路を制御し、更に前記調光率を他の照明装置へも送信して制御する。
例えば、日中の窓側付近は外光の入射により照度が高くなり易い。そこで、窓側付近の
照度を明るさセンサに検出させて窓側の天井面に設置される照明装置の照明負荷の調光率
を絞らせれば、効果的に省エネルギ化を図ることができる。また、明るさセンサ以外にも
周囲の人体を感知する人感センサを照明装置に搭載させて、人が感知されると点灯して、
人が感知されなければ消灯することで、更に省エネルギ化を図ることができる。そして、
この様な照明制御システムは種々提供されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、明るさセンサから受信した検出照度を基に実際に照明装置がどのようにして
調光制御するかについて、以下、図10を参照しながら説明する。尚、図10は、照明制
御システム内の明るさセンサを搭載した照明装置が時間経過とともに消灯状態に近い明る
さの状態から点灯状態に変化する様子を表したタイミングチャート図である。時間Tに対
して、図10(a)は周囲の照度Vaの変化、図10(b)は明るさセンサの照度検出の
動作変化、図10(c)は照明装置に対する明るさセンサの照度送信の動作変化、図10
(d)は制御部の調光制御の動作変化、図10(e)は他の照明装置に対する調光率送信
の動作変化を示す。
明るさセンサは、図10(b)に示すように、周囲の照度を常に監視し、10ms間隔
毎に照度の検出を行っている。また、明るさセンサは、図10(c)に示すように、照度
を検出する度に照明装置へ送信している。一方、照明装置の制御部は、明るさセンサから
検出照度を受信しても直ちに調光率を演算して調光制御するのではなく、検出照度のデー
タ数が一定数(例えば、4個)溜まるまで調光制御を保留する。検出照度のデータ数が一
定数溜まるとそれらの照度の平均値を演算し、平均値照度と目標照度とが略一致するか比
較する。尚、目標照度とはその照明装置が目標とする照度を示し、予め設定される値であ
る。略一致していれば、制御部は、調光率の演算を行わず、最初の明るさセンサからの検
出照度の受信待ち状態へと戻る。平均値照度が目標照度よりも大きい又は小さい値であれ
ば、現在の調光率から予め決められた補正率(例えば、0.5%)だけ減少又は増加させ
て、補正後の調光率で自身の点灯回路を調光制御する。図10の例ように開始時に消灯状
態に近い明るさの状態から点灯状態に変化する場合、暫くの間平均値照度と目標照度とを
比較しても必ず平均値照度の方が小さい値となる。従って、制御部は、図10(d)に示
すように、検出照度のデータ数が4個溜まる40ms毎に自身の点灯回路を調光制御して
いる。これと同時に、制御部は、図10(e)に示すように、補正後の調光率を他の照明
装置へ送信して制御している。そして、周囲の照度は、図10(a)に示すように、目標
照度(図中の点線)に向かって上昇する。その後、平均値照度と目標照度とが略一致して
いる間は、図10(d)及び(e)に示すように、調光制御したり他の照明装置へ調光率
を送信したりすることはない。従って、周囲の照度は、図10(a)に示すように、暫く
の間安定している。しかし、平均値照度と目標照度とが略一致してから1000ms(矢
印参照)経過した後、周囲の照度が少し下がり始めたので、補正後の調光率で自身の点灯
回路を調光制御し、これと同時に補正後の調光率を他の照明装置へ送信して制御している
尚、上述の検出照度のデータ数が一定数溜まるまで演算を保留するのは、明るさセンサ
から10ms間隔毎に検出照度を受信する度に調光制御させると、照明負荷が頻繁に明る
くなったり暗くなったりするので、周囲の人に不快感を与える恐れがあるからである。
特開2005−85588号公報
しかしながら、従来の明るさセンサを備えた照明制御システムは、図10で説明した様
な消灯状態に近い明るさの状態(又は消灯状態)から点灯状態へ切り換わるときや、点灯
状態から消灯状態に近い明るさの状態(又は消灯状態)へ切り換わるときのような、現在
の照度と目標照度との間に比較的大きい隔たりがある場合、目標照度に到達するまでの時
間が長く、各照明装置間の通信量が多いという問題があった。
例えば、照明装置の制御部が、10ms間隔で送信されてくる検出照度を4個溜めて平
均値となる照度を演算し、1回の補正で増減する調光率が0.5%だったとする。調光率
0%の消灯状態から点灯状態へ切り換わるとき、目標照度に対して必要な調光率が70%
であれば、目標照度に到達するには、0.01×4×70/0.5=5.6sもの時間を
要した。また、点灯状態で安定して動作中にある調光制御する間隔が、図10(d)に示
すように約1000ms程度とする。これに対して上述の様な消灯状態に近い明るさの状
態(又は消灯状態)から点灯状態へ切り換わるときには、40ms毎に必ず調光制御する
ので、補正後の調光率を他の照明装置へ送信する通信量は安定動作中の時の1000/4
0=25倍も要した。仮に1回の調光率の補正率を0.5%でなく、例えば、5%へと変
更すれば目標照度までの到達時間を短縮し、通信量を削減することができる。しかし、1
回の補正率を増やすと、目標照度に到達後の調光制御も1回で変動する調光率も大きくな
るため、照度が不安定になる恐れがあった。
また、明るさセンサは、照明装置に対して常に10ms間隔毎に検出照度を送信してい
るので、明るさセンサと照明装置との通信量も多いという問題もあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、調光制御の性能を低下さ
せることなく、目標照度への到達時間を短縮し、且つ明るさセンサや照明装置間の通信量
を削減することができる照明制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数の照明装置と、その中の1つ乃至
複数の照明装置に搭載され周囲の照度を検出する明るさセンサとから構成され、前記照明
装置は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記明るさセンサを抜き差
し自在に接続する接続部と、前記接続部を通じて前記明るさセンサとの通信を行うための
センサ用通信部と、前記明るさセンサから一定間隔毎に受信する検出照度が目標照度に略
一致するように調光率を変化させる通常モード、又は連続的に調光率を上昇若しくは下降
させる高速モードで前記点灯回路を制御する制御部と、を備え、前記明るさセンサは、前
記制御部が高速モードのとき、検出照度の前記照明装置への送信を中断し、且つ目標照度
を下回っていた検出照度が目標照度を超える又は目標照度を超えていた検出照度が目標照
度を下回ると目標通知信号を前記照明装置へ送信し、前記制御部は、前記明るさセンサか
ら目標通知信号を受信すると高速モードから通常モードへと切り換えることを特徴とする
この発明によれば、前記制御部は、通常モードと連続的に調光率を上昇若しくは下降さ
せる高速モードの2種類のモードで前記点灯回路を制御し、前記明るさセンサは、前記制
御部が高速モードのとき検出照度の前記照明装置への送信を中断し、且つ目標照度を下回
っていた検出照度が目標照度を超える又は目標照度を超えていた検出照度が目標照度を下
回ると目標通知信号を前記照明装置へ送信し、前記制御部は、前記明るさセンサから目標
通知信号を受信すると高速モードから通常モードへと切り換える。従って、消灯状態若し
くは消灯状態に近い明るさの状態から点灯状態へ切り換わるときや、点灯状態から消灯状
態若しくは消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わるときのような、現在の照度と目標照
度との間に比較的大きい隔たりがある場合に、前記制御部が高速モードで前記点灯回路を
制御して、前記制御部が高速モードから通常モードに切り換わるときに調光率を信号線に
より接続される他の照明装置へ送信して制御すれば、調光制御の性能を低下させることな
く、目標照度への到達時間を短縮し、且つ前記明るさセンサや前記照明装置間の通信量を
削減することができる。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、複数の照明装置と、その中の1つ乃至
複数の照明装置に搭載され周囲の照度を検出する明るさセンサとから構成され、前記照明
装置は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記明るさセンサを抜き差
し自在に接続する接続部と、前記接続部を通じて前記明るさセンサとの通信を行うための
センサ用通信部と、前記明るさセンサから一定間隔毎に受信する検出照度が目標照度に略
一致するように調光率を変化させる通常モード、又は連続的に調光率を上昇若しくは下降
させる高速モードで前記点灯回路を制御する制御部と、を備え、目標照度近傍には、目標
照度より低い値の第1の補正照度と、目標照度より高い値の第2の補正照度とが設定され
、前記明るさセンサは、前記制御部が高速モードのとき、前記照明装置への検出照度の送
信を中断し、且つ第1の補正照度を下回っていた検出照度が第1の補正照度を超える又は
第2の補正照度を超えていた検出照度が第2の補正照度を下回ると目標通知信号を前記照
明装置へ送信し、前記制御部は、前記明るさセンサから目標通知信号を受信すると高速モ
ードから通常モードへと切り換えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1と同様の効果を奏することができる他、請求項1の様に高
速モードから通常モードへの切り換わり時に、照度が目標照度を超えて直ぐに下がったり
、目標照度を下回って直ぐに上がったりすることで前記照明装置が閃光のように点灯する
のを防ぐことができ、周囲の人に不快感を与えるのを防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記照明装置は、点灯状態から
消灯状態又は消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わるとき、前記点灯状態時の目標照度
Vtと調光率Ltとを記憶する記憶部を備え、前記消灯状態又は前記明るさの状態時に検
出される最低照度をV0、最高照度をV0´とし、最低調光率をL0とし、補正乗率をα
(α<1)とし、前記消灯状態又は前記明るさの状態から再び前記点灯状態へ切り換わる
ときの高速モードで制御する前記制御部が目標とする調光率をLt´としたとき、Lt´
={Lt−(V0´−V0)/(Vt−V0)×(Lt−L0)}×αの関係式を満たす
ことを特徴とする。
この発明によれば、点灯状態から消灯状態又は消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わ
った後、前記消灯状態又は前記明るさの状態から再び前記点灯状態へ切り換わるとき、前
記制御部が高速モード時の目標とする調光率を上記関係式より演算することができるので
、求められた調光率で自身の点灯回路を制御して、他の照明装置へ送信して制御すれば、
目標照度への到達時間をより短縮することができる。
本発明では、調光制御の性能を低下させることなく、目標照度への到達時間を短縮し、
且つ明るさセンサや照明装置間の通信量を削減することができるという効果がある。
本発明の実施形態1のブロック図である。 同上における照明装置の記憶部のブロック図である。 同上における明るさグループと人感グループの説明図である。 同上における制御部が通常モード時のフローチャート図である。 同上における制御部が高速モード時のフローチャート図である。 (a)及び(b)は同上における時間経過に対する調光率の変化を示す特性図である。 (a)〜(e)は同上における消灯状態に近い明るさ状態から点灯状態に変化させたときのタイミングチャート図である。 (a)及び(b)は同上における目標照度近傍に第1及び第2の補正照度を設定したときの時間経過に対する調光率の変化を示す特性図である。 本発明の実施形態2の時間経過に対するタイミングチャート図であり、(a)は調光率の変化、(b)は照度の変化を示す。 従来の照明制御システムの一例で、(a)〜(e)は消灯状態に近い明るさ状態から点灯状態に変化させたときのタイミングチャート図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図8を参照して説明する。本実施形態1の
照明制御システム1は、図1に示すように、複数の照明装置2(図1中では1つのみ図示
)と、その中の1つ乃至複数の照明装置2に搭載されるセンサ3とから構成され、1系統
の信号線5を通じて各々接続されている。そして、照明装置2には、リモコン4によって
遠隔操作されて予め固有のアドレス情報6が設定されたり、グループ化するためのグルー
プ情報が設定されたりする。尚、照明装置2には後述の各部を駆動させるための電力が、
電源線(図示せず)を介して商用電源より供給されている。
センサ3は、図1に示すように、周囲の照度を検出する照度検知部30と、周囲の人体
を感知する人感検知部31と、制御部32と、通信部33と、記憶部34とを備えている
。照度検知部30は、光電変換を行う受光素子を含む回路で構成される。人感検知部31
は、人体の移動により赤外線の変化を検出する赤外線検出素子を含む回路で構成される。
制御部32は、マイクロプロセッサ等から構成され、照度検知部30及び人感検知部31
の検出値を電圧信号として出力する。通信部33は、RS485等に準拠した2線式シリ
アル通信回路で構成される。記憶部34は、EEPROMやフラッシュメモリ等から構成
され、目標照度を記憶している。尚、センサ3は、所謂、明るさセンサと人感センサとが
一体となったものであるが、照明装置2に取り付けられるセンサ3は、従来技術と同様に
明るさセンサのみであってもよい。
リモコン4は、図1に示すように、押圧により操作される押釦スイッチ等からなる操作
部40と、操作部40の操作に基づき各種操作信号を生成する制御部41と、その操作信
号を照明装置2へ無線送信する通信部42とを備える。制御部41は、マイクロプロセッ
サ等から構成され、前記操作信号にはアドレス情報6やその他グループ化するためのグル
ープ情報が含まれる。通信部42は、赤外線発光ダイオード又はRF電波無線モジュール
等を含む無線送信回路で構成される。
照明装置2は、図1に示すように、照明負荷21、照明負荷21を点灯させる点灯回路
22、点灯回路22に調光信号を出力する調光信号出力部23、接続部24、センサ用通
信部25、通信部26、及びリモコン受信部27を備える。照明負荷21は、蛍光灯やL
ED等で構成される。接続部24は、照明負荷21の周辺に配置され、センサ3のオス型
の接続端子(図示せず)が挿入されるメス型の接続端子(図示せず)を有しており、セン
サ3を抜き差し自在に接続する。センサ用通信部25は、センサ3の通信部33と同種の
通信回路構成を有し、接続部24を介してセンサ3と通信する。通信部26は、センサ用
通信部25と同種の通信回路構成を有しており、信号線5を通じて他の照明装置2と通信
する。また、信号線5にはこれらに合わせたシリアル通信用ケーブルが用いられる。尚、
通信部26は信号の衝突を回避する機能を備えた制御方式(例えば、CSMA/CA等)
を用いることが望ましい。リモコン受信部27は、リモコン4から受信する無線信号の種
類に合わせて赤外線受光IC又はRF電波無線モジュール等を含む無線受信回路で構成さ
れている。
また、照明装置2は、上記に加えて演算部28と、記憶部29と、制御部20とを備え
る。演算部28は、マイクロプロセッサ等で構成され、調光率の演算をする。制御部20
は、センサ用通信部25を通じてセンサ3で検出される周囲の照度や人体の検出結果に応
じて点灯回路22を制御して照明負荷21を点灯・消灯・調光させる。
記憶部29は、図2(a)に示すように、アドレス情報6、明るさグループ情報7、目
標照度値8、人感グループ情報9、及び点灯保持時間10といった各種情報を記憶する。
アドレス情報6は先述の様にリモコン4を通じて個々の照明装置2に割り振りされるアド
レスであり、記憶部29には自身の照明装置2のアドレス情報6が記憶される。明るさグ
ループ情報7は、リモコン4を通じて登録されるアドレスであり、その照明装置2を周囲
の照度に応じて調光制御するグループ(以下、明るさグループと称する)の一員として論
理的に結びつけるものである。目標照度値8には、その照明装置2の目標照度が収納され
ており、例えば、照明制御システム1が施工された後やレイアウトの変更が行われた後に
リモコン4を通じて設定される。尚、目標照度はセンサ3の記憶部34にも同時に設定さ
れる。人感グループ情報9は、リモコン4を通じて登録されるアドレスであり、その照明
装置2を周囲の人体の感知に応じて点灯・消灯制御するグループ(以下、人感グループと
称する)の一員として論理的に結びつけるものである。点灯保持時間10は、人感検知部
31が人体を感知して照明負荷21が点灯した後、暫くして人感検知部31が人体を感知
しなくなったときに照明負荷21が点灯状態を保持する最大時間である。この時間が経過
すれば照明負荷21は、消灯状態又は消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わる。
上述の明るさグループと人感グループについて図3を参照しながら説明する。照明制御
システム1は、図3に示すように、オフィスビル内の一室の天井面に設置され、30個の
照明装置2(2A1〜2F5)を備える。センサ3は、その中の6個の照明装置2B1,
2B3,2B5,2E1,2E3,2E5にのみ搭載されている。そして、照明装置2(
2A1〜2F5)を3つの人感グループA,B,Cにグループ化している。また、窓11
側近傍の照明装置2A1,2B1,2C1を明るさグループ1とし、照明装置2D1,2
E1,2F1を明るさグループ2としている。例えば、照明装置2E1のセンサ3で検出
された照度が、窓11から入射される外光によって目標照度よりも高くなったとする。照
明装置2E1の制御部20は、周囲の照度が目標照度より低くなるように調光率を絞らせ
て点灯回路22を制御するだけでなく、通信部26を通じてその補正後の調光率を明るさ
グループ情報7(明るさグループ2)とともに他の照明装置2へ送信する。これを受信し
た他の照明装置2の制御部20は、自身の記憶部29内の明るさグループ情報7と比較し
て一致するか判定する。照明装置2D1,2F1は、明るさグループ情報7が一致するの
で、これらの制御部20は受信した調光率で自身の点灯回路22を各々制御する。即ち、
明るさグループ2に属する照明装置2D1,2E1,2F1の点灯回路22は、同じ調光
率で制御される。人感グループについても同様に、例えば、照明装置2B1,2B3,2
B5の何れかに搭載のセンサ3が人体を感知すれば、人感グループAに属する全ての照明
装置2が点灯状態に制御され、人体を感知しなくなれば、人感グループAに属する全ての
照明装置2が消灯又は消灯に近い明るさの状態に制御される。この様に照明制御システム
1は、複数の照明装置2をグループ化し、グループ単位で点灯・消灯・調光制御する。
そして、本実施形態1の制御部20は、通常モードと高速モードの2種類のモードを切
り換えながら点灯回路22を制御することに特徴がある。
先ず、通常モードについて図4を参照して説明する。図4は、通常モード時における図
3中の照明装置2B1と、それに搭載されるセンサ3と、照明装置2B1を除く他の照明
装置2の処理内容をフローチャートに表したものである。センサ3は、制御部20が通常
モードのとき通常用明るさ処理を行う。即ち、センサ3の照度検知部30は常に周囲の照
度を監視し、センサ3の制御部32は、通信部33を通じて検出照度を照明装置2B1へ
一定間隔毎に送信し続ける。
一方、照明装置2B1の制御部20は、通常モードで動作中のため、検出照度を受信し
ても直ちに調光率を演算して調光制御をするのではなく、検出照度のデータ数が一定数(
例えば、4個)溜まるまでデータを確保する。制御部20は、検出照度のデータ数が一定
数溜まるとそれらの平均値を演算する。そして、制御部20は、平均値照度と記憶部29
内の目標照度とが略一致するか比較する。略一致していれば、制御部20は、調光率の演
算を行わず、センサ3からの検出照度の受信待ち状態へと戻る。平均値照度が目標照度よ
りも大きい又は小さい値であれば、演算部28に現在の調光率から予め決められた補正率
(例えば、0.5%)だけ減少又は増加させて、補正後の調光率で自身の点灯回路22を
調光制御する。そして、補正後の調光率を自身の記憶部29内の明るさグループ情報7(
明るさグループ1)とともに、自身を除く他の照明装置2へ送信する。これらの照明装置
2の制御部20は、受信した明るさグループ情報7(明るさグループ1)と各々自身の記
憶部29内の明るさグループ情報7とが一致するか比較する。一致していれば受信した補
正後の調光率で各々自身の点灯回路22を調光制御し、不一致ならば受信したデータを破
棄する。
従って、通常モードとは、センサ3から一定間隔毎に受信する検出照度が目標照度に略
一致するように調光率を変化させるモードであり、通常モード中の制御部20及びセンサ
3の動作は、従来技術で述べた照明装置の制御部及び明るさセンサの動作と共通である。
次に、高速モードについて図5及び図6(a)を参照して説明する。図5は、高速モー
ド時における図3中の照明装置2B1と、それに搭載されるセンサ3の処理内容をフロー
チャートに表したものである。尚、照明装置2B1以外の他の照明装置2の処理内容の図
示は省略する。また、図6(a)は、時間Tに対する調光率Lの変化を示し、実線イは照
明装置2B1の調光率で、点線ロは目標照度に対する調光率を示す。
例えば、明るさグループ1の照明装置2A1,2B1,2C1が電源のオフにより消灯
状態(調光率0%)であったとする。明るさグループ1の電源をオンにすると、センサ3
を搭載する照明装置2B1の制御部20は、図5に示すように、センサ3に対して高速通
知信号を送信して、通常モードから高速モードへと切り換わる。そして、高速モード時の
制御部20は、通常モード時と異なりセンサ3から照度を受信して平均値照度と目標照度
とを比較するのではなく、センサ3から目標通知信号を受信するまで、現在の調光率に補
正率(例えば、0.5%)を加算して点灯回路22を制御するという動作を繰り返し行う
。その結果、照明装置2B1の調光率は、図6(a)に示すように、目標照度に対する調
光率に向かって連続的に上昇し続けている(実線矢印間の実線イ参照)。
また、センサ3を未搭載の照明装置2A1,2C1も電源オン時には、通常モードから
高速モードへと切り換わり、現在の調光率に補正率を加算して点灯回路22を制御すると
いう動作を繰り返し行う。
一方、センサ3は、高速通知信号を受信すると高速用明るさ処理を行う。この高速用明
るさ処理は、通常用明るさ処理と異なり、センサ3の制御部32が検出照度の照明装置2
B1への送信を中断する点に特徴がある。即ち、図5に示すように、センサ3の照度検知
部30は常に周囲の照度を監視し、センサ3の制御部32は、検出照度を照明装置2B1
へ送信せずに、検出照度とセンサ3の記憶部34内の目標照度とを比較する。そして、検
出照度が目標照度より下回っていれば、制御部32は再び照度検知部30からの検出照度
受信待ち状態へと戻る。目標照度を下回っていた検出照度が目標照度を超えると、制御部
32は、通信部33を通じて照明装置2B1へ目標通知信号を送信し、高速用明るさ処理
から元の通常用明るさ処理へ切り換わる。
照明装置2B1の制御部20は、センサ3から目標通知信号を受信すると、上述の繰り
返し行っていた調光率の補正動作を中断する。そして、その時点の調光率を明るさグルー
プ情報7(明るさグループ1)とともに他の照明装置2へ送信し、高速モードから通常モ
ードへと切り換わる。その後、通常モードに切り換わった照明装置2B1の制御部20は
、図6(a)に示すように、検出照度が目標照度と略一致するように調光率を変化させる
(点線矢印間の実線イ参照)。そして、同じ明るさグループ1に属する照明装置2A1,
2C1は、照明装置2B1から調光率を受信すると、繰り返し行っていた調光率の補正動
作を中断して受信した調光率で点灯回路22を制御し、高速モードから通常モードへと切
り換わる。
次に、上述の高速モード及び通常モード時の様子をタイミングチャートで表した図7と
従来技術の図10とを比較しながら、本実施形態1の作用効果について説明する。但し、
図7中の照明装置2B1は、図10に合わせて、消灯状態(調光率0%)からではなく、
消灯状態に近い明るさの状態から点灯状態に変化させている。時間Tに対して、図7(a
)は周囲の照度Vの変化、図7(b)はセンサ3の照度検出の動作変化、図7(c)は照
明装置2B1に対するセンサ3の照度送信の動作変化、図7(d)は照明装置2B1の制
御部20の調光制御動作変化、図7(e)は他の全照明装置2に対する調光率送信の動作
変化を示す。
センサ3は、図7(b)に示すように、周囲の照度を常に監視し、図10(b)と同様
に10ms間隔毎に照度の検出を行っている。そして、本実施形態1のセンサ3は、図7
(c)に示すように、高速モード時には照明装置2B1への検出照度の送信を中断するの
で、図10(c)に比べて通信量が削減されている。照明装置2B1の制御部20は、図
7(d)に示すように、10ms間隔毎に連続的に調光制御を行っている。従って、周囲
の照度Vは、図7(a)に示すように、図10(a)に比べて早い時間で目標照度を超え
ている。また、照明装置2B1の制御部20は、図7(e)に示すように、センサ3から
目標通知信号を受信するまで他の照明装置2へ調光率を送信しないので、図10(e)に
比べて通信量が削減されている。
尚、上述の説明では、消灯状態又は消灯状態に近い明るさの状態から点灯状態に切り換
わるときに高速モードで動作させていたが、これに限らず、点灯状態から消灯状態又は消
灯状態に近い明るさの状態に切り換わるときに高速モードで動作させてもよい。また、ど
の程度の照度差、若しくはどの程度の調光率差があれば通常モードから高速モードへ切り
換えて動作せるかは管理者や利用者が自由に設定変更できてもよい。
例えば、図6(b)に示すように、調光率100%の点灯状態から調光率70%程度の
点灯状態へ切り換わる場合にも高速モードで動作させてよい。図6(b)は、時間T´に
対する調光率L´の変化を示し、実線ハは照明装置2B1の調光率で、点線ニは目標照度
に対する調光率を示す。明るさグループ1の照明装置2A1,2B1,2C1は、例えば
、手動操作により各照明装置2の調光率の変更が可能な設定装置(図示せず)を用いて強
制的に調光率100%に設定されている。前記設定装置の設定を解除すると、照明装置2
B1の制御部20は、センサ3に対して高速通知信号を送信して、通常モードから高速モ
ードへと切り換わる。そして、照明装置2B1の制御部20は、現在の調光率に補正率(
例えば、0.5%)を減算して点灯回路22を制御するという動作を繰り返し行う。その
結果、照明装置2B1の調光率は、図6(b)に示すように、センサ3から目標通知信号
を受信するまで、本来の目標照度に対する調光率に向かって連続的に下降し続けている(
実線矢印間の実線ハ参照)。また、センサ3を未搭載の照明装置2A1,2C1も前記設
定装置の設定を解除すると、通常モードから高速モードへと切り換わり、照明装置2B1
から補正後の調光率を受信するまで、現在の調光率に補正率を減算して点灯回路22を制
御するという動作を繰り返し行う。
以上説明した本実施形態1の照明制御システム1は、現在の照度と目標照度との間に比
較的大きい隔たりがある場合、各照明装置2の制御部20が高速モードで点灯回路22を
制御し、センサ3を搭載する照明装置2の制御部20が高速モードから通常モードに切り
換わるとき、調光率を他の照明装置2へ送信して制御すれば、調光制御の性能を低下させ
ることなく目標照度への到達時間を短縮し且つセンサ3や照明装置2間の通信量を削減す
ることができる。
ところで、上述の照明制御システム1のセンサ3は、目標照度を下回っていた検出照度
が目標照度を超える、又は目標照度を超えていた検出照度が目標照度を下回ると、目標通
知信号を照明装置2へ送信していた。しかし、目標照度近傍に、目標照度より低い値の第
1の補正照度と目標照度より高い値の第2の補正照度とを設定して、センサ3は、第1の
補正照度を下回っていた検出照度が第1の補正照度を超える、又は第2の補正照度を超え
ていた検出照度が第2の補正照度を下回ると、目標通知信号を照明装置2へ送信してもよ
い。
以下、第1及び第2の補正照度が設定される照明制御システム1について図8を参照し
ながら説明する。図8は、時間tに対する調光率Lの変化を示し、(a)の実線イはセン
サ3を搭載した照明装置2の調光率、点線ロは目標照度に対する調光率を示す。(b)の
実線ハはセンサ3を搭載した照明装置2の調光率、点線ニは目標照度に対する調光率を示
す。図8(a)及び(b)の点線X1は第1の補正照度に対する調光率、点線X2は第2
の補正照度に対する調光率を各々示す。
消灯状態(調光率0%)から目標照度の点灯状態に切り換わるとき、センサ3は、第1
の補正照度を下回っていた検出照度が第1の補正照度を超えると目標通知信号を照明装置
2へ送信する。因って、図8(a)に示すように、照明装置2の調光率は、点線X1を超
えるまで高速モードで急速に上昇し、点線X1を超えると通常モードに切り換わり、点線
ロに向かって緩やかに上昇する。
一方、強制的に調光率100%に設定された点灯状態から元の目標照度の点灯状態へ切
り換わるとき、センサ3は、第2の補正照度を超えていた検出照度が第2の補正照度を下
回ると、目標通知信号を照明装置2送信する。因って、照明装置2の調光率は、図8(b
)に示すように、点線X2を下回るまで高速モードで急速に下降し、点線X2を下回ると
通常モードに切り換わり、点線ニに向かって緩やかに下降する。
この様に第1及び第2の補正照度を設定すれば、高速モードから通常モードへの切り換
わり時に、照度が目標照度を超えて直ぐに下がったり、目標照度を下回って直ぐに上がっ
たりすることで照明装置2が閃光のように点灯するのを防ぐことができ、周囲の人に不快
感を与えるのを防ぐことができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について、図9を参照して説明する。尚、本実施形態2は、
基本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付して
説明を省略する。
本実施形態2の高速モード時の制御部20は、目標照度に対する目標となる調光率を演
算により求めることに特徴がある。
図9は、実施形態1の図3中の照明装置2B1が、人体を感知して点灯状態にあり、時
間経過にともない人体を感知しなくなって消灯状態に近い明るさの状態に切り換わり、暫
くして再び人体を感知して点灯状態に戻る様子を表したものである。尚、図9(a)は、
時間tに対する照明装置2B1の調光率Lの変化を示し、図9(b)は時間tに対する照
明装置2B1の照度Vの変化を示す。
先ず、図9中の時間t1〜t2間では、センサ3の人感検知部31が人体を感知してい
るので、照明装置2B1の制御部20は、検出照度が目標照度と略一致するように通常モ
ードで動作している。しかし、時間t2にて人が居なくなったため、人感検知部31が人
体を感知しなくなり、時間t2〜t3間にて制御部20は調光率を絞り込み、消灯状態に
近い明るさの状態に切り換わる。但し、このときの動作は、実施形態1のような目標照度
に向かって調光率を変化させる通常モードや高速モードとは異なり、人体を感知しなくな
ったときのために予め設定された調光率L0に向かって絞り込んでいる。従って、センサ
3の制御部32は、検出照度と目標照度とを比較して目標通知信号を送信するような動作
を行わない。
また、本実施形態2の照明装置2B1の記憶部29は、上述の様な人感検知部31が人
体を感知しなくなり、点灯状態から消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わるとき、時間
t2時点の目標照度Vtと調光率Ltとを記憶する。
時間t3〜t5間では、人体を感知しないので、図9(a)に示すように、制御部20
は、実施形態1の通常モードでも高速モードでもない、強制モードとして予め設定されて
いる調光率L0のまま点灯回路22を制御し続けている。従って、図9(b)に示すよう
に、時間t4〜t5間で窓11から入射する外光により検出照度が上昇しているが、図9
(a)にてこれに伴った調光率の変化は見られない。
そして、時間t5にて再び人体を感知すると、現在の照度と目標照度との間に大きな隔
たりがあるので、実施形態1で述べた高速モードへと切り換わる。このとき、照明装置2
B1の制御部20が目標とする調光率をLt´とすると、Lt´は次の関係式を満たす。
Lt´={Lt−(V0´−V0)/(Vt−V0)×(Lt−L0)}×α
但し、Vt及びLtは記憶部29に記憶されていた時間t2時点の目標照度及び調光率、
V0は時間t3〜t5間の最低照度、V0´は時間t3〜t5間の最高照度、L0は時間
t3〜t5間の最低調光率、αは補正乗率(α<1)を示す。
従って、照明装置2B1の制御部20は、演算部28を介して時間t5の時点で目標と
する調光率Lt´を上記関係式から演算することができる。そして、照明装置2B1の制
御部20は、時間t5にて算出された調光率Lt´と人感グループ情報9(人感グループ
A)とを他の照明装置2へ送信し、時間t5〜t6間にて調光率Lt´に向かって自身の
点灯回路22を制御する。人感グループAに属する照明装置2は、調光率Lt´に向かっ
て自身の点灯回路22を制御する。
その後、時間t6にて検出照度がVxとなり、照明装置2B1の制御部20は、センサ
3より目標到達信号を受信して高速モードから通常モードへと切り換わり、時間t6以降
は目標照度Vtに向かって調光率が制御される。尚、検出照度Vxは実施形態1で述べた
目標照度Vtより低い値の第1の補正照度である。即ち、上記関係式で算出された調光率
Lt´は、第1の補正照度に対する目標となる調光率である。従って、実際の目標照度よ
り低い照度を目標にするため、上記関係式には補正乗率α(α<1)が掛けられている。
この様に点灯状態から消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わった後、再び点灯状態へ
切り換わるとき、上記関係式にて制御部20が高速モード時の目標とする調光率を求める
ことができるので、直ちに他の照明装置2へ送信して制御すれば、目標照度への到達時間
をより短縮することができる。尚、上述では点灯状態から消灯状態に近い明るさの状態へ
切り換わる場合を例に挙げているが、点灯状態から消灯状態(調光率0%)へ切り換わる
場合にも効果を奏することができる。この場合、上記関係式において、V0=0、L0=
0となる。
ところで、本実施形態2のセンサ3は、時間t5〜t6にて実施形態1と同様に高速用
明るさ処理を行っている。即ち、検出照度の照明装置2B1への送信を中断し、検出照度
が記憶部34内の第1の補正照度Vxを超えれば、照明装置2B1に目標通知信号を送信
する。そして、照明装置2B1の制御部20は目標通知信号を受信することで高速モード
から通常モードへと切り換えている。しかし、センサ3の高速用明るさ処理内容を検出照
度の照明装置2B1への送信の中断のみとし、制御部20の調光率が上記関係式で算出さ
れる調光率Lt´に達したときに、照明装置2B1の制御部20が目標通知信号を受信し
なくても単独で通常モードに切り換わるようにすれば、センサ3の記憶部34に目標照度
や第1及び第2の補正照度を記憶させることなく制御することができる。
1 照明制御システム
2 照明装置
3 センサ
20 制御部
21 照明負荷
22 点灯回路
24 接続部
25 センサ用通信部





Claims (3)

  1. 複数の照明装置と、その中の1つ乃至複数の照明装置に搭載され周囲の照度を検出する
    明るさセンサとから構成され、
    前記照明装置は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記明るさセン
    サを抜き差し自在に接続する接続部と、前記接続部を通じて前記明るさセンサとの通信を
    行うためのセンサ用通信部と、前記明るさセンサから一定間隔毎に受信する検出照度が目
    標照度に略一致するように調光率を変化させる通常モード、又は連続的に調光率を上昇若
    しくは下降させる高速モードで前記点灯回路を制御する制御部と、を備え、
    前記明るさセンサは、前記制御部が高速モードのとき、検出照度の前記照明装置への送
    信を中断し、且つ目標照度を下回っていた検出照度が目標照度を超える又は目標照度を超
    えていた検出照度が目標照度を下回ると目標通知信号を前記照明装置へ送信し、
    前記制御部は、前記明るさセンサから目標通知信号を受信すると高速モードから通常モ
    ードへと切り換えることを特徴とする照明制御システム。
  2. 複数の照明装置と、その中の1つ乃至複数の照明装置に搭載され周囲の照度を検出する
    明るさセンサとから構成され、
    前記照明装置は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記明るさセン
    サを抜き差し自在に接続する接続部と、前記接続部を通じて前記明るさセンサとの通信を
    行うためのセンサ用通信部と、前記明るさセンサから一定間隔毎に受信する検出照度が目
    標照度に略一致するように調光率を変化させる通常モード、又は連続的に調光率を上昇若
    しくは下降させる高速モードで前記点灯回路を制御する制御部と、を備え、
    目標照度近傍には、目標照度より低い値の第1の補正照度と、目標照度より高い値の第
    2の補正照度とが設定され、
    前記明るさセンサは、前記制御部が高速モードのとき、前記照明装置への検出照度の送
    信を中断し、且つ第1の補正照度を下回っていた検出照度が第1の補正照度を超える又は
    第2の補正照度を超えていた検出照度が第2の補正照度を下回ると目標通知信号を前記照
    明装置へ送信し、
    前記制御部は、前記明るさセンサから目標通知信号を受信すると高速モードから通常モ
    ードへと切り換えることを特徴とする照明制御システム。
  3. 前記照明装置は、点灯状態から消灯状態又は消灯状態に近い明るさの状態へ切り換わる
    とき、前記点灯状態時の目標照度Vtと調光率Ltとを記憶する記憶部を備え、
    前記消灯状態又は前記明るさの状態時に検出される最低照度をV0、最高照度をV0´
    とし、最低調光率をL0とし、補正乗率をα(α<1)とし、前記消灯状態又は前記明る
    さの状態から再び前記点灯状態へ切り換わるときの高速モードで制御する前記制御部が目
    標とする調光率をLt´としたとき、
    Lt´={Lt−(V0´−V0)/(Vt−V0)×(Lt−L0)}×α
    の関係式を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502010A (ja) * 2010-11-11 2014-01-23 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 人工的光と日光の分布の分離検出方法
JP2016170972A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム
JP2019200957A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 三菱電機株式会社 照明制御システム

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JP7028057B2 (ja) 2018-05-18 2022-03-02 三菱電機株式会社 照明制御システム

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