JP2003341443A - 自動車用ドリップモールの取付構造 - Google Patents

自動車用ドリップモールの取付構造

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JP2003341443A
JP2003341443A JP2002148283A JP2002148283A JP2003341443A JP 2003341443 A JP2003341443 A JP 2003341443A JP 2002148283 A JP2002148283 A JP 2002148283A JP 2002148283 A JP2002148283 A JP 2002148283A JP 2003341443 A JP2003341443 A JP 2003341443A
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Japan
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lip portion
side panel
contact
lip
drip molding
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JP2002148283A
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English (en)
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Mamoru Kagawa
衛 香川
Hiroyuki Sase
博幸 佐瀬
Tetsuji Tamura
哲持 田村
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Honda Motor Co Ltd
Katayama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Katayama Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドパネルに対するリップ部の接触安定性
を高め、風圧によるリップ部の振動の発生等を防止す
る。 【解決手段】 サイドパネル13に接触するリップ部1
8を断面中空とし、かつ、その外周を断面円弧状に形成
するとともに、サイドパネル13における同リップ部1
8が接触する部分に、断面円弧状の段部19を形成し、
これらリップ部18と段部19を面接触させるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体サイドパネルと
フロントウィンドまたはルーフとの接続部分にドリップ
モール(しずく除け)を取付けるための自動車用ドリッ
プモールの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドリップモールは、図6に示すようにウ
ィンド当て部1とルーフ当て部2とから成り、ウィンド
当て部1が車体のサイドパネル3とフロントウィンドW
の接続部分に、ルーフ当て部2がサイドパネル3とルー
フRの接続部分にそれぞれ取付けられて、両接続部分か
らサイドウィンド側への水の流出を防止する。
【0003】また、ウィンド当て部1は、図7に示すよ
うにフロントウィンドWとサイドパネル3の接続部分に
形成される凹溝4を隠蔽し、ルーフ当て部2は、図8に
示すように、ルーフRとサイドパネル3の接続部分に形
成される凹溝4′を隠蔽する役割をも有する。
【0004】同モールは、図7,8に示すように、ロー
ル成形法によって成形された金属板製の芯材5を、押出
し成形によりプラスチックまたはゴム(弾性を有する材
料)製の被覆材6で被覆して構成され、一般にはウィン
ド当て部1とルーフ当て部2が連続して一体成形され
る。
【0005】また、ドリップモールには、幅方向の一側
に第1リップ部7、反対側に第2リップ部8がそれぞれ
設けられ、第1リップ部7がウィンド当て部1ではフロ
ントウィンドWに、ルーフ当て部2ではルーフRに、ま
た第2リップ部8が両当て部1,2を通じてサイドパネ
ル3にそれぞれ弾性的に接触してシール作用を行う。
【0006】この両リップ部7,8はフロントウィンド
W、ルーフR、サイドパネル3の組み付け誤差をその弾
性によって吸収しながらシール作用を確保できるよう
に、下向き(第1リップ部7)または横向き(第2リッ
プ部8)に突出して設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は,図
7,8に示すように第2リップ部8をやや先太の単なる
舌片状に形成し、同リップ部8の先端をサイドパネル3
の平直な表面に対して線接触させているに過ぎないた
め、同リップ部8の接触安定性が低く、走行中の風圧に
よって同リップ部8が細かく、そして激しく振動して音
が発生するという問題があった。
【0008】また、この第2リップ部8の振動によって
同リップ部先端とサイドパネル表面が擦れ合うため、長
期使用中にサイドパネル3の接触部分が損傷したり、リ
ップ部8が変形してシール性が低下したりするおそれが
あった。
【0009】また、リップ部8とサイドパネル3の接触
部分によるモール支持力が低く、外力が作用した場合に
リップ部8が滑ってモール全体が変形し易いという問題
もあった。
【0010】そこで本発明は、サイドパネルに対するリ
ップ部の接触安定性を高め、風圧によるリップ部の振動
やリップ部の変形を防止できるとともに、モール支持力
を高めて外力によるモールの変形を防止することができ
る自動車用ドリップモールの取付構造を提供するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、リッ
プ部を備えたドリップモールを、サイドパネルとウィン
ドまたはルーフとの接続部分に、上記リップ部がサイド
パネルに弾性的に接触する状態で取付ける自動車用ドリ
ップモールの取付構造において、上記リップ部が中空断
面形状に形成される一方、上記サイドパネルにおける上
記リップ部が接触する部分に、リップ部の外周に沿う段
部が形成されたものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、段部が、リップ部の外周と面接触する形状に形成さ
れたものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、段部、及びこの段部に接触するリップ部の外周が相
対応する断面円弧状に形成されたものである。
【0014】上記構成によると、 サイドパネルに接触するリップ部を中空断面形状に
形成したことによってその剛性及び強度を高めることが
できる。このため、リップ部の振動の前提となる変形が
抑えられる。
【0015】 サイドパネルにおけるリップ部が接触
する部分に、リップ部の外周に沿う段部を形成したか
ら、リップ部が中空状でその外周面積が大きくなること
と相まって、リップ部とサイドパネルの接触面積を増加
させることができる。
【0016】 リップ部に作用する下向き及び横向き
両方の外力を段部で支持することができる。このため、
サイドパネルによるリップ部の支持力が高められる。
【0017】この三点の相乗効果により、サイドパネル
に対するリップ部の接触状態が安定するため、走行中の
風圧によるリップ部の振動を抑制し、この振動による音
の発生やサイドパネルの損傷、リップ部の変形を効果的
に防止することができる。
【0018】また、リップ部によるモール支持力が高め
られるため、外力によるモール全体の変形を防止するこ
とができる。
【0019】とくに、請求項2,3の構成によると、リ
ップ部と段部とが面接触するため、接触安定性及びモー
ル支持力がより高められる。
【0020】なかでも、請求項3の構成によると、リッ
プ部の外周と段部が円弧面で接触するため、(イ)多少
の製作誤差や組み付け誤差があっても面接触状態が確保
され易いこと、(ロ)リップ部に作用する多方向の外力
が円弧面での接触部分で受けられることにより、接触安
定性をより一層高め、リップ部の振動防止効果がきわめ
て高いものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図5に
よって説明する。
【0022】基本実施形態(図1〜図3参照) このドリップモールは、従来同様、図1に示すウィンド
当て部11と、図2に示すルーフ当て部12が一体に連
続形成されて成り、ウィンド当て部11がフロントウィ
ンドWとサイドパネル13の接続部分に、ルーフ当て部
12がルーフRとサイドパネル13の接続部分にそれぞ
れ取付けられる。
【0023】図1中の14はフロントウィンドWとサイ
ドパネル13の接続部分に形成された凹溝、図2中の1
4′はルーフRとサイドパネル13の接続部分に形成さ
れた凹溝、15は金属板材をロール成形して成るドリッ
プモールの芯材、16は押出し成形によってこの芯材1
5の外周に装着されたプラスチックまたはゴム製の弾性
を有する被覆材である。
【0024】この被覆材16には、幅方向の一側に下向
きの第1リップ部17、反対側に横向きの第2リップ部
18がそれぞれモール全長に亘って突設され、第1リッ
プ部17がフロントウィンドWまたはルーフRに、第2
リップ部18がサイドパネル13にそれぞれ弾性的に接
触してシール作用を行う。
【0025】ここで、第2リップ部18は、図3にも示
すように断面中空状で、かつ、外周が断面円弧状に形成
されている。
【0026】一方、サイドパネル13におけるこの第2
リップ部18が接触する部分に段部19が形成されてい
る。
【0027】この段部19は、第2リップ部18の外周
面(円弧状)に沿う円弧状に形成され、同リップ部18
の外周面が段部19に面接触状態で密着するように構成
されている。
【0028】なお、図3は、図1に示すフロントウィン
ドWとサイドパネル13の接続部分における第2リップ
部18と段部19の接触部分を例示しているが、図2に
示すルーフRとサイドパネル13の接続部分についても
図3と同様の接触状態が得られる。
【0029】こうすれば、 a. 第2リップ部18が中空断面形状に形成したこと
によってその剛性及び強度を高めることができる。この
ため、リップ部の振動の前提となる変形が抑えられる。
【0030】b. この第2リップ部18が、同リップ
部18の外周面に沿う円弧状に形成されたサイドパネル
13の段部19に面接触するため、同リップ部18が中
空状でその外周面積が大きくなることと相まって、図
7,8に示す従来構造と比較して、同リップ部18とサ
イドパネル13の接触面積が格段に増加する。
【0031】c. 同リップ部18に作用する下向き及
び横向き両方の外力が段部19で支持されるため、サイ
ドパネル13による同リップ部18の支持力が高められ
る。
【0032】d. リップ部18の外周と段部19が円
弧面で接触するため、多少の製作誤差や組み付け誤差が
あっても面接触状態が確保され易いとともに、リップ部
18に作用する多方向の外力がもれなく段部19で受け
られる。
【0033】これらの点の相乗効果により、サイドパネ
ル13対する第2リップ部18の接触状態を、図7,8
に示す舌片状リップ部8をサイドパネル13の平直面に
接触させるだけの従来構造と比較して遙かに安定させる
ことができる。
【0034】これにより、走行中の風圧による第2リッ
プ部18の振動を抑制し、この振動による音の発生や、
両者が擦れ合うことによるサイドパネル13の傷付き、
リップ部18の変形を防止することができる。
【0035】また、上記a〜dによって第2リップ部1
8でのモール支持力を従来よりも遙かに高めることがで
きるため、外力によるモール全体の変形を防止すること
ができる。
【0036】なお、この実施形態では、図1,2に示す
ようにサイドパネル13の高さ寸法が前部から後部に向
かって漸減し、このサイドパネル形状に合わせて第1リ
ップ部17の突出量が前端から後端に向かって漸次小さ
く設定された場合を例示しているが、この第1リップ部
17の突出状況はサイドパネル形状に応じて種々変更す
ることができる。
【0037】他の実施形態 (1)第2リップ部18の外周形状は、上記第1実施形
態で挙げた円弧状に限らず、種々変更することができ
る。たとえば、図4に示すように外周が四角形で、段部
19に対応する角部が円弧面となった形状、あるいは図
5に示すように外周がほぼ菱形で、段部19に対応する
角部が円弧面となった形状に形成してもよい。
【0038】(2)サイドパネル13の段部19は、第
2リップ部18の外周と完全に符合する円弧状でなくて
もよく、同リップ部19の外周面が一部で面接触する円
弧状としてもよい。
【0039】また、同リップ部外周面及び段部19の少
なくとも一方は、必ずしも円弧状でなくてもよく、少な
くともこれらの一部が面接触する形状としてもよい。こ
の場合、リップ部18の弾性変形によって面接触状態が
得られる形状であってもよい。
【0040】
【発明の効果】上記のように本発明によると、サイドパ
ネルに接触するリップ部を中空断面形状に形成するとと
もに、サイドパネルにおける同リップ部が接触する部分
に段部を形成したから、リップ部の接触安定性を高める
ことができ、これにより走行中の風圧によるリップ部の
振動を抑制し、この振動による音の発生やサイドパネル
の傷付き、リップ部の変形を効果的に防止することがで
きる。
【0041】また、リップ部によるモール支持力を高め
ることができるため、外力によるモール全体の変形をも
防止することができる。
【0042】とくに、請求項2,3の発明によるとリッ
プ部と段部とを面接触させ、なかでも請求項3の発明に
よるとリップ部の外周と段部を円弧面で接触させるた
め、接触安定性及びモール支持力をより一層高め、リッ
プ部の振動防止効果及びモール変形防止効果をさらに高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態にかかるドリップモール
のウィンド当て部の断面図である。
【図2】同ルーフ当て部の断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図3相当図であ
る。
【図5】本発明のまた別の実施形態を示す図2相当部分
の一部拡大図である。
【図6】自動車上部の概略斜視図である。
【図7】図6VII−VII線拡大断面図である。
【図8】図6VIII−VIII線拡大断面図である。
【符号の説明】
11 ウィンド当て部 12 ルーフ当て部 13 サイドパネル W フロントウィンド R ルーフ 18 リップ部 19 サイドパネルの段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐瀬 博幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 田村 哲持 岡山県井原市西江原町1005番地の1 片山 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC09 AD33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リップ部を備えたドリップモールを、サ
    イドパネルとウィンドまたはルーフとの接続部分に、上
    記リップ部がサイドパネルに弾性的に接触する状態で取
    付ける自動車用ドリップモールの取付構造において、上
    記リップ部が中空断面形状に形成される一方、上記サイ
    ドパネルにおける上記リップ部が接触する部分に、リッ
    プ部の外周に沿う段部が形成されたことを特徴とする自
    動車用ドリップモールの取付構造。
  2. 【請求項2】 段部が、リップ部の外周と面接触する形
    状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車
    用ドリップモールの取付構造。
  3. 【請求項3】 段部、及びこの段部に接触するリップ部
    の外周が相対応する断面円弧状に形成されたことを特徴
    とする請求項2記載の自動車用ドリップモールの取付構
    造。
JP2002148283A 2002-05-22 2002-05-22 自動車用ドリップモールの取付構造 Withdrawn JP2003341443A (ja)

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