JP3185187B2 - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JP3185187B2
JP3185187B2 JP05703896A JP5703896A JP3185187B2 JP 3185187 B2 JP3185187 B2 JP 3185187B2 JP 05703896 A JP05703896 A JP 05703896A JP 5703896 A JP5703896 A JP 5703896A JP 3185187 B2 JP3185187 B2 JP 3185187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス(集
積回路)の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、
特に試験時にICデバイスから出力される読出データと
期待値データとを比較判定する判定領域に改良を加えた
IC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。IC試験装置における試験は直流
試験(DC測定試験)とファンクション試験(FC測定
試験)とに大別される。直流試験は被測定ICの入出力
端子にDC測定手段から所定の電圧又は電流を印加する
ことにより、被測定ICの基本的動作に不良が無いかど
うかを検査するものである。一方、ファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
【0003】図3は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。制御手段51はIC試験装
置全体の制御、運用及び管理等を行うものであり、マイ
クロプロセッサ構成になっている。従って、図示してい
ないが、制御手段51はシステムプログラムを格納する
ROMや各種データ等を格納するRAM等を有する。制
御手段51は、DC測定手段52、タイミング発生手段
53、パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフ
ェイルメモリ57にテスタバス(データバス、アドレス
バス、制御バス)69を介して接続されている。制御手
段51は、直流試験用のデータをDC測定手段52に、
ファンクション試験開始用のタイミングデータをタイミ
ング発生手段53に、テストパターン発生に必要なプロ
グラムや各種データ等をパターン発生手段54に出力す
る。この他にも制御手段51は各種のデータをテスタバ
ス69を介してそれぞれの構成部品に出力している。ま
た、制御手段51は、DC測定手段52内の内部レジス
タ、フェイルメモリ57及びピン制御手段55内のパス
/フェイル(PASS/FAIL)レジスタ63Pから
試験結果を示すデータ(直流データやパス/フェイルデ
ータPFD)を読み出して、それらを解析し、被測定I
C71の良否を判定する。
【0004】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。タイミング発生手段53は、制御手段51からのタ
イミングデータを内部メモリに記憶し、それに基づいて
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57に高速の動作クロックCLKを出力すると共
にデータの書込及び読出のタイミング信号PHをピン制
御手段55やフェイルメモリ57に出力する。従って、
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57の動作速度は、この高速動作クロックCLK
によって決定し、被測定IC71に対するデータ書込及
び読出のタイミングはこのタイミング信号PHによって
決定する。フォーマッタ60からピンエレクトロニクス
56に出力される試験信号P2、及びI/Oフォーマッ
タ61から入出力切替手段58に出力される切替信号P
6の出力タイミングはタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに応じて制御される。また、タイミン
グ発生手段53は、パターン発生手段54からのタイミ
ング切替用制御信号CHを入力し、それに基づいて動作
周期や位相等を適宜切り替えるようになっている。
【0005】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。ピン制御手
段55はデータセレクタ59、フォーマッタ60、I/
Oフォーマッタ61、コンパレータロジック回路62及
びパス/フェイル(PASS/FALI)レジスタ63
Pから構成される。データセレクタ59は、各種の試験
信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1、
試験信号作成データP5及び期待値データP4を記憶し
たメモリで構成されており、パターン発生手段54から
のパターンデータをアドレスとして入力し、そのアドレ
スに応じた試験信号作成データP1及び切替信号作成デ
ータP5をフォーマッタ60及びI/Oフォーマッタ6
1に、期待値データP4をコンパレータロジック回路6
2にそれぞれ出力する。フォーマッタ60は、データセ
レクタ59からの試験信号作成データ(アドレスデータ
・書込データ)P1をタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに同期したタイミングで加工して所定
の印加波形を作成し、それを試験信号P2としてピンエ
レクトロニクス56のドライバ64に出力する。I/O
フォーマッタ61はデータセレクタ59からの切替信号
作成データP5をタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHに同期したタイミングで加工して所定の印
加波形を作成し、それを切替信号P6として入出力切替
手段58に出力する。
【0006】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
出力(試験データ)P3と、データセレクタ59からの
期待値データP4とをタイミング発生手段53からのタ
イミングで比較判定し、その判定結果を示すパス/フェ
イルデータPFDをパス/フェイルレジスタ63P及び
フェイルメモリ57に出力する。パス/フェイルレジス
タ63Pは、ファンクション試験においてコンパレータ
ロジック回路62によってフェイル(FAIL)と判定
されたかどうかを記憶するレジスタである。ピンエレク
トロニクス56は、複数のドライバ64及びアナログコ
ンパレータ65から構成される。アナログコンパレータ
65はIC取付装置70のそれぞれの入出力端子に対し
て1個ずつ設けられており、入出力切替手段58を介し
てドライバ64といずれか一方が接続されるようになっ
ている。入出力切替手段58は、I/Oフォーマッタ6
1からの切替信号P6に応じてドライバ64及びアナロ
グコンパレータ65のいずれか一方と、IC取付装置7
0の入出力端子との間の接続状態を切り替えるものであ
る。ドライバ64は、IC取付装置70の入出力端子、
すなわち被測定IC71のアドレス端子、データ入力端
子、チップセレクト端子、ライトイネーブル端子等の信
号入力端子に、入出力切替手段58を介して、ピン制御
手段55のフォーマッタ60からの試験信号P2に応じ
たレベルの信号を印加し、所望のテストパターンを被測
定IC71に書き込む。アナログコンパレータ65は、
被測定IC71のデータ出力端子から入出力切替手段5
8を介して出力される信号を入力し、基準電圧VOH,
VOLと比較し、その比較結果を読出データP3として
コンパレータロジック回路62に出力する。通常、アナ
ログコンパレータ65は基準電圧VOH用と基準電圧V
OL用の2つのコンパレータから構成されるが、図では
省略してある。フェイルメモリ57は、コンパレータロ
ジック回路62から出力されるパス/フェイルデータP
FDをパターン発生手段からのアドレス信号ADに対応
したアドレス位置にタイミング発生手段53からの高速
動作クロックCLKのタイミングで記憶するものであ
る。フェイルメモリ57は被測定IC71が不良だと判
定された場合にその不良箇所などを詳細に解析する場合
に用いられるものである。このフェイルメモリ57に記
憶されたパス/フェイルデータPFDは制御手段51に
よって読み出され、図示していないデータ処理用の装置
に転送され、解析される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなIC試験
装置においては、被測定ICの特定の入出力端子(I/
O)については判定を行わないように設定したり、所定
のファンクション試験については判定を行わないように
設定することができる。また、従来は、一連のファンク
ション試験の途中で、特定の入出力端子(I/O)につ
いてだけ検査を行い、その他の入出力端子(I/O)に
ついては検査を行わないようにする場合、その他の入出
力端子(I/O)から出力されるであろう読出データP
3を考慮して各入出力端子(I/O)に対応した期待値
データP4を発生するようにパターン発生手段54のパ
ターン作成用のデータ(マイクロプログラム又はパター
ンデータ)を作成していた。すなわち、図4に示すよう
に、第1のサイクルCYC1では第1から第4の入出力
端子(I/O1〜I/O4)に対してデータを書込み、
第2のサイクルCYC2ではその書き込まれたデータを
第1から第4の入出力端子(I/O1〜I/O4)から
読み出して、期待値P41〜P44との比較判定を行
い、次の第3のサイクルCYC3では第1の入出力端子
(I/O1)だけにデータを書込み、第4のサイクルC
YC4ではその書き込まれたデータを第1の入出力端子
(I/O1)だけから読み出して、期待値P41との比
較判定を行いたい場合に、従来は、他の第2から第4の
入出力端子(I/O2〜I/O4)については第3のサ
イクルCYC3でデータが書き込まれていないので、第
1のサイクルCYC1で書き込まれたデータを他の第2
から第4の入出力端子(I/O2〜I/O4)の期待値
データP42〜P44として、それに基づいて第4のサ
イクルCYC4で比較判定を行い、他の第2から第4の
入出力端子(I/O2〜I/O4)の比較判定の結果が
全てパスとなるように、パターン作成用のデータ(マイ
クロプログラム又はパターンデータ)を作成していた。
これによって、他の入出力端子の検査結果はパスとなる
ので、特定の入出力端子についてだけ検査を行うことが
できた。ところが、従来は、比較判定に直接関係しない
部分の期待値データを考慮しながらパターン作成用デー
タを作成していたので、その作成に多大の時間を費やす
という問題がある。また、上述のように特定の入出力端
子だけを検査し、その他の入出力端子については検査し
たくない場合であっても、その他の入出力端子から出力
された読出データ自体にエラーが発生した場合、特定の
入出力端子の検査結果がパスであったとしても、他の入
出力端子によってフェイルと判定され、他の入出力端子
の出力の影響を受けてしまい、特定の入出力端子だけを
検査したことにならないという不具合があった。本発明
は上述の点に鑑みてなされたものであり、他の入出力端
子の期待値を考慮してパターン作成データを作成しなく
ても、ファンクション試験の途中で特定の入出力端子に
ついてだけ検査を行うことのできるIC試験装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るIC試験
装置は、被測定ICのアドレスを指定するための指定ア
ドレス、前記指定アドレスに書き込むべき書込データ、
前記指定アドレスから読み出されるであろう期待値デー
タ及び判定手段の動作状態を選択するためのモード選択
信号などの試験信号を発生する試験信号発生手段と、前
記指定アドレス及び書込データを入力し、それに基づい
た所定のテストパターンを前記被測定ICに対して書き
込み、書き込まれたテストパターンを前記指定アドレス
に応じて読み出し、前記読出データとして出力する読み
書き制御手段と、前記試験信号発生手段から出力される
前記期待値データと前記読み書き制御手段によって読み
出された前記被測定ICの各入出力端子毎の読出データ
とを前記被測定ICの入出力端子毎に入力される判定モ
ード信号に従って比較判定し、その判定結果を示すパス
/フェイルデータを出力する判定手段と、前記入出力端
子毎に設けられ、少なくとも2ビット分のデータを格納
する複数のマスクレジスタ群と、前記入出力端子毎に設
けられ、前記試験信号発生手段からの前記モード選択信
号を共通に入力し、それに基づいて前記マスクレジスタ
に格納されているデータの1ビットを選択的に前記判定
モード信号として前記判定手段に出力する選択手段群
と、前記判定手段から出力されるパス/フェイルデータ
に基づいて前記被測定ICの電気的特性を検査する制御
手段とを具えたものである。マスクレジスタは、被測定
ICの各入出力端子毎に設けられており、少なくとも2
ビット分のデータを格納する。従って、マスクレジスタ
が2ビット分のデータを格納可能な場合には、『00』
『01』『10』『11』の4通りの組合せのいずれか
1つだけが格納される。なお、3ビット分のデータを格
納可能な場合には8通りの組合せのいずれか1つが、4
ビット分のデータを格納可能な場合には16通りの組合
せのいずれか1つが格納されることになる。選択手段は
被測定ICの各入出力端子毎に設けられており、モード
選択信号を共通に入力し、それに基づいてマスクレジス
タに格納されているデータの1ビットを選択的に判定モ
ード信号として判定手段に出力する。モード選択信号
は、マスクレジスタが2ビット構成の場合には1本の信
号線によって、マスクレジスタが3又は4ビット構成の
場合には2本の信号線によってそれぞれの選択手段に供
給される。従って、マスクレジスタが2ビット構成であ
って、『11』が格納されている場合には、モード選択
信号とは無関係にイネーブルの判定モード信号が判定手
段に供給される。『01』が格納されている場合には、
モード選択信号がローレベル“0”の場合にイネーブル
の判定モード信号が供給され、ハイレベル“1”の場合
にディセーブルの判定モード信号が供給される。『1
0』の場合はこの逆である。また、『00』の場合はモ
ード選択信号とは無関係にディセーブルの判定モード信
号が判定手段に供給されるようになる。モード選択信号
は、試験信号発生手段の発生する試験信号の一部なの
で、このモード選択信号を試験の途中で変更することに
よって、容易に判定手段の動作状態(イネーブル/ディ
セーブル)を変更制御することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明に係るI
C試験装置において、コンパレータロジック回路の動作
を制御するシステムの概略構成を示す図である。コンパ
レータロジック回路621〜624は被測定IC71の
4つの入出力端子にそれぞれ対応して設けられる。実際
は、被測定IC71の入出力端子に対応した数のコンパ
レータロジック回路が設けられるが、ここでは説明の便
宜上4入出力端子について説明する。コンパレータロジ
ック回路621〜624は、各入出力端子に対応するア
ナログコンパレータからの出力(試験データ)P31〜
P34と、データセレクタからの期待値データP41〜
P44とをタイミング発生手段53からのタイミングで
比較判定し、その判定結果を示すパス/フェイルデータ
PFD1〜PFD4をパス/フェイルレジスタ63P及
びフェイルメモリ57に出力する。ピンイネーブルレジ
スタ(PER1〜PER4)21〜24は、コンパレー
タロジック回路621〜624をイネーブル状態又はデ
ィセーブル状態に設定するためのレジスタである。すな
わち、このピンイネーブルレジスタ21〜24にハイレ
ベル“1”が格納されている場合には、コンパレータロ
ジック回路621〜624はイネーブル状態となり、ロ
ーレベル“0”が格納されている場合にはディセーブル
状態となる。従って、被測定ICの特定の入出力端子
(I/O)については検査を行わないように設定した
り、所定のファンクション試験については検査を行わな
いように設定する場合には、このピンイネーブルレジス
タ21〜24をローレベル“0”に設定すればよい。
【0010】リアルタイムマスクレジスタ(RTMR)
31〜34は、一連のファンクション試験の途中で、特
定の入出力端子(I/O)についてだけ検査を行い、そ
の他の入出力端子(I/O)については検査を行わない
ように設定するための4ビット構成のレジスタである。
リアルタイムマスクレジスタ31〜34の各ビットの設
定は制御手段51によって行われる。マルチプレクサ4
1〜44は、リアルタイムレジスタ31〜34の4ビッ
ト出力の内、第1出力を第1端子00に、第2出力を第
2端子01に、第3出力を第3端子10に、第4出力を
第4端子11にそれぞれ入力し、選択制御端子S0及び
S1に入力するリアルタイムマスク信号R0及びR1に
応じて、リアルタイムレジスタ31〜34の第1出力か
ら第4出力のいずれか1つを選択的にオア回路81〜8
4に出力する。リアルタイムマスク信号R0及びR1は
パターン発生手段54によって出力される。オア回路8
1〜84は、マルチプレクサ41〜44からの出力と、
ピンイネーブルレジスタ21〜34からの出力との論理
和を取り、それをコンパレータロジック回路621〜6
24のイネーブル端子EN1〜EN4に出力する。従っ
て、イネーブル端子EN1〜EN4にハイレベル“1”
のイネーブル信号を入力したコンパレータロジック回路
621〜624は、イネーブル状態となり、ローレベル
“0”のイネーブル信号を入力したものはディセーブル
状態となる。この実施の形態では、リアルタイムマスク
信号R0及びR1が4つのマルチプレクサ41〜44に
対して共通に供給されているので、リアルタイムマスク
レジスタ31〜34の第1出力から第4出力までのいず
れか1つのデータがオア回路81〜84を介しコンパレ
ータロジック回路621〜624に供給される。すなわ
ち、リアルタイムマスク信号R0及びR1が共にローレ
ベル“0”の場合には、各リアルタイムレジスタ81〜
84の第1出力がコンパレータロジック回路621〜6
24に供給され、リアルタイムマスク信号R0及びR1
が共にハイレベル“1”の場合には、各リアルタイムレ
ジスタ81〜84の第4出力がコンパレータロジック回
路621〜624に供給される。従って、リアルタイム
マスクレジスタ31〜34の格納データの内容を適宜設
定することによって、コンパレータロジック回路621
〜624のどれをイネーブル状態とし、ディセーブル状
態とするのか、そのパターンを16種類の中から所望の
4種類を設定することができ、設定されたパターンをリ
アルタイムマスク信号R0及びR1を制御することによ
って、一連のファンクション試験の中で種々変化させる
ことができる。
【0011】次に図2のタイムチャート図を用いて本実
施の形態の動作を説明する。まず、図1のようにリアル
タイムマスクレジスタ31の第1ビットは『1』、第2
ビットは『0』、第3ビットは『1』、第4ビットは
『0』、リアルタイムマスクレジスタ32の第1ビット
は『1』、第2ビットは『1』、第3ビットは『0』、
第4ビットは『1』、リアルタイムマスクレジスタ33
の第1ビットは『1』、第2ビットは『0』、第3ビッ
トは『1』、第4ビットは『0』、リアルタイムマスク
レジスタ34の第1ビットは『1』、第2ビットは
『0』、第3ビットは『0』、第4ビットは『1』のよ
うに設定されたとする。そして、図2のようにファンク
ション試験の途中でリアルタイムマスク信号R0及びR
1を変化させる。すなわち、第1サイクルCYC1及び
第2サイクルCYC2ではR0及びR1が『0』、第3
サイクルCYC3及び第4サイクルCYC4ではR0が
『1』、R1が『0』、第5サイクルCYC5及び第6
サイクルCYC6ではR0が『0』、R1が『1』、第
7サイクルCYC7及び第8サイクルCYC8ではR0
及びR1が『1』に変化する。従って、第1サイクルC
YC1及び第2サイクルCYC2では、マルチプレクサ
41〜44はリアルタイムマスクレジスタ31〜34の
第1出力としてハイレベル“1”のイネーブル信号をオ
ア回路81〜84を介して各コンパレータロジック回路
621〜624のイネーブル端子EN1〜EN4に出力
するようになる。従って、各コンパレータロジック回路
621〜624はイネーブル状態となり、第1サイクル
CYC1で全ての入出力端子(I/O1〜I/O4)に
データが書き込まれ、書き込まれたデータは第2サイク
ルCYC2で読み出され、読み出されたデータP31〜
P34と期待値P41〜P44との間で比較判定が行わ
れるようになる。第3サイクルCYC3及び第4サイク
ルCYC4では、マルチプレクサ41〜44はリアルタ
イムマスクレジスタ31〜34の第2出力をオア回路8
1〜84を介して各コンパレータロジック回路621〜
624のイネーブル端子EN1〜EN4に出力する。こ
のとき、リアルタイムマスクレジスタ32の第2出力だ
けがハイレベル“1”であり、他のリアルタイムマスク
レジスタ31,33,34の第2出力はローレベル
“0”である。従って、コンパレータロジック回路62
2だけがイネーブル状態となり、第3サイクルCYC1
で入出力端子(I/O2)だけにデータが書き込まれ、
書き込まれたデータが第4サイクルCYC2で読み出さ
れ、読み出されたデータP32と期待値P42との間で
比較判定が行われる。その他の入出力端子(I/O1,
I/O3,I/O4)に接続されたコンパレータロジッ
ク回路621,623,624はマスクされた状態(デ
ィセーブル状態)になる。
【0012】第5サイクルCYC5及び第6サイクルC
YC6では、マルチプレクサ41〜44はリアルタイム
マスクレジスタ31〜34の第3出力をオア回路81〜
84を介して各コンパレータロジック回路621〜62
4のイネーブル端子EN1〜EN4に出力する。このと
き、リアルタイムマスクレジスタ31及び33の第3出
力はハイレベル“1”であり、リアルタイムマスクレジ
スタ32,34の第3出力はローレベル“0”である。
従って、コンパレータロジック回路621及び623が
イネーブル状態となるので、第5サイクルCYC5で第
1及び第3の入出力端子(I/O1,I/O3)にデー
タが書き込まれ、書き込まれたデータが第6サイクルC
YC6で読み出され、読み出されたデータP31及びP
33と期待値P41及びP43との間で比較判定が行わ
れる。他の入出力端子(I/O2,I/O4)に接続さ
れたコンパレータロジック回路622,624はマスク
された状態(ディセーブル状態)になる。第7サイクル
CYC7及び第8サイクルCYC8では、マルチプレク
サ41〜44はリアルタイムマスクレジスタ31〜34
の第4出力をオア回路81〜84を介して各コンパレー
タロジック回路621〜624のイネーブル端子EN1
〜EN4に出力する。このとき、リアルタイムマスクレ
ジスタ32及び34の第4出力だけがハイレベル“1”
であり、他のリアルタイムマスクレジスタ31,33の
第4出力はローレベル“0”である。従って、コンパレ
ータロジック回路621及び623がイネーブル状態と
なるので、第7サイクルCYC7で第2及び第4の入出
力端子(I/O2,I/O4)にデータが書き込まれ、
書き込まれたデータが第8サイクルCYC8で読み出さ
れ、読み出されたデータP32及びP34と期待値P4
2及びP44との間で比較判定が行われる。残りの入出
力端子(I/O1,I/O3)に接続されたコンパレー
タロジック回路621,623はマスクされた状態(デ
ィセーブル状態)になる。
【0013】以上のように、この実施の形態では、リア
ルタイムマスク信号R0及びR1を試験の途中で種々変
更することによって、コンパレータロジック回路の動作
状態をイネーブル又はディセーブルに容易に変更するこ
とができる。なお、上述の実施の形態では、リアルタイ
ムマスクレジスタとして4ビット構成のものを例に説明
したが、これに限らず、2ビット構成又はそれ以上のビ
ット構成のものでもよい。2ビっト構成にした場合に、
1本の信号線でリアルタイム信号を送信すればよく、5
〜8ビット構成の場合に3本の信号線でリアルタイム信
号を送信すればよい。なお、2ビット構成にした場合の
選択可能なパターンは4種類、3ビット構成にした場合
は8種類、4ビット構成にした場合は16種類というよ
うに、そのビット構成に応じて選択可能なパターン数が
増加する。また、この実施の形態では、リアルタイム信
号を4つの入出力端子毎に送信する場合について説明し
たが、これ以上の入出力端子に共通に送信するようにし
てもよい。また、この実施の形態では、ピンイネーブル
レジスタ21〜34を有する場合について説明したが、
リアルタイムマスクレジスタの格納値を全て『0』にす
ることによって、これに対応するコンパレータロジック
回路をリアルタイムマスク信号とは無関係に常にディセ
ーブルにすることができるので、ピンイネーブルレジス
タを省略することが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、他の入出力端子の期待
値を考慮してパターン作成データを作成しなくても、フ
ァンクション試験の途中で特定の入出力端子についてだ
け検査を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンパレータロジック回路の動作を制御する
システムの概略構成を示す図である。
【図2】 図1のシステムの動作例を示すタイミングチ
ャート図である。
【図3】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 従来のコンパレータロジック回路の動作例を
示す図である。
【符号の説明】
21〜24…ピンイネーブルレジスタ、31〜34…リ
アルタイムマスクレジスタ、41〜44…マルチプレク
サ、81〜84…オア回路、50…テスタ部、51…制
御手段、52…DC測定手段、53…タイミング発生手
段、54…パターン発生手段、55…ピン制御手段、5
6…ピンエレクトロニクス、57,57a〜57d…フ
ェイルメモリ、58…入出力切替手段、59…データセ
レクタ、60…フォーマッタ、61…I/Oフォーマッ
タ、62,621,622,623,624…コンパレ
ータロジック回路、63P…パス/フェイルレジスタ、
64…ドライバ、65…アナログコンパレータ、69…
テスタバス、70…IC取付装置、71…被測定IC

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ICのアドレスを指定するための
    指定アドレス、前記指定アドレスに書き込むべき書込デ
    ータ、前記指定アドレスから読み出されるであろう期待
    値データ及び判定手段の動作状態を選択するためのモー
    ド選択信号などの試験信号を発生する試験信号発生手段
    と、 前記指定アドレス及び書込データを入力し、それに基づ
    いた所定のテストパターンを前記被測定ICに対して書
    き込み、書き込まれたテストパターンを前記指定アドレ
    スに応じて読み出し、前記読出データとして出力する読
    み書き制御手段と、 前記試験信号発生手段から出力される前記期待値データ
    と前記読み書き制御手段によって読み出された前記被測
    定ICの各入出力端子毎の読出データとを前記被測定I
    Cの入出力端子毎に入力される判定モード信号に従って
    比較判定し、その判定結果を示すパス/フェイルデータ
    を出力する判定手段と、 前記入出力端子毎に設けられ、少なくとも2ビット分の
    データを格納する複数のマスクレジスタ群と、 前記入出力端子毎に設けられ、前記試験信号発生手段か
    らの前記モード選択信号を共通に入力し、それに基づい
    て前記マスクレジスタに格納されているデータの1ビッ
    トを選択的に前記判定モード信号として前記判定手段に
    出力する選択手段群と、 前記判定手段から出力されるパス/フェイルデータに基
    づいて前記被測定ICの電気的特性を検査する制御手段
    とを具えたことを特徴とするIC試験装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記判定モード信号が
    イネーブルである入出力端子についてのみ前記比較判定
    を行い、前記判定モード信号がディセーブルである入出
    力端子については前記比較判定を行わずにパスデータを
    出力することを特徴とする請求項1に記載のIC試験装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2563922A (en) * 2017-06-30 2019-01-02 Charles Brown Fredrick A vehicle

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