JP2000091388A - Ic試験装置の救済判定方式 - Google Patents

Ic試験装置の救済判定方式

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JP2000091388A
JP2000091388A JP10253910A JP25391098A JP2000091388A JP 2000091388 A JP2000091388 A JP 2000091388A JP 10253910 A JP10253910 A JP 10253910A JP 25391098 A JP25391098 A JP 25391098A JP 2000091388 A JP2000091388 A JP 2000091388A
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JP10253910A
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English (en)
Inventor
Yuji Wada
勇二 和田
Kunihiko Miyahara
邦彦 宮原
Akinori Noguchi
昭範 野口
Kaoru Fukuda
薫 福田
Wataru Kawamata
亘 川又
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 救済判定解析試験に要する時間を大幅に短縮
化できるようにする。 【解決手段】 フェイルビットメモリはウェハ上の複数
のチップに相当するパス/フェイルデータを格納する。
データ転送手段は複数のチップに対応したパス/フェイ
ルデータを順次所定のデータ列として転送する。データ
取り込み手段はこれらのデータ列毎に設けられている。
救済判定手段はデータ取り込み手段に取り込まれたパス
/フェイルデータが所定のデータ群、すなわち冗長線の
割り当てを判定することのできる救済判定可能なデータ
数に到達した時点でそのデータ群に基づく救済判定処理
を行う。この救済判定方式はすべてのパス/フェイルデ
ータの転送が終了しないうちに、救済判定可能なデータ
群が揃った時点でデータ取り込み手段の取り込み動作と
は別個に並列的に同時に救済判定を行う。これによっ
て、データ転送時間中も救済判定処理を行うことができ
るので、救済判定に要する時間の短縮化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス(集
積回路)の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、
特にICデバイスのテスト結果に基づいて不良ラインを
予備ラインに置き換え可能かどうかの判定を行うIC試
験装置の救済判定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。
【0003】IC試験装置におけるファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
【0004】図4は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルビットメモリ57
及び入出力切替手段58から構成される。テスタ部50
はこの他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中で
は必要な部分のみが示されている。
【0005】制御手段51はIC試験装置全体の制御、
運用及び管理等を行うものであり、マイクロプロセッサ
構成になっている。従って、図示していないが、制御手
段51はシステムプログラムを格納するROMや各種デ
ータ等を格納するRAM等を有する。制御手段51は、
DC測定手段52、タイミング発生手段53、パターン
発生手段54、ピン制御手段55及びフェイルビットメ
モリ57にテスタバス(データバス、アドレスバス、制
御バス)6Aを介して接続されている。制御手段51
は、直流試験用のデータをDC測定手段52に、ファン
クション試験開始用のタイミングデータをタイミング発
生手段53に、テストパターン発生に必要なプログラム
や各種データ等をパターン発生手段54に出力する。こ
の他にも制御手段51は各種のデータをテスタバス6A
を介してそれぞれの構成部品に出力している。また、制
御手段51は、DC測定手段52内の内部レジスタ、フ
ェイルビットメモリ57及びピン制御手段55内のパス
/フェイル(PASS/FAIL)レジスタ63Pから
試験結果を示すデータ(直流データやパス/フェイルデ
ータPD/FD)を読み出して、それらを解析し、被測
定IC71の良否を判定する。
【0006】タイミング発生手段53は、制御手段51
からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、それに
基づいてパターン発生手段54、ピン制御手段55及び
フェイルビットメモリ57に高速の動作クロックCLK
を出力すると共にデータの書込及び読出のタイミング信
号PHをピン制御手段55やフェイルビットメモリ57
に出力する。従って、パターン発生手段54、ピン制御
手段55及びフェイルビットメモリ57の動作速度は、
この高速動作クロックCLKによって決定し、被測定I
C71に対するデータ書込及び読出のタイミングはこの
タイミング信号PHによって決定する。フォーマッタ6
0からピンエレクトロニクス56に出力される試験信号
P2、及びI/Oフォーマッタ61から入出力切替手段
58に出力される切替信号P6の出力タイミングはタイ
ミング発生手段53からのタイミング信号PHに応じて
制御される。また、タイミング発生手段53は、パター
ン発生手段54からのタイミング切替用制御信号CHを
入力し、それに基づいて動作周期や位相等を適宜切り替
えるようになっている。
【0007】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。
【0008】ピン制御手段55はデータセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61、コンパレ
ータロジック回路62及びパス/フェイル(PASS/
FALI)レジスタ63Pから構成される。データセレ
クタ59は、各種の試験信号作成データ(アドレスデー
タ・書込データ)P1、切替信号作成データP5及び期
待値データP4を記憶したメモリで構成されており、パ
ターン発生手段54からのパターンデータをアドレスと
して入力し、そのアドレスに応じた試験信号作成データ
P1及び切替信号作成データP5をフォーマッタ60及
びI/Oフォーマッタ61に、期待値データP4をコン
パレータロジック回路62にそれぞれ出力する。フォー
マッタ60は、データセレクタ59からの試験信号作成
データ(アドレスデータ・書込データ)P1をタイミン
グ発生手段53からのタイミング信号PHに同期したタ
イミングで加工して所定の印加波形を作成し、それを試
験信号P2としてピンエレクトロニクス56のドライバ
64に出力する。I/Oフォーマッタ61はデータセレ
クタ59からの切替信号作成データP5をタイミング発
生手段53からのタイミング信号PHに同期したタイミ
ングで加工して所定の印加波形を作成し、それを切替信
号P6として入出力切替手段58に出力する。コンパレ
ータロジック回路62は、ピンエレクトロニクス56の
アナログコンパレータ65からの出力P3と、データセ
レクタ59からの期待値データP4とをタイミング発生
手段53からのタイミングで比較判定し、その判定結果
を示すパス/フェイルデータPD/FDをパス/フェイ
ルレジスタ63P及びフェイルビットメモリ57に出力
する。パス/フェイルレジスタ63Pは、ファンクショ
ン試験においてコンパレータロジック回路62によって
フェイル(FAIL)と判定されたかどうかを記憶する
レジスタである。
【0009】ピンエレクトロニクス56は、複数のドラ
イバ64及びアナログコンパレータ65から構成され
る。アナログコンパレータ65はIC取付装置70のそ
れぞれの入出力端子に対して1個ずつ設けられており、
入出力切替手段58を介してドライバ64といずれか一
方が接続されるようになっている。入出力切替手段58
は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P6に応じ
てドライバ64及びアナログコンパレータ65のいずれ
か一方と、IC取付装置70の入出力端子との間の接続
状態を切り替えるものである。ドライバ64は、IC取
付装置70の入出力端子、すなわち被測定IC71のア
ドレス端子、データ入力端子、チップセレクト端子、ラ
イトイネーブル端子等の信号入力端子に、入出力切替手
段58を介して、ピン制御手段55のフォーマッタ60
からの試験信号P2に応じたレベルの信号を印加し、所
望のテストパターンを被測定IC71に書き込む。
【0010】アナログコンパレータ65は、被測定IC
71のデータ出力端子から入出力切替手段58を介して
出力される信号を入力し、基準電圧VOH,VOLと比
較し、その比較結果を読出データP3としてコンパレー
タロジック回路62に出力する。通常、アナログコンパ
レータ65は基準電圧VOH用と基準電圧VOL用の2
つのコンパレータから構成されるが、図では省略してあ
る。
【0011】フェイルビットメモリ57は、コンパレー
タロジック回路62から出力されるパス/フェイルデー
タPD/FDをパターン発生手段54からのアドレス信
号ADに対応したアドレス位置にタイミング発生手段5
3からの高速動作クロックCLKのタイミングで記憶す
るものである。フェイルビットメモリ57は被測定IC
71が不良だと判定された場合にその不良箇所などを詳
細に解析する場合に用いられるものである。このフェイ
ルビットメモリ57に記憶されたパス/フェイルデータ
PD/FDは制御手段51によって読み出され、図示し
ていないデータ処理用の装置に転送され、解析される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のIC試験装置
は、被測定ICの不良ビットを救済する目的で、被測定
ICの電気的特性の実試験中にフェイルビットメモリの
アドレス空間に不良ビット箇所をマッピングする機能
と、実試験終了後にこのフェイルビットメモリを読出し
て被測定IC内の冗長線に不良ビットを割り付ける救済
判定解析試験を行っている。すなわち、ICの量産ライ
ン上において、これらの救済判定解析試験を実行し、被
測定ICの良、不良の判定、及び救済可否の判定、それ
に基づく不良ビットの救済などを行っている。
【0013】この救済判定解析試験においては、冗長線
の配置条件、冗長線の数、冗長線の割り付け制限等の各
条件が被測定ICの構造などによって異なっているた
め、1つ被測定ICに対して1回の救済判定ではなく、
複数の救済判定結果を蓄積し、その蓄積されたデータに
基づいて総合的な救済判定を行う必要があった。また、
どのテスト段階にて不良が増加するのか解析データの取
得、あるいは救済判定結果により次のテスト条件を変化
させるなどの多種多様な対応も必要であった。
【0014】しかしながら、この救済判定解析試験はウ
ェハ段階において行われるため、1つのウェハに数10
0個からのICデバイスが搭載されている場合には、得
られるデータ量は膨大なものとなり、このような膨大な
データを取得するだけでも多大の時間を要し、それに基
づいて救済判定を行うのにまた多大な時間を要するとい
う問題があった。
【0015】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、救済判定解析試験に要する時間を大幅に短縮化す
ることのできるIC試験装置の救済判定方式を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るIC試験
装置の救済判定方式は、複数チップに相当するパス/フ
ェイルデータを格納するフェイルビットメモリ手段と、
前記フェイルビットメモリ手段に格納されている複数の
チップに対応するパス/フェイルデータを各チップに対
応するデータ列として転送するデータ転送手段と、前記
データ転送手段によって転送されてくる各チップに対応
する前記パス/フェイルデータ列をそれぞれ取り込む複
数のデータ取り込み手段と、前記データ取り込み手段に
取り込まれた前記パス/フェイルデータが所定のデータ
群に達した時点で、そのデータ群に基づく救済判定解析
処理を前記データ取り込み手段の取り込み動作と並列的
に同時に行う複数の救済判定手段とを具えたものであ
る。
【0017】試験の結果、フェイルビットメモリにはウ
ェハ上の複数のチップに相当するパス/フェイルデータ
が格納されている。データ転送手段は複数のチップに対
応したパス/フェイルデータを順次所定のデータ列とし
て転送する。例えば、16個のチップに相当するパス/
フェイルデータを転送する場合には、データ転送手段は
16本のデータ列(シリアルとは限らない)を転送す
る。データ取り込み手段はこれらのデータ列毎に設けら
れている。従って、データ列が16本の場合には16個
のデータ取り込み手段を有することになる。救済判定手
段はデータ取り込み手段に取り込まれたパス/フェイル
データが所定のデータ群、すなわち冗長線の割り当てを
判定することのできる救済判定可能なデータ数に到達し
た時点でそのデータ群に基づく救済判定処理を行う。例
えば、救済判定対象である1つのラインが16ビットの
場合、16個のパス/フェイルデータが揃った時点でそ
のラインに付いてフェイルデータの数がいくつ存在する
かの基本的に救済判定を行うことができる。従って、こ
の発明ではすべてのパス/フェイルデータの転送が終了
しないうちに、救済判定可能なデータ群が揃った時点で
データ取り込み手段の取り込み動作とは別個に並列的に
同時に救済判定を行っている。これによって、データ転
送時間中も救済判定処理を行うことができるので、救済
判定に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0018】出願時の請求項2に記載された本発明に係
るIC試験装置の救済判定方式は、前記請求項1に記載
のIC試験装置の救済判定方式の一実施態様として、前
記データ転送手段は前記パス/フェイルデータをシリア
ルのデータ列として転送し、前記データ取り込み手段
は、前記シリアルのデータ列を所定のデータ群からなる
パラレルデータに変換し、前記救済判定手段は前記デー
タ変換手段によって変換されたパラレルデータに基づい
て前記救済判定解析処理を行うものである。この発明で
は、データ転送手段がパス/フェイルデータをシリアル
データとして転送し、データ取り込み手段がそのシリア
ルデータをバラレルデータに変換して、救済判定手段が
そのパレレルデータに基づいて救済判定解析処理を行う
という一例の流れを限定したものである。
【0019】出願時の請求項3に記載された本発明に係
るIC試験装置の救済判定方式は、前記請求項2に記載
のIC試験装置の救済判定方式の一実施態様として、さ
らに、前記転送手段から転送されてくる各チップに対応
する前記パス/フェイルデータ列に基づいて所定の条件
に該当する前記パス/フェイルデータの数を計数する計
数手段を前記救済判定手段毎に有するものである。デー
タ取り込み手段には順次パス/フェイルデータが取り込
まれ、それに基づく救済判定が救済判定手段によって行
われるが、取り込まれるパス/フェイルデータから所定
の条件に該当するパス/フェイルデータを計数すること
によって容易に救済判定を行うことができる場合があ
る。例えば、計数手段によって計数されたフェイルデー
タのトータル数が救済可能な数を既に越えた場合には救
済判定処理を行う必要はないとの判断を行うことができ
る。この他にも救済判定手段では計数することが困難な
パス/フェイルデータの所定条件における数を計数手段
によって計数することによって救済判定処理を容易にす
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って説明する。図1は、本発明のIC試験装
置の救済判定方式の一実施の形態に係る部分の詳細構成
を示す図である。図1において図4と同じ構成のものに
は同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。
図1では、被測定IC11としてウェハ状のものが図示
してある。図1では被測定IC11とコンパレータロジ
ック回路62との間に存在するアナログコンパレータは
省略してある。コンパレータロジック回路62の判定結
果であるパス/フェイルデータPD/FDは圧縮選択制
御回路12(図4では省略)を介してフェイルビットメ
モリ57に順次書き込まれる。圧縮選択制御回路12は
ソケット内の任意のビットをオア圧縮(I/O圧縮)し
たり、アドレスを組み換えてマット圧縮したり、救済し
やすいようにパス/フェイルデータPD/FDの取り込
み条件を選択するものである。高速アドレス発生回路1
3は、フェイルビットメモリ57に格納されているパス
/フェイルデータPD/FDを各救済判定回路21〜2
nに転送する際のアドレス信号ADRを発生するもので
ある。選択回路14は制御手段51、パターン発生手段
54及び高速アドレス発生回路13のいずれか一つを選
択して、選択されたアドレス信号ADRを、フェイルビ
ットメモリ57及び救済判定回路21〜2nに供給す
る。この実施の形態では救済判定回路の数は16個(n
=16)の場合について説明する。選択回路15はフェ
イルビットメモリ57のどのチップに対応するパス/フ
ェイルデータPD/FDをどの救済判定回路21〜2n
に転送するかを選択する。選択回路15によって選択さ
れたフェイルビットメモリ57の各チップに対応するパ
ス/フェイルデータPD/FDは、シリアルのデータと
して並列的に各救済判定回路21〜2nに転送されるよ
うになる。
【0021】図2は救済判定回路21の詳細構成を示す
図である。救済判定回路21はフェイルデータ変換部2
11とデータバッファ212と多機能カウンタ213か
ら構成される。フェイルデータ変換部211はフェイル
ビットメモリ57から順次転送されてくるシリアルのパ
ス/フェイルデータPD/FDが、例えば8又は16個
になった時点で、それらをパラレルに変換し、データバ
ッファ212に出力する。データバッファ212は、フ
ェイルデータ変換部211から順次転送されてくるパラ
レルのパス/フェイルデータPD/FDを順次格納す
る。多機能カウンタ213はフェイルビットメモリ57
から順次転送されてくるシリアルのパス/フェイルデー
タPD/FDを所定の条件に基づいてカウント処理す
る。例えば、チップの或る所定エリアにおけるフェイル
データFDの数をカウントしたり、フェイルデータFD
の発生間隔、すなわちフェイルデータFDとフェイルデ
ータFDとの間にいくつのパスデータPDが存在するか
などをカウントしたり、フェイルデータFDのトータル
数をカウントしたりする。また、多機能カウンタ213
のカウント値に応じてフェイルデータ変換部211から
データバッファ212へのパス/フェイルデータPD/
FDの転送処理が行われる。CPU31はデータバッフ
ァ212からのパス/フェイルデータPD/FD及び多
機能カウンタ213からの各種カウント値に基づいて救
済判定を行い、その判定結果をメモリ41に格納する。
【0022】以下、この実施の形態に係るIC試験装置
の救済判定方式がどのようにして救済判定処理を行うの
かを説明する。図3(A)はフェイルビットメモリ57
から救済判定回路21〜2nにパス/フェイルデータP
D/FDを転送するデータ転送処理と、救済判定回路2
1〜2nに転送されたパス/フェイルデータPD/FD
に基づいて行われる救済判定処理とがそれぞれ別々のタ
イミングで行われる場合の処理動作例を示すものであ
る。すなわち、この場合は、救済判定回路21〜2nに
格納されたパス/フェイルデータPD/FDに基づいて
救済判定処理を行うCPUが1個の場合、すなわち制御
手段51によって行う場合に相当する。この場合だと、
救済判定回路21に対する救済判定処理が終了するまで
次の救済判定回路22に対する救済判定処理を行うこと
ができないので、図3(A)のように各救済判定回路2
1〜2nの救済判定処理が順番に行われる。
【0023】これに対して、本発明に係るIC試験装置
の救済判定方式では、パス/フェイルデータPD/FD
を救済判定回路21〜2nに転送を開始してから、所定
時間経過後に、既にデータバッファ212にパス/フェ
イルデータPD/FDが格納されているので、それに基
づいて各CPU21〜2nは独立(並列的)に救済判定
処理を行う。また、これと同時に多能カウント213は
データ転送に応じて所定のカウント値をカウントするこ
とになる。従って、図3(B)に示すように、パス/フ
ェイルデータPD/FDの転送と同時に並列的に各救済
判定回路21〜2nに格納されるパス/フェイルデータ
PD/FDに対しても救済判定処理が行われるので、パ
ス/フェイルデータPD/FDの転送終了時点から所定
時間経過後に全ての救済判定回路21〜2nの救済判定
処理が終了することになる。従って、この実施の形態に
係るIC試験装置の救済判定方式によれば、図3から明
らかなように救済判定に要する時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0024】上述の実施の形態では、救済判定回路21
〜2nに対して1つのCPU31〜3nを設ける場合に
ついて説明したが、これに限らず、複数の救済判定回路
21〜2nに対して1つのCPUを設けてもよい。な
お、1つのCPUの負担する救済判定回路の数が多くな
るとそれによって救済判定処理時間が増大するので、1
対1が好ましいのはいうまでもない。また、フェイルビ
ットメモリから救済判定回路へのデータ転送はシリアル
に行う場合について説明したが、これに限らず、複数の
データ列として転送してもよいことはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、救済判定解析試験に要
する時間を大幅に短縮化することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るIC試験装置の救済判定方式の
詳細を示す図である。
【図2】 図1の救済判定回路の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】 本発明に係るIC試験装置の救済判定方式の
効果を概念的に示す図である。
【図4】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
50…テスタ部、51…制御手段、52…DC測定手
段、53…タイミング発生手段、54…パターン発生手
段、55…ピン制御手段、56…ピンエレクトロニク
ス、57…フェイルビットメモリ、58…入出力切替手
段、59…データセレクタ、60…フォーマッタ、61
…I/Oフォーマッタ、62…コンパレータロジック回
路、63P…パス/フェイルレジスタ、64…ドライ
バ、65…アナログコンパレータ、6A…テスタバス、
70…IC取付装置、71…被測定IC、12…圧縮選
択制御回路、13…高速アドレス発生回路、14,15
…選択回路、21〜2n…救済判定回路、31〜3n…
CPU、41〜4n…メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 昭範 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 福田 薫 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 川又 亘 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA08 AA10 AE06 AF02 AF06 AH01 AH02 AH04 2G032 AA00 AA07 AB02 AE08 AE10 AE12 AG01 4M106 AA07 AB07 AC10 CA26 DJ17 DJ34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チップに相当するパス/フェイルデ
    ータを格納するフェイルビットメモリ手段と、 前記フェイルビットメモリ手段に格納されている複数の
    チップに対応するパス/フェイルデータを各チップに対
    応するデータ列として転送するデータ転送手段と、 前記データ転送手段によって転送されてくる各チップに
    対応する前記パス/フェイルデータ列をそれぞれ取り込
    む複数のデータ取り込み手段と、 前記データ取り込み手段に取り込まれた前記パス/フェ
    イルデータが所定のデータ群に達した時点で、そのデー
    タ群に基づく救済判定解析処理を前記データ取り込み手
    段の取り込み動作と並列的に同時に行う複数の救済判定
    手段とを具えたことを特徴とするIC試験装置の救済判
    定方式。
  2. 【請求項2】 前記データ転送手段は前記パス/フェイ
    ルデータをシリアルのデータ列として転送し、前記デー
    タ取り込み手段は、前記シリアルのデータ列を所定のデ
    ータ群からなるパラレルデータに変換し、前記救済判定
    手段は前記データ変換手段によって変換されたパラレル
    データに基づいて前記救済判定解析処理を行うことを特
    徴とする請求項1に記載のIC試験装置の救済判定方
    式。
  3. 【請求項3】 さらに、前記転送手段から転送されてく
    る各チップに対応する前記パス/フェイルデータ列に基
    づいて所定の条件に該当する前記パス/フェイルデータ
    の数を計数する計数手段を前記救済判定手段毎に有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のIC試験装置の救済
    判定方式。
JP10253910A 1998-09-08 1998-09-08 Ic試験装置の救済判定方式 Pending JP2000091388A (ja)

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