JP2003340080A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003340080A
JP2003340080A JP2002160169A JP2002160169A JP2003340080A JP 2003340080 A JP2003340080 A JP 2003340080A JP 2002160169 A JP2002160169 A JP 2002160169A JP 2002160169 A JP2002160169 A JP 2002160169A JP 2003340080 A JP2003340080 A JP 2003340080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メンテナンスのしやすい遊技機を提供する。 【解決手段】パチンコ機1を、略矩形の主枠2と、主枠
2の手前側に開閉可能に取り付けられ、遊技盤を保持す
るための保持枠3と、保持枠3の手前側に開閉可能に取
り付けられた前扉4と、主枠2の上下左右を取り囲み、
当該パチンコ機1を遊技機島に取り付けるための取付枠
5とにより構成する。 【効果】主枠2を手前側に開くことにより、取付枠5内
の空間を大きく開放することができる。この空間に手を
通すことにより、遊技機島内(当該パチンコ機1の後
方)に配置された搬送装置のメンテナンスを容易に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などの
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、遊技盤に向けて遊技球を発射して
遊技を行うことができるパチンコ機などの遊技機は、外
枠と、その外枠の手前側に開閉可能に取り付けられ、遊
技盤を保持する保持枠とを備えている。保持枠には、遊
技盤の他に、例えば遊技に使用する遊技球を案内するた
めの機構盤や、当該遊技機における遊技内容を制御する
ための制御基板などが保持されている。この種の遊技機
は、遊技店において、その外枠が所定の取付位置(遊技
機島)に取り付けられる。
【0003】遊技機の側方には、例えば台間機が隣接し
て配置されていて、この台間機に有価価値が記憶された
遊技カードを挿入することにより、遊技に使用する遊技
球の貸出しを受けることができるようになっている。遊
技カードは、例えば遊技店に設置されたカード販売機な
どで購入できる他、台間機に貨幣を投入することによっ
ても購入できる。遊技機島内(遊技機および台間機の後
方)には、貨幣を搬送するための搬送装置が巡らされて
いて、台間機に投入された貨幣は、この搬送装置によ
り、遊技機島に備えられた中継装置に集められるように
なっている。
【0004】上記外枠は、例えば背面を有しない構成と
なっていて、搬送装置のメンテナンスは、保持枠を開け
た後、外枠内の空間に手を通して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の遊
技機では、保持枠に遊技盤、機構盤および制御基板など
の種々の部品が取り付けられているため、各部品の取付
構造が複雑であると共に、取付スペースが十分に確保で
きないという問題があった。そこで、制御基板を外枠に
配置することにより、各部品の取付構造を簡素化すると
共に、取付スペースが十分に確保された遊技機が提案さ
れている。
【0006】しかしながら、制御基板を外枠に配置した
場合、搬送装置のメンテナンスを行う際、外枠内の空間
に手を通しづらく、搬送装置のメンテナンスを行いにく
いという新たな問題が生じる。一方、機構盤や制御基板
が保持枠に取り付けられた遊技機では、機構盤内に詰ま
った遊技球を取り除く場合や、制御基板のメンテナンス
を行う場合に、保持枠を手前側に例えば約90°開き、
この開かれた保持枠と外枠との間の空間に遊技店の従業
員などが入って、本体に対して横を向いた状態で作業を
行わなければならず、作業しづらいという問題があっ
た。
【0007】本発明は、かかる背景のもとでなされたも
ので、メンテナンスのしやすい遊技機を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤
(8)に向けて遊技球を発射させて遊技を行うことがで
きる遊技機(1)であって、上記遊技盤を保持する保持
枠(3)と、上記保持枠を後側から回動可能に保持する
本体枠(2)と、上記本体枠を回動可能に保持し、当該
本体枠を所定の取付位置(遊技機島)に取り付けるため
の取付枠(5)とを含むことを特徴とする遊技機であ
る。
【0009】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じ。この構成によれば、本体枠を回動させることによ
り、取付枠内の空間を大きく開放することができる。し
たがって、この空間に手を通すことにより、当該遊技機
の後方に配置された搬送装置のメンテナンスを容易に行
うことができる。請求項2記載の発明は、上記本体枠
(2)に取り付けられ、当該遊技機における遊技内容を
制御するための制御基板(51〜56)をさらに含むこ
とを特徴とする請求項1記載の遊技機である。
【0010】この構成によれば、保持枠を回動させるこ
とにより、本体枠に取り付けられた制御基板のメンテナ
ンスを手前側から容易に行うことができる。また、制御
基板が本体枠に取り付けられているので、従来の遊技機
のように保持枠に制御基板が取り付けられた構成と比較
して、制御基板を安定して保持することができる。特
に、制御基板を本体枠に取り付けた場合、本体枠内の空
間に手を通しづらくなるが、本体枠を回動させて取付枠
内の空間に手を通すことにより、搬送装置のメンテナン
スを容易に行うことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記本体枠(2)
の背面を構成する後カバー(11)をさらに含むことを
特徴とする請求項1または2記載の遊技機である。この
構成によれば、本体枠の後側が後カバーにより覆われる
こととなるので、本体枠内(遊技機内)に粉塵が入るの
を防止できる。特に、後カバーで本体枠の後側を覆った
場合、本体枠内の空間に手を通すことができなくなる
が、本体枠を回動させて取付枠内の空間に手を通すこと
により、搬送装置のメンテナンスを行うことができる。
【0012】上記制御基板(51〜56)は、上記後カ
バー(11)の手前側の面に取り付けられていることが
好ましい。請求項4記載の発明は、上記本体枠(2)に
取り付けられ、当該遊技機(1)における遊技に使用す
る遊技球を案内するための機構盤(10)をさらに含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技
機である。例えば、上記遊技機には、当該遊技機が設置
される遊技機島内に設けられた球循環機構から遊技球が
供給され、球循環機構から遊技機に供給された遊技球
は、上記機構盤により案内される。機構盤内には多数個
の遊技球が収容されているので、機構盤はある程度の重
量を有している。
【0013】本発明の構成によれば、機構盤が本体枠に
取り付けられているので、従来の遊技機のように保持枠
に機構盤が取り付けられた構成と比較して、保持枠を開
いたときに当該保持枠にかかる荷重を小さくすることが
できる。したがって、保持枠を小さい力で手軽に開ける
ことができる。また、機構盤が本体枠により保持されて
いるので、保持枠に機構盤が取り付けられた構成と比較
して、機構盤を安定して保持することができる。
【0014】さらに、機構盤が本体枠に取り付けられて
いるので、機構盤内で遊技球が詰まった場合でも、保持
枠を開いて、機構盤の正面から詰まった遊技球を容易に
取り除くことができる。また、機構盤が本体枠に取り付
けられているので、従来の遊技機のように保持枠に遊技
盤の後側から機構盤が取り付けられた構成と比較して、
遊技盤に取り付けられた各種装置(例えば電動チューリ
ップ役物など)を容易に取り外して交換することができ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、遊技盤(8)に向
けて遊技球を発射させて遊技を行うことができる遊技機
(1)であって、上記遊技盤を保持する保持枠(3)
と、上記保持枠を後側から回動可能に保持する本体枠
(2)と、上記本体枠に取り付けられ、当該遊技機の遊
技に使用する遊技球を案内するための機構盤(10)と
を含むことを特徴とする遊技機である。例えば、上記遊
技機には、当該遊技機が設置される遊技機島内に設けら
れた球循環機構から遊技球が供給され、球循環機構から
遊技機に供給された遊技球は、上記機構盤により案内さ
れる。機構盤内には多数個の遊技球が収容されているの
で、機構盤はある程度の重量を有している。
【0016】本発明の構成によれば、機構盤が本体枠に
取り付けられているので、従来の遊技機のように保持枠
に機構盤が取り付けられた構成と比較して、保持枠を開
いたときに当該保持枠にかかる荷重を小さくすることが
できる。したがって、保持枠を小さい力で手軽に開ける
ことができる。また、機構盤が本体枠により保持されて
いるので、保持枠に機構盤が取り付けられた構成と比較
して、機構盤を安定して保持することができる。
【0017】さらに、機構盤が本体枠に取り付けられて
いるので、機構盤内で遊技球が詰まった場合でも、保持
枠を開いて、機構盤の正面から詰まった遊技球を容易に
取り除くことができる。また、機構盤が本体枠に取り付
けられているので、従来の遊技機のように保持枠に遊技
盤の後側から機構盤が取り付けられた構成と比較して、
遊技盤に取り付けられた各種装置(例えば電動チューリ
ップ役物など)を容易に取り外して交換することができ
る。
【0018】請求項6記載の発明は、上記機構盤(1
0)は、上記本体枠に対して回動可能に取り付けられて
いることを特徴とする請求項4または5記載の遊技機で
ある。この構成によれば、機構盤を回動させて、機構盤
の後側に配置された部品(例えば制御基板)のメンテナ
ンスを手前側から容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、本発
明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係る遊技装置の外観構成を示す斜視図
である。本実施形態に係る遊技装置は、例えばパチンコ
機1と、このパチンコ機1に隣接して配置される台間機
12とを含む。遊技店においては、複数台の遊技装置が
遊技機島に並べて配置されることにより、パチンコ機1
と台間機12とが交互に並んだ状態となる。
【0020】パチンコ機1は、略矩形の主枠2と、主枠
2の手前側に開閉可能に取り付けられ、遊技盤を保持す
るための保持枠3と、保持枠3の手前側に開閉可能に取
り付けられた前扉4と、主枠2の上下左右を取り囲み、
当該パチンコ機1を遊技機島に取り付けるための取付枠
5とを備えている。前扉4には、遊技中に発光可能なラ
ンプLが取り付けられている。また、主枠2の前面最下
部の左右両側には、音声を出力するためのスピーカSが
取り付けられている。ランプLの発光およびスピーカS
から出力される音声などにより、当該パチンコ機1にお
ける遊技の雰囲気を盛り上げることができるようになっ
ている。
【0021】台間機12は、遊技に使用する遊技球の貸
出しのための装置であって、この台間機12のカード挿
入口13に、例えば有価価値が記憶された遊技カード
(図示せず)を挿入することにより、その遊技カードに
記憶された有価価値を使用して遊技球の貸出しを受ける
ことができるようになっている。遊技カードは、例えば
遊技店に設置されたカード販売機などで購入できる他、
台間機12の貨幣投入口14に貨幣を投入することによ
っても購入できる。貨幣投入口14に貨幣を投入する
と、その投入金額に相当する有価価値が記憶された遊技
カードがカード挿入口13から排出される。遊技者は、
その排出された遊技カードを再びカード挿入口13から
台間機12内に挿入することにより、遊技球の貸出しを
受けることができる。
【0022】台間機12の貨幣投入口14から投入され
た貨幣は、各遊技機島に設置された中継装置に集められ
るようになっている。そのために、各遊技機島内(パチ
ンコ機1および台間機12の後方)には、当該遊技機島
に配置された各台間機12から中継装置に貨幣を搬送す
るための搬送装置(図示せず)が巡らされている。パチ
ンコ機1の保持枠3の右側下部には、鍵を挿入可能な鍵
機構30が配置されている。例えば、この鍵機構30に
遊技店の従業員などが鍵を挿入して、所定方向に回転さ
せることにより保持枠3を開くことができ、逆方向に回
転させることにより前扉4を開くことができるようにな
っている。
【0023】図2は、前扉4を開いた状態のパチンコ機
1を示す斜視図である。また、図3は、保持枠3を開い
た状態のパチンコ機1を示す斜視図である。図1〜図3
を参照して、保持枠3は、例えばその左端部の上端およ
び下端が主枠2に対して回動可能に取り付けられてお
り、前扉4は、例えばその左端部の上端および下端が保
持枠3に対して回動可能に取り付けられている。保持枠
3の下部には、遊技に使用する遊技球(パチンコ球)を
貯留しておくための球皿6が設けられている。球皿6の
上方左側には、球払出口7が形成されていて、機内に設
けられた球払出装置71から賞球または貸球として払い
出された遊技球は、球払出口7を介して球皿6上に落下
するようになっている。
【0024】球皿6は、例えば、球払出口7から払い出
された遊技球を受け止めて所定量まで貯留すると共に、
その貯留された遊技球を遊技盤8に向けて発射するため
の発射装置(図示せず)に供給する球供給部61と、球
供給部61より1段低く形成され、球供給部61に貯留
しきれずに溢れ出した遊技球を受け止めて貯留するため
の球貯留部62とを有している。球皿6は、その手前側
を球皿カバー63により覆われている。この球皿カバー
63の右下隅には窪みが形成されており、この窪み内に
は、遊技の際に遊技者が握るためのハンドル9が配設さ
れている。ハンドル9は、例えばほぼ円柱状のグリップ
91と、このグリップ91の中心軸線まわりに回動可能
に設けられた例えば略六角形状の回転操作部材92とを
有している。球皿6の球供給部61に遊技球が貯留され
た状態で回転操作部材92が回転操作されると、発射装
置が作動し、球供給部61の遊技球が1球ずつ発射装置
に取り込まれて、当該発射装置から遊技盤8の盤面に向
けて発射される。発射装置から発射された遊技球は、遊
技盤8に備えられたガイドレール81に沿って上方へと
導かれた後、遊技盤8の上部から放たれ、遊技盤8の盤
面に打設された多数本の障害釘(図示せず)の間を通っ
て落下することとなる。
【0025】遊技盤8のほぼ中央には、例えば液晶表示
器などにより構成され、複数(例えば3つ)の図柄を組
み合わせて表示可能な図柄表示器82が配置されてい
る。本実施形態では、例えば遊技盤8の盤面に沿って落
下する遊技球が始動口(図示せず)に入ることに応答し
て図柄表示器82の図柄が変動を開始し、所定時間経過
後に図柄表示器82に停止表示された図柄の組み合わせ
が所定の組み合わせ(大当たり図柄)である場合に、遊
技者が多数個の賞球を獲得可能な大当たり遊技に突入す
るようになっている。
【0026】前扉4には、ほぼ円形の開口41が形成さ
れている。前扉4の背面には、透明板42(例えばガラ
ス板)を保持するための略矩形の透明板保持枠43が設
けられていて、この透明板保持枠43に透明板42を嵌
め込むことにより、開口41の後側を透明板42で覆う
ことができるようになっている。これにより、前扉4を
閉じた状態では、透明板42を介して、その後側に設け
られた遊技盤8を視認できる。
【0027】図3に示すように、主枠2内には、このパ
チンコ機1が設置される遊技機島内に設けられた球循環
機構(図示せず)から供給される遊技球を球払出口7に
案内するための機構盤10が配置されている。球循環機
構から機構盤10に供給された遊技球は、球通路101
を通って球払出口7に導かれるようになっている。機構
盤10は、例えばその左端部の上端および下端が、主枠
2に対して回動可能に取り付けられている。
【0028】図4は、機構盤10の開閉状態を説明する
ための斜視図である。図4において実線で示すように機
構盤10が閉じられた状態では、例えば機構盤10に形
成された係合爪(図示せず)が主枠2に係合するなどし
て、機構盤10が手前側に開かないようにロックされて
いる。この状態から、機構盤10の主枠2に対するロッ
クを解除するための所定の操作(例えば係合爪による係
合を外す操作)を行うことにより、機構盤10と主枠2
とのロックを解除し、図4において2点鎖線で示すよう
に、機構盤10を手前側に回動させて開くことができ
る。
【0029】機構盤10内には球循環機構から供給され
た多数個の遊技球が収容されているので、機構盤10は
ある程度の重量を有している。本実施形態では、機構盤
10が主枠2に取り付けられているので、従来のパチン
コ機のように保持枠に機構盤が取り付けられた構成と比
較して、保持枠3にかかる荷重を小さくすることができ
る。したがって、保持枠3を小さい力で手軽に開けるこ
とができる。また、機構盤10が主枠2により保持され
ているので、保持枠に機構盤が取り付けられた構成と比
較して、機構盤10を安定して保持することができる。
【0030】さらに、機構盤10が主枠2に取り付けら
れているので、機構盤10内で遊技球が詰まった場合で
も、保持枠3を開いて、機構盤10の正面から詰まった
遊技球を容易に取り除くことができる。また、機構盤1
0が主枠2に取り付けられているので、従来のパチンコ
機のように保持枠に遊技盤の後側から機構盤が取り付け
られた構成と比較して、遊技盤8に取り付けられた各種
装置(例えば電動チューリップ役物など)を容易に取り
外して交換することができる。
【0031】主枠2には、例えばABS(acrylonitril
e butadiene styrene)により箱状に形成され、当該主
枠2の背面を構成する裏カバー11が後側から取り付け
られている。この裏カバー11の前面には、例えば当該
パチンコ機1における遊技内容を制御するための種々の
制御基板が取り付けられている。図5は、裏カバー11
に対する各制御基板51〜56の取付態様を示す斜視図
である。
【0032】裏カバー11の前面(内面)11Aには、
当該パチンコ機1全体の制御を司る主基板51と、ラン
プLの発光を制御するためのランプ制御基板52と、ス
ピーカSからの音声の出力を制御するための音声制御基
板53と、球払出装置71からの遊技球の払出しを制御
するための払出制御基板54と、図柄表示器82の図柄
の変動を制御するための図柄制御基板55と、当該パチ
ンコ機1の電源に関連する制御を行うための電源基板5
6とが取り付けられている。
【0033】具体的には、主基板51は、裏カバー11
の前面11Aの上端部右寄りに配置されていて、この主
基板51の左側に、ランプ制御基板52と音声制御基板
53とが前後に重なるように配置されている。また、裏
カバー11の前面11Aの中央部から下部にかけての部
分には、その左側に、払出制御基板54と図柄制御基板
55とが前後に重なるように配置されていて、右側に、
電源基板56が配置されている。ただし、制御基板51
〜56の配置は、上記のような配置に限らず、例えば裏
カバー11の左右内側面に取り付けられていてもよい。
【0034】裏カバー11は、主枠2に後側から嵌め込
まれ、例えばビスなどを用いて主枠2に固定される。こ
れにより、主枠2の後側が裏カバー11により覆われる
こととなるので、主枠2内(パチンコ機1内)に粉塵が
入るのを防止できる。ただし、裏カバー11は、主枠2
と別個に設けられた構成に限らず、例えば主枠と一体的
に形成されていてもよい。裏カバー11は、主枠2に取
り付けられた状態で、取付枠5よりも後側に張り出し
(図1〜4参照)、機構盤10と裏カバー11との間に
一定の空間が形成されるようになっている。各制御基板
51〜56は、裏カバー11の前面11Aに取り付けら
れることにより、機構盤10と裏カバー11との間に形
成された空間内に配置されることとなる。
【0035】本実施形態では、保持枠3を開いた後、機
構盤10を手前側に回動させて開くことにより、機構盤
10の後側(裏カバー11)に配置された各制御基板5
1〜56のメンテナンスを手前側から容易に行うことが
できる。また、各制御基板51〜56が主枠2に取り付
けられた裏カバー11により保持されているので、従来
のパチンコ機のように保持枠に制御基板が取り付けられ
た構成と比較して、各制御基板51〜56を安定して保
持することができる。特に、裏カバー11は箱状に形成
されているので、剛性が高く、十分な強度で制御基板5
1〜56を保持できる。
【0036】主枠2は、例えばその左端部の上端および
下端が、取付枠5に対して回動可能に取り付けられてい
る。図6は、主枠2を開いた状態を示す斜視図であっ
て、前扉4および保持枠3を省略して示している。図6
に示すように、主枠2には、例えばその上端部の右側
に、当該主枠2を取付枠5に係合させるための係合爪2
1が形成されている。主枠2が閉じられた状態では、係
合爪21が取付枠5に係合して、主枠2が開かないよう
になっているが、この状態から、例えば係合爪21を下
方から押圧して弾性変形させることにより、当該係合爪
21と取付枠5との係合を外し、主枠2を手間側に開く
ことができる。この構成によれば、主枠2と取付枠5と
を簡単な構成で係合することができる。また、保持枠4
を開かなければ係合爪21を操作することができないの
で、不正行為を抑制できる。
【0037】ただし、主枠2の取付枠5に対する係合
は、係合爪21によるものに限らず、例えば保持枠に備
えられた鍵機構に鍵を挿入して回転させることにより、
保持枠3が閉じた状態のまま主枠と取付枠との係合を外
し、主枠を開けることができるような構成であってもよ
い。本実施形態では、主枠2を手前側に開くことによ
り、取付枠5内の空間を大きく開放することができる。
裏カバー11で主枠2の後側を覆った場合、主枠2内の
空間に手を通すことができなくなるが、主枠2を回動さ
せて取付枠5内の空間に手を通すことにより、遊技機島
内(当該パチンコ機1の後方)に配置された搬送装置の
メンテナンスを行うことができる。
【0038】裏カバー11の右端下部には、人の指が入
る程度の小孔11Bが形成されている。この小孔11B
は、保持枠3を閉じた状態で鍵機構30の後方となる位
置に形成されていて、この小孔11Bから指を入れて鍵
機構30を後側から操作することにより、鍵機構30に
正面から鍵を挿入することなく主枠2に対する保持枠3
のロックを解除することができるようになっている。こ
れにより、例えば当該パチンコ機1を遊技店に搬入する
際などに、このパチンコ機1を取り扱う者が鍵を持ち合
わせていないときでも、保持枠3を開けることができる
ので便利である。
【0039】本発明は、以上の実施形態の内容に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。例えば、機構盤10を保持枠3では
なく本体側に取り付ける構成は、主枠2、保持枠3、前
扉4および取付枠5により構成されるパチンコ機1に限
らず、主枠と取付枠とが本体枠(外枠)として一体的に
構成されたパチンコ機にも適用することができる。
【0040】また、本発明の一実施形態としてパチンコ
機1について説明したが、本発明はパチンコ機に限ら
ず、スマートボール機などの他の遊技機にも適用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技装置の外観構成
を示す斜視図である。
【図2】前扉を開いた状態のパチンコ機を示す斜視図で
ある。
【図3】保持枠を開いた状態のパチンコ機を示す斜視図
である。
【図4】機構盤の開閉状態を説明するための斜視図であ
る。
【図5】裏カバーに対する各制御基板の取付態様を示す
斜視図である。
【図6】主枠を開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 主枠(本体枠) 3 保持枠 5 取付枠 8 遊技盤 10 機構盤 11 裏カバー 51 主基板 52 ランプ制御基板 53 音声制御基板 54 払出制御基板 55 図柄制御基板 56 電源基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に向けて遊技球を発射させて遊技を
    行うことができる遊技機であって、 上記遊技盤を保持する保持枠と、 上記保持枠を後側から回動可能に保持する本体枠と、 上記本体枠を回動可能に保持し、当該本体枠を所定の取
    付位置に取り付けるための取付枠とを含むことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】上記本体枠に取り付けられ、当該遊技機に
    おける遊技内容を制御するための制御基板をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】上記本体枠の背面を構成する後カバーをさ
    らに含むことを特徴とする請求項1または2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】上記本体枠に取り付けられ、当該遊技機に
    おける遊技に使用する遊技球を案内するための機構盤を
    さらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の遊技機。
  5. 【請求項5】遊技盤に向けて遊技球を発射させて遊技を
    行うことができる遊技機であって、 上記遊技盤を保持する保持枠と、 上記保持枠を後側から回動可能に保持する本体枠と、 上記本体枠に取り付けられ、当該遊技機の遊技に使用す
    る遊技球を案内するための機構盤とを含むことを特徴と
    する遊技機。
  6. 【請求項6】上記機構盤は、上記本体枠に対して回動可
    能に取り付けられていることを特徴とする請求項4また
    は5記載の遊技機。
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