JP2003344505A - Lsiテストシステム - Google Patents

Lsiテストシステム

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JP2003344505A
JP2003344505A JP2002156981A JP2002156981A JP2003344505A JP 2003344505 A JP2003344505 A JP 2003344505A JP 2002156981 A JP2002156981 A JP 2002156981A JP 2002156981 A JP2002156981 A JP 2002156981A JP 2003344505 A JP2003344505 A JP 2003344505A
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frame
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JP2002156981A
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Makoto Todome
誠 留目
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のDUTをフレームに搭載してテストする
場合にテストシステムの使用効率を悪化させることなく
テストを行うことができ、テスト工程のスループットも
向上させることが可能になるを提供する 【解決手段】複数のDUTを搭載するために設けられ、
複数のDUTにテスト信号を供給する入力配線21、2
2および複数のDUTのテスト出力信号が出力する出力
配線23を有し、テスト工程の進行に伴って搬送される
複数のフレーム20と、各フレーム上のDUTに供給す
るためのテスト波形信号を生成し、DUTのテスト出力
信号を取り込んで期待値と比較する測定ユニットが複数
のフレームに対応して設けられ、1つのフレームを1つ
のDUTとみなして複数のフレームに対して同時に測定
を行うLSIテスタ10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの製造過程
においてウェーハから切断されたLSIチップの電気的
特性をテストするLSIテストシステムに係り、特に1
つのフレーム上に複数のLSIチップを搭載した状態で
個々のLSIチップをテストするLSIテストシステム
に関するもので、例えばチップ状態で出荷する前のテス
ト工程またはチップの積層実装による製品化を行う前の
テスト工程で使用される。
【0002】
【従来の技術】LSIの製造過程において、ウェーハテ
ストで選別された良品のLSIチップ領域がウェーハか
ら切断されたLSIチップ単体を被テストデバイス(以
下、DUTと呼ぶ)として電気的特性のテストを行う。
このテスト工程に際して、個々のDUTの厚さは一般に
薄く、DUTの搬送に伴ってクラック等が入る危険性が
高いので、強度を持たせたフレーム上にDUTを搭載し
て搬送している。この際、同時に多数のDUTを搬送し
てテスト効率を高めるために、フレーム上に複数のDU
Tを搭載し、同時に複数個のDUTをテストする方式が
採用されている。
【0003】図6は、フレーム上に複数のDUTを搭載
して搬送する形態でテストを行うLSIテストシステム
の従来例を示している。
【0004】図6中、LSIテスタ70は、CPU7
1、タイミング発生器72、パターン発生器73のほ
か、フレーム80上の例えば4個のDUT1〜DUT4
を同時にテストするために複数の測定ユニット741〜
744を備えている。上記各測定ユニットは、それぞれ
波形生成器75、複数のドライバを含む入出力部76、
比較器77から構成される。
【0005】上記構成のLSIテスタにおいて、パター
ン発生器73は、CPU71により制御されるタイミン
グ発生器72から発生するタイミング信号を受けてテス
トパターン信号を発生し、各測定ユニット741〜74
4の波形生成器75に供給する。各測定ユニット741
〜744は、波形生成器75の出力信号をドライバを介
して対応するDUT1〜DUT4のテスト入力として供
給し、DUT1〜DUT4のテスト出力を比較器77で
期待値と比較する。この比較結果はCPU71に取り込
まれる。
【0006】図7は、ウェーハテスト工程から出荷まで
の間に複数DUTをフレームに搭載してテストを行う場
合の一般的な工程およびフレームの搬送形態の一例を示
している。
【0007】ウェーハテスト工程で良品であったDUT
は、キャリア・インサート工程でフレームに複数個搭載
される(フレーム本体に保持されたキャリアフィルム上
に実装される)。その後、このフレーム形態で、テスト
A(簡易テスト)、バーインテスト、テストB(低温条
件でのテスト)、テストC(高温条件でのテスト)まで
順次行われる。そして、キャリア・エクストラクト工程
でフレームから各DUTが外され、良品のDUTのみが
次工程へ進む。
【0008】図8は、図7に示した工程を従来例のLS
Iテストシステムを用いて実行する際のテスト結果の良
否に対する処理の一例を示す。
【0009】フレームに搭載された各DUTは、工程ご
とに良品、不良品の判定が行われ、一度、不良品と判定
された場合には、次の工程ではそのDUTのテストはテ
スト対象外となり、テストは行われない。つまり、ある
テスト項目であるDUTの不良を検出すると、次のテス
ト項目ではその不良DUTを除外する。
【0010】このようにテスト対象外となったDUTが
ある場合には、テスタの測定系の使用率が下がる。図8
に示した例では、テストCの工程では、4つの測定ユニ
ットの内、1ユニットしか使用されていないことにな
る。
【0011】したがって、LSIテスタの複数の測定系
のうちで不良DUTに対応する測定ユニットは使用され
ないので、テストシステムの使用効率が悪くなり、テス
トコストの増大を招いてしまう。
【0012】即ち、LSIテスタは一般に高額であり、
測定系も含めて使用効率を高めることがテストコストを
抑える上でも重要となっているが、不良DUTが存在し
た場合にその存在する割合とともにテスト工程のスルー
プットも悪化してしまうので、複数個のDUTを同時に
搬送して効率良くテストを行うというメリットも最大限
に引き出せなくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
LSIテストシステムは、複数のDUTをフレームに搭
載してテストする場合にテストシステムの使用効率が悪
くなり、テストコストの増大を招いてしまうという問題
があった。
【0014】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、複数のDUTをフレームに搭載してテストす
る場合に、テストシステムの使用効率を悪化させること
なくテストを行うことができ、テスト工程のスループッ
トも向上させることが可能になるLSIテストシステム
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のLSIテストシ
ステムは、複数の被測定デバイスを搭載するために設け
られ、前記複数の被測定デバイスにテスト信号を供給す
る入力配線および複数の被測定デバイスのテスト出力信
号が出力する出力配線を有し、テスト工程の進行に伴っ
て搬送される複数のフレームと、前記各フレーム上の被
測定デバイスに供給するためのテスト波形信号を生成
し、前記被測定デバイスのテスト出力信号を取り込んで
期待値と比較する測定ユニットが前記複数のフレームに
対応して設けられ、1つのフレームを1つの被測定デバ
イスとみなして複数のフレームに対して同時に測定を行
うLSIテスタとを具備することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】<第1の実施形態>図1は、本発明の第1
の実施形態に係るLSIテストシステムを示している。
【0018】このLSIテストシステムは、前述した従
来例のLSIテストシステムと比べて、LSIテスタ1
0により複数のフレーム20を同時にテストするように
構成されている点と、各フレーム20は搭載する複数の
DUT(同一種類のもの)に共通に接続されているフレ
ーム内配線を有し、1フレームを1DUTとみなしてテ
ストを行うことが可能になっている点が異なる。
【0019】上記各フレーム20は、例えばフレーム本
体により保持されて複数のDUT(例えば4個のDUT
1〜DUT4)が実装されるキャリアフィルム上にフレ
ーム内配線としてパターン配線が形成されている。
【0020】このパターン配線は、各DUT1〜DUT
4に共通に接続されている電源配線(図示せず)のほ
か、各DUT1〜DUT4に共通に接続されている入力
信号用配線21と、各DUT1〜DUT4に個別に接
続されている入力信号用配線22と、各DUT1〜D
UT4に共通に接続されている出力信号用配線23を
含む。
【0021】一方、LSIテスタ10は、CPU11、
タイミング発生器12、パターン発生器13、複数のフ
レーム(例えば4個のフレーム1〜4)20を同時にテ
ストするために複数の測定ユニット141〜144を備
えている。上記各測定ユニット141〜144は、それ
ぞれ波形生成器15、複数のドライバや波形整形用のコ
ンパレータを含む入出力部16、比較器17から構成さ
れる。さらに、上記LSIテスタ10は、各測定ユニッ
ト141〜144におけるDUT1〜DUT4毎の判定
結果(比較器出力)を格納する結果格納用メモリ18を
備えている。
【0022】図2は、図1中のDUT別テスト結果格納
方法を説明するために、LSIテスタ10の測定ユニッ
ト141〜144と結果格納用メモリ18などとの接続
関係を詳細に示している。ここでは、図1中に示した各
フレーム20に搭載されている複数のDUT1〜DUT
4が例えば非同期タイプのメモリLSI(例えばEDO
タイプのDRAM)である場合を例にとって示してい
る。
【0023】LSIテスタ10のパターン発生器13
は、CPU11により制御されるタイミング発生器12
から発生するタイミング信号を受けてテスト制御信号を
発生し、各測定ユニット141〜144の波形生成器1
5に供給する。上記テスト制御信号は、アドレス信号、
/RAS、/CAS、/WEのほか、フレーム20上の
DUT1〜DUT4の出力の可否を個別に制御するため
の/OE1〜/OE4信号、期待値信号を含む。
【0024】前記各測定ユニット141〜144は、波
形生成器15の出力信号をドライバを介して対応するフ
レーム20上のDUT1〜DUT4のテスト入力として
供給し、DUT1〜DUT4のテスト出力を順次に比較
器17で期待値と比較する。この比較結果は、パターン
発生器13の出力を用いてDUT1〜DUT4との対応
づけをとりながら結果格納用メモリ18に格納され、こ
の格納データがCPU11に取り込まれる。
【0025】上記したようにフレーム20上のDUT1
〜DUT4の入力信号を共通化し、DUT1〜DUT4
の出力データを時間的にずらして期待値と比較すること
により1フレームを1DUTとみなしてテストを行うこ
とが可能になる。
【0026】図3は、図1および図2に示したLSIテ
ストシステムを用いたテスト手法の一例を示すタイミン
グ図である。
【0027】即ち、フレーム20上のDUT1〜DUT
4に共通に供給される入力信号(図1中)としては、
フレーム内入力配線21を経由してアドレス信号、/R
AS、/CAS、/WEが共通に供給される。
【0028】また、フレーム20上のDUT1〜DUT
4に個別に供給される入力信号(図1中)としては、
個別に形成されているフレーム内入力配線22を経由し
て/OE1〜/OE4信号が個別に供給される。
【0029】上記入力信号およびは、LSIテスタ
10のタイミング発生器12、パターン発生器13から
の信号に基づいて各測定ユニット141〜144内の波
形生成器15により生成され、ドライバから供給され
る。
【0030】また、フレーム20上のDUT1〜DUT
4の出力信号は、フレーム内出力配線23を経由して出
力データ(図1中)としてLSIテスタ10へ送ら
れ、対応する測定ユニット141〜144内の比較器1
7へ入力されて期待値と比較され、良/不良の判定が行
われる。この場合、DUT1〜DUT4の出力は同一配
線(出力信号配線23)を経由してLSIテスタ10へ
送られるので、DUT個々の良/不良の判定は、DUT
1〜DUT4からそれぞれ出力するタイミングをずらし
てその都度判定を行う。
【0031】本例では、DUT1〜DUT4の出力タイ
ミングを時間的に一定時間毎に遅らせ、その出力タイミ
ングに合わせて4回の判定を行うことになる。この際、
/OE1〜/OE4のタイミングを変えることでDUT
1〜DUT4の出力タイミングを制御する。したがっ
て、図3中のサイクル1〜サイクル4に対応して、/O
E1〜/OE4が活性(本例では"L"レベル)化してD
UT1〜DUT4の出力D〜Dが出力データ(図1
中)としてLSIテスタ10へ送られる。
【0032】また、前記良/不良の判定は、比較器17
による期待値との比較により行われるが、各判定結果と
DUT1〜DUT4の対応付けが必要となるので、各D
UT1〜DUT4毎の判定結果を結果格納用メモリ18
に格納する。
【0033】結果格納用メモリ18は、図2中に示すよ
うに、メモリ部181とメモリインターフェイス部18
2とで構成される。メモリインターフェイス部182
は、パターン発生器13から出力される/OE1〜/O
E4信号によりメモリ部181の格納先アドレスを変え
るようにに制御を行う機能と、比較器17からの出力信
号が不良の時(本例では"1"の時)にメモリ部181
へ"1"を設定する機能と、CPU11からのアクセスに
よりメモリ部181内のデータを読み出す機能を有す
る。
【0034】図4は、図2中のメモリインターフェイス
部182の回路構成の一例を示す。
【0035】この回路は、n個のレジスタ(レジスタ1
〜レジスタn)REG1〜REGnと、この各レジスタ
REG1〜REGnへ"1"を設定するためのSet信号
入力"1"の通過を許可/禁止するようにオン/オフ制御
されるスイッチSW1〜SWn群と、Set信号入力"
1"の通過を許可/禁止するように制御するためのリレ
ースイッチSWXを有する。なお、各レジスタREG1
〜REGnはテスト前の初期値として予め"0"が設定さ
れるものとする。
【0036】前記各スイッチSW1〜SWnは、それぞ
れ対応してOE1〜OEn信号によりスイッチ制御さ
れ、それぞれ対応してOE1〜OEn信号が"H"(つま
り、/OE1〜/OEn信号が"L")の時にオンにな
り、そうでない時にオフになる。
【0037】また、前記リレースイッチSWXは、比較
器17の出力によりスイッチ制御され、比較器17の出
力が良("1")の時にオンになる。
【0038】したがって、OE1信号が"1"のサイクル
では、スイッチSW1がオンになり、比較器17からの
信号が"1"ならばSet信号入力用のリレースイッチS
WXもオンになり、レジスタREG1へ"1"が設定され
ることになる。
【0039】以下、上記サイクルの動作と同様に、OE
2信号が"1"のサイクルではレジスタREG2へ、OE
3信号が"1"のサイクルではレジスタREG3へ、OE
4信号が"1"のサイクルではレジスタREG4へSet
信号"1"が設定されることになる。
【0040】このレジスタREG1〜REGnの値をC
PU11により読み出し、例えばレジスタREG1が"
1"ならばDUT1は不良であると認識される。
【0041】図5(a)乃至(c)は、第1の実施形態
のLSIテストシステムを用いて図7に示したテスト工
程を実行する際の一部の工程(例えばテストB〜キャリ
ア・エクストラクト)を説明するために示している。こ
こでは、各工程での判定結果をDUT毎に○、×で示し
ている。
【0042】本例のLSIテストシステムでは、DUT
1〜DUT4が搭載されたフレームを1DUTとみなし
てテストを行うようにLSIテスタの測定ユニットが割
り付けられているので、最大4フレームの同時測定が可
能となっている。
【0043】この際、各フレームにはフレーム番号を付
け、このフレーム番号単位で良/不良の判定を行ってい
く。本例では、フレーム1〜4に対応してフレーム番号
001〜004が付けられている。
【0044】テストBの工程で図5(a)中に示すよう
な判定結果だったとする。この場合、フレーム内で1つ
でも良品のDUTがあれば、フレームとしては良品と判
定し、次のテストCの工程へ進む。本例では、テストB
の工程では、フレーム番号003のフレームが全DUT
とも不良であるので、このフレームを不良と判定して次
の工程へは進まずにリジェクトする。
【0045】また、この時のDUT毎のテスト結果をホ
ストコンピュータへ転送し、フレーム番号毎に格納して
おく。例えばフレーム番号001のDUT1〜DUT4
に対応して、テスト結果○、×、○、○が格納される。
【0046】次に、テストCの工程では、フレーム番号
005を新たに加えて4フレームのテストを同時に行
う。この際、前のテストBの工程で不良と判定されたD
UTに対してはテストを行わない。
【0047】このテストCの工程の判定結果が図5
(b)中に示すようになった(例えばフレーム番号00
1では、新たにDUT3が不良と判定された)ものとす
る。この場合、全フレームとも良品のDUTが存在する
ので、全フレームを良品と判定し、次のキャリア・エク
ストラクト工程へ進む。また、この時のDUT毎のテス
ト結果(それまでのテスト工程のテスト結果の累積)を
ホストコンピュータへ転送し、上書きする。例えばフレ
ーム番号001のDUT1〜DUT4に対応して、テス
ト結果の累積○、×、×、○が格納される。
【0048】キャリア・エクストラクト工程では、図5
(c)中に示すように、ホストコンピュータからDUT
毎のテスト結果を参照し、フレーム毎に良品と不良品を
認識し、DUTが実装されたキャリアフィルムをフレー
ム本体から取り外し、良品のDUTのみを選別し、フレ
ーム本体は再利用のために回収する。
【0049】上記実施形態のようなLSIテストシステ
ムによれば、テスト工程の進行に伴って搬送されるフレ
ーム上に搭載された同じ構成を有する複数のLSIチッ
プ単体(DUT)をテストする際、複数のDUTに接続
されたテスト信号入力用の入力配線およびテスト出力信
号用の出力配線をフレームに持たせている。そして、L
SIテスタは、前記DUTに供給するためのテスト波形
信号を生成し、DUTのテスト出力信号を取り込んで期
待値と比較する測定ユニットを複数のフレームに対応し
て設けられている。
【0050】具体例としては、前記フレームには、複数
のDUTに共通に接続され、LSIテスタからテスト波
形信号が供給される入力配線と、複数のDUTに共通に
接続されたテスト出力信号用の配線と、複数のDUTに
対応して個別に設けられ、LSIテスタから各DUTの
出力信号を時間的にずらせるように制御するための制御
信号が供給される入力配線を持たせる。ここで、本例の
ようにDUTがEDOタイプのDRAMである場合に
は、制御信号として出力イネーブル信号を用いたが、D
UTが例えば同期タイプのメモリLSI(SDRAM)
である場合には例えば同期信号のタイミングをずらすよ
うにすればよい。
【0051】これにより、LSIテスタは、DUT毎の
出力を区別し、その出力をそれぞれ期待値と比較するこ
とで良/不良の判定をし、その判定結果をメモリ装置に
格納し、このメモリ装置から判定結果を読み出すことに
より、DUT個々の良/不良の判定を行うことが可能に
なる。つまり、フレーム内で複数のDUTをほぼ同時に
測定することにより同時測定個数を増やすことが可能に
なる。
【0052】この際、1つのフレームを1つのDUTと
みなしてテストすることが可能になるので、あるテスト
工程で不良が検出されたDUTが存在しても、次のテス
ト工程では上記不良DUTを除外して1フレームを1D
UTとみなしてテストすることが可能になる。
【0053】したがって、テストシステムの利用効率を
悪化させることはない。また、1つのフレームを1つの
被測定デバイスとみなして複数のフレームに対して同時
に測定を行うので、システム全体で同時テストが可能な
DUTの個数が増えることになり、テスト工程のスルー
プットも向上させることが可能になる。
【0054】例えば図7に示した一般的なテスト工程に
おいて、テストBの工程での不良フレームが5%検出さ
れたとする。この場合、従来のテストシステムでは、次
のテストCの工程では単純に計算すると5%分の測定ユ
ニットは使用されずに未稼働となる。例えばテスタの稼
働時間が1ヶ月で576時間とすると、未稼働時間は月
当たり約28時間、1年間では336時間となり、テス
トシステムの約0.5台分が未稼働であったことにな
る。
【0055】これに対して本例のテストシステムでは、
テストCの工程でも測定ユニットの使用率が100%で
あるので、測定ユニットの未稼働時間は0時間となり、
前述したようにフレームに複数のDUTを搭載した搬送
形態で同時測定をテスタの稼働率を落とすことなく行う
ことができる。
【0056】また、従来のテストシステムでは、1フレ
ームのDUTに対して1サイクルの波形の入出力を必要
とするだけであるが、本例のテストシステムでは、1フ
レームで4回の判定を行うので、4サイクル分の波形の
入出力が必要となり、3サイクル分のテスト時間が余分
に必要になる。この場合、メモリLSIをDUTとする
一般的なテストではデータの書き込みサイクルと読み出
しサイクルをDUTの全メモリセルに対して行うので、
本例のテストシステムでは、読み出しサイクルで3サイ
クル分のテスト時間が余分に必要になる。
【0057】ここで、1サイクルの時間を110nsと
仮定すると、従来のテストシステムによる1メモリセル
当たりのテスト時間は、書き込みサイクル110nsと
読み出しサイクル110nsの合計で220nsとな
る。
【0058】これに対して、本例のテストシステムによ
る1メモリセル当たりのテスト時間は、書き込みサイク
ルは110nsと変わらないが、読み出しサイクルは1
10nsのほかに、判定処理に必要なサイクル(例えば
1回40ns)として40ns×3回=120nsが余
分に必要となり、合計で340nsとなる。従って、テ
スト時間は、従来のテストシステムに比較して、340
/220=約1.5倍となる。しかし、本例のテストシ
ステムは、同時テストが可能なDUTの個数が多いの
で、従来のテストシステムでは4個のDUTをテストす
るのに要する時間が220ns×4=880nsである
のに対して、340nsで4個のDUTをテストするこ
とが可能になる。結局、本例のテストシステムは、読み
出しサイクルで3サイクル分のテスト時間が余分に必要
になるデメリット分が存在しても、従来のテストシステ
ムに比較して、880/340=約2.6倍のスループ
ット向上を見込むことが可能になる。
【0059】しかも、本例のテストシステムは、現行の
LSIテスタへ結果格納用メモリなどの簡単な回路の追
加と、DUT搭載用フレームへパターン配線の追加を行
うのみで構成することが可能であるので、現行のテスト
システムをリソースの大きな変更を伴うことなく活用す
ることができる。また、判定処理に際して、従来例の1
回の判定に対して4回の判定を行うことによるテスト時
間の増加は、1測定ユニット当たりの同時測定個数が増
えていることによるスループット向上により十分にカバ
ーすることができる。
【0060】
【発明の効果】上述したように本発明のLSIテストシ
ステムによれば、複数のDUTをフレームに搭載してテ
ストする場合に、複数のDUTをほぼ同時にテストする
ことが可能になり、LSIテスタの測定ユニットの使用
効率を向上させることができ、テストシステムの使用効
率を悪化させることなくテストを行うことができ、テス
ト工程のスループットも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るLSIテストシ
ステムを概略的に示す構成図。
【図2】図1中のLSIテスタの測定ユニットと結果格
納用メモリなどとの接続関係を詳細に示すブロック図。
【図3】図1および図2に示したLSIテストシステム
を用いたテスト手法の一例を示すタイミング図。
【図4】図2中のメモリインターフェイス部の一例を示
す回路図。
【図5】第1の実施形態のLSIテストシステムを用い
て図7に示したテスト工程を実行する際の一部の工程を
説明するために示す図。
【図6】フレーム上に複数のDUTを搭載して搬送する
形態でテストを行うLSIテストシステムの従来例を概
略的に示す図。
【図7】ウェーハテスト工程から出荷までの間に複数D
UTをフレームに搭載してテストを行う場合の一般的な
工程およびフレームの搬送形態の一例を示す図。
【図8】図7に示した工程を従来例のLSIテストシス
テムを用いて実行する際のテスト結果の良否に対する処
理の一例を示す図。
【符号の説明】
10…LSIテスタ、 20…フレーム、 21、22…フレーム内入力配線、 23…フレーム内出力配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA00 AB01 AC03 AD10 AE14 AE18 AE22 AG01 AL25 4M106 AA02 AA04 BA01 DD23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被測定デバイスを搭載するために
    設けられ、前記複数の被測定デバイスにテスト信号を供
    給する入力配線および前記複数の被測定デバイスのテス
    ト出力信号が出力する出力配線を有し、テスト工程の進
    行に伴って搬送される複数のフレームと、 前記各フレーム上の被測定デバイスに供給するためのテ
    スト波形信号を生成し、前記被測定デバイスのテスト出
    力信号を取り込んで期待値と比較する測定ユニットが前
    記複数のフレームに対応して設けられ、1つのフレーム
    を1つの被測定デバイスとみなして複数のフレームに対
    して同時に測定を行うLSIテスタとを具備することを
    特徴とするLSIテストシステム。
  2. 【請求項2】 前記フレームは、 前記複数の被測定デバイスに共通に接続され、前記LS
    Iテスタからテスト波形信号が供給される入力配線と、 前記複数の被測定デバイスに対応して個別に設けられ、
    前記LSIテスタから各被測定デバイスの出力信号を時
    間的にずらせるように制御するための制御信号が供給さ
    れる入力配線と、 前記複数の被測定デバイスに共通に接続され、複数の被
    測定デバイスからテスト出力信号が出力する出力配線を
    具備することを特徴とする請求項1記載のLSIテスト
    システム。
  3. 【請求項3】 前記各被測定デバイスの出力信号を時間
    的にずらせるように制御するための制御信号は、被測定
    デバイスの出力の可否を制御するための出力イネーブル
    信号であることを特徴とする請求項2記載のLSIテス
    トシステム。
  4. 【請求項4】 前記LSIテスタは、前記測定ユニット
    で得られた比較結果を前記被測定デバイス別に対応して
    格納するメモリ装置をさらに具備することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のLSIテストシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記LSIテスタは、前記各被測定デバ
    イス毎に前記出力イネーブル信号を供給制御するための
    パターン発生器と、前記測定ユニットで得られた比較結
    果を前記パターン発生器により制御される格納アドレス
    に格納するメモリ装置をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載のLSIテスト
    システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101967A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Yokogawa Electric Corp 半導体試験装置
JP2010008242A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Yokogawa Electric Corp 信号取込装置

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