JP2003341478A - 電子式車両盗難防止装置 - Google Patents

電子式車両盗難防止装置

Info

Publication number
JP2003341478A
JP2003341478A JP2002157959A JP2002157959A JP2003341478A JP 2003341478 A JP2003341478 A JP 2003341478A JP 2002157959 A JP2002157959 A JP 2002157959A JP 2002157959 A JP2002157959 A JP 2002157959A JP 2003341478 A JP2003341478 A JP 2003341478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
switch
lock
detection switch
state detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002157959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3895216B2 (ja
Inventor
Toshihiro Nagae
敏広 長江
Masaki Hayashi
政樹 林
Masaki Yoshino
正樹 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2002157959A priority Critical patent/JP3895216B2/ja
Publication of JP2003341478A publication Critical patent/JP2003341478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3895216B2 publication Critical patent/JP3895216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンを容易に再始動させることができる
電子式車両盗難防止装置を提供する。 【解決手段】マイコン32及びモータ43の給電回路
に、モーメンタリ式のエンジン始動・停止スイッチ63
とリレー64とが設けられている。リレー64には、ロ
ックピン12がアンロックされるとオン・オフ状態が切
り替るアンロック状態検出スイッチ60が電気的に接続
されている。また、アンロック状態検出スイッチ60に
は、ロックピン12がロックされるとオン・オフ状態が
切り替るロック状態検出スイッチ90が電気的に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電子式
車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の盗難を防止するため
に、機械式のステアリングロック装置が広く用いられて
いる。
【0003】ステアリングロック装置は、キーシリンダ
とロックピンとを備えている。キーシリンダにはメカキ
ーが挿入され、このメカキーを回転操作することにより
ロックピンが作動するようになっている。ロックピンは
ステアリングシャフトに係脱可能になっている。このロ
ックピンがステアリングシャフトに係合した場合、ステ
アリングシャフト及びステアリングホイールは回転不能
となる。
【0004】ところが、近年では、これまで使用されて
きたメカキーの代わりに電子キーが用いられるようにな
ってきた。そのため、将来的には、キーシリンダをモー
タ等のアクチュエータにより電気的に作動させる電子式
のステアリングロック装置が普及していくことが予想さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
式ステアリングロック装置では、制御装置が電気アクチ
ュエータの駆動を制御している。このため、制御装置内
に電気的なノイズ発生して、ロック時以外のときに、ロ
ック手段が誤作動するという可能性があった。そこで、
本出願人は、ロック時以外のときは、エンジン始動・停
止スイッチを利用して、制御装置の電源供給経路を遮断
することにより、電気アクチュエータを非通電状態にす
る方法を考えた。ところで、ユーザーはエンジンが始動
状態か否かを、エンジン始動・停止スイッチの状態を目
視することにより判断することが一般的である。そこ
で、エンジン始動・停止スイッチは、電源供給経路を遮
断させるための操作力を継続して加えることができると
ともにスイッチの操作部の位置を保持できるステーショ
ナリ式スイッチである必要があった。
【0006】ところが、エンジンを始動させた後にエン
ストした場合、エンジンを再始動させるためには、エン
ジン始動・停止スイッチを一旦オフ状態にした後に再度
オン状態にする必要があった。この場合、電源供給経路
を遮断させるためにスイッチの操作部を一旦オフ位置に
戻した後に、再度オン位置に復帰させる動作が必要であ
った。よって、ユーザーにとって、車両がエンストした
場合においてエンジンを再始動させるための操作が煩わ
しいという問題があった。
【0007】このような課題を解決する一つの方法とし
ては、エンジン始動・停止スイッチにモーメンタリ式ス
イッチを利用することが考えられる。しかし、モーメン
タリ式スイッチは、操作力がなくなるとオン状態からオ
フ状態になってしまう。従って、従来の電源給電経路の
中にモーメンタリ式スイッチを単純に組込むだけでは、
制御装置及びアクチュエータへある程度長い時間給電す
ることができなかった。このため、モーメンタリ式スイ
ッチの利用が可能な装置構造が望まれていた。
【0008】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、車両がエンストした場合、エ
ンジンを容易に再始動させることができる電子式車両盗
難防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、車両の駆動系機構及び
操舵系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材
に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するア
クチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する
制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
前記制御手段または前記アクチュエータの給電経路に、
モーメンタリ式のエンジン始動・停止スイッチと、前記
ロック手段と前記可動部材との係合解除時において、オ
ン・オフ状態が一旦切り換わってから元のオン・オフ状
態に復帰するアンロック状態検出スイッチと、前記エン
ジン始動・停止スイッチ及び前記アンロック状態検出ス
イッチのオン・オフ状態に基づき、前記エンジン始動・
停止スイッチの操作時から前記アンロック状態検出スイ
ッチのオン・オフ状態が切り換わるまでの間該給電経路
を導通させるとともに、前記アンロック状態検出スイッ
チのオン・オフ状態が切り換わったときに前記給電経路
を遮断する電流ラッチ手段とからなる給電制御回路を設
けたことをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記アンロック状態検出スイッチ
は、同スイッチをオン状態にするオン位置とオフ状態に
するオフ位置とに移動する可動部材と、アンロック状態
検出スイッチをオン状態にさせる方向に常時付勢する弾
性手段とを備え、前記ロック手段と前記可動部材との係
合解除時において、前記可動部材は前記弾性手段の付勢
する方向とは逆方向へ前記ロック手段によって押圧され
ながら前記オフ位置まで移動した後に、前記ロック手段
を押圧しながら前記オン位置に復帰することをその要旨
とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記給電制御回路
は、前記ロック手段と前記可動部材との係合時におい
て、オン・オフ状態が一旦切り換わってから元のオン・
オフ状態に復帰するロック状態検出スイッチを備え、前
記電流ラッチ手段は、前記エンジン始動・停止スイッ
チ、前記アンロック状態検出スイッチ及び前記ロック状
態検出スイッチのオン・オフ状態に基づき、前記エンジ
ン始動・停止スイッチの操作時から前記ロック状態検出
スイッチのオン・オフ状態が切り換わるまでの間該給電
経路を導通させるとともに、前記ロック状態検出スイッ
チのオン・オフ状態が切り換わったときに該給電経路を
遮断することをその要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によれば、制御手段またはア
クチュエータの給電経路には、モーメンタリ式のエンジ
ン始動・停止スイッチと電流ラッチ手段とが設けられて
いる。この場合、エンジン始動・停止スイッチが一旦オ
ン状態になった後にオフ状態に復帰したとしても、前記
給電経路に設けられた電流ラッチ手段は一定期間オン状
態に保持される。つまり、制御手段またはアクチュエー
タは、電流ラッチ手段のラッチ作用により通電状態に一
定期間保持される。このような理由から、モーメンタリ
式スイッチをエンジン始動・停止スイッチとして利用す
ることができる。よって、車両がエンストした場合、ユ
ーザーは、エンジン始動・停止スイッチをワンプッシュ
するだけでエンジンを再始動させることができる。従っ
て、エンジンを再始動させるための操作を容易にするこ
とができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、可動部材
は、弾性手段によりアンロック状態検出スイッチをオン
状態またはオフ状態させる方向に常時付勢されている。
この場合、可動部材は、ロック手段に押圧されてオン位
置またはオフ位置に移動した後に、弾性手段によりオン
位置にある可動部材はオフ位置へオフ位置にある可動部
材はオン位置へ移動する。つまり、可動部材はロック手
段の押圧力及び弾性手段の付勢力によりオン位置または
オフ位置へ移動する。このため、アンロック状態スイッ
チのオン・オフ状態の切替を機械的に行うことができ
る。よって、電子式車両盗難防止装置の信頼性を向上さ
せることができる。また、アンロック状態検出スイッチ
を構成する部品点数は少なくて済む。従って、電子式車
両盗難防止装置を安価に製造することができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、電流ラッ
チ手段は、エンジン始動・停止スイッチの操作時からロ
ック状態検出スイッチのオン・オフ状態が切り替った後
に、制御手段の給電経路を遮断する。このため、ロック
完了時には、ロック手段を作動させるアクチュエータ及
び制御手段が非通電状態に維持される。よって、制御手
段内に電気的ノイズが発生しないため、アクチュエータ
が作動することはない。このため、ロック手段の誤作動
を確実に防止することができる。よって、電子式車両盗
難防止装置の信頼性を向上させることができる。また、
ロック手段を作動させる必要がないときは、アクチュエ
ータ及び制御手段が非通電状態に維持される。従って、
電子式車両盗難防止装置の消費電力を低減することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明に
おいて電子式車両盗難防止装置を具体化した電子式ステ
アリングロック装置1の一実施形態を図1〜図5に従っ
て説明する。
【0016】図1〜図3に示すように、本実施形態の電
子式ステアリングロック装置1は、操舵系機構を構成す
る車両のステアリングポストに取付けられる。電子式ス
テアリングロック装置1を構成するケース本体10は略
箱状をなしている。ケース本体10は、カバー19をロ
ックボディ13に取付けることにより構成されている。
【0017】図2及び図3に示すように、カバー19の
内側面には、合成樹脂製の収容ケース17が設置されて
いる。収容ケース17は、第1のケース17aと第2の
ケース17bとを組み合せることによって構成されてい
る。収容ケース17にはプリント基板20が収容されて
いる。プリント基板20は、第2のケース17bにネジ
71を螺着させることによって固定されている。プリン
ト基板20には、IC、コンデンサ等の電気部品20a
が複数箇所に実装されている。また、プリント基板20
には、電線18が電気的に接続されるようになってい
る。この電線18は、ケース本体10の外部に延出され
るようになっている。
【0018】図1に示すように、ロックボディ13に
は、略円弧状をなす取付部13bが図1に示す左側方向
に延出形成されている。取付部13bは、図示しないボ
ルトによって図示しないコラムチューブに取付けられる
ようになっている。コラムチューブ内には、ステアリン
グシャフト21が挿通されるようになっている。ステア
リングシャフト21の外周面には、凹部22が設けられ
ている。図3に示すように、ロックボディ13には、断
面略矩形状をなすガイド孔13aが設けられている。ガ
イド孔13aは前記取付部13bと対応するように配設
されている。ガイド孔13aは、ケース本体10が前記
コラムチューブに取付けられた際に、コラムチューブの
内部と連通するようになっている。
【0019】図3に示すように、ガイド孔13a内に
は、ロック手段としてのロックピン12がガイド孔13
aに沿って移動可能に配設されている。ロックピン12
の基端部には、被押圧部12a及び引込用ストッパ7が
設けられている。ロックピン12の先端部は、ロックボ
ディ13の外側面から出没可能になっている。ロックピ
ン12は、略四角柱状かつ断面略矩形状に形成されてい
る。ロックピン12の断面積は、ガイド孔13aの断面
積よりも幾分小さくなっている。よって、ロックピン1
2の先端部は前記凹部22に対して速やかに係脱するよ
うになっている。
【0020】図2に示すように、ケース本体10内に
は、アクチュエータとしてのモータ43が収容されてい
る。モータ43を挿通する第1回転軸45の先端部にお
ける外周面には、摺動ピン49が当接するようになって
いる。この摺動ピン49は、第1回転軸45の位置決め
を行うものである。また、第1回転軸45には、ウォー
ムギア48が外嵌されている。ウォームギア48は、第
1回転軸45の回転に連動するようになっている。ウォ
ームギア48は、平歯車50に噛合うことによって、同
平歯車50を駆動するようになっている。平歯車50
は、第2回転軸44を中心として回転するようになって
いる。
【0021】図3に示すように、第2回転軸44には略
扇型状のカム41が固定されている。カム41は、第2
回転軸44を中心に平歯車50の回転方向と同じ方向に
回転する。モータ43を正回転させると、平歯車50及
びカム41は、第2回転軸44を中心として時計周り方
向(図3の矢印F1方向)に回転する。この場合、引込
用ストッパ7がカム41により押圧されるため、ロック
ピン12はステアリングシャフト21の凹部22との係
合が解除される。よって、ロックピン12の先端部は、
ロックボディ13のガイド孔13aの内側へ収容され
る。
【0022】一方、モータ43を逆回転させると、カム
41は、第2回転軸44を中心として反時計周り方向
(図3の矢印F2方向)に回転する。この場合、カム4
1はロックピン12の被押圧部12aを押圧する。よっ
て、ロックピン12の先端部はステアリングシャフト2
1の凹部22に係合される。このとき、カム41が回転
する範囲は、同カム41がゴムストッパ6に接触するこ
とによって規制されている。
【0023】図3に示すように、アンロック状態検出ス
イッチ60は、第2のケース17bの壁面と引込用スト
ッパ7との間に設けられている。アンロック状態検出ス
イッチ60は、可動部材としての当接板60cと弾性手
段としてのスプリング60bと検出器60aとを備えて
いる。当接板60cは、複数のスプリング60bにより
第2のケース17bの壁面に固定されている。
【0024】検出器60aは、引込用ストッパ7に対向
するように、第2のケース17bの壁面に取付けられて
いる。当接板60cは、カム41が時計周り方向(図3
の矢印F1方向)に回転すると、引込用ストッパ7によ
り押圧される。この場合、当接板60cは、第2のケー
ス17bに取付けられた検出器60a側へ移動する。当
接板60cが検出器60aに接触したとき、アンロック
状態検出スイッチ60のオン・オフ状態が切替わるよう
になっている。
【0025】図4に示すように、カム41を回転させる
モータ43は、制御手段としてのマイコン32によって
駆動制御される。バッテリ65には、給電制御回路を構
成するエンジン始動・停止スイッチ63の接点73aと
電流ラッチ手段としてのリレー64の接点74aとの接
点76aが電気的に接続されている。本実施形態では、
エンジン始動・停止スイッチ63としてモーメンタリ式
スイッチが利用されている。よって、エンジン始動・停
止スイッチ63は、その操作時においてオフ状態からオ
ン状態にスイッチを切り替えた後に操作力がなくなると
すぐにオフ状態に復帰する。一方、電流ラッチ手段とし
てのリレー64は、エンジン始動・停止スイッチ63の
操作時から一定期間電流を流しつづける作用(ラッチ作
用)を有している。また、セルモータ69、マイコン3
2は、エンジン始動・停止スイッチ63の接点73bと
リレー64の接点74bとの接点76bに電気的に接続
されている。リレー64は、切替スイッチ64aと接点
74a,74bとコイル部L1とを備えている。コイル
部L1の一端は前記接点76bに接続されており、他端
はアンロック状態検出スイッチ60の接点75aに接続
されている。また、アンロック状態検出スイッチ60の
接点75bは接地されている。
【0026】アンロック状態検出スイッチ60は、可動
部材としての当接板60cと、複数のスプリング60b
と接点75a,75bとを備えている。前記当接板60
cには、接点75a,75bと接する接触片60dが取
付けられている。ロック時において、前記接触片60d
は、スプリング60bの付勢力により接点75a,75
bに当接している。このため、接点75a,75bの間
は導通されている。一方、アンロック時において、当接
板60cはロックピン12と凹部22との係合が解除さ
れる方向に作動する。つまり、当接板60cは、ロック
ピン12によりスプリング60bの付勢する方向とは逆
方向に押圧される。すると、接触片60dは接点75
a,75bより離間する。このため、接点75a,75
bの間の導通は解除される。
【0027】セルモータ69は、バッテリ65から供給
される電源によって作動することにより、エンジンを始
動させるようになっている。セルモータ69は、FET
(電界効果トランジスタ)100のドレイン端子に接続
されている。FET100のゲート端子はマイコン32
に接続され、FET100のソース端子は接地されてい
る。
【0028】エンジン始動・停止スイッチ63及びリレ
ー64とモータ43との間には、スイッチング手段とし
ての切替スイッチ61が配設されている。切替スイッチ
61は可動接点61a,61bを有している。可動接点
61aは、接点71a,71bに当接して、接点71
a,71bの間を導通させるようになっている。このと
き、モータ43は通電状態に切り替えられる。可動接点
61aは、切替スイッチ61が手動で操作されると、接
点71a,71bから離間する。そして、切替スイッチ
61は、車両が運転されているときに接点71a,71
bを開放状態にし、ロック手段給電経路81を機械的に
遮断する。つまり、可動接点61aは、切替スイッチ6
1に連動してロック手段給電経路81を非通電状態に切
り替える。このとき、モータ43は作動不能状態にな
る。また、可動接点61bは、切替スイッチ61の操作
に連動して接点72a,72bに当接する。このとき、
可動接点61bは、イグニッション電源経路82を通電
状態に切り替える。このとき、電子燃料噴射装置やその
他の電気部品が通電状態に切り替えられる。
【0029】また、エンジン始動・停止スイッチ63と
リレー64との接点76bは、接点72aに電気的に接
続されている。接点72bは、エンジンを稼動させるた
めの図示しない電子燃料噴射装置やその他の電気部品に
接続されている。この場合、接点72a,72b及び電
子燃料噴射装置やその他の電気部品に電流が流れる経路
はイグニッション電源経路82となる。イグニッション
電源経路82には、車両の電子燃料噴射制御装置やその
他の電気部品を作動させるための電流が接点72a,7
2bを介して流れるようになっている。
【0030】また、接点76bは接点71aに電気的に
接続されている。接点71bはモータ43に電気的に接
続されている。モータ43は、FET62のドレイン端
子に電気的に接続されている。FET62のゲート端子
はマイコン32に接続され、FET62のソース端子は
接地されている。即ち、接点71a,71b、モータ4
3及びFET62に電流が流れる経路がロック手段給電
経路81となる。FET62は、マイコン32から駆動
信号が出力されるとオン状態になる。このとき、モータ
43は正転するように制御される。すると、平歯車50
及びカム41は、第2回転軸44を中心として時計周り
方向(図3の矢印F1方向)に回転する。つまり、ロッ
ク手段給電経路81には、ロックピン12をステアリン
グシャフト21に係合させる方向にモータ43を駆動さ
せる電流が接点71a,71bを介して流れるようにな
っている。
【0031】次に、電子式ステアリングロック装置1の
動作を説明する。まず、図5(a)に、車両が駐車され
ている時の、電子式ステアリングロック装置1の状態を
示す。この場合、マイコン32及びモータ43は非通電
状態になっている。ロックピン12の先端部は、ステア
リングシャフト21の凹部22に係合されている。ま
た、当接板60cは、アンロック状態検出スイッチ60
をオン状態にするオン位置Aにて停止している。この場
合、当接板60cに取付けられた接触片60dは、接点
75a,75bの間を導通させている。
【0032】ユーザーが車両に乗車して、エンジン始動
・停止スイッチ63をオン状態にする。すると、エンジ
ン始動・停止スイッチ63の接点73a,73bの間
は、切替スイッチ63aにより導通される。この場合、
リレー64のコイル部L1及びアンロック状態検出スイ
ッチ60に電流が流れる。よって、リレー64の切替ス
イッチ64aは、コイル部L1に電流が流れることによ
り、接点74a,74bの間を導通させる。ところが、
エンジン始動・停止スイッチ63はモーメンタリ式であ
るため、接点73a,73bの間の導通はすぐに解除さ
れる。しかし、リレー64の切替スイッチ64aは、依
然として接点74a,74bの間が導通された状態に保
持される。このようにリレー64によって電流がラッチ
される結果、マイコン32及びモータ43がリレー64
を介してバッテリ65と電気的に接続される。従って、
マイコン32及びモータ43は通電状態が維持される。
マイコン32は、モータ43を駆動させる制御を行うた
めにFET62に作動信号が送信する。すると、FET
62はオン状態になるため、モータ43の駆動が開始さ
れる。
【0033】モータ43の駆動が開始されると、カム4
1は第2回転軸44を中心に時計周り方向(図3のF1
方向)に回転する。すると、図5(b)に示すように、
ロックピン12は、凹部22との係合が解除されアンロ
ック方向(図5(b)の矢印F3方向)へ作動する。よ
って、ステアリングシャフト21及びステアリングホイ
ールが回転可能となる。この場合、当接板60cは、ロ
ックピン12によりスプリング60bの付勢する方向と
は逆方向(図5(b)のF3方向)に押圧される。その
結果、当接板60cは、アンロック状態検出スイッチ6
0をオフ状態にするオフ位置Bまで移動する。よって、
当接板60cに取付けられた接触片60dは、接点75
a,75bから離間する。従って、接点75a,75b
の間の導通は解除される。すると、リレー64のコイル
部L1に電流が流れなくなるため、接点74a,74b
の間の導通も解除される。つまり、リレー64はオン状
態からオフ状態に切り替る。よって、マイコン32及び
モータ43の給電経路は遮断される。この場合、マイコ
ン32及びモータ43は非通電状態になるため、ロック
ピン12は作動しなくなる。
【0034】アンロック状態検出スイッチ60のオフ状
態が確認されると、モータ43の駆動が停止される。す
ると、当接板60cは、複数のスプリング60bにより
ロック方向(図5(c)の矢印F4方向)に常時付勢さ
れているため、ロック方向に幾分押し戻される。よっ
て、当接板60cは、アンロック状態検出スイッチ60
をオン状態にするオン位置Aまで再び移動する。その結
果、当接板60cに取付けられた接触片60dは、接点
75a,75bの間を再び導通させる。但し、ロックピ
ン12の先端部は、図5(c)に示すように、ステアリ
ングシャフト21の凹部22には係合されない位置に停
止する。
【0035】次に、ユーザが図4に示す切替スイッチ6
1を操作すると、可動接点61aが接点71a,71b
から離間することにより、ロック手段給電経路81が遮
断されて非通電状態になる。つまり、ロック時以外の時
には、ロックピン12を作動させるモータ43は非通電
状態に維持される。それに連動して、可動接点61bが
接点72a,72bに当接する。その結果、イグニッシ
ョン電源経路82が通電状態に切り替えられる。この状
態において、セルモータ69を作動させることによりエ
ンジンが始動する。
【0036】そして、ユーザーが切替スイッチ61を操
作してエンジンを停止すると、切替スイッチ61が図4
に示す状態に戻る。そのため、可動接点61aが再び接
点71a,71bに当接する。ここで、マイコン32
は、モータ43を駆動させるために作動信号をFET6
2に出力する。FET62はオン状態になるとともに、
ロック手段給電経路81は再び通電状態になる。モータ
43の駆動が開始されると、カム41は第2回転軸44
を中心に時計周り方向(図3の矢印F2方向)に回転す
る。ロックピン12は、図5(a)に示される状態に戻
り、その先端部が凹部22に係合される。従って、ステ
アリングシャフト21及び図示しないステアリングホイ
ールが回転不能となる。
【0037】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)マイコン32及びモータ43の給電経路には、モ
ーメンタリ式のエンジン始動・停止スイッチ63とリレ
ー64とが設けられている。この場合、エンジン始動・
停止スイッチ63を一旦オン状態にした後にオフ状態に
復帰させても、リレー64のオン状態は一定期間維持さ
れる。よって、マイコン32及びモータ43は、リレー
64により通電状態が一定期間維持される。このような
理由から、エンジン始動・停止スイッチ63としてモー
メンタリ式スイッチを利用することができる。よって、
車両がエンストした場合、ユーザーはエンジン始動・停
止スイッチ63をワンプッシュするだけでエンジンを再
始動させることができる。従って、エンジンを再始動さ
せるための操作を容易にすることができる。
【0038】(2)アンロック状態検出スイッチ60の
当接板60cは、スプリング60bの付勢力によりロッ
ク方向(図5(a)の矢印F4方向)に常時付勢されて
いる。この場合、当接板60cはロックピン12に押圧
されてオフ位置Bに移動した後に、スプリング60bが
常時付勢する方向に移動する。つまり、アンロック状態
検出スイッチ60は、ロックピン12の押圧力及びスプ
リング60bの付勢力により、一旦オフ状態になった後
に再びオン状態に復帰することができる。よって、アン
ロック状態検出スイッチ60のオン・オフ状態の切替を
機械的に行うことができる。従って、アンロック状態検
出スイッチ60のオン・オフ状態の切替をより確実に行
うことができる。
【0039】(3)アンロック状態検出スイッチ60
は、ロックピン12が、直接当接板60cを押圧するこ
とによりオフ状態になるとともに、スプリング60bの
付勢力により再びオン状態になる。このように、アンロ
ック状態検出スイッチ60は、オン・オフ状態を切替え
るための構成が簡単であるため、部品点数を少なくする
ことができる。よって、電子式ステアリングロック装置
1を安価に製造することができる。 [第2実施形態]次に、本発明を具体化した電子式ステ
アリングロック装置1の第2実施形態を図6、図7に従
って説明する。なお、第2実施形態において第1実施形
態と同様の部分においては、その詳細な説明を省略す
る。
【0040】図6に示すように、アンロック状態検出ス
イッチ60の接点75bは、ロック状態検出スイッチ9
0の接点76aに接続されている。ロック状態検出スイ
ッチ90は、接点76a,76bと可動部材としての当
接板90cと弾性手段としてのスプリング90bとを備
えている。当接板90cは、複数のスプリング90bに
よりロックボディ13に固定されている。
【0041】ロックピン12の先端部とは反対側の端部
には、屈曲部12bが形成されている。さらに、屈曲部
12bには、その先端の当接板90c側に凸形状を有す
る凸部12cが設けられている。当接板90cは、凸部
12cにより押圧されることにより、スプリング60b
が付勢する方向とは逆方向に移動することができる。
【0042】当接板90cには接触片90dが取付けら
ている。当接板90cがロックピン12に押圧されてい
ない場合、接触片90dはスプリング90bの付勢力に
より接点76a,76bに当接される。このため、接点
76a,76bの間は導通される。当接板90cがロッ
クピン12に押圧されると、接触片90dが接点76
a,76bより離間するため、接点75a,75bの間
の導通は解除される。この場合、当接板90cは、ロッ
クピン12によりスプリング90bの付勢する方向とは
逆方向に押圧されている。また、ロック状態検出スイッ
チ90の接点76bは接地されている。
【0043】次に、第2実施形態における電子式ステア
リングロック装置1の動作を説明する。まず、図7
(a)に、車両が駐車されている時の電子式ステアリン
グロック装置1の状態を示す。この場合、マイコン32
及びモータ43は非通電状態になっている。ロックピン
12の先端部は、ステアリングシャフト21の凹部22
に係合されている。当接板90cは、アンロック状態検
出スイッチ60をオン状態にするオン位置A1に停止し
ている。当接板90cに取付けられた接触片90dは、
接点76a,76bに当接している。
【0044】ユーザーは車両に乗車して、エンジン始動
・停止スイッチ63をオン状態にする。すると、エンジ
ン始動・停止スイッチ63の接点73a,73bの間
は、切替スイッチ63aにより導通される。この場合、
リレー64のコイル部L1、アンロック状態検出スイッ
チ60そしてロック状態検出スイッチ90に電流が流れ
る。よって、リレー64の切替スイッチ64aは、コイ
ル部L1に電流が流れるため、接点74a,74bに当
接される。つまり、接点74a,74bの間は導通され
る。ところが、エンジン始動・停止スイッチ63はモー
メンタリ式であるため、接点73a,73bの間の導通
はすぐに解除される。この場合、リレー64の切替スイ
ッチ64aは、接点74a,74bに当接された状態が
保持される。つまり、接点74a,74bの間は導通さ
れている。よって、マイコン32及びモータ43は通電
状態が維持される。このため、マイコン32よりFET
62に作動信号が送信された場合、FET62はオン状
態になるとともに、モータ43の駆動が開始される。
【0045】モータ43の回転駆動が開始されると、図
7(b)に示すように、ロックピン12はアンロック方
向(図7(b)の矢印F3方向)へ作動する。この場
合、当接板90cはオン位置A1に停止した状態が保持
されている。よって、接触片90dは接点76a,76
bに当接しているため、接点76a,76bの間は導通
した状態が維持されている。
【0046】ユーザーが切替スイッチ61を操作してエ
ンジンを停止すると、切替スイッチ61が図6に示す状
態に戻る。マイコン32は、モータ43を駆動させるた
めに作動信号をFET62に出力する。図7(c)に示
すように、当接板90cは、ロックピン12により押圧
されて、スプリング90bの付勢する方向とは逆方向に
作動する。当接板90cは、アンロック状態検出スイッ
チ60をオフ状態にするオフ位置B1まで移動する。こ
の場合、当接板90cに取付けられた接触片90dは接
点76a,76bから離間する。よって、接点76a,
76bの間の導通が解除されるとともに、ステアリング
シャフト21及び図示しないステアリングホイールが回
転不能となる。
【0047】ロック状態検出スイッチ90の接点76
a,76bの間の導通が解除されるとともに、アンロッ
ク状態検出スイッチ60及びリレー64はオフ状態にな
る。よって、マイコン32とモータ43とは非通電状態
になる。すると、ロックピン12は、スプリング90b
の付勢力によりアンロック方向(図7(c)の矢印F3
方向)へ幾分移動し図7(a)の状態に戻る。この場
合、当接板90cは、アンロック状態検出スイッチ60
をオン状態にするオン位置A1に停止する。このため、
接触片90dは接点76a,76bに当接された状態に
なる。
【0048】従って、この第2実施形態によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (4)リレー64は、エンジン始動・停止スイッチ63
の操作時からロック状態検出スイッチ90のオン・オフ
状態が切り替った時に、マイコン32及びモータ43の
給電経路を遮断する。ロック完了時には、マイコン32
及びモータ43は非通電状態に維持される。よって、マ
イコン32には電気的ノイズが発生しないため、モータ
43が誤作動することはない。従って、電子式ステアリ
ングロック装置1の信頼性を向上させることができる。
また、ロック完了時には、ロックピン12を作動させる
マイコン32及びモータ43が非通電状態に維持され
る。従って、電子式ステアリングロック装置1の消費電
力を低減することができる。
【0049】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、アンロック状態検出スイッチ60
及びロック状態検出スイッチ90は、スイッチの押圧部
に力が加わることによりオン・オフ状態が切替えられる
接触式のスイッチであった。しかし、アンロック状態検
出スイッチ60及びロック状態検出スイッチ90は、非
接触式のスイッチ、例えば近接スイッチ、光電スイッチ
等であっても良い。
【0050】・前記実施形態では、電流ラッチ手段とし
てリレー64を用いていた。しかし、電流ラッチ手段は
リレー64に限らず、給電経路を一定期間導通した後に
遮断させる機能を備えているものであれば、例えば電気
回路によって構成されたものでもよい。
【0051】・前記実施形態では、アンロック状態検出
スイッチ60の当接板60cは、弾性手段としてのスプ
リング60bによりロック方向に常時付勢されている。
しかし、弾性手段はスプリング以外のものであっても良
い。具体的には、シリコーンゴム、合成ゴム、天然ゴ
ム、スポンジ等を使用しても良い。
【0052】・前記実施形態では、アクチュエータとし
てモータ43を用いている。しかし、アクチュエータは
モータ43に限らず、ロックピン12を作動させるもの
であればソレノイド等であっても良い。または、ロック
ピン12をエアシリンダ等の流体アクチュエータにより
作動させても良い。
【0053】・前記実施形態では、電子式車両盗難防止
装置として、ステアリングシャフト21の回転の可否を
制御する電子式ステアリングロック装置1に具体化して
いる。しかし、電子式車両盗難防止装置は、例えば車輪
の回転をロックピン12相当のロック手段によって規制
する電子式走行規制装置や、シフトポジションの切替操
作をロックピン12相当のロック手段によって規制する
電子式シフトロック装置等であっても良い。即ち、可動
部材は、電子式走行規制装置では車軸、電子式シフトロ
ック装置ではシフトレバーであっても良い。
【0054】・前記実施形態では、当接板60cは、複
数のスプリング60bにより第2のケース17bに固定
されていた。しかし、当接板60cは、1個のスプリン
グ60bにより固定されても良い。
【0055】・前記実施形態では、ロック手段給電経路
81への通電は、切替スイッチ61を操作することによ
って機械的に遮断されるようになっていた。しかし、キ
ープレートを挿入し、キープレートの先端で可動接点6
1a,61bを直接作動させることにより、ロック手段
給電経路81の通電を機械的に遮断するようにしても良
い。
【0056】・前記実施形態では、スイッチング手段と
して切替スイッチ61を用いている。しかし、スイッチ
ング手段として、パワートランジスタやパワーMOSF
ET等の無接点スイッチング素子を用いても良い。
【0057】・前記実施形態では、スイッチング素子と
してFET62が用いられていた。しかし、FET62
の代りに、バイポーラトランジスタ、IC等をスイッチ
ング素子として用いても良い。
【0058】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1〜3のいずれか1項において、アクチュ
エータはモータであることを特徴とする電子式車両盗難
防止装置。このようにすれば、構成を簡単にできるた
め、安価で信頼性の高い電子式車両盗難防止装置を作製
することができる。
【0059】(2)請求項1〜3のいずれか一項におい
て、弾性手段は金属製のスプリングであることを特徴と
する電子式車両盗難防止装置。このようにすれば、構成
を簡単にできるため、安価で信頼性の高い電子式車両盗
難防止装置を作製することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、エンジン始動・停止スイッチとしてモー
メンタリ式スイッチが利用可能になるため、エンジンを
再始動させるための操作を容易にすることができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、電子式ス
テアリングロック装置の信頼性が向上するとともに、安
価に製造することができる。請求項3に記載の発明によ
れば、電子式ステアリングロック装置の信頼性が向上す
るとともに、消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるステアリングロック装置
を示す側面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図1の3−3線における断面図。
【図4】同じく電子式ステアリングロック機構の回路
図。
【図5】(a)はロックピンがロック位置に固定された
状態を説明するための断面図。(b)はロックピンとス
テアリングシャフトとの係合が解除された状態を説明す
るための断面図。(c)はロックピンがアンロック位置
に固定された状態を説明するための断面図。
【図6】第2実施形態における電子式ステアリングロッ
ク機構の回路図。
【図7】(a)はロックピンがロック位置に固定された
状態を説明するための断面図。(b)はロックピンとス
テアリングシャフトとの係合が解除された状態を説明す
るための断面図。(c)はマイコン及びモータが非通電
時の状態を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…電子式ステアリングロック装置、12…ロックピ
ン、21…ステアリングシャフト、22…凹部、32…
マイコン、43…モータ、60…アンロック状態検出ス
イッチ、63…エンジン始動・停止スイッチ、64…リ
レー、90…ロック状態検出スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳野 正樹 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動系機構及び操舵駆動系機構の
    うちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロ
    ック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータ
    と、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを
    備える電子式車両盗難防止装置であって、 前記制御手段または前記アクチュエータの給電経路に、
    モーメンタリ式のエンジン始動・停止スイッチと、前記
    ロック手段と前記可動部材との係合解除時において、オ
    ン・オフ状態が一旦切り換わってから元のオン・オフ状
    態に復帰するアンロック状態検出スイッチと、前記エン
    ジン始動・停止スイッチ及び前記アンロック状態検出ス
    イッチのオン・オフ状態に基づき、前記エンジン始動・
    停止スイッチの操作時から前記アンロック状態検出スイ
    ッチのオン・オフ状態が切り換わるまでの間該給電経路
    を導通させるとともに、前記アンロック状態検出スイッ
    チのオン・オフ状態が切り換わったときに前記給電経路
    を遮断する電流ラッチ手段とからなる給電制御回路を設
    けたことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記アンロック状態検出スイッチは、同
    スイッチをオン状態にするオン位置とオフ状態にするオ
    フ位置とに移動する可動部材と、前記アンロック状態検
    出スイッチをオン状態またはオフ状態にさせる方向に常
    時付勢する弾性手段とを備え、 前記ロック手段と前記可動部材との係合解除時におい
    て、前記可動部材は、前記弾性手段の付勢する方向とは
    逆方向へ前記ロック手段によって押圧されながら前記オ
    ン位置または前記オフ位置まで移動した後に、前記弾性
    手段の付勢力により前記オン位置に移動した前記可動部
    材は前記オフ位置へ、または前記オフ位置に移動した前
    記可動部材は前記オン位置へ復帰することを特徴とする
    請求項1に記載の電子式車両盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記給電制御回路は、前記ロック手段と
    前記可動部材との係合時において、オン・オフ状態が一
    旦切り換わってから元のオン・オフ状態に復帰するロッ
    ク状態検出スイッチを備え、 前記電流ラッチ手段は、前記エンジン始動・停止スイッ
    チ、前記アンロック状態検出スイッチ及び前記ロック状
    態検出スイッチのオン・オフ状態に基づき、前記エンジ
    ン始動・停止スイッチの操作時から前記ロック状態検出
    スイッチのオン・オフ状態が切り換わるまでの間該給電
    経路を導通させるとともに、前記ロック状態検出スイッ
    チのオン・オフ状態が切り換わったときに該給電経路を
    遮断することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の電子式車両盗難防止装置。
JP2002157959A 2002-05-30 2002-05-30 電子式車両盗難防止装置 Expired - Fee Related JP3895216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002157959A JP3895216B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 電子式車両盗難防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002157959A JP3895216B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 電子式車両盗難防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003341478A true JP2003341478A (ja) 2003-12-03
JP3895216B2 JP3895216B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=29773558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002157959A Expired - Fee Related JP3895216B2 (ja) 2002-05-30 2002-05-30 電子式車両盗難防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3895216B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3895216B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002062635A1 (fr) Mecanisme electronique de verrouillage de direction
JP3851803B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
US6889532B2 (en) Electrically operated steering shaft lock device
JP5732694B2 (ja) 自動車の開閉部の施錠を行うための電気錠
JP2003112602A (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP4786493B2 (ja) ステアリングロック装置
JP4658406B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP3851802B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP2685185B2 (ja) ステアリングロック装置
US8825296B2 (en) Method for operating a control system of a motorcycle
JP2004182177A (ja) 電動ステアリングロック装置
US6941781B2 (en) Electrically-operated steering lock device
JP2003341479A (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP2003341478A (ja) 電子式車両盗難防止装置
EP1302375B1 (en) Electronic automobile anti-theft apparatus
JP6378026B2 (ja) ステアリングロック装置
JP2653664B2 (ja) ステアリングロック制御装置
JP4072035B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP4680056B2 (ja) 電動ステアリングロックシステム
JP3379888B2 (ja) 車両用盗難防止装置
JP4199582B2 (ja) 電子式ステアリングロック装置
JP2014201128A (ja) 電動ステアリングロック装置
JP6378025B2 (ja) ステアリングロック装置
JPH0520596Y2 (ja)
JP2004130954A (ja) 電動ステアリングロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061213

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees