JP2003347012A - セラミックヒータおよびその製造方法 - Google Patents

セラミックヒータおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2003347012A
JP2003347012A JP2002149241A JP2002149241A JP2003347012A JP 2003347012 A JP2003347012 A JP 2003347012A JP 2002149241 A JP2002149241 A JP 2002149241A JP 2002149241 A JP2002149241 A JP 2002149241A JP 2003347012 A JP2003347012 A JP 2003347012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing material
electrode pad
ceramic heater
ceramic
material layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002149241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3934990B2 (ja
Inventor
Satoshi Tanaka
智 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2002149241A priority Critical patent/JP3934990B2/ja
Publication of JP2003347012A publication Critical patent/JP2003347012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3934990B2 publication Critical patent/JP3934990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電極パッドにリード部材をロウ付けした部分の
ロウ材上に大きなガラス粒子があると、セラミックヒー
タ使用時の熱サイクルによってはロウ材の上に形成した
メッキ層に隙間が生成し、ロウ材が酸化して、リード部
材のロウ付け強度が低下するという問題があった。 【解決手段】表面に電極パッド4を形成したセラミック
体2中に、電極パッド4に接続した発熱抵抗体3を内蔵
し、電極パッド4に不純物としてSiを含有するロウ材
層6を介して金属製のリード部材7を接合するととも
に、ロウ材層6の表面にメッキ層5を形成して成るセラ
ミックヒータ1において、ロウ材層6の表面にSiを主
成分とする最大径が100μm以下のガラス粒子11が
析出していることを特徴とするセラミックヒータであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の空燃比
検知センサ加熱用ヒータや気化器用ヒータ、半田ごて用
ヒータなどに使用するセラミックヒータ及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空燃比センサ加熱用ヒータ等
の自動車用のヒータとして図3(a)に示すようなセラ
ミックヒータ21が多用されており、例えば、アルミナ
を主成分とするセラミック体22中に、W、Re、Mo
等の高融点金属からなる発熱抵抗体23を内蔵し、電極
パッド24を介してリード部材27が接合されている
(特開平5−34313号、特開平5−161955号
公報等参照)。
【0003】上記円柱状のセラミックヒータを製造する
場合は、図3(b)に示すようにセラミック芯材20と
セラミックシート28を用意し、セラミックシート28
の一方面にW、Re、Mo等の高融点金属のペーストを
印刷して発熱抵抗体23と電極引出部23aを形成した
後、これらを形成した面が内側となるようにセラミック
シート28を上記セラミック芯材30の周囲に巻付け、
全体を焼成一体化することによりセラミックヒータ11
としていた。
【0004】セラミックシート28上には、発熱抵抗体
23に電極引出部23aが接続され、該電極引出部23
aの末端にスルーホール(不図示、以下同じ)が形成さ
れ裏面の電極パッド24と該電極引出部23aが接続さ
れている。スルーホールには、必要に応じて導体ペース
トが注入される。
【0005】そして、図3(c)に示す電極パッド部周
辺の部分断面図のように、セラミックヒータ21は側面
に露出した電極パッド24の表面にはNiからなるメッ
キ層25が形成され、該メッキ層25の表面にロウ材2
6を介してリード部材27が接合され、このリード部材
27から通電することにより発熱抵抗体23が発熱する
仕組みである。
【0006】また、上記ロウ材26の酸化や硫化を防止
するため、ロウ材26の表面にはNiからなるメッキ層
25が形成されており、メッキ層25を形成した後の熱
処理やリード部材27をロウ付けする際の熱処理は、ロ
ウ材26が酸化しないように還元雰囲気で熱処理してい
た。
【0007】しかし、還元雰囲気中で熱処理を施した場
合、水蒸気を含まないため熱処理後のセラミック体22
の表面に黒ずんだ汚れ等が付着し、この付着物は洗浄し
ても完全に除去することが難しいため、外観不良や、酸
素センサ内部に用いるセラミックヒータの場合には、使
用中にこの付着物が剥離し、酸素センサ内部に形成され
ているPt電極と反応してセンサ特性を劣化させる恐れ
があった。
【0008】この問題に対応するため、水蒸気を含有し
た還元雰囲気中で熱処理を施すことによって、H2O−
2の化学平衡における乖離酸素分圧によってセラミッ
クヒータ21に付着したカーボン残さを燃焼除去するこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水蒸気
を含有した還元雰囲気中で熱処理を施した場合、上記電
極パッド24の表面に形成するメッキ層25およびロウ
材26の表面にはガラス粒子が析出してくる。
【0010】このガラス粒子は、セラミック体22およ
びロウ材25、リード部材26に含まれる不純物である
Siがリード部材26から沁み出してきて酸化したも
の、即ち、ロウ材中の酸素と珪素の相互拡散において、
ロウ材中の珪素の拡散速度がロウ材中の酸素の拡散速度
より大きいため、ロウ材の表面に珪素の酸化物が析出す
るものと考えられます。また、ロウ材26に不純物とし
て含むSiがロウ付け処理の際に水蒸気を含有した還元
雰囲気中で熱処理を施すので、還元雰囲気中の平衡酸素
分圧によりSiが酸化して表面に析出してガラスが生成
してきたとも考えられる。
【0011】このようにしてロウ材26の表面に析出し
てくるガラスが多くなると、ロウ材26の表面に形成す
るメッキ層25がロウ材26の表面全体を覆うことがで
きなくなり、使用中の熱サイクルによりガラスとメッキ
の間に隙間が生成し、この隙間から空気が拡散すること
によりロウ材26が酸化してロウ材26の接着強度が劣
化し、リード部材27のロウ付け強度を低下させるとい
う欠点を有していた。
【0012】例えば、図4(a)(b)に示すように、
Ag−Cu系のロウ材26の表面にガラス31がある
と、セラミックヒータ使用中の熱サイクルにより、ロウ
材26の中に存在するCuのような酸化しやすい成分が
酸化し始め、Cuの酸化物からなる針状の結晶26aが
表面に析出するような反応がおこり、これがロウ材26
の内部まで浸透し、そこが起点となってリード部材27
が剥離するという問題があった。
【0013】最近は、自動車の排気ガスに関する規制が
厳しくなり、空燃比制御用に使用する酸素センサの立ち
上がり速度を早くする必要が生じ、このためセラミック
ヒータの立ち上がり特性を早くすることが必要となっ
た。このため、セラミックヒータの使用温度が高くなっ
たため、このような問題が顕著になった。
【0014】特に、自動車用に使用するセラミックヒー
タについては、高い信頼性が要求されるため、1000
本中1本でも上記のような不良が発生することは好まし
くない。
【0015】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、本発明の目的は、セラミックヒータの電極
パッドから酸化するのを抑制するとともに、ロウ材の接
合強度を向上させることで耐久性が良好なセラミックヒ
ータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミックヒー
タは、発熱抵抗体を内蔵して成るセラミック体の表面
に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを形成し、前
記電極パッドに不純物としてSiを含有したロウ材層を
介して金属製のリード部材を接合するとともに、少なく
とも前記ロウ材層の表面にメッキ層を形成して成るセラ
ミックヒータにおいて、前記ロウ材層の表面にSiO2
を主成分とする最大径が100μm以下のガラス粒子が
析出していることを特徴とするセラミックヒータを提供
する。
【0017】また、発熱抵抗体を内蔵して成るセラミッ
ク体の表面に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを
形成し、水蒸気を含有する還元雰囲気中で前記電極パッ
ドに不純物としてSiを含有したロウ材を介して金属製
のリード部材を接合した後、該ロウ材にメッキ層を形成
して成るセラミックヒータの製造方法において、前記メ
ッキ層を形成する前に前記ロウ材表面を弾性体により摺
擦する工程を備えたことを特徴とするセラミックヒータ
の製造方法を提供する。
【0018】なお、上記製造方法において、前記電極パ
ッドとリード部材とを接合する還元雰囲気中の水蒸気分
圧を660〜5360Paとしても良い。
【0019】また、発熱抵抗体を内蔵して成るセラミッ
ク体の表面に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを
形成し、水蒸気を含有する還元雰囲気中で前記電極パッ
ドに不純物としてSiを含有したロウ材を介して金属製
のリード部材を接合した後、該ロウ材にメッキ層を形成
して成るセラミックヒータの製造方法において、前記電
極パッドとリード部材とを接合する還元雰囲気中の水蒸
気分圧を660〜5360Paとすることを特徴とする
セラミックヒータの製造方法であっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミックヒータ
の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明のセラミックヒータの一実
施形態を示すものであり、図1(a)はセラミックヒー
タ1の部分切り欠き斜視図であり、(b)は、そのセラ
ミック体2部分の展開図である。
【0022】本発明のセラミックヒータ1は、図1
(a)に示すようにセラミック体2中に発熱抵抗体3を
内蔵し、発熱抵抗体3に通電する電極パッド4をセラミ
ック体2の表面に備え、電極パッド4にメッキ層5を形
成するとともに、ロウ材層6を介してリード部材7が接
合されている。また、セラミック体2は、同図(b)に
示すようにセラミックシート8の表面に、発熱抵抗体3
と電極引出部3aが形成され、さらに、その裏面側に形
成される電極パッド4との間をスルーホール9で接合し
た構造となっている。こうして、セラミック体2は準備
されたセラミックシート8をセラミック芯材10に発熱
抵抗体3が内側になるように密着焼成することによって
発熱抵抗体3を内蔵することになる。
【0023】また、セラミック体2のセラミックシート
8は、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミック
ス、窒化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラ
ミックス等の各種セラミックスからなり、特に、アルミ
ナセラミックスからなることが好ましく、例えば、Al
23を88〜95重量%、SiO2を2〜7重量%、C
aOを0.5〜3重量%、MgOを0.5〜3重量%、
ZrO2を1〜3重量%からなるアルミナセラミックス
を用いることが好ましい。Al23含有量は88重量%
未満となると、ガラス質が多くなるため通電時のマイグ
レーションが大きくなる恐れがある。一方、Al23
有量を95重量%を超えると、セラミック体2中に内蔵
された発熱抵抗体4の金属層内に拡散するガラス量が減
少し、セラミックヒータ1の耐久性が劣化する恐れがあ
る。
【0024】また、上記セラミックヒータ1は、例えば
外径が2〜20mm、長さが40〜200mm程度の円
柱状で、自動車の空燃比センサ加熱用に用いる場合に
は、外径が2〜4mm、長さが40〜65mmとするこ
とが好ましい。
【0025】上記発熱抵抗体3は、W、Mo、Re等の
高融点金属を主成分とするものであり、図1(c)に示
すように発熱抵抗体3のパターンに欠陥bが生じた場
合、その欠陥部分の幅tがパターン幅Tの1/2以下と
することが好ましい。これは、上記欠陥の幅tがパター
ン幅Tの1/2を越えると、この部分で局部発熱し、発
熱抵抗体3の抵抗値が大きくなり耐久性が劣化するため
である。
【0026】このような欠陥が発生する原因は、発熱抵
抗体3をプリント形成する時に、プリント製版にゴミが
付着したためパターンが欠けてしまったり、異物が混入
し焼成時に焼失したりすることにより発生するものと思
われる。プリントや密着工程で、生のセラミックグリー
ンシート3を取り扱う工程があるが、この工程の清浄度
を向上させるとともに、万一の欠陥の発生に関して、上
記寸法以上の欠陥を取り除くための検査工程の整備が重
要である。
【0027】また、自動車用のヒータとして用いる場合
には、上記発熱抵抗体3の発熱長さが3〜15mmとな
るようにすることが好ましい。この発熱長さが3mmよ
り短くなると、通電時の昇温を早くすることができる
が、セラミックヒータ1の耐久性を低下させる。一方、
15mmより長くすると昇温速度が遅くなり、昇温速度
を早くしようとするとセラミックヒータ1の消費電力が
大きくなる。なお、上記発熱長さとは、図1(b)で示
す発熱抵抗体3における往復パターンの部分の長さfを
示す。この発熱長さfは、用途により種々選択されるも
のである。
【0028】さらに、上記発熱抵抗体3の両端部には電
極引出部3aが形成されており、図2の部分拡大図のよ
うに、発熱抵抗体3の端部に形成された電極引出部3a
にはスルーホール9を介して発熱抵抗体3に通電するた
めの上記電極パッド4に接続されている。
【0029】電極パッド4はスルーホール9のセラミッ
ク体2上に形成し、その材質は、W、Mo、Re等の高
融点金属を主成分とするメタライズ層からなり、その表
面にメッキ層5を形成しても良い。電極パッド4にメッ
キ層5を形成することにより、ロウ材層6の流れを良く
し、ロウ付け強度を向上させる作用をなす。メッキ層5
の材質としては、Ni、Cr、もしくはこれらを主成分
とする複合材料等からなり、1〜5μmの厚みで形成さ
れる。
【0030】次にロウ材層6構造について、図2を用い
て説明する。(a)は、本発明のセラミックヒータ1の
ロウ付構造を示す斜視図であり、(b)は、そのロウ材
層6の表面部分を拡大した部分拡大図であり、(c)は
ガラス粒子11がロウ材層6の表面に付着した状態を示
す断面図である。
【0031】ロウ材層6は、その材料としてAg−C
u、Au−Cu、Ag、Cu、Au等を主成分とし、必
要に応じてバインダとなる樹脂や活性金属であるTi、
Mo、V等の金属を含有するロウ材が用いられ、水蒸気
を含有する還元雰囲気中で硬化させて形成されている。
【0032】本発明では、図2(b)に示すように上記
ロウ材層6の表面に析出するガラス粒子11の最大径h
が100μm以下であることが重要である。
【0033】上記ロウ材層6の表面には、詳細を後述す
るように、製造工程においてリード部材7を電極パッド
4に水蒸気を含有する還元雰囲気中でロウ付けする。本
発明では、このロウ付けの際に、ロウ材層6中に不純物
として含有されるSiやSiを主成分とするその他の金
属酸化物等がロウ材層6の表面に析出してくる。これら
を本発明でいうガラス粒子11と呼ぶ。このガラス粒子
11は、主としてSiO2からなり透明で非晶質であ
り、ロウ材11の色々な部分の表面に楕円状若しくは略
ドーム状の形状で析出してくる。
【0034】このガラス粒子11の最大径hを100μ
m以下にすることにより、ロウ材層6の表面にガラス粒
子11が析出してもロウ材層6の上に形成するメッキ層
5に生成する欠陥の発生を抑制し、これにより使用中の
熱サイクルによるロウ材層6の酸化を防止することを鋭
意検討の結果、本願発明者が見い出したものである。こ
こで、ガラス粒子11の最大径とは、形状が楕円状であ
る場合には長径をいい、略ドーム状である場合は、ガラ
ス粒子11を真上から見た場合の投影図における長径を
いう。
【0035】ガラス粒子11の最大径hが100μmを
越えると図2(c)に示すようにメッキ層5からガラス
粒子11が突出し、使用中の熱サイクルによりガラス粒
子11のメッキ層5の間に隙間が発生し、この隙間から
空気が拡散してロウ材層6が酸化し、リード部材7の引
張強度を低下させてしまうので好ましくない。さらに好
ましくは、ガラス粒子11の最大径hを30μm以下、
特に10μm以下にすることが好ましくリード部材7の
引張強度の耐久性を向上させることができる。
【0036】上記ガラス粒子11の最大径hの測定方法
としては、金属顕微鏡、メジャースコープ、電子顕微鏡
等の装置を使用して、任意のエリアを観察することによ
り測定することができる。なお、精度を高めるために
も、測定エリアを複数増やすことが好ましい。
【0037】上記ロウ材層6としては、Au、Cu、A
u−Cu、Au−Ni、Ag、Ag−Cu系のロウ材に
より形成され、Au−CuロウはAu含有量が25〜9
5重量%、Au−NiロウとしてはAu含有量が50〜
95重量%とすると、ロウ付け温度を1000℃程度に
設定でき、ロウ付け後の残留応力を低減することができ
る。これにより、熱サイクルにおいてロウ材層6とセラ
ミック体2の熱膨張差に起因する疲労が生じてもロウ付
け強度の低下を抑制することができる。
【0038】次にロウ材層6の表面に形成するメッキ層
5はロウ材層6の酸化を防止するために用いられる。な
お、本発明ではロウ材層6にメッキ層5を形成すること
を記載しているが、このメッキ層5の形成とともに、リ
ード部材7を露出させている場合にはリード部材7全体
もメッキ処理させることはいうまでもない。
【0039】リード部材7は、耐熱性が良好なNi系、
Fe−Ni系合金等の金属製の部材を使用することが好
ましい。これにより、発熱抵抗体3からの熱伝達によ
り、使用中にリード部材7の温度が上昇し、劣化するの
を有効に防止することができる。また、リード部材7の
材質としてNiやFe−Ni合金を使用する場合、その
平均結晶粒径を400μm以下とすることが好ましい。
上記平均粒径が400μmを越えると、使用時の振動お
よび熱サイクルにより、ロウ付け部近傍のリード部材7
が疲労し、クラックが発生しやすい。他の材質について
も、例えばリード部材7を形成する材質の結晶粒径がリ
ード部材7の厚みより大きくなると、ロウ材層6とリー
ド部材7の境界付近の粒界に応力が集中してクラックが
発生しやすい。
【0040】なお、後述するように、ロウ付けの際の熱
処理は、試料間のバラツキを小さくするためにロウ材層
6の融点より十分余裕をとった高めの温度で熱処理する
必要があるが、リード部材7の平均結晶粒径を400μ
m以下と小さくするためには、ロウ付けの際の温度をで
きるだけ下げ、処理時間を短くすればよい。
【0041】次に本発明のセラミックヒータの製造方法
について説明する。
【0042】まず、アルミナを主成分とし、焼結助剤と
してSiO2、CaO、MgO、ZrO2を合計量で4
〜12重量%含有するセラミックスラリーを成形したセ
ラミックシート8を準備する。
【0043】セラミックシート8の一方の主面に発熱抵
抗体3および電極引出部3aをプリントもしくは転写等
の手法を用いて形成し、電極引出部3aの裏面にあたる
セラミックシート8の他方の主面に電極パッド4を同じ
くプリントもしくは転写等の手法により形成する。
【0044】次に、電極引出部3aと電極パッド4との
間にスルーホール9を形成し、該スル−ホール9にW、
Mo、Reの少なくとも1種類を主成分とする導電材料
を充填するか、もしくはスルーホール9の内側面に塗布
することにより、電極引出部3aと電極パッド6が電気
的に接続できるようにする。
【0045】その後、発熱抵抗体3および電極引出部3
aの上にセラミックシート8とほぼ同等の組成からなる
コート層を形成した後、セラミックシート8をセラミッ
ク芯材10の周囲に周回密着して筒状の生成形体を成形
する。こうして得られた生成形体を1500〜1650
℃の還元雰囲気中で焼成してセラミク体2とする。
【0046】その後、電極パッド4の表面に電界メッキ
法や無電界メッキ法によりNi、Cr等の金属からなる
メッキ層を形成する 次に、Ag−Cuを主成分とするロウ材を用い、電極パ
ッド4とリード部材7とを水蒸気を含有した還元雰囲気
中で接合する。その際、本発明の特徴であるロウ材層6
の表面に最大径100μm以上のガラス11が析出す
る。このガラス粒子11は、ロウ材の表面に物理的に付
着しているだけであるために、ガラス粒子11を摩擦部
材によりロウ材層6表面に当接させて除去することがで
きる。摩擦部材としては、ロウ材層6の表面を1〜30
0μm程度の平均粒径の樹脂製ビーズやガラスビーズか
ら成るサンドブラストや、樹脂性の弾性体が用いられ
る。
【0047】摩擦部材として用いる樹脂製の弾性体とし
ては、ポリブタジェンゴム、ブタジェンスチレンゴム、
ブタジェナクリロニトリルゴム、ポリクロロプレンゴ
ム、ポリイソプレンゴム、フッ素ゴムシリコンゴム等、
色々なものを使用することができる。また、これらのゴ
ムに、微粒のシリカやアルミナのようなセラミックスを
分散させたものを用いると、さらに、ガラス粒子11の
除去が容易になる。
【0048】更に、摩擦部材で摺擦後にロウ材層6表面
をフッ酸水溶液中に浸漬してガラスを除去することも可
能である。
【0049】次に、このようにして形成したロウ材層6
の表面にNi、Cr等の金属から成るメッキ層5を形成
する。その後、水蒸気を含有した還元雰囲気中で熱処理
することでセラミックヒータが完成する。
【0050】なお、本発明ではメッキ層5を形成する前
にロウ材層6の表面をする工程を用いたがこれに限定さ
れず、ロウ材層6の形成する雰囲気を調整することでも
ロウ材層6表面に析出するガラス粒子の最大径が100
μm以下とすることができる。
【0051】具体的には、セラミック体2の表面に電極
パッド4を形成した後、670〜5360Paの水蒸気
を含む還元雰囲気中で、それぞれのロウ材層6に適した
温度でロウ付けすれば上記と同様の効果が得られる。な
お、ロウ付け温度は具体的には、Ag−Cuロウであれ
ば770〜870℃、Au−Cuロウであれば950〜
1050℃、Agロウであれば1000〜1100℃で
ロウ付け処理を行う。
【0052】上記熱処理における水蒸気分圧は、金属表
面のガラス粒子11との濡れ性に影響を及ぼすため、熱
処理時の水蒸気分圧を670〜5360Paに調整する
ことによって、ロウ付けの熱処理中にセラミックヒータ
1の表面に付着物が生成することを防止するとともに、
ロウ付け強度が大きく耐久性の高いセラミックヒータ1
を得ることができる。
【0053】上記水蒸気分圧が670Paより低くなる
と、セラミック体2の表面に有機物と推察できる付着物
が熱処理後に残り、洗浄しても除去することができず外
観を損ねるとともに、セラミックヒータ1を酸素センサ
加熱用に用いる場合、付着物が使用中の振動や熱サイク
ルによりセラミックヒータ1の表面から剥離して、酸素
センサのPt電極と反応し、センサ特性を劣化させてし
まう恐れがある。一方、5360Paを越えると、ロウ
材層6上へ析出するガラス粒子11の最大径hが大きく
なり、ロウ材層6の上に形成するメッキ層5にガラス粒
子11上で欠陥が生成し、セラミックヒータ1使用中の
熱サイクルによりガラス粒子11とメッキ層5との間に
隙間が発生し、この隙間を空気が拡散してロウ材層6が
酸化し、セラミックヒータ1のロウ付け部の耐久性が劣
化しやすくなる。
【0054】また、上記水蒸気分圧は、670〜400
0Pa以下、さらには670〜2400Paとすること
がより好ましい。
【0055】従来はロウ付け処理において、上記のよう
に還元性ガスに加湿することを行っていなかったが、本
発明のように水蒸気を含有する還元雰囲気中で行う熱処
理は、セラミックヒータ1の表面に有機物が残っていた
場合、ロウ付けの熱処理と併せて除去できるため有効で
ある。また、ロウ材層6の表面に析出するガラス粒子1
1の最大径hを100μm以下とすることにより、使用
中の熱サイクルによりロウ材層6が酸化してリード部材
7の引張強度が減少するような問題を防止することがで
きる。
【0056】また、セラミックヒータ1を湿度が高い雰
囲気中で使用する場合、Au系、Cu系のロウ材層6を
用いることによってマイグレーションの発生を抑制する
ことができる。
【0057】一方、100μm以上のガラス粒子11の
析出を防止する手法として、ロウ材層6中の不純物であ
るSiの量を減らすことも可能である。
【0058】なお、このような水蒸気分圧を規定する方
法、Si量を減少させる方法等の処理に、上述のような
ロウ材層6の表面を摺擦する処理を加えることで、更
に、析出するガラス粒子の最大径を小さくすることが可
能となる。
【0059】さらに、図2(a)に示すように電極パッ
ド4の端部からロウ材層6の端部までの距離kが少なく
とも0.2mm以上とすることが好ましい。
【0060】上記距離kが0.2mm未満であると、電
極パッド4の端部がロウ材層6の収縮時に引っ張られて
剥離しやすくなり、ロウ付け強度が低下するので、好ま
しくない。
【0061】なお、本発明のセラミックヒータ1は、上
述の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内であれば種々の変更は可能である。
【0062】
【実施例】(実施例1)先ず、図1に示すようなセラミ
ックヒータ試料を得るため、セラミック体2としてAl
23を主成分とし、SiO2、CaO、MgO、ZrO2
を合計10重量%以内になるように調整したセラミック
シート8に、W−Reからなる発熱抵抗体3とWからな
る電極引出部3aをプリントした。また、セラミックシ
ート8の裏面には電極パッド4をプリントした。発熱抵
抗体3は、発熱長さ5mmで4往復のパターンとなるよ
うに作製した。
【0063】そして、Wからなる電極引出部3aの末端
には、スルーホールを形成し、ここにペーストを注入す
ることにより電極パッド4と電極引出部3a間の導通を
とった。スルーホールの位置は、ロウ付けを実施した場
合にロウ付け部の内側に入るように形成した。
【0064】次いで、発熱抵抗体3の表面にセラミック
シート8と略同一の成分からなるコート層を形成して充
分乾燥した後、さらに上記セラミックシート8と略同一
の組成のセラミックスを分散させた密着液を塗布して、
こうして準備したセラミックシート8をセラミック芯材
10の周囲に密着し、1500〜1600℃で焼成し
た。
【0065】さらに、上記電極パッド4の表面にNiか
らなる厚み3μmのメッキ層5を形成し、2640Pa
の水蒸気分圧を有するH2−N2ガスからなる還元雰囲気
中700〜800℃で熱処理した後、Ag−Cuからな
るロウ材層6を用いて、Niからなる直径0.8mmの
リード部材7を還元雰囲気中830℃でロウ付けし、さ
らにその表面にNiからなる3μmのメッキ層5を端部
に形成して700℃で熱処理した。
【0066】このメッキ層5のロウ付け処理の際、H2
−N2ガスを温度調整した水の中をくぐらせて、H2−N
2ガス中の水蒸気分圧を露点の調整により670Pa以
下(1℃:資料No.1)、1230Pa(12℃:資
料No.2)、2060Pa(18℃:資料No.
3)、2640Pa(21℃:資料No.4)、336
0Pa(26℃:資料No.5)、4000Pa(29
℃:資料No.6)、4760Pa(32℃:資料N
o.7)、5630Pa(35℃:資料No.8)と調
整することにより、H2−N2ガス中の水蒸気圧を調整し
た。
【0067】そして、各試料No.1〜8のセラミック
ヒータについて、ロウ付け後のガラス粒子11の大きさ
を1000倍の電子顕微鏡写真によって5mm2確認
し、各ガラス粒子11の最大径hを測定した後、その平
均値を算出した。
【0068】また、ロウ材層6の表面にメッキ層5を形
成した後、各試料を400℃の恒温槽に5分間入れて温
度が安定した後強制急冷し、さらに恒温槽に入れる熱サ
イクル試験を2000サイクル実施し、さらに、550
℃の恒温層に500時間放置するという耐久試験を実施
し、その後、ロウ材層6表面のメッキ層5の変化を観察
した。
【0069】上記メッキ層5にロウ材層6のCuの酸化
物が析出した生成物が発生したものは×、メッキ層5に
一部に変色域がみられたものを△とし、酸化のような変
化の見られないものを○とした。
【0070】このテストは、使用中の熱サイクルの加速
試験に相当する。
【0071】また、耐久試験後の試料のリード部材7の
引張強度を測定した。リード部材7をセラミック体2の
表面から垂直に引っ張るモードで評価した。各ロット1
0本づつ測定し、その平均値をデータとした。
【0072】これらの結果を、表1に示した。
【0073】
【表1】
【0074】表1から明らかなように、熱処理の際の水
蒸気分圧、温度の条件によって析出するガラスの最大
径、量に違いがあり、析出したガラスの最大径hが10
0μmを超える試料(No.8)は、上記熱処理および
熱サイクル試験後に、メッキ層5の表面に酸化物が生成
した。また、耐久試験後のリード部材7の引張強度を測
定したところ、酸化の程度のひどいサンプルは10N以
下と張強度が大きく低下した。
【0075】これに対し、ガラス粒子11の最大径hが
100μm以下の試料(No.1〜7)は、耐久試験後
のリード部材の引張り強度が30N以上あり、耐久試験
後の外観検査でメッキ層5に酸化物の生成は確認できな
かった。ガラス粒子11の最大径hが50〜100μm
であるNo.7、8はガラス粒子11の周辺にメッキ層
5の変色がみられるものがあったが、引張強度への影響
はないものと判断した。
【0076】また、No.1は、メッキ表面に、付着物
が残っているものがあり、別途外観に問題はあるもの
の、ロウ材表面にはCu析出物は見いだされず耐久性試
験も良好であった。
【0077】(実施例2)ここでは、リード部材7をロ
ウ材層6により電極パッド4にロウ付けした後、ロウ材
層6表面に析出したガラス粒子11を各手法で除去し、
その後にロウ材層6の表面にNiからなるメッキ層5を
形成し、実施例1と同様の方法でロウ付け部の熱サイク
ル試験および熱処理におけるロウ付け部の観察を実施し
た。
【0078】ガラス粒子11の除去方法として、ロウ付
け後のロウ材層6の表面を平均粒径10μmのアクリル
ビーズ、平均粒径15μmのガラスビーズ、平均粒径
1.8μmのアルミナを用いてロウ材層6の表面をサン
ドブラストし、ロウ付け部を水中に漬けて超音波洗浄し
た後、ロウ材層6の表面に4μmのNiメッキを施した
サンプルを各100個準備した。
【0079】また、ロウ付け後のセラミックヒータ1を
10%のフッ酸溶液に10分間浸漬し、水洗、超音波洗
浄した後、ロウ材層6の表面に4μmのNiメッキを施
したサンプルを100個準備した。
【0080】また、ロウ付け後のセラミクヒータ1の表
面を樹脂製の弾性体であるブタジェンスチレンゴムによ
り擦ることにより、ロウ材層6の表面に付着している最
大径100μm以下のガラス粒子11を除去し、ロウ付
け部を水中に漬けて超音波洗浄した後、ロウ材層6の表
面に4μmのNiメッキを施したサンプルを各100個
準備した。
【0081】これらのサンプルを実施例1と同様な方法
で、熱サイクル、及び熱処理した後、ロウ付け部の外観
の変化を調べた。
【0082】その結果、全てのロットについて、ロウ材
層6の表面に、ロウ材層6にCuの酸化物が生成するよ
うなサンプルはなかった。
【0083】上記のように、物理的、化学的な手法で、
ロウ材層6表面に生成するガラス6を除去することによ
り、ロウ材層6の表面のメッキ5に欠陥が生成すること
を防止し、電極パッド部が400℃以上に加熱されるよ
うな厳しい条件でも、耐久性良好なセラミックヒータを
得ることができることが判った。
【0084】
【発明の効果】本発明のセラミックヒータの構成によれ
ば、ロウ材層の表面に形成するメッキ層に欠陥が生成す
ることを抑制できるため、使用中の熱サイクルにより、
電極パッドとリード部材とを接合するロウ材層が酸化す
ることを防止しでき、耐久性の高いセラミックヒータを
得ることができる。
【0085】また、本発明のセラミックヒータの製造方
法によれば、ロウ材の表面にメッキ層を形成する前に、
ロウ材表面をするために、その表面に析出するガラスを
除去できるために、欠陥のないメッキ層を形成すること
ができ、それにより、耐久性の高いセラミックヒータを
得ることができる。
【0086】さらに、本発明のセラミックヒータの製造
方法によれば、上記電極パッドに670〜5360Pa
の水蒸気を含む還元雰囲気中でロウ付け処理をすること
から、ロウ材表面に生成するガラスが100μm以上に
なることを防止できるとともに、セラミックヒータの表
面に付着物が生成することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のセラミックヒータを示す斜視
図であり、(b)はその展開斜視図、(c)は同図
(b)の発熱抵抗体の欠陥を示す部分拡大図である。
【図2】(a)は本発明のセラミックヒータに用いられ
る電極パッド周辺の斜視図であり、(b)はそのロウ材
表面の拡大図であり、(c)はその断面図である。
【図3】(a)は従来のセラミックヒータを示す斜視図
であり、(b)はその展開斜視図であり、(c)はその
電極パッド部分の断面図である。
【図4】(a)は従来のセラミックヒータに用いるロウ
材の酸化する様子を示す拡大図、(b)はその電極パッ
ド周辺の斜視図である。
【符号の説明】
1:セラミックヒータ 2:セラミック体 3:発熱抵抗体 3a:電極引出部 4:電極パッド 5:メッキ層 6:ロウ材 7:リード部材 8:セラミックシート 9:スルーホール 10:セラミック芯材 11:ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/48 H05B 3/48 Fターム(参考) 3G004 DA25 FA04 FA07 GA06 GA07 3G091 BA08 BA10 BA27 BA39 DC01 EA34 3G301 JA16 ND01 PD05Z 3K092 PP15 PP20 QA01 QB11 QB24 QB43 QB74 QB76 QC02 QC20 QC38 QC42 QC52 RA02 RB02 RB22 RC18 VV09 VV34 4G026 BA03 BA14 BA16 BA17 BB28 BC01 BD02 BF11 BF15 BF16 BF31 BF44 BG02 BG28 BG30 BH06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱抵抗体を内蔵して成るセラミック体
    の表面に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを形成
    し、前記電極パッドに不純物としてSiを含有したロウ
    材層を介して金属製のリード部材を接合するとともに、
    少なくとも前記ロウ材層の表面にメッキ層を形成して成
    るセラミックヒータにおいて、 前記ロウ材層の表面にSiを主成分とする最大径が10
    0μm以下のガラス粒子が析出していることを特徴とす
    るセラミックヒータ。
  2. 【請求項2】 発熱抵抗体を内蔵して成るセラミック体
    の表面に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを形成
    し、水蒸気を含有する還元雰囲気中で前記電極パッドに
    不純物としてSiを含有したロウ材を介して金属製のリ
    ード部材を接合した後、該ロウ材にメッキ層を形成して
    成るセラミックヒータの製造方法において、 前記メッキ層を形成する前に前記ロウ材表面を摩擦部材
    により摺擦する工程を備えたことを特徴とするセラミッ
    クヒータの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記電極パッドとリード部材とを接合す
    る還元雰囲気中の水蒸気分圧を660〜5360Paと
    することを特徴とする請求項2記載のセラミックヒータ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 発熱抵抗体を内蔵して成るセラミック体
    の表面に、前記発熱抵抗体に接続した電極パッドを形成
    し、水蒸気を含有する還元雰囲気中で前記電極パッドに
    不純物としてSiを含有したロウ材を介して金属製のリ
    ード部材を接合した後、該ロウ材にメッキ層を形成して
    成るセラミックヒータの製造方法において、 前記電極パッドとリード部材とを接合する還元雰囲気中
    の水蒸気分圧を660〜5360Paとすることを特徴
    とするセラミックヒータの製造方法。
JP2002149241A 2002-05-23 2002-05-23 セラミックヒータおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3934990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149241A JP3934990B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 セラミックヒータおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149241A JP3934990B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 セラミックヒータおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003347012A true JP2003347012A (ja) 2003-12-05
JP3934990B2 JP3934990B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=29767473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002149241A Expired - Fee Related JP3934990B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 セラミックヒータおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3934990B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005315447A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびグロープラグ
JP2005331502A (ja) * 2004-04-21 2005-12-02 Denso Corp セラミックヒータ及びこれを内蔵するガスセンサ
WO2006011520A1 (ja) * 2004-07-28 2006-02-02 Kyocera Corporation セラミックヒーター及びそれを用いた加熱用コテ
JP2006331936A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kyocera Corp セラミックヒーター及びこれを用いた加熱用こて
EP1734788A2 (en) * 2005-06-16 2006-12-20 Ngk Spark Plug Co., Ltd Ceramic-metal assembly and ceramic heater
JP2010165687A (ja) * 2010-03-08 2010-07-29 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびこれを用いた加熱用こて
JP2017016744A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 京セラ株式会社 ヒータ
JPWO2021106261A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331502A (ja) * 2004-04-21 2005-12-02 Denso Corp セラミックヒータ及びこれを内蔵するガスセンサ
JP2005315447A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびグロープラグ
GB2432093A (en) * 2004-07-28 2007-05-09 Kyocera Corp Ceramic heater and heating iron using it
WO2006011520A1 (ja) * 2004-07-28 2006-02-02 Kyocera Corporation セラミックヒーター及びそれを用いた加熱用コテ
GB2432093B (en) * 2004-07-28 2008-07-30 Kyocera Corp Ceramic heater and heating iron using the same
JP2006331936A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kyocera Corp セラミックヒーター及びこれを用いた加熱用こて
JP4514653B2 (ja) * 2005-05-27 2010-07-28 京セラ株式会社 セラミックヒーター及びこれを用いた加熱用こて
EP1734788A2 (en) * 2005-06-16 2006-12-20 Ngk Spark Plug Co., Ltd Ceramic-metal assembly and ceramic heater
EP1734788A3 (en) * 2005-06-16 2009-01-21 Ngk Spark Plug Co., Ltd Ceramic-metal assembly and ceramic heater
US7638737B2 (en) 2005-06-16 2009-12-29 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ceramic-metal assembly and ceramic heater
JP2010165687A (ja) * 2010-03-08 2010-07-29 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびこれを用いた加熱用こて
JP2017016744A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 京セラ株式会社 ヒータ
JPWO2021106261A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03
WO2021106261A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 日本碍子株式会社 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3934990B2 (ja) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3921327B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP5479550B2 (ja) セラミックヒータ及びそれを用いたヘアアイロン
JP3165396B2 (ja) ヒーターおよびその製造方法
EP0140340B1 (en) Gas sensor with ceramics substrate and method for producing the same
WO2005060311A1 (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP4514653B2 (ja) セラミックヒーター及びこれを用いた加熱用こて
JP3934990B2 (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP3934993B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
GB2432093A (en) Ceramic heater and heating iron using it
JP4295607B2 (ja) セラミックヒータ
JP3631728B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP2005019339A (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP2005331502A (ja) セラミックヒータ及びこれを内蔵するガスセンサ
JP2005158471A (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP4688376B2 (ja) セラミックヒーター
JP2003317910A (ja) セラミックヒータ
JP3366472B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP5058278B2 (ja) セラミックヒーターおよびこれを用いた加熱用こて
JP2005317233A (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP2001052843A (ja) ヒーター
JP3961387B2 (ja) セラミックヒータの製造方法
JPH06169023A (ja) 半導体パッケージ用セラミックリッド
JP2003317911A (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP3934843B2 (ja) 半田ごて
WO2005002279A1 (ja) セラミックヒータおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3934990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees