JP2003341664A - 切裂帯付き段ボール箱及びその製造方法 - Google Patents

切裂帯付き段ボール箱及びその製造方法

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JP2003341664A
JP2003341664A JP2002153551A JP2002153551A JP2003341664A JP 2003341664 A JP2003341664 A JP 2003341664A JP 2002153551 A JP2002153551 A JP 2002153551A JP 2002153551 A JP2002153551 A JP 2002153551A JP 2003341664 A JP2003341664 A JP 2003341664A
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Japan
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liner
cut
tear
cuts
cut line
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JP2002153551A
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Atsuo Ishikawa
淳生 石川
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切裂帯をちぎれることがなく引き裂いて開封
できる段ボール箱を提供する。 【解決手段】 外周壁面のライナに、切目が断続するラ
イナカット線6を入れて切裂帯Bを設け、この切裂帯B
を引き裂いて開封する段ボール箱において、切裂帯Bの
ライナカット線6を、谷形切目8と直線切目9とが交互
に断続するものとし、直線切目9を谷形切目8の両端よ
り内側に位置させ、前後の切目8,9が連続して切れる
ようにする。この切目8,9を入れる際、切刃を備えた
型ロールと表面がウレタンのアンビルロールとの間にラ
イナを挟んで送ると、切刃がウレタンに食い込んで、ラ
イナが表裏に亘って完全に切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開封用の切裂帯
を設けた段ボール箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶ビールの包装には、図7に示
すように、各一対の立面板1及び平面板2を継代3を介
して缶を包み込むように連設し、立面板1から延出した
内フラップ4と、平面板2から延出した外フラップ5と
を貼り合わせて封緘するラップラウンド式の段ボール箱
が用いられる。
【0003】この段ボール箱の立面板1及び内フラップ
4には、裏ライナに入れた二本のライナカット線6によ
り開封用の切裂帯Bが形成され、その切出部7が立面板
1の中央部に設けられている。ライナカット線6は、直
線状とされ、圧縮強度保持のため、切目が繋部を介して
断続するものとなっている。
【0004】上記段ボール箱の材料となる段ボールシー
トは、図8に示すようなコルゲータで製造する。このコ
ルゲータは、シングルフェーサ21、ダブルフェーサ2
2、スリッタ23、カッタ24及びスタッカ25を備え
ている。
【0005】このコルゲータのシングルフェーサ21で
は、裏ライナ11の原紙を、段ロールで段付けした中芯
12と貼り合わせ、ダブルフェーサ22では、中芯12
の段頂に表ライナ13の原紙を張り合わせる。
【0006】スリッタ23では、段ボールを送り方向に
切断し、カッタ24では、段ボールを送り方向に直角に
切断し、スタッカ25では、切断後の段ボールシートS
を積み重ねる。
【0007】上記シングルフェーサ21には、ライナカ
ッタ26が設けられており、このライナカッタ26によ
り、裏ライナ11を中芯12に貼着する前に、裏ライナ
11に上述のライナカット線6を入れる。
【0008】このように、裏ライナ11を中芯12に貼
着する前の段階でライナカット線6を入れると、裏ライ
ナ11のみが切断され、中芯12の段頂部は切断される
ことがないので、段ボール箱の圧縮強度の低下が抑制さ
れる。
【0009】ここで、上記ライナカッタ26は、図9に
示すように、外周に等間隔に凹部を有する円板状の切刃
27と、鋼鉄製のアンビルロール28とを対向させた構
成となっており、その間に裏ライナ11を挟んで送るこ
とにより、裏ライナ11に断続する切目が入れられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような段ボール箱では、切出部7から切裂帯Bを引
いて開封する際、裂目がライナカット線6から内側へ逸
脱し、切裂帯Bが途中でちぎれて開封できなくなること
がある。
【0011】その主たる原因は、ライナカット線6の切
目が直線状に断続しているため、切裂帯Bの切目間の繋
部で裂目が斜めにずれると、この裂目が次の切目に到達
しないことにあると考えられる。
【0012】また、ライナカッタ26で切目を入れる
際、鋼鉄製のアンビルロール28に圧接する切刃27の
磨耗や、切刃27のアンビルロール28への押圧力の調
整不良等により、裏ライナ11が完全に切れていないこ
とも原因であると考えられる。
【0013】そこで、この発明は、切裂帯をちぎれるこ
とがなく引き裂いて開封できる段ボール箱を提供するこ
とを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、外周壁面のライナに、切目が断続する
ライナカット線を入れて切裂帯を設け、この切裂帯を引
き裂いて開封する段ボール箱において、前記ライナカッ
ト線を、引裂方向に対し、手前の切目の終端よりも次の
切目が内側に位置するジッパ形のものとしたのである。
【0015】このようにライナカット線の切目を入れる
と、開封に際し、切裂帯を引いたとき、手前の切目から
生じた裂目が内側へずれても、この裂目が次の切目に達
するので、前後の切目が連続して切れ、切裂帯がちぎれ
にくくなる。
【0016】また、この段ボール箱を製造するに際し、
ライナカット線の切目を入れる切刃を備えた型ロール
と、表面がウレタンのアンビルロールとの間にライナを
挟んで送ることにより、前記切裂帯を形成すると、切刃
がウレタンに食い込んで、ライナが表裏に亘って完全に
切断される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0018】図1に示す段ボール箱は、上述の従来例と
同様、各一対の立面板1及び平面板2を継代3を介して
缶を包み込むように連設し、立面板1から延出した内フ
ラップ4と、平面板2から延出した外フラップ5とを貼
り合わせて封緘するラップラウンド式のものである。
【0019】立面板1及び内フラップ4には、裏ライナ
に入れた二本のライナカット線6により開封用の切裂帯
Bが形成され、立面板1の中央部には、段ボールの表裏
に貫通する切目を入れて、切裂帯Bの切出部7が設けら
れている。
【0020】ここで、ライナカット線6は、図2に示す
ように、谷形切目8と直線切目9とが交互に断続するも
のとされ、直線切目9は、谷形切目8の両端より内側に
位置している。また、谷形切目8の中央部には、補強用
の繋部が設けられている。
【0021】このようにライナカット線6の切目8,9
を入れると、開封に際し、切裂帯Bを引いたとき、手前
の谷形切目8又は直線切目9から生じた裂目が内側へず
れても、この裂目が次の直線切目9又は谷形切目8に達
するので、前後の切目8,9が連続して切れ、切裂帯B
がちぎれにくくなる。
【0022】また、この切裂帯Bは、いずれの方向へも
同様に引裂くことができるので、製造時に切出部7とラ
イナカット線6の切目8,9の位置関係を厳密に合わせ
る必要がなく、この位置関係にかかわらず両方向へ開封
できる。
【0023】なお、ライナカット線6において、図3乃
至図5に示すように、各切目14,15,16を、両端
部が外側へ向くように鉤形に屈曲させたり、弧状に湾曲
させたり、V字状に屈曲させたりしてもよい。
【0024】ところで、上記段ボール箱を製造する際に
は、図8に示すコルゲータのライナカッタ26として、
図6に示すように、ライナカット線の切目を入れる切刃
29を備えた型ロール30と、ウレタンの表面材31が
巻き付けられたアンビルロール32とが対向するものを
使用すればよい。
【0025】このライナカッタ26では、型ロール30
とアンビルロール32との間にライナを挟み、型ロール
30を油圧等でアンビルロール32に強く押し付けつ
つ、その回転に伴いライナを送り、切裂帯Bを形成する
と、切刃29がウレタンの表面材31に食い込むので、
ライナが表裏に亘って完全に切断される。
【0026】このため、切裂帯Bを引いて段ボール箱を
開封する際、切目8,9の形状と相俟って、裂目がライ
ナカット線6から逸脱しにくくなり、切裂帯Bが途中で
ちぎれて開封できなくなる現象が防止される。
【0027】また、このライナカッタ26と同様に、表
面がウレタンのアンビルロールを有するライナカッタを
用いて、表ライナに表層剥離を防止するライナカット線
を入れておくと、切裂帯Bを引き裂いて開封したとき、
表ライナがめくれて見苦しくなることがない。
【0028】なお、アンビルロール32の表面材31
は、一定期間使用すると、切刃29に接触する部分が凹
むように変形するので、この部分だけを分割した部分材
33として、交換できるようにしておくとよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る段ボール
箱では、切裂帯をなすライナカット線を、引裂方向に対
し、手前の切目の終端よりも次の切目が内側に位置する
ジッパ形のものとしたので、開封に際し、切裂帯を引い
たとき、前後の切目が連続して切れ、切裂帯がちぎれに
くくなる。
【0030】また、この段ボール箱を製造するに際し、
ライナカット線の切目を入れる切刃を備えた型ロール
と、表面がウレタンのアンビルロールとの間にライナを
挟んで送ることにより、前記切裂帯を形成すると、切刃
がウレタンに食い込んで、ライナが表裏に亘って完全に
切断され、開封時に切裂帯がちぎれにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る切裂帯付き段ボール箱を示す斜
視図
【図2】同上の切裂帯の第1実施形態を示す拡大図
【図3】同上の切裂帯の第2実施形態を示す拡大図
【図4】同上の切裂帯の第3実施形態を示す拡大図
【図5】同上の切裂帯の第4実施形態を示す拡大図
【図6】この発明に係るライナカッタを示す斜視図
【図7】従来の切裂帯付き段ボール箱を示す斜視図
【図8】コルゲータを示す概略図
【図9】従来のライナカッタを示す概略図
【符号の説明】
1 立面板 2 平面板 4 内フラップ 5 外フラップ 6 ライナカット線 7 切出部 8,9,14,15,16 切目 29 切刃 30 型ロール 31 表面材 32 アンビルロール 33 部分材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C060 AA20 BA03 BB03 3E060 AA03 AB05 BA03 BC02 CE05 CE07 CE15 CE18 CE23 CF05 DA14 EA06 EA14 3E075 AA07 BA01 CA02 DA03 DA04 DA05 DA14 DA32 DB02 DB07 DB16 GA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周壁面のライナに、切目が断続するラ
    イナカット線を入れて切裂帯を設け、この切裂帯を引き
    裂いて開封する段ボール箱において、前記ライナカット
    線を、引裂方向に対し、手前の切目の終端よりも次の切
    目が内側に位置するジッパ形のものとしたことを特徴と
    する切裂帯付き段ボール箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の切裂帯付き段ボール箱
    を製造するに際し、ライナカット線の切目を入れる切刃
    を備えた型ロールと、表面がウレタンのアンビルロール
    との間にライナを挟んで送ることにより、前記切裂帯を
    形成することを特徴とする切裂帯付き段ボール箱の製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087772A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Toppan Printing Co Ltd 帯状の開封構造と該開封構造が設けられた紙箱又はダンボール箱
JP2012126444A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Nippon Die Steel Kk 段ボール箱及びその抜型
JP2019077487A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 王子ホールディングス株式会社 包装箱
JP2019135167A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 日本トーカンパッケージ株式会社 収納ケース

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