JP2003345117A - トナー補給容器 - Google Patents

トナー補給容器

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JP2003345117A JP2003150380A JP2003150380A JP2003345117A JP 2003345117 A JP2003345117 A JP 2003345117A JP 2003150380 A JP2003150380 A JP 2003150380A JP 2003150380 A JP2003150380 A JP 2003150380A JP 2003345117 A JP2003345117 A JP 2003345117A
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秀明 小笹
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文朗 田澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給容器をトナー受け入れ容器に装着
して、トナーシールを引き出す場合の引き出し部分を明
確にし操作性を向上しつつ、誤操作を防止する。 【解決手段】 把手部6はプッシャ部材8を介してばね
10で押されている。トナー補給容器3を受け入れ容器
に装着する際、係止部3iが受け入れ容器に当たり、係
止部3iから把手部6の突起6aが外れ、突起6aはプ
ッシャ部材8を介してばね10で押されて把手部6はシ
ール部材5の引き出し方向先端部を引き出すようにとび
出す。これらの各部材は把手部6のとび出し方向を除い
てトナー補給容器に設けた不図示のカバー部で覆われて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の画像形成装置にトナーを補給するための
トナー補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用さ
れている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費さ
れた場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へ
トナーを補給することが行われている。なお、トナー
は、微細な粉末であり、一成分トナーと二成分トナーが
ある。
【0003】
【特許文献】1.特開平4−336565号公報 2.特開平9−120206号公報
【0004】トナーは極めて微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にトナーが飛散してオペレーターや周囲
を汚すという問題があり、これに対応するために従来よ
り種々の方式のトナー補給容器及びトナー補給装置が提
案・実用されている。
【0005】たとえば、箱状の容器本体にフランジ部を
一体的に形成し、フランジ部に可撓性フィルムを熱溶着
して封止しておき、これをオペレーターが手で引き剥が
して開封するということが従来一般的に行われている。
さらにこれを改良し、使用済みの前記のトナー補給容器
の内部に付着・残留した微量のトナーがこぼれ落ちて周
囲に飛散するのを防止するために、開口部を封止するシ
ャッターを追加して再封可能としたトナー補給容器も提
案され実用されている(特開平4−336565号公
報)。
【0006】一方、複写機の本体側においては、前記ト
ナー補給容器から排出されるトナーを受けるトナーホッ
パーまたは現像器(以下トナー受け入れ装置と称する)
に、トナーを受け入れる開口部を開閉自在に覆う開口蓋
を設け、トナーの飛散と汚れの低減と、異種トナーの入
れ間違い防止を図ることが提案されている(特開平4−
336565号公報)。この提案においては、所定のト
ナー補給容器を装着しない限り、トナー受け入れ装置の
開口蓋は移動不可にロックされるよう構成されている。
【0007】このような構成にあっては、トナー補給容
器を確実にトナー受け入れ装置に装着した後にトナー補
給容器を開封しなければ、トナー受け入れ装置の開口蓋
が開いていないためにトナーが飛散する怖れがある。そ
こで特開平4−336565号公報においては、可撓性
フィルムの端部に把手を固着し、その把手を容器本体に
装着しておき、トナー受け入れ装置に装着後にトナー受
け入れ装置の開口蓋を開き切る時に前記把手が容器本体
から離脱するようにし、続いて把手を引くことで可撓性
フィルムとシャッターとを開封するよう構成している。
この構成だと開封操作は2段階を要する。
【0008】さらに、可撓性フィルムの端部に把手を固
着し、その把手を容器本体に装着しておき、トナー補給
容器をトナーを受け入れ装置に装着することで、把手が
上方へ外れるように構成し、把手を引くことで可撓性フ
ィルム、シャッター部材及びトナー受け入れ装置の開口
蓋の3者を一体に開封するように構成し、1段階で開封
できるようにしたものも提案されている(特開平9ー1
20206号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら前記
従来例においては次のような問題点があった。
【0010】特開平4−336565号公報の構成で
は、開封操作が2段階必要となり、手間がかかる。また
トナー補給容器をトナー受け入れ装置に装着した段階
で、次にトナー受け入れ容器の開口蓋を開くべきである
ということが、オペレーターに対して必ずしもわかりや
すくはなかった。
【0011】特開平9ー120206号公報の構成では
開封操作は1段階となったが、把手の解除はトナー補給
容器をトナー受け入れ容器に装着する力を利用してお
り、把手は装着方向とは逆方向すなわち上方へ外される
ことになり、不慣れなオペレーターは把手を上方に引き
上げるものと誤解する怖れがあった。さらに、実際に把
手を上方に引こうとしても、特にこれを妨げる構成には
なっていなかった。
【0012】本発明は上記従来例を更に発展させ、下記
のようなトナー補給容器を提供することを目的とする。 (1)可撓性フィルムで封止された排出口を有し可撓性
フィルムを把手部で引き出すようにしたトナー補給容器
であって、トナー補給容器の画像形成装置への装着動作
に連動して把手部を飛び出させるようにしたトナー補給
容器を提供する。 (2)上記においてトナー補給容器を画像形成装置に装
着する前の時点においてオペレータが把手部を誤って飛
び出させてしまうのを防止されたトナー補給容器を提供
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は請求項と
対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0014】本出願に係る第1の発明は画像形成装置に
着脱可能なトナー補給容器において、トナーを収容する
容器本体と、前記容器本体内のトナーを排出する排出口
と、前記排出口を開封可能に封止する可撓性フィルム
と、折り返された前記可撓性フィルムを引き出すための
把手部と、前記把手部を覆うカバー部と、前記トナー補
給容器の装着動作に連動して前記把手部を前記カバー部
の外へ飛び出させる手段と、を有することを特徴とする
トナー補給容器である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は現像剤補給容器の斜視図であ
って一部を切断して示してある。図2は図1の平面図で
ある。図3は一部断面で示す図1の側面図である。図4
は図2の正面図である。図5は現像剤補給容器の外観斜
視図である。図6は図1の一部底面図である。図7は図
3の側方より一部拡大して視る断面図である。図8はト
ナーシールの先端部を係止する装置を示す分解斜視図で
ある。図9は画像形成装置本体に設置された現像剤受け
入れ容器の斜視図である。図10、図11は現像剤補給
容器を現像剤受け入れ容器に装着する状態を示す斜視図
である。図12は現像剤補給容器を現像剤受け入れ容器
に装着する状態を示す縦断面図である。図13は図12
に直角な縦断面図である。図14から図16及び図18
から図20はトナーシールの開封作用を示す縦断面図で
ある。図17は現像剤補給容器を現像剤受け入れ容器に
ロックするための構成を示す側面図である。図21はト
ナーシールの幅を説明するための斜視図である。図22
は図21の縦断面図である。
【0016】図12、図13に示すように現像剤補給容
器3は下方にトナー排出口である開口部3cを備えたほ
ぼ六立方体形の容器であって開口部3c周縁に設けたフ
ランジ3fに図13に示すように摺動面32を設けて開
閉蓋4を移動自在に摺動面32に嵌合している。可撓性
フィルムである可撓性シート5はフランジ3fの面31
に剥離可能に溶着等により貼り付けられていて後述する
ようにして被押し出し部材としてのシート引き出し部材
6(本例では合成樹脂製の把手)に貼り付けられてい
る。
【0017】このシート引き出し部材6を含む周辺は図
5に示すように前述のフランジ上にシート引き出し方向
に直角な断面が門形のカバー部3pで覆われている。カ
バー部3pとフランジ3ff(前部側のフランジを指
す)との間は空間3q(図5参照)となっている。
【0018】この門形カバー部3pは現像剤補給容器3
の容器本体3a、フランジ3ff、シリンダ3j等と一
体であり、空間3q内には図1に示すシート引き出し部
材6、プッシャ部材8が収容されれいる。従ってオペレ
ーターはこの門形カバー部3pがあるため、空間3qの
シート先端とび出し装置にふれるおそれがなく、誤って
この装置を作動させるおそれがない。
【0019】図2、図3に示すように容器本体3aの後
部端壁3a1には円筒形の現像剤補給口3rが設けら
れ、この補給口3rには着脱可能に現像剤キャップ13
が圧入されている。
【0020】現像剤はシート5で開口部3cを封止した
容器本体3aに、現像剤補給口3rから充填し、現像剤
キャップ13を現像剤補給口3rに圧入する。
【0021】図9、図12、図13に画像形成装置本体
に設置された現像剤受け入れ容器1を示す。静電像担持
体に現像剤を供給して現像画像を形成する現像ローラを
備えた現像器へはこの容器1からスクリュー等で現像剤
が搬送される。この容器1の上部開口部1aは図12に
おいて右方へ移動可能なスライド式の開口蓋2で覆われ
ている。又、該現像剤受け入れ容器1の上部後方には、
後述の現像剤補給容器3のフランジ3fの後部の突出部
3bを挿入する凹部14と、その挿入を案内するガイド
1fが形成されている。
【0022】一方本発明に係る現像剤補給容器3の容器
本体3aには適量の補給用現像剤が収容されており、そ
の開口部3cは図12において右方へ移動可能なはスラ
イド式の開閉蓋4で覆われている。尚、現像剤補給容器
3の開閉蓋4には、先端部に現像剤受け入れ容器1の開
口蓋2の押し込みスライド方向先端22に引っ掛かるよ
うに係合する係合部としての突起41が突設されてお
り、また、現像剤補給容器の開閉蓋4には、スライド方
向の両端部に開口を持つ厚みの薄い空洞部42が設けら
れている。更にまた現像剤補給容器3の開閉蓋4の前部
の下側には、現像剤受け入れ容器1の開口蓋2の前部上
側に設けた凹部21に嵌合する突起43が設けてある。
【0023】又、前記容器本体3aの下面開口部3cの
全周縁にはフランジ3fが設けられている。フランジ3
fにはフィルム状の可撓性シート(可撓性フィルム)5
が引き剥しが可能で、且つ現像剤の漏れを防ぐに十分な
強度で、例えば熱溶着等によって固着されている。この
シート5の全長は容器本体3aの開口部3cの該シート
5が引き剥される方向の一辺の長さの2倍以上に設定さ
れており、該シート5の容器本体3aの開口部3c周縁
のフランジ3fに固着されていない残りの部分は、突出
部3bのある側の折り返し部5aで折り返された後、図
示のように現像剤補給容器の開閉蓋4の内部空洞42を
通り、シート引き出し部材6に容易に剥れないような強
度で固着されている。このシート引き出し部材6は合成
樹脂製であるが、シート5の端部を成形して同形の形状
部を形成してもよい。ここで、シート引き出し部材6は
手を掛けて引けるようになっており把手部を構成してい
る。
【0024】尚、現像剤補給容器の開閉蓋4の内部空洞
42から出てシート引き出し部材6に固着されるまでの
該シート5の長さは、シート引き出し部材6が後述の如
くに容器本体3aからはじき出されて、オペレーターが
これをつかんで引っ張ることができる程度の長さに設定
されており、シート引き出し部材6が容器本体3aに係
止されているときは、図7に示すように該シート5の余
剰部分は現像剤補給容器3の外部に出ないように現像剤
補給容器の開閉蓋4とシート引き出し部材6との間にた
くし込まれて折りたたまった状態で収納されている。
【0025】ところで、現像剤補給容器3と現像剤受け
入れ容器1の開口部は、図12、図13に示すように開
口蓋2、開閉蓋4の引き出し方向と同方向の長さK
より大きく、開口蓋2、開閉蓋4の引き出し方向と
直角な方向の幅WはWより大きくなるように、すな
わち現像剤受け入れ容器1側の開口部1aが、現像剤補
給容器3側の開口部3cよりもできるだけ大きくするよ
うに構成することが現像剤の受け渡し時に容器本体3a
の開閉蓋4および現像剤受け入れ容器1の開口蓋2用の
ガイドレールが現像剤の飛末によって汚染されるのを防
ぐ上で望ましい。
【0026】又、容器本体3aの前記シート5の固着さ
れるフランジ3fのフランジ面3lは、現像剤容器の開
閉蓋4の摺動面32に対してシート5の動きをスムーズ
にするため、該シートを圧迫しない程度に段差を有す
る。
【0027】図1、図2、図6に示すように突出部3b
を設けた後側とは反対側の前部フランジ3f(この部分
の符号を以下3ffとする)の左右には可撓性シート5
の引き出し方向に夫々2個所のスリット3gが切り込ま
れていてスリット3g間は可撓性があり、図6、図7に
示すように先端に係止部としての突起としてフック3h
を有して可動部3iとなっている。なお、係止部として
は、突起に限らず、凹部であってもよく、互いに係合し
うるものであればよい。
【0028】このフック3hはシート引き出し部材6の
左右に突出する被係止部としての突部6aを遮ぎって外
方へのシート引き出し部材6の移動を止めている。すな
わち、フック3h付の可動部3iは、シート引き出し部
材6をロックするためのロック部材としての機能を有し
ロック部材である。可動部3iの幅は突部6aとフック
3hの接触部分よりも左右外側へはみ出している。
【0029】なお、被係止部としては、突部に限られ
ず、凹部や穴であってもよい。
【0030】図6、図7に示すようにシート引き出し部
材6は可撓性シート5の端部を張り付ける平板のシート
張付板部6bと、シート引き出し部材6が引き出し方向
の外方ヘ飛び出すように力を受ける左右一対の力受け部
6cを有し、シート張付板部6bと力受け部6c間に図
7に示すように側方から見て凹部(溝)6dを備えてい
る。図8に示すように前述したシート張付板部6bの左
右の突部6aとシート張付板部6bは同一の平板の夫々
一部である。
【0031】組立状態においてシート引き出し部材6の
凹部6dへは前部フランジ3ffの左右の中間部がこの
凹部6dに入っている。
【0032】力受け部6c先端を押すプッシャ部材8は
図8に示すようにほぼヨーク状であり、左右にシート引
き出し部材6の力受け部6cを加圧する加圧部8aが設
けられている。そして平行するガイド部であるヨーク棒
8bは容器本体3a及びフランジ3fと一体又は容器本
体3aに固定されたシリンダ3j中を挿通しており端部
にヨーク棒8bの外径より半径方向に突出した戻り止め
8cを有する。ヨーク棒8bにはシリンダ3jに移動自
在に嵌合するつば8dが設けられ、シリンダ3jの後方
の端壁3kとつば8d間にはヨーク棒8bに挿入して付
勢部材である圧縮コイルばね10が縮設されている。ヨ
ーク棒8bは端壁3kの穴とは移動自在に嵌合してい
る。ここで、つば8dは圧縮コイルばね10の弾性力を
受ける弾性力受け部となっている。
【0033】図6に示すように前部フランジ3ffに設
けた可動部3iにはフック3hの傍に解除当接部3mが
設けられている。この解除当接部3mを図7において図
示矢印イ方向に押すと可動部3iは先端側が上方へ撓
み、フック3hが移動し、圧縮コイルばね10のばね力
でシート引き出し方向へ付勢されているヨーク状のプッ
シャ部材8は今までシート引き出し部材6の力受け部6
cを介してフック3hに係止されていたのが解除される
ため、シート引き出し方向へ突出し、シート引き出し部
材6をシート引き出し方向の外方ヘはじきとばすように
なっている。シート引き出し部材6につらなる部分の可
撓性シート5は前部フランジ3ffと現像剤補給容器3
の開閉蓋4の引き出し方向へ延出されている下板4a
(図7参照)との隙間に折りたたまれて収納されている
ので、外方ヘはじきとばされたシート引き出し部材6は
これにつづくおりたたまれて前部フランジ3ffと開閉
蓋4の下板4a間の可撓性シート5を外部へ引き出す。
【0034】図9に示すように現像剤受け入れ容器1に
取り付けた開口蓋2の引き出し方向の手前側には上方へ
向って解除用突起2aが設けられている。この突起2a
は現像剤補給容器3が現像剤受け入れ容器1に装着され
た際に、現像剤補給容器3の係止部としてのフック3h
の傍の解除当接部3mが当接して現像剤補給容器3を押
し込む際にフック3hが移動して図6に示すシート張付
板部6bに設けた被係止部としての突部6aから外れる
ようになっている。
【0035】図13に示すように現像剤受け入れ容器1
には開口蓋2を閉じた際に現像剤補給容器3を自動的に
持ち上げて取り外しを容易とするために、開口蓋2のた
めのガイドレール30の外側で左右の壁に上下動自在な
つば付のプランジャ11を設けてある。このプランジャ
11は縮設した圧縮コイルばね12により付勢されてい
る。このプランジャ11の上端は現像剤受け入れ容器1
の切り込み1bに現像剤補給容器3の左右のフランジ3
fに設けた突部3n(図1、図2参照)が圧縮コイルば
ね12のばね力に抗してプランジャ11を押し込んで入
り得るようになっている。
【0036】また、図1に示すように現像剤補給容器本
体3aの前部下端には突起33が垂下している。この突
起33には係合凹部33aが設けられている。この突起
33先端前角は円弧形に丸められている。現像剤受け入
れ容器1には図9に示すように現像剤補給容器3を現像
剤受け入れ容器1に装着する際、現像剤補給容器3の前
述した突起33の先端が接触してすべるシュート1cが
後方へ向って下るように設けてある。このシュート1c
を設けた部分にはブリッジ1dでもってトンネル1eを
形成してある。トンネル1eは後述のシート引き出し部
材6がほぼ水平方向にとおりぬけるようにしてある。こ
こで、ブリッジ1dは可撓性シート5の引き出し方向先
端側の飛び出し方向を規制するトンネル1e状の規制部
材となっている。
【0037】上記において、引き出し部材6(把手部)
と、フック3h付の可動部3i(ロック部材)と、付勢
部材である圧縮コイルばね10と、プッシャ部材8でも
って現像剤(トナー補給容器)3の装着動作に連動して
引き出し部材6をカバー部3p(図5参照)外へ飛び出
させる手段を構成している。
【0038】現像剤受け入れ容器1の上部が水平方向に
なるように画像形成装置は床上に置かれている。
【0039】図14に示すように現像剤受け入れ容器1
の後部の凹部14へ向って現像剤補給容器3を前上りの
斜めにした状態で後部の突出部3bを挿入しつつ、現像
剤補給容器3の後部を受け入れ容器1上に載せる。現像
剤補給容器3の突出部3bは凹部14のガイド1fに規
制されて上方への移動が制約された状態となる。
【0040】図15に示すように上記凹部14に突出部
3bが挿入された状態で現像剤補給容器3の手前を下げ
るように回動すると、現像剤補給容器3の左右のフラン
ジ3fに設けた突部3nが現像剤受け入れ容器1に設け
たプランジャ11に当たる。この状態で現像剤補給容器
3は後部の突出部3bが現像剤受け入れ容器1の凹部1
4に入ったままでプランジャ11によって突部3nを支
持した状態で斜めの姿勢で保たれる。
【0041】図15に示すように現像剤補給容器3の手
前側を下方へプランジャ11を押し上げている圧縮コイ
ルばね12のばね力に抗して押し込むと、現像剤受け入
れ容器1の凹部14と現像剤補給容器3の突出部3bと
の係合部を中心にして現像剤補給容器3の前側が下が
る。すると現像剤補給容器3の前側の下方へ垂下してい
る突起33が現像剤受け入れ容器1のシュート1cに当
たる。ここで現像剤補給容器3を下方へ押すと、突起3
3がシュート1cに導かれるようにすべり現像剤補給容
器3を後方へ押し、現像剤補給容器3の突出部3bは現
像剤受け入れ容器1の奥側へ押し込まれ、現像剤補給容
器3の現像剤受け入れ容器1に対する位置がほぼ定まる
(図16参照)。
【0042】現像剤補給容器3の突起33がシュート1
cを下ることによって前後方向の位置が定められた現像
剤補給容器3の前部の可動部3iの解除当接部3mが現
像剤受け入れ容器1の開口蓋2に設けた解除部材である
突起2aに当たる。
【0043】ここで現像剤補給容器3を押し下げると前
記解除当接部3mは開口蓋2に設けたこの突起2aによ
って進行を邪げられて進み得ないので解除当接部3mを
設けた可動部3iの根本側が押し下げられ、シート張付
板部6bも下方へ移動するので、シート張付板部6bに
凹部6dが嵌り込んでいるシート引き出し部材6の突部
6aがフック3hから外れ、シート引き出し部材6は圧
縮コイルばね10で押されているプッシャ部材8の前進
により図16に示すようにカバー部3pの外へはじき出
され、シート張付板部6bに張り付けられている可撓性
シート5の先端側のシート引き出し部材6と開閉蓋4と
の間に折りたたまれている部分を引っ張り出す。この
際、シート引き出し部材6は現像剤受け入れ容器1のト
ンネル1eによって移動方向がほぼ水平方向に規正され
る。このように現像剤補給容器3の装着動作に連動して
把手部であるシート引き出し部材6をカバー部3p(図
5参照)の外へ飛び出させる手段が作用する。
【0044】これによってトナーを補給する際において
オペレーターが何処からシート5を引き出すべきかを思
案する必要もなく、この外方ヘ外れたシート引き出し部
材6を引けばよいものと直ちに理解できる。シート引き
出し部材6は外部へでて自在に把持可能であるから取り
扱い易いものとなる。
【0045】上記現像剤補給容器3を現像剤受け入れ容
器1への装着動作において現像剤補給容器3の突出部3
bを現像剤受け入れ容器1の凹部14へ挿入して、現像
剤補給容器3のシート引き出し部材6を係止した側(前
側)を引き下げる際、以下に説明するようにして、現像
剤補給容器3は現像剤受け入れ容器1にロックされる。
【0046】図17(a)に示すように現像剤補給容器
3が装着されない状態では、受け入れ容器1に設けら
れ、板ばね9によって図中反時計方向に付勢されたフッ
ク7は、爪部71において開口蓋2の孔24と係合し、
開口蓋2のスライド開閉を禁じせしめている。現像剤補
給容器3を装着すると、現像剤補給容器3の突起33に
よって押されたフック部材7は板ばね9のばね力に抗
し、回転中心74を中心に図17(a)に示す矢印方向
(時計周り)に回転し、突起33とフック73が係合
し、図17(b)に示すように、現像剤補給容器3を取
り外しが不可能なようにロックする。また、フック部材
7が時計方向に回転すると爪部71も同時に回転し、図
17(b)に示す現像剤補給容器3のロック状態におい
て、爪部71と開口蓋2の孔24の係合は解かれ、開口
蓋2はスライド開閉可能となる。
【0047】ここでシート引き出し部材6を手でもって
引き出し方向に引くと、シート5の容器本体3aの開口
部3c回りのフランジ3fに固着された部分が折り返し
部5a側から順次剥され、図18に示すようにシート5
の折り返し部5aの位置が、シート5の引き出し方向に
移動すると共に、シート5の折り返し部5aが現像剤補
給容器3の開閉蓋4を押して開き方向に移動する。同時
に現像剤受け入れ容器1の開口蓋2の押し込みスライド
方向先端22が現像剤補給容器3の開閉蓋4の後部の突
起41に押され、現像剤受け入れ容器1の開口蓋2は現
像剤補給容器3の開閉蓋4に随伴して開き方向に移動す
る。これによって現像剤補給容器3の開口部3cは順次
開口部3cの開度を拡げて、現像剤補給容器3内の現像
剤を現像剤受け入れ容器1へ落下補給する。
【0048】そして図19に示すように、現像剤補給容
器3の開口部3cが全開して現像剤補給容器3内の全て
の現像剤が現像剤受け入れ容器1内に落下し切った状
態、即ちシート5が引き出され切った状態においても、
シート5の現像剤が付着している面は現像剤補給容器3
の開閉蓋4の空洞部42の内部にあるため、オペレータ
ーがシート5に付着している現像剤に触れることがな
く、オペレーターの手や衣服及び周囲が現像剤によって
汚染されることがない。その為シート5に付着した現像
剤を掻き落とすためのクリーニングパッドが不要とな
り、現像剤補給装置の小型化、コストダウンも図ること
ができる。
【0049】以上のようにして現像剤を補給した後、現
像剤受け入れ容器1の開口蓋2を図19の矢印ロ方向に
押し閉めると、現像剤受け入れ容器1の開口蓋2の先端
22が現像剤補給容器3の開閉蓋4の突起41に係合し
て、現像剤補給容器3の開閉蓋4は押し閉められ現像剤
補給容器3の開閉蓋4は、容器本体3a外に引き出され
たシート5およびシート引き出し部材6を引き込みなが
ら閉じられる。
【0050】この時、現像剤補給容器3内の現像剤がか
たよっていたりして、現像剤受け入れ容器1内で現像剤
が図19に示すように山になっていても、現像剤受け入
れ容器1の開口蓋2と現像剤補給容器3の開閉蓋4は互
いに押し込みスライド方向先端にて係合しているので現
像剤がこれら開口蓋2と開閉蓋4の隙間に入り込むこと
なく、現像剤の山をならして開口蓋2と開閉蓋4は図2
0に示すように同時に閉じられる。
【0051】ここで、図21に示すようにシート5の幅
は、現像剤補給容器3の開口部3c周縁に固着される領
域においては該開口部幅W(図13参照)より広い幅
となっているが、開閉蓋4から引き出される領域に
おいてはWより狭い幅Wになっている。該幅W
現像剤受け入れ容器1の開口蓋2の先端にスライド方向
と垂直な方向に離間して設けられた2つの把手部28の
間を通り得る幅であり、現像剤受け入れ容器1の該開口
蓋2が閉じられる際はシート5は現像剤受け入れ容器1
の開口蓋2の把手部28の間を通り、現像剤補給容器3
の開閉蓋4の空洞部42に引き込まれて行く。現像剤受
け入れ容器1の開口蓋2を閉じると図20に示すように
現像剤補給容器3の開口部3cはその開閉蓋4で閉じら
れ、現像剤受け入れ容器1の開口部1aはその開口蓋2
でもって閉じられる。
【0052】また、図22に示すように、把手部28
は、シート5の通る面27に対し段差がついており、現
像剤受け入れ容器1の開口蓋2を閉じる際にオペレータ
ーが誤ってシート5の上からこの開口蓋2を押すことが
ないようになっている。即ち、前記シート5のシート幅
が現像剤補給容器3の開口部3cを覆っている所以外で
は、該開口部3cを覆っている所の幅よりも狭くなるよ
うに構成したことにより、現像剤補給時に引きはがされ
たシート5は、現像剤受け入れ容器1の開口蓋2を押
し、閉じる際は該開口蓋2の把手部28より段差のつい
た低い面27を通り現像剤補給容器3内に引き込まれて
行くので補給時の操作性が向上するという効果が得られ
る。
【0053】そして、現像剤受け入れ容器1の開口部1
aが開口蓋2によって閉じられ、現像剤補給容器3の開
口部3cが開閉蓋4によって完全に閉じられると、シー
ト5およびシート引き出し部材6は図20に示すように
シート引き出し部材6が容器本体3aから若干出た状態
になる。
【0054】図17(c)に示すように現像剤受け入れ
容器1の開口蓋2を矢印ハの方向に押し込むと、開口蓋
2が全閉する少し前にこの開口蓋2のカム面25がフッ
ク部材7の爪部71を押し、フック部材7は板ばね9に
抗して矢印ニの方向(図中時計回り)に回動し、フック
73と現像剤補給容器3の突起33との係合が解かれ、
現像剤補給容器3を圧縮コイルばね12のばね力で押し
上げるように付勢しているプランジャ11は現像剤補給
容器3を現像剤受け入れ容器1の凹部14に挿入されて
いる突出部3bを中心にして回動して持ち上げる。そし
て、現像剤補給容器3を前記突出部3bを凹部14から
抜き出しつつ現像剤受け入れ容器1から取り外す。
【0055】次いでオペレーターが現像剤受け入れ容器
1の開口蓋2の押し込み操作を止めると、この開口蓋2
は、板ばね9によって弾性的に反時計方向に付勢されて
いるフック部材7の爪部71が前記カム面25を押すこ
とにより、この開口蓋2は再び蓋開放方向にスライドを
開始し、その直後に上記爪部71がこの開口蓋2の孔2
4に板ばね9の付勢力によって嵌り込み、現像剤受け入
れ容器1のこの開口蓋2の上記移動が停止するととも
に、開放禁止状態にロックされる。
【0056】現像剤補給容器3の使用前の状態では図6
に示すようにフック3hは現像剤補給容器3の開閉蓋4
の引き出し側の角を切り欠いた形状の幅約5mmの欠角
部4eの奥側で且つ突起33の傍に設けられているた
め、そして、現像剤補給容器3の装着動作に連動して把
手部であるシート引き出し部材を飛び出させる手段がカ
バー部3pで覆われているため、不用意にフック3hが
押されてしまうことはない。
【0057】実施の形態では現像剤補給容器3の開口部
3cをシート5でもって封止し開閉蓋4を有している場
合をのべたが、開閉蓋4のない場合においても実施可能
である。また開閉蓋4のみで上記開口部3cを封止する
ようにしてもよい。この場合に図23の(d)に示すよ
うに、開閉蓋4の引き出し側端部に突部6aを設けてシ
ート引き出し部材6は開閉蓋4と一体成形してもよい
し、図23(a)に示すように開閉蓋4とシート引き出
し部材6を別体として開閉蓋4とシート引き出し部材6
とを長さの短い可撓性部材6eで連結しておいてもよ
い。
【0058】このようにすると、ロック部材である可動
部3iが解除されると圧縮コイルばね10のばね力で付
勢されているプッシャ部材8が直接開閉蓋4を押し出す
か、或はシート引き出し部材6をはじき出して開口蓋2
とシート引き出し部材6を連結した可撓性部材6eを伸
長する。これによってオペレーターは引き出すべき部分
が外方へ出るので操作性が向上する。
【0059】また、被押し出し部材としてのシート引き
出し部材6は把手に限られず、押し出される機能を有し
ていればよい。例えば、図23の(c)に示すように、
被押し出し部材が押し出された後は、オペレーターが、
可撓性シート5の一部を把持して、開封するよう構成し
てもよい。
【0060】また、図23の(b)は開閉蓋4を有しな
いで現像剤補給容器3の開口部3cの周縁に貼り付けた
シート5にひも15の一端15aから折り返し部15b
までをシート5の裏面(トナーに面する側)に強固に貼
り付け、折り返し部15bから自由な状態の引き出し部
15cの端部に引き出し部材6を固定したものである。
引き出し部材6を引くことにより、折り返し部15b側
から一端15a側に向ってシート5が引き裂かれる。
【0061】上述した実施の形態によれば以下の効果が
ある。第1は、現像剤補給容器3が可撓性フィルム
(5)の開封方向先端側を所定の位置から開封方向へ押
し出すための圧縮コイルばね10のような付勢部材と、
このばね10の弾性力に抗して可撓性フィルム開封方向
先端側を所定の位置に解除可能にロックするためのロッ
ク部材(3i)を有する。また、カバー部6pを有する
ので、現像剤補給容器3は開封についてロック状態にあ
り、単体での取り扱いによって開封されるおそれがな
い。
【0062】第2は、第1において、現像剤補給容器3
を現像剤受け入れ容器1に装着すると可撓性フィルム
(5)の開封方向先端側がはじき出されるので作業者に
ここを引っ張りなさいということをアピールできる。従
って、作業者がどのように開封すればよいかと思案する
ことがなくなる。
【0063】第3は、第1又は第2において、可撓性フ
ィルム(5)の開封方向先端側には可撓性フィルム
(5)を固着され圧縮コイルばね10により付勢された
状態でロック部材(3i)に解除可能にロックされる把
手部(6)を有することにより、把手部(6)を認識し
易く、操作性が一層向上する。
【0064】第4は、第1から第3において、可撓性フ
ィルム(5)と開閉蓋4を連動するようにしたので、再
封止するのが容易で、且つ可撓性フィルム(5)の現像
剤付着部分を常に露出しないでおくことが出来、オペレ
ータの手を汚すことがない。
【0065】第5は、第1から第4において、トナー排
出口である開口部3cを封止する封止部材を可撓性フィ
ルム(5)としたことにより、現像剤補給容器3の封止
が容易であり、開閉蓋4と連動して再封止ができる。
【0066】第6は、第1から第5において、プッシャ
部材8を付勢する付勢部材が圧縮コイルばね10として
あるので現像剤補給容器3への配置が容易である。
【0067】第7は、第5又は第6において、圧縮コイ
ルばね10と可撓性フィルム(5)の引き剥し方向とを
同一方向としてあるので、可撓性フィルム(5)の引き
出し方向先端を引くべき方向と同方向へ可撓性フィルム
(5)の引き出し方向先端をはじき出すことが出来る。
【0068】第8は、第7において、可撓性フィルム
(5)が開閉蓋4の空洞部42をとおっているため、可
撓性フィルム(5)のトナーが付着した部分は外部へ出
ることがない。
【0069】第9は、第8において、可撓性フィルム
(5)の引き出し方向先端部が余剰の長さを有し、可撓
性フィルム(5)の余剰部を開閉蓋(4)と容器本体3
a間にたたみ込まれているので、動作時に把手部(6)
がとび出した際、この余剰部分は伸長するので圧縮コイ
ルばね10のばね力を適当に選ぶことにより、可撓性フ
ィルム(5)の封止部を剥してしまうことがない。
【0070】第10は、第1において、ロック部材(3
i)が容器本体3aと一体的に形成してあるので別途に
特にロック部材を設けることなく部品点数が増加しな
い。
【0071】第11は、第1において、圧縮コイルばね
10が左右一対設けられているので安定した状態で可撓
性フィルム(5)の引き出し方向先端を引き出すことが
出来る。
【0072】第12は、第1において、ロック部材(3
i)が左右一対設けてあるので安定して可撓性フィルム
(5)の引き出し方向先端をロックでき、仮に一つのロ
ックが外れても可撓性フィルム(5)がとび出さない。
【0073】第13は、第3から第9において、把手部
(6)は圧縮コイルばね10からの付勢力を受ける力受
け部6cを有するので把手部(6)は圧縮コイルばね1
0のばね力を一定の部分で受けられる。
【0074】第14は、第13において、力受け部6a
は左右一対であるので圧縮コイルばね10のばね力を安
定して受けることができる。
【0075】第15は、第6において、圧縮コイルばね
10を収納したシリンダ3jは容器本体3aの外側に容
器本体3aと一体に設けてあるので容器本体3aのトナ
ー収納部を小さくすることなく、且つ圧縮コイルばね1
0を露出することなく構成できた。
【0076】第16は、第1又は第2において、可撓性
フィルム(5)に固着された把手部(6)がプッシャ部
材8を介して圧縮コイルばね10により付勢されると共
に把手部(6)を圧縮コイルばね10に付勢された状態
でロック部材(3i)にロックされるようにしてあるの
でロックを解除するだけで把手部(6)をはじき出せれ
る。
【0077】第17は、第16において、圧縮コイルば
ね10のばね力をプッシャ部材8を介して把手部(6)
に伝えられるようにしてあるので、把手部(6)を可撓
性フィルム(5)の引き出し方向先端位置に配置した
上、圧縮コイルばね10を適当な位置に配置できる。
【0078】第18は、第17において、把手部(6)
の力受け部6cと可撓性フィルム(5)の貼り付け部が
凹部であるスリット3gに挿入される容器本体3aのフ
ランジ3fで隔離されているので、可撓性フィルム
(5)の引き出し方向先端部はからまることなく引き出
せる。
【0079】第19は、第4において、現像剤補給容器
3の容器本体3aの開口蓋2に現像剤受け入れ容器1の
開口蓋2と係合して連動するように係合部(41)を設
けたので、現像剤補給容器3の開閉蓋4が開閉した際、
同時に現像剤受け入れ容器1の開口蓋2を開閉できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ナー補給容器を画像形成装置に装着する前の時点におい
てオペレータが把手部を誤って飛び出させてしまうのを
防止しつつ簡単な操作で可撓性フィルムを引き出し可能
な状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の実施の形態を示し、
【図1】一部をカットした現像剤補給容器の斜視図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】一部を断面で示す図1の側面図である。
【図4】図1の正面図である。
【図5】現像剤補給容器の外観斜視図である。
【図6】現像剤補給容器の前部を下方から見る底面図で
ある。
【図7】現像剤補給容器の前部のシート引き出し方向の
縦断面図である。
【図8】シート引き出し先端はね出し装置の分解斜視図
である。
【図9】現像剤受け入れ容器の斜視図である。
【図10】現像剤受け入れ容器への現像剤補給容器の装
着を示す斜視図である。
【図11】現像剤受け入れ容器への現像剤補給容器の装
着状態を示す斜視図である。
【図12】現像剤受け入れ容器への現像剤補給容器の装
着状態を示す縦断面図である。
【図13】図12に対して直角な縦断面図である。
【図14】現像剤受け入れ容器へ現像剤補給容器を装着
する作用を示す縦断面図である。
【図15】現像剤受け入れ容器へ現像剤補給容器を装着
する作用を示す縦断面図である。
【図16】現像剤受け入れ容器へ現像剤補給容器を装着
する作用を示す縦断面図である。
【図17】(a),(b),(c)は現像剤受け入れ容
器に対して現像剤補給容器をロックする装置を示す側面
図である。
【図18】現像剤補給作用を示す縦断面図である。
【図19】現像剤補給作用を示す縦断面図である。
【図20】現像剤補給後に開閉蓋を閉じる作用を説明す
る縦断面図である。
【図21】現像剤受け入れ容器の開閉蓋とシート幅との
関係を説明するための斜視図である。
【図22】現像剤受け入れ容器の開閉蓋とシート先端と
の関係を示す縦断面図である。
【図23】a〜dは夫々が現像剤受け入れ容器の開口部
を封止する部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…現像剤受け入れ容器 1a…上部開口部 1b…切
り込み 1c…シュート 1d…ブリッジ 1e…トン
ネル 1f…ガイド 2…開口蓋 2a…解除用突起(解除部材) 3…現像剤補給容器 3a…容器本体 3a1…後部端
面 3b…後部の突出部 3c…開口部(排出口) 3
f…フランジ 3ff…前部フランジ 3g…スリット
(凹部) 3h…フック 3i…可動部(ロック部材)
3j…シリンダ 3k…端壁 3m…解除当接部 3
n…突部 3p…門形カバー部 3q…空間 3r…現
像剤補給口 4…開閉蓋 4a…下板 4e…欠角部 5…可撓性シート(可撓性フィルム) 5a…折り返し
部 6…シート引き出し部材(把手部) 6a…突部 6b
…シート張付板部 6c…力受け部 6d…凹部 6e
…可撓性部材 7…フック部材 8…ヨーク状のプッシャ部材 8a…加圧部 8b…ヨ
ーク棒(ガイド部) 8c…戻り止め 8d…つば(弾性力受け部) 9…板ばね 10…圧縮コイルばね(付勢部材) 11…つば付のプランジャ 12…圧縮コイルばね 13…現像剤キャップ 14…凹部 15…ひも 15a…一端 15b…折り返し部 21…凹部 22…スライド方向先端 24…スリット 25…カム面 27…低い面 28…把手部 30…ガイドレール 31…フランジ面 32…摺動面 33…突起 33a…係合凹部 41…突起(係合部) 42…空洞部 43…突起 61…シート貼り付け面 71…爪部 73…フック 74…回転中心 88…ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田澤 文朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 遠藤 道昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA06 AA09 AA14 AA18 AA34 EA01 EA11 FA22 GA04 3E062 AA06 AB08 AC02 HA10 HB02 HB07 HD21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に着脱可能なトナー補給容
    器において、 トナーを収容する容器本体と、 前記容器本体内のトナーを排出する排出口と、 前記排出口を開封可能に封止する可撓性フィルムと、 折り返された前記可撓性フィルムを引き出すための把手
    部と、 前記把手部を覆うカバー部と、 前記トナー補給容器の装着動作に連動して前記把手部を
    前記カバー部の外へ飛び出させる手段と、 を有することを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記カバー部に覆われた前記把手部を解
    除可能にロックするロック部材を有し、前記トナー補給
    容器の装着動作に連動してロックが解除されることを特
    徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記把手部を飛び出させる手段は前記把
    手部を前記可撓性フィルムの引き出し方向と略同じ方向
    へ付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項1
    又は2のトナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記可撓性フィルムの引き出し動作と連
    動して移動可能に設けられ前記排出口を開閉する開閉蓋
    を有する請求項1から3のいずれか1つに記載のトナー
    補給容器。
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