JP2003341360A - 巻き取り式自動車用サンバイザー - Google Patents

巻き取り式自動車用サンバイザー

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JP2003341360A
JP2003341360A JP2002157040A JP2002157040A JP2003341360A JP 2003341360 A JP2003341360 A JP 2003341360A JP 2002157040 A JP2002157040 A JP 2002157040A JP 2002157040 A JP2002157040 A JP 2002157040A JP 2003341360 A JP2003341360 A JP 2003341360A
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belt
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winding
sun
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Kazumi Mitsuhiro
和三 光廣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】左右のサンバイザーの隙間から漏れる太陽光の
遮断及び、背の低い人のサンバイザーの有効活用及び、
炎天下駐車での、ハンドル、ダッシュパネル等の高温化
の防止。 【解決手段】左右両端を略 ⌒ 断面形状で硬質の弾性
部材からなるベルト8と一体化した伸縮自在の表皮材か
らなるサンバイザー部2と、これを巻き取る筒状の弾性
体の巻き取り部1を巻き取りモーター7と回転可能に直結
させ、ガイドレール4を介して天井へ取り付け、下側の
左右両方に、渦巻きバネ5を同軸上に伴い、ベルト8を
ベルトガイド9を介して下方向へ巻き込むベルトホルダ
ー6を、回転可能にガイドレール4を介して、フロントピ
ラー(リヤーピラー)へ取りつけ、フロントピラーと平
行に、ガイドレール4を設け、巻き取り部1の中央に、こ
れを保持する、ローラー部3を天井に設置し、サンバイ
ザー部2の下端末内に、これを保持し左右にスライドす
るロッドを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はルームミラー等の隙
間からの太陽光を完全に遮断し、かつ炎天下駐車中での
ハンドル、ダッシュパネル等が高温になるのを防ぐ、自
動車用サンバイザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用サンバイザーは、板状の
日よけ板を天井のほぼ前縁位置に揺動自在に軸着し、前
方からの太陽光を板状の日よけ板を回転させ影になるよ
う、手で操作していた。
【0003】しかし、従来のサンバイザーでは左右のサンバ
イザーはそれぞれ分離し、また回転操作させて使用して
いるため、その隙間及びフロントピラーとの隙間から太
陽光が漏れ、機能的に十分とはいえなかった。また背の
低い人にとってはよほど大きなサンバイザーでない限り
は、最大限取り出しても、太陽光を遮断することはでき
なかった。また、炎天下駐車においては、ハンドル、ダ
ッシュパネル等が手を触れることが出来ないほど高温に
なることがしばしばであった。
【0004】この対策として、日よけ部が分割して左右にス
ライドして隙間をなくす構造(特願平06−104465)のも
のまたは、折りたたみ式で、2段回転取り出しで、少し
下まで下げられる構造(実登 3010687)のものもある
が、両者同時に実施できないため不十分であり、又構造
も複雑になり、操作も面倒なものであった。
【0005】また、炎天下駐車での、ハンドル、ダッシュパ
ネル等が高温になるのを防止するため、アコーデオン状
の日よけを、別途購入して、ダッシュパネル等に取り付
けることも出来るが、非常に面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】左右のサンバイザ
ー、およびフロントピラーとの隙間から漏れる太陽光の
遮断及び、背の低い人のサンバイザーの有効活用及び、
炎天下駐車での、ハンドル、ダッシュパネル等の高温化
の防止である。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、左右両端を略 ⌒
断面形状で硬質の弾性部材からなるベルト8の外側のほ
ぼ半周へ接着または溶着して一体化した伸縮自在の表皮
材からなるサンバイザー部2を、筒状の弾性体の巻き取
り部1へ巻き取り可能に取り付け、その巻取り部の左右
一方をガイドレール4を介して天井へ、また他方を巻き
取りモーター7へ回転可能に直結させ反対側のガイドレ
ールを介して天井へ取り付け、下側の左右両端に、渦巻
きバネ5を同軸上に伴いベルト8をベルトガイド9を介し
て下方向へ巻き込み力を持たせ巻き込むベルトホルダー
6を、回転可能になるよう、ガイドレール4を介して、フ
ロントピラー(リヤーピラー)へ取りつけ、左右のベル
ト8の上下の案内と前後及び左右の保持のため、フロン
トピラーと平行に、(または一体)ストッパー部4aを
持つガイドレール4を設け、巻き取り部1の中央を、常に
押えるよう、ローラースプリング3hとローラープレー
ト3eによって保持されている押えローラー3fを設
け、巻取り部1の中央全体を保持する、複数のローラー3
iをローラーブラケット3gを介して天井に設置し、サ
ンバイザー部の下端末、袋部2bの内側に、両端の左右
のベルト8に片側を回転可能に取り付け左右に伸縮自在
にスライドするロッド2cとこの外周を円滑に動くよう
規制する、ロッドホルダー2dを設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】サンバイザー使用時は巻き取り用
モーター7のスイッチを逆転に入れることで、モーター
は逆転し、巻き取られたサンバイザー部2とベルト8は
緩みを発生するが、左右のベルト8が渦巻きバネ5で下方
向に常に引き込まれているため、ベルト8はベルトホル
ダー6に巻き取られ、サンバイザー部を任意の位置まで
降ろし巻き取り用モーター7のスイッチを切ることによ
りその位置で常にサンバイザー部は張りを持ったまま、
保持することが出来る。また、巻き取りモーターのスイ
ッチを正転にすると、巻き取りモーター7は正転し渦巻
きバネ5の下方向の引き込み力に打ち勝ち、巻取り部1に
サンバイザー部2を巻き取り、サンバイザーは収納され
ていく。したがって、巻き取りモーターの正転、逆転さ
せることで、サンバイザーの位置を自由に調整すること
が可能となる。また、炎天下駐車においては、サンバイ
ザーを駐車最下段域に下げることも可能となる。
【0009】
【実施例】筒状の弾性体からなる、巻取り部1は図1、
図2のように、左右一方をガイドレール4を介して天井
へ、また他方を巻き取りモーターへ回転可能に直結さ
せ、反対側のガイドレール4を介して、天井へ取り付け
てある。サンバイザー部2は伸縮自在の表皮材で構成
し、左右両端を図3のように、略 ⌒ 断面形状で硬質
の弾性部材でできたベルト8の外側のほぼ半周へ接着又
は溶着し一体化しており、この一体化したサンバイザー
部は、巻き取り部1へ図2、図5のように巻き取り可能に
取り付けている。また左右両端のベルト8は、図4に示す
ようにベルトガイド9を介して、下側を渦巻きバネ5の巻
取りホルダーと一体で作られたベルトホルダー6へ、下
方向の巻き込み力を持ったまま、回転可能にガイドレー
ル4を介してフロントピラー(リヤーピラー)へ取り付
けてあり、図3に示すように、ベルト8の前後方向の保持
と案内のためガイドレール4を、また左右方向を保持す
るためストッパー部4aを設けてある。また巻取り部1は
図5、図6のように中央を、ローラースプリング3hとロ
ーラープレート3eによって保持されている押えローラー
3fで常に押さえ、巻き取り部1の中央全体を支えるた
め、複数のローラー3iを巻き取り部1の周囲に設置し
て、ローラーブラケット3gを介して天井に取り付ける
ようにしている。またサンバイザー部の下端部を保持す
るため、図5で示す袋部2bの中に、図7、図8に示すよう
に、一端をベルト8にカシメ等で回転可能に取り付け、
且つ左右方向に自在にスライドするロッド2Cとその外周
を円滑に動くよう規制する、ロッドホルダー2dを設けて
いる。また図9、図10に示すように、ガイドレール上に
貫通穴を設け、位置認識センサー10を設置して、ベルト
の表面に位置識別表示8iを設け、サンバイザー部の通
常最下段域から下の領域を認識し、その信号を制御装置
16を経由して手元スイッチ15、巻き取りモーター7
へ送れるように設置し、オートマチックチェンジレバー
のゲート内にPレンジを認識するPレンジ認識センサー
13を設置しその信号を制御装置に送るようにし同領域内
においてPレンジ以外では巻き取りモーターは作動でき
ないようにしてある、また同領域内では制御装置からの
信号でオートマチックチェンジレバーシフトロック14を
作動させ、車が発進できないように設置してある。
【0010】したがって湾曲したフロントガラス(リヤーガ
ラス)であっても、巻取り部1は、回転軸を湾曲させ、
隙間なくこの形状に沿わすことができ、使用時には、巻
き取り用モーター7のスイッチを逆転に入れることによ
り、サンバイザー部2は緩みを発生するが、すぐに左右
のベルト8が渦巻きバネ5を介してベルトホルダー6によ
り下方向に巻き取られるため、張りを持ったまま少しず
つ下に降りて行く。また、両端のベルト8はガイドレー
ル4のストッパー部4aで左右方向を規制、案内され、且
つサンバイザー部2が伸縮自在の表皮材で構成され、サ
ンバイザー部2の下端の袋部2bを保持しているロッド2
dも左右方向に自在にスライドできるので、下方向にハ
の字に広がったフロントガラス(リヤーガラス)11にも
隙間もなく沿いシワ、タクレ等がなくサンバイザー部を
降して行くことが可能となる。また巻き取り時には、巻
取り部1の中央を常に押えローラー3fとローラー3iが
押えているため、巻取り部中央が緩むことなく巻き取ら
れるため、タクレ、ウキ、ふくれなどが発生せず、どの
位置でも張りをもったままのサンバイザー部2を保つこ
とができる。また駐車中で、サンバイザーが駐車最下段
域で全く前方が見えない場合では、オートマチックチェ
ンジレバーシフトロック14が作動しているため、車が発
進できないし、またPレンジ以外ではサンバイザーを通
常使用最下段領域より下げる操作もできないので,運転
中に誤って、サンバイザーを下まで降ろすこともないた
め、安全性も十分確保できる。なお図11で示すように、
ストッパー4aの代わりに複数のストッパー用ローラー
4jをガイドレール4上へ設置してもよい。
【0011】
【発明の効果】左右のサンバイザー、及びフロントピラ
ーの隙間からの太陽光を、完全に遮断でき、背の低い人
でも、サンバイザーとして有効に使用できる。また、サ
ンバイザーの上下調整も手元にスイッチを置くことによ
り、簡単に操作でき、さらに、サンバイザーを、駐車最
下段位置まで降ろすことにより、炎天下駐車で、ハンド
ル、ダッシュパネル等が高温になるのを簡単に防止でき
るため、非常に便利になる。また本サンバイザーを後部
の天井に取り付けた場合、後席の太陽光も、運転席のス
イッチ操作で簡単に遮断できるため便利である。さらに
炎天下駐車で、エンジンをつけたまま待機している場合
でも、前後のサンバイザーを駐車最下段位置まで降ろす
ことにより、車室温度も下げられエアコン使用量も減る
ため、省エネにも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す構造図で、車外からの透視図であ
る。
【図2】構造図の巻取り部Y−Y断面を示す断面図であ
る。
【図3】構造図のガイドレールV−V断面を示す断面図
である。
【図4】構造図のベルトホルダー部位のSを示す詳細図
である。
【図5】構造図の中央X−X断面を示す断面図である。
【図6】構造図中央Uのサンバイザー部の一部を切り取
って見た、ローラー部を示す詳細図である。
【図7】構造図のサンバイザー下端末部Tの一部を切り
取って見た詳細図である。
【図8】構造図のサンバイザー下端末部のロッドの固定
方法を示すW−Wの断面図である。
【図9】位置認識センサーが取り付けてある構造図のZ
−Z断面を示す断面図である。
【図10】本発明の安全装置の構成と関連を示すブロック
図である。
【図11】本発明のストッパー部の別案の構造を示す、V
−Vの断面図である。
【図12】本発明を車内に取り付けた装着図である。
【符号の説明】
1 巻き取り部 2 サンバイザー部 2b 袋部 2c ロッド 2d ロッドホルダー 3 ローラー部 3e ローラープレート 3f 押さえローラー 3g ローラーブラケット 3h ローラースプリング 3i ローラー 4 ガイドレール 4a ストッパー部 4j ストッパー用ローラー 5 渦巻きバネ 6 ベルトホルダー 7 巻き取りモーター 8 ベルト 8i 位置識別表示 9 ベルトガイド 10 位置認識センサー 11 フロントガラス(リヤーガラス) 12 天井 13 Pレンジ認識センサー 14 オートマチックチェンジレバーシフトロック 15 手元スイッチ 16 制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両端を略 ⌒ 断面形状で硬質の弾
    性部材からなるベルト8の外側のほぼ半周へ接着または
    溶着して一体化した伸縮自在のサンバイザー部2を筒状
    の弾性体の巻き取り部1に巻き取り可能に取り付け、巻
    取り部の左右一方をガイドレール4を介して天井へ、ま
    た他方を巻き取りモーター7へ回転可能に直結させ、ガ
    イドレールを介して天井へ取り付け、下側の左右両端
    に、渦巻きバネ5を同軸上に伴いベルト8をベルトガイド
    9を介して下方向へ巻き込み力を持たせ巻き込むベルト
    ホルダー6を、回転可能になるよう、ガイドレール4を介
    してフロントピラー(リヤーピラー)へ取りつけ、内側
    にL型断面からなる、ストッパー部4aを持ちベルト8の
    外周を取り囲む断面を持つガイドレール4をフロントピ
    ラー(リヤーピラー)に平行に設け、巻取り部1の中央
    を常に押えるよう、ローラースプリング3hとローラー
    プレート3eによって保持されている押さえローラー3
    fを設け、巻取り部1の外周を囲むように複数のローラ
    ー3iをローラーブラケット3gを介して天井設置し、
    サンバイザー部下端末袋部2bの内側に、両端を左右の
    ベルト8に片側を回転可能に取り付け左右方向に自在に
    スライドするロッド2cとこの外周を円滑に動くよう規
    制するロッドホルダー2dを設けることを特徴とする、
    左右のサンバイザーが一体となった巻き取り式の自動車
    用サンバイザー。
  2. 【請求項2】巻き取り部1が筒状の弾性部材からなり、そ
    の中央部を押えローラー3fと複数のローラー3iとで支
    えている、請求項1の巻き取り式自動車用サンバイザ
    ー。
  3. 【請求項3】サンバイザー部2の両端を略 ⌒ 断面形状
    を持つ硬質の弾性部材のベルト8に接着または溶着し、
    そのベルト8の左右方向を保持する略L型断面を有する
    ストッパー部4aを持ち、且つベルト8の外周を取り囲
    む断面を持ち、フロントピラー(リヤーピラー)と平行
    に伸びるガイドレール4を有する、請求項1の巻き取り式
    自動車用サンバイザー。
  4. 【請求項4】下方向には渦巻きバネ5のバネ力でベルトホ
    ルダー6へ、上方向には巻き取り用モーター7の回転力で
    巻き取り部1へ、ベルト8とサンバイザー部2を巻き取る
    構造を持つ、請求項1の巻き取り式自動車用サンバイザ
    ー。
  5. 【請求項5】サンバイザー部下端の袋部2bの中に左右両
    端のベルト8に片側を回転自在に固定され左右方向に伸
    縮自在にスライドするロッド2c、とこの外周を円滑に
    動くよう規制するロッドホルダー2dを持つ、請求項1
    の巻き取り式自動車用サンバイザー。
  6. 【請求項6】サンバイザーの通常使用最下段域から下の
    領域を識別する手段である位置識別表示8iをベルト8側
    に、また検出手段である位置認識センサー10を、ガイド
    レール4上、または巻き取り用モーター7内に設け、また
    その信号を受け取り判別する制御装置16と手元スイッチ
    15を設け、Pレンジ認識センサー13をオートマチックチ
    ェンジのゲートに設置して、その信号を制御装置に送る
    ことにより、Pレンジ以外では、サンバイザー部を通常
    最下段領域より下げぬため、巻き取り用モーターを作動
    させないように、又サンバイザー部が通常使用最下段領
    域より下の領域では、オートマチック用チェンジレバー
    シフトロック14を作動させPレンジから他のレンジに作
    動できないようにしたことを特徴とする、請求項1の巻
    き取り式自動車用サンバイザー。
JP2002157040A 2002-05-30 2002-05-30 巻き取り式自動車用サンバイザー Pending JP2003341360A (ja)

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