JP2003338988A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003338988A JP2002147136A JP2002147136A JP2003338988A JP 2003338988 A JP2003338988 A JP 2003338988A JP 2002147136 A JP2002147136 A JP 2002147136A JP 2002147136 A JP2002147136 A JP 2002147136A JP 2003338988 A JP2003338988 A JP 2003338988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像の撮像素子から比較的高速な更新レー
トで動画像を読み出しても、偽信号が発生しないように
した撮像装置を提供する。 【解決手段】 光学系1を介して被写体像を結像させる
CFAを前面に配置したCMOSセンサを有する光電変
換部2−1と、光電変換部の読み出しの制御を行うサン
プリング制御部2−2と、サンプリング制御部の制御を
行う画素サイズ変更制御部3とを備え、画素サイズ変更
制御部は設定された画素サイズに応じて、読み出し開始
位置、平均化及び飛び越し情報をサンプリング制御部に
与え、サンプリング制御部はCMOSセンサの読み出し
開始位置及び読み出し画素位置を設定すると共に、読み
出し画素位置をフレーム毎に異なるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像装置に関
し、特に、液晶ビューファインダを持った高精細電子ス
チル画像撮像装置、及びビデオ動画撮影と高精細電子ス
チル画像撮影の可能な撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターの急速
な普及により、画像入力機器としてのデジタルカメラ
(電子スチルカメラ)の需要が拡大している。また、動
画の記録機器としてデジタルビデオカメラなどの高画質
記録装置が広く用いられている。上記電子スチルカメラ
の画質を決定する要素は幾つかあるが、その中でも撮像
素子の画素数は撮影像の解像度を決定する大きな要素で
ある。そのため、最近は 400万画素以上の多くの画素数
を持った電子スチルカメラも幾つか商品化されている。
【0003】上述のような、デジタルカメラ(電子スチ
ルカメラ)では、元来、静止画の撮像を目的としている
が、銀塩カメラのファインダーと同様に、被写体の撮影
範囲を確認するファインダーとして、従来の光学ファイ
ンダーあるいは、電子式のファインダー(ビューファイ
ンダー)を備えている。光学ファインダーは、一般に電
子式ファインダーに比べ高画質であるが、光学ズームが
4〜10倍程度の高倍率になると、光学式ファインダーで
は追従できないので、電子式ファインダーを用いるのが
一般的な手法である。電子式ファインダーは、デジタル
カメラの撮像画素数に比べて、1/10〜1/30程度の画
素数である。一般に、画素の動作クロックから考えて、
数百万画素の撮像素子でNTSCレートのように秒30枚
のフレームを撮像することは困難であるので、撮像素子
の全画素の読み出しによる表示は行わず、ビューファイ
ンダーの表示に必要なだけの画素数の読み出しを行い
(間引き読み出し、あるいは平均化)、リアルタイム表
示を行うようにしている。
【0004】ここで、ビューファインダーは被写体の状
況や構図をリアルタイムで確認することを目的としてい
るので、使用者に対して、良質な画像を提供しなければ
ならない。またビューファインダーの他に、デジタルカ
メラでは動画の撮像も行える機能を備えた機種も多く商
品化されている。また逆に、デジタルビデオカメラで
も、高精細な静止画を撮像できるような機能も備えられ
ている。前者においては、記録できる画像の規格から数
100 万画素のサイズの撮像素子を用いて、VGA(約30
万画素)、QVGA(約75,000画素)の大きさにサイズ
変更し、JPEG,MPEG等の情報圧縮を行い記録し
ている。これは、使用者の立場から考えて、電子撮像機
器を複数所持して行動する煩わしさから開放されたいと
いう至極当然な欲求からくるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような要求か
ら、高解像度特性をもつ撮像装置においても、良質な低
解像度の画像の提示、記録が必要とされる。一般に解像
度が不足すると、サンプリング周波数よりも、高周波の
構造の折り返しによるモアレが発生することが知られて
いる。このために、モアレを抑制する方法としては、高
解像度の画像を全画素読み出して、平均化したものを低
解像度の画像に割り当てることによって、低解像度画像
の帯域を抑制し、モアレを目立たなくする方法が知られ
ている。
【0006】しかしながら、この方法においてはローパ
スの処理を行うので、必要以上に細部の構造を抑制して
しまい、解像感の低下を招く。高解像度の撮像素子を用
いて低解像度の画像を撮影する場合に、細部構造まで再
現しようとすると、逆に、間引きを行い少ない画素数で
離散的なサンプリングを行った方がよい場合がある。更
に、上述のように動画のフレームレートと撮像素子の動
作クロックの制限から、高画質の動画を得ることを目的
として全画素を読み出すことは困難である。
【0007】平均化読み出しの方法としては、CCDを
用いた撮像素子においては、電流値の加算読み出しを行
い、読み出しのクロックを上げるという方法がある。し
かしながら、この方法を用いると、転送エリアの容量が
オーバーフローしてしまい、信号の劣化を招いてしまう
という課題があった。更に、このCCD撮像素子におけ
る加算読み出しの課題を解決する方法としては、特開平
6−217201号公報に開示されている、CMOSの
キャパシタ素子による電圧読み出しの平均化処理があ
る。また、特開平8−52904号公報には、平均化、
間引きサンプリングを動画静止画で切り替えるという提
案がなされており、読み出しスピードに関して改善の効
果が示されている。
【0008】しかしながら、上述のように、低解像度の
画像においても、微細構造を保持し、解像感を与えるた
めには、単に全画素の読み出しによる平均化処理では帯
域が不足していると言う問題があり、一方、一定のサン
プリング規則による間引き読み出しでは、解像感が得ら
れるものの、モアレや偽色が目たっでしまうという問題
がある。また、間引かずに読み出された信号は静止画用
信号として出力し、間引いて読み出された信号は動画用
信号として出力させるようにした特開平9−24768
9号公報開示の技術では、動画の撮影においては間引き
サンプリング規則がフレーム間で一定であるため、モア
レ低減の効果が少ないという問題点がある。
【0009】本発明は、従来の動画撮影機能を備えたデ
ジタルカメラにおける上記課題を解決するためになされ
たものであり、高解像度の撮像素子から比較的高速なフ
レームレートで動画像を読み出しても偽信号が発生しな
いようにした撮像装置を提供することを第1の目的と
し、また、低コスト・コンパクト化のための単板カラー
システムで偽色の発生を抑圧した撮像装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、分光透過率が異なるカラー
フィルタアレイ(CFA)を前面に配置した撮像素子ア
レイにより、光学系で結像した画像を光電変換し画像信
号を出力する撮像装置において、前記撮像素子アレイか
ら画像信号を読み出すモードとして、少なくとも水平方
向1ラインの全画素読み出しを行う全画素読み出しモー
ドと、少なくとも水平方向1ラインの読み出し画素の間
引きを行って読み出す間引き読み出しモードと、複数画
素を平均化して読み出す平均化読み出しモードのうちか
ら少なくとも1つのモードを設定可能なモード設定手段
と、前記画像信号を読み出す画素位置を制御し決定する
読み出し規則制御手段とを有し、前記モード設定手段に
よって、間引き読み出しのモード及び又は平均化読み出
しモードが設定されたとき、前記読み出し規則制御手段
が決定する読み出し画素位置が、読み出す画像信号のフ
レーム毎に異なるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】この請求項1に係る発明には、図1,図
7,図17,図21及び図25〜図28に示す技術内容が対応す
る。このように構成した撮像装置においては、高解像度
の撮像素子アレイから比較的高速の撮像レートでサイズ
縮小画像を読み出しても、フレーム間で読み出し画素位
置(読み出し規則)を異ならせるようにしているので、
モアレを低減させることができる。また、フレーム間で
相関演算を行うときに、読み出し画素位置を異ならせた
方が多くの情報を得ることができる場合があるので、1
フレームのサンプリング画素数が画素クロックとフレー
ムレートで制限されるときには、フレーム間で情報を相
互補間することが可能となる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に係る撮
像装置において、前記モード設定手段によって間引き読
み出しモードが設定されたとき、前記読み出し規則制御
手段が決定する読み出し画素位置は、それぞれ、隣接す
る複数の画素からなる所定の複数の領域内の画素位置で
構成され、前記複数の各領域はそれぞれ離間し、且つ前
記撮像素子アレイの水平及び垂直方向に並んでおり、前
記読み出し規則制御手段は、読み出す画像信号のフレー
ム毎に前記複数の各領域の位置を変更制御することを特
徴とするものである。
【0013】この請求項2に係る発明には、図7,図1
7,図21及び図25〜図28に示す技術内容が対応する。こ
のように構成した撮像装置においては、複数の読み出し
画素位置領域を離間して配置しているので、サンプリン
グ数を減らすことができ、更にフレーム毎に読み出し画
素位置を異ならせることによって、サンプリング数を減
らしたことによる画像情報の欠落を補間することができ
る。またサンプリング数を減らすことにより、フレーム
レートを高速化することができる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項2に係る撮
像装置において、前記読み出し画素位置領域は、前記撮
像素子アレイの垂直方向に隣接して位置する前記各領域
が互いに水平方向にシフトした状態で並んでおり、前記
読み出し規則制御手段は、前記読み出し画素位置領域の
位置をフレーム毎に変更することを特徴とするものであ
る。
【0015】この請求項3に係る発明には、図12に示す
技術内容が対応する。このように構成した撮像装置にお
いては、撮像素子アレイの読み出しにおいて、水平方向
のシフトを加えて、サンプリングの位相を変調するよう
にしているので、特定方向のモアレを低減させることが
でき、更にフレーム毎に読み出し画素位置を変更するこ
とによって、モアレの位相変調を行い一層目立たないよ
うにすることが可能となる。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項2に係る撮
像装置において、前記読み出し画素位置領域の位置のフ
レーム毎の変更に基づくシフト量を補償するために、読
み出した画像信号に対してフィルタ演算処理を行うフィ
ルタ手段を、更に有することを特徴とするものである。
【0017】この請求項4に係る発明には、図11に示す
技術内容が対応する。このように構成した撮像装置にお
いては、フィルタ手段で画素位置領域のフレーム毎の変
更に基づくシフト量が補償され、像の移動(ぶれ)を低
減させつつ、色モアレ及び輝度モアレも低減することが
できる。
【0018】請求項5に係る発明は、請求項2に係る撮
像装置において、前記読み出し画素位置領域は、該領域
を構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向に
シフトしている平行四辺形形状であることを特徴とする
ものである。
【0019】この請求項5に係る発明には、図13に示す
技術内容が対応する。このように構成した撮像装置にお
いては、読み出し画素位置領域を平行四辺形形状として
いるので、矩形形状とする場合に比べて、水平方向のモ
アレを低減することができる。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項2に係る撮
像装置において、前記読み出し画素位置領域は、該領域
を構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向に
シフトしている平行四辺形形状と、前記領域を構成する
垂直方向の画素の位置がシフトしていない矩形形状との
組み合わせであることを特徴とするものである。
【0021】この請求項6に係る発明には、図13の
(C),(E)に示す技術内容が対応する。このように
構成した撮像装置においては、画像面内の複数の読み出
し画素位置領域を、領域毎に平行四辺形形状と矩形形状
の組み合わせで変更することができ、それによりサンプ
リングのカットオフ周波数がぼかされ、特定方向のモア
レを低減することが可能となる。
【0022】請求項7に係る発明は、請求項6に係る撮
像装置において、前記読み出し規則制御手段は、読み出
す画像信号のフレーム毎に、前記領域の形状を、該領域
の位置に応じて前記平行四辺形形状又は前記矩形形状に
選択し切り替えることを特徴とするものである。
【0023】この請求項7に係る発明には、図13の
(B),(D)に示す技術内容が対応する。このように
構成した撮像装置においては、読み出し画素位置領域の
形状を矩形と平行四辺形の組み合わせにして、サンプリ
ングの帯域を領域毎に異ならせて特定の周波数と方向の
モアレを低減すると共に、更にフレーム毎に読み出し画
素位置領域の形状を選択切り替えるようにしているの
で、特定の周波数と方向のモアレを更に低減することが
できる。
【0024】請求項8に係る発明は、請求項2に係る撮
像装置において、前記読み出し画素位置領域は、該領域
を構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向に
シフトしており、且つ水平方向に対する傾きが互いに異
なる2種類の平行四辺形形状の組み合わせで構成され、
前記読み出し規則制御手段は、読み出す画像信号のフレ
ーム毎に、前記領域の形状を、該領域の位置に応じて形
状の異なる2種類の平行四辺形のうちいずれかを選択し
交互に切り替えることを特徴とするものである。
【0025】この請求項8に係る発明には、図13の
(C),(E)に示す技術内容が対応する。このように
構成した撮像装置においては、読み出し画素位置領域の
形状を2種類の平行四辺形の組み合わせにして、サンプ
リングの帯域を領域毎に異ならせて特定の周波数と方向
のモアレを低減し、更にフレーム毎に領域の形状を選択
切り替えるようにして、特定の周波数と方向のモアレを
一層低減することができる。
【0026】請求項9に係る発明は、請求項1に係る撮
像装置において、前記モード設定手段によって間引き読
み出しモードが設定されたとき、読み出された画像信号
に対して所定の平均化演算を行う平均化手段を、更に有
することを特徴とするものである。
【0027】この請求項9に係る発明には、図2,図
3,図14に示す技術内容が対応する。このように構成し
た撮像装置においては、平均化手段で平均化演算を行う
ことにより、帯域制限を施し、色モアレ及び輝度モアレ
を低減することができ、また1クロックで平均化して複
数の画素のサンプリングを行えるので、高速化が可能と
なる。
【0028】請求項10に係る発明は、請求項9に係る撮
像装置において、前記平均化手段によって平均化演算を
行う対象とする領域と平均化演算を行う対象としない領
域を、撮像素子アレイ上に交互に存在させることを特徴
とするものである。
【0029】この請求項10に係る発明には、図14に示す
技術内容が対応する。このように構成した撮像装置にお
いては、平均化を行った領域からは色差情報を算出し、
平均化を行わない領域からは輝度情報を算出することに
よって、像全体の解像度を低減することなく、色モアレ
を低減することができ、また領域毎にサンプリング周波
数と位相を異ならせることによって、特定の周波数のモ
アレを低減することが可能となる。
【0030】請求項11に係る発明は、請求項10に係る撮
像装置において、前記平均化演算を行う対象とする領域
と、平均化演算を行う対象としない領域とを、読み出す
画像信号のフレーム毎に交換切り替えることを特徴とす
るものである。
【0031】この請求項11に係る発明には、図14に示す
技術内容が対応する。このように構成した撮像装置にお
いては、領域毎にサンプリング態様(規則)を異なら
せ、更にフレーム毎にサンプリング態様を交換するよう
にしているので、サンプリングの周波数と位相を異なら
せ、視覚的に色モアレと輝度モアレを低減させることが
できる。
【0032】請求項12に係る発明は、請求項1に係る撮
像装置において、前記全画素読み出しモード時に読み出
された連続するフレーム中の同一ブロック位置に相当す
る画像信号を平均化した信号から色信号を抽出し、間引
き読み出しモード時に読み出された信号からは輝度信号
を抽出し、前記それぞれ抽出した色信号と輝度信号を合
成し、連続する画像データを生成する手段とを更に有す
ることを特徴とするものである。
【0033】この請求項12に係る発明には、図17〜図22
に示す技術内容が対応する。このように構成した撮像装
置においては、連続するフレームで間引き読み出し信号
から輝度信号を、平均化信号から色信号を別々にサンプ
リングし合成するようにしているので、画像情報をフレ
ーム間で補完し、制限されたサンプリング数で、色モア
レ及び輝度モアレの少ない画像を生成することができ
る。なお、この請求項12に係る発明における輝度信号の
抽出手法は、画像信号中のRGB各色の信号を間引き読
み出しした後に平均化し輝度信号とする手法(図18,19
が対応)と、G信号をブロック平均で読み出しした後に
平均化し輝度信号とする手法(図22が対応)とを含む。
【0034】請求項13に係る発明は、請求項12に係る撮
像装置において、読み出す画像信号のフレーム間の輝度
情報の差分を検出する手段と、該差分検出手段で検出さ
れたフレーム間差分に基づいて、輝度情報、色差情報の
補間方式を切り替える手段とを更に有することを特徴と
するものである。
【0035】この請求項13に係る発明には、図22〜図28
に示す技術内容が対応する。このように構成した撮像装
置においては、フレーム間の輝度情報の差分検出手段を
備え、フレーム間の相関の少ない画像間ではフレーム間
補間を停止し、フレーム内補間に切り替えることがで
き、連続するフレームでのY/C合成を行った場合にお
ける像のぶれを低減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
るが、実施の形態の説明に先立ち、まず本発明の動作原
理について説明する。動画の撮像装置においては、動作
速度を上げるために、従来より、インターレーススキャ
ンの方式を用いている。これは、ODD,EVENのフ
レームで交互に画素位置を読み出し、表示する方式で、
NTSCのレートでは観察者にとって、不自然のないも
のとされている。また、ウオブリングという方式は、表
示装置においてフレーム毎に表示位置をシフトする方法
で、ウオブリングのピッチと動作周波数を調整すること
によって、観察者の負担を低減することができる (IEEE
Trans. on Consumer Electronics 47 [1] Feb.2001, p
16〜24参照) 。位相変調の方式は、理想的には、CC
Dの画素を機械的な方式でずらすことでCCDが持って
いる空間周波数を超えてサンプリングを行い、折り返り
によるモアレを低減する。動画の撮像・観察において
は、フリッカーが観察者にとって目立たなくような範囲
の設定を用いれば、撮像位置や表示位置が、フレーム毎
にずれていてもよいし、色モアレはかえって目立たな
い。本発明においては、一部でこのようなインターレー
ススキャンやウォブリングの動作原理に基づいている。
【0037】更に、縮小サンプリングで、指定したブロ
ックを代表するフルカラーデータを作る画素の読み出し
はRGB,補色CFAではCMYの色がそろっている必
要がある。一般によく使用されるベイヤー配列のCFA
ではGチャンネルが多いのでRGB+G,補色CFAで
はCMY+Gというように1組のデータを使えばよい。
前述のように、色モアレの発生の原因は規則的なサンプ
リングによって起きる帯域の折り返りであるので、サン
プリングの様式を、時間的、空間的に、変更することが
効果的である。
【0038】次に、実施の形態について説明する。図1
は、本発明に係る撮像装置の実施の形態の全体の概略構
成を示すブロック構成図である。図1において、1は光
学系で、該光学系1は図示しない被写体の像を撮像モジ
ュール2のカラーフィルタアレイを前面に配置したCM
OSセンサなどからなる光電変換部2−1上に結像す
る。光電変換部2−1の動作は、サンプリング制御部2
−2によって制御される。光電変換部2−1の出力信号
は映像信号処理部4によって処理され、映像信号を記録
する場合にはメモリ5にその結果を出力し、リアルタイ
ムの情報をビューファインダーなどの画像表示部6に出
力する。サンプリング制御部2−2では、メモリ5に記
録する場合及び画像表示部6に表示する場合に応じて、
画像サイズ変更制御部3の制御に従って、サンプリング
制御を切り替えるようになっている。
【0039】次に、本発明の撮像モジュール2における
基本的な読み出し動作である順次全画素読み出し以外の
読み出しである、平均化読み出し処理で用いる平均化処
理回路の構成について、図2に基づいて説明する。。な
お、説明を簡単にするために、図2においては素子をア
レイ状に配置したCMOSセンサの水平1ラインでの動
作を説明するための構成について図示している。読み出
し開始位置を指定する、サンプリング制御部2−2に設
けられているスタートパルス位置レジスタ11からのST
B信号12−1,12−2,・・・を、CMOSセンサを駆
動するシフトレジスタ13に対して入力信号として送る。
この図示例では、シフトレジスタ13の動作は、2相のフ
リップフロップ(FF)になっており、1相目のFF1
はHCK1Aのクロック信号により動作し、2相目のFF
2はHCK2Aのクロック信号により動作し、縦続接続さ
れているシフトレジスタユニット(SR1)13−1,
(SR2)13−2,・・・への転送操作を行うようにな
っている。そして、各シフトレジスタユニットの出力が
Hになれば、CMOSセンサを構成する各CMOSセン
サ素子14−1,14−2,・・・のゲートが開き、各コン
デンサCに蓄積されている光電荷に対応した電圧の読み
出しのラインをアクティブにして、光信号を読み出す。
【0040】ここで、読み出し開始位置を指定するスタ
ートパルス位置レジスタ11で11a,11bの2カ所を同時
にHの状態にして、対応する2カ所のシフトレジスタユ
ニット13−1,13−3の1相目のFF1を同時にアクテ
ィブにすると、シフトレジスタユニット13−1,13−3
の2相目のFF2の出力を同時にHの状態にして、CM
OSセンサ素子14−1,14−3の各ゲートを開く。これ
により、指定された位置のキャパシタCの電圧を平均化
したものが読み出される。すなわち、CMOSセンサ素
子14−1及び14−3のキャパシタCの電圧が平均化され
て読み出される。以下、シフトレジスタ13の動作によ
り、CMOSセンサ素子14−2,14−4の各ゲートが同
時に開くと言うように、2個の読み出し位置は右側にシ
フトしていく。
【0041】図3に、このような平均化読み出し動作を
行うためのスタート位置を指定するスタートパルス位置
レジスタ11の内容と、2相のシフトレジスタ13の動作、
及びCMOSセンサの出力信号を時系列に示している。
上述のように、CMOSセンサの出力端子15では、CM
OSセンサ素子14−1,CMOSセンサ素子14−3の平
均AVE(CMOS1・CMOS3),CMOSセンサ
素子14−2,CMOSセンサ素子14−4の平均AVE
(CMOS2・CMOS4),CMOSセンサ素子14−
3,CMOSセンサ素子14−5の平均AVE(CMOS
3・CMOS5)と順次出力していく。ここで、AVE
は括弧内の2つのCMOSセンサ出力信号の平均値を示
す。
【0042】このように、シフトレジスタ13を駆動する
1回の動作パルスによって、2カ所以上のCMOSセン
サ素子のキャパシタの電圧を、平均化して読み出すこと
ができる。ここで、CMOSセンサの1ラインの色フィ
ルタの並びが、R−G−R−G・・・のようになってい
るとすると、以上の読み出し動作では、水平方向に1画
素おきに並んだ2 個のR信号の平均、G信号の平均とい
うように逐次右側にシフトしながら、平均化した光信号
を読み出していることになる。
【0043】次に、本発明で利用する他の読み出し方式
である画素間引き読み出しについて説明する。図4の
(A)は、1画素おきの読み出し動作を行わせるための
シフトレジスタの構成を示すブロック構成図である。こ
の1画素おきの読み出し動作用のシフトレジスタは、各
シフトレジスタユニット13−1,13−2,・・・の1相
目FF1に並行して、HCK1Bクロック信号で駆動され
る第3のFF3を配置し、その入力は1相目FF1の入
力に接続すると共に、出力は次段のシフトレジスタユニ
ットの2相目FF2の入力に接続するようにして構成さ
れている。なお、図4の(A)においては、次に説明す
る2画素間引きの読み出し用シフトレジスタと兼用させ
ているため、第4のFF4も合わせて図示している。
【0044】このように構成されたシフトレジスタにお
いては、図4の(B)に示すように、スタートパルス位
置レジスタ11より図示のようなパルスを入力すると共
に、HCK1A,HCK2A,HCK1Bクロック信号で駆動
することにより、シフトレジスタの動作はCMOSセン
サ素子14−2,CMOSセンサ素子14−4,・・・に対
応するゲート制御信号が出力され、1画素おきの読み出
し動作が行われ、出力端子からCMOSセンサ素子14−
2,CMOSセンサ素子14−4,・・・の順に画素信号
CMOS2,CMOS4,・・・が得られる。
【0045】図5は、2画素間引きの読み出し動作を行
わせるためのシフトレジスタの構成を示すブロック構成
図である。この2画素間引きの読み出し動作用のシフト
レジスタは、各シフトレジスタユニット13−1,13−
2,・・・の1相目FF1に並行して、HCK1Bクロッ
ク信号で駆動される第3のFF3を配置すると共に、H
CK1Cクロック信号で駆動される第4のFF4を配置
し、その入力は1相目FF1の入力に接続すると共に、
出力は1段離れた次々段のシフトレジスタユニット13−
3(SR3)の2相目FF2に接続するようにして構成
されている。
【0046】このように構成されたシフトレジスタにお
いては、図6に示すように、スタートパルス位置レジス
タ11より図示のようなパルスを入力すると共に、HCK
1A,HCK2A,HCK1B,HCK1Cクロック信号で駆動
することにより、シフトレジスタの動作はCMOSセン
サ素子14−3,CMOSセンサ素子14−6,・・・に対
応するゲート制御信号が出力され、2画素間引きの読み
出し動作が行われ、出力端子からCMOSセンサ素子14
−3,CMOSセンサ素子14−6,・・・の順に画素信
号CMOS3,CMOS6,・・・が得られる。
【0047】以上のように、図1における画素サイズ変
更制御部3からの制御信号に基づいて、サンプリング制
御部2−2に対してスタートパルス位置レジスタ用の読
み出し開始位置と平均化の情報並びに飛び越し情報を与
えると共に、各シフトレジスタ駆動クロック信号を制御
することにより、CMOSセンサの全画素順次読み出し
の他に、同時読み出し(平均化)あるいは間引き読み出
しを行えるようになっている。
【0048】以上本発明の読み出し動作に必要な、画素
の平均化読み出し及び飛び越し読み出しの動作の基本形
について説明した。本発明では、これら2つの読み出し
動作の組み合わせで撮像処理動作が行われる。以下第1
の実施の形態においては、 (1)フレーム毎に位相が異なる矩形ブロック読み出し (2):(1)の読み出し位置の位相補償フィルタ処理 (3)フレーム内で水平方向の読み出し位置の位相が異
なるブロック読み出し (4):(1)の読み出し方式のフレーム間比較処理に
よる色モアレの低減 (5):(3)の読み出し方式のフレーム間での位相変
調 (6)平行四辺形形状の読み出し、平行四辺形形状と矩
形形状の読み出しの組み合わせ (7):(5)の読み出し方式のフレーム間での位相変
調 について説明する。
【0049】また、第2の実施の形態においては、 (8)平均化読み出しと間引き読み出しの組み合わせに
よるフレーム内位相変調 (9):(8)の読み出し方式のフレーム間位相変調 (10):(9)の読み出し方式を用いたY/C分離、合
成処理 また、第3の実施の形態においては、 (11):(10)の別の構成例:Y信号の代わりにGを読
み出し、Cr =R−G,Cb =B−Gとし、G信号はロ
ーパスフィルタを介して読み出す例 また、第4の実施の形態においては、 (12)Y/C分離読み出し方式のY(G)信号のフレー
ム補間とライン補間の切り替えを、被写体の動き検出で
行う例について、それぞれ説明する。
【0050】(第1の実施の形態)まず、本発明の具体
的な第1の実施の形態として、フレーム毎にサンプリン
グ位置ずらしを行って位相の異なる矩形ブロックを読み
出し、そして、位置ずらしで読み出した連続したフレー
ムの各ブロック画像データを比較して、偽色の最も少な
いブロック画像データを選択して偽色を抑制するように
した撮像装置について説明する。図7は、かかる手法に
よる撮像装置を示すブロック構成図である。
【0051】この実施の形態では、図8の(A)に示す
ように、画像データを4×4画素の基本ブロックに分割
し、1/16のサイズの画像に変更する例を示している。
そして、各基本ブロックを更に2×2画素のRGBの組
の4つのサンプリング読み出し単位ブロックA,B,
C,Dに分割し、I番目のフレームでは単位ブロックA
を読み出し、I+1番目のフレームでは単位ブロックB
を読み出し、I+2番目のフレームでは単位ブロックC
を読み出し、I+3番目のフレームでは単位ブロックD
を読み出すように、各フレーム毎に読み出し単位ブロッ
クのサンプリング位置をずらしながら読み出しを行わせ
るようにする(位相変調読み出し)。このような2×2
画素の矩形形状の読み出し単位ブロックが繰り返し構造
となっていることを表すため、図8の(A)において
は、単位ブロックAのみ4個所で示している。4×4画
素の基本ブロックに対して2×2画素の単位ブロックで
サンプリングしたデータは、1/16の縮小サンプリング
では同一位置の画素データ(RGB)に割り当てられ
る。
【0052】図8の(B)は、図8の(A)に示した読
み出し単位ブロックA,B,C,Dの位相変調読み出し
を行わせる場合の各読み出し単位ブロックのフレーム露
光(2フィールド露光)の態様を示すタイミングチャー
トである。横軸は時間方向であり、同一ラインの読み出
しを行ったときに、受光素子の光信号がリセットされる
ことを考慮すると、単位ブロックAの読み出しを行った
ときに水平方向に隣接する単位ブロックCの信号がリセ
ットされる。単位ブロックCの信号の読み出し時には、
このリセットされたタイミングから読み出し時間まで蓄
積された光信号を読み出す。図8の(A)に示したパタ
ーンでは、各単位ブロックの読み出し時には2フィール
ド分蓄積された信号を読み出すようになる。このよう
に、サンプリングブロックをずらすことにより、位相変
調の効果が生じ、色モアレの発生を低減することができ
る。
【0053】このような読み出し単位ブロックの位相変
調読み出しを行わせるため、本実施の形態に係る撮像装
置においては、図7に示すように、フレームカウンタ21
とラインカウンタ22を備え、4×4画素の基本ブロック
において4つの読み出し単位ブロックA,B,C,Dの
どの単位ブロックを読み出すかを指定し、スタートパル
ス位置レジスタ23,水平シフトレジスタ24及び垂直シフ
トレジスタ25を動作させて、CMOSセンサ26を読み出
すようになっている。
【0054】ここで、使用するシフトレジスタのスター
トパルスの位置を指定するスタートパルス位置レジスタ
23の内容を示すと、図9の(A),(B)に示すスター
トパルス1及び2の内容になる。図10は、スタートパル
ス位置レジスタ23の内容を図9の(A)に示すスタート
パルス1とし、ライン4n+1,及びライン4n+2の
読み出し単位ブロックAを読み出すときの、水平シフト
レジスタ24の動作及びCMOSセンサ26の出力信号の時
系列出力態様を示している。図示のように、CMOSセ
ンサ26の出力端子からはCMOS1,CMOS2,CM
OS5,CMOS6,・・・の順に出力信号が出力され
て行く。このような動作により、2画素連続読み出し、
2画素間引きの繰り返し読み出し動作となる。
【0055】表1には、図8の(A)に示したサンプリ
ング読み出し例において、フレーム番号とサンプリング
読み出し単位ブロックとの関係と、そのフレーム番号と
サンプリング読み出し単位ブロックとの関係に対応する
各水平ライン4n+1,4n+2,4n+3,4n(n
は整数)に対するスタートパルス位置レジスタの内容を
示している。
【0056】
【表1】
【0057】例えば、I番目のフレームでは、読み出し
単位ブロックAを読み出すために、ライン4n+1,4
n+2では、図9の(A)に示すスタートパルス1の内
容のスタートパルス位置レジスタを用いて読み出しを行
い、ライン4n+3,4nではラインの読み出しを行わ
ない(表1において×印で示している)。図8に示した
例では、各水平ラインの読み出し画素は読み出し後リセ
ットパルスによりリセットされ、その後蓄積状態に入る
ようになっているので、上記I番目のフレームで読み出
しを行わないライン4n+3,4nの画素では、電荷の
蓄積を継続している。同様にI+1番目のフレームで
は、読み出し単位ブロックBを読み出すために、ライン
4n+1,4n+2の読み出しは行わず、ライン4n+
3,4nでは、スタートパルス2の内容のスタートパル
ス位置レジスタを用いて読み出しを行う。またI+2番
目のフレームでは、読み出し単位ブロックCを読み出す
ために、ライン4n+1,4n+2では、スタートパル
ス2の内容のスタートパルス位置レジスタを用いて読み
出しを行い、ライン4n+3,4nではラインの読み出
しは行わない。またI+3番目のフレームでは、読み出
し単位ブロックDを読み出すために、ライン4n+1,
4n+2の読み出しは行わず、ライン4n+3,4nで
は、スタートパルス2の内容のスタートパルス位置レジ
スタを用いて読み出しを行う。
【0058】以上のようにして、読み出し単位ブロック
毎の位相をずらしたサンプリング読み出しが行われたC
MOSセンサ26からの光信号は、図7に示すように、A
/D変換器27でデジタルデータに変換され、4つの読み
出し単位ブロックA,B,C,D毎の4画面分の画像メ
モリ28−1,28−2,28−3,28−4に、それぞれ蓄積
される。なお、この4画面分のメモリ蓄積の動作はFI
FOになっている。
【0059】そして、この実施の形態においては、WB
切替部29で各撮影光源毎に切り替えられたホワイトバラ
ンスデータを用いて、RGB−Lab変換器30−1,30−
2,30−3,30−4において色空間変換を行い、Labに
変換された各サンプリング画像の色信号の彩度をコンパ
レータ31において比較演算し、彩度の最も低い色信号の
サンプリング画面を選択し、Lab−RGB逆変換器32を
用いてRGB画像信号に変換する。これにより、偽色の
最も少ないサンプリングRGB画像信号が得られる。
【0060】以上のようにして、サンプリングパターン
すなわちサンプリング読み出し単位ブロックをフレーム
毎にずらすことにより、位相変調の効果が得られ、色モ
アレにより偽色の発生を低減することができる。しかし
ながら、上記手法によってはモアレの発生は低減できる
ものの、フレーム毎にサンプリングする単位ブロックの
位置がずれて異なるので、そのサンプリング結果を、そ
のまま1/16のサイズの画像信号として用いると、画像
のぶれ、すなわちフリッカーが発生する。
【0061】このような不具合を防止するために、図11
の(A)〜(D)に示すように、隣接する2つの基本ブ
ロックの2つの同一読み出し単位ブロックの信号を読み
出した後、平均化処理し、位相補償を行うことによっ
て、画像ぶれを防止することができる。すなわち、例え
ば、図11の(A)に示すように、基本ブロック(i,
j)の読み出し単位ブロックAを基準にすると、読み出
し単位ブロックBのサンプリングにおいては、縦方向の
平均化フィルタ処理、つまり基本ブロック(i,j)の
読み出し単位ブロックBと基本ブロック(i−1,j)
の読み出し単位ブロックBの信号の平均化を行い、また
読み出し単位ブロックCのサンプリングにおいては、横
方向の平均化フィルタ処理、つまり基本ブロック(i,
j)の読み出し単位ブロックCと基本ブロック(i,j
−1)の読み出し単位ブロックCの信号の平均化を行
い、また読み出し単位ブロックDのサンプリングにおい
ては、斜め方向の平均化フィルタ処理、つまり基本ブロ
ック(i,j)の読み出し単位ブロックDと基本ブロッ
ク(i−1,j−1)の読み出し単位ブロックDの信号
の平均化を行うことにより、いずれのフレームにおいて
も読み出し単位ブロックAと同じ位置でサンプリングさ
れた状態になり、画像ぶれを有効に防止することができ
る。なお、この後、比較し彩度の最も小さい信号を選択
出力させることは同様である。
【0062】上記実施の形態の説明では、サンプリング
パターンとして、4×4画素の基本ブロックを、画面上
において縦横にずれずに整然と並んで配置された状態に
ブロック分割したものを示したが、これに制限されるも
のではなく、例えば図12に示すように、水平方向に互い
に2画素ずつずれて配置されるように、すなわち4×4
画素の各基本ブロックが千鳥格子状に配置されるように
分割してもよい。この図示例では、縮小画像にすると読
み出し単位ブロックは1個の画素となるので、1画素の
半分位ずらされた状態となり、フリッカーは生じるけれ
ども、色が目立たなくなる可能性が生じる。
【0063】また、上記実施の形態においては、4×4
画素の基本ブロックにおいて、ライン4n+1と4n+
2,あるいはライン4n+3と4nのスタートパルス位
置をそれぞれ同一にして、各読み出し単位ブロックA,
B,C,Dをそれぞれ矩形パターンとしたものを示した
が、ライン4n+1と4n+2,及びライン4n+3と
4nのスタートパルス位置を1画素ずらすことによっ
て、図13の(A)に示すように、各読み出し単位ブロッ
クA,B,C,Dを平行四辺形パターンとしてサンプリ
ングすることができ、この平行四辺形パターンの読み出
し単位ブロックを用いて縮小化したフルカラーデータを
作成することができる。
【0064】このように、読み出し単位ブロックを平行
四辺形パターンとすることにより、同じく2×2画素で
RGB+Gの矩形パターンの読み出し単位ブロックとは
異なるCFA(カラーフィルタアレイ)の位相関係での
サンプリングを行うことができるので、図13の(B)に
示すように、平行四辺形パターンの読み出し単位ブロッ
クと矩形パターンの読み出し単位ブロックを混在させて
サンプリングを行うことにより、サンプリングの位相変
調が可能となる。また図13の(C)に示すように、向き
の異なる平行四辺形パターンの読み出し単位ブロックを
上下対称になるように混在配置してサンプリングするよ
うにしてもよい。なお、図13の(B),(C)に示した
パターンによるサンプリング態様は、各読み出し単位ブ
ロックを複数フレームに亘ってサンプリングするのでは
なく、1つのフレームでのサンプリングである。
【0065】また、図13の(B)に示した平行四辺形パ
ターンと矩形パターンとを混在させたサンプリングや、
図13の(C)に示した向きを変えた平行四辺形パターン
の組み合わせによるサンプリングにおけるサンプリング
パターンを、フレーム毎に切り替えるようにしてもよ
い。すなわち、図13の(B)の場合、読み出し単位ブロ
ックA,Cは平行四辺形パターンで、読み出し単位ブロ
ックB,Dは矩形パターンであるが、次のフレームでは
図13の(D)に示すように、読み出し単位ブロックA,
Cは矩形パターンに、読み出し単位ブロックB,Dは平
行四辺形パターンにしてサンプリングし、また図13の
(C)における各読み出し単位ブロックの平行四辺形パ
ターンの向きを逆にした図13の(E)に示すような平行
四辺形パターンで、フレーム毎に切り替えサンプリング
する。このようにフレーム間で読み出し単位ブロックの
サンプリングパターンを交換切り替えることによって、
モアレを低減することができる。またフレーム間での位
相変調を行うため、ODDフレームでは図13の(B)の
パターンにしたのに対して、EVENフレームでは図13
の(D)に示すパターンでサンプリングし、同様にOD
Dフレームでは図13の(C)のパターンにしたのに対し
て、EVENフレームでは図13の(E)に示すパターン
でサンプリングするようにしてもよい。
【0066】色モアレの原因が、サンプリング位相の規
則性にあるのであれば、上記のように平行四辺形パター
ンのサンプリングと、矩形パターンのサンプリングを組
み合わせ、更にフレーム間でサンプリングパターンを交
換切り替えを行うことによって、位相変調を行ってサン
プリングするのと等価な効果が得られるので、モアレの
低減を図ることができる。
【0067】(第2の実施の形態)また、CFAを実装
した撮像素子において、画素の平均化処理を行うことに
よって、線形補間と同じ処理が行うことができ、実際に
は対象とする色のない位置の画素においても、補間など
によって擬似的に、そこの位置での画素値を作り出して
いる。一般に、ベイヤー配列のような規則的なCFAに
おいては、間引き処理において、サンプリング格子が各
色において規則的であるので、被写体の高周波パターン
に起因する色モアレが発生する。
【0068】次に、第2の実施の形態として、色モアレ
の発生を抑制するには、上述の補間処理ようにローパス
で帯域を制限する方法の他に位相変調をかける方法が考
えられ、平均化読み出しを用いて擬似的に読み出しの位
相変調を行う方式を示す。図14の(A),(B)に示す
ように、R,G,BのCFAの信号を読みとることを想
定して説明する。
【0069】この実施の形態においては、図14の(A)
に示すように、ライン4n+1とライン4n+2では平
均化読み出しを行い、ライン4n+3とライン4nでは
平均化読み出しは行わずに2画素読み出し、2画素飛ば
しを行う。ライン4n+1のG11,G13の光信号は、平
均化読み出しの方式で読み出される。平均化処理は線形
補間と同じであり、線形補間による近似によれば、これ
はR12の位置のGの信号(G12)に相当する。同様に、
R12,R14の平均化処理によりG13の位置のRの信号
(R13)を擬似的に形成される。同様に、ライン4n+
2ではB22,G23の疑似信号が得られる。この配列と、
ライン4n+3,ライン4nで読み出される2×2のブ
ロックのCFAの配列を比較すると、配列が逆位相にな
っていることが解る。すなわち、R−G,B−Gの並び
が逆転している。したがって、このような動作を行うこ
とにより、1枚の画像で縦方向にサンプリングの位相変
調ができ、前述のようにCFAの規則的配列で規則的に
間引いて読み出す場合に発生する色モアレが低減する。
また、平均化処理を行っているためにライン4n+1,
4n+2のサンプリングと、ライン4n+3,ライン4
nのサンプリング帯域も異なることが解る。色モアレの
発生は、帯域制限によっても抑制される。以上のよう
に、画像面内でのサンプリングの位相、帯域の変調を行
うことによって色モアレの発生を低減できる。
【0070】更に、図14(A),(B)に示すように、
フレーム間で、平均化読み出しを行うラインと平均化読
み出しを行わず間引き読み出しを行うラインの順序を入
れ替えることによって、ウオブリングの効果により動画
のモアレが目立たなくなる。このようなフレーム間、フ
レーム内でのサンプリング位相変調の態様は、図14の
(A),(B)に示すようになり、連続するフレーム間
で逆位相になっており、縮小画像で同じA,B,C,D
の位置の信号を表す画素の位相が、フレーム毎に異なる
ようになる。
【0071】次に、一画像において、図14の(A)に示
したように、ライン4n+1,4n+2が平均化読み出
しで、ライン4n+3,4nが間引き読み出しを行う場
合のシフトレジスタの動作を、図15, 16を用いて説明す
る。ここで、ライン4n+1,4n+2の平均読み出し
動作に対応するタイミングチャートが図15で、ライン4
n+3,4nに対応する間引き読み出し動作のタイミン
グチャートが図16である。図15では、スタートパルス位
置レジスタ23のH位置はSR1,SR3の位置に対応し
ており、最初にこれら2つのSR1,SR3のFF1を
動作させ、次にFF2を動作させて右にシフトさせる。
このとき、1 番目の出力はCMOS1,3の平均、2番
目の出力はCMOS2,4の平均となる。その後に、F
F3を動作させるHCL1CのパルスがHになり、2画素
飛ばし、FF2の動作後FF1を1回動作させる。この
一連の2回の動作では、SR5,SR7の組み合わせ
と、SR6,SR8の組み合わせが同時にHになるの
で、出力ではCMOS5,7の平均、CMOS6,8の
平均が得られる。以下FF3,FF2,FF1,FF2
の順に動作させる。
【0072】一方、ライン4n+3,4nに対応する2
画素連続読み出し、2画素飛ばしの動作では、図16に示
すように、スタートパルスのH位置はSR2に対応し、
以下FF1,FF2,FF1,FF2でシフトレジスタ
を動作させ、それ以降はFF3,FF2,FF1,FF
2の繰り返しになる。したがって、図15, 16のタイミン
グチャートで異なるのは、スタート位置を示すレジスタ
の内容だけで、シフトレジスタのFFの動作パルスは共
通である。
【0073】次に、この第2の実施の形態において、平
均読み出し、間引き読み出し制御、及び出力映像信号の
Y/C分離・合成を行う具体的な構成について、図17の
ブロック構成図に基づいて説明する。本実施の形態で
は、図14の(A),(B)に示したA又はCの位置に相
当する信号は、図14の(A)に示すI番目のフレームで
は、平均化読み出しによって帯域の低くなった信号なの
で色差信号(Cr ,Cb)を、図14の(B)に示すI+
1番目のフレームでは、帯域の高い領域の信号なので輝
度信号Yを選択するようにし、逆にB又はDの位置に相
当する信号は、図14の(A)に示すI番目のフレームで
は、輝度信号を、図14の(B)に示すI+1番目のフレ
ームでは、色差信号を選択するようにしている。
【0074】そこで、図17に示すように、フレームカウ
ンタ21及びラインカウンタ22を備え、フレームカウンタ
21では例えばフレームのODD,EVENを監視し、ラ
インカウンタ22では例えば、4の剰余系(4n+1,4
n+2,4n+3,4n,n:整数)での剰余数を監視
しておく。そして、スタートパルス位置レジスタ23,水
平シフトレジスタ24及び垂直シフトレジスタ25を動作さ
せて、前記図15及び図16に示したようなCMOSセンサ
26の出力信号が得られるように、CMOSセンサ26を駆
動する。
【0075】このように、フレーム数、垂直方向の位置
で指定されたスタートパルスと垂直方向で共通のFFの
動作に従って、CMOSセンサ26の信号を読み出す。C
MOSセンサ26の出力信号は、A/D変換器27でデジタ
ル信号に変換され、第1の画像メモリ41−1と、バッフ
ァ42を介して第2の画像メモリ41−2に一旦蓄えられ、
そして、第1及び第2のY/C分離回路43−1,43−2
を通り、Y/C合成時の信号切り替えを第1及び第2の
切り替え制御部44−1,44−2で行い、Y/C合成部45
で2フレームのデータから、Y/Cの合成を行う。この
とき、フレーム数と垂直方向位置で、Y/C合成の規則
が異なる。図14の(A),(B)に示した例では、A,
C位置では、I番目フレームの場合、ライン4n+1,
4n+2の色差信号Cr ,Cb を用い、I+1番目フレ
ームでは、ライン4n+1,4n+2のY信号を用い
る。B,D位置は逆位相であり、I番目フレームではラ
イン4n+3,4nのY信号を用い、I+1番目フレー
ムではライン4n+3,4nのCr ,Cb 信号を用い
る。
【0076】すなわち、図14の(A),(B)に示した
例において、I番目のフレームでは、A,Cの位置に相
当するフルカラーデータは、R,Bについてはそれぞれ
2画素の平均、Gについては2画素を平均した2つの信
号から得られ、合計8画素を用いて生成される。一方、
B,Dの位置に相当するフルカラーデータは、RGB+
Gの4画素の信号を用いて生成しており、I+1番目フ
レームはその逆位相にしている。ここで、8画素を用い
てデータを生成した方が、サンプリングの帯域が低いの
で、色モアレが抑制されるが、一方において、被写体の
微細構造まで抑制してしまうという副作用がある。逆に
4画素のサンプリングでは、微細構造は再現できるが、
色モアレが出やすいという特徴がある。そこで、上記の
ように、連続するフレームで、同一位置(例えば、図14
の(A),(B)における位置A)の4画素のサンプリ
ングを用いたときの輝度信号と、8画素のサンプリング
を行ったときの色差信号を用いることによって、双方の
信号の補完し、色モアレの少ない高精細な画像を得るこ
とができる。
【0077】また、上記実施の形態において、サンプリ
ング速度を上げるために、図18に示すように、垂直方向
においてラインを飛ばして読み出すようにしてもよい。
すなわち、図18に示すように、基本ブロックとして4×
4画素のブロックA,B,C,Dに分割し、ODDフレ
ームでは、ブロックA,Cにおいて、1行目と4行目の
読み出しを行わず、2行目と3行目の2番目と3番目の
画素の間引き読み出しを行い、ブロックB,Dにおい
て、1行目と4行目の読み出しを行わず、2行目と3行
目における1番目と3番目及び2番目と4番目の画素の
平均化読み出しを行わせ、一方EVENフレームでは、
サンプリング規則(パターン)を交換して、ブロック
A,Cでは平均化読み出しを、ブロックB,Dに対して
は間引き読み出しを行わせるようにする。このように、
読み出しを行わない水平行を設定することにより、サン
プリング速度を上げることができる。
【0078】また、本実施の形態の変形例として、フレ
ーム毎に、全面ローパスで求めた色信号と、全面間引き
サンプリングしたものから求めた輝度信号とを切り替え
て、選択的に合成してもよい。
【0079】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について説明する。この実施の形態は、第2の実施
の形態において、Y/C分離処理を行ったときの、Y信
号のモアレ(輝度モアレ)を低減するために、輝度信号
のサンプリングはライン方向で一旦読み出した後に、ロ
ーパス処理を行った後で、サンプリングにリサイズを行
う。すなわち、図18に示したサンプリング規則(パター
ン)の代わりに、図19に示すように、Gチャンネルのみ
の読み出し2ラインと、平均化読み出し2ラインの組み
合わせで、2ラインのGチャンネルのサンプリングから
Y信号、2ラインの平均化読み出しからCb ,Cr 信号
を用いて、Y/C分離合成処理を行うものである。
【0080】この際に、Gチャンネルの読み出しライン
の動作パルス数は、図18に示した例と同じであり〔例え
ば、4×4のブロック1行(図19のブロックAの2列目
及び3列目) では2回Gをサンプリングしている〕、平
均化サンプリングとのタイミングは合わせられる(平均
化サンプリングも、4×4のブロックの1行に対して2
パルスで動作)。図19のODDフィールドにおいては、
ブロックA,Cの2,3行目がGのサンプリングに相当
し、1画素間引きのサンプリングを行っている。この間
引きサンプリングは、図4の(B)に示すようにHCK
1BとHCK2Aの組み合わせで動作する。但し、2列目と
3列目ではスタートパルスの位置が1つずれている。
【0081】図19に示すように、偶数、奇数のフレーム
でサンプリング規則を交換し、第2の実施の形態と同様
に、画像の同一位置に相当する輝度信号と色信号を、2
つのフィールドから選択する。その際の選択規則も、フ
ィールドとライン番号によって指定されることは、上述
の通りである。この第3の実施の形態では、平均化サン
プリングとGチャンネルのサンプリングでは、使用する
シフトレジスタのパルス系列が異なり、さらに、Gチャ
ンネルの2ライン目と3ライン目のサンプリングでは、
スタートパルス位置が異なる。すなわち、フィールド番
号及びライン番号によって、スタートパルスの位置、シ
フトレジスタを駆動するパルス系列がそれぞれ異なるの
で、これらを選択設定する手段を必要とする。更に、G
チャンネルのサンプリングに関しては、サンプリング後
にローパスフィルタ(水平ローパス)を掛ける処理をし
て、輝度モアレの低減を図る。
【0082】また、この実施の形態の変形例として、Y
/C分離合成処理に用いるY信号を生成するG信号を、
図20に示すように、分割ブロック内の全てのG画素を読
み出して形成するようにしてもよい。この際、各ライン
の2つのG画素を同時に読み出して平均化してもよいの
で、図19に示したサンプリングパターンと同じパルス数
で読み出すことができる。すなわち、図20のODDフレ
ームのA,Cのブロックでは、:G11,G13の平均
値、:G22,G24の平均値、:G31,G33の平均
値、:G42,G44の平均値の4個のクロックで読み出
せるので、図19の間引き読み出しと同じパルス数にな
る。但し、水平間引きのライン数が異なるので、全体の
読み出しスピードは同じにならない。
【0083】図21は、上記のような動作を行わせるため
の具体的な第3の実施の形態の構成を示すブロック構成
図である。この実施の形態では、フレームカウンタ21で
フレームの偶奇を判断し、ラインカウンタ22で、8の剰
余系(図19の例)を認識している。これらの結果によ
り、サンプリングが必要なラインの場合は、セレクタ51
を動作し、第1及び第2の2つのパルスジェネレータ52
−1,52−2のどちらかの動作パルスを選択する。図19
のODDフィールドでは、ライン8n+2,8n+3で
Gチャンネルのサンプリング、ライン8n+6,8n+
7で平均化サンプリングを行う。ライン8n+2,8n
+3では1画素間引きのサンプリングのシフトレジスタ
動作パルス系列(図4の(B))を選択し、ライン8n
+6,8n+7では平均化サンプリングのシフトレジス
タ動作系列(図15)を選択する。更に、ライン8n+
2,8n+3では、スタートパルス位置が異なるが、こ
れをスタートパルス位置レジスタ23から読み出す。
【0084】各ラインのCMOSセンサ素子のデータが
読み出されると、Gチャンネルをサンプリングした結果
は、ローパス処理の必要があるので、セレクタ53によっ
てローパス処理かスルーかを選択する。その後、ローパ
スフィルタ54を通ったGチャンネルの信号を選択し合成
を行うが、例えば、図19の例でブロックAの2行2列目
(G22),3行3列目(G33)をサンプリングし、平均
化を行う。なお、Gチャンネルの選択と処理に関して
は、例えば隣接2チャンネル(G11+G13)のような平
均化サンプリングのような変形例があり、図19に示した
例のみに限られない。このように輝度モアレを低減した
G信号によるY信号と、Cb ,Cr 信号とを異なるフレ
ーム間で選択合成することは、図17に示した第2の実施
の形態の説明と同じである。
【0085】このように、ライン毎にサンプリング規則
(パターン)を異ならせ、サンプリングの位相と帯域
を、同一画像内で位置によって異ならせ、更に、連続す
るフレーム間でも、同一位置に対するサンプリング位相
と帯域を異ならせること、並びに輝度モアレ低減の処理
のG信号を用いたY信号と平均化サンプリングにより色
モアレ低減処理を行ったCb ,Cr 信号の合成を組み合
わせることによって、輝度モアレと色モアレの少ない動
画像を提供することができる。
【0086】(第4の実施の形態)上記第3の実施の形
態のように、輝度信号(Gch)と色差信号(R−G,B
−G)を得る読み出しパターンをフレーム間で交互にサ
ンプリングし、フレーム間で補間を行う手法を用いた場
合、被写体の動きが大きいときは、残像ができる場合が
ある。そこで、第4の実施の形態は、フレーム間の輝度
信号の差分演算の結果に応じて、フレーム間補間とフレ
ーム内の補間の切り替えを行うように構成したものであ
る。
【0087】まず、第4の実施の形態において、連続す
るフレームでのY/Cの分離合成処理時におけるサンプ
リングについて詳細に説明する。図22では、4×4画素
の基本ブロック毎に、輝度信号(G)と色差信号(R,
G,B)を得るためのサンプリングを行う例を示してい
る。図22の(A),(C)は、水平方向にサンプリング
の変調を行う例で、図22の(A)において、ブロック
A,CではG信号に対して2画素平均で4回のサンプリ
ングをしている(輝度情報のサンプリング)。これに対
して、ブロックB,DではR,G,B信号に対してそれ
ぞれ1回、2回、1回の合計4回の2画素平均のサンプ
リングをしている(色情報のサンプリング)。図22の
(C)では、図22の(A)に示したODDフレームの次
のEVENフレームにおけるサンプリング規則(パター
ン)を示したもので、ブロックA,CとブロックB,D
は、ODDフレームのそれぞれ逆のサンプリングになっ
ている。また図22の(B),(D)では、サンプリング
規則(パターン)を水平、垂直方向で変調させる例につ
いて示している。
【0088】このようにしてサンプリングした情報は、
1クロックの対応するデータ(この場合2画素の平均
値)を保存しておく。R,G,Bの全チャンネルをサン
プリングしたブロックに関しては、R−G,B−Gの色
差信号を計算して保存しておく。そこで、1つのブロッ
クに着目すると、一時的に保存しているデータは、I番
目のフレームでは、R−G,B−G各1個、Gch2個
(上下2ライン分)、I+1番目のフレームでは、Gch
4個、I+2番目のフレームでは、R−G,B−G各1
個、Gch2個(上下2ライン分)・・・・・のようにな
る。また、着目しているブロックの上下に隣接するブロ
ックにおいては、I番目のフレームでは、Gch4個、I
+1番目のフレームでは、R−G,B−G各1個、Gch
2個(上下2ライン分)、I+2番目のフレームでは、
Gch4個・・・・・というようになる。
【0089】1ブロックで、Gchを4回サンプリングし
ているブロックに関しては、Gチャンネルのフレーム
間、及びライン間の補間は行わず、前後のフレームから
R−G,B−Gの色差データを補間により生成し、Gチ
ャンネルのデータと色差データから、R,Bのデータを
生成する。
【0090】これに対して、1ブロックでGchのデータ
2個と色差データをサンプリングしているブロックに関
しては、Gchの補間をフレーム内で行うか、フレーム間
で行うかを、フレーム間の画像の輝度信号の差分の大き
さによって決める。フレーム補間は、図23に示したよう
に、連続した3フレームの画像を例にとると、前後フレ
ーム(I−1,I+1)のGチャンネルのデータ
i-1 ,Gi+1 と、IフレームのデータGi の線形和
を、次式(1)により計算し、G信号とする。 a×Gi +b×(Gi-1 +Gi+1 ) ・・・・・・・・・(1) この線形和とIフレームでサンプリングしている色差デ
ータを用いて、R,Bのデータを作成する。
【0091】これに対して、画像の動きが大きく、フレ
ーム間の輝度の差分が大きい場合は、フレーム間の輝度
信号の補間は行わず、図24に示すように、フレーム内
で、輝度信号の補間を行う。すなわち、上下のブロック
の、それぞれ下端、上端のGのデータと、ブロックでサ
ンプリングしているGのデータの線形和を、次式(2)
で計算する。 a×Gk +b×(Gk-1 +Gk+1 ) ・・・・・・・・・(2) ここで、Gk は注目しているブロック内で2個サンプリ
ングしているGchの平均値で、Gk-1 は1つ上のブロッ
クの下端のGchのデータ、Gk+1 は1つ下のブロックの
上端のGchのデータを表している。
【0092】次に、上記動作を行わせるための第4の実
施の形態の概略的構成を図25のブロック構成図に基づい
て説明する。第4の実施の形態に係る撮像装置は、図25
に示すように、読み出し制御ユニット61と、光センサユ
ニット62と、画像メモリY/C分離ユニット63と、Y/
C合成ユニット64と、Y/C合成方法の選択手段65と、
動き検出手段66とで構成されている。
【0093】次に、上記構成の撮像装置の動作の概要に
ついて説明する。まず、読み出し制御ユニット61が光セ
ンサユニット62に対して読み出し制御情報を与える。光
センサユニット62は、読み出し規則に従って光電変換さ
れたRGB信号を画像メモリY/C分離ユニット63の画
像メモリに与える。画像メモリY/C分離ユニット63で
は、画像メモリの内容であるRGB信号から、G信号及
び色差信号R−G,B−Gを算出し、Y/C分離(輝度
信号、色差信号)を行い、輝度信号と色差信号の出力を
行う。Y/C合成ユニット64は、画像メモリY/C分離
ユニット63からの輝度信号及び色差信号を受けて、再び
Y/Cの合成を行い、RGB信号を生成する。Y/C合
成ユニット64におけるY/C合成の方法は、Y/C合成
方法の選択手段65によって選択される。この選択手段65
は、読み出し制御ユニット61からの画像のフレーム番号
の情報及びライン番号、並びに画像メモリY/C分離ユ
ニット63からの輝度信号を入力とする動き検出手段66か
ら出力されるフレーム間の差分の大きさを参照し、Y/
C合成の方法を選択するようになっている。
【0094】次に、図25に示した読み出し制御ユニット
61及び光センサユニット62の詳細な構成を、図26に基づ
いて説明する。読み出し制御ユニット61は、フレームカ
ウンタ101 ,ラインカウンタ102 ,画素読み出し規則の
選択部103 ,第1及び第2のパルスジェネレータ104 ,
105 ,水平1ライン読み飛ばし部106 とで構成されてお
り、光センサユニット62は、スタートパルス位置レジス
タ201 ,水平シフトレジスタ202 ,垂直シフトレジスタ
203 ,CMOSセンサ204 とで構成されている。
【0095】フレームカウンタ101 及びラインカウンタ
102 によってフレーム番号とライン位置を検知し、その
値に応じて、(1)サンプリングの開始位置及び同時に
読み出す画素数を規定するスタートパルス位置レジスタ
201 の内容、及び(2)画素の飛び越し数を制御する水
平シフトレジスタ202 の動作を規定するパルスジェネレ
ータ104 ,105 の内容を選択する。
【0096】このような判断は、画素読み出し規則の選
択部103 の基準に応じて行う。例えば、図22の(A)に
示すようなライン毎の変調読み出し方をする場合、OD
DフレームではブロックA,Cを含むラインがGの読み
出し、ブロックB,Dを含む位置ではRGBの読み出し
となり、EVENフレームでは逆になっている。ここ
で、ブロックA,Cを含むライン数は、図22の(A)に
示す例で最上部のライン番号を0として、8の剰余系で
0,1,2,3となり、ブロックB,Dを含むライン数
は8の剰余系で4,5,6,7である。したがって、G
の読み出しを行う条件は、次式(3)で表される。 (F1=ODD and mod(L1,8) <4 )or(F1=EVEN and mod(L1,8)≧4 ) ・・・・・・・・(3) ここで、F1はフレーム数、L1はライン数である。な
おフレーム数の偶奇は便宜上のもので、時間的に連続す
るフレームでは、交互に偶奇としている。mod(x,y)
はxのyを基数とする剰余系である。
【0097】また、ODDフレームにおいてブロック
B,DでRGBの読み出しを行うラインは、次式(4)
で表される。 mod(L1,8)=5,6 ・・・・・・・・・・・(4) また、EVENフレームでブロックA,CでのRGB読
み出しラインは、次式(5)で表される。 mod(L1,8)=1,2 ・・・・・・・・・・・(5) したがって、RGB読み出しを行うフレーム及びライン
の条件は、次式(6)のようになる。 (F1=ODD and mod(L1,8) =5 or 6)or(F1=EVEN and mod(L1,8)=1 or 2) ・・・・・・・・(6)
【0098】このような判断に基づいて、パルスジェネ
レータ104 ,105 ,及びスタートパルス位置レジスタ20
1 の内容を選択する。これ以外のライン数の条件は、水
平1ラインを読み出さないので、水平1ライン読み飛ば
し部106 を介して垂直シフトレジスタ203 へのシフトパ
ルスを発生する。このような駆動条件の下で、CMOS
センサ204 の画素を読み出す。読み出されたRGB信号
は、画像メモリY/C分離ユニット63の画像メモリに渡
される。
【0099】次に、図25における画像メモリY/C分離
ユニット63,Y/C合成ユニット64,及び動き検出手段
66の詳細な構成を図27に基づいて説明する。光センサユ
ニット62からの信号は、画像メモリY/C分離ユニット
63のA/D変換器301 でデジタル化された後、時間的に
連続した動画の画像データは、3つの第1〜第3の画像
メモリ302-1,302-2,302-3に3画面分保持される。
この画像メモリに保持された3フレーム分の信号は、動
き検出のためのフレーム間の輝度の差分の計算及びRG
B信号の補間に用いる。
【0100】第1〜第3のY/C分離手段303-1,303-
2,303-3では、各画像メモリ302-1,302-2,302-3
から入力されたRGB信号から、G信号及び色差信号R
−G,B−Gを算出する。ここで、図22の(A)のブロ
ックAに示したように、4×4のブロック単位でG信号
のみをサンプリングしている場合は、そのブロックのG
信号を算出し、ブロックBの位置のように、RGB全色
のサンプリングを行っている場合には、色差信号を算出
する。図示していないが、ブロック毎の分離には、画素
位置の情報を用いる必要がある。
【0101】動き検出手段66では、3つの画像メモリ30
2-1,302-2,302-3に保持されている3画面のフレー
ム間差分を算出する。図27に示した例の場合、補間演算
の対象になるのは、第2の画像メモリ302-2に保持され
ている信号であるため差分演算は、次式(7),(8)
で表される。 ΔG12= abs(G1−G2) ・・・・・・・(7) ΔG23= abs(G3−G2) ・・・・・・・(8) ここで、 absは絶対値を示し、また例えばG1は第1の
画像メモリ302-1のG信号を表している。なお、上記
(7),(8)式における右辺の( )内の差分の計算
は、各フレームの同一の位置での差分をフレーム全体で
積分したものである。
【0102】Y/C合成ユニット64の第1〜第3のY/
C合成部401-1,401-2,401-3は、対象としているブ
ロックでの輝度信号、及び色差信号の補間を行う。ここ
で、対象としているブロックが、図22の(A)のAブロ
ックのように、G信号のみサンプリングしている場合に
は、色差信号Cb ,Cr の情報が欠落しているので、そ
れを補完する。また図22の(A)のBブロックのよう
に、色差信号の算出のために全色のサンプリングを行っ
ているブロックでは、輝度信号の補間を行うこのとき
に、図23,24で示したように、輝度信号の補間はフレー
ム間の動きによって、補間方法を切り替える。
【0103】このように補完する信号と補間の手段を選
択するための基準については、図25に示したY/C合成
方法の選択手段65で設定されるが、その詳細な構成例を
図28に示す。合成方法の選択手段65においては、読み出
し制御ユニット61からのフレーム番号及びライン番号の
情報を用いて、判断基準を算出する。すなわち、図22の
(A)のODDフレームにおけるブロックA,Cを含む
ライン、及び図22の(C)のEVENフレームでブロッ
クB,Dを含むラインは、図28のステップ65−1に示す
判断基準、すなわち次式(9)で示す条件となる。 (F1=ODD and mod(L1,8) <4 )or(F1=EVEN and mod(L1,8)≧4 ) ・・・・・・・・(9)
【0104】したがって、上記(9)式に示す条件を満
たす場合(Y)、時間的に隣り合っているフレームから
色差信号の補間を行うので、第1のY/C合成部401-1
を選択する(ステップ65−2: out1)。この場合、第
1のY/C合成部401-1に示したように、色差を生成す
る元の信号として、次式(10)に示す第1の画像メモリ
302-1の色差信号、及び次式(11)に示す第3の画像メ
モリ302-3の色差信号を選択する。 Cr1=R1−G1,Cb1=B1−G1 ・・・・・・・・・・・・(10) Cr3=R3−G3,Cb3=B3−G3 ・・・・・・・・・・・・(11) そして、これらの平均により、次式(12)で示す合成色差信号を生成する。 Cr2=0.5 ×(Cr1+Cr3),Cb2=0.5 ×(Cb1+Cb3) ・・・・・・・・(12) また、輝度情報として第2の画像メモリ302-2のGの信
号G2を使う。Y/C合成の結果は、第1の合成出力部
402-1に示すようになる。
【0105】一方、図22の(A)のODDフレームのブ
ロックB,D、及び図22の(C)のEVENフレームの
ブロックA,Cのように、全色のサンプリングを行い、
輝度信号の補間を必要とする場合、上述のように、各フ
レームのGの信号差分の大きさによって、フレーム間補
間を行うかフレーム内補間を行うかを、ステップ65−3
の条件分岐で行う。
【0106】すなわち、動き検出手段66により算出され
たフレーム間の差分情報Δが、所定の閾値より大きい場
合には、フレーム内の補間を行うので、第2のY/C合
成部401-2を選択する(ステップ65−4: out2)。こ
の場合、図24に示したように、対象としているブロック
の上下のブロックのそれぞれ下端及び上端のG信号を用
いて、G2′を生成する。対象としているブロックの位
置が、h=i,v=jの場合には、G2(i,j)′は次式
(13)に示す線形和で算出される。 G2(i,j)′=a×G2(i,j) +b×〔G2(i,j −1)+G2(i,j +1)〕 ・・・・・・・・(13)
【0107】一方、Y/C合成方法の選択手段65のステ
ップ65−3において、フレーム間の差分Δが閾値以下の
場合、フレーム間の補間を行うので、第3のY/C合成
部401-3を選択する(ステップ65−5: out3)。この
場合、Gの信号G2(i,j)″は、次式(14)に示す線形
和で算出される。 G2(i,j)″=a×G2(i,j) +b×〔G1(i,j −1)+G3(i,j +1)〕 ・・・・・・・・(14)
【0108】このような補間の切り替えを行うことによ
って、被写体の動きによる残像を低減し、また静止して
いる画像においては、高精細な画像を得ることができ
る。
【0109】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1に係る発明によれば、高解像度の撮像素子
アレイから比較的高速の撮像レートでサイズ縮小画像を
読み出しても、フレーム間で読み出し画素位置を異なら
せるようにしているので、モアレを低減することができ
る。また、フレーム間で相関演算を行うときに、読み出
し画素位置を異ならせた方が多くの情報得られるので、
1フレームのサンプリング画素数が画素クロックとフレ
ームレートで制限されるときには、フレーム間で情報を
相互補間することが可能となる。また請求項2に係る発
明によれば、複数の読み出し画素位置領域を離間して配
置しているので、サンプリング数を減らすことができ、
更にフレーム毎に読み出し画素位置を異ならせることに
より、サンプリング数を減らしたことによる画像情報の
欠落を補間することができ、またサンプリング数を減ら
すことにより、フレームレートを高速化することができ
る。また請求項3に係る発明によれば、撮像素子アレイ
の読み出しにおいて、水平方向のシフトを加えて、サン
プリングの位置を変調するようにしているので、特定方
向のモアレを低減させることができ、更にフレーム毎に
読み出し画素位置を変更することによって、モアレの位
相変調を行い一層目立たないようにすることが可能とな
る。また請求項4に係る発明によれば、フィルタ手段で
画素位置領域のフレーム毎の変更に基づくシフト量が補
償され、像のぶれを低減させつつ、色モアレ及び輝度モ
アレも低減することができる。また請求項5に係る発明
によれば、読み出し画素位置領域を平行四辺形形状とし
ているので、矩形形状とする場合に比べて、水平方向の
モアレを低減することができる。また請求項6に係る発
明によれば、画像面内の複数の読み出し画素位置領域
を、領域毎に平行四辺形形状と矩形形状の組み合わせで
変更することができるので、サンプリングのカットオフ
周波数がぼかされ、特定方向のモアレを低減することが
可能となる。
【0110】また請求項7に係る発明によれば、読み出
し画素位置領域の形状を矩形と平行四辺形の組み合わせ
にして、サンプリングの帯域を領域毎に異ならせて特定
の周波数とモアレを低減すると共に、更にフレーム毎に
領域の形状を選択切り替えるようにしているので、特定
の周波数と方向のモアレを更に低減することができる。
また請求項8に係る発明によれば、読み出し画素位置領
域の形状を2種類の平行四辺形の組み合わせにして、サ
ンプリングの帯域を領域毎に異ならせて特定の周波数と
方向のモアレを低減し、更にフレーム毎に領域の形状を
選択切り替えるようにして、特定の周波数と方向のモア
レを一層低減することができる。また請求項9に係る発
明によれば、平均化手段により平均化演算を行うことに
より、帯域制限を施し、色モアレ及び輝度モアレを低減
することができ、また1クロックで平均化して複数の画
素のサンプリングを行えるので、高速化が可能となる。
また請求項10に係る発明によれば、平均化を行った領域
からは色差情報を算出し、平均化を行わない領域からは
輝度情報を算出することによって、像全体の解像感を低
減することなく色モアレを低減することができ、また領
域毎にサンプリング周波数と位相を異ならせることによ
って、特定の周波数のモアレを低減することが可能とな
る。また請求項11に係る発明によれば、領域毎にサンプ
リング態様を異ならせ、更にフレーム毎にサンプリング
態様を交換するようにしているので、サンプリングの周
波数と位相を異ならせ、視覚的に色モアレと輝度モアレ
を低減させることができる。また請求項12に係る発明に
よれば、連続するフレームで間引き読み出し信号から輝
度信号を、平均化信号から色信号を別々にサンプリング
し合成するようにしているので、画像情報をフレーム間
で補完し、制限されたサンプリング数で、色モアレ及び
輝度モアレの少ない画像を生成することができる。また
請求項13に係る発明によれば、フレーム間の輝度情報の
差分検出手段を備え、フレーム間の相関の少ない画像間
ではフレーム間補間を停止し、フレーム内補間に切り替
えることができ、連続するフレームでのY/C合成を行
った場合における像のぶれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した撮像モジュールにおいて、平均化
読み出し処理を行うための回路構成を示す図である。
【図3】図2に示した平均化読み出し処理回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図4】図1に示した撮像モジュールにおいて、間引き
読み出し処理を行うための回路構成及びその動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図5】間引き読み出し処理を行うための他の回路構成
を示す図である。
【図6】図5に示した間引き読み出し処理回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明に係る撮像装置の具体的な第1の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示した第1の実施の形態において、間引
き読み出し画素位置領域を矩形ブロックとした場合にお
ける、各フレーム毎の位相変調読み出し態様を示す図で
ある。
【図9】図8に示した読み出しを行わせるためのスター
トパルス位置レジスタの内容を示す図である。
【図10】図8における矩形ブロックAの読み出し時のシ
フトレジスタの動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図11】図8における矩形ブロックの各フレーム毎の位
相変調読み出し時における位相補償フィルタリング処理
態様を示す図である。
【図12】図8に示した矩形ブロック間引き読み出し時に
おける同一フレーム内での読み出し位相変調態様を示す
図である。
【図13】間引き読み出し画素位置領域を平行四辺形形
状、及び平行四辺形形状と矩形形状との組み合わせとし
た場合の読み出し態様を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態において、平均化読
み出しと間引き読み出しによるフレーム間位相・帯域変
調態様を示す図である。
【図15】図14に示したフレーム間位相・帯域変調読み出
し時における平均化読み出しラインに対するシフトレジ
スタの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図16】図14に示したフレーム間位相・帯域変調読み出
し時における飛び越し(間引き)読み出しラインに対す
るシフトレジスタの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図17】第2の実施の形態の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】図14に示した第2の実施の形態における読み出
し方式において、垂直方向に間引き読み出しを行いサン
プリングスピードを上げる態様を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における、Y/C分
離合成のサンプリング方式を示す図である。
【図20】図19に示したサンプリング方式において、分割
ブロック内の全てのG画素を読み出す態様を示す図であ
る。
【図21】第3の実施の形態の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】図20に示したY/C分離合成のサンプリング方
式において、水平変調及び水平垂直変調態様を示す図で
ある。
【図23】図20に示したY/C分離合成のサンプリング方
式におけるフレーム間補間態様を示す図である。
【図24】図20に示したY/C分離合成のサンプリング方
式におけるフレーム内補間態様を示す図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図26】図25に示した撮像装置における読み出し制御ユ
ニット及び光センサユニットの詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図27】図25に示した撮像装置における画像メモリY/
C分離ユニット、Y/C合成ユニット、及び動き検出手
段の詳細な構成を示すブロック図である。
【図28】図25に示した撮像装置におけるY/C合成方法
の選択手段の詳細な構成を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光学系 2 撮像モジュール 2−1 光電変換部 2−2 サンプリング制御部 3 画像サイズ変更制御部 4 映像信号処理部 5 メモリ 6 画像表示部 11 スタートパルス位置レジスタ 12−1,12−2,・・・ STB信号 13 シフトレジスタ 13−1,13−2,・・・ シフトレジスタユニット 14−1,14−2,・・・ CMOSセンサ素子 15 出力端子 21 フレームカウンタ 22 ラインカウンタ 23 スタートパルス位置レジスタ 24 水平シフトレジスタ 25 垂直シフトレジスタ 26 CMOS光センサ 27 A/D変換器 28−1,28−2,・・・ 画像メモリ 29 WB切り替え部 30−1,30−2,・・・ RGB−Lab変換器 31 コンパレータ 32 Lab−RGB逆変換器 41−1 第1画像メモリ 41−2 第2画像メモリ 42 バッファ 43−1 第1Y/C分離回路 43−2 第2Y/C分離回路 44−1 第1切り替え制御部 44−2 第2切り替え制御部 45 Y/C合成部 51 セレクタ 52−1 第1パルスジェネレータ 52−2 第2パルスジェネレータ 53 セレクタ 54 ローパスフィルタ 61 読み出し制御ユニット 62 光センサユニット 63 画像メモリY/C分離ユニット 64 Y/C合成ユニット 65 Y/C合成方法の選択手段 66 動き検出手段 101 フレームカウンタ 102 ラインカウンタ 103 画素読み出し規則の選択部 104 ,105 パルスジェネレータ 106 水平1ライン読み飛ばし部 201 スタートパルス位置レジスタ 202 水平シフトレジスタ 203 垂直シフトレジスタ 204 CMOS光センサ 301 A/D変換器 302-1 第1画像メモリ 302-2 第2画像メモリ 302-3 第3画像メモリ 303-1 第1Y/C分離部 303-2 第2Y/C分離部 303-3 第3Y/C分離部 401-1 第1Y/C合成部 401-2 第2Y/C合成部 401-3 第3Y/C合成部 402-1,402-2,402-3 合成出力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月20日(2002.11.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】上述のような、デジタルカメラ(電子スチ
ルカメラ)では、元来、静止画の撮像を目的としている
が、銀塩カメラのファインダーと同様に、被写体の撮影
範囲を確認するファインダーとして、従来の光学ファイ
ンダーあるいは、電子式のファインダー(ビューファイ
ンダー)を備えている。光学ファインダーは、一般に電
子式ファインダーに比べ高画質であるが、光学ズームが
4〜10倍程度の高倍率になると、光学式ファインダーで
は追従できないので、電子式ファインダーを用いるのが
一般的な手法である。電子式ファインダーは、デジタル
カメラの撮像画素数に比べて、1/10〜1/30程度の画
素数である。一般に、画素の動作クロックから考えて、
数百万画素の撮像素子でNTSCレートのように秒30
枚のフレームを撮像することは困難であるので、撮像素
子の全画素の読み出しによる表示は行わず、ビューファ
インダーの表示に必要なだけの画素数の読み出しを行い
(間引き読み出し、あるいは平均化)、リアルタイム表
示を行うようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】更に、縮小サンプリングで、指定したブロ
ックを代表するフルカラーデータを作る画素の読み出し
原色CFAではRGB,補色CFAではCMYの色が
そろっている必要がある。一般によく使用されるベイヤ
ー配列のCFAではGチャンネルが多いのでRGB+
G,補色CFAではCMY+Gというように1組のデー
タを使えばよい。前述のように、色モアレの発生の原因
は規則的なサンプリングによって起きる帯域の折り返り
であるので、サンプリングの様式を、時間的空間的
に、変更することが効果的である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】図21に示したY/C分離合成のサンプリング
方式において、水平変調及び水平垂直変調態様を示す図
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】図21に示したY/C分離合成のサンプリング
方式におけるフレーム間補間態様を示す図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】図21に示したY/C分離合成のサンプリング
方式におけるフレーム内補間態様を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA14 CA09 FA06 GD03 5C022 AA13 AB51 AC03 AC42 5C024 BX01 CX14 CX15 CY15 CY33 CY37 DX02 DX04 GY31 JX14 5C065 AA03 BB13 BB17 BB21 CC02 CC03 CC07 CC08 DD15 FF03 GG13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分光透過率が異なるカラーフィルタアレ
    イを前面に配置した撮像素子アレイにより、光学系で結
    像した画像を光電変換し画像信号を出力する撮像装置に
    おいて、前記撮像素子アレイから画像信号を読み出すモ
    ードとして、少なくとも水平方向1ラインの全画素読み
    出しを行う全画素読み出しモードと、少なくとも水平方
    向1ラインの読み出し画素の間引きを行って読み出す間
    引き読み出しモードと、複数画素を平均化して読み出す
    平均化読み出しモードのうちから少なくとも1つのモー
    ドを設定可能なモード設定手段と、前記画像信号を読み
    出す画素位置を制御し決定する読み出し規則制御手段と
    を有し、前記モード設定手段によって、間引き読み出し
    のモード及び又は平均化読み出しモードが設定されたと
    き、前記読み出し規則制御手段が決定する読み出し画素
    位置が、読み出す画像信号のフレーム毎に異なるように
    したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記モード設定手段によって間引き読み
    出しモードが設定されたとき、前記読み出し規則制御手
    段が決定する読み出し画素位置は、それぞれ、隣接する
    複数の画素からなる所定の複数の領域内の画素位置で構
    成され、前記複数の各領域はそれぞれ離間し、且つ前記
    撮像素子アレイの水平及び垂直方向に並んでおり、前記
    読み出し規則制御手段は、読み出す画像信号のフレーム
    毎に前記複数の各領域の位置を変更制御することを特徴
    とする請求項1に係る撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記読み出し画素位置領域は、前記撮像
    素子アレイの垂直方向に隣接して位置する前記各領域が
    互いに水平方向にシフトした状態で並んでおり、前記読
    み出し規則制御手段は、前記読み出し画素位置領域の位
    置をフレーム毎に変更制御することを特徴とする請求項
    2に係る撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し画素位置領域の位置のフレ
    ーム毎の変更に基づくシフト量を補償するために、読み
    出した画像信号に対してフィルタ演算処理を行うフィル
    タ手段を、更に有することを特徴とする請求項2に係る
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記読み出し画素位置領域は、該領域を
    構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向にシ
    フトしている平行四辺形形状であることを特徴とする請
    求項2に係る撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記読み出し画素位置領域は、該領域を
    構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向にシ
    フトしている平行四辺形形状と、前記領域を構成する垂
    直方向の画素の位置がシフトしていない矩形形状との組
    み合わせであることを特徴とする請求項2に係る撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記読み出し規則制御手段は、読み出す
    画像信号のフレーム毎に、前記領域の形状を、該領域の
    位置に応じて前記平行四辺形形状又は前記矩形形状に選
    択し切り替えることを特徴とする請求項6に係る撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 前記読み出し画素位置領域は、該領域を
    構成する垂直方向の画素の位置がそれぞれ水平方向にシ
    フトしており、且つ水平方向に対する傾きが互いに異な
    る2種類の平行四辺形形状の組み合わせで構成され、前
    記読み出し規則制御手段は、読み出す画像信号のフレー
    ム毎に、前記領域の形状を、該領域の位置に応じて形状
    の異なる2種類の平行四辺形のうちいずれかを選択し交
    互に切り替えることを特徴とする請求項2に係る撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 前記モード設定手段によって間引き読み
    出しモードが設定されたとき、読み出された画像信号に
    対して所定の平均化演算を行う平均化手段を、更に有す
    ることを特徴とする請求項1に係る撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記平均化手段によって平均化演算を行
    う対象とする領域と平均化演算を行う対象としない領域
    を、撮像素子アレイ上に交互に存在させることを特徴と
    する請求項9に係る撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記平均化演算を行う対象とする領域
    と、平均化演算を行う対象としない領域とを、読み出す
    画像信号のフレーム毎に交換切り替えることを特徴とす
    る請求項10に係る撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記全画素読み出しモード時に読み出さ
    れた連続するフレーム中の同一ブロック位置に相当する
    画像信号を平均化した信号から色信号を抽出し、間引き
    読み出しモード時に読み出された信号からは輝度信号を
    抽出し、前記それぞれ抽出した色信号と輝度信号を合成
    し、連続する画像データを生成する手段とを更に有する
    ことを特徴とする請求項1に係る撮像装置。
  13. 【請求項13】 読み出す画像信号のフレーム間の輝度情
    報の差分を検出する手段と、該差分検出手段で検出され
    たフレーム間差分に基づいて、輝度情報、色差情報の補
    間方式を切り替える手段とを更に有することを特徴とす
    る請求項12に係る撮像装置。
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