JP2003343701A - ギヤードモータ - Google Patents
ギヤードモータInfo
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- JP2003343701A JP2003343701A JP2002158579A JP2002158579A JP2003343701A JP 2003343701 A JP2003343701 A JP 2003343701A JP 2002158579 A JP2002158579 A JP 2002158579A JP 2002158579 A JP2002158579 A JP 2002158579A JP 2003343701 A JP2003343701 A JP 2003343701A
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Abstract
れ得ると共に、モータの変更に対して最小のコストで済
むようにした、ギヤードモータを提供することを目的と
する。 【解決手段】 モータ11と、モータの出力軸11aの
回転を減速させる減速歯車列12と、減速歯車列を収容
すると共に、外側にモータが取り付けられるケース13
と、から成り、ケースがモータの出力軸の方向に関して
分割されている、ギヤードモータ10であって、上記ケ
ースの分割された各部13a,13bが、それぞれ樹脂
により成形されており、一側のケース部13aに設けら
れた第一の係合部14が、他側のケース部13bに設け
られた第二の係合部15に係合すると共に、一側のケー
ス部の周縁に設けられた凹部15が、他側のケース部の
周縁に設けられた凸部16と互いに嵌合することによ
り、双方のケース部が固定されるように、ギヤードモー
タ10を構成する。
Description
対して減速歯車列を一体的に組み込んだギヤードモータ
に関するものである。
えば複数の互いに噛合された歯車から成る減速歯車列を
ケース内に収容すると共に、モータをケース外側に取り
付けて、その出力軸に取り付けられたピニオンを、ケー
ス内の減速歯車列の入力側の第一の歯車と噛合させるこ
とにより、モータの出力軸の回転を減速歯車列を介して
低回転にすると共に、トルクを高くするようにしてい
る。
いては、上述したケースは、ダイカスト成形により形成
されていて、歯車の回転軸方向に関して例えば上ケース
及び下ケースに分割されている。そして、組立の際に
は、これら上ケース及び下ケースを、例えば6箇所にて
取付ネジによりネジ止め固定するようになっている。
うなギヤードモータにおいては、上記ケースがダイカス
ト成形により形成されていると共に、組立の際には6個
の取付ネジにより互いに固定するようになっていること
から、ギヤードモータ全体の重量が重くなってしまい、
部品コストが高くなると共に、組立の際にネジ止め工程
が必要であることから、組立時間が長くなり、且つ組立
コストが高くなってしまうという問題があった。
する場合、モータの出力軸の径が異なることから、ケー
ス側に設けられたモータの出力軸のための軸受部分の径
も変更する必要がある。このため、モータの変更に伴っ
て、ケースも新たな金型により成形する必要があり、設
計変更によるコストが高くなってしまうという問題があ
った。
つ容易に組み立てられ得ると共に、モータの変更に対し
て最小のコストで済むようにした、ギヤードモータを提
供することを目的としている。
れば、モータと、モータの出力軸の回転を減速させる減
速歯車列と、減速歯車列を収容すると共に、外側にモー
タが取り付けられるケースと、から成り、ケースがモー
タの出力軸の方向に関して分割されている、ギヤードモ
ータであって、上記ケースの分割された各部が、それぞ
れ樹脂により成形されており、一側のケース部に設けら
れた第一の係合部が、他側のケース部に設けられた第二
の係合部に係合すると共に、一側のケース部の周縁に設
けられた凹部または凸部が、他側のケース部の周縁に設
けられた凸部または凹部と互いに嵌合することにより、
双方のケース部が固定されることを特徴とする、ギヤー
ドモータにより、達成される。
は、一側のケース部の開口方向に突出して設けられた嵌
合ピンが、他側のケース部の開口方向に設けられた嵌合
穴に嵌入することにより、双方のケース部が互いに位置
決めされる。
は、一側のケース部に設けられた第一の突起部が、他側
のケース部に設けられた第二の突起部と当接することに
より、双方のケース部が互いに位置決めされる。
は、上記双方のケース部のうち、モータの出力軸の軸受
部を有するケース部が、モータの出力軸の軸受部の領域
にて、入れ子式金型により成形されている。
形されていることにより、従来のダイカスト成形の場合
と比較して、ケースが容易に且つ低コストで、軽量に形
成され得る。また、ケースを構成する一側及び他側のケ
ース部に設けられた第一の係合部と第二の係合部が互い
に係合することにより、容易に且つ短時間で互いに固定
され得ることになるので、組立コストが低減され得るこ
とになる。さらに、ケースを構成する一側及び他側のケ
ース部の周縁に設けられた凹部または凸部が互いに嵌合
することにより、ケース内部の減速歯車列の潤滑油等が
ケースから外部に漏れ出るようなことがない。
られた嵌合ピンが、他側のケース部の開口方向に設けら
れた嵌合穴に嵌入することにより、前後左右において、
双方のケース部が互いに正確な位置に位置決めされるこ
とになる。
が、他側のケース部に設けられた第二の突起部と当接す
ることにより、高さ方向において、双方のケース部が互
いに位置決めされる。
軸の軸受部を有するケース部が、モータの出力軸の軸受
部の領域にて、入れ子式金型により成形されている場合
には、この入れ子式金型の部分を、各種径のモータの出
力軸に合わせて複数種類用意しておき、この入れ子式金
型の部分を適宜に選択することによって、異なる径の出
力軸を有するモータに対応して、低コストで且つ短時間
でケースを形成することができる。
づいて、本発明を詳細に説明する。図1乃至図6は、本
発明によるギヤードモータの一実施形態を示している。
図1において、ギヤードモータ10は、モータ11と、
モータ11の出力軸11aの回転を減速させる減速歯車
列12と、減速歯車列12を収容するケース13と、か
ら構成されている。
おり、上記ケース13の外側面(図1にて下面)に取り
付けられると共に、その出力軸11aが、ケース13内
に進入して、減速歯車列12の入力側の第一の歯車12
aに取り付けられている。
する複数個の歯車(図示の場合、平歯車)から構成され
ており、入力側の第一の歯車12aが前記モータ11の
出力軸11aにより回転駆動されることにより、この回
転が順次に歯車を伝達され、出力側の最後の歯車12b
に減速されて伝達され、この歯車12bの回転軸12c
が、当該ギヤードモータ10の出力軸として、ケース1
3の外側に突出している。
1aと減速歯車列12の各歯車の回転軸の方向に関し
て、二つに、すなわち上ケース部13a及び下ケース部
13bに分割されている。上記上ケース部13aは、樹
脂成形により形成されていると共に、その周縁の複数箇
所(図示の場合、4箇所)に、それぞれ第一の係合部と
しての下方に延びる係合フック14を備えている。これ
に対して、上記下ケース部13bは、同様に樹脂成形に
より形成されていると共に、各係合フック14に対応す
る位置に、それぞれ第二の係合部としての係合爪15を
備えている。これにより、上ケース部13aが、下ケー
ス部13bの上方に持ち来され、下方に向かって押し下
げられたとき、上記係合フック14が一旦変形したの
ち、対応する係合爪15に係合することにより、上ケー
ス部13aが下ケース部13bに対して固定される。
の下縁に沿って、内側に凹部16を備えている。これに
対して、上記下ケース部13bは、その周囲の上縁に沿
って、内側に凸部17を備えている。これにより、上ケ
ース部13aが、上述したように、下ケース部13bに
対して固定されたとき、上記凹部16内に凸部17が嵌
合することにより、ケース13内部の減速歯車列12の
潤滑油等が外部に漏れ出すのを防止する。
合フック14の内側にて、下方に向かって突出する第一
の突起18a、及び嵌合ピン19aを備えている。これ
に対して、上記下ケース部13bは、上記係合部15の
内側にて、上方に向かって突出する第二の突起18b、
及び嵌合穴19bを備えている。
することで、上ケース部13aと、下ケース部13bの
前後左右の位置決めがなされる。さらに、上記第一の突
起18aが上記第二の突起18bに当接することによ
り、上ケース部13aと下ケース部13bの高さ方向の
位置決めが得られる。
ータ11の出力軸11aのための軸受部20の領域21
は、入れ子(駒)式金型(図示せず)により成形されて
いる。尚、上記上ケース部13a及び下ケース部13b
は、好ましくは例えばガラス繊維系材料を混入した樹脂
材料、またはガラス玉を混入した樹脂材料、さらにはそ
れらを混合した樹脂材料から成形される。また、図示の
場合、上ケース部13aおよび下ケース部13bは、図
6および図7に示すように、内側に縦横に延びる補強リ
ブ13gを有している。これにより、上ケース部13a
及び下ケース部13bは、樹脂材料により成形されてい
るにもかかわらず、これらの繊維系材料や補強リブ13
gにより補強され、十分な強度を有することになる。
の最後の歯車12bの上下に設けた軸受を示し、外周に
複数条の凹条22a(図面においては2条形成)を形成
し、この軸受22が圧入される上ケース部13aおよび
下ケース部13bの取付け部13c及び13d内に、上
記軸受22の凹条22aに係合する複数条の凸条13e
及び13fが形成されている。これにより、軸受22に
回転自在に嵌装される最後の歯車12bの出力軸12c
の回転に伴う軸受22の回転が防止され、回転により生
ずる磨耗もまた防止され、最後の歯車12bの軸振れが
防止され、ギヤードモータ10の精度を向上することが
できることとなる。
0が他の機器に取り付けられる際の取付けボス部を示
し、図面では4ヵ所突出して形成されている。そして、
取付けボス部23は、上ケース部13aの上方に六角形
状に突出形成され、内部もまた六角形状に形成されると
共に内部上方に向かって例えば傾斜し、内部下方から挿
入される取付け座(図示せず)が係止されるように構成
され、容易に外れないように構成されている。これによ
り、搬送時に取付けボス部23から取付け座が外れるこ
となく、部品の管理を容易にすると共に、他の機器への
取付けが容易にできることとなる。
は、以上のように構成されており、組立の際には、下ケ
ース部13bの軸受部20に対して、モータ11の出力
軸11aを挿入して、モータ11を下ケース部13bに
対して取り付けると共に、下ケース部13b内に減速歯
車列12を構成する各歯車を装着した後、上ケース部1
3aを下ケース部13bに対して取り付ける。
ータ10によれば、モータ11が駆動されることによ
り、モータ11の出力軸11aが回転駆動されると、そ
の駆動力が、減速歯車列12の各歯車を介して、最後の
歯車12bの出力軸12cから外部に出力されることに
なる。
18aと、下ケース部13bの第二の突起18bの当接
と、及び上ケース部13aの嵌合ピン19aが下ケース
部13bの嵌合穴19bに嵌入することにより位置決め
される。そして各係合フック14が下ケース部13bの
対応する係合爪15と係合することにより、下ケース部
13bに対して固定されることになる。従って、従来の
ようなケースのネジ止めが不要であるので、ケース13
が容易に且つ短時間で組み立てられることになる。
けられた凹部16が、下ケース部13bの周縁に設けら
れた凸部17と嵌合することにより、下ケース部13b
に対して密着して取り付けられることになる。従って、
前述したように容易に組立が行なわれると共に、ケース
13の内部に配設した減速歯車列12の潤滑油等が外部
に漏れ出るようなことはない。
更され、その出力軸11aの径が変更される場合には、
下ケース部13bの成形用金型にて、出力軸11aの軸
受部20を形成するための入れ子式金型を、適宜の出力
軸の径に対応した軸受部20の成形のための入れ子式金
型に交換することにより、所望の下ケース部13bが容
易に且つ短時間で而も低コストで形成され得ることにな
る。尚、ケース13は、樹脂材料により成形されている
が、前述したように繊維系材料が混入され、あるいは補
強リブ13gが設けられることにより、より一層薄型、
軽量に構成され、十分な強度を有しているので、ギヤー
ドモータ10の使用に伴って変形するようなことはな
い。
ヤードモータ10によれば、ケース13が樹脂材料によ
り成形されることにより、軽量化され容易に製造され得
ると共に、取付ネジを使用せずに、係合により組み立て
られ得るので、組立時間が短くなり、組立コストが低減
される。さらに、凹部16及び凸部の嵌合により、ケー
ス13の内部の潤滑油等が外部に漏れ出るようなことは
ない。
13aに第一の係合部としての係合フック14,凹部1
6が形成され、下ケース部13bに第二の係合部として
の係合爪15,凸部17が形成されているが、これに限
らず、逆に形成されていてもよい。また係合フック1
4,係合爪15そして突起18,19は、図示の場合、
それぞれ4個設けられているが、これに限らず、2個,
3個または5個以上設けられていてもよいことは明らか
である。さらに、減速歯車列12は、図示の場合6個の
歯車から構成されているが、これに限らず、任意の個数
の歯車や、平歯車に代えて傘歯車、ウォーム歯車、ヘリ
カル歯車等から構成されていてもよい。
ースが樹脂により成形されていることにより、従来のダ
イカスト成形の場合と比較して、ケースが容易に且つ低
コストで、軽量に形成され得る。また、ケースを構成す
る一側及び他側のケース部に設けられた第一の係合部と
第二の係合部が互いに係合することにより、容易に且つ
短時間で互いに固定され得ることになるので、組立コス
トが低減され得ることになる。さらに、ケースを構成す
る一側及び他側のケース部の周縁に設けられた凹部また
は凸部が互いに嵌合することにより、ケース内部の減速
歯車列の潤滑油等がケースから外部に漏れ出るようなこ
とがない。
つ容易に組み立てられ得ると共に、モータの変更に対し
て最小のコストで済むようにした、極めて優れたギヤー
ドモータが提供され得ることになる。
成を示す概略斜視図である。
た状態を示す分解斜視図である。
面図である。
示し、(A)は部分拡大断面図、及び(B)は部分拡大
側面図である。
し、(A)は側面図、(B)は断面図、及び(C)は底
面図である。
し、(A)は側面図、(B)は断面図、及び(C)は平
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 モータと、モータの出力軸の回転を減速
させる減速歯車列と、減速歯車列を収容すると共に、外
側にモータが取り付けられるケースと、から成り、ケー
スがモータの出力軸の方向に関して分割されている、ギ
ヤードモータであって、 上記ケースの分割された各部が、それぞれ樹脂により成
形されており、 一側のケース部に設けられた第一の係合部が、他側のケ
ース部に設けられた第二の係合部に係合すると共に、 一側のケース部の周縁に設けられた凹部または凸部が、
他側のケース部の周縁に設けられた凸部または凹部と互
いに嵌合することにより、双方のケース部が固定される
ことを特徴とする、ギヤードモータ。 - 【請求項2】 一側のケース部の開口方向に突出して設
けられた嵌合ピンが、他側のケース部の開口方向に設け
られた嵌合穴に嵌入することにより、双方のケース部が
互いに位置決めされることを特徴とする、請求項1に記
載のギヤードモータ。 - 【請求項3】 一側のケース部に設けられた第一の突起
部が、他側のケース部に設けられた第二の突起部と当接
することにより、双方のケース部が互いに位置決めされ
ることを特徴とする、請求項1に記載のギヤードモー
タ。 - 【請求項4】 上記双方のケース部のうち、モータの出
力軸の軸受部を有するケース部が、モータの出力軸の軸
受部の領域にて、入れ子式金型により成形されているこ
とを特徴とする、請求項1および請求項2の何れかに記
載のギヤードモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002158579A JP4368561B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | ギヤードモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4368561B2 JP4368561B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=29773769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2002-05-31 JP JP2002158579A patent/JP4368561B2/ja not_active Expired - Lifetime
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