JP2003342365A - 解体性樹脂およびそれを含む解体性樹脂組成物 - Google Patents

解体性樹脂およびそれを含む解体性樹脂組成物

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JP2003342365A
JP2003342365A JP2002150603A JP2002150603A JP2003342365A JP 2003342365 A JP2003342365 A JP 2003342365A JP 2002150603 A JP2002150603 A JP 2002150603A JP 2002150603 A JP2002150603 A JP 2002150603A JP 2003342365 A JP2003342365 A JP 2003342365A
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disassembling
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acid
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JP2002150603A
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Kazuo Suga
和生 菅
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面硬化性、貯蔵安定性、接着性等の物性を損
わず、硬化後加熱することにより容易に解体できる解体
性樹脂、および、それを含む解体性樹脂組成物の提供。 【解決手段】カルボキシ基とイソシアネート基の比率
(COOH:NCO)が3:97〜30:70である、
カルボキシ基とイソシアネート基を有する解体性樹脂、
および、該樹脂を含有する解体性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面硬化性、貯蔵
安定性等、接着性等の物性を損わず、硬化後加熱するこ
とにより容易に解体できる解体性樹脂およびそれを含む
解体性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境にやさしく、コストも低減で
きる点から、様々な分野でリサイクルが要求されてい
る。接着剤、シーラント、防水材、塗料、発泡体等に広
く用いられる、イソシアネート基の湿気硬化による硬化
性樹脂(例えば、硬化性ウレタン樹脂)もまた、これら
の樹脂特性を維持したまま液状化と硬化を繰り返すこと
ができれば、一旦接着させた部材同士の分解や、補強材
等の取り外し等を容易に行うことができる点で非常に有
用である。しかし、例えば、従来の硬化性ウレタン樹脂
は、ポリエーテルポリオール系、ポリエステルポリオー
ル系、ポリマーポリオール系等のポリオールとポリイソ
シアネートとを反応させることにより製造され、これら
のウレタン結合は比較的安定であり、200℃超に加熱
することにより、青酸等の有毒ガスを発生しながら分解
することが知られている。そのため、解体作業の安全
性、作業性等の観点から従来は、ウレタン特性を維持し
たまま、硬化性ウレタン樹脂を液状化し、解体すること
は困難であった。
【0003】一方、生分解性組成物についても、研究が
行われており、例えば、脂肪族ポリエステルに、多価イ
ソシアナート化合物を添加し反応させて得られた、少量
のウレタン結合を含む高分子量脂肪族ポリエステルを含
有する組成物が、特開平9−25406号公報に記載さ
れている。しかし、該技術は、蔗糖由来のポリエステル
部分を分解するものであり、ポリエステル部分は、一般
に耐水性、耐水接着性等に劣るため、建築用、自動車
用、航空機用の接着剤、シーラント、防水材、塗料、発
泡体等には適していない。また、一般に、分解性組成物
は、接着性に劣り、実使用に耐えるような優れた接着性
を有しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面硬化
性、貯蔵安定性等に優れ、実使用に耐える接着性を有
し、硬化後に加熱することにより容易に解体できる解体
性樹脂を提供することを目的とする。また、本発明は、
表面硬化性、貯蔵安定性等に優れ、実使用に耐える接着
性を有し、硬化後に加熱することにより容易に解体でき
る解体性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、加熱によ
り容易に解体できる樹脂等について鋭意検討した結果、
樹脂の末端にカルボキシ基とイソシアネート基を持つ樹
脂の硬化物が加熱により軟化すること、特にこれらの基
を特定の比率とすることにより、表面硬化性、貯蔵安定
性、接着性等の物性に優れ、解体性とバランスよく両立
できることを見出し、本発明を完成した。なお、本発明
で「解体」とは、イソシアネート基由来の結合が解離せ
ず、硬化物の一部の結合が加熱により解離して硬化物が
軟化または液状化することである。
【0006】すなわち、本発明は、以下の(1)〜
(9)に記載の発明を提供する。 (1)カルボキシ基とイソシアネート基の比率(COO
H:NCO)が3:97〜30:70である、カルボキ
シ基とイソシアネート基を有する解体性樹脂。カルボキ
シ基とイソシアネート基の比率がこの範囲であれば、表
面硬化性、貯蔵安定性、接着性等の物性に優れ、解体性
とのバランスを高い水準で両立できる。該比は好ましく
は3:97〜25:75であり、特に好ましくは5:9
5〜20:80である。 (2)カルボキシ基とイソシアネート基を有する樹脂で
あって、カルボキシ基とイソシアネート基の比率(CO
OH:NCO)が3:97〜30:70であり、前記樹
脂の硬化物を、加熱することにより軟化または液状化さ
せて解体できることを特徴とする解体性樹脂。 (3)前記解体性樹脂の主鎖(骨格)が、ポリエーテル
ポリオールである、(1)または(2)に記載の解体性
樹脂。主鎖がポリエーテルポリオールであれば、耐候性
等が向上し、耐水接着性、耐熱接着性に特に優れ、建築
用、自動車用、航空機用の接着剤、シーラント、防水
材、塗料、発泡体等に好適である。
【0007】(4)I)ポリエーテルポリオールに、ポ
リエーテルポリオールの末端水酸基の3〜30モル%と
等モルの無水カルボン酸を反応させ、 II)次いで、前記反応物に、ポリエーテルポリオール
の末端水酸基の97〜70モル%と等モルのポリイソシ
アネート化合物を反応させて得られる、(3)に記載の
解体性樹脂。ここで、無水カルボン酸は二塩基酸であ
り、ポリイソシアネート化合物はジイソシアネート化合
物であるのが、カルボキシ基とイソシアネート基の比率
調整が容易である点で好ましい。
【0008】(5)前記ポリエーテルポリオールが、ポ
リオキシプロピレングリコールまたはポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールである、(3)または(4)に記
載の解体性樹脂。 (6)前記ポリエーテルポリオールの数平均分子量が、
400〜8,000である、(3)〜(5)のいずれか
に記載の解体性樹脂。この範囲であれば、作業性、硬化
物の物性に優れ、低温で硬化物を解体できる。
【0009】(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記
載の解体性樹脂を含有する解体性樹脂組成物。
【0010】(8)前記(1)〜(6)のいずれかに記
載の解体性樹脂を湿気硬化させてなる硬化物を、140
〜180℃に加熱することにより、軟化または液状化さ
せて、解体することを特徴とする解体性樹脂の解体方
法。 (9)前記(7)に記載の解体性樹脂組成物を湿気硬化
させてなる硬化物を、140〜180℃に加熱すること
により、軟化または液状化させて、解体することを特徴
とする解体性樹脂組成物の解体方法。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の解体性樹脂は、カルボキシ基とイソシアネート
基の比率(COOH:NCO)が3:97〜30:70
である、カルボキシ基とイソシアネート基を有する解体
性樹脂である。
【0012】本発明の解体性樹脂は、カルボキシ基とイ
ソシアネート基を特定比率で有する樹脂であれば、特に
限定されない。該樹脂の末端には、カルボキシ基とイソ
シアネート基以外の官能基があってもよいが、末端がカ
ルボキシ基とイソシアネート基とからなるのが、貯蔵安
定性、解体性等の観点から好ましい。カルボキシ基とイ
ソシアネート基の比率(COOH:NCO)は3:97
〜30:70であり、好ましくは、3:97〜25:7
5であり、特に好ましくは、5:95〜20:80であ
る。この範囲であれば、表面硬化性、貯蔵安定性、接着
性等の物性に優れ、解体性とのバランスを高い水準で両
立できる。本発明の解体性樹脂は、カルボキシ基とイソ
シアネート基が、ランダム型で有していても、ブロック
型で有していてもよい。
【0013】本発明の解体性樹脂の主鎖(骨格)は、特
に限定されず、例えば、アルキレンオキシド重合体等の
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、そ
の他のポリオール、ポリエステル、エーテル・エステル
ブロック共重合体、ビニル系重合体、ビニル共重合体、
ジエン系重合体、飽和炭化水素、ポリウレタン、ポリエ
ポキシ、シリコーン樹脂等、または、これらの混合物が
挙げられる。この中でも、入手容易で、本発明の解体性
樹脂の調製が容易であるため、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、その他のポリオールおよ
び、これらの混合物が好ましく、硬化物の耐候性等が向
上し、耐水接着性、耐熱接着性に特に優れるため、ポリ
エーテルポリオールが特に好ましい。
【0014】ポリエーテルポリオールは、例えば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、4,4’−ジヒドロ
キシフェニルプロパン、4,4’−ジヒドロキシフェニ
ルメタン、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプ
ロパン、1,2,5−ヘキサントリオール、ペンタエリ
スリトール等の多価アルコールの1種または2種以上
に、プロピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、スチレンオキサイド等の1種または2
種以上を付加して得られるポリエーテルポリオール、あ
るいは、開環重合によって得られるポリエーテルポリオ
ールが挙げられる。具体的には、ポリオキシエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキ
シブチレングリコール、ポリオキシペンチレングリコー
ル、ポリオキシヘキシレングリコール、ポリオキシヘプ
チレングリコール、ポリオキシエチレントリオール、ポ
リオキシプロピレントリオール、ポリオキシブチレント
リオール、ポリオキシペンチレントリオール、ポリオキ
シヘキシレントリオール、ポリオキシヘプチレントリオ
ール、テトラヒドロフランの開環重合によって得られる
ポリテトラメチレンエーテルグリコール等が挙げられ
る。
【0015】ポリエステルポリオールは、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、グリセリン、1,1,1−トリメチ
ロールプロパンその他の低分子ポリオールの1種または
2種以上と、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
ダイマー酸その他の低分子カルボン酸やオリゴマー酸の
1種または2種以上との縮合重合体;プロピオンラクト
ン、バレロラクトン、カプロラクトン等の開環重合体が
挙げられる。
【0016】その他のポリオールとしては、ポリマーポ
リオール;ポリカーボネートポリオール;ポリブタジエ
ンポリオール;水素添加されたポリブタジエンポリオー
ル;アクリルポリオール;エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキ
サンジオール等の低分子ポリオールが挙げられる。
【0017】上記ポリオールの中でも、解体性樹脂およ
び硬化物の伸び(EB)、強度(TB)等の物性が優れ
る点で、1分子のポリオール(モノマー)の炭素数が2
〜7であるのが特に好ましく、例えば、ポリオキシエチ
レングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポ
リオキシブチレングリコール、ポリオキシペンチレング
リコール、ポリオキシヘキシレングリコール、ポリオキ
シヘプチレングリコール、ポリオキシエチレントリオー
ル、ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキシブチ
レントリオール、ポリオキシペンチレントリオール、ポ
リオキシヘキシレントリオール、ポリオキシヘプチレン
トリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールが
好ましい。入手の容易性、硬化性樹脂の物性により優れ
るため、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプ
ロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコール、
ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリオキシエ
チレントリオール、ポリオキシプロピレントリオール、
ポリオキシブチレントリオールが特に好ましい。
【0018】これらのポリオールは、1種単独でも2種
以上を組み合わせて用いることもでき、ポリエーテルポ
リオールとポリエステルポリオールを組み合わせて用い
る場合には、ポリエーテルポリオールの含量が70質量
%以上になるように調製する。70質量%未満である
と、これらの樹脂の相溶性が悪いため加工性に難があ
り、硬化物の物性に劣る場合がある。
【0019】これらのポリオールは、硬化物の架橋密度
が良好で、特に優れた解体性を発現するため、2官能ま
たは3官能であるのが好ましい。また、ポリオールの数
平均分子量が、400〜8,000であるのが好まし
く、詳細には、ポリオールが2官能である場合には、
1,000〜6,000であるのがより好ましく、2,
000〜5,000であるのが特に好ましい。ポリオー
ルが3官能である場合には、1,000〜7,500で
あるのがより好ましく、3,000〜7,000である
のが特に好ましい。ポリオールの分子量がこの範囲であ
ると、解体性樹脂のハンドリング性(硬さ)と解体性と
のバランスに優れる。
【0020】これらのポリオールは、通常の方法に従っ
て合成してもよく、また、市販品を用いてもよい。市販
品としては、例えば、旭硝子(株)社製のエクセノール
シリーズ、三井武田ケミカル(株)社製のPPGシリー
ズ、三洋化成工業(株)社製のサンプレンPシリーズ、
旭電化工業(株)社製のアデカポリエーテルシリーズ等
が挙げられる。
【0021】本発明の解体性樹脂は、上記主鎖に、カル
ボキシ基とイソシアネート基を導入して得られる。これ
らの基の導入法は、特に限定されず、例えば、カルボキ
シ基またはイソシアネート基を有する上記主鎖を構成す
る樹脂に、もう一方の基を有する化合物を反応させる方
法、上記主鎖を構成する樹脂の末端官能基と反応する置
換基とカルボキシ基またはイソシアネート基とを有する
化合物を反応させる方法等が挙げられる。また、カルボ
キシ基を有するモノマーとイソシアネート基を有するモ
ノマーを共重合させる方法も挙げることができる。
【0022】好ましい導入法を、ポリエーテルポリオー
ルを用いてその一例を具体的に説明すると、 I)ポリエーテルポリオールに、ポリエーテルポリオー
ルの末端水酸基の3〜30モル%と等モルの無水カルボ
ン酸を反応させ、 II)次いで、前記反応物に、ポリエーテルポリオール
の末端水酸基の97〜70モル%と等モルのポリイソシ
アネート化合物を反応させる方法である。ここで、無水
カルボン酸は二塩基酸であり、ポリイソシアネート化合
物はジイソシアネート化合物であるのが、カルボキシ基
とイソシアネート基の比率調整が容易である点で好まし
い。反応条件は、特に限定されるものではなく、工程
I)では、水酸基と無水カルボン酸が反応する条件を適
宜選択でき、具体的には、実施例で説明する条件を挙げ
ることができる。無水カルボン酸と反応させる水酸基量
は、上記COOH:NCO比内であれば特に限定されな
いが、二塩基酸の無水カルボン酸を用いて、3〜30モ
ル%の水酸基を反応させるのが好ましい。工程II)で
は、水酸基とイソシアネート基が反応する条件を適宜選
択でき、具体的には、ウレタンプレポリマーの製造条件
を選択でき、より具体的には、50〜100℃で加熱撹
拌することにより得られる。必要に応じて、有機スズ化
合物、有機ビスマス、アミン等のウレタン化触媒を用い
てもよい。イソシアネート基と反応させる水酸基量は、
上記COOH:NCO比内であれば特に限定されない
が、ジイソシアネート化合物を用いて、97〜70モル
%の水酸基を反応させるのが好ましい。これにより、本
発明の解体性樹脂を効率良く合成することができる。
【0023】上記主鎖を構成する樹脂の末端官能基と反
応する置換基とカルボキシ基とを有する化合物として
は、特に限定されず、例えば、イソシアネート基含有カ
ルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、その他のカルボン酸
誘導体等が挙げられる。また上記樹脂の末端官能基と反
応する置換基とカルボキシ基とを有する化合物は該樹脂
の水酸基等と反応後にカルボキシ基を生成する化合物
(例えば、酸無水物)であってもよい。例えば、無水マ
レイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、メチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物等の酸無水物;グリ
コール酸、乳酸、グリセリン酸、りんご酸、サリチル
酸、ヒドロキシイソフタル酸、ヒドロキシフェニル酢酸
等のヒドロキシカルボン酸;チオサリチル酸等のその他
のカルボン酸誘導体;上記水酸基、チオール基を有する
カルボン酸化合物にジイソシアネートを付加させて得ら
れるイソシアネート基含有カルボン酸等が挙げられる。
これらの中でも、反応条件が穏やかで操作が容易である
ため、酸無水物が好ましく、特に好ましくは、メチルテ
トラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水トリメリット酸である。上記主鎖を構成する
樹脂の末端官能基と反応する置換基とカルボキシ基とを
有する化合物中のカルボキシ基(水酸基と反応して生じ
るカルボキシ基を含む)の数は特に限定されないが、架
橋密度が好適であり、解体性に優れるため、上記化合物
に含有するカルボキシ基(水酸基と反応して生じるカル
ボキシ基を含む)は1つ(酸無水物の場合は二塩基酸)
であるのが好ましい。該化合物は、1種単独でも、2種
以上を併用して用いてもよい。
【0024】ポリイソシアネート化合物は、イソシアネ
ート基を2個以上を有する化合物であれば特に限定され
ず、具体的には、2,4−トリレンジイソシアネート
(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネー
ト(2,6−TDI)、4,4´−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(4,4´−MDI)、2,4´−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(2,4´−MDI)、
p−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフ
ェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート
等の芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、ノルボルナンジイソシアナート
メチル(NBDI)等の脂肪族ポリイソシアネート;イ
ソホロンジイソシアネート(IPDI)、H6 XDI
(水添XDI)、H12MDI(水添MDI)等の脂環式
ポリイソシアネート;上記各ポリイソシアネートのカル
ボジイミド変性ポリイソシアネート、またはこれらのイ
ソシアヌレート変性ポリイソシアネート等が挙げられ
る。また、立体障害の大きなイソシアネート基を少なく
とも1個有するイソシアネート化合物を用いることもで
きる。具体的には、三井サイテック社製のTMI(モノ
イソシアネート化合物)、TMXDI(ジイソシアネー
ト化合物)、サイセン(トリイソシアネート化合物)等
が好ましく挙げられる。これらは、1種単独でも2種以
上を併用することもできる。
【0025】これらの中でも、解体性樹脂および硬化物
の伸び(EB)、強度(TB)等の物性が優れる点で、
ポリイソシアネート化合物の炭素数(NCO基に含まれ
る炭素原子を除く)が6〜13のポリイソシアネート化
合物であるのが好ましく、解体性樹脂の分子量調整、カ
ルボキシ基とイソシアネート基の比率調整等に優れる点
でジイソシアネート化合物がより好ましく、入手の容易
性、上記物性により優れるため、MDI、XDI、TD
I、HDI、TMXDIが特に好ましい。
【0026】本発明の解体性樹脂は、カルボキシ基とイ
ソシアネート基を有する樹脂であるが、カルボキシ基ま
たはイソシアネート基の一方の基のみを有する樹脂を含
有していてもよい。その含有率は、解体性樹脂が解体で
きる範囲であれば特に限定されず、例えば、カルボキシ
基とイソシアネート基を有する解体性樹脂が、60モル
%以上であればよい。
【0027】本発明の解体性樹脂としては、2または3
官能のPPGに、メチルテトラヒドロ無水フタル酸とM
DIを反応させて得られる解体性樹脂;2または3官能
のPPGに、無水トリメリット酸と2,4−トリレンジ
イソシアネートを反応させて得られる解体性樹脂;2ま
たは3官能のPPGに、メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸とキシリレンジイソシアネートを反応させて得られる
解体性樹脂が、表面硬化性、貯蔵安定性等に優れ、実使
用に耐える接着性を有し、加熱により容易に解体できる
点で、特に好ましい。
【0028】このようにして得られる本発明の解体性樹
脂は、表面硬化性、貯蔵安定性等に優れ、実使用に耐え
る接着性を有し、加熱により容易に解体できる。詳しく
は、本発明の解体性樹脂は、カルボキシ基を有するた
め、硬化時または硬化後は、イソシアネート基から生じ
るアミノ基とカルボキシ基とが塩を形成して架橋するこ
とにより、伸び(EB)、強度(TB)、接着性等の物
性に優れ、かつ、加熱によりその結合の一部または全部
が解離することにより、硬化物が軟化または溶融し容易
に解体できると考えられる。すなわち、本発明の解体性
樹脂は、カルボキシ基とイソシアネート基を有する樹脂
であって、カルボキシ基とイソシアネート基の比率(C
OOH:NCO)が3:97〜30:70であり、該樹
脂の硬化物を、加熱することにより軟化または液状化さ
せて解体できる解体性樹脂である。また、カルボキシ基
とイソシアネート基の比率(COOH:NCO)を特定
の範囲にすることにより、イソシアネート基の湿気硬化
による硬化性樹脂(例えば、硬化性ウレタン樹脂)が有
する表面硬化性、貯蔵安定性等を維持し、かつ、後述す
る耐水接着性、耐熱接着性等の接着性に優れる。
【0029】本発明の解体性樹脂は、上記性質を有する
ため、該樹脂単独で使用することができ、例えば、外気
に触れない個所等の接着剤、シーラント、防水材、塗
料、発泡体等に好適に用いることができる。特に、強い
耐水接着性、耐熱接着性等が要求される、建築用、自動
車用、航空機用の接着剤、シーラント、防水材、塗料、
発泡体等に好適である。
【0030】本発明の組成物は、上記本発明の解体性樹
脂を含有する解体性樹脂組成物である。上記本発明の解
体性樹脂は、1種単独でも、2種以上を併用して用いて
もよい。本発明の組成物は、上記解体性樹脂の他に、本
発明の目的を損わない範囲で、必要に応じて他の添加
剤、配合剤、樹脂等を含有させてもよい。添加剤、配合
剤としては、例えば、補強剤(充填剤)、老化防止剤、
酸化防止剤、顔料(染料)、可塑剤、揺変成付与剤、紫
外線吸収剤、難燃剤、溶剤、界面活性剤(レベリング剤
を含む)、分散剤、脱水剤、防錆剤、接着付与剤、帯電
防止剤、チクソトロピー付与剤、触媒等が挙げられる。
これらの添加剤、配合剤および樹脂等は、シーリング
剤、接着剤等の組成物に通常用いられるものを、通常の
含量で配合することができ、目的、用途、要求される性
能等に応じて適宜変更することができる。
【0031】補強剤(フィラーを含む)としては、例え
ば、カーボンブラック;ヒュームドシリカ、焼成シリ
カ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ;けいそう
土;酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化バリウム、酸
化マグネシウム;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
炭酸亜鉛;ろう石クレー、カオリンクレー、焼成クレ
ー;およびこれらの脂肪酸、樹脂酸、脂肪酸エステル、
ウレタン化合物等での表面処理品等が挙げられる。可塑
剤としては、安息香酸、フタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸、アジピン酸、セバチン酸、フマル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、クエン酸等の誘導体をはじめ、
ポリエステル、ポリエーテル、エポキシ系等のものが挙
げられる。触媒としては、3級アミン系、有機スズ系、
有機リン系化合物等が挙げられる。
【0032】上記組成物は、上述の各成分を減圧下また
は窒素雰囲気下に、混合ミキサー等の撹拌装置を用いて
十分に混練し、均一に分散させることにより製造され
る。
【0033】本発明の解体性樹脂組成物は、上記解体性
樹脂を含有するため、接着剤、シーラント、防水材、塗
料、発泡体等に好適に用いることができ、特に、強い耐
水接着性、耐熱接着性等が要求される、建築用、自動車
用、航空機用の接着剤、シーラント、防水材、塗料、発
泡体等に好適に用いることができる。
【0034】本発明の解体性樹脂および解体性樹脂組成
物の解体方法について、解体性樹脂の場合を例に説明す
る。なお、解体性樹脂組成物の解体方法は解体性樹脂の
解体方法と同様である。具体的には、解体性樹脂を湿気
硬化させてなる硬化物を、140〜180℃に加熱する
ことにより、硬化物を軟化または液状化させて、解体す
ることを特徴とする解体性樹脂の解体方法、および、解
体性樹脂組成物を湿気硬化させてなる硬化物を、140
〜180℃に加熱することにより、硬化物を軟化または
液状化させて、解体することを特徴とする解体性樹脂組
成物の解体方法である。
【0035】本発明の解体性樹脂は、イソシアネート基
を有するため、湿気により3次元架橋し容易に硬化す
る。このとき、硬化物の3次元架橋にはイソシアネート
基に由来する尿素結合等の架橋と、イソシアネート基か
ら生じるアミノ基とカルボキシ基との塩によるイオン結
合等の架橋が考えられる。そして、上記アミノ基とカル
ボキシ基との塩が解離する温度、具体的には、140〜
180℃程度に該硬化物を加熱すると、尿素結合等の架
橋は解離せず、該塩のイオン結合の一部または全部が解
離して硬化物が軟化または液状化し、該硬化物を解体す
ることができると考えられる。これにより、本発明の解
体性樹脂によって接着されている部材同士を分解でき、
また塗布されている本発明の解体性樹脂を剥がすことが
できる。
【0036】上記解体方法において、上記温度に加熱で
きれば、加熱法は特に限定されず、オーブン、ドライヤ
ー、高周波加熱機等の一般的な装置、方法を用いること
ができる。
【0037】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。
【0038】<解体性樹脂の合成> (解体性樹脂1)数平均分子量5,000の3官能性P
PG(旭硝子社製、エクセノール5030)の水酸基
に、該PPGの水酸基の3モル%と等モルのメチルテト
ラヒドロ無水フタル酸(大日本インキ工業社製、B−6
50)を、130℃、10時間加熱攪拌して反応させ
た。ついで、反応物と、該PPGの水酸基の97モル%
と等モルのMDI(三井武田ウレタン社製、コスモネー
トPH)とを、80℃、8時間加熱攪拌して、PPGの
水酸基に反応させて、解体性樹脂1(COOH:NCO
=3:97)を得た。
【0039】(解体性樹脂2)PPGの水酸基の15モ
ル%と等モルのメチルテトラヒドロ無水フタル酸、およ
び、85モル%と等モルのMDIを同様に反応させて、
解体性樹脂2(COOH:NCO=15:85)を得
た。 (解体性樹脂3)PPGの水酸基の33モル%と等モル
のメチルテトラヒドロ無水フタル酸、および、67モル
%と等モルのMDIを同様に反応させて、解体性樹脂3
(COOH:NCO=33:67)を得た。
【0040】<非解体性樹脂の合成>数平均分子量5,
000の3官能性PPGの水酸基に、該PPGの水酸基
の100モル%と等モルMDIを、同様に反応させて、
非解体性樹脂を得た。
【0041】<解体性樹脂組成物の調整> (解体性樹脂組成物1)上記解体性樹脂1に、可塑剤
(ジイソノニルアジペート、新日本理化社製、DIN
A)30質量部、3級アミン触媒(トリブチルアミン、
広栄化学工業社製、A3050)0.1質量部、およ
び、カーボンブラック(旭カーボン社製、アサヒサーマ
ル)100質量部を配合し、減圧下、混合ミキサーを用
いて十分に混練し、均一に分散させて解体性樹脂組成物
1を得た。 (解体性樹脂組成物2)上記解体性樹脂2を用いて同様
に混練し、解体性樹脂組成物2を得た。 (解体性樹脂組成物3)上記解体性樹脂3を用いて同様
に混練し、解体性樹脂組成物3を得た。 (非解体性樹脂組成物)上記非解体性樹脂を用いて同様
に混練し、非解体性樹脂組成物を得た。
【0042】<実施例1、2、比較例1、2>上記解体
性樹脂1〜3および非解体性樹脂を用いて、下記に示す
各種試験を行った。その結果を第1表に示す。
【0043】<表面硬化時間(hr)>得られた各組成
物を、20℃で相対湿度55%の条件で放置し、表面が
硬化しタックが確認できなくなる時間を測定した。 <貯蔵安定性試験(倍)>得られた各組成物の調製直後
の粘度と、80℃で24時間養生後の粘度をE型粘度計
で測定し、80℃で24時間養生後の粘度の、調製直後
の粘度に対する上昇率(倍)を算出し、貯蔵安定性を評
価した。
【0044】<熱解体性>各組成物を20℃、相対湿度
55%の条件下、5日間養生して得られた硬化物(シー
ト)を、180℃で30分間加熱して、解体性を評価し
た。液状化し流れたものを「溶融」、形状は保っていた
ものの軟化したものを「軟化」とし、軟化しなかったも
のを「軟化せず」とした。評価が「軟化」であれば、硬
化物を容易に解体できる。
【0045】
【表1】
【0046】<実施例3、4、比較例3、4>上記解体
性樹脂組成物1〜3および非解体性樹脂組成物を用い
て、下記に示す各種試験を行った。その結果を第2表に
示す。
【0047】<耐水接着性>表面にアクリル−メラニン
塗料を塗布した電着塗装板に、各組成物を20℃、相対
湿度55%の条件下、5日間養生して得られた硬化物
(シート)を、7日間、60℃の温水に浸漬させて浸漬
後の接着性を評価した。 <耐熱接着性>表面にアクリル−メラニン塗料を塗布し
た電着塗装板に、各組成物を20℃、相対湿度55%の
条件下、5日間養生して得られた硬化物(シート)を、
80℃、7日間熱老化させて熱老化後の接着性を評価し
た。 <熱解体接着性>表面にアクリル−メラニン塗料を塗布
した電着塗装板に、各組成物を20℃、相対湿度55%
の条件下、5日間養生して得られた硬化物(シート)
を、180℃、10分間加熱して、加熱後の塗板との解
体性を評価した。界面破壊であれば、加熱により組成物
が解体し、塗装板から容易に剥離でき、解体性に優れ
る。
【0048】
【表2】
【0049】第1表に示すように、実施例1および2の
解体性樹脂は、表面硬化時間および貯蔵安定性は従来の
樹脂(比較例2)と比較しても遜色なく、熱解体性に優
れ、これらの性質をバランスよく両立できた。対して、
比較例1の解体性樹脂は表面硬化時間が長く貯蔵安定性
が劣り、熱解体性との両立が困難であった。第2表に示
すように、実施例3および4の解体性樹脂組成物は、耐
水接着性および耐熱接着性に優れ実使用に耐える接着性
を有し、かつ、熱解体接着性は界面破壊を起こし容易に
剥離でき解体性に優れ、これらの性質をバランスよく両
立できた。対して比較例3の解体性樹脂組成物は、耐水
接着性および耐熱接着性に劣り実使用に耐える接着性を
有しない。比較例4の非解体性樹脂組成物は、230℃
以上で軟化し塗板から剥離できたが、発煙し悪臭の発生
が認められ、解体作業の安全性が低く、作業性に劣る。
【0050】
【発明の効果】本発明により、表面硬化性、貯蔵安定性
等に優れ、実使用に耐える接着性を有し、硬化後加熱す
ることにより容易に解体できる解体性樹脂を提供でき
る。また、本発明により、表面硬化性、貯蔵安定性等に
優れ、実使用に耐える接着性を有し、硬化後加熱するこ
とにより容易に解体できる解体性樹脂組成物を提供でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 201/02 C09J 201/02 Fターム(参考) 4J002 AA061 AA071 CH021 CH051 CK041 DA036 DE206 DJ016 DJ036 EF027 EF097 EF117 FD016 FD027 FD208 GH01 GJ00 GL00 GN00 4J005 AA04 BD02 4J034 DA01 DA05 DB04 DG02 DG04 DG20 DH02 DH06 HA04 HA07 HC12 HC13 HC22 HC71 HC73 JA01 JA32 KA01 KC16 KD04 KE02 QA02 QA03 QB19 QC01 RA07 RA08 RA10 RA19 4J040 EF051 EF081 EF131 EF291 EF301 EF311 GA07 LA05 LA06 LA11 PA42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシ基とイソシアネート基の比率
    (COOH:NCO)が3:97〜30:70である、
    カルボキシ基とイソシアネート基を有する解体性樹脂。
  2. 【請求項2】カルボキシ基とイソシアネート基を有する
    樹脂であって、 カルボキシ基とイソシアネート基の比率(COOH:N
    CO)が3:97〜30:70であり、 前記樹脂の硬化物を、加熱することにより軟化または液
    状化させて解体できることを特徴とする解体性樹脂。
  3. 【請求項3】前記解体性樹脂の主鎖が、ポリエーテルポ
    リオールである、請求項1または2に記載の解体性樹
    脂。
  4. 【請求項4】前記ポリエーテルポリオールが、ポリオキ
    シプロピレングリコールまたはポリテトラメチレンエー
    テルグリコールである、請求項3に記載の解体性樹脂。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の解体性樹
    脂を含有する解体性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239966A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 再剥離可能建材
JP2009119672A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Fujitsu Ltd 生分解性樹脂成形品およびその製造方法

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