JP2003343233A - 内燃機関の動弁系潤滑構造 - Google Patents
内燃機関の動弁系潤滑構造Info
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Abstract
のオイル通路を不要とし、かつオイルポンプの容量アッ
プを必要としない動弁系潤滑構造の提供。 【解決手段】 (1)シリンダヘッドのカムシャフトジ
ャーナル部壁13の側面に、側面から離れる方向に延び
カムシャフトとカムシャフトジャーナルとの回転摺動面
14から漏れ出るオイルを受ける第1のオイル受け部材
1(第1のオイル受け部材1はなくてもよい)を設け、
ロッカアーム20の側面に、ロッカアーム側面から離れ
る方向に延び第1のオイル受け部材(第1のオイル受け
部材がない場合はカムシャフトジャーナル部側面)から
落下するオイルを受けロッカアームの揺動によってはね
上げる第2のオイル受け部材2を設けた、内燃機関の動
弁系潤滑構造。(2)第2のオイル受け部材2を、はね
上げられるオイルがロッカアームとカムシャフトとの摺
動接触部23に向かうように、水平に対して傾斜させ
た。
Description
潤滑構造に関し、とくにロッカアームとカムシャフトと
の摺動接触部を潤滑するための内燃機関の動弁系潤滑構
造に関する。
ャフトの回転運動をカムとの当接面にローラを有するロ
ッカアームを介して伝達し、吸気弁および排気弁を直線
往復運動に変換する構造が知られている。このような構
造において、特開平5−312014号公報には、ロッ
カシャフトの軸内を流通するオイルを、ロッカシャフト
周面に開口する第1のオイル通路と、ロッカアーム内に
配設されカムとローラとの当接面にオイルを噴射するよ
うに開口された第2のオイル通路を連通させて、カムと
ローラとの間に潤滑油を供給する潤滑構造が開示されて
いる。
の潤滑構造には、つぎの問題があった。 カムとローラとの間に潤滑油を供給するための専用
のオイル通路を必要とする。特開平5−312014号
公報のものでは、第1のオイル通路および第2のオイル
通路を必要とする。これによって、製造コストが上昇す
る。 強制給油方式であり、オイル消費が大のため、オイ
ルポンプの容量アップを招く。その結果、コストアッ
プ、およびオイルポンプ大型化によるスペース効率低下
のという問題がある。 本発明の目的は、カムとローラとの間に潤滑油を供給す
るための専用のオイル通路を不要とし、かつオイルポン
プの容量アップを必要としない内燃機関の動弁系潤滑構
造を提供することにある。
明はつぎの通りである。 (1) ロッカアームとカムシャフトとの摺動接触部を
潤滑するための内燃機関の動弁系潤滑構造であって、ロ
ッカアームの側面に、カムシャフトとカムシャフトジャ
ーナル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを受け前記
ロッカアームの揺動によってはね上げるオイル受け部材
を設けた、内燃機関の動弁系潤滑構造。 (2) 前記オイル受け部材を、オイル受け部材により
はね上げられるオイルがロッカアームとカムシャフトと
の摺動接触部に向かうように、水平に対して傾斜させ
た、(1)記載の内燃機関の動弁系潤滑構造。 (3) ロッカアームとカムシャフトとの摺動接触部を
潤滑するための内燃機関の動弁系潤滑構造であって、シ
リンダヘッドのカムシャフトジャーナル部が形成されて
いる壁の側面に、カムシャフトとカムシャフトジャーナ
ル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを受ける第1の
オイル受け部材を設け、ロッカアームの側面に、前記第
1のオイル受け部材から落下するオイルを受け前記ロッ
カアームの揺動によってはね上げる第2のオイル受け部
材を設けた、内燃機関の動弁系潤滑構造。 (4) 前記第2のオイル受け部材を、第2のオイル受
け部材によりはね上げられるオイルがロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部に向かうように、水平に対し
て傾斜させた、(3)記載の内燃機関の動弁系潤滑構
造。
は、カムシャフトとカムシャフトジャーナル部との回転
摺動面から漏れ出るオイルをオイル受け部材で受け、オ
イル受け部材がロッカアームの揺動に合わせて上下する
ことによりオイルをはね上げてロッカアームとカムシャ
フトとの摺動接触部を潤滑するので、ロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部の潤滑のための専用のオイル
通路は無い。また、カムシャフトとカムシャフトジャー
ナル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを受けてロッ
カアームとカムシャフトとの摺動接触部の潤滑に利用す
るだけであるので、ロッカアームとカムシャフトとの摺
動接触部の潤滑のためにオイルポンプの容量を上げる必
要はない。上記(2)の内燃機関の動弁系潤滑構造で
は、オイル受け部材を、オイル受け部材によりはね上げ
られるオイルがロッカアームとカムシャフトとの摺動接
触部に向かうように、水平に対して傾斜させたので、は
ね上げオイルを効率よくロッカアームとカムシャフトと
の摺動接触部に供給できる。上記(3)の内燃機関の動
弁系潤滑構造では、カムシャフトとカムシャフトジャー
ナル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを第1のオイ
ル受け部材で受け、それを第2のオイル受け部材の上に
落下させてロッカアームの揺動に合わせて上下する第2
のオイル受け部材ではね上げ、ロッカアームとカムシャ
フトとの摺動接触部を潤滑するので、ロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部の潤滑のための専用のオイル
通路は無い。また、カムシャフトとカムシャフトジャー
ナル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを受けてロッ
カアームとカムシャフトとの摺動接触部の潤滑に利用す
るだけであるので、ロッカアームとカムシャフトとの摺
動接触部の潤滑のためにオイルポンプの容量を上げる必
要はない。また、第1のオイル部材を設けることによ
り、カムシャフトとカムシャフトジャーナル部との回転
摺動面から漏れ出て、カムシャフトジャーナル部の壁を
つたってくるオイルを効果的に受けることができ、摺動
接触部へ供給されるオイルの量を増加させることができ
る。また、第1のオイル部材を設けることにより、ロッ
カアームとカムシャフトとの摺動接触部へオイルをはね
上げる第2のオイル受け部材に効果的にオイルを落下さ
せる(供給する)ことができる。上記(4)の内燃機関
の動弁系潤滑構造では、第2のオイル受け部材を、第2
のオイル受け部材によりはね上げられるオイルがロッカ
アームとカムシャフトとの摺動接触部に向かうように、
水平に対して傾斜させたので、はね上げオイルを効率よ
くロッカアームとカムシャフトとの摺動接触部に供給で
きる。
造は、図1〜図6を参照して説明する。図中、図1〜図
4は本発明の実施例1を示し、図5、図6は本発明の実
施例2を示す。本発明の実施例1と実施例2に共通す
る、または類似する部分には、本発明の実施例1と実施
例2にわたって同じ符合を付してある。
する、または類似する部分を図1〜図4を参照して説明
する。本発明の内燃機関の動弁系潤滑構造は、ロッカア
ーム20とカムシャフト10との摺動接触部23を潤滑
するための内燃機関の動弁系潤滑構造である。カムシャ
フト10は、シリンダヘッド11の壁12(内壁)に形
成されたカムシャフトジャーナル部13に回転自在に支
持されており、クランクシャフトの回転をチェーンまた
はタイミングベルトなどを介して伝達して、回転され
る。カムシャフト10はロッカアーム20に摺動接触す
るカムロブ16を有する。カムシャフト10とカムシャ
フトジャーナル部13との回転摺動面14には、オイル
ポンプからのオイルがシリンダヘッド11の壁12に設
けたジャーナル給油通路15から供給され、強制潤滑さ
れる。回転摺動面14を潤滑したオイルは、カムシャフ
ト10とカムシャフトジャーナル部13との間の微小隙
間(回転摺動を許すための隙間)からジャーナル外に漏
れ出てシリンダヘッドのカムシャフトジャーナル部13
が形成されている壁12の側面をつたって下方へと流れ
る。
回転自在に支持されたローラ22を有し、このローラ2
2部位でカムロブ16に摺動接触することにより、ロッ
カアームの一端部に配置されているラッシュアジャスタ
21の頭部を揺動の支点として揺動する。ロッカアーム
20の他端部には上方に付勢された吸気バルブ、排気バ
ルブ30(図は吸気バルブ、排気バルブの何れか一方の
バルブのみを示している)のステムエンドが当接してお
り、ロッカアーム20の揺動により移動する。本発明の
対象としているのは、このローラ22とカムロブ16と
の摺動接触部23の潤滑である。
ブ30にコッタを介して取付けられたリテーナ31との
間にはバルブスプリング32が設けられており、バルブ
スプリング32は吸・排気バルブ30を上方に付勢して
ステムエンドをロッカアーム20の端部に押し付けてい
る。吸・排気バルブ30はロッカアーム20の揺動によ
りロッカアーム20から押されて直線往復運動し、吸・
排気ポートを開閉する。
部材2が設けられている。オイル受け部材2は、ロッカ
アーム側面から離れる方向に延び、カムシャフト10と
カムシャフトジャーナル部13との間の微小隙間からジ
ャーナル外に漏れ出て(図1で、符合Aはカムシャフト
ジャーナル部でのオイルの移動方向を示す)下方に落下
するオイルを受け、ロッカアーム20の揺動によっては
ね上げる。
よりはね上げられるオイルがロッカアーム20とカムシ
ャフト10との摺動接触部(ローラ22とカムロブ16
との摺動接触部23)に向かうように、水平に対して傾
斜されていることが望ましい。図4の(イ)に示すよう
に、オイル受け部材2は、ローラ22とカムロブ16と
の摺動接触部23に対面する側に、水平から傾斜されて
いる。
受け部材2の先端部(ロッカアーム20の側面から離れ
た側の先端部)は、ロッカアーム揺動によりオイル受け
部材2からはね上げられるオイルが、ローラ22とカム
ロブ16との摺動接触部23により一層向かうようにロ
ーラ22とカムロブ16との摺動接触部23に対面する
側に局部的に曲げられていてもよい。オイル受け部材2
の上面は、オイルをオイル受け部材2の中央に受けてロ
ーラ22とカムロブ16との摺動接触部23に集中的に
はね上げるように、上方に凹となる湾曲面か、上方に凹
の屈曲面に形成されていてもよい。ただし、平面であっ
てもよい。
燃機関の動弁系潤滑構造で共通する、または類似する部
分の作用を説明する。本発明の内燃機関の動弁系潤滑構
造では、カムシャフト10とカムシャフトジャーナル部
13との回転摺動面14から漏れ出るオイルをオイル受
け部材2の上に落下させてロッカアーム20の揺動に合
わせて上下するオイル受け部材2ではね上げ、ロッカア
ーム20とカムシャフト10との摺動接触部23を潤滑
する。そこには、ロッカアームとカムシャフトとの摺動
接触部23の潤滑のための専用のオイル通路は無い。し
たがって、専用のオイル通路を設けていた従来に比べ
て、構造が単純になり、専用のオイル通路の加工が不要
になる分コストダウンされる。
ャーナル部13との回転摺動面14から漏れ出るオイル
(従来はそのままオイルパンに流下させていたオイル)
を受けてロッカアーム20とカムシャフト10との摺動
接触部23の潤滑に利用するので、ロッカアームとカム
シャフトとの摺動接触部23の潤滑のためにオイルポン
プの容量を上げる必要はない。これによっても、コスト
ダウンされ、かつ、オイルポンプが小型化されスペース
上有利になる。
材2によりはね上げられるオイルがロッカアーム20と
カムシャフト10との摺動接触部23に向かうように、
水平に対して傾斜させたので、はね上げオイルを効率よ
くロッカアームとカムシャフトとの摺動接触部23に供
給できる。したがって、強制潤滑におけるような多量の
オイルを必要とせず、ジャーナル部から漏れ出るオイル
を受けるだけで摺動接触部23の潤滑が可能になる。ま
た、オイル受け部材2の上面を上方に凹となるように形
成すれば、さらに集中的なオイル供給が可能になり、よ
り少ない量のオイルで摺動接触部23の潤滑が可能にな
る。
説明する。本発明の実施例1では、図1〜図4に示すよ
うに、シリンダヘッドのカムシャフトジャーナル部13
が形成されている壁12の側面には段差部12aが形成
されており、オイル受け部材2は、ロッカアーム20か
らカムシャフトジャーナル部13側面の段差部12a下
方まで延びている。段差部12aより上の壁12の側面
とオイル受け部材2とは、水平方向にオーバラップして
おり、壁12の側面から落下したオイルが、壁12の側
面の鉛直下方で、受け部材2で確実に受けられるように
なっている。図1で、符合Bはこのオーバラップ量を示
している。
シャフト10とカムシャフトジャーナル部13との回転
摺動面14から漏れ出るオイルは、シリンダヘッドのカ
ムシャフトジャーナル部13が形成されている壁12の
側面をつたって下方へと流れ、壁12の側面の段差部1
2aからは壁12の側面を離れて下方に落下する。この
オイルは、オイル受け部材2によって受けられ、ロッカ
アーム20の揺動によってはね上げられ、ロッカアーム
20とカムシャフト10との摺動接触部23を潤滑す
る。
ように、シリンダヘッド11のカムシャフトジャーナル
部13が形成されている壁12の側面には、該壁側面か
ら離れる方向に延びカムシャフト10とカムシャフトジ
ャーナル部13との回転摺動面14(の微小隙間)から
カムシャフトジャーナル部外に漏れ出るオイル(図1
で、符合Aはカムシャフトジャーナル部でのオイルの移
動方向を示す)を受ける第1のオイル受け部材1が設け
られている。ロッカアーム20の側面に形成されたオイ
ル受け部材2は第2のオイル受け部材を構成している。
は、水平方向にオーバラップしており、第1の受け部材
1の先端から落下したオイルが、第1の受け部材1の先
端の鉛直下方で、第2の受け部材2で確実に受けられる
ようになっている。図1で、符合Bはこのオーバラップ
量を示している。第1の受け部材1は、シリンダヘッド
11の壁12の側面からほぼ水平に延び、カムロブ16
の側面の手前で終わって第1の受け部材1の先端部を構
成する。この先端部はシリンダヘッド11の壁12の側
面から離れているから、先端部から流下するオイルは壁
12をつたうことはなく、第2のオイル受け部材2で受
けられるまで空中を落下する。
の受け部材1の中央に受けて第2の受け部材2の所定の
位置に集中的に落下させるためには、図6の(ロ)に示
すような上方に凹となる湾曲面か、図6の(ハ)に示す
ような上方に凹の屈曲面に形成されることが望ましい。
ただし、図6の(イ)に示すような水平面であってもよ
い。第2の受け部材2の上面も上方に凹となるように形
成してもよい。
シャフト10とカムシャフトジャーナル部13との回転
摺動面14から漏れ出るオイルは、シリンダヘッドのカ
ムシャフトジャーナル部13が形成されている壁12の
側面をつたって下方へと流れ、第1のオイル受け部材1
で受けられ、第1のオイル受け部材1の先端から下方へ
落下し、オイル受け部材2によって受けられ、ロッカア
ーム20の揺動によってはね上げられ、ロッカアーム2
0とカムシャフト10との摺動接触部23を潤滑する。
第1のオイル受け部材1を設けたので、カムシャフト1
0とカムシャフトジャーナル部13との回転摺動面14
から漏れ出てカムシャフトジャーナル部13の壁12を
つたってくるオイルを効果的に受けることができる。ま
た、受けたオイルを、第2のオイル受け部材2の最適位
置(ロッカアーム20とカムシャフト10との摺動接触
部23にはれ飛ばすのに最適な位置)を狙って落下させ
ることができる。また、第1のオイル受け部材1の上面
に上方に凹形状を形成すると、さらにオイルを集中させ
ることができ、より一層、第2のオイル受け部材2の最
適位置に落下させることができる。
よれば、カムシャフトとカムシャフトジャーナル部との
回転摺動面から漏れ出るオイルをオイル受け部材で受
け、オイル受け部材がロッカアームの揺動に合わせて上
下することによりオイルをはね上げてロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部を潤滑するので、ロッカアー
ムとカムシャフトとの摺動接触部の潤滑のための専用の
オイル通路を設けなくて済む。また、カムシャフトとカ
ムシャフトジャーナル部との回転摺動面から漏れ出るオ
イルを受けてロッカアームとカムシャフトとの摺動接触
部の潤滑に利用するだけであるので、ロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部の潤滑のためにオイルポンプ
の容量を上げる必要がない。請求項2の内燃機関の動弁
系潤滑構造によれば、オイル受け部材を、オイル受け部
材によりはね上げられるオイルがロッカアームとカムシ
ャフトとの摺動接触部に向かうように、水平に対して傾
斜させたので、はね上げオイルを効率よくロッカアーム
とカムシャフトとの摺動接触部に供給できる。請求項3
の内燃機関の動弁系潤滑構造によれば、カムシャフトと
カムシャフトジャーナル部との回転摺動面から漏れ出る
オイルを第1のオイル受け部材で受け、それを第2のオ
イル受け部材の上に落下させてロッカアームの揺動に合
わせて上下する第2のオイル受け部材ではね上げ、ロッ
カアームとカムシャフトとの摺動接触部を潤滑するの
で、ロッカアームとカムシャフトとの摺動接触部の潤滑
のための専用のオイル通路を設けなくて済む。また、カ
ムシャフトとカムシャフトジャーナル部との回転摺動面
から漏れ出るオイルを受けてロッカアームとカムシャフ
トとの摺動接触部の潤滑に利用するだけであるので、ロ
ッカアームとカムシャフトとの摺動接触部の潤滑のため
にオイルポンプの容量を上げる必要がない。また、第1
のオイル部材を設けることにより、カムシャフトとカム
シャフトジャーナル部との回転摺動面から漏れ出て、カ
ムシャフトジャーナル部の壁をつたってくるオイルを効
果的に受けることができ、摺動接触部へ供給されるオイ
ルの量を増加させることができる。また、第1のオイル
部材を設けることにより、ロッカアームとカムシャフト
との摺動接触部へオイルをはね上げる第2のオイル受け
部材に効果的にオイルを落下させる(供給する)ことが
できる。請求項4の内燃機関の動弁系潤滑構造によれ
ば、第2のオイル受け部材を、第2のオイル受け部材に
よりはね上げられるオイルがロッカアームとカムシャフ
トとの摺動接触部に向かうように、水平に対して傾斜さ
せたので、はね上げオイルを効率よくロッカアームとカ
ムシャフトとの摺動接触部に供給できる。
の断面図である。
燃機関の動弁系潤滑構造の、図1と直交する方向に見
た、断面図である。
燃機関の動弁系潤滑構造のロッカアームとカムシャフト
との摺動接触部とその近傍の断面図である。
にも適用可)の内燃機関の動弁系潤滑構造のオイル受け
部材(第2のオイル受け部材)の種々のバリエーション
の側面図である。
の断面図である。
内燃機関の動弁系潤滑構造の第1のオイル受け部材の種
々のバリエーションの正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロッカアームとカムシャフトとの摺動接
触部を潤滑するための内燃機関の動弁系潤滑構造であっ
て、 ロッカアームの側面に、カムシャフトとカムシャフトジ
ャーナルと部の回転摺動面から漏れ出るオイルを受け前
記ロッカアームの揺動によってはね上げるオイル受け部
材を設けた、内燃機関の動弁系潤滑構造。 - 【請求項2】 前記オイル受け部材を、オイル受け部材
によりはね上げられるオイルがロッカアームとカムシャ
フトとの摺動接触部に向かうように、水平に対して傾斜
させた、請求項1記載の内燃機関の動弁系潤滑構造。 - 【請求項3】 ロッカアームとカムシャフトとの摺動接
触部を潤滑するための内燃機関の動弁系潤滑構造であっ
て、 シリンダヘッドのカムシャフトジャーナル部が形成され
ている壁の側面に、カムシャフトとカムシャフトジャー
ナル部との回転摺動面から漏れ出るオイルを受ける第1
のオイル受け部材を設け、 ロッカアームの側面に、前記第1のオイル受け部材から
落下するオイルを受け前記ロッカアームの揺動によって
はね上げる第2のオイル受け部材を設けた、内燃機関の
動弁系潤滑構造。 - 【請求項4】 前記第2のオイル受け部材を、第2のオ
イル受け部材によりはね上げられるオイルがロッカアー
ムとカムシャフトとの摺動接触部に向かうように、水平
に対して傾斜させた、請求項3記載の内燃機関の動弁系
潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002146780A JP4200688B2 (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | 内燃機関の動弁系潤滑構造 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343233A true JP2003343233A (ja) | 2003-12-03 |
JP4200688B2 JP4200688B2 (ja) | 2008-12-24 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4200688B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114957A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Mahle Internatl Gmbh | 軸受機構 |
CN113428763A (zh) * | 2020-03-23 | 2021-09-24 | 株式会社日立制作所 | 电梯及对重侧滑轮 |
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2002
- 2002-05-21 JP JP2002146780A patent/JP4200688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113428763A (zh) * | 2020-03-23 | 2021-09-24 | 株式会社日立制作所 | 电梯及对重侧滑轮 |
CN113428763B (zh) * | 2020-03-23 | 2022-12-06 | 株式会社日立制作所 | 电梯及对重侧滑轮 |
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