JP3240913B2 - Ic試験装置 - Google Patents
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- JP3240913B2 JP3240913B2 JP06169496A JP6169496A JP3240913B2 JP 3240913 B2 JP3240913 B2 JP 3240913B2 JP 06169496 A JP06169496 A JP 06169496A JP 6169496 A JP6169496 A JP 6169496A JP 3240913 B2 JP3240913 B2 JP 3240913B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス(集
積回路)の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、
特に試験時にICデバイスから出力される読出データと
期待値データとを比較判定する判定領域に改良を加えた
IC試験装置に関する。
積回路)の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、
特に試験時にICデバイスから出力される読出データと
期待値データとを比較判定する判定領域に改良を加えた
IC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。IC試験装置における試験は直流
試験(DC測定試験)とファンクション試験(FC測定
試験)とに大別される。直流試験は被測定ICの入出力
端子にDC測定手段から所定の電圧又は電流を印加する
ことにより、被測定ICの基本的動作に不良が無いかど
うかを検査するものである。一方、ファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。IC試験装置における試験は直流
試験(DC測定試験)とファンクション試験(FC測定
試験)とに大別される。直流試験は被測定ICの入出力
端子にDC測定手段から所定の電圧又は電流を印加する
ことにより、被測定ICの基本的動作に不良が無いかど
うかを検査するものである。一方、ファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
【0003】図3は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。制御手段51はIC試験装
置全体の制御、運用及び管理等を行うものであり、マイ
クロプロセッサ構成になっている。従って、図示してい
ないが、制御手段51はシステムプログラムを格納する
ROMや各種データ等を格納するRAM等を有する。制
御手段51は、DC測定手段52、タイミング発生手段
53、パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフ
ェイルメモリ57にテスタバス(データバス、アドレス
バス、制御バス)69を介して接続されている。制御手
段51は、直流試験用のデータをDC測定手段52に、
ファンクション試験開始用のタイミングデータをタイミ
ング発生手段53に、テストパターン発生に必要なプロ
グラムや各種データ等をパターン発生手段54に出力す
る。この他にも制御手段51は各種のデータをテスタバ
ス69を介してそれぞれの構成部品に出力している。ま
た、制御手段51は、DC測定手段52内の内部レジス
タ、フェイルメモリ57及びピン制御手段55内のパス
/フェイル(PASS/FAIL)レジスタ63Pから
試験結果を示すデータ(直流データやパス/フェイルデ
ータPFD)を読み出して、それらを解析し、被測定I
C71の良否を判定する。
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。制御手段51はIC試験装
置全体の制御、運用及び管理等を行うものであり、マイ
クロプロセッサ構成になっている。従って、図示してい
ないが、制御手段51はシステムプログラムを格納する
ROMや各種データ等を格納するRAM等を有する。制
御手段51は、DC測定手段52、タイミング発生手段
53、パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフ
ェイルメモリ57にテスタバス(データバス、アドレス
バス、制御バス)69を介して接続されている。制御手
段51は、直流試験用のデータをDC測定手段52に、
ファンクション試験開始用のタイミングデータをタイミ
ング発生手段53に、テストパターン発生に必要なプロ
グラムや各種データ等をパターン発生手段54に出力す
る。この他にも制御手段51は各種のデータをテスタバ
ス69を介してそれぞれの構成部品に出力している。ま
た、制御手段51は、DC測定手段52内の内部レジス
タ、フェイルメモリ57及びピン制御手段55内のパス
/フェイル(PASS/FAIL)レジスタ63Pから
試験結果を示すデータ(直流データやパス/フェイルデ
ータPFD)を読み出して、それらを解析し、被測定I
C71の良否を判定する。
【0004】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。タイミング発生手段53は、制御手段51からのタ
イミングデータを内部メモリに記憶し、それに基づいて
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57に高速の動作クロックCLKを出力すると共
にデータの書込及び読出のタイミング信号PHをピン制
御手段55やフェイルメモリ57に出力する。従って、
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57の動作速度は、この高速動作クロックCLK
によって決定し、被測定IC71に対するデータ書込及
び読出のタイミングはこのタイミング信号PHによって
決定する。フォーマッタ60からピンエレクトロニクス
56に出力される試験信号P2、及びI/Oフォーマッ
タ61から入出力切替手段58に出力される切替信号P
6の出力タイミングはタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに応じて制御される。また、タイミン
グ発生手段53は、パターン発生手段54からのタイミ
ング切替用制御信号CHを入力し、それに基づいて動作
周期や位相等を適宜切り替えるようになっている。
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。タイミング発生手段53は、制御手段51からのタ
イミングデータを内部メモリに記憶し、それに基づいて
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57に高速の動作クロックCLKを出力すると共
にデータの書込及び読出のタイミング信号PHをピン制
御手段55やフェイルメモリ57に出力する。従って、
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57の動作速度は、この高速動作クロックCLK
によって決定し、被測定IC71に対するデータ書込及
び読出のタイミングはこのタイミング信号PHによって
決定する。フォーマッタ60からピンエレクトロニクス
56に出力される試験信号P2、及びI/Oフォーマッ
タ61から入出力切替手段58に出力される切替信号P
6の出力タイミングはタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに応じて制御される。また、タイミン
グ発生手段53は、パターン発生手段54からのタイミ
ング切替用制御信号CHを入力し、それに基づいて動作
周期や位相等を適宜切り替えるようになっている。
【0005】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。ピン制御手
段55はデータセレクタ59、フォーマッタ60、I/
Oフォーマッタ61、コンパレータロジック回路62及
びパス/フェイル(PASS/FALI)レジスタ63
Pから構成される。データセレクタ59は、各種の試験
信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1、
試験信号作成データP5及び期待値データP4を記憶し
たメモリで構成されており、パターン発生手段54から
のパターンデータをアドレスとして入力し、そのアドレ
スに応じた試験信号作成データP1及び切替信号作成デ
ータP5をフォーマッタ60及びI/Oフォーマッタ6
1に、期待値データP4をコンパレータロジック回路6
2にそれぞれ出力する。フォーマッタ60は、データセ
レクタ59からの試験信号作成データ(アドレスデータ
・書込データ)P1をタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに同期したタイミングで加工して所定
の印加波形を作成し、それを試験信号P2としてピンエ
レクトロニクス56のドライバ64に出力する。I/O
フォーマッタ61はデータセレクタ59からの切替信号
作成データP5をタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHに同期したタイミングで加工して所定の印
加波形を作成し、それを切替信号P6として入出力切替
手段58に出力する。
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。ピン制御手
段55はデータセレクタ59、フォーマッタ60、I/
Oフォーマッタ61、コンパレータロジック回路62及
びパス/フェイル(PASS/FALI)レジスタ63
Pから構成される。データセレクタ59は、各種の試験
信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1、
試験信号作成データP5及び期待値データP4を記憶し
たメモリで構成されており、パターン発生手段54から
のパターンデータをアドレスとして入力し、そのアドレ
スに応じた試験信号作成データP1及び切替信号作成デ
ータP5をフォーマッタ60及びI/Oフォーマッタ6
1に、期待値データP4をコンパレータロジック回路6
2にそれぞれ出力する。フォーマッタ60は、データセ
レクタ59からの試験信号作成データ(アドレスデータ
・書込データ)P1をタイミング発生手段53からのタ
イミング信号PHに同期したタイミングで加工して所定
の印加波形を作成し、それを試験信号P2としてピンエ
レクトロニクス56のドライバ64に出力する。I/O
フォーマッタ61はデータセレクタ59からの切替信号
作成データP5をタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHに同期したタイミングで加工して所定の印
加波形を作成し、それを切替信号P6として入出力切替
手段58に出力する。
【0006】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
出力(試験データ)P3と、データセレクタ59からの
期待値データP4とをタイミング発生手段53からのタ
イミングで比較判定し、その判定結果を示すパス/フェ
イルデータPFDをパス/フェイルレジスタ63P及び
フェイルメモリ57に出力する。図4は、このコンパレ
ータロジック回路62の概略構成を示す図である。図5
はこのコンパレータロジック回路62の動作例を示すタ
イミングチャート図である。コンパレータロジック回路
62は、エクスクルーシブオア回路11、アンド回路1
2及びR−Sフリップフロップ回路13から構成され
る。エクスクルーシブオア回路11は期待値データP4
と試験データP3の排他的論理和を取り、それをアンド
回路12の第1入力端子に出力する。一方、R−Sフリ
ップフロップ回路13はタイミング発生手段53から出
力される判定領域スタート信号PHsをセット端子S
に、これよりも位相の遅れた判定領域エンド信号PHe
をリセット端子Rに入力し、両信号の立上り時点に同期
してセット状態又はリセット状態となり、その状態に応
じた出力を端子Qからアンド回路12の第2入力端子に
出力する。アンド回路12はR−Sフリップフロップ回
路13がセット状態にある場合、すなわち判定領域の間
だけエクスクルーシブオア回路11から出力される排他
的論理和信号をパス/フェイルデータPFDとして出力
する。従って、コンパレータロジック回路62は、判定
領域スタート信号PHsの立上り時点から判定領域エン
ド信号PHeの立上がり時点までの判定領域内において
試験データP3と期待値データP4が一致しているかど
うかの誤動作不良を検出する。
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
出力(試験データ)P3と、データセレクタ59からの
期待値データP4とをタイミング発生手段53からのタ
イミングで比較判定し、その判定結果を示すパス/フェ
イルデータPFDをパス/フェイルレジスタ63P及び
フェイルメモリ57に出力する。図4は、このコンパレ
ータロジック回路62の概略構成を示す図である。図5
はこのコンパレータロジック回路62の動作例を示すタ
イミングチャート図である。コンパレータロジック回路
62は、エクスクルーシブオア回路11、アンド回路1
2及びR−Sフリップフロップ回路13から構成され
る。エクスクルーシブオア回路11は期待値データP4
と試験データP3の排他的論理和を取り、それをアンド
回路12の第1入力端子に出力する。一方、R−Sフリ
ップフロップ回路13はタイミング発生手段53から出
力される判定領域スタート信号PHsをセット端子S
に、これよりも位相の遅れた判定領域エンド信号PHe
をリセット端子Rに入力し、両信号の立上り時点に同期
してセット状態又はリセット状態となり、その状態に応
じた出力を端子Qからアンド回路12の第2入力端子に
出力する。アンド回路12はR−Sフリップフロップ回
路13がセット状態にある場合、すなわち判定領域の間
だけエクスクルーシブオア回路11から出力される排他
的論理和信号をパス/フェイルデータPFDとして出力
する。従って、コンパレータロジック回路62は、判定
領域スタート信号PHsの立上り時点から判定領域エン
ド信号PHeの立上がり時点までの判定領域内において
試験データP3と期待値データP4が一致しているかど
うかの誤動作不良を検出する。
【0007】パス/フェイルレジスタ63Pは、ファン
クション試験においてコンパレータロジック回路62に
よってフェイル(FAIL)と判定されたかどうかを記
憶するレジスタである。ピンエレクトロニクス56は、
複数のドライバ64及びアナログコンパレータ65から
構成される。アナログコンパレータ65はIC取付装置
70のそれぞれの入出力端子に対して1個ずつ設けられ
ており、入出力切替手段58を介してドライバ64とい
ずれか一方が接続されるようになっている。入出力切替
手段58は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P
6に応じてドライバ64及びアナログコンパレータ65
のいずれか一方と、IC取付装置70の入出力端子との
間の接続状態を切り替えるものである。ドライバ64
は、IC取付装置70の入出力端子、すなわち被測定I
C71のアドレス端子、データ入力端子、チップセレク
ト端子、ライトイネーブル端子等の信号入力端子に、入
出力切替手段58を介して、ピン制御手段55のフォー
マッタ60からの試験信号P2に応じたレベルの信号を
印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に書き
込む。アナログコンパレータ65は、被測定IC71の
データ出力端子から入出力切替手段58を介して出力さ
れる信号を入力し、基準電圧VOH,VOLと比較し、
その比較結果を読出データP3としてコンパレータロジ
ック回路62に出力する。通常、アナログコンパレータ
65は基準電圧VOH用と基準電圧VOL用の2つのコ
ンパレータから構成されるが、図では省略してある。フ
ェイルメモリ57は、コンパレータロジック回路62か
ら出力されるパス/フェイルデータPFDをパターン発
生手段からのアドレス信号ADに対応したアドレス位置
にタイミング発生手段53からの高速動作クロックCL
Kのタイミングで記憶するものである。フェイルメモリ
57は被測定IC71が不良だと判定された場合にその
不良箇所などを詳細に解析する場合に用いられるもので
ある。このフェイルメモリ57に記憶されたパス/フェ
イルデータPFDは制御手段51によって読み出され、
図示していないデータ処理用の装置に転送され、解析さ
れる。
クション試験においてコンパレータロジック回路62に
よってフェイル(FAIL)と判定されたかどうかを記
憶するレジスタである。ピンエレクトロニクス56は、
複数のドライバ64及びアナログコンパレータ65から
構成される。アナログコンパレータ65はIC取付装置
70のそれぞれの入出力端子に対して1個ずつ設けられ
ており、入出力切替手段58を介してドライバ64とい
ずれか一方が接続されるようになっている。入出力切替
手段58は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P
6に応じてドライバ64及びアナログコンパレータ65
のいずれか一方と、IC取付装置70の入出力端子との
間の接続状態を切り替えるものである。ドライバ64
は、IC取付装置70の入出力端子、すなわち被測定I
C71のアドレス端子、データ入力端子、チップセレク
ト端子、ライトイネーブル端子等の信号入力端子に、入
出力切替手段58を介して、ピン制御手段55のフォー
マッタ60からの試験信号P2に応じたレベルの信号を
印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に書き
込む。アナログコンパレータ65は、被測定IC71の
データ出力端子から入出力切替手段58を介して出力さ
れる信号を入力し、基準電圧VOH,VOLと比較し、
その比較結果を読出データP3としてコンパレータロジ
ック回路62に出力する。通常、アナログコンパレータ
65は基準電圧VOH用と基準電圧VOL用の2つのコ
ンパレータから構成されるが、図では省略してある。フ
ェイルメモリ57は、コンパレータロジック回路62か
ら出力されるパス/フェイルデータPFDをパターン発
生手段からのアドレス信号ADに対応したアドレス位置
にタイミング発生手段53からの高速動作クロックCL
Kのタイミングで記憶するものである。フェイルメモリ
57は被測定IC71が不良だと判定された場合にその
不良箇所などを詳細に解析する場合に用いられるもので
ある。このフェイルメモリ57に記憶されたパス/フェ
イルデータPFDは制御手段51によって読み出され、
図示していないデータ処理用の装置に転送され、解析さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなIC試験
装置においては、期待値データと判定領域は一対のもの
として処理されており、同じ期待値データが連続してい
る場合でも、個別に判定領域を設定し、その判定領域内
における試験信号の良/不良のみを検査していた。従っ
て、図5のように、判定領域と判定領域との間に判定に
関与しない無判定領域すなわち狭間領域が発生してい
た。例えば、図5の読出データP3のようにタイミング
t2とタイミングt3の間の無判定領域内で誤動作信号
が発生したとしても、それは無視され、正確な判定を行
うことができなかった。本発明は上述の点に鑑みてなさ
れたものであり、期待値データが同一で連続している場
合に無判定領域を無くし、正確な判定を行うことのでき
るIC試験装置を提供することを目的とする。
装置においては、期待値データと判定領域は一対のもの
として処理されており、同じ期待値データが連続してい
る場合でも、個別に判定領域を設定し、その判定領域内
における試験信号の良/不良のみを検査していた。従っ
て、図5のように、判定領域と判定領域との間に判定に
関与しない無判定領域すなわち狭間領域が発生してい
た。例えば、図5の読出データP3のようにタイミング
t2とタイミングt3の間の無判定領域内で誤動作信号
が発生したとしても、それは無視され、正確な判定を行
うことができなかった。本発明は上述の点に鑑みてなさ
れたものであり、期待値データが同一で連続している場
合に無判定領域を無くし、正確な判定を行うことのでき
るIC試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るIC試験
装置は、動作クロック信号、判定領域スタート信号及び
判定領域エンド信号などを出力するタイミング信号発生
手段と、被測定ICのアドレスを指定するための指定ア
ドレス、前記指定アドレスに書込むべき書込データ及び
前記指定アドレスから読み出されるであろう期待値デー
タなどの試験信号を発生する試験信号発生手段と、前記
被測定ICに対して前記指定アドレス及び書込データを
入力し、それに基づいた所定のテストパターンを書込
み、書き込まれたテストパターンを前記指定アドレスに
応じて読み出し、前記読出データとして出力する読み書
き制御手段と、前記試験信号発生手段から出力される前
記期待値データと前記読み書き制御手段によって読み出
された読出データとを前記判定領域スタート信号と前記
判定領域エンド信号によって指定される判定領域内で比
較判定し、その判定結果を示すパス/フェイルデータを
出力する判定手段と、前記期待値データが同一の場合に
前記判定領域エンド信号をマスクし、前記判定領域を拡
張する判定領域拡張手段と、前記判定手段から出力され
るパス/フェイルデータに基づいて前記被測定ICの電
気的特性を検査する制御手段とを具えたものである。判
定手段は、判定領域スタート信号の入力に応じて判定を
開始し、判定領域エンド信号の入力に応じて判定を終了
する。すなわち、判定手段は判定領域スタート信号から
次の判定領域エンド信号までを判定領域として期待値デ
ータと読出データとの比較判定を行い、判定領域エンド
信号から次の判定領域スタート信号までは無判定領域と
して判定を行わない。従来は期待値データが変化しても
しなくても必ず無判定領域内を設け、期待値データを変
更する場合にはその無判定領域内で行うようにしてい
た。この発明では、期待値データが変化しないで同じ値
を継続する場合、すなわち期待値データが同一の場合に
は、無判定領域を設定する必要がないことに着目し、判
定領域拡張手段によって判定領域エンド信号をマスク
し、判定領域エンド信号が判定手段に入力しなくなるよ
うにする。これによって、判定手段は判定領域スタート
信号の入力に応じて比較判定の状態を維持するようにな
り、判定領域が拡張され、判定不可能であった無判定領
域での判定を行うことができるようになる。
装置は、動作クロック信号、判定領域スタート信号及び
判定領域エンド信号などを出力するタイミング信号発生
手段と、被測定ICのアドレスを指定するための指定ア
ドレス、前記指定アドレスに書込むべき書込データ及び
前記指定アドレスから読み出されるであろう期待値デー
タなどの試験信号を発生する試験信号発生手段と、前記
被測定ICに対して前記指定アドレス及び書込データを
入力し、それに基づいた所定のテストパターンを書込
み、書き込まれたテストパターンを前記指定アドレスに
応じて読み出し、前記読出データとして出力する読み書
き制御手段と、前記試験信号発生手段から出力される前
記期待値データと前記読み書き制御手段によって読み出
された読出データとを前記判定領域スタート信号と前記
判定領域エンド信号によって指定される判定領域内で比
較判定し、その判定結果を示すパス/フェイルデータを
出力する判定手段と、前記期待値データが同一の場合に
前記判定領域エンド信号をマスクし、前記判定領域を拡
張する判定領域拡張手段と、前記判定手段から出力され
るパス/フェイルデータに基づいて前記被測定ICの電
気的特性を検査する制御手段とを具えたものである。判
定手段は、判定領域スタート信号の入力に応じて判定を
開始し、判定領域エンド信号の入力に応じて判定を終了
する。すなわち、判定手段は判定領域スタート信号から
次の判定領域エンド信号までを判定領域として期待値デ
ータと読出データとの比較判定を行い、判定領域エンド
信号から次の判定領域スタート信号までは無判定領域と
して判定を行わない。従来は期待値データが変化しても
しなくても必ず無判定領域内を設け、期待値データを変
更する場合にはその無判定領域内で行うようにしてい
た。この発明では、期待値データが変化しないで同じ値
を継続する場合、すなわち期待値データが同一の場合に
は、無判定領域を設定する必要がないことに着目し、判
定領域拡張手段によって判定領域エンド信号をマスク
し、判定領域エンド信号が判定手段に入力しなくなるよ
うにする。これによって、判定手段は判定領域スタート
信号の入力に応じて比較判定の状態を維持するようにな
り、判定領域が拡張され、判定不可能であった無判定領
域での判定を行うことができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明に係るコ
ンパレータロジック回路の詳細構成を示す図である。図
2はこのコンパレータロジック回路の動作例を示すタイ
ミングチャート図である。本発明に係るコンパレータロ
ジック回路はエクスクルーシブオア回路11、アンド回
路12、R−Sフリップフロップ回路13、判定継続情
報メモリ14、アンド回路15、選択回路16及びR−
Sフリップフロップ回路17から構成される。エクスク
ルーシブオア回路11は期待値データP4Dと試験デー
タP3の排他的論理和を取り、それをアンド回路12の
第1入力端子に出力する。判定継続情報メモリ14は同
じ値の期待値データP4Dが連続する場合に、判定領域
CAを複数サイクルに渡って設定するかどうかのモード
を選択するための継続情報CDを格納したメモリであ
る。すなわち、判定継続情報メモリ14は、図2のよう
にハイレベル“H”の期待値データP4Dが次のサイク
ルでローレベル“L”に変化する場合には、その変化す
るサイクルの直前の継続情報CDとしてハイレベル
“1”を記憶し、逆にローレベル“L”の期待値データ
P4が複数サイクルに渡って変化せずに出現する場合に
判定領域を複数サイクルCYCに渡って拡張するため
に、継続情報CDとしてローレベル“0”を記憶する。
アンド回路15は、タイミング発生手段53からの判定
領域エンド信号PHeを第1入力端子に、判定継続情報
メモリ14からの継続情報CDを第2入力端子に入力
し、両者の論理積信号をR−Sフリップフロップ回路1
3のリセット端子Rに出力する。すなわち、アンド回路
15は、継続情報CDがハイレベル“1”の場合、すな
わち次のサイクルCYCで期待値データP4が変化する
場合には、判定領域エンド信号PHeをR−Sフリップ
フロップ回路13のリセット端子Rに出力するが、ロー
レベル“0”の場合、すなわち次のサイクルCYCの期
待値データP4と現サイクルCYCの期待値データP4
が同一であり変化しない場合には、判定領域エンド信号
PHeをR−Sフリップフロップ回路13のリセット端
子Rに入力しないようにマスクする。R−Sフリップフ
ロップ回路13は、タイミング発生手段53からの判定
領域スタート信号PHsをセット端子Sに入力し、この
信号の立上りに同期してセット状態となり、アンド回路
15の論理積信号(すなわちアンド回路15を通過して
きたこれよりも位相の遅れた判定領域エンド信号PH
e)をリセット端子Rに入力し、この信号の立上りに同
期してリセット状態となり、その状態に応じた出力を端
子Qからアンド回路12の第2入力端子に出力する。ア
ンド回路12はR−Sフリップフロップ回路13がセッ
ト状態にある場合はエクスクルーシブオア回路11の排
他的論理和信号をパス/フェイルデータPFDとしてR
−Sフリップフロップ回路17のセット端子Sに出力
し、リセット状態にある場合は排他的論理和信号をマス
クする。選択回路16は、タイミング発生手段53から
の判定領域スタート信号PHsを端子Aに、サイクルC
YCに同期したクロック信号CLKを端子Bにそれぞれ
入力し、判定継続情報メモリ14からの継続情報CDが
ハイレベル“1”の場合には端子Aを選択し、ローレベ
ル“0”の場合には端子Bを選択して、R−Sフリップ
フロップ回路17のリセット端子Rに出力する。R−S
フリップフロップ回路17は、アンド回路12からのパ
ス/フェイルデータPFDをセット端子Sに入力し、こ
の信号の立上りに同期してセット状態となり、選択回路
16によって選択された判定領域スタート信号PHs又
はクロック信号CLKをリセット端子Rに入力し、いず
れか一方の信号の立上りに同期してリセット状態とな
り、その状態に応じた出力を端子Qから最終的なパス/
フェイルデータPFDとして出力する。
図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明に係るコ
ンパレータロジック回路の詳細構成を示す図である。図
2はこのコンパレータロジック回路の動作例を示すタイ
ミングチャート図である。本発明に係るコンパレータロ
ジック回路はエクスクルーシブオア回路11、アンド回
路12、R−Sフリップフロップ回路13、判定継続情
報メモリ14、アンド回路15、選択回路16及びR−
Sフリップフロップ回路17から構成される。エクスク
ルーシブオア回路11は期待値データP4Dと試験デー
タP3の排他的論理和を取り、それをアンド回路12の
第1入力端子に出力する。判定継続情報メモリ14は同
じ値の期待値データP4Dが連続する場合に、判定領域
CAを複数サイクルに渡って設定するかどうかのモード
を選択するための継続情報CDを格納したメモリであ
る。すなわち、判定継続情報メモリ14は、図2のよう
にハイレベル“H”の期待値データP4Dが次のサイク
ルでローレベル“L”に変化する場合には、その変化す
るサイクルの直前の継続情報CDとしてハイレベル
“1”を記憶し、逆にローレベル“L”の期待値データ
P4が複数サイクルに渡って変化せずに出現する場合に
判定領域を複数サイクルCYCに渡って拡張するため
に、継続情報CDとしてローレベル“0”を記憶する。
アンド回路15は、タイミング発生手段53からの判定
領域エンド信号PHeを第1入力端子に、判定継続情報
メモリ14からの継続情報CDを第2入力端子に入力
し、両者の論理積信号をR−Sフリップフロップ回路1
3のリセット端子Rに出力する。すなわち、アンド回路
15は、継続情報CDがハイレベル“1”の場合、すな
わち次のサイクルCYCで期待値データP4が変化する
場合には、判定領域エンド信号PHeをR−Sフリップ
フロップ回路13のリセット端子Rに出力するが、ロー
レベル“0”の場合、すなわち次のサイクルCYCの期
待値データP4と現サイクルCYCの期待値データP4
が同一であり変化しない場合には、判定領域エンド信号
PHeをR−Sフリップフロップ回路13のリセット端
子Rに入力しないようにマスクする。R−Sフリップフ
ロップ回路13は、タイミング発生手段53からの判定
領域スタート信号PHsをセット端子Sに入力し、この
信号の立上りに同期してセット状態となり、アンド回路
15の論理積信号(すなわちアンド回路15を通過して
きたこれよりも位相の遅れた判定領域エンド信号PH
e)をリセット端子Rに入力し、この信号の立上りに同
期してリセット状態となり、その状態に応じた出力を端
子Qからアンド回路12の第2入力端子に出力する。ア
ンド回路12はR−Sフリップフロップ回路13がセッ
ト状態にある場合はエクスクルーシブオア回路11の排
他的論理和信号をパス/フェイルデータPFDとしてR
−Sフリップフロップ回路17のセット端子Sに出力
し、リセット状態にある場合は排他的論理和信号をマス
クする。選択回路16は、タイミング発生手段53から
の判定領域スタート信号PHsを端子Aに、サイクルC
YCに同期したクロック信号CLKを端子Bにそれぞれ
入力し、判定継続情報メモリ14からの継続情報CDが
ハイレベル“1”の場合には端子Aを選択し、ローレベ
ル“0”の場合には端子Bを選択して、R−Sフリップ
フロップ回路17のリセット端子Rに出力する。R−S
フリップフロップ回路17は、アンド回路12からのパ
ス/フェイルデータPFDをセット端子Sに入力し、こ
の信号の立上りに同期してセット状態となり、選択回路
16によって選択された判定領域スタート信号PHs又
はクロック信号CLKをリセット端子Rに入力し、いず
れか一方の信号の立上りに同期してリセット状態とな
り、その状態に応じた出力を端子Qから最終的なパス/
フェイルデータPFDとして出力する。
【0011】以下、図2のタイミングチャートを用いて
この実施の形態に係るコンパレータロジック回路の動作
を説明する。図2の期待値データP4Dに示すように、
サイクルDTmの期待値はハイレベル“H”であり、サ
イクルDTm+1,DTm+2,・・・,DTm+nの
期待値はローレベル“L”であり、その次のサイクルの
期待値はハイレベル“H”であると仮定する。そして、
継続情報CDは、この期待値データP4Dに対応して、
サイクルDTmではハイレベル“1”、サイクルDT
m,DTm+1,・・・,DTm+(n−1)ではロー
レベル“0”、サイクルDTm+nではハイレベル
“1”である。すなわち、サイクルDTmからサイクル
DTm+(n−1)までは期待値データが変化しないこ
とを意味する。サイクルDTmでは、継続情報CDがハ
イレベル“1”なので、アンド回路15は判定領域エン
ド信号PHeをフリップフロップ回路13のリセット端
子Rに出力し、選択回路16はクロック信号CLKをフ
リップフロップ回路17のリセット端子Rに出力するよ
うになる。この状態で、判定領域スタート信号PHs及
び判定領域エンド信号PHeがタイミング発生手段53
から出力されると、図2に示すような判定領域CA1が
形成され、その判定領域CA1内における試験データP
3の誤動作や不良などが検出される。次のサイクルDT
m+1からサイクルDTm+(n−1)の間では、継続
情報CDがローレベル“0”なので、アンド回路15は
判定領域エンド信号PHeをマスクし、選択回路16は
判定領域スタート信号PHsをフリップフロップ回路1
7のリセット端子Rに出力するようになる。この状態
で、判定領域スタート信号PHs及び判定領域エンド信
号PHeがタイミング発生手段53から出力されても、
判定領域エンド信号PHeはアンド回路15によってマ
スクされているので、図2に示すような判定領域CA2
が形成される。そして、この判定領域CA2内における
試験データP3の誤動作や不良などが検出される。例え
ば、サイクルDTm+2内で図2の試験データP3のよ
うな異常信号が発生した場合、それに応じてそのサイク
ルはフェイル(FAIL)と判定され、パス/フェイル
データPFDは図2のようになる。このような異常信号
は、判定領域スタート信号PHs及び判定領域エンド信
号PHeによって形成される判定領域内では検出不可能
なものであるが、この実施の形態のようにすることによ
って、従来判定不可能な異常信号の発生などを容易に検
出することができるようになる。
この実施の形態に係るコンパレータロジック回路の動作
を説明する。図2の期待値データP4Dに示すように、
サイクルDTmの期待値はハイレベル“H”であり、サ
イクルDTm+1,DTm+2,・・・,DTm+nの
期待値はローレベル“L”であり、その次のサイクルの
期待値はハイレベル“H”であると仮定する。そして、
継続情報CDは、この期待値データP4Dに対応して、
サイクルDTmではハイレベル“1”、サイクルDT
m,DTm+1,・・・,DTm+(n−1)ではロー
レベル“0”、サイクルDTm+nではハイレベル
“1”である。すなわち、サイクルDTmからサイクル
DTm+(n−1)までは期待値データが変化しないこ
とを意味する。サイクルDTmでは、継続情報CDがハ
イレベル“1”なので、アンド回路15は判定領域エン
ド信号PHeをフリップフロップ回路13のリセット端
子Rに出力し、選択回路16はクロック信号CLKをフ
リップフロップ回路17のリセット端子Rに出力するよ
うになる。この状態で、判定領域スタート信号PHs及
び判定領域エンド信号PHeがタイミング発生手段53
から出力されると、図2に示すような判定領域CA1が
形成され、その判定領域CA1内における試験データP
3の誤動作や不良などが検出される。次のサイクルDT
m+1からサイクルDTm+(n−1)の間では、継続
情報CDがローレベル“0”なので、アンド回路15は
判定領域エンド信号PHeをマスクし、選択回路16は
判定領域スタート信号PHsをフリップフロップ回路1
7のリセット端子Rに出力するようになる。この状態
で、判定領域スタート信号PHs及び判定領域エンド信
号PHeがタイミング発生手段53から出力されても、
判定領域エンド信号PHeはアンド回路15によってマ
スクされているので、図2に示すような判定領域CA2
が形成される。そして、この判定領域CA2内における
試験データP3の誤動作や不良などが検出される。例え
ば、サイクルDTm+2内で図2の試験データP3のよ
うな異常信号が発生した場合、それに応じてそのサイク
ルはフェイル(FAIL)と判定され、パス/フェイル
データPFDは図2のようになる。このような異常信号
は、判定領域スタート信号PHs及び判定領域エンド信
号PHeによって形成される判定領域内では検出不可能
なものであるが、この実施の形態のようにすることによ
って、従来判定不可能な異常信号の発生などを容易に検
出することができるようになる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、期待値データが同一で
連続している場合に無判定領域を無くし、正確な判定を
行うことができるという効果がある。
連続している場合に無判定領域を無くし、正確な判定を
行うことができるという効果がある。
【図1】 本発明に係るコンパレータロジック回路の詳
細構成を示す図である。
細構成を示す図である。
【図2】 図1のコンパレータロジック回路の動作例を
示すタイミングチャート図である。
示すタイミングチャート図である。
【図3】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】 従来のコンパレータロジック回路の概略構成
を示す図である。
を示す図である。
【図5】 従来のコンパレータロジック回路の動作例を
示すタイミングチャート図である。
示すタイミングチャート図である。
11…エクスクルーシブオア回路、12,15…アンド
回路、13,17…R−Sフリップフロップ回路、14
…判定継続情報メモリ、16…選択回路、50…テスタ
部、51…制御手段、52…DC測定手段、53…タイ
ミング発生手段、54…パターン発生手段、55…ピン
制御手段、56…ピンエレクトロニクス、57,57a
〜57d…フェイルメモリ、58…入出力切替手段、5
9…データセレクタ、60…フォーマッタ、61…I/
Oフォーマッタ、62…コンパレータロジック回路、6
3P…パス/フェイルレジスタ、64…ドライバ、65
…アナログコンパレータ、69…テスタバス、70…I
C取付装置、71…被測定IC
回路、13,17…R−Sフリップフロップ回路、14
…判定継続情報メモリ、16…選択回路、50…テスタ
部、51…制御手段、52…DC測定手段、53…タイ
ミング発生手段、54…パターン発生手段、55…ピン
制御手段、56…ピンエレクトロニクス、57,57a
〜57d…フェイルメモリ、58…入出力切替手段、5
9…データセレクタ、60…フォーマッタ、61…I/
Oフォーマッタ、62…コンパレータロジック回路、6
3P…パス/フェイルレジスタ、64…ドライバ、65
…アナログコンパレータ、69…テスタバス、70…I
C取付装置、71…被測定IC
Claims (3)
- 【請求項1】 動作クロック信号、判定領域スタート信
号及び判定領域エンド信号などを出力するタイミング信
号発生手段と、 被測定ICのアドレスを指定するための指定アドレス、
前記指定アドレスに書込むべき書込データ及び前記指定
アドレスから読み出されるであろう期待値データなどの
試験信号を発生する試験信号発生手段と、 前記被測定ICに対して前記指定アドレス及び書込デー
タを入力し、それに基づいた所定のテストパターンを書
込み、書き込まれたテストパターンを前記指定アドレス
に応じて読み出し、前記読出データとして出力する読み
書き制御手段と、 前記試験信号発生手段から出力される前記期待値データ
と前記読み書き制御手段によって読み出された読出デー
タとを前記判定領域スタート信号と前記判定領域エンド
信号によって指定される判定領域内で比較判定し、その
判定結果を示すパス/フェイルデータを出力する判定手
段と、 前記期待値データが同一の場合に前記判定領域エンド信
号をマスクし、前記判定領域を拡張する判定領域拡張手
段と、 前記判定手段から出力されるパス/フェイルデータに基
づいて前記被測定ICの電気的特性を検査する制御手段
とを具えたことを特徴とするIC試験装置。 - 【請求項2】 前記判定領域拡張手段は、 前記期待値データが同一の場合に前記判定領域を拡張す
るか否かの継続情報を記憶する継続情報メモリと、 前記継続情報メモリからの継続情報に基づいて前記判定
領域エンド信号をマスクするマスク手段とから構成され
ることを特徴とする請求項1に記載のIC試験装置。 - 【請求項3】 前記判定手段は、前記判定領域エンド信
号がマスクされた場合に、前記判定手段から出力される
前記パス/フェイルデータを前記判定領域スタート信号
に同期して出力する手段を有することを特徴とする請求
項1又は2に記載のIC試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06169496A JP3240913B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | Ic試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06169496A JP3240913B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | Ic試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09230004A JPH09230004A (ja) | 1997-09-05 |
JP3240913B2 true JP3240913B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=13178624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06169496A Expired - Fee Related JP3240913B2 (ja) | 1996-02-23 | 1996-02-23 | Ic試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240913B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-23 JP JP06169496A patent/JP3240913B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09230004A (ja) | 1997-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |