JP3109367B2 - ディファレンシャル装置 - Google Patents

ディファレンシャル装置

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JP3109367B2
JP3109367B2 JP34299793A JP34299793A JP3109367B2 JP 3109367 B2 JP3109367 B2 JP 3109367B2 JP 34299793 A JP34299793 A JP 34299793A JP 34299793 A JP34299793 A JP 34299793A JP 3109367 B2 JP3109367 B2 JP 3109367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディファレンシャル装
置に係り、特にピニオンシャフトをデフケースに固定す
る固定ピンを不要とし得るとともにデフケース及びピニ
オンシャフトの固定ピンの挿入される挿入孔の加工を不
要とし得て、組付時のデフケース及びピニオンシャフト
の各挿入孔の位置合わせを不要とし得るとともに組付時
の固定ピンの挿入作業や固定ピンのかしめ作業を不要と
し得て、組立工程の自動化を可能とし得るとともに部品
点数の増加を招くことなくコスト的に有利に実施し得る
ディファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、旋回走行時
における左右車輪間の差動を許容するために、例えば図
12〜図15に示す如く、ディファレンシャル装置を設
けている。
【0003】図12に示す二輪駆動の車両102におい
ては、前側縦置きエンジン104により駆動される左右
の後車輪106・106間にディファレンシャル装置1
08を設けている。図13に示す四輪駆動の車両202
においては、前側縦置きエンジン204により駆動され
る左右の前車輪206・206間に前側ディファレンシ
ャル装置208を設けるとともに、前記エンジン204
により駆動される左右の後車輪210・210間に後側
ディファレンシャル装置212を設けている。
【0004】また、図14に示す四輪駆動の車両302
においては、前側横置きエンジン304により駆動され
る左右の前車輪306・306間に前側ディファレンシ
ャル装置308を設けるとともに、前記エンジン304
により駆動される左右の後車輪310・310間に後側
ディファレンシャル装置312を設けている。さらに図
15に示す四輪駆動の車両402においては、中央横置
きエンジン404により駆動される左右の前車輪406
・406間に前側ディファレンシャル装置408を設け
るとともに、前記エンジン404により駆動される左右
の後車輪410・410間に後側ディファレンシャル装
置412を設けている。
【0005】なお、四輪駆動の車両においては、前車輪
及び後車輪間の差動を許容するために、中央ディファレ
ンシャル装置を設けたものもある。
【0006】前記ディファレンシャル装置は、図11に
示す如く構成されている。図11において、502はデ
ィファレンシャル装置である。ディファレンシャル装置
502は、デフキャリヤ504にドライブ軸506をド
ライブ軸軸受508により軸支し、ドライブ軸506に
ドライブピニオン510を設けている。ドライブピニオ
ン510には、リングギヤ512が噛合される。
【0007】また、前記デフキャリヤ504には、デフ
ケース514をデフケース軸受516により軸支してい
る。このデフケース514には、ケース外周面518に
ケース外径部520を設け、ケース側取付部522を設
けている。前記リングギヤ512には、ケース外径部5
20に対応するギヤ内径部524を設け、ケース側取付
部522に取付けられるギヤ側取付部526を設けてい
る。
【0008】リングギヤ512は、ケース外径部520
にギヤ内径部524を合致させて、ケース側取付部52
2にギヤ側取付部526をギヤ取付ボルト528により
取付けられる。
【0009】前記デフケース514には、このデフケー
ス514の軸線C方向と交差する方向に貫通するシャフ
ト孔530を形成して設け、このシャフト孔530にピ
ニオンシャフト532を嵌挿して設けている。デフケー
ス514内のピニオンシャフト532には、デフピニオ
ン534・534を軸支して設けている。デフピニオン
534・534には、デフサイドギヤ536・536が
噛合される。
【0010】前記デフサイドギヤ536・536は、デ
フケース514内のサイドギヤ軸支部538・538
に、デフケース514の軸線C方向に指向させて軸支し
て設けている。デフサイドギヤ536・536には、駆
動車軸540・540が連結されている。
【0011】このようなディファレンシャル装置502
においては、デフピニオン534・534の差動による
ピニオンシャフト532の摩耗やデフケース514から
のピニオンシャフト532の脱落を防止するために、デ
フケース514にピニオンシャフト532を固定してい
る。
【0012】デフケース514にピニオンシャフト53
2を固定する構造としては、図9に示す如く、デフケー
ス514及びピニオンシャフト532に夫々ケース側挿
入孔542及びシャフト側挿入孔544を形成して設
け、ケース側挿入孔542及びシャフト側挿入孔544
に固定ピン546を挿入するものがある。
【0013】また、デフケース514にピニオンシャフ
ト532を固定する構造としては、図10の中心線右側
に示す如く、デフケース514に取付けられるリングギ
ヤ512のギヤ内径部524をピニオンシャフト532
の端面548に係合させるものがある。
【0014】さらに、ディファレンシャル装置のデフケ
ースにピニオンシャフトを固定する構造としては、実開
平3−352号公報や実公平3−2036号公報に開示
されるものがある。実開平3−352号公報に開示され
るものは、デフケースに固定ピンにより固定されるピニ
オンシャフトの端部に、ピニオンシャフトの軸方向移動
を規制するとともに回転を許容するリング部材を固定し
て設けたものである。
【0015】実公平3−2036号公報に開示されるも
のは、デフケースのケース外周面の軸線方向に対して略
中間部位に円筒形状のリング組付面を設け、このリング
組付面上にピニオンシャフトの挿通孔を設け、前記リン
グ組付面に組付られて前記挿通孔に挿通されたピニオン
シャフトの外端に係合するリングを設け、前記リング組
付面の一部に着脱可能に取付けられて前記リングを定位
置に保持するスナップリングを設けたものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のディ
ファレンシャル装置においては、前記図9・図10及び
前記各公報に示す如く、デフケースにピニオンシャフト
を固定している。
【0017】ところが、デフケースにピニオンシャフト
を固定ピンによって固定するディファレンシャル装置
は、固定ピンを必要とするとともにデフケース及びピニ
オンシャフトに夫々挿入孔を形成する必要があり、部品
点数や加工工数の増加を招く不都合がある。
【0018】また、このディファレンシャル装置は、組
付時にデフケース及びピニオンシャフトの各挿入孔の位
置合わせ必要とするとともに、組付時に固定ピンの挿入
作業や固定ピンのかしめ作業を必要とすることにより、
組付工程が煩雑化する不都合がある。
【0019】このため、加工工程や組立工程の自動化が
困難となり、コストの上昇を招く不都合がある。
【0020】さらに、4つのデフピニオンを有するディ
ファレンシャル装置においては、1本の長軸のピニオン
シャフトと2本の短軸のピニオンシャフトとを固定する
ために、3本の固定ピンを必要とするとともにピニオン
シャフト及びデフケースに夫々3箇所の挿入孔を形成す
る必要があり、部品点数や加工工数の増加を招く不都合
がある。
【0021】また、減速比の小さなディファレンシャル
装置においては、図10の中心線左側に示す如く、デフ
ケース514に取付けられるリングギヤ512の軸線方
向の厚さが薄くなるため、リングギヤ512のギヤ内径
部524をピニオンシャフト532の端面548に係合
させることができず、ピニオンシャフト532を固定し
得ない不都合がある。即ち、車両においては、異なる車
種間の部品の共通化や同一車種の仕様違い等に対応する
ために、図10・図11に示す如く、同一のデフキャリ
ヤ504、デフケース514を用いて異なる減速比のデ
ィファレンシャル装置502を設計することが行われて
いる。このように同一のデフキャリヤ504、デフケー
ス514を用いる場合には、デフキャリヤ504のドラ
イブ軸506の軸心位置、リングギヤ512が取付けら
れるデフケース504のケース側取付部522の位置、
リングギヤ512のギヤ径及び夫々の相対位置関係は変
更できない問題があり、この中に必要とする減速比のド
ライブピニオン510、リングギヤ512を配置しなけ
ればならない。このような同一のデフキャリヤ504、
デフケース514を用いたディファレンシャル装置50
2の減速比を小さくすることは、ドライブ軸506のド
ライブピニオン510のギヤ径を大きくすることにな
り、このギヤ径の大きなドライブピニオン510と噛み
合うリングギヤ512のギヤ位置はケース側取付部52
2側に追いやられることになる。このため、リングギヤ
512は、軸線方向の厚さが薄くなってしまい、リング
ギヤ512のギヤ内径部524によってピニオンシャフ
ト532を固定することができなくなる不都合がある。
【0022】さらに、実開平3−352号公報に開示さ
れるものは、ピニオンシャフトをデフケースに固定ピン
及びリング部材によって固定していることにより、部品
点数や加工工数、組付工数の増加を招く不都合がある。
また、実公平3−2036号公報に開示されるものは、
リング組付面に組付られたリングによってピニオンシャ
フトを固定しているが、前記リング組付面の一部に着脱
可能に取付けられてリングの脱落を防止するスナップリ
ングを設けているため、部品点数の増加を招く不都合が
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、デフキャリヤに軸支され
るドライブ軸のドライブピニオンに噛合するリングギヤ
を前記デフキャリヤに軸支されるデフケースに取付けて
設け、このデフケースの軸線方向と交差する方向に貫通
するシャフト孔を前記デフケースに形成して設けるとと
もにこのシャフト孔にピニオンシャフトを嵌挿して設
け、前記デフケース内のピニオンシャフトにデフピニオ
ンを軸支して設けるとともにこのデフピニオンと噛合す
るデフサイドギヤを前記デフケース内にこのデフケース
の軸線方向に指向させて軸支して設けたディファレンシ
ャル装置において、前記デフケースのケース外周面側の
前記ピニオンシャフトの端面の一部を窪ませてシャフト
側係止窪部を形成して設け、このシャフト側係止窪部と
対応する前記シャフト孔の周囲の前記デフケースのケー
ス外周面を少なくとも一部窪ませてケース側係止窪部を
形成して設け、前記ピニオンシャフトの回転及び抜脱を
阻止すべく前記リングギヤのギヤ内径部と前記ケース側
係止窪部の間にその一部が配置され前記シャフト側係止
窪部に係合する係止部材を設けたことを特徴とする。
【0024】
【作用】この発明の構成によれば、ディファレンシャル
装置は、デフケースのケース外周面側のピニオンシャフ
トの端面の一部を窪ませてシャフト側係止窪部を形成
し、このシャフト側係止窪部と対応するシャフト孔の周
囲のデフケースのケース外周面を少なくとも一部窪ませ
てケース側係止窪部を形成し、ピニオンシャフトの回転
及び抜脱を阻止すべくリングギヤのギヤ内径部とケース
側係止窪部の間にその一部が配置される係止部材をシャ
フト側係止窪部に係合することによって、ピニオンシャ
フトの回転及び抜脱を阻止している。このように、この
ディファレンシャル装置は、リングギヤのギヤ内径部を
利用して、係止部材をシャフト側係止窪部及びケース側
係止窪部に係止していることにより、ディファレンシャ
ル装置に既存の部品を利用してピニオンシャフトを固定
することができ、固定ピンや固定ピンの挿入される挿入
孔の加工等を不要と得て、部品点数の増加を招くことも
ない。
【0025】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0026】図1〜図8は、この発明の実施例を示すも
のである。図8において、2はディファレンシャル装置
である。ディファレンシャル装置2は、デフキャリヤ4
にドライブ軸6をドライブ軸軸受8により軸支し、ドラ
イブ軸6にドライブピニオン10を設けている。ドライ
ブピニオン10には、リングギヤ12が噛合される。
【0027】また、前記デフキャリヤ4には、デフケー
ス14をデフケース軸受16により軸支している。この
デフケース14には、ケース外周面18にケース外径部
20を設け、ケース側取付部22を設けている。前記リ
ングギヤ12には、ケース外径部20に対応するギヤ内
径部24を設け、ケース側取付部22に取付けられるギ
ヤ側取付部26を設けている。
【0028】リングギヤ12は、ケース外径部20にギ
ヤ内径部24を合致させて、ケース側取付部22にギヤ
側取付部26をギヤ取付ボルト28により取付けられ
る。なお、符号30はケース側挿通孔、符号32はギヤ
側ネジ孔である。
【0029】前記デフケース14には、このデフケース
14の軸線C方向と交差する方向に貫通するシャフト孔
34を形成して設け、このシャフト孔34にピニオンシ
ャフト36を嵌挿して設けている。デフケース14内の
ピニオンシャフト36には、デフピニオン38・38を
軸支して設けている。デフピニオン38・38には、デ
フサイドギヤ40・40が噛合される。
【0030】前記デフサイドギヤ40・40は、デフケ
ース14内のサイドギヤ軸支部42・42に、デフケー
ス14の軸線C方向に指向させて軸支して設けている。
デフサイドギヤ40・40には、駆動車軸44・44が
連結されている。
【0031】このようディファレンシャル装置2におい
て、ピニオンシャフト36をデフケース14に固定する
ために、この発明は、デフケース14のケース外周面1
8側のピニオンシャフト36の端面46の一部を窪ませ
てシャフト側係止窪部48を形成して設け、このシャフ
ト側係止窪部48と対応するシャフト孔34の周囲のデ
フケース14のケース外周面18を少なくとも一部窪ま
せてケース側係止窪部50を形成して設け、ピニオンシ
ャフト36の回転及び抜脱を阻止すべく、リングギヤ1
2のギヤ内径部24とケース側係止窪部50の間にその
一部が配置されシャフト側係止窪部48に係合する係止
部材52を設けたことを特徴とする。
【0032】詳述すると、第1実施例においては、図1
〜図3に示す如く、ピニオンシャフト36には、デフケ
ース14のケース外周面18側の端面46の一部を窪ま
せて、シャフト側係止窪部48を形成して設けている。
このシャフト側係止窪部48は、図1に示す如く、デフ
ケース14のケース外径部20に対応する側のピニオン
シャフト36の端面46の一部を窪ませることにより、
形成して設けている。
【0033】前記デフケース14には、図1に示す如
く、このシャフト側係止窪部48と対応するシャフト孔
34の周囲のケース外周面18をこのデフケース14の
回転方向全周にわたり連続するように窪ませて、円環条
溝形状にケース側係止窪部50を形成して設けている。
このケース側係止窪部50は、デフケース14のケース
外径部20側に形成されるとともに、シャフト側係止窪
部48とデフケース14の軸線方向位置及びデフケース
14の径方向位置が略一致するように形成されている。
【0034】前記シャフト側係止窪部48及びケース側
係止窪部50には、図2に示す如く、係止部材52が係
止される。係止部材52は、弾性を有する素材により端
部54・54を有する有端略円筒板形状に形成されてい
る。
【0035】この係止部材52は、端部54・54間が
離間して開口部56を形成している非弾性変形状態にお
いて、φdの外径を有している。ケース側係止窪部50
に係合した係止部材52は、リングギヤ12のギヤ内径
部24の内径φDに弾性当接される弾性変形状態におい
て、端部54・54を互いに接近当接される方向に弾圧
されて、シャフト側係止窪部48及びケース側係止窪部
50に係止され、ピニオンシャフト36の回転及び抜脱
を阻止する。
【0036】このように、係止部材52は、ピニオンシ
ャフト36の回転及び抜脱を阻止すべく、リングギヤ1
2のギヤ内径部24とケース側係止窪部50の間にその
一部が配置され、シャフト側係止窪部48に係合する有
端略円筒板形状に形成されている。
【0037】次に第1実施例の作用について説明する。
【0038】ディファレンシャル装置2は、図示しない
エンジンから変速機を介して伝達される駆動力によりド
ライブ軸6が駆動され、ドライブピニオン10を介して
リングギヤ12を駆動する。リングギヤ12は、デフケ
ース14を回転させ、ピニオンシャフト36、デフピニ
オン38・38、デフサイドギヤ40・40を介して駆
動車軸44・44に駆動力を伝達し、図示しない車輪を
駆動する。
【0039】ディファレンシャル装置2は、図示しない
車輪を介して駆動車軸44・44の回転数に差が生じる
と、デフピニオン38・38、デフサイドギヤ40・4
0により回転数の差を吸収し、差動を許容する。
【0040】このディファレンシャル装置2のデフケー
ス14にピニオンシャフト36を組付ける際には、デフ
ケース14のシャフト孔34にピニオンシャフト36を
挿入する。このとき、ピニオンシャフト36は、端面4
6のシャフト側係止窪部48をデフケース14のケース
外径部20に対応する側に指向させるとともに、デフケ
ース14のケース側係止窪部50に合致するように、デ
フケース14のシャフト孔34に挿入する。
【0041】合致されたシャフト側係止窪部48及びケ
ース側係止窪部50には、係止部材52を係止する。こ
の係止部材52は、端部54・54間が離間して開口部
56を形成している非弾性変形状態において、φdの外
径を有している。
【0042】シャフト側係止窪部48及びケース側係止
窪部50に係止された係止部材52は、適宜の加圧手段
によって外径φdを縮小する方向に弾圧して端部54・
54を当接させることにより、外径φdをリングギヤ1
2の内径部24の内径φDよりも小さくする。このよう
に、係止部材52の外径をリングギヤ12のギヤ内径部
24の内径φDよりも小さくした状態において、デフケ
ース14の図1において上側からリングギヤ12を外嵌
する。
【0043】デフケース14に外嵌されたリングギヤ1
2は、デフケース14のケース外径部20にギヤ内径部
24を合致させ、ケース側取付部22にギヤ側取付部2
6を当接させる。リングギヤ12は、ケース側取付部2
2のケース側挿通孔30を挿通した取付ボルト28を、
ギヤ側取付部26のギヤ側ネジ孔32に螺合することよ
りデフケース14に取付けられる。
【0044】前記係止部材52は、リングギヤ12を外
嵌された後、前記加圧手段による外径を縮小する力を解
除される。前記係止部材52は、外径を縮小する力を解
除すると、デフケース14に取付けられたリングギヤ1
2のギヤ内径部24に弾性当接され、外径がリングギヤ
12の内径部24の内径φDよりも拡張されることを阻
止される。
【0045】係止部材52は、リングギヤ12のギヤ内
径部24に弾性当接された弾性変形状態において、シャ
フト側係止窪部48及びケース側係止窪部50に係止さ
れ、ピニオンシャフト36の回転及び抜脱を阻止する。
また、係止部材52は、シャフト側係止窪部48及びケ
ース側係止窪部50への係止により、軸線C方向の遊動
を阻止される。
【0046】このように、このディファレンシャル装置
2は、リングギヤ12のギヤ内径部24を利用して、係
止部材52をシャフト側係止窪部48及びケース側係止
窪部50に係止していることにより、ディファレンシャ
ル装置2に既存の部品であるリングギヤ12を利用して
ピニオンシャフト36を固定することができ、固定ピン
等の部材や固定ピンの挿入される挿入孔の加工等を不要
とし得るとともに部品点数の増加を招くこともない。
【0047】このため、このディファレンシャル装置2
は、ピニオンシャフト36をデフケース14に固定する
固定ピンを不要とし得るとともにデフケース14及びピ
ニオンシャフト36の固定ピンの挿入される挿入孔の加
工を不要とし得て、組付時のデフケース14及びピニオ
ンシャフト36の各挿入孔の位置合わせを不要とし得る
とともに組付時の固定ピンの挿入作業や固定ピンのかし
め作業を不要とし得て、部品点数や加工工数、組付工数
の減少を果たし得る。
【0048】また、このディファレンシャル装置2は、
シャフト側係止窪部48及びケース側係止窪部50への
係止部材52の組付が容易であり、組立工程の自動化が
可能である。さらに、このディファレンシャル装置2
は、ケース側係止窪部50を同一の工程で加工すること
ができ、コスト的に且つ設備的にも有利である。
【0049】この結果、このディファレンシャル装置2
は、部品点数の増加を招くこともなく、組立工程の自動
化を可能とし得て、コスト的に有利に実施し得るもので
ある。なお、このディファレンシャル装置2は、2つの
デフピニオン38・38を有するものであるが、4つの
デフピニオンを有するディファレンシャル装置において
も、部品点数や組立工程において有利に実施し得るもの
である。
【0050】図4〜図7は、この発明の第2実施例を示
すものである。図において、第1実施例と同一機能を果
たす箇所には、同一符号を付して説明する。
【0051】図4において、2はディファレンシャル装
置である。ディファレンシャル装置2は、図8に示す如
く、デフキャリヤ4にドライブ軸6をドライブ軸軸受8
により軸支し、ドライブ軸6にドライブピニオン10を
設け、このドライブピニオン10にリングギヤ12を噛
合する。
【0052】また、前記デフキャリヤ4には、デフケー
ス14をデフケース軸受16により軸支している。この
デフケース14には、ケース外周面18にケース外径部
20を設け、ケース側取付部22を設けている。前記リ
ングギヤ12には、ケース外径部20に対応するギヤ内
径部24を設け、ケース側取付部22に取付けられるギ
ヤ側取付部26を設けている。
【0053】リングギヤ12は、ケース外径部20にギ
ヤ内径部24を合致させて、ケース側取付部22にギヤ
側取付部26をギヤ取付ボルト28により取付けられ
る。なお、符号30はケース側挿通孔、符号32はギヤ
側ネジ孔である。
【0054】前記デフケース14には、このデフケース
14の軸線C方向と交差する方向に貫通するシャフト孔
34を形成して設け、このシャフト孔34にピニオンシ
ャフト36を嵌挿して設けている。デフケース14内の
ピニオンシャフト36には、デフピニオン38・38を
軸支して設け、デフピニオン38・38にデフサイドギ
ヤ40・40を噛合する。前記デフサイドギヤ40・4
0は、デフケース14内のサイドギヤ軸支部42・42
に、デフケース14の軸線C方向に指向させて軸支して
設けている。デフサイドギヤ40・40には、駆動車軸
44・44が連結されている。
【0055】このようなディファレンシャル装置2にお
いて、ピニオンシャフト36をデフケース14に固定す
るために、この発明の第2実施例においては、図4〜図
7に示す如く、デフケース14のケース外周面18側の
ピニオンシャフト36の端面58の一部を窪ませてシャ
フト側係止窪部60を形成して設け、このシャフト側係
止窪部60と対応するシャフト孔34の周囲のデフケー
ス14の外周面18をこのデフケース14の回転方向両
側に所定長さ延伸するように窪ませて一部円環条溝形状
のケース側係止窪部62を形成して設け、弾性変形状態
でリングギヤ12のギヤ内径部24とケース側係止窪部
62の間にその一部が配置されリングギヤ12のギヤ内
径部24とケース側係止窪部62に弾性当接する有端部
分円筒板形状の係止部材64を設けたことを特徴とす
る。
【0056】詳述すると、第2実施例においては、図4
・図7に示す如く、ピニオンシャフト36には、デフケ
ース14のケース外周面18側の端面58の一部を窪ま
せて、シャフト側係止窪部60を形成して設けている。
このシャフト側係止窪部60は、デフケース14のケー
ス外径部20に対応する側のピニオンシャフト36の端
面58の一部を窪ませることにより、形成して設けてい
る。
【0057】前記デフケース14には、図5に示す如
く、このシャフト側係止窪部60と対応するシャフト孔
34の周囲のケース外周面18をこのデフケース14の
回転方向両側に所定長さLだけ延伸するように窪ませ
て、一部円環条溝形状にケース側係止窪部62を形成し
て設けている。このケース側係止窪部62は、デフケー
ス14のケース外径部20側に形成されるとともに、シ
ャフト側係止窪部60とデフケース14の軸線方向位置
及びデフケース14の径方向位置が略一致するように形
成されている。
【0058】前記シャフト側係止窪部60及びケース側
係止窪部62には、図6に示す如く、係止部材64が係
止される。係止部材64は、弾性を有する素材により端
部66・66を有する有端部分円筒板形状に形成されて
いる。
【0059】この係止部材64は、ケース側係止窪部6
2に係止されていない非弾性変形状態において、ケース
側係止窪部62の端縁70・70間の所定長さLよりも
短い端部66・66間の長さL1(L>L1)を有する
とともに、ケース側係止窪部62の深さHよりも大きい
高さH1の最高部68を有している。係止部材64は、
リングギヤ12のギヤ内径部24に弾性当接される弾性
変形状態において、端部66・66をケース側係止窪部
62の端縁70・70に当接され且つ最高部68の高さ
H1を低減する方向に弾圧されて、シャフト側係止窪部
60及びケース側係止窪部62に係止され、ピニオンシ
ャフト36の回転及び抜脱を阻止する。
【0060】このように、係止部材64は、ピニオンシ
ャフト36の回転及び抜脱を阻止すべく、弾性変形状態
でリングギヤ12のギヤ内径部24とケース側係止窪部
62の間にその一部が配置され、リングギヤ12のギヤ
内径部24とケース側係止窪部62に弾性当接する有端
一部円筒板形状に形成されている。
【0061】次に第2実施例の作用について説明する。
【0062】ディファレンシャル装置2は、図示しない
エンジンから変速機を介して伝達される駆動力によりド
ライブ軸6が駆動され、ドライブピニオン10を介して
リングギヤ12を駆動する。リングギヤ12は、デフケ
ース14を回転させ、ピニオンシャフト36、デフピニ
オン38・38、デフサイドギヤ40・40を介して駆
動車軸44・44に駆動力を伝達し、図示しない車輪を
駆動する。
【0063】ディファレンシャル装置2は、図示しない
車輪を介して駆動車軸44・44の回転数に差が生じる
と、デフピニオン38・38、デフサイドギヤ40・4
0により回転数の差を吸収し、差動を許容する。
【0064】このディファレンシャル装置2のデフケー
ス14にピニオンシャフト36を組付ける際には、デフ
ケース14のシャフト孔34にピニオンシャフト36を
挿入する。このとき、ピニオンシャフト36は、端面5
8のシャフト側係止窪部60をデフケース14のケース
外径部20に対応する側に指向させるとともに、デフケ
ース14のケース側係止窪部62に合致するように、デ
フケース14のシャフト孔34に挿入する。
【0065】合致されたシャフト側係止窪部60及びケ
ース側係止窪部62には、係止部材64を係止する。こ
の係止部材64は、非弾性変形状態においてケース側係
止窪部62の端縁70・70間の所定長さLよりも短い
端部66・66間の長さL1(L>L1)を有するとと
もに、ケース側係止窪部62の深さHよりも大きい高さ
H1の最高部68を有している。
【0066】シャフト側係止窪部60及びケース側係止
窪部62に係止された係止部材64は、適宜の加圧手段
によって高さH1を低減する方向に弾圧することによ
り、端部66・66をケース側係止窪部62の端縁70
・70に当接する。このように、係止部材64の最高部
68の高さH1を低減し、端部66・66をケース側係
止窪部62の端縁70・70に当接される方向に延伸し
た状態において、デフケース14の図4において上側か
らリングギヤ12を外嵌する。
【0067】デフケース14に外嵌されたリングギヤ1
2は、デフケース14のケース外径部20にギヤ内径部
24を合致させ、ケース側取付部22にギヤ側取付部2
6を当接させる。リングギヤ12は、ケース側取付部2
2のケース側挿通孔30を挿通した取付ボルト28を、
ギヤ側取付部26のギヤ側ネジ孔32に螺合することよ
りデフケース14に取付けられる。
【0068】前記係止部材64は、リングギヤ12を外
嵌された後、前記加圧手段による高さを低減する力を解
除される。前記係止部材64は、高さを低減する力を解
除すると、デフケース14に取付けられたリングギヤ1
2のギヤ内径部24に最高部68が弾性当接され、リン
グギヤ12の内径部24よりも高くなることを阻止され
る。
【0069】係止部材64は、リングギヤ12のギヤ内
径部24に最高部68を弾性当接された弾性変形状態に
おいて、最高部68の高さH1を低減する方向に弾圧さ
れ且つ端部66・66をケース側係止窪部62の端縁7
0・70に当接されて、シャフト側係止窪部60及びケ
ース側係止窪部62に係止され、ピニオンシャフト36
の回転及び抜脱を阻止する。また、係止部材64は、シ
ャフト側係止窪部60及びケース側係止窪部62への係
止により、軸線C方向の遊動を阻止される。
【0070】このように、このディファレンシャル装置
2は、リングギヤ12のギヤ内径部24を利用して、係
止部材64をシャフト側係止窪部60及びケース側係止
窪部62に係止していることにより、ディファレンシャ
ル装置2に既存の部品であるリングギヤ12を利用して
ピニオンシャフト36を固定することができ、固定ピン
等の部材や固定ピンの挿入される挿入孔の加工等を不要
とし得るとともに部品点数の増加を招くこともない。
【0071】このため、このディファレンシャル装置2
は、ピニオンシャフト36をデフケース14に固定する
固定ピンを不要とし得るとともにデフケース14及びピ
ニオンシャフト36の固定ピンの挿入される挿入孔の加
工を不要とし得て、組付時のデフケース14及びピニオ
ンシャフト36の各挿入孔の位置合わせを不要とし得る
とともに組付時の固定ピンの挿入作業や固定ピンのかし
め作業を不要とし得て、部品点数や加工工数、組付工数
の減少を果たし得る。
【0072】また、このディファレンシャル装置2は、
シャフト側係止窪部60及びケース側係止窪部62への
係止部材64の組付が容易であり、組立工程の自動化が
可能である。さらに、このディファレンシャル装置2
は、ケース側係止窪部62を同一の工程で加工すること
ができ、コスト的に且つ設備的にも有利である。
【0073】この結果、このディファレンシャル装置2
は、部品点数の増加を招くこともなく、組立工程の自動
化を可能とし得て、コスト的に有利に実施し得るもので
ある。なお、このディファレンシャル装置2は、2つの
デフピニオン38・38を有するあるが、4つのデフピ
ニオンを有するディファレンシャル装置においても、部
品点数や組立工程において有利に実施し得るものであ
る。
【0074】さらに、この第2実施例によれば、シャフ
ト側係止窪部60と対応するシャフト孔34の周囲のデ
フケース14の外周面18をこのデフケース14の回転
方向両側に所定長さLだけ延伸するように窪ませて一部
円環条溝形状のケース側係止窪部62を形成して設け、
弾性変形状態でリングギヤ12のギヤ内径部24とケー
ス側係止窪部62の間にその一部が配置され、リングギ
ヤ12のギヤ内径部24とケース側係止窪部62に弾性
当接する有端部分円筒板形状の長さL1(L>L1)を
有する係止部材64を設けていることにより、第1実施
例よりも小さな部品及び少ない加工により実施でき、コ
スト的に有利である。
【0075】
【発明の効果】このように、この発明によれば、ディフ
ァレンシャル装置は、リングギヤのギヤ内径部を利用し
て、係止部材をシャフト側係止窪部及びケース側係止窪
部に係止していることにより、ディファレンシャル装置
に既存の部品を利用してピニオンシャフトを固定するこ
とができ、固定ピンや固定ピンの挿入される挿入孔の加
工等を不要とし得るとともに部品点数の増加を招くこと
もない。
【0076】このため、このディファレンシャル装置
は、ピニオンシャフトをデフケースに固定する固定ピン
を不要とし得るとともにデフケース及びピニオンシャフ
トの固定ピンの挿入される挿入孔の加工を不要とし得
て、組付時のデフケース及びピニオンシャフトの各挿入
孔の位置合わせを不要とし得るとともに組付時の固定ピ
ンの挿入作業や固定ピンのかしめ作業を不要とし得て、
部品点数や加工工数、組付工数の減少を果たし得る。
【0077】また、このディファレンシャル装置は、シ
ャフト側係止窪部及びケース側係止窪部への係止部材の
組付が容易であり、組立工程の自動化が可能である。さ
らに、このディファレンシャル装置は、ケース側係止窪
部を同一の工程で加工することができ、コスト的に且つ
設備的にも有利である。
【0078】この結果、このディファレンシャル装置
は、部品点数の増加を招くこともなく、組立工程の自動
化を可能とし得て、コスト的に有利に実施し得るもので
ある。なお、このディファレンシャル装置は、4つのデ
フピニオンを有するディファレンシャル装置において
も、部品点数や組立工程において有利に実施し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディファレンシャル装置の第1
実施例を示す要部拡大断面図である。
【図2】係止部材の斜視図である。
【図3】ピニオンシャフトの端部の拡大斜視図である。
【図4】この発明によるディファレンシャル装置の第2
実施例を示す要部拡大断面図である。
【図5】ケース側係止窪部の正面図である。
【図6】係止部材の斜視図である。
【図7】シャフト側係止窪部及びケース側係止窪部に係
止部材を係止した状態の正面図である。
【図8】この発明によるディファレンシャルの断面図で
ある。
【図9】ディファレンシャル装置の第1の従来例を示す
要部拡大断面図である。
【図10】ディファレンシャル装置の第2の従来例を示
す要部拡大断面図である。
【図11】従来例を示すディファレンシャルの断面図で
ある。
【図12】前側縦置きエンジンを搭載した二輪駆動の車
両の概略構成図である。
【図13】前側縦置きエンジンを搭載した四輪駆動の車
両の概略構成図である。
【図14】前側横置きエンジンを搭載した四輪駆動の車
両の概略構成図である。
【図15】中央横置きエンジンを搭載した四輪駆動の車
両の概略構成図である。
【符号の説明】
2 ディファレンシャル装置 4 デフキャリヤ 6 ドライブ軸 10 ドライブピニオン 12 リングギヤ 14 デフケース 18 ケース外周面 20 ケース外径部 22 ケース側取付部 24 ギヤ内径部 26 ギヤ側取付部 28 ギヤ取付ボルト 34 シャフト孔 36 ピニオンシャフト 38 デフピニオン 40 デフサイドギヤ 46 端面 48 シャフト側係止窪部 50 ケース側係止窪部 52 係止部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフキャリヤに軸支されるドライブ軸の
    ドライブピニオンに噛合するリングギヤを前記デフキャ
    リヤに軸支されるデフケースに取付けて設け、このデフ
    ケースの軸線方向と交差する方向に貫通するシャフト孔
    を前記デフケースに形成して設けるとともにこのシャフ
    ト孔にピニオンシャフトを嵌挿して設け、前記デフケー
    ス内のピニオンシャフトにデフピニオンを軸支して設け
    るとともにこのデフピニオンと噛合するデフサイドギヤ
    を前記デフケース内にこのデフケースの軸線方向に指向
    させて軸支して設けたディファレンシャル装置におい
    て、前記デフケースのケース外周面側の前記ピニオンシ
    ャフトの端面の一部を窪ませてシャフト側係止窪部を形
    成して設け、このシャフト側係止窪部と対応する前記シ
    ャフト孔の周囲の前記デフケースのケース外周面を少な
    くとも一部窪ませてケース側係止窪部を形成して設け、
    前記ピニオンシャフトの回転及び抜脱を阻止すべく前記
    リングギヤのギヤ内径部と前記ケース側係止窪部の間に
    その一部が配置され前記シャフト側係止窪部に係合する
    係止部材を設けたことを特徴とするディファレンシャル
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース側係止窪部は、前記デフケー
    スの回転方向全周にわたり窪ませて円環条溝形状に形成
    して設け、前記係止部材は、有端略円筒板形状に形成し
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のディファレ
    ンシャル装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース側係止窪部は、前記デフケー
    スの回転方向両側に所定長さ延伸するように窪ませて一
    部円環条溝形状に形成して設け、前記係止部材は、弾性
    変形状態で前記リングギヤのギヤ内径部と前記ケース側
    係止窪部の間にその一部が配置され前記リングギヤのギ
    ヤ内径部と前記ケース側係止窪部に弾性当接することを
    特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
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