JP2010176912A - 照明制御システム - Google Patents

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JP2010176912A
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Yuichi Ejiri
裕一 江尻
Juichi Kawashima
寿一 川島
Junro Nanahara
淳郎 七原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】正常に動作しているセンサの数がゼロになっても、照明装置の不点灯または誤動
作を防ぐことができること。
【解決手段】照明制御システム1は、周囲の状況を検出するセンサ2が搭載される複数の
照明装置3と照明装置3間を接続する信号線4とから構成される。照明装置3は、照明負
荷31と、照明負荷31を点灯させる点灯回路32と、センサ2を抜き差し自在に接続す
る接続部34と、信号線4を通じてセンサ2の検出値を通信する通信部36とを備える。
また、照明装置3は、センサ2の検出値に応じて点灯回路32を制御する制御部30と、
センサ2が正常に動作しているか否かを判定する判定部40とを備える。通信部36は判
定部40の判定結果を通信する。制御部30は、全ての照明装置3の中で正常に動作中の
センサ2の数がゼロであれば点灯回路32を制御して予め決められた所定の照度で照明負
荷31を点灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の照明装置を点灯制御する照明制御システムに関するものである。
従来より、オフィスビル内や公共施設内など比較的広い空間の天井面に設置される複数
の照明装置と、照明装置間を接続する信号線とから構成された種々の照明制御システムが
提供されている。この様な照明制御システムは、照明装置に周囲の状況を検出するセンサ
を搭載しており、センサで検出される検出値に応じて照明負荷の点灯・消灯・調光制御が
行われる。そして、照明制御システムには、複数の照明装置からなる子機とその子機を制
御管理する親機とから構成されて、各子機は信号線を通じて親機へセンサの検出値を送信
し、親機は受信した検出値を基に照明装置を一括制御する所謂、集中制御型の照明制御シ
ステムと、各照明装置が個々に自身のセンサの検出値を基に照明負荷の制御を行い、更に
信号線を通じて検出値を他の照明装置へ送信して制御する所謂、分散制御型の照明制御シ
ステムとがある。
上述の様な照明制御システムに用いられるセンサには、例えば照明装置の周囲の照度を
検出する明るさセンサや照明装置の周囲の人体を感知する人感センサがある。明るさセン
サが搭載される照明装置は、周囲の照度を検出して予め設定した目標照度に達するように
照明負荷の調光率を変更することができる。例えば、日中の窓側付近は外光の入射により
照度が高くなり易い。そこで明るさセンサに窓側付近の照度を検出させて窓側の天井面に
設置される照明負荷の調光率を絞らせれば、効果的に省エネルギ化を図ることができる。
また、人感センサが搭載される照明装置は、人が感知されなければ照明負荷を消灯させ
て、人が感知されれば照明負荷を点灯させることで、効果的に省エネルギ化を図ることが
できる。そして、この様な明るさセンサ及び人感センサの両方を備えた照明制御システム
は従来より種々提供されている。
ところで、従来の照明制御システムの照明装置は上述のセンサを内蔵する構造を有して
いた。そのため、例えばセンサを搭載していない一般の照明装置が設置されている空間の
一部を通路へとレイアウト変更し、その通路を歩く人(人体)を感知したときのみ点灯す
るように変更するには、人感センサを内蔵した照明装置へ全て交換しなければいけないと
いう問題があった。これに対してセンサを抜き差し自在に接続する接続部が設けられた照
明装置が提供されており、レイアウト変更に伴うセンサの取付け及び取外しを容易に行う
ことができる(特許文献1参照)。
特開2002−110376号公報
しかしながら、従来のセンサを抜き差し自在に接続する照明装置から構成された照明制
御システムは、利用者又は管理者が気づかないところでセンサが照明装置から抜け落ちる
恐れがあった。そして、従来の照明制御システムは、センサが抜け落ちたり、接続されて
いてもセンサが故障していたり、レイアウトの変更やメンテナンスの際にセンサが作業者
によって意図的に取外されたりすることにより正常に動作している全センサの数がゼロに
なると、点灯・消灯・調光制御に不具合が発生する問題があった。例えば、センサが人感
センサであれば人体を感知できなくなり、本来の点灯・消灯制御を行わなくなる。即ち、
照明装置が消灯しているときに正常に動作している人感知センサの数がゼロになると、照
明装置付近を人が通過しても点灯することはなく、人体が感知されて照明装置が点灯して
いるときに正常に動作している人感センサの数がゼロになると、人が居るにも係わらず一
瞬に消灯してしまう。また、センサが明るさセンサであっても本来の調光制御を行わなく
なる。例えば、50%の調光率で点灯しているときに正常に動作している明るさセンサの
数がゼロになると、現在の照度が不明となり50%の調光率のまま点灯し続けてしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、正常に動作しているセン
サの数がゼロになっても、照明装置の不点灯または誤動作を防ぐことができる照明制御シ
ステムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、周囲の状況を検出するセンサが搭載さ
れる複数の照明装置と、前記照明装置間を接続する信号線とから構成され、前記照明装置
は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記センサで検出される検出値
に応じて前記点灯回路を制御する制御部と、前記センサを抜き差し自在に接続する接続部
と、前記センサが正常に動作しているか否かを判定する判定部と、前記信号線を通じて前
記センサの検出値及び前記判定部の判定結果を通信する通信部とを備え、前記制御部は、
全ての前記照明装置の中で正常に動作している前記センサの数がゼロであれば、前記点灯
回路を制御して予め決められた所定の照度で前記照明負荷を点灯させることを特徴とする
この発明によれば、前記センサが正常に動作しているか否かを判定する判定部と、前記
信号線を通じて前記判定部の判定結果を通信する通信部とを備え、前記制御部は、全ての
前記照明装置の中で正常に動作している前記センサの数がゼロであれば、前記点灯回路を
制御して予め決められた所定の照度で前記照明負荷を点灯させるので、正常に動作してい
る前記センサの数がゼロになっても、前記照明装置の不点灯または誤動作を防ぐことがで
きる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、全ての前記照明装置には、自身の前記判
定部の判定結果と前記信号線を通じて送信されてくる判定結果とを基に正常に動作してい
る前記センサの数を記憶する記憶部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、個々の前記照明装置が正常に動作している前記センサの数を記憶す
ることができ、自身の前記記憶部内の前記センサの数がゼロになれば、自身の前記照明負
荷を予め決められた所定の照度で点灯させることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記センサは、前記照明装置の
周囲の照度を検出する明るさセンサであることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1または2記載の発明と同様の効果を奏する照明制御システ
ムが提供できる。
請求項4の発明は、請求項1または2の発明において、前記センサは、前記照明装置の
周囲の人体を感知する人感センサであることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1または2記載の発明と同様の効果を奏する照明制御システ
ムが提供できる。
請求項5の発明は、請求項1または2の発明において、前記照明装置の周囲の照度を検
出する明るさセンサと前記照明装置の周囲の人体を感知する人感センサとから構成され、
前記制御部は、正常に動作している前記明るさセンサの数、又は正常に動作している前記
人感センサの数のうち何れか一方の数がゼロであれば、前記点灯回路を制御して予め決め
られた所定の照度で前記照明負荷を点灯させることを特徴とする。
この発明によれば、前記センサが前記明るさセンサと前記人感センサとから構成されて
いても、請求項1または2記載の発明と同様の効果を奏する照明制御システムが提供でき
る。
本発明では、正常に動作しているセンサの数がゼロになっても、照明装置の不点灯また
は誤動作を防ぐことができるという効果がある。
本発明の実施形態のブロック図である。 同上における全体の概略ブロック図である。 同上における明るさセンサと人感センサとを備えたセンサのブロック図である。 同上における記憶部のブロック図である。 (a)〜(c)は同上における人感センサを1個取付けたときの説明図である。 (a)〜(c)は同上における人感センサを1個取外したときの説明図である。 (a)〜(d)は同上における人感センサを2個取外して、人感センサの数を0にしたときの説明図である。 同上における人感グループセンサ数を‘2’から‘1’、‘0’へと推移させたときのタイミングチャート図であり、(a)は人感グループセンサ数の変化、(b)は人が居る時の調光率の変化、(c)は人が居ない時の調光率の変化を示す。 同上における人感グループセンサ数を‘2’から‘0’、‘1’へと推移させたときのタイミングチャート図であり、(a)は人感グループセンサ数の変化、(b)は人が居る時の調光率の変化、(c)は人が居ない時の調光率の変化を示す。 同上における照明負荷を設置してから点灯開始させたときのタイミングチャート図であり、(a)は照明負荷の光束の変化、(b)は保守率の変化を示す。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態の照
明制御システム1は、図1及び図2に示すように、センサ2が搭載される複数の照明装置
3(3a,3b,3c,3d)と、照明装置3a,3b,3c,3d間を接続する1系統
の信号線4とから構成されている。そして、照明装置3a,3b,3c,3dは、リモコ
ン5によって遠隔操作されて予め固有の照明装置アドレス6が設定されたり、グループ用
のアドレスが設定されてグループ化される。尚、照明装置3には後述の各部を駆動させる
ための電力が、電源線(図示せず)を介して商用電源より供給されている。
センサ2は、図1に示すように、周囲の状況を検出する検知部21と、検知部21の検
出値を電圧信号として出力する制御部22と、照明装置3と通信する通信部23とから構
成される。制御部22はマイクロプロセッサ等から構成され、通信部23はRS485等
に準拠した2線式シリアル通信回路で構成される。そして、センサ2は、照明装置3の周
囲の照度を検出する明るさセンサAであっても、照明装置3の周囲の人体を感知する人感
センサBであってもよい。センサ2が明るさセンサAである場合、検知部21は光電変換
を行う受光素子を含む回路で構成された照度検知部21aとする。センサ2が人感センサ
Bである場合、検知部21は人体の移動により赤外線の変化を検出する赤外線検出素子を
含む回路で構成された人感検知部21bとする。また、センサ2は、図3に示すように、
照度検知部21aと人感検知部21bとを一体に備えていてもよい。尚、以下の説明でセ
ンサ2と表記する場合は、明るさセンサAと人感センサBの両方を指し示すものとする。
また、以下の説明では、明るさセンサAと人感センサBとが照明装置3へ個々に接続する
ことが可能で、両方を接続したり片方のみを接続したりすることができるものとする。
リモコン5は、押圧により操作されるボタン等からなる操作部50と、操作部50の操
作に基づき各種操作信号を生成する制御部51と、その操作信号を照明装置3へ無線送信
する無線送信部52とを備える。制御部51は、マイクロプロセッサ等から構成され、前
記操作信号には照明装置アドレス6やその他グループ化するためのアドレスが含まれる。
無線送信部52は、赤外線発光ダイオード又はRF電波無線モジュール等を含む無線送信
回路で構成される。
照明装置3は、図1に示すように、照明負荷31、照明負荷31を点灯させる点灯回路
32、点灯回路32に調光信号を出力する調光信号出力部33、接続部34、センサ用通
信部35、通信部36、及びリモコン受信部37を備える。照明負荷31は、蛍光灯やL
ED等で構成される。接続部34は、照明負荷31の周辺に配置され、センサ2のオス型
の接続端子(図示せず)が挿入されるメス型の接続端子(図示せず)を有しており、セン
サ2を抜き差し自在に接続する。尚、図中では接続部34は1つのみであるが、明るさセ
ンサAと人感センサBの両方が接続できるように2つ設けられている。センサ用通信部3
5は、センサ2の通信部23と同種の通信回路構成を有し、接続部34を介してセンサ2
と通信する。通信部36は、センサ用通信部35と同種の通信回路構成を有しており、信
号線4を通じて他の照明装置3と通信する。また、信号線4にはこれらに合わせたシリア
ル通信用ケーブルが用いられる。尚、通信部36は信号の衝突を回避する機能を備えた制
御方式を用いることが望ましい。リモコン受信部37は、リモコン5から受信する無線信
号の種類に合わせて赤外線受光IC又はRF電波無線モジュール等を含む無線受信回路で
構成されている。
また、照明装置3は、上記に加えて演算部38と、記憶部39と、判定部40と、制御
部30とを備える。演算部38は、センサ2で検出される検出値(明るさセンサAであれ
ば照度)より調光率の演算をするもので、マイクロプロセッサ等で構成されている。
記憶部39は、図4に示すように、照明装置アドレス6、明るさグループアドレス7、
明るさグループセンサ数R、目標照度値8、人感グループアドレス9、人感グループセン
サ数S、及び点灯保持時間10といった各種情報を記憶する。照明装置アドレス6は先述
の様にリモコン5を通じて個々の照明装置3に割り振りされるアドレスであり、記憶部3
9には自身の照明装置3の照明装置アドレス6と他の照明装置3の照明装置アドレス6と
が記憶される。明るさグループアドレス7は、リモコン5を通じて登録されるアドレスで
あり、その照明装置3を周囲の照度に応じて調光制御するグループ(以下、明るさグルー
プと称する)の一員として論理的に結びつけるものである。即ち、明るさグループアドレ
ス7を登録する照明装置3には、照度検知部21aを有する明るさセンサAが接続される
。明るさグループセンサ数Rは、明るさグループ内の正常に動作している明るさセンサA
の数を示す。そして、自身の照明装置3が明るさグループの一員であれば、明るさグルー
プ内の正常に動作している明るさセンサAの数が記憶されており、一定の間隔で更新され
る。目標照度値8は、リモコン5を通じて設定される値でその照明装置3が目標とする照
度を示す。演算部38は目標照度値8に登録されている値を参照して調光率を演算する。
人感グループアドレス9は、リモコン5を通じて登録されるアドレスであり、その照明装
置3を周囲の人体の感知に応じて点灯・消灯制御するグループ(以下、人感グループと称
する)の一員として論理的に結びつけるものである。即ち、人感グループアドレス9を登
録する照明装置3には、人感検知部21bを有する人感センサBが接続される。人感グル
ープセンサ数Sは、人感グループ内の正常に動作している人感センサBの数を示す。そし
て、自身の照明装置3が人感グループの一員であれば、人感グループ内の正常に動作して
いる人感センサBの数が記憶されており、一定の間隔で更新される。点灯保持時間10は
、人感センサBが人体を感知して照明負荷31が点灯した後、暫くして人感センサBが人
体を感知しなくなったときに照明負荷31が点灯状態を保持する最大時間である。この時
間が経過すれば照明負荷31は消灯する。
判定部40は、自身の照明装置3に接続されているセンサ2から一定の間隔で送信され
ている信号を監視し、この信号を受信している間はそのセンサ2が正常に動作していると
いう判定を行い、信号を受信しなくなると正常に動作していないという判定を行う。そし
て、判定部40は、その判定結果を制御部30へ送信する。
制御部30は、センサ用通信部35を通じてセンサ2で検出される検出値を受信し、そ
の検出値に応じて点灯回路32を制御して照明負荷31を点灯・消灯・調光制御する。例
えば、明るさセンサAで検出された照度を受信すれば、その照度と記憶部39の目標照度
値8とから演算部38に調光率を演算させて、求められた調光率を基に調光信号出力部3
3に調光信号を出力させる。また、制御部30は、通信部36を通じて前記照度または前
記調光率を送信し、同じ明るさグループの一員である他の照明装置3も調光制御する。ま
た、制御部30は、リモコン受信部37から送信されてくる照明装置アドレス6や明るさ
グループアドレス7、人感グループアドレス9の記憶部39への記憶を制御する。更に、
制御部30は、判定部40から受信した上述の判定結果を記憶部39へ送信して、明るさ
グループセンサ数Rまたは人感グループセンサ数Sを更新させる。これと同時に、通信部
36を通じてその判定結果を他の照明装置3の記憶部39へも送信して更新させる。
そして、本実施形態の制御部30は、自身の照明装置3の記憶部39に記憶されている
明るさグループセンサ数Rまたは人感グループセンサ数Sのうちの何れか一方がゼロにな
れば、点灯回路32を制御して予め決められた所定の照度(例えば、調光率100%の照
度)で照明負荷31を点灯させる。
尚、制御部30は、他の照明装置3へ照度や調光率、判定結果等を送信する際に、送信
相手の照明装置アドレス6や明るさグループアドレス7、人感グループアドレス9の情報
を付して送信する。また、他の照明装置3から情報が送信されてきた場合、その情報に付
されている照明装置アドレス6や明るさグループアドレス7、人感グループアドレス9が
自身のものと一致するかどうか判定し、一致する場合のみ有効な情報として処理される。
そして、上述の様なセンサ2は、利用者や管理者等によって照明装置3から容易に取付
け取外しすることができる。しかし、センサ2の取付け固定が不十分で、後ほど気づかな
いうちに抜け落ちてしまったり、照明負荷31の交換作業時に作業者がセンサ2と接触し
て誤って外れてしまうことがある。また、人知れずのうちにセンサ2が故障している場合
や、レイアウトの変更及びメンテナンスの際に作業者が意図的に全てのセンサ2を取外す
場合もある。従来の照明制御システムは、従来技術で述べた通り、正常に動作しているセ
ンサの数がゼロになると照明装置が不点灯になったり誤動作を起こしたりする問題があっ
た。
一方、本実施形態の照明制御システム1は、取付けにより正常に動作しているセンサ2
の数を増やしたり、取外しにより正常に動作しているセンサ2の数を減らしたりした場合
、次の様に動作する。尚、以下の説明では、例として人感センサBの数を増減の対象とし
ている。
先ず、人感センサBを1個取付けることで、正常に動作している人感センサBの数を1
個増やしたときの動作について説明する。照明制御システム1は、図5(a)に示すよう
に、4個の照明装置3a,3b,3c,3dを備え、これらは全て人感グループに属して
いる。但し、実際に人感センサBが接続されているのは照明装置3b及び3dのみである
。従って、照明装置3a,3b,3c,3dの各記憶部39の人感グループセンサ数Sに
は‘2’が記憶されている。この状態から照明装置3aに人感センサBを取り付ける。す
ると接続された人感センサBが一定の間隔で照明装置3aの判定部40に信号を送信する
。この信号を受けた照明装置3aの判定部40は、接続部34に接続中の人感センサBが
正常に動作していると判定し、その判定結果を照明装置3aの制御部30へ送信する。判
定結果を受信した照明装置3aの制御部30は、図5(b)に示すように、照明装置3a
の記憶部39に対して人感グループセンサ数Sを‘2’から‘3’へと更新させる。これ
と同時に照明装置3aの制御部30は、通信部36を通じて他の照明装置3b,3c,3
dへセンサ追加信号を送信する。そして、前記センサ追加信号を受信した照明装置3b,
3c,3dの各制御部30は、図5(c)に示すように、自身の記憶部39に対して人感
グループセンサ数Sを‘2’から‘3’へと更新させる。
次に、人感センサBを1個取外すことで、正常に動作している人感センサBの数を1個
減らしたときの動作について説明する。照明制御システム1は、図6(a)に示すように
、4個の照明装置3a,3b,3c,3dを備え、これらは全て人感グループに属してい
る。但し、実際に人感センサBが接続されているのは、照明装置3b及び3dのみである
。従って、照明装置3a,3b,3c,3dの各記憶部39の人感グループセンサ数Sに
は‘2’が記憶されている。この状態から照明装置3bの人感センサBを取外す。すると
以前まで人感センサBから一定の間隔で照明装置3bの判定部40へ送信されていた信号
が送信されなくなる。そして、照明装置3bの判定部40は、自身の人感センサBが正常
に動作していないと判定し、その判定結果を照明装置3bの制御部30へ送信する。判定
結果を受信した照明装置3bの制御部30は、図6(b)に示すように、照明装置3bの
記憶部39に対して人感グループセンサ数Sを‘2’から‘1’へと更新させる。これと
同時に照明装置3bの制御部30は、通信部36を通じて他の照明装置3a,3c,3d
へセンサ削除信号を送信する。そして、前記センサ削除信号を受信した照明装置3a,3
c,3dの各制御部30は、図6(c)に示すように、自身の記憶部39に対して人感グ
ループセンサ数Sを‘2’から‘1’へと更新させる。
そして、人感センサBをほぼ同時に2個取外すことで、正常に動作している人感センサ
Bの総数をゼロにしたときの動作について説明する。照明制御システム1は、図7(a)
に示すように、4個の照明装置3a,3b,3c,3dを備え、これらは全て人感グルー
プに属している。但し、実際に人感センサBが接続されているのは、照明装置3b及び3
dのみである。従って、照明装置3a,3b,3c,3dの各記憶部39の人感グループ
センサ数Sには‘2’が記憶されている。この状態から照明装置3b及び3dの人感セン
サBをほぼ同時に取外す。すると以前まで各々の人感センサBから一定の間隔で照明装置
3bの判定部40、及び照明装置3dの判定部40へ送信されていた信号が送信されなく
なる。そして、照明装置3bの判定部40、及び照明装置3dの判定部40は、各々自身
の人感センサBが正常に動作していないと判定し、その判定結果を各々自身の制御部30
へ送信する。判定結果を受信した制御部30は、図7(b)に示すように、各々自身の記
憶部39に対して人感グループセンサ数Sを‘2’から‘1’へと更新させる。これと同
時に前記両制御部30,30は、各々自身の通信部36を通じてセンサ削除信号を送信す
る。このとき照明装置3dは、自身がセンサ削除信号を送信するよりも先に照明装置3b
から送信されたセンサ削除信号を受信したため、自身のセンサ削除信号の送信を一時停止
する。そして、照明装置3bからセンサ削除信号を受信した照明装置3a,3cの各制御
部30は、図7(c)に示すように、各々自身の記憶部39に対して人感グループセンサ
数Sを‘2’から‘1’へと更新させる。また、照明装置3bからセンサ削除信号を受信
した照明装置3dの制御部30は、照明装置3dの記憶部39に対して人感グループセン
サ数Sを‘1’から‘0’へと更新させるとともに、一時停止していた自身のセンサ削除
信号を送信する。照明装置3dからセンサ削除信号を受信した照明装置3a,3b,3c
の各制御部30は、図7(d)に示すように、各々自身の記憶部39に対して人感グルー
プセンサ数Sを‘1’から‘0’へと更新させる。そして、各制御部30は、各々自身の
記憶部39に記憶されている人感グループセンサ数Sが‘0’であると判定して、各々自
身の点灯回路32を制御して調光率100%の照度で照明負荷31を点灯させる。但し、
この場合の点灯に限り制御部30は、記憶部39に記憶されている点灯保持時間10を参
照せず、人感グループセンサ数Sが‘1’以上になるまで照明負荷31を点灯させる。
以下、人感グループセンサ数Sが時間経過とともに推移するときの調光率の変化につい
て図8及び図9を参照して説明する。図8はタイミングチャート図であり、時間Tに対し
て(a)は人感グループセンサ数Sの変化、(b)は人が居る時の調光率Yの変化、(c
)は人が居ない時の調光率Y´の変化を示す。開始時に‘2’だった人感グループセンサ
数Sは、図8(a)に示すように、時間T1経過後に人感センサBが1個抜け落ちして‘
1’となり、更に時間T2経過後に人感センサBが1個故障して‘0’になっている。こ
れに対して人が居る時の各照明装置3は、図8(b)に示すように、終始調光率Y100
%で点灯し続けており、特に時間T2以降の人感グループセンサ数Sが‘0’になっても
各照明装置3の調光率Yは100%を維持している。また、人が居ない時の各照明装置3
は、図8(c)に示すように、開始時から時間T2までの間の調光率Y´0%、すなわち
消灯しており、時間T2の時に人感グループセンサ数Sが‘0’になると調光率Y´は1
00%となり点灯を開始する。
また、図9は図8と同様にタイミングチャート図であり、時間tに対して(a)は人感
グループセンサ数Sの変化、(b)は人が居る時の調光率Zの変化、(c)は人が居ない
時の調光率Z´の変化を示す。開始時に‘2’だった人感グループセンサ数Sは、図9(
a)に示すように、時間t1経過後に人感センサBが2個同時に故障して‘0’となり、
時間t2経過後に作業者によって人感センサBが1個取付けられて‘1’になっている。
これに対して人が居る時の各照明装置3は、図9(b)に示すように、調光率Z100%
で点灯し続けており、時間t1から時間t2までの人感グループセンサ数Sが‘0’にな
っている間も調光率Zは100%を維持している。また、人が居ない時の各照明装置3は
、図9(c)に示すように、開始時から時間t1までの間調光率Z´0%で消灯しており
、時間t1から時間t2までの人感グループセンサ数Sが‘0’になっている間調光率Z
´100%で点灯している。ところで、時間t2で人感センサBが1個取付けられた後、
時間t3までの暫く間調光率Z´は100%のままである。これは、人感センサBの取り
付け作業を行った作業者が感知されて、人が居ない状態から一時的に人が居る状態へと変
化したからである。但し、作業者がその場から立ち去った時間t3以降、再び調光率Z´
は0%となり各照明装置3は消灯している。
以上説明した様に本実施形態の照明制御システム1は、抜け落ちや故障、取外しにより
正常に動作している人感センサBの数がゼロになると、制御部30が点灯回路32を制御
して予め決められた所定の照度で照明負荷31を点灯させるので、照明装置3が不点灯状
態となる不具合を防ぐことができる。また、人が居ないはずの空間が常に点灯状態へと切
り換わることで、利用者や管理者は、全ての人感センサBが非接続であったり抜け落ちて
いたり故障していることを視認できる。そして、レイアウト変更時やメンテナンス時に作
業者が人感センサBを全て取外してしまっても、従来の様に消灯してしまい作業に支障を
きたすといったことがない。尚、上述の説明では人感センサBを例に挙げたが、明るさセ
ンサAであっても同様の効果を奏することができる。即ち、抜け落ちや故障、取外しによ
り正常に動作している明るさセンサAの数がゼロになっても、調光率100%で照明装置
3を点灯させるので、例えば調光率50%のまま点灯し続けるといった誤動作を防ぐこと
ができる。
ところで、上述の照明制御システム1は、全ての照明装置3に各々記憶部39が設けら
れ、個々の照明装置3が、自身の判定部40の判定結果と信号線4を通じて送信されてく
る他の照明装置3の判定結果とを基に正常に動作しているセンサ2の数を記憶し、センサ
2の数がゼロであれば自身の点灯回路32を制御して照明負荷31を点灯させる、所謂、
分散制御型の照明制御システム1であった。しかし、これに限らず例えば1台の親機とな
る照明装置3と複数の子機となる照明装置3とに区別して、親機にのみ記憶部39が設け
られ、親機が子機から送信されてくる判定結果を基に正常に動作しているセンサ2の数を
記憶し、親機に各子機の点灯を制御させるような、所謂、集中制御型の照明制御システム
1であってもよい。
また、上述の照明制御システム1では、センサ2の数がゼロとなったとき、照明装置3
は一定の調光率100%の照度で点灯を行っていた。しかし、調光率100%でもって点
灯させる以外に調光率に照明負荷31の総点灯時間に対応する保守率を乗じた照度で点灯
させてもよい。ここでいう保守率とは、照明負荷自体の光束減退及び照明装置に汚れが付
着することによる反射率の低下等を加味して、照明負荷の設置直後の照度と寿命時点の照
度とが同じになるように定めた乗率である。以下、図10を参照して説明する。図10は
タイミングチャート図であり、照明負荷の設置後点灯開始してから総点灯時間T´に対し
て(a)は照明負荷31の光束Cの変化、(b)は保守率Dの変化を示す。照明負荷31
の光束Cは、図10(a)に示すように、設置後点灯を開始してから総点灯時間T´が長
時間経過するとともに低下していく。つまり、照明負荷31は、初期状態時は明るく点灯
時間が長くなるにつれて暗くなる。尚、図10(a)は一例であり、図中の曲線は照明負
荷の種類によって個々に異なる。これに対して、保守率Dは、図10(b)に示すように
、照明負荷の設置後直後は0.7を示し、その後緩やかに1.0へと向かう。そして、設
置直後の調光率100%に保守率D0.7を乗じたときの照度と、総点灯時間T´120
00h時の調光率100%に保守率D1.0を乗じたときの照度ととは等しい。この様な
保守率を記憶部39に記憶させておけば、調光率100%の照度で点灯を行うよりも照明
負荷31が寿命を迎えるまでの間に消費される電力を抑えることができ、省エネルギ化を
図ることができる。尚、センサ2の数がゼロとなったとき以外に、例えば作業者が、調光
率を30%に変更してセンサ2の取付けまたは取外し作業を行う際にも、調光率30%に
上述の保守率Dを乗じた照度で点灯させれば、より省エネルギ化を図ることができる。
1 照明制御システム
2 センサ
3 照明装置
4 信号線
30 制御部
31 照明負荷
32 点灯回路
34 接続部
36 通信部
40 判定部

Claims (5)

  1. 周囲の状況を検出するセンサが搭載される複数の照明装置と、前記照明装置間を接続す
    る信号線とから構成され、
    前記照明装置は、照明負荷と、前記照明負荷を点灯させる点灯回路と、前記センサで検
    出される検出値に応じて前記点灯回路を制御する制御部と、前記センサを抜き差し自在に
    接続する接続部と、前記センサが正常に動作しているか否かを判定する判定部と、前記信
    号線を通じて前記センサの検出値及び前記判定部の判定結果を通信する通信部とを備え、
    前記制御部は、全ての前記照明装置の中で正常に動作している前記センサの数がゼロで
    あれば、前記点灯回路を制御して予め決められた所定の照度で前記照明負荷を点灯させる
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 全ての前記照明装置には、自身の前記判定部の判定結果と前記信号線を通じて送信され
    てくる判定結果とを基に正常に動作している前記センサの数を記憶する記憶部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記センサは、前記照明装置の周囲の照度を検出する明るさセンサであることを特徴と
    する請求項1または2記載の照明制御システム。
  4. 前記センサは、前記照明装置の周囲の人体を感知する人感センサであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の照明制御システム。
  5. 前記センサは、前記照明装置の周囲の照度を検出する明るさセンサと前記照明装置の周
    囲の人体を感知する人感センサとから構成され、前記制御部は、正常に動作している前記
    明るさセンサの数、又は正常に動作している前記人感センサの数のうち何れか一方の数が
    ゼロであれば、前記点灯回路を制御して予め決められた所定の照度で前記照明負荷を点灯
    させることを特徴とする請求項1または2記載の照明制御システム。





















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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012043729A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Mega Chips Corp 照明装置、照明制御装置、及び照明システム
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