JP2003344290A - 温度調節付蛍光検出装置 - Google Patents

温度調節付蛍光検出装置

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JP2003344290A
JP2003344290A JP2002152976A JP2002152976A JP2003344290A JP 2003344290 A JP2003344290 A JP 2003344290A JP 2002152976 A JP2002152976 A JP 2002152976A JP 2002152976 A JP2002152976 A JP 2002152976A JP 2003344290 A JP2003344290 A JP 2003344290A
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light source
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fluorescence
temperature
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JP2002152976A
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English (en)
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Isao Otsubo
功 大坪
Kazuhiro Kondo
和博 近藤
Michio Oishi
道夫 大石
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Aisin Cosmos R&D Co Ltd
Kazusa DNA Research Institute Foundation
Original Assignee
Aisin Cosmos R&D Co Ltd
Kazusa DNA Research Institute Foundation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の検体の温度を同時に調節しながら、そ
れらから生じる蛍光信号を同時に検出することができ、
且つノイズの少ない検出装置を提供する。 【解決手段】 遮光可能な筐体と、前記筐体の内部に具
備され、且つ試料を入れるための容器を保持するための
孔を複数具備する支持体と、前記支持体の孔の一方の開
口部に対して光を照射する光源と、前記光源から照射さ
れた光により励起され他方の開口部から生じた蛍光を検
出するための検出系と、前記支持体に保持される容器の
温度を調節するための温度調節系とを具備することを特
徴とする蛍光検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料において進行
する反応において生じる蛍光信号をリアルタイムに検出
することが可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二本鎖DNAに特定の蛍光物質を標識し
た場合、その二本鎖DNAを加熱することによって蛍光
強度の変化が観測できる。そのような蛍光強度の変化
は、DNAの長さと配列の種類によって変化率が異な
る。この際、二本鎖が完全に熱変性されている場合には
蛍光が消えると共に、最大の変化率が観測できる。この
時の温度帯を融解温度という。
【0003】従来では、DNAの融解温度を測定する方
法としてリアルタイムPCR装置が多く用いられてき
た。例えば、バイオラッド社のリアルタイムPCR装置
は、バイオラッドのiCycler(登録商標)の上に
検出機構を有する装置である。この装置は、サーマルサ
イクラで検体を加熱し、それと同時に、側面から反射鏡
を介して励起光を検体に照射し、励起され生じた蛍光を
反射鏡を介して増幅器で捕らえ、CCDカメラで検出す
るものである(バイオラッドカタログ第326頁から第
327頁を参照されたい)。また、このような検出方式
では、検体に対する励起とそれにより得られる蛍光の検
出は同方向から行われる。即ち、励起及び検出には、反
射鏡等を必要とする反射型光学系が採用されている。こ
のような反射型光学系を用いた場合、検出される蛍光強
度が微弱になることが予測され、増幅器が必須である。
その結果、検出システムは高価なものになってしまう。
【0004】また、宝酒造のスマートサイクラー(登録
商標)システムのような装置も使用されている(宝酒造
の個別カタログを参照されたい)。この装置では、検出
の対象となる各検体毎に個別に加熱機構、励起光源及び
受光部が配置された特殊なチューブが用いられる。そし
て、チューブ毎に、その内部の検体がセラミックヒータ
により加熱され、同時にチューブ底面に設けられた窓部
から励起光が照射される。このような装置では、各検体
に対して個別に加熱、励起及び検出手段が具備されてい
るため、システム構成は大型化し、値段も高額化してし
まう。また、このような装置は、その構造上、同時に処
理できる検体の数が制約される。その上、各検体毎に加
熱がなされるので、検体間の温度調節が難しく実際の温
度にばらつきが大きい。
【0005】ロッシュ・ダイアグノスティックス社のリ
アルタイムPCR装置(ライトサイクラー クイックシ
ステム 330)(ロッシュ・ダイアグノスティックス
個別カタログを参照されたい)は、キャピラリー状の複
数の容器に含まれる全ての検体をファンを用いて一度に
加熱又は冷却する装置である。その励起と検出は、反射
型光学系を用いた同一の光路を介して行われる。また、
複数の容器に対する検出は、単一の受光部が検体間で移
動され検出が行われる。このような方法では、多検体を
同時に処理する場合であっても、それらの検体について
同時に測定を行うことはできず、検体間での検出には時
間差が生ずる。また、このような装置では試験に供され
る検体の数に制約が生じる。単一の受光部及び検体を移
動させて検出する方法は、多検体を同時に処理する場合
でも、受光部が1つしかないので検体を同時に測定する
ことはできない。従って、複数の検体では測定に時間差
が生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の状況に鑑み、本
発明の目的は、複数の検体の温度を同時に調節しなが
ら、それらから生じる蛍光信号を同時に検出することが
でき、且つノイズの少ない検出装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の鋭意研究の結果、本発明者らは以下のような手段を開
発した。即ち、遮光用の筐体と、前記筐体の内部に具備
され、且つ試料を入れるための容器を保持するための孔
を複数具備する支持体と、前記支持体の孔の一方の開口
部に対して光を照射する光源と、前記光源から照射され
た光により励起され他方の開口部から生じた蛍光を検出
するための検出系と、前記支持体に保持される容器の温
度を調節するための温度調節系とを具備することを特徴
とする蛍光検出装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】1.第1の態様 本発明は、透過型光学系を具備する蛍光検出装置であ
る。図1を用いて本発明の第1の態様を説明する。図1
には、第1の態様に従う蛍光検出装置1を示す。蛍光検
出装置1は、遮光可能な筐体2と、この筐体2に具備さ
れた試料を入れるための容器3を保持するための孔を複
数具備する支持体5と、前記支持体の孔の一方の開口部
に対して光を照射するための光源6と、前記光源から照
射された光により励起され他方の開口部から生じた蛍光
を検出するための検出系10を具備する。
【0009】支持体5は、複数の容器3を保持すると共
に、容器3の温度の制御を行うことが可能なブロックヒ
ータである。支持体5の温度の制御は、筐体2の外部に
配置された温度調節器12により行われ、更に温度調節
器の制御は、同様に筐体2の外部に配置されたコンピュ
ータ13によって行われる。また、容器3の温度制御
は、容器3の近傍に配置されたファン11a及び/又は
11bによって行われてもよい。例えば、ファン11a
及び/又は11bは、送風することにより冷却を行って
も、熱源を具備して熱風を送ることにより加熱を行って
もよい。
【0010】支持体5に保持される容器3は、上部に開
口部を有し、その開口部から流体の出し入れが行われ
る。また、前記開口部には、測定時には蓋4がセットさ
れる。本発明に従う装置において使用される容器3及び
蓋4は光透過性である。
【0011】容器3の上部には、容器3に含まれる試料
に対して励起光を照射するための光源6が配置される。
光源6は、支持体に具備される複数の容器3の1に対し
て1つずつ配置される。また、光源6からの光は、所望
の励起光を得るために波長選択手段8a、例えば、フィ
ルター等を介して容器3の内部の試料に照射される。
【0012】試料に照射された光は、そこに存在する蛍
光物質を励起し、蛍光を発生させる。生じた蛍光は、容
器3の下方に配置された検出系10により検出される。
本発明に従う蛍光検出装置1は、検出系10として、レ
ンズ14を装備するCCDカメラ9が使用される。この
ようにCCDカメラにより検出することにより、タイム
ラグを伴うことなく複数の試料についての検出を達成す
ることが可能である。CCDカメラ9による撮像の制御
はコンピュータ13によって行われる。また、検出系1
0と容器3の間に、波長選択手段8b(例えばフィルタ
ー等)を配置し、それにより蛍光波長を選択的に検出し
てもよい。
【0013】本発明に従って好ましく使用される容器
は、光透過性の材質からなることが好ましい。例えば、
そのような容器は、ガラス及びプラスチック等から、そ
れ自体公知の方法によって形成することが可能である。
容器の容量は所望によって選択することが可能である。
容器の底部は、丸底であっても平坦な底であってもよ
い。また、容器の壁面は傾斜を有していてもよい。しか
しながら、支持体5に配置された孔の壁面に密着するこ
とが可能であるように、当該孔の形状と容器3の形状が
選択されることが必要である。例えば、容器壁面に傾斜
がある場合には、当該孔もテーパとして構成される。し
かしながら、このような容器壁面の傾斜やテーパは必ず
しも必要ではない。ここで使用される蓋は、容器と同様
の材質であってもよく、異なる材質であってもよいが、
光透過性である。
【0014】また、支持体5に配置される容器3の個数
は、所望に応じて変更することが可能である。図1では
5つの容器が記載されているが、これは例示のために示
したものであり、2以上であればよい。特に、従来の2
4ウェル、96ウェル及び384ウェル等のマイクロプ
レートのウェルの個数及び間隔等を考慮した配置で当該
孔を配置することが好ましい。また、使用される容器
は、所望の個数が開口部周囲で繋がっていてもよく、1
つ1つが独立していてもよい。
【0015】本発明に従って好ましく使用される光源6
は、所望に応じて励起光を照射することが可能な光源で
あれば、どのような光源を使用してもよい。例えば、発
光ダイオード(即ち、LED)、キセノンランプ、ハロ
ゲンランプ及びレーザー等を使用してよく、発光ダイオ
ード(即ち、LED)が好ましい。
【0016】本発明に従って好ましく使用されるレンズ
14及びCCDカメラ9は、撮像するために一般的に使
用される何れのレンズ及びCCDカメラであってもよ
い。
【0017】本発明に従って好ましく使用される温度調
節器は、コンピュータの指示に従って温度を調節するこ
とが可能な手段であればよい。
【0018】本発明に従って好ましく使用されるコンピ
ュータは、キーボード及びマウス等の入力手段、CPU
等の演算手段、モニター及びプリンター等の出力手段、
並びに処理プロセス等のプログラム、テーブル及びデー
タ等を記憶及び/又は記録するためのメモリ等を具備す
るそれ自体公知の一般的に使用されるコンピュータであ
ればよい。
【0019】また、光源6の照射開始及び終了のタイミ
ング等は、予め実施者によりコンピュータ13に入力さ
れた条件に従って、コンピュータ13によって管理され
る。また、検出系10の動きも、予め実施者によってコ
ンピュータ13に設定された条件に従って、コンピュー
タによって管理される。
【0020】図1の例では、2つのファンを使用した例
を示したが、ファンを使用せずに支持体5の温度調節機
能のみによって温度調節を達成してもよく、1以上のフ
ァンを所望の位置に配置してもよい。
【0021】また、図1の例では、温度調節器12及び
コンピュータ13を筐体2の外部に配置させたが、これ
に限定されるものではなく、何れかを筐体2の内部に配
置しても、両者を筐体2の内部に配置しても、コンピュ
ータ13を構成する一部の手段を筐体2の内部に配置し
てもよい。
【0022】このような図1に示す態様は、試料に含有
される蛍光物質からの蛍光信号を検出する際に、単色の
励起光で検出する機構である。
【0023】2.支持体 本発明に従う支持体の例を図2に示す。図2(A)に示
すように、支持体20は、基板21とそこに多数配置さ
れた孔22とコードヒータ24を配置するための溝23
を具備する。孔22は、等間隔を空けて整列して配置さ
れる。溝23は、コードヒータ24による熱を均等に孔
22に具備される容器に対して与えるように配置され
る。図2に示す例では、孔22によりなる行間を蛇行す
るように設計されている。しかしながら、このようなパ
ターン以外であっても、本発明に従って好ましく使用さ
れる。
【0024】また、図2(B)に示すように各孔22
は、テーパを形成するように傾斜した壁面からなってい
る。
【0025】本発明に従う支持体は、上述したとおり、
容器を保持する役割と容器の温度を調節する機能を有す
る。温度を調節する機能は、支持体自体の熱伝導性によ
り、それ自体ブロックヒータとして機能すればよい。本
発明に従って好ましく使用される支持体は、例えば、銅
及びアルミニウム等の熱伝導性のある材質によって、そ
れ自身公知の方法により構成されればよい。
【0026】図2では、孔の数が72である例を示した
が、孔の数はこれに限定されるものではなく、2以上で
あればよい。特に、従来の24ウェル、96ウェル及び
384ウェル等のマイクロプレートのウェルの個数及び
間隔等を考慮した配置で当該孔を配置することが好まし
い。
【0027】ここでは、コードヒータを使用する例を示
したが、コードヒータ以外の加熱体を基板21に組み込
んでもよい。加熱体は、外部から加えられたエネルギー
を熱として基板21に伝えることが可能な材質により構
成されればよい。そのような加熱体を配置する場合、本
態様と同様に溝を利用して配置されてもよく、また、基
板21の内部に層として形成されてもよい。
【0028】[例] 例1:蛍光検出装置1 図1に示した装置を用いて蛍光検出を行う手順を以下に
説明する。
【0029】図1に示すように、底面が透明な複数の容
器3に蛍光標識した検体を入れ、検体加熱時の蒸発を防
止するための透明又は半透明のキャップ4で検体を密閉
する。これを、検体を密閉した容器3及びキャップ4を
容器3の側面に接する形状に加工され、且つ検体容器3
の底面が検出できるような穴加工を施された加熱ブロッ
ク5に装着する。加熱ブロック5には、ヒータ線及び温
度センサーが埋め込まれている。これにより加熱ブロッ
ク5によって容器3が加熱される。一方、冷却は、加熱
ブロック5両側に配置された冷却用ファン11a及び/
又はbによる送風により行われる。これらによって、当
該容器内の温度は所望の温度に調節され、反応が行われ
る。
【0030】ここで、加熱ブロック5及び冷却用ファン
11は、温度調節器12に接続され、これにより制御さ
れている。更に、温度調節器12は、コンピュータ13
に接続されている。コンピュータ13に予め設定されて
いる温度になるようにコンピュータ13によって制御さ
れ、これによって加熱ブロック5の温度が制御される。
【0031】各検体容器3の上部には励起光用の小型の
光源6が配置される。光源6は、波長選択用のフィルタ
ー8aを装着したハウジング7に固定され、キャップ4
に密接するように設置される。光源6からの励起光はハ
ウジング7のフィルター8a及びキャップ4を通して検
体に照射され、容器3の底面から蛍光が生じる。実施者
は、予めコンピュータ13に温度設定及び検出間隔の条
件設定を行っており、この設定に従って加熱ブロック5
の温度制御がコンピュータ13によって行われる。設定
された条件に従って検出が行われる。検出時には、検体
から生じた蛍光は、交換機構を有する検体用フィルター
8bを通り、それにより励起光成分が除去され、更にレ
ンズ14を装着したCCDカメラ9に画像として取り込
まれる。取り込まれた画像はコンピュータ13に転送さ
れる。コンピュータでは、1画像に含まれる容器3の底
面に相当する部分のみの輝度が検出されるべき蛍光強度
として測定される。各条件で測定された輝度は、コンピ
ュータ13に蓄積され、全測定が終了した後に解析がな
される。この解析は、実施者が手動で行ってもよく、予
め入力されたプログラム等の情報に従ってコンピュータ
によって行われてもよい。
【0032】例2:蛍光検出装置2 本発明に従う検出装置の更なる例を図3に示す。この例
は、検体の蛍光を検出する際に、複数波長を励起光とし
て使用する場合に有効な構成である。
【0033】光源34から照射された光は、検体を含む
容器31が配置されるのとは反対側に配置された凹状に
湾曲した反射鏡44によって反射され集光された後にフ
ィルター35を通る。フィルター35を通った光は、更
にコリメータレンズ42を通り、夫々の容器31の底部
と直行するように照射される。このようにフィルター3
5において、一端集光されるようにすれば、図1に示す
ような構成の装置に比べてフィルター35は小さいもの
で十分である。このような構成により、複数の波長を選
択するための複数のフィルター35を併置し、それらを
任意に選択するような構成を容易に達成できる。
【0034】図3に示すように、底面が透明な複数の容
器31に蛍光標識した検体を入れ、検体加熱時の蒸発を
防止する透明又は半透明のキャップ32で検体を密閉す
る。容器31の側面に接する形状に加工され、且つ検体
容器31の底面が検出できるような穴加工を施した加熱
ブロック33に対して、検体を密閉した容器31及びキ
ャップ32を装着する。図示はしないが、加熱ブロック
33には、ヒータ線及び温度センサーが埋め込まれてい
る。これにより加熱が行われる。また、容器31の冷却
は、加熱ブロック33の両側に配置された冷却用ファン
39によって行われる。加熱ブロック33は、温度調節
器40及び/又はコンピュータ41に接続されている。
これにより所望の温度になるようにその動きが管理され
る。
【0035】実施者は、予めコンピュータ41に対して
所望の温度等の条件を入力しておき、この入力された情
報に従って加熱ブロック33及び/又は冷却用ファン
は、コンピュータ41により制御される。
【0036】複数の容器31の上部中心には励起光用の
光源34が配置される。光源34からの励起光は、交換
機構を持つ波長選択用のフィルター35を通り、コリメ
ータレンズ42群により平行光に偏光される。その後、
キャップ32を通り、検体に照射される。その結果、容
器31の底面から蛍光が生ずる。
【0037】実施者は、予めコンピュータ41に、入力
することにより温度設定、波長条件及び/又は検出間隔
等の条件設定を行う。この設定に従って、加熱ブロック
33の温度制御が行われる。設定された条件に従って検
体から生じた蛍光は、交換機構を有する検出用フィルタ
ー36を通り、それにより励起光成分が除去された後
に、レンズ37を装着したCCDカメラ38に画像とし
て取り込まれる。
【0038】複数波長を選択する場合には、波長選択用
フィルター35及び検出用フィルター36を切替交換
し、所望の波長で撮像し、各画像を取り込む。取り込ま
れた画像は、コンピュータ41に転送され、画像内の容
器31の底面部分のみの輝度が測定される。各条件で測
定した輝度は、コンピュータ41に蓄積され、測定終了
時に解析される。
【0039】図3に示す例は、上述のような光源系4
3、即ち、光源34、反射鏡44、フィルター35、コ
リメータレンズ42を具備する以外は、図1に示した例
と同様であってよい。従って、光源系43以外は、上述
の第1の態様に記載した通りに各部分を変更してもよ
い。また、本例で使用される光源は、例えば、発光ダイ
オード(即ち、LED)、キセノンランプ及びハロゲン
ランプ等を使用してよく、キセノンランプ及びハロゲン
ランプ等が好ましい。
【0040】例3:蛍光検出装置の筐体内の構成例 図4に更なる例を示す。図4に示す例は筐体内の構成の
1例である。
【0041】遮光用筐体の内部には、サンプルチューブ
52の側面形状に密着する用に形成された孔を有するヒ
ートブロック53が、架台64に固定されている。蛍光
検出を行う際には、サンプルチューブ52には、その開
口部を密閉するためのキャップ54がその開口部にはめ
込まれる。
【0042】サンプルチューブ52の上部には励起用L
ED光源アレイユニット56が配置される。励起用LE
D光源アレイユニット56は、LED光源57とレンズ
ユニット58と励起フィルタ59を具備する。励起用L
ED光源アレイユニット56は、キャップ54に保持す
るキャップホルダー55に固定され、それにより安定に
サンプルチューブ52に対する照射が行われる。
【0043】ここで使用されるサンプルチューブ52
は、上述の容器に相当し、上述の容器と同様の材質で製
造され、光透過性である。キャップ54も光透過性であ
り、上述の蓋に相当する。レンズユニット58は、一般
的に使用されるレンズを含む。これは、LED光源57
から照射された光をサンプルチューブに含まれる検体に
対して適切に照射するための手段である。また、サンプ
ルチューブ52の夫々に対して1対1でレンズとLED
光源57が配置される。
【0044】励起用LED光源アレイユニット56とキ
ャップホルダー55との固定は、ボルト又はピンで行わ
れる。
【0045】ヒートブロック53の下方には、検出系6
0が配置される。検出系60には、CCTVレンズ61
を装備した冷却CCD62が高さの調節が可能な高さ調
整治具63に支えられ配置される。
【0046】例4 図5は、例3に示した蛍光検出装置のサンプルチューブ
52周辺の拡大図である。サンプルチューブ52は、支
持体であるヒートブロック53の孔の壁面に密接するよ
うに配置される。ヒートブロック53は、サンプルを加
熱するためのコードヒータ70を具備する。
【0047】サンプルチューブ52の開口部には、そこ
に含まれるサンプルの蒸発を防止するための蒸発防止キ
ャップ54がセットされる。サンプルチューブ52の上
方には、LED励起光源71が配置される。LED励起
光源71から照射された励起光は、レンズによって適切
な範囲に集光又は散光されて、目的の範囲に照射され
る。また、励起光は励起フィルター72を通過ことによ
って、所望の波長のみが限定され照射される。選択され
た波長を有する励起光はキャップホルダー55内部を通
過して、外部に漏れることなく効率的にサンプルに対し
て照射される。この照射により、サンプルより生じた蛍
光は、その下方に配置されるCCDカメラ(ここには図
示されていない)により撮像され、画像解析される。
【0048】
【実施例】上述の例3及び例4の構成を有し、且つ第1
の態様の構成を有する蛍光検出装置を用いて蛍光検出試
験を行った。
【0049】1.テスト用検体 蛍光検出試験に用いた核酸は以下の通りである。即ち、
配列番号1から3の合成オリゴヌクレオチド(以下、夫
々オリゴ1〜オリゴ3と記す)を3種類使用した。オリ
ゴ1に対してオリゴ2は、1ポイントの変異差(A→
G)があり、理論上の融解温度は、オリゴ1が69.6
5℃であり、オリゴ2が67.98℃である。各オリゴ
1、2をオリゴ3の下線部に変成して二本鎖構造を形成
した。
【0050】続いて、2種類の検体を調合する。調合方
法は下記の通りである。濃度100μMの合成オリゴヌ
クレオチド2種類ずつ(即ち、オリゴ1と2、オリゴ1
と3)を各1μLずつ取り、25μLの500nMトリ
ス塩酸、10mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)
pH7.5緩衝液、及び水を加えて1900μLとし
た。これを100℃で5分間加熱して室温まで冷却し
た。次に核酸染色試薬GelStar0.2μLに19
0μLの500nMのトリス塩酸、10mMのエチレン
ジアミン四酢酸(EDTA)pH7.5緩衝液と水を加
えて1900μLとして、先程の加熱済のサンプル10
0μLを加えて変異検出サンプルとした。最終的な構成
は50nMのDNA、GelStarの1/1000希
釈液、50mMのトリス塩酸、1mMのエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)pH7.5である。
【0051】二本鎖の消失を検出し、それによって融解
温度(即ち、Tm値)を得る場合には、二本鎖核酸を認
識する蛍光物質、即ち、インタカレータを使用すればよ
い。ここで使用した蛍光物質はゲルスター(登録商標、
BMA社製)である。本発明に従って使用される蛍光物
質は、これに限定されるものではなく、例えば、エチジ
ウムブロマイド、ゲルスター及びサイバーグリーンI
(登録商標、MolecularProbes社製)が使用される。
【0052】 オリゴヌクレオチド 理論上の融解温度 1.pUC TGCTACAGGCATCGTGGTGTCA 69.65℃ 2.pBR TGCTGCAGGCATCGTGGTGTCA 67.98℃ 3.pUCcEND GAACCGGAGCTGAATGAAGCCATACCAAACGACGAGCGTGACACCACGATGCCTGTAGCA 2.蛍光検出試験 上記1において調製した2種類の検体を別々のサンプル
チューブに100μLずつ分注した。蒸発防止用キャッ
プで密閉し、加熱ブロックに装着した。蒸発防止用キャ
ップは、更に筒状の突起のついた断熱板で上部を覆っ
た。このような構成によって熱成分が、光源部に行くこ
とを最小限に抑えた。この断熱板の上部に、予め励起波
長選択用フィルターを装着した励起用LED光源アレイ
ユニットを装着した。加熱ブロックには、コードヒー
タ、温度センサーが埋め込まれており、これは更に温度
調節器に接続され、加熱温度制御される。また、温度調
節器はコンピュータに接続され、コンピュータに記録さ
れた画像処理ソフトにより測定温度及び測定温度間隔等
の設定がなされている。
【0053】画像処理ソフトを含むコンピュータは、検
出用のCCDカメラと接続されている。コンピュータ
は、そこに設定された測定温度間隔に従ってCCDカメ
ラを制御して撮像を行い、その画像を取り込ませる。ま
た、CCDカメラにはレンズ及び励起光成分を除去する
ための光学フィルターが装着されている。
【0054】LED励起光源を点灯させ、励起用フィル
ターを通して検体に照射すると、検体から二本鎖構造の
消失に比例した蛍光信号が生ずる。検体の加熱は、画像
処理ソフトにより設定した所望の温度範囲及び測定温度
間隔に従って行われ、且つ撮像もその設定に従って行わ
れる。
【0055】本実験では、予想される融解温度が70℃
付近のため、測定温度範囲を50〜75℃とし、その温
度範囲内を1℃間隔とした。このような条件下で蛍光強
度の変化をCCDカメラで撮像し、得られた画像を検出
し、検体部分の画像処理を行って蛍光強度を測定した。
【0056】その結果を、図6と図7に示した。図6
は、上記の2種類の検体についての蛍光強度の変化を示
すグラフである。横軸は温度であり、縦軸は蛍光強度で
ある。図7は、図6のグラフの値を夫々に微分して得た
Tm値を示すグラフである。そこにおいて示された2つ
のピークが、各検体の融解温度である。これらの夫々の
Tm値は、理論上の融解温度とほぼ一致していた。従っ
て、本発明の装置によりTm値を得ることができた。
【0057】また、2つの検体の融解温度の差から1塩
基についての変異を検出することが可能である。従っ
て、本発明の装置により遺伝子の変異解析を行うことが
可能であることが証明された。
【0058】本発明は、透明な検体容器を使用し、底面
に測定用穴を設けた加熱ブロックに容器を設置、検体を
加熱し、上部又は下部から励起光を照射し、励起光と対
象系に配置したCCD受光部により、複数の検体の蛍光
成分を同時に画像検出し、画像の検体部分の蛍光強度を
測定する装置である。
【0059】本発明は、透過型光学系を採用しているた
め、反射鏡等の光学系が除去できると共に、反射型のよ
うに励起と検出方法が同一でなく、検出時に励起光成分
が容易に除去できる。従って、蛍光成分を効率よく検出
でき、増幅器を必要としないため、安価なシステム構成
が構築できる。
【0060】更に、単一の加熱ブロックで検体を加熱す
るため、温度調整が容易で、検体間の温度のばらつきを
最小限に抑えることができる。
【0061】更に、検出は、CCD受光部で画像として
も同時検出するため、検体間の検出時の時間差が発生し
ない。また、一度に処理できる検体数も、容器や加熱ブ
ロックの大きさに応じて検出画像の画角を換えることで
対応できるので、容易に増やすことができる。
【0062】また、本発明に従う蛍光検出装置により、
PCRやハイブリダイゼーション等、試料中において進
行する反応中に生じる蛍光信号の変化を、リアルタイム
で検出できるリアルモニタリングシステムが提供され
た。
【0063】また、本発明に従う蛍光検出装置は、一塩
基置換(即ち、SNP)及びマイクロサテライト多型な
どの多型や、その他、核酸についての変異解析を行うこ
とが可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明により、複数の検体の温度を同時
に調節しながら、それらから生じる蛍光信号を同時に検
出することができ、且つノイズの少ない検出装置が提供
された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う蛍光検出装置の第1の態様を示す
図。
【図2】本発明に従う支持体の1例を示す図。
【図3】本発明に従う蛍光検出装置の構成例を示す図。
【図4】本発明に従う蛍光検出装置の構成例を示す図。
【図5】本発明に従う蛍光検出装置の構成例を示す図。
【図6】本発明の従う蛍光検出装置により測定した蛍光
強度の変化を示すグラフ。
【図7】本発明の従う蛍光検出装置により測定した融解
温度を示すグラフ。
【符号の説明】
1.蛍光検出装置 2.筐体 3.容器 4.蓋
(又はキャップ) 5.支持体 6.光源 7.
光源系 8.波長選択手段 9.CCDカメラ
10.検出系 11.ファン 12.温度調節器
13.コンピュータ 14.レンズ 20.
支持体 21.基板 23.溝 24.コードヒ
ータ 31.容器 32.キャップ 33.加熱
ブロック 34.光源 35.フィルター 36.検出用フィ
ルター 37.レンズ 38.CCDカメラ 3
9.ファン 40.温度調節器 41.コンピュー
タ 42.コリメータレンズ 43.光学系 4
4.反射鏡 51.遮光用筐体 52.サンプルチューブ 5
3.キャップホルダー 54.キャップ 55.キャップホルダー 56.
励起用LED光源アレイユニット 57.LED光源
58.レンズユニット 59.励起フィルター
60.検出系 61.CCTVレンズ 62.冷
却CCD 63.高さ調整治具 64.架台 70.コードヒ
ータ 71.LED励起光源 72.励起フィルタ
ー 73.断熱板
フロントページの続き (72)発明者 近藤 和博 千葉県木更津市矢那1637番地 株式会社ア イシン・コスモス研究所かずさ分室内 (72)発明者 大石 道夫 千葉県木更津市矢那1532番3号 財団法人 かずさディー・エヌ・エー研究所内 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 DA02 DA08 EA01 FA01 GA07 GB07 HA01 HA03 JA02 KA09 LA03 MA03 2G059 AA03 BB12 CC16 DD03 DD16 EE07 EE11 FF01 FF11 GG01 GG02 GG03 JJ02 JJ11 KK04 MM10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光可能な筐体と、前記筐体の内部に具
    備され、且つ試料を入れるための容器を保持するための
    孔を複数具備する支持体と、前記支持体の孔の一方の開
    口部に対して光を照射する光源と、前記光源から照射さ
    れた光により励起され他方の開口部から生じた蛍光を検
    出するための検出系と、前記支持体に保持される容器の
    温度を調節するための温度調節系とを具備することを特
    徴とする蛍光検出装置。
  2. 【請求項2】 前記光源と前記支持体との間に、前記光
    源からの波長を選択するためのフィルタが更に具備され
    ることを特徴とする蛍光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出系が、波長を選択するためのフ
    ィルタと、レンズを具備するCCDカメラとを具備する
    ことを特徴とする蛍光検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れか1項に記載の蛍
    光検出装置において使用される前記容器が光透過性部材
    からなることを特徴とする蛍光検出装置。
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