JP2003343550A - オイル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回転型モータ - Google Patents

オイル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回転型モータ

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JP2003343550A JP2002152348A JP2002152348A JP2003343550A JP 2003343550 A JP2003343550 A JP 2003343550A JP 2002152348 A JP2002152348 A JP 2002152348A JP 2002152348 A JP2002152348 A JP 2002152348A JP 2003343550 A JP2003343550 A JP 2003343550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジアル軸受隙間に潤滑オイルを十分に確保
し、かつ、ラジアル軸受隙間への空気の侵入を防止する
ことにより、モータ特性および信頼性を向上することの
できるオイル動圧軸受装置、およびそれを用いたモータ
を提供すること。 【解決手段】 オイル動圧軸受装置10では、回転軸3
の下端面38が球面に仕上げられ、回転軸3の下端部3
4は、所定寸法だけラジアル軸受11の下端面114か
ら突き出ている。軸受ホルダ15の内側には、回転軸3
の下端部34の外周面に対して第1の隙間35を介して
対向し、かつ、ラジアル軸受11の下端面114との間
に第2の隙間115を形成するように対向する環状のス
ペーサ19が配置、固定されている。ラジアル軸受隙間
111、第1の隙間35、および第2の隙間115をそ
れぞれ、A、B、Cとしたときに、A、B、Cが以下の
関係 A<B<C を満たすように設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイル動圧軸受装
置、およびそれを用いた軸回転型モータに関するもので
ある。更に詳しくは、オイル動圧軸受装置の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリゴンミラーの回転駆動用、ODD
用、FDD用などに用いられる軸回転型モータにおい
て、回転軸は、図5(A)、(B)に示すオイル動圧軸
受装置10に回転可能に支持されている。オイル動圧軸
受装置10は、一般に、回転軸3の外周面に対してラジ
アル軸受隙間111を介して対向するラジアル軸受面1
10を備えたラジアル軸受11と、回転軸3の下端面3
8を支持するスラスト軸受面12と、ラジアル軸受隙間
111に充填された潤滑オイルとを有しており、回転軸
3の外周面またはラジアル軸受面110には動圧発生溝
が形成されている。
【0003】ここで、回転軸3の下端面38は、スラス
ト軸受面120と接触、摺動するため、球面に仕上げら
れている。但し、回転軸3の下端面38を球面とする
と、回転軸3の下端部34には、球面と丸棒部分との境
界部分にエッジ30が形成され、このエッジ30に相当
する部分がラジアル軸受11の内部に位置すると、ラジ
アル軸受面110を損傷させてしまう。そこで、回転軸
3のエッジ30に相当する部分がラジアル軸受11の外
部に位置するように、回転軸3の下端部34について
は、所定寸法だけラジアル軸受11の下端面114から
突き出させてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転軸
3の下端部34をラジアル軸受11の下端面114から
突き出した構造とすると、回転軸3の下端部34の周り
には大きな空間Eが発生してしまう。このような空間E
にも潤滑オイルが充填されるが、空間Eが大きいと、そ
こに溜まっていた空気に邪魔されて潤滑オイルが完全に
充填されず、空気が溜まった状態のままとなりやすいと
いう問題点がある。
【0005】このような状態で環境温度が変化すると、
空気が膨張あるいは収縮し、それにより、潤滑オイルが
ラジアル軸受隙間111から排出されてしまい、目論見
通りの寿命が得られなくなるという問題点がある。
【0006】また、回転軸3の下端部34の周りに空気
が溜まっていると、回転軸3が回転したときに空気がラ
ジアル軸受11の内部に入り込むおそれがあり、このよ
うな状態になると、軸受ロストルクや軸受剛性が変化し
てジッターや軸振れが変化してしまう結果、モータ特性
が安定しなくなる。
【0007】特に、回転軸3の外周面あるいはラジアル
軸受面110にヘリングボーン溝やテーパ状の凹凸が形
成された動圧軸受装置では、潤滑オイルの圧力でモータ
特性を得ているため、上記の問題点が発生しやすい。さ
らに、軸方向に溝が形成されているテーパ軸上では、潤
滑オイルが軸方向に移動しやすいので、このような問題
は一層、表面化しやすい。
【0008】さらに、オイル動圧軸受装置10では、そ
の寿命確保を目的として、潤滑オイルを補給するが、こ
のような補給を行っても、回転軸3の下端部34の周り
に大きな空間があると、補給した潤滑オイルの大部分が
そこに溜まってしまい、ラジアル軸受隙間111に供給
されない結果、目論見通りの寿命を確保できなくなって
しまう。
【0009】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
ラジアル軸受隙間に潤滑オイルを十分に確保し、かつ、
ラジアル軸受隙間への空気の侵入を防止することによ
り、モータ特性および信頼性を向上することのできるオ
イル動圧軸受装置、およびそれを用いたモータを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、回転軸の外周面に対してラジアル軸
受隙間を介して対向するラジアル軸受面を備えたラジア
ル軸受と、前記回転軸の下端面を支持するスラスト軸受
面と、前記ラジアル軸受隙間に充填された潤滑オイルと
を有し、前記回転軸の外周面または前記ラジアル軸受面
に動圧発生溝が形成されているとともに、前記回転軸の
下端部が所定寸法だけ前記ラジアル軸受の下端面から突
き出た構成のオイル動圧軸受装置において、前記回転軸
の下端部の外周面に対して第1の隙間を介して対向する
とともに、前記ラジアル軸受の下端面との間に第2の隙
間を形成するように対向する環状の隙間調整部が構成さ
れ、かつ、前記隙間調整部は、前記ラジアル軸受隙間、
前記第1の隙間、および前記第2の隙間の寸法をそれぞ
れ、A、B、Cとしたときに、A、B、Cが以下の関係 A<B<C を満たすように構成されていることを特徴とする。
【0011】本発明は、前記回転軸の下端面、あるいは
当該回転軸の下端面が球状になっているオイル動圧軸受
装置に適用することができるが、前記回転軸の下端面が
球面になっている一方、前記スラスト軸受において当該
回転軸の球状下端面を支持する部分が球面になっている
オイル動圧軸受装置に本発明を適用すると効果的であ
る。
【0012】本発明では、回転軸の下端部の外周面、お
よびラジアル軸受の下端面と対向するように環状の隙間
調整部が構成され、この隙間調整部によって、回転軸の
下端部の外周側には第1の隙間が形成されているだけ
で、広い空間がない。従って、回転軸の下端部がラジア
ル軸受の下端面から突き出た構造になっていても、回転
軸の下端部の周りには大きな空間がなので、潤滑オイル
を充填した状態において、回転軸の下端部の外周側(第
1の隙間)には空気が溜まることがない。それ故、回転
軸の外周面あるいはラジアル軸受面にヘリングボーン溝
やテーパ状の凹凸が形成されている場合に環境温度が変
化しても、回転軸の下端部の外周側で空気が膨張、収縮
することがないので、潤滑オイルがラジアル軸受隙間か
ら排出されることがない。また、ラジアル軸受の内部
(ラジアル軸受隙間)に空気が入り込むことがないの
で、モータ特性が安定する。また、潤滑オイルを補給し
た場合でも、回転軸の下端部の周りに大きな空間がない
ので、補給した潤滑オイルの大部分がそこに溜まってし
まうことがない。さらに、ラジアル軸受の外周側は、第
2の隙間、および第1の隙間を介してラジアル軸受隙間
と連通しているが、これらの隙間の寸法は、上記の大小
関係になっているので、ラジアル軸受の外周側に溜まっ
ている潤滑オイルは、毛管現象によって、第2の隙間を
介して第1の隙間に引き込まれ、第1の隙間に引き込ま
れた潤滑オイルは、毛管現象によってラジアル軸受隙間
に引き込まれる。よって、ラジアル軸受隙間には、潤滑
オイルが常に充填された状態にあるので、信頼性が高
い。
【0013】本発明において、前記第2の隙間を形成す
るにあたっては、前記隙間調整部の上端面に深さが寸法
Cの溝を形成した構成を採用することができる。このよ
うに構成すると、ラジアル軸受の上端面にオイル通路を
構成する溝を形成した場合でも、ラジアル軸受の下端面
自身にはオイル通路を構成する溝を形成する必要がな
い。従って、オイル動圧軸受装置を組み立てる際、ラジ
アル軸受について溝の有無によって上下を判別できるの
で、ラジアル軸受を上下反対に配置してしまうことを回
避することができる。
【0014】本発明において、前記第2の隙間を形成す
るにあたっては、前記ラジアル軸受の下端面に深さが寸
法Cの溝を形成した構成を採用してもよい。
【0015】本発明において、前記ラジアル軸受は、そ
の外周側に配置された軸受ホルダの軸受装着穴に装着さ
れているとともに、前記ラジアル軸受の外周面と前記軸
受装着穴の内周面との間には、寸法Dの第3の隙間が形
成され、かつ、当該第3の隙間は、寸法Dが以下の関係 C≦D を満たしていることが好ましい。このように構成する
と、ラジアル軸受と軸受ホルダとの間に形成された第3
の隙間に溜まっている潤滑オイルは、毛管現象によっ
て、第2の隙間にスムーズに引き込まれるので、第2の
隙間、および第1の隙間を経由して、潤滑オイルをラジ
アル軸受隙間にスムーズに供給することができる。
【0016】本発明において、前記隙間調整部について
は、前記回転軸の下端部の周りを囲むように配置された
スペーサ部材によって構成することが好ましい。このよ
うに構成すると、従来の構成のまま、スペース部材を追
加するだけで、モータ特性や信頼性を向上することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したオイル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回
転型モータを説明する。なお、本発明に係るオイル動圧
軸受装置は、基本的な構成が、図5を参照して説明した
ものと共通しているので、共通する部分には同一の符号
を付して説明する。
【0018】[実施の形態1]図1は、本発明に係るオ
イル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回転型モータ
の断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞ
れ、本発明の実施の形態1に係るオイル動圧軸受装置の
断面図、回転軸の下端部分周辺の拡大半断面図、および
それに用いたスペーサの斜視図である。
【0019】図1において、本形態の軸回転型モータ1
は、モータフレーム2と、このモータフレーム2上に搭
載されたオイル動圧軸受装置10と、このオイル動圧軸
受装置10に回転可能に支持された回転軸3と、回転軸
3の上端部分に取り付けられたロータハブ4とを有して
いる。ロータハブ4の外周側に形成されている段部には
ポリゴンミラー5が載置され、このポリゴンミラー5
は、回転軸3の上端部にネジなどで固着された押さえバ
ネ6によってロータハブ4上に押し付け固定されてい
る。
【0020】ロータハブ4の下面側には、外周側に拡が
ってその外周側から下方に折れ曲がったヨーク41が固
着されており、ヨーク41の円筒状側面部の内側にはロ
ータマグネット42が固着されている。これに対して、
フレーム2には、コアホルダ80を介して積層コア8が
固着されている。この積層コア8において、外周側に突
き出した突極部分は、外周端面がロータマグネット42
に対向しているとともに、突極部分にコイル9が巻回さ
れている。
【0021】このように構成した軸回転型モータ1に用
いられているオイル動圧軸受装置10は、図1、および
図2(A),(B),(C)に示すように、回転軸3の
外周面に対してラジアル軸受隙間111を介して対向す
るラジアル軸受面110を備えたラジアル軸受11と、
回転軸3の下端面38を支持するスラスト軸受面120
を備えたスラスト軸受12とを有している。ここで、回
転軸3の外周面またはラジアル軸受面110には、軸線
方向に延びたテーパ溝からなる動圧発生溝、あるいはヘ
リングボーン状の動圧発生溝が形成されている。
【0022】また、オイル動圧軸受装置10は、モータ
フレーム2に固着された軸受ホルダ15を有しており、
この軸受ホルダ15の軸受装着穴150に対してラジア
ル軸受11が圧入固定されている。ここで、軸受ホルダ
15には、軸受装着穴150の内周面から内側に突き出
してラジアル軸受11の外周面117を受ける複数の凸
部159が等角度間隔に形成されているため、ラジアル
軸受11の外周面117と軸受ホルダ15の軸受装着穴
150の内周面とは、隙間(第3の隙間155)が軸線
方向に形成された状態にある。なお、軸受ホルダ15に
おいて、ラジアル軸受11の上方位置には座金18が取
り付けられている。
【0023】一方、軸受ホルダ15の下面側凹部内には
軸受取り付け板17によってスラスト軸受12が固着さ
れている。
【0024】このように構成したオイル動圧軸受装置1
0において、回転軸3の下端面38は、スラスト軸受面
120と接触、摺動するため、球面に仕上げられてい
る。このように、回転軸3の下端面38を球面にしてお
くと、回転軸3をラジアル軸受11に挿入する際、ラジ
アル軸受11の内周面(ラジアル軸受面110)が損傷
しないという利点もある。
【0025】ここで、回転軸3の下端面38を球面とす
ると、回転軸3の下端部34には、球面と丸棒部分との
境界部分にエッジ30が形成され、このエッジ30に相
当する部分がラジアル軸受11の内部に位置すると、ラ
ジアル軸受面110を損傷させてしまう。このため、回
転軸3のエッジ30に相当する部分がラジアル軸受11
の外部に位置するように、回転軸3の下端部34につい
ては、所定寸法だけラジアル軸受11の下端面114か
ら突き出させてある。
【0026】従って、このままでは、回転軸3の下端部
34の周りには大きな空間が発生することになるが、本
形態では、軸受ホルダ15の内側には、回転軸3の下端
部34の外周面に対して第1の隙間35を介して対向
し、かつ、ラジアル軸受11の下端面114との間に第
2の隙間115を形成するように対向する環状のスペー
サ19(隙間調整部)が配置、固定されている。
【0027】ここで、ラジアル軸受11の下端面114
は平坦であるが、スペーサ19の上端面195に深さが
寸法Cの溝199が形成され、この溝199によって、
第2の隙間115が形成されている。なお、ラジアル軸
受11の上端面には、潤滑オイルを通すためのオイル循
環用溝118が内周側と外周側とを連通させるように形
成されている。
【0028】このように構成したオイル動圧軸受装置1
0において、スペーサ19は、ラジアル軸受隙間11
1、第1の隙間35、第2の隙間115、および第3の
隙間155の寸法をそれぞれ、A、B、C、Dとしたと
きに、本形態では、A、B、C、Dが以下の関係 A<B<C≦D を満たすように設計されている。
【0029】このようなオイル動圧軸受装置10を備え
た軸回転型モータ1を組み立てる際には、回転軸3にロ
ータハブ4を固着してロータアセンブリを形成する一
方、フレーム2上に積層コア8やオイル動圧軸受装置1
0を搭載してステータアセンブリを形成し、ステータア
センブリにロータアセンブリを組み込む際、潤滑オイル
を充填する。この際、第1の隙間35などに溜まってい
た空気は、ラジアル軸受11の外周面117と軸受ホル
ダ15の内周面との間に形成されている第3の隙間15
5を通って排出される。その結果、潤滑オイルは、ラジ
アル軸受隙間111、第1の隙間35、第2の隙間11
5、第3の隙間155に充填され、スラスト軸受面12
0にも供給される。従って、ロータが回転すると、ラジ
アル軸受隙間111の潤滑オイルは、ラジアル軸受11
の上端面に形成されている第4の隙間、第3の隙間15
5、第2の隙間115、第1の隙間35を経由してラジ
アル軸受隙間111に循環してくることになる。
【0030】ここで、回転軸3の下端部34の外周側に
は、第1の隙間35があるだけで、広い空間がない。従
って、回転軸3の下端部34がラジアル軸受11の下端
面114から突き出た構造になっていても、回転軸3の
下端部34の周りには大きな空間がないので、潤滑オイ
ルを充填した状態において、回転軸3の下端部34の外
周側(第1の隙間35)には空気が溜まっていない。そ
れ故、回転軸3の外周面あるいはラジアル軸受面110
にヘリングボーン溝やテーパ状の凹凸が形成されている
場合に環境温度が変化しても、回転軸3の下端部34の
外周側で空気が膨張、収縮することがないので、潤滑オ
イルがラジアル軸受隙間111から排出されることがな
い。また、ラジアル軸受11の内部(ラジアル軸受隙間
111)に空気が入り込むことがないので、モータ特性
が安定する。
【0031】また、潤滑オイルを補給した場合でも、回
転軸3の下端部34の周りに大きな空間がないので、補
給した潤滑オイルの大部分がそこに溜まってしまうこと
がない。さらに、ラジアル軸受11の外周側は、第2の
隙間115、および第1の隙間35を介してラジアル軸
受隙間111と連通しているが、これらの隙間の寸法
は、上記の大小関係になっているので、ラジアル軸受1
1の外周側に溜まっている潤滑オイルは、毛管現象によ
って、第2の隙間115を介して第1の隙間35に引き
込まれ、第1の隙間35に引き込まれた潤滑オイルは、
毛管現象によってラジアル軸受隙間111に引き込まれ
る。よって、ラジアル軸受隙間111には常に、潤滑オ
イルが充填された状態にあるので、オイル動圧軸受装置
10の信頼性が高い。
【0032】しかも、潤滑オイルが常にスラスト軸受面
120にも行きまわっている状態にあるため、グリスを
使用することがない。それ故、オイル動圧軸受装置10
の組み立て工程を簡素化できる。また、グリスがラジア
ル軸受11の内側に入り込むこともない。
【0033】また、本形態では、ラジアル軸受11の上
端面にオイル循環用溝118が形成されている一方、ラ
ジアル軸受11の下端面114は、オイル通路を構成す
る溝を形成する必要がなく、平坦面になっている。従っ
て、オイル動圧軸受装置10を組み立てる際、ラジアル
軸受11について溝の有無によって上下を判別できるの
で、ラジアル軸受11を上下反対に配置してしまうこと
を回避することができる。
【0034】[実施の形態2]図3(A)、(B)、
(C)はそれぞれ、本発明の実施の形態2に係るオイル
動圧軸受装置の断面図、回転軸の下端部分周辺の拡大半
断面図、およびそれに用いたスペーサの斜視図である。
なお、実施の形態2、3に係るオイル動圧軸受装置は、
基本的な構成が、実施の形態1と共通しているので、共
通する部分には同一の符号を付して図示することにして
それらの詳細な説明を省略する。
【0035】図3(A)、(B)、(C)に示すよう
に、本形態のオイル動圧軸受装置10も、回転軸3の外
周面に対してラジアル軸受隙間111を介して対向する
ラジアル軸受11と、回転軸3の下端面38を支持する
スラスト軸受12とを有している。ここで、回転軸3の
外周面またはラジアル軸受面110には、軸線方向に延
びたテーパ溝からなる動圧発生溝、あるいはヘリングボ
ーン状の動圧発生溝が形成されている。
【0036】また、オイル動圧軸受装置10は、モータ
フレーム2に固着された軸受ホルダ15を有しており、
この軸受ホルダ15の軸受装着穴150に対してラジア
ル軸受11が圧入固定されている。ここで、ラジアル軸
受11の外周面117と軸受ホルダ15の軸受装着穴1
50の内周面とは、隙間(第3の隙間155)が軸線方
向に形成された状態にある。
【0037】本形態のオイル動圧軸受装置10でも、回
転軸3の下端面38は球面に仕上げられ、回転軸3の下
端部34には、球面と丸棒部分との境界部分にエッジ3
0が形成されている。このため、回転軸3のエッジ30
に相当する部分がラジアル軸受11の外部に位置するよ
うに、回転軸3の下端部34については、所定寸法だけ
ラジアル軸受11の下端面114から突き出させてあ
る。
【0038】また、本形態でも、軸受ホルダ15の内側
には、回転軸3の下端部34の外周面に対して第1の隙
間35を介して対向し、かつ、ラジアル軸受11の下端
面114との間に第2の隙間115を形成するように対
向する環状のスペーサ19(隙間調整部)が配置、固定
されている。
【0039】本形態では、スペーサ19の上端面195
は平坦であるが、ラジアル軸受11の下端面114に深
さが寸法Cの溝119が形成され、この溝119によっ
て、第2の隙間115が形成されている。
【0040】このように構成した動圧軸受装置におい
て、スペーサ19およびラジアル軸受11は、ラジアル
軸受隙間111、第1の隙間35、第2の隙間115、
および第3の隙間155の寸法をそれぞれ、A、B、
C、Dとしたときに、本形態では、A、B、C、Dが以
下の関係 A<B<C≦D を満たすように設計されている。
【0041】このため、本形態ではオイル動圧軸受装置
10では、回転軸3の下端部34の外周側には、第1の
隙間35があるだけで、広い空間がない。従って、回転
軸3の下端部34がラジアル軸受11の下端面114か
ら突き出た構造になっていても、回転軸3の下端部34
の周りには大きな空間がないので、潤滑オイルを充填し
た状態において、回転軸3の下端部34の外周側(第1
の隙間35)には空気が溜まっていない。それ故、回転
軸3の外周面あるいはラジアル軸受面110にヘリング
ボーン溝やテーパ状の凹凸が形成されている場合に環境
温度が変化しても、回転軸3の下端部34の外周側で空
気が膨張、収縮することがないので、潤滑オイルがラジ
アル軸受隙間111から排出されることがない。また、
ラジアル軸受11の内部(ラジアル軸受隙間111)に
空気が入り込むことがないので、モータ特性が安定する
など、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0042】[実施の形態3]図4(A)、(B)、
(C)はそれぞれ、本発明の実施の形態3に係るオイル
動圧軸受装置の断面図、回転軸の下端部分周辺の拡大半
断面図、およびそれに用いたスペーサの斜視図である。
【0043】図4(A)、(B)、(C)に示すよう
に、本形態のオイル動圧軸受装置10も、回転軸3の外
周面に対してラジアル軸受隙間111を介して対向する
ラジアル軸受11と、回転軸3の下端面38を支持する
スラスト軸受12とを有している。ここで、回転軸3の
外周面またはラジアル軸受面110には、軸線方向に延
びたテーパ溝からなる動圧発生溝、あるいはヘリングボ
ーン状の動圧発生溝が形成されている。
【0044】また、オイル動圧軸受装置10は、モータ
フレーム2に固着された軸受ホルダ15を有しており、
この軸受ホルダ15の軸受装着穴150に対してラジア
ル軸受11が圧入固定されている。ここで、ラジアル軸
受11の外周面117と軸受ホルダ15の軸受装着穴1
50の内周面とは、隙間(第3の隙間155)が軸線方
向に形成された状態にある。
【0045】本形態のオイル動圧軸受装置10でも、回
転軸3の下端面38は球面に仕上げられ、回転軸3の下
端部34には、球面と丸棒部分との境界部分にエッジ3
0が形成されている。このため、回転軸3のエッジ30
に相当する部分がラジアル軸受11の外部に位置するよ
うに、回転軸3の下端部34については、所定寸法だけ
ラジアル軸受11の下端面114から突き出させてあ
る。
【0046】また、本形態でも、軸受ホルダ15の内側
には、回転軸3の下端部34の外周面に対して第1の隙
間35を介して対向し、かつ、ラジアル軸受11の下端
面114との間に第2の隙間115を形成するように対
向する環状のスペーサ19(隙間調整部)が配置、固定
されている。
【0047】本形態では、スペーサ19の上端面19
5、およびラジアル軸受11の下端面114は、いずれ
も平坦面であるが、寸法Cの間隔をあけて配置すること
によって第2の隙間115が形成されている。
【0048】このように構成したオイル動圧軸受装置1
0において、スペーサ19は、ラジアル軸受隙間11
1、第1の隙間35、第2の隙間115、および第3の
隙間155の寸法をそれぞれ、A、B、C、Dとしたと
きに、本形態では、A、B、C、Dが以下の関係 A<B<C≦D を満たすように設計されている。
【0049】このため、本形態ではオイル動圧軸受装置
10では、回転軸3の下端部34の外周側には、第1の
隙間35があるだけで、広い空間がない。従って、回転
軸3の下端部34がラジアル軸受11の下端面114か
ら突き出た構造になっていても、回転軸3の下端部34
の周りには大きな空間がないので、潤滑オイルを充填し
た状態において、回転軸3の下端部34の外周側(第1
の隙間35)には空気が溜まっていない。それ故、回転
軸3の外周面あるいはラジアル軸受面110にヘリング
ボーン溝やテーパ状の凹凸が形成されている場合に環境
温度が変化しても、回転軸3の下端部34の外周側で空
気が膨張、収縮することがないので、潤滑オイルがラジ
アル軸受隙間111から排出されることがない。また、
ラジアル軸受11の内部(ラジアル軸受隙間111)に
空気が入り込むことがないので、モータ特性が安定する
など、実施の形態1と同様な効果を奏する。
【0050】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、隙間調整部としてスペーサ19を配置したが、この
ような別部材を用いずに、例えば、軸受ホルダ15の一
部として隙間調整部を形成してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、回転
軸の下端部の外周面、およびラジアル軸受の下端面と対
向するように環状の隙間調整部が構成され、この隙間調
整部によって、回転軸の下端部の外周側には、第1の隙
間があるだけで、広い空間がない。従って、回転軸の下
端部がラジアル軸受の下端面から突き出た構造になって
いても、回転軸の下端部の周りには大きな空間がなの
で、潤滑オイルを充填した状態において、回転軸の下端
部の外周側(第1の隙間)には空気が溜まっていない。
それ故、回転軸の外周面あるいはラジアル軸受面にヘリ
ングボーン溝やテーパ状の凹凸が形成されている場合に
環境温度が変化しても、回転軸の下端部の外周側で空気
が膨張、収縮することがないので、潤滑オイルがラジア
ル軸受隙間から排出されることがない。また、ラジアル
軸受の内部(ラジアル軸受隙間)に空気が入り込むこと
がないので、モータ特性が安定する。また、潤滑オイル
を補給した場合でも、回転軸の下端部の周りに大きな空
間がないので、補給した潤滑オイルの大部分がそこに溜
まってしまうことがない。さらに、ラジアル軸受の外周
側は、第2の隙間、および第1の隙間を介してラジアル
軸受隙間と連通しているが、これらの隙間の寸法は、上
記の大小関係になっているので、ラジアル軸受の外周側
に溜まっている潤滑オイルは、毛管現象によって、第2
の隙間を介して第1の隙間に引き込まれ、第1の隙間に
引き込まれた潤滑オイルは、毛管現象によってラジアル
軸受隙間に引き込まれる。よって、ラジアル軸受隙間に
は常に、潤滑オイルが充填された状態にあるので、信頼
性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイル動圧軸受装置、およびそれ
を用いた軸回転型モータの断面図である。
【図2】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明の
実施の形態1に係るオイル動圧軸受装置の断面図、回転
軸の下端部分周辺の拡大半断面図、およびそれに用いた
スペーサの斜視図である。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明の
実施の形態2に係るオイル動圧軸受装置の断面図、回転
軸の下端部分周辺の拡大半断面図、およびそれに用いた
スペーサの斜視図である。
【図4】(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明の
実施の形態3に係るオイル動圧軸受装置の断面図、回転
軸の下端部分周辺の拡大半断面図、およびそれに用いた
スペーサの斜視図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、従来のオイル動圧
軸受装置の断面図、および回転軸の下端部分周辺の拡大
半断面図である。
【符号の説明】
1 軸回転型モータ 2 モータフレーム 3 回転軸 8 積層コア 9 コイル 10 オイル動圧軸受装置 11 ラジアル軸受 12 スラスト軸受 15 軸受ホルダ 19 スペーサ(隙間調整部) 30 回転軸のエッジ 34 回転軸の下端部 35 第1の隙間 38 回転軸の下端面 110 ラジアル軸受面 111 ラジアル軸受隙間 114 ラジアル軸受の下端面 117 ラジアル軸受の外周面 115 第2の隙間 120 スラスト軸受面 150 軸受装着穴 155 第3の隙間 195 スペーサの上端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 博徳 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 3J011 AA06 BA02 BA10 CA01 CA02 JA02 KA02 KA03 MA06 MA24 MA27 5H605 BB05 BB10 BB19 CC04 EB03 EB06 EB16 EB21 5H607 BB01 BB07 BB14 BB17 CC03 DD03 DD15 GG01 GG03 GG09 GG12 GG15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周面に対してラジアル軸受隙
    間を介して対向するラジアル軸受面を備えたラジアル軸
    受と、前記回転軸の下端面を支持するスラスト軸受面
    と、前記ラジアル軸受隙間に充填された潤滑オイルとを
    有し、前記回転軸の外周面または前記ラジアル軸受面に
    動圧発生溝が形成されているとともに、前記回転軸の下
    端部が所定寸法だけ前記ラジアル軸受の下端面から突き
    出た構成のオイル動圧軸受装置において、 前記回転軸の下端部の外周面に対して第1の隙間を介し
    て対向するとともに、前記ラジアル軸受の下端面との間
    に第2の隙間を形成する環状の隙間調整部が構成され、
    かつ、 前記隙間調整部は、前記ラジアル軸受隙間、前記第1の
    隙間、および前記第2の隙間の寸法をそれぞれ、A、
    B、Cとしたときに、A、B、Cが以下の関係 A<B<C を満たすように構成されていることを特徴とするオイル
    動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転軸の下端面
    が球面になっており、前記スラスト軸受は、当該回転軸
    の球状下端面を支持していることを特徴とするオイル動
    圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記隙間調
    整部の上端面に、深さが寸法Cの溝が形成されているこ
    とにより、前記第2の隙間が形成されていることを特徴
    とするオイル動圧軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記ラジア
    ル軸受の下端面に、深さが寸法Cの溝が形成されている
    ことにより、前記第2の隙間が形成されていることを特
    徴とするオイル動圧軸受装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記ラジアル軸受は、その外周側に配置された軸受ホル
    ダの軸受装着穴に装着されているとともに、前記ラジア
    ル軸受の外周面と前記軸受装着穴の内周面との間には、
    寸法Dの第3の隙間が形成され、かつ、 当該第3の隙間は、寸法Dが以下の関係 C≦D を満たすように形成されていることを特徴とするオイル
    動圧軸受装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記隙間調整部は、前記回転軸の下端部の周りを囲むよ
    うに配置されたスペーサによって構成されていることを
    特徴とするオイル動圧軸受装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに規定する
    オイル動圧軸受装置を用いたことを特徴とする軸回転型
    モータ。
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