JP2006149361A - Pcr用サーマルサイクラーに装着される多重ウェルプレートのチューブ内での試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するための装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サーマルサイクラーによるDNA増幅又はDNAシーケンシング過程中において反応チューブ内の試料の蒸発を效果的に防止すると共に、上記過程を容易に自動化できる装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の自動化装置は、複数の多重ウェルチューブに各々対応する複数のプランジャーと、前記複数のプランジャーが同時に結合されて固定される所定サイズの結合部材とを含み、前記各々のプランジャーは、所定の長さを有するロッドと、各々のチューブ内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、前記ロッドの上端部に設けられたヘッドと、前記各々のチューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、各々のチューブに密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられた弾性部材とを含む。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の自動化装置は、複数の多重ウェルチューブに各々対応する複数のプランジャーと、前記複数のプランジャーが同時に結合されて固定される所定サイズの結合部材とを含み、前記各々のプランジャーは、所定の長さを有するロッドと、各々のチューブ内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、前記ロッドの上端部に設けられたヘッドと、前記各々のチューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、各々のチューブに密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられた弾性部材とを含む。
【選択図】 図3
Description
本発明は、サーマルサイクラーによるDNA増幅又はDNAシーケンシング(Sequencing)過程中において反応チューブ内での試料の蒸発を效果的に防止する自動化装置に関する。
PCR(Polymerase chain reaction)とは、特定のDNA領域を挟んだ2種類のプライマーとDNA合成酵素によるDNA合成反応を、試験管内で繰り返して特定のDNA領域を数十万倍に増幅する方法を言い、生命工学分野において必須な実験に属する。
一般に、PCR工程の1サイクルは、二重鎖DNAを単一鎖に分離するステップと、分離された単一鎖DNAに、標的領域を挟んだ2種類のプライマー(primer)をアニーリング(annealing)させるステップと、プライマーを延長して、標的領域に相補的な配列を合成するステップとからなる。この過程は、多様な温度下で高温で進行される。したがって、高熱によるチューブ内の試料の蒸発現象が生じることができる。これにより、PCRの結果に大きな影響を及ぼすので、これを最小化するために、大きく三つの方式が主に使われてきた。
第一に、試料にミネラルオイル(mineral oil)を添加して、試料の液面上にオイル層を形成し、すなわち、層を重畳させることによって、高熱による試料の蒸発を防止する方式である。第二に、蓋体又はカバー付きのチューブを使用して、試料の蒸発を防止する方式である。第三に、アルミニウムやビニルシート(sheet)に熱を加えた後、これをチューブの上面形状に符合するようにチューブの上部開放面を密封することで、その試料の蒸発及び凝縮を低減する方式である。なお、チューブの上面形状に合わせて製作された特殊な材質のカバーを使用して、各々のチューブに嵌入することによって、試料の蒸発を防止することもできる。
前述のような方法は、それぞれ次のような問題点がある。すなわち、オイル層で試料の液面上を被覆する方法の場合には、PCR工程が完了した後、オイル層を除去するための過程を必要とする。このような工程は、不要なもので、PCR工程の全体時間を増加させ、全体工程を複雑にする。また、蓋体又はカバー付きのチューブを使用する場合、又はアルミニウムやビニルシートを使用してチューブの上面を密封する場合には、カバー又はシートと試料の液面との間に試料量に比べて相対的に大きい空間が生じるようになるので、その空間に該当する量分の蒸発が発生することを回避できない。このような程度は、PCR工程に使われる試料の量が相対的に少ないという点から、無視できない多い量になるので、必ず回避すべき事項である。さらに、蓋体(又はカバー)及び/又はシートは、PCR工程を自動化させるにあたって、多くの制約をもたらすという短所を有する。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、特にPCR用サーマルサイクラー内に装着される多重ウェルプレートの容器又はチューブ内での試料の蒸発及び/又は凝縮による試料の損失を最小化するための装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前述した多重ウェルプレートの容器又はチューブ内での試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化しつつ、PCR工程を完全に自動化するための装置を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る装置は、基本的には、多重ウェルプレートの各々の容器又はチューブ内で試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するための所定形状の構造物と、このような多重ウェル容器内でのPCR工程の自動化のために、前記各々の構造物を一体に連結するための所定の連結手段とで構成される。
より具体的には、本発明の一態様によれば、PCR用サーマルサイクラーに装着される多重ウェルプレートの複数のチューブ内の試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するための装置が提供され、この装置は、前記多重ウェルプレートの複数の容器に各々対応する複数のプランジャー(plunger)と、前記複数のプランジャーが同時に結合されて固定される所定サイズの結合部材とを含み、前記各々のプランジャーは、所定の長さを有するロッド(rod)と、各々のチューブ内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、前記ロッドの上端部に設けられたヘッド(head)と、前記各々のチューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、各々のチューブに密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられた弾性部材とを備える。
本発明の他の態様によれば、前記プランジャーは、チューブ内の試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するためのプランジャーにおいて、所定の長さ及び強さを有するロッドと、前記チューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、チューブの内面に密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられたO-リングとを備える。
本発明の自動化装置によれば、チューブ内の試料の液面上の空間、すなわち試料の蒸発及び凝縮が発生し得る空間を最小化させることにより、PCR又はDNAシーケンシング過程中においてしきりに発生する試料の蒸発をより一層效果的に防止することかでき、凝縮をも低減することができる。さらに、本発明の結合部材は、多重ウェルプレートの上面と一定間隔を持って複数のプランジャーを結合固定させる平板状の構造物であるから、前記複数のプランジャーを容易に且つ精密に上下移動させることができるという利点を有する。したがって、前記各々のプランジャーを8個、12個、96個、384個又は1536個などの個数で同時に前記結合部材に集積させることにより、PCR工程又はDNAシーケンシング過程において容易に制御することができるので、PCR工程又はDNAシーケンシング過程を容易に自動化することができる。
本発明に係る自動化装置によると、結合部材と、該結合部材に固定結合される複数のプランジャーとを構成することにより、多重ウェルプレートの複数の反応容器内の試料の蒸発及び凝縮を最小化できる。すなわち、各々のプランジャーのロッドの下端部に、O−リング形態の弾性部材を固定設置し、反応容器の内壁と所定位置で密着結合させることによって、反応容器内の試料の蒸発空間を最小化すると共に、試料の浪費を低減することができる。また、このような複数のプランジャーを、反応容器の上端開口から所定の距離を置いて、平板状の1つの結合部材に固着させることにより、各プランジャーの垂直方向への移動を容易に調節できるので、複数の反応容器に対するPCR工程又はDNAシーケンシング工程を容易に自動化できる。
また、複数のプランジャーが結合部材と一体に固定結合されているので、結合部材に所定の熱を加え、これをプランジャーを介して試料に隣接する弾性部材側に容易に伝達できる。したがって、反応容器内の試料の蒸発を防止することができると共に、試料の凝縮をも防止することができる。
本発明による装置を利用することにより、ミネラルオイルを用いて追加層を形成していた従来の方法や、反応チューブの上端に蓋体を設置する従来の方法に比べて、非常に簡単な構成及び/又は作業性により、PCR過程中に発生する反応チューブ内の蒸発をより一層效果的に防止することができると共に、凝縮を低減することができる。また、複数のプランジャーを所望の個数で容易に取り付けることができ、また、取り付けられたプランジャーの垂直方向移動を容易に制御できるので、オイル除去工程及びカバー着脱工程のような不要な工程を予め除去することにより、PCR工程及びDNAシーケンシング工程の自動化を容易に達成できる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に使用するためのプランジャー結合用孔が形成された結合部材の概略的な上部斜視図であり、図2は、本発明に使用するための典型的なプランジャー及び反応容器の各々の概略断面図であり、図3は、図2に示されたプランジャーが反応容器に挿入されて密着結合された状態を示す正面図であって、一部が断面状で示されている。
図1乃至図3に示すように、本発明による装置1は、PCR用サーマルサイクラーによるDNA増幅又はDNAシーケンシング過程中において、複数の反応容器又はチューブ内の試料の蒸発及び凝縮を最小化しつつ、前記過程を自動化するためのものであって、多重ウェルプレートの複数の容器又はチューブ30に各々対応する複数のプランジャー10と、この複数のプランジャー10が同時に結合されて固定される所定サイズの結合部材20とを含む。
図2に示すように、複数のプランジャー10の各々は、垂直方向に延長するロッド12と、各々の反応容器30内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、ロッド12の上端部に設けられたヘッド14と、反応容器30内の試料の蒸発空間を最小化するために、各々の反応容器30の内壁に密封圧着する方式で嵌入されるように、ロッド12の下端部に設けられた弾性部材16とで構成される。
図1及び図4に示すように、このような複数のプランジャー10が結合部材20に特定試験に適合した個数で一度に固定結合されるようになる。このような状態が図7に詳細に示されている。このために、結合部材20は、PCR工程に使われる多重ウェルプレートの反応容器の個数に対応する所定個数の孔22(図1参照)及び/又は溝24(図4参照)を有する。すなわち、このような結合部材20には、孔22及び/又は溝24が、PCRサーマルサイクラーに装着される多重ウェルプレートのチューブ30の個数に対応する個数で形成され、好ましくは、96個(=8×12)、364個(=16×24)又は1,536個(=32×48)である。前記孔22は、各々のプランジャー10のロッド12の直径とほぼ同じ直径を有する。前記孔22の周辺部に該当する結合部材の上面の所定部分とヘッド14の底面とは、通常の接着剤などのような固定手段を用いて互いに堅固に固定結合されることができる。また、プランジャーの結合部材への結合力をより増強するために、前記溝24がさらに形成されることができる。前記溝24は、結合手段20の上面に所定の深さ(例えば、結合部材の厚さの半分程度)でヘッド14の底面のサイズに対応するサイズで形成されることが好ましく、この溝24の内部底面とこれに挿入される前記ヘッド14の底面とは、前述した例と同様に、通常の接着剤などを用いて互いに堅固に結合されることができることはもちろんである。
選択的に、図5に示すようなプランジャー10aも使われることができ、この場合には、結合部材20との固定結合のための接着剤などは不要である。すなわち、プランジャー10aは、ロッド12の上部に円錐状突出部121をさらに有するという点を除いて、図2に示されたプランジャー10とほぼ同じ構成を有する。図5に示すように、円錐状突出部121は、ロッド12の外周面から半径方向に下部から上部に行くほど半径方向に若干突出し、円錐状突出部121の上端部とヘッド14の底面とは、一定の距離をもって離隔した形態を有し、この距離は、結合部材20の厚さtと同一にすることが好ましい。この突出部121は、所定の弾性を有するので、ロッドの直径とほぼ同じ直径を有する結合部材20の孔22内に強制的に嵌入されることができる(いわゆる「スナップ締結」される)。これにより、各々のプランジャー10aは、結合部材20の孔22周辺の底面とプランジャー10aの円錐状突出部121の上端部の平面により、プランジャーの移動が制限されるので、上記のように接着剤などの固定手段を使用しなくとも十分に固定結合されることができる。もちろん、より堅固な固定結合のためには、接着剤が使われても構わない。
一方、前述したように、複数のプランジャー10が固定結合される結合部材20は、前述したような個数の孔及び/又は溝を有する平板状のものであり、この平板は、所定の厚さをもってプランジャーを容器内に圧着させるのに必要な力を伝達できるように十分な剛性を有しなければならない。さらに、前記結合部材を反応容器側に向かって押圧するために力を加える時、これに取り付けられた複数のプランジャーが下向き垂直方向に同じ距離だけ移動できるように、十分に丈夫でなければならないことはもちろんである。同様に、プランジャーも結合部材から伝達される垂直力を受けて目標とする距離だけ適切に移動できるように充分の剛性を有しなければならない。プランジャーの場合には、ヘッドからロッドの下端部への熱伝逹を可能にすることができる特性を有することがより好ましい。PCR工程中に試料に加えられる温度と類似な温度の熱を伝達すれば、反応容器内の試料の蒸発、特に凝縮を防止するのに非常に効果的であるからである。このために、上記の結合部材及びプランジャーなどは、PP、PS、ステンレス鋼、アルミニウムなどの材質で製造されることが好ましい。もちろん、所定の剛性及び熱伝逹特性を有する他の材料でプランジャー及び結合部材が製造できることは当然なことである。
また、図2及び図5を参照すれば、弾性部材16をプランジャー10又は10aに密着固定するために、プランジャー10又は10aの下端外周面には、弾性部材16の固定結合のための環状溝18が形成されることが好ましい。この環状溝18は、プランジャー10又は10aが反応容器30内への進入時、反応容器30の内壁と密着結合されてから後退する作用が継続的に繰り返されても、弾性部材16がプランジャー10又は10aから脱落しないようにする。前記弾性部材16は、好ましくは、シリコン又はゴム材質のO−リング16aであることが好ましい。もちろん、前記プランジャー16の反応容器30内への進入時、前述した反応容器30の内壁との密封圧着機能を保障できるなら、O−リングの代わりに、図6に示すような栓形態の弾性部材16bが使われることもできる。この場合にも、栓体がプランジャーから離脱することを防止するために、O−リングの固定のための環状溝18と類似な形態の手段が採用されることが好ましい。
一方、プランジャー10又は10aのサイズ(例えば、長さなど)は、使われる反応容器のサイズ(例えば、深さ、直径など)に応じて多様に決定されることができる。一般的に、PCR工程に使われる反応容器は、その開放端部33から閉鎖端部34に行くほど、その断面直径が徐々に減少する形態を有する。プランジャー10又は10aの下端部に装着されたO−リングなどの弾性部材16が、反応容器30の該当内部壁面に密着されて所定地点に位置したとき、プランジャー10又は10aは、結合部材20の底面が前記容器の開放端部33から0.5mm乃至20mm間の範囲で離隔する程度の長さを有することが好ましい。
1 自動化装置
10、10a、10b プランジャー
12 ロッド
14 ヘッド
16 弾性部材
20、20a 結合部材
30 反応容器又はチューブ
10、10a、10b プランジャー
12 ロッド
14 ヘッド
16 弾性部材
20、20a 結合部材
30 反応容器又はチューブ
Claims (20)
- PCR用サーマルサイクラーに装着される多重ウェルプレートの複数のチューブ内の試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するための装置において、
前記複数のチューブに各々対応する複数のプランジャーであって、所定の長さを有するロッドと、前記各々のチューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、各々のチューブに密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられた弾性部材とを備えて構成されるプランジャーと、
前記複数のプランジャーが同時に結合されて固定される結合部材とを含むことを特徴とする装置。 - 前記プランジャーの弾性部材は、シリコン或いはゴム材質のO-リングであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記プランジャーの弾性部材は、シリコン或いはゴム材質の栓体であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記各々のプランジャーは、各々のチューブ内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、前記ロッドの上端部に設けられたヘッドをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
- 前記結合部材には、チューブのチューブ形成位置に対応するように、プランジャーのヘッドが固着されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 前記結合部材には、チューブのチューブ形成位置に対応するように、プランジャーのロッドが挿入固定される複数の孔が形成されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 前記結合部材の上面において前記複数の孔の周辺部に、ヘッドの形状に対応する所定深さの複数の溝がさらに形成されることを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記ヘッドは、接着剤により前記溝に固着されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 前記孔に挿入固定される前記ロッドには、前記ヘッドに隣接した部分に上部から下部に行くほど細くなるテーパ状を有する円錐状突出部が設けられ、前記円錐状突出部は、前記結合部材の厚さに相当する距離だけヘッドから下向き離隔していて、その最上部の直径は、前記孔の直径よりも若干大きいことを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記弾性部材が反応チューブ内の所定位置に密着挿入されたとき、前記プランジャーは、前記結合部材の底面が前記チューブの上端開口から0.5mm乃至20mmの距離だけ離隔される長さを有するように構成されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 前記結合部材は、該結合部材に取り付けられる複数のプランジャーを同じ高さに維持するのに十分な剛性を有することを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 前記結合部材は、PCRサーマルサイクラーの多重ウェルプレート用入口の形状に対応することを特徴とする請求項11に記載の装置。
- 前記プランジャーは、ヘッドから弾性部材への熱伝逹を可能にし、その垂直移動に必要な力を十分に耐える材質で製造されることを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 前記プランジャーは、PP、PS、ステンレス鋼、アルミニウムなどの材質で製造されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 8個、12個、96個、384個又は1536個のプランジャーが前記結合部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記複数の孔は、8個、12個、96個、384個又は1536個が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記複数の溝は、8個、12個、96個、384個又は1536個が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
- チューブ内の試料の蒸発及び/又は凝縮を最小化するためのプランジャーにおいて、
所定の長さ及び強さを有するロッドと、
前記チューブ内の試料液面上の空間を最小化するために、チューブの内面に密封式で嵌入されるように、前記ロッドの下端部に設けられたO-リングとを備えることを特徴とするプランジャー。 - 前記O-リングは、シリコン或いはゴム材質であることを特徴とする請求項18に記載のプランジャー。
- 前記プランジャーは、チューブ内への垂直移動のための作用力を容易に伝達するために、前記ロッドの上端部に設けられたヘッドをさらに含み、前記ヘッドは、前記ロッドよりも大きい断面積を有することを特徴とする請求項18又は19に記載のプランジャー。
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