JP2003338924A - 電子透かし抽出方法及び装置及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

電子透かし抽出方法及び装置及びプログラム及び記憶媒体

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JP2003338924A JP2003045827A JP2003045827A JP2003338924A JP 2003338924 A JP2003338924 A JP 2003338924A JP 2003045827 A JP2003045827 A JP 2003045827A JP 2003045827 A JP2003045827 A JP 2003045827A JP 2003338924 A JP2003338924 A JP 2003338924A
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    • G06T2201/0083Image watermarking whereby only watermarked image required at decoder, e.g. source-based, blind, oblivious

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2値画像の状態で電子透かしの埋め込みが施
された後、一旦多値画像(グレースケール画像)に変化
した画像データから、電子透かしを精度良く抽出する。 【解決手段】 原稿中の電子透かしを抽出する電子透か
し抽出装置であって、前記原稿を所定読み取り部で読み
取ることにより得られた多値画像データを取得する取得
部と、複数の閾値から1つの閾値を選択し、選択された
閾値を用いて前記多値画像データ2値化する前処理部
と、該前処理部にて2値化された画像データから電子透
かしを抽出する抽出部とを備え、前記閾値の選択、2値
化、前記電子透かしの抽出とを繰り返し行い、最適な電
子透かし抽出結果を得ることを特徴とする電子透かし抽
出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書原稿等に埋め
込まれた電子透かしを適切に抽出する電子透かし抽出方
法、及び抽出装置、及び上記方法を実行させるプログラ
ム、及びこれを記憶した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で画像やサウンド等が
ディジタル化されたデータを流通させる際の著作権保護
に電子透かしが注目されている。電子透かしは、画像や
サウンド等がディジタル化されたデータを操作して、人
間が知覚できないように情報を埋め込む技術である。多
値画像に対する電子透かし技術としては、画素の濃度の
冗長性を利用する種々の方法が知られている。
【0003】一方、文書原稿のようないわゆる2値画像
には冗長度が少なく、電子透かしの技術を施すのが難し
い。
【0004】しかしながら、文書原稿特有の特徴を利用
した電子透かしの埋め込み方式は幾つか知られている。
例えば、行のベースラインを動かす方法(日本特許第3
136061号=米国特許6086706号)や、単語
間の空白長を操作する方法(日本公開公報:特開平9−
186603号=米国特許5861619号)や、文字
間の空白長を操作する方法(King Mongkut
大学の論文“Electronic document
data hiding technique us
ing inter−character spac
e”,The 1998 IEEE Asia−Pac
ific Conf.On Circuits and
Systems,1998,pp.419−42
2.)や、白黒2値のビットマップ画像として扱う方法
(日本公開公報:特開平11−234502号)等が知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いわゆる2値画像に上
述したような電子透かし埋め込み方式で電子透かしの埋
め込みを行い、プリンタ等で印刷され、スキャナにより
読み取られることでグレースケール画像に変化してしま
った場合、そのグレースケールから正しく電子透かしを
抽出できるかどうかは難しい。通常、画像の2値化は唯
一の固定閾値を用いて行われるが、上記電子透かしを正
しく抽出するには、他の閾値の方が良いかもしれない。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、2値画像の状態で電子透かしの埋め込みが施され
た後、一旦多値画像(グレースケール画像)に変化した
画像データから、電子透かしを精度良く抽出することを
目的とする。
【0007】更に具体的には、2値画像として代表され
る文字画像間の距離を変更することにより電子透かしが
埋め込まれる場合に、その電子透かしが埋め込まれてい
る多値画像から、その電子透かしの抽出を精度良く行う
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電子透かし抽出装置によれば、2値画像の
状態で電子透かしが埋め込まれた画像を表す画像データ
であり、かつ、該埋め込み後に多値化されて得られた多
値画像データを取得する取得部と、2値化用の複数の閾
値を1つ選択し、選択された閾値を用いて前記多値画像
データ2値化する前処理部と、該前処理部にて2値化さ
れた2値画像データから電子透かしを抽出する抽出部と
を備え、前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2
値化を実行し、かつ、該2値化で得られた2値画像デー
タの解析を実行することを複数回繰り返し、該繰り返し
により得られえた複数の解析結果から所定基準を満たす
解析結果を特定し、特定された解析結果に対応する閾値
を用いて2値化された2値画像データから抽出された電
子透かしを最終的な電子透かしとして出力する出力手段
と備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0010】まず最初に、図9を用いて、各実施の形態
に適用可能な画像処理装置を説明する。
【0011】なお、各実施の形態において、図9に示さ
れる全ての機能を使用することは必須ではなく、必要な
一部を用いればよい。
【0012】図9において、コンピュータ901は、一
般に普及しているパーソナルコンピュータであり、スキ
ャナ等の画像入力装置917から読み取られた画像を入
力し、編集や保管を行うことが可能である。また、画像
入力装置917で得られた画像をプリンタ916から印
刷させることができる。尚、ユーザからの各種指示等
は、マウス913、キーボード914からの入力操作に
より行われる。
【0013】コンピュータ901の内部では、バス90
7により後述する各ブロックが接続され、種々のデータ
の受け渡しが可能である。MPU902は、コンピュー
タ901内部の各ブロックの動作を制御し、あるいは内
部に記憶されたプログラムを実行することができる。主
記憶装置903は、MPU902において行われる処理
のために、一時的にプログラムや処理対象の画像データ
を格納しておく装置である。ハードディスク(HDD)
904は、主記憶装置903等に転送されるプログラム
や画像データをあらかじめ格納したり、処理後の画像デ
ータを保存することのできる装置である。
【0014】スキャナインタフェース(I/F)915
は、原稿やフィルム等を読み取って、画像データを生成
するスキャナ917と接続され、スキャナ917で得ら
れた画像データを入力することのできるI/Fである。
プリンタインタフェース908は、画像データを印刷す
るプリンタ916と接続され、印刷する画像データをプ
リンタ916に送信することのできるI/Fである。
【0015】CDドライブ909は、外部記憶媒体の一
つであるCD(CD−R/CD−RW)に記憶されたデ
ータを読み込んだり、あるいは書き出すことができる装
置である。FDDドライブ911は,CDドライブ90
9と同様にFDDからの読み込みや、FDDへの書き出
しをすることができる装置である。DVDドライブ91
0は、FDDドライブ911と同様に、DVDからの読
み込みや、DVDへの書き出しをすることができる装置
である。尚、CD、FDD、DVD等に画像編集用のプ
ログラム、あるいはプリンタドライバが記憶されている
場合には、これらプログラムをHDD904上にインス
トールし、必要に応じて主記憶装置903に転送される
ようになっている。
【0016】インタフェース(I/F)912は、マウ
ス913やキーボード914からの入力指示を受け付け
るために、これらと接続されるI/Fである。また、モ
ニタ906は、透かし情報の抽出処理結果や処理過程を
表示することのできる表示装置である。さらに、ビデオ
コントローラ905は、表示データをモニタ906に送
信するための装置である。
【0017】(第1の実施の形態)本実施の形態におけ
る電子透かし抽出装置では、電子透かしの抽出前に行う
前処理を複数種類備えることができ、また、それら各前
処理において関連するパラメータの値もそれぞれ複数個
備えることができる。なお、このパラメータが変わるこ
とにより、各前処理の結果(前処理後の画像の内容)が
異なることになる。
【0018】またこの装置は、その値の数(前処理の種
類の数×各関連パラメータの数)と同一回数の前処理と
電子透かし抽出を繰り返し行うことが可能である。
【0019】また、ここで得られた複数回分の抽出結果
から、或る基準を満たす結果を最適な結果であると特定
し、これを最終的な電子透かしの抽出結果として出力す
る。
【0020】ただし、その特定は最大可能回数の抽出の
繰り返しを行った後に、得られた全ての抽出結果から最
適な結果を特定しても良いし、上記最大可能回数よりも
少ない回数の抽出を行った後に、その限定回数で得られ
た複数の抽出結果から最適な結果を特定しても良い。
【0021】以下に、本実施の形態における電子透かし
抽出前の前処理、及びそれら各前処理の結果に関与する
パラメータを示す。 i)単純な閾値を用いたグレースケール画像の2値化
(関連パラメータ:閾値) ii)グレースケール画像の濃度分布を参照して適応的
に閾値を定める2値化(関連パラメータ:頻度分布の偏
りを表す値(例えば特開平08−223409号におけ
るスキュー統計量Skに相当)) iii)上記i又はiiの2値化の何れかと、下記a〜
cの少なくとも1つの組合せ a.白画素と黒画素の境界に接するように黒画素を付加
する処理(関連パラメータ:付加する黒画素の数) b.白画素と黒画素の境界に接するように白画素を付加
する処理(関連パラメータ:付加する白画素の数) c.ノイズと考えられる孤立点の除去(関連パラメー
タ:除去する孤立点の大きさの上限) 上記関連パラメータを複数設け、それら複数のパラメー
タを選択的に用いることにより後段の電子透かしの抽出
精度を上げることができる。更に、前処理も複数種類用
意することで、更なる抽出精度の向上が可能である。
【0022】なお、上記前処理の具体的種類に関して
は、上述したもののみならず、グレースケール画像から
2値画像へ変換を行う処理、或いは、その前後で画像調
整を行う処理であれば、公知の種々の処理とパラメータ
を適用することが可能である。
【0023】以下では、上記iで述べた単純な閾値によ
る2値化の前処理を行う場合と、その前処理関連パラメ
ータがその2値化用の閾値を選択的に使用する場合につ
いて、代表して説明する。他の各前処理とパラメータの
変更方法については同様であるので、説明を省略する。
また複数種類の前処理を行う場合には、各種に対応する
パラメータ(パラメータの組合せ)の変更順序も多数考
えられるが、これら説明も省略する。
【0024】図1は本実施の形態における電子透かし抽
出までの一連の処理を説明する図である。
【0025】以下の各ステップの処理は、全て図9のM
PU902の制御により実行されることとする。
【0026】図1の101は、後述する方法で電子透か
しが埋め込まれ、かつ印刷された2値画像(文書原稿)
である。なおここでは2値画像として説明しているが、
これと同等の画像として印刷されている原稿であれば完
全な2値画像でなくとも良い。
【0027】ステップ102は、画像を所定のスキャナ
(図9のスキャナ917に相当)で読み取るステップで
ある。
【0028】ステップ103は、2値化用の初期閾値0
を与えるステップである。これら前処理用のパラメータ
は、図9の主記憶装置903に記憶される。
【0029】104は、上記所定のスキャナで読み取ら
れた多値画像(グレースケール画像)である。これら画
像も図9の主記憶装置903に記憶される。
【0030】ステップ105は、閾値が255までかど
うかを判定するステップである。
【0031】ステップ106は、ステップ105で比較
された閾値で2値化を行うステップである。
【0032】107は、グレースケール画像の2値化に
より得られた、いわゆる2値画像である。これら画像も
図9の主記憶装置903に記憶される。
【0033】ステップ108は、後述する電子透かしの
抽出方法で、後述する電子透かしの埋め込み方法で埋め
込まれた電子透かしを抽出するステップである。
【0034】109は、ステップ108で抽出された電
子透かし(抽出結果)である。後段のステップ111に
おいて、この電子透かしはパリティチェックされ、誤り
の無い正しい電子透かしであると判定したもののみが、
正しい抽出結果であるとして蓄積される。これら結果
も図9の主記憶装置903に蓄積される。
【0035】ステップ110は、2値化用の閾値を+1
加算するステップである。
【0036】111は、上記電子透かしの抽出結果を
パリティチェックし、誤りの無い正しい電子透かしであ
ると判定したもののみを、正しい抽出結果であるとし
て蓄積しておくとともに、それら正しいと推測される抽
出結果のみを用いた多数決判定を行うことにより、最終
的な電子透かしの抽出結果を出力するステップである。
【0037】112は、ステップ111において最終的
な電子透かしの抽出結果である。
【0038】次に図1を用いて一連の流れを順を追って
説明する。
【0039】まず、ステップ102において、上記2値
画像101を所定のスキャナ読み取る。ここで、多値画
像(グレースケール画像)104が出力される。このグ
レースケール画像104は、8ビット/画素であるとす
る。なお、本実施の形態では、印刷物を読み取ることか
ら処理を説明しているが、印刷されていない場合も含ま
れ、例えば2値画像の状態で電子透かしが埋め込まれ、
一旦多値化された多値画像(グレースケール画像)を取
得した場合を考えても良い。
【0040】次にステップ103において2値化の為の
閾値を0に設定する。
【0041】続いてステップ105において閾値が25
6よりも小さいか否か(255以下か否かを判定する。
【0042】閾値が255以下であれば、ステップ10
6へ進み、上記グレースケール画像104をその閾値を
用いて2値化する。この2値化により2値画像107を
生成する。
【0043】ステップ108では、上記2値画像107
から電子透かし(抽出結果)109を抽出する。
【0044】本実施の形態では、2値化用の閾値を0〜
255まで1ずつ変化させながら、ステップ106の2
値化処理とステップ108の電子透かし抽出処理を繰り
返す。従って、ステップ108の処理の後、ステップ1
10に進み、ステップ106で使用した2値化用の閾値
に+1を加算する。そして、ステップ105へ戻る。
【0045】上述したステップ105の判定により、閾
値が255より大きくなった(閾値>255)場合に
は、「閾値0〜255の全てに対する2値化処理と電子
透かし抽出処理が終了した」と判定し、ステップ111
に進む。
【0046】このステップ111では、以上説明した各
ステップを経由した、複数回の2値化処理と複数回の電
子透かし抽出処理による結果(複数個の電子透かし抽出
結果)を、それぞれパリティチェックする。そして、
誤りの無い正しい電子透かしであると判定した結果(電
子透かし)のみを蓄積する。従って、ステップ111
は、時間的に上述した各ステップと並行に動作している
かもしれない。
【0047】なお、上記蓄積される電子透かしは複数個
存在することとして以下説明する。
【0048】ステップ111では、更に、蓄積された複
数個の電子透かし抽出結果109に対して、それら電
子透かし抽出結果(複数のビット列)の各ビット桁の多
数決判定を行う。
【0049】例えば、蓄積された電子透かし抽出結果
109が (01001・・・1),(01111・・・0),
(00101・・・1)と、3つ存在した場合には、そ
れらの各桁の多数決をとり、(01101・・・1)が
最終的な電子透かし抽出結果112であると判定し、
この結果を出力する。
【0050】なお、電子透かしの埋め込みと抽出の方法
としては、一例として後述する方法を用いることができ
る。しかしながら、多値画像を一旦2値画像にしてから
電子透かしを抽出しなければならない様な形態であれ
ば、適用する電子透かしの埋め込みと抽出の方法は公知
の種々の方法でも構わない。
【0051】<電子透かしの埋め込み方法>図2は、電
子透かしの埋め込みの方法を示したものである。
【0052】まず、ステップ202において、2値文書
画像201を公知の文書画像解析技術によって、絵、テ
キスト、グラフといった画像の種類に応じた複数の部分
領域へ分割する。
【0053】なお、本実施の形態においては、上記画像
の種類のうち、2値画像の代表的な画像として知られる
テキストに相当する領域に電子透かしを埋め込むことと
して説明する。しかしながら、本発明は、2値画像に電
子透かしを埋め込むものに広く適用可能である。
【0054】次に、ステップ203において、テキスト
画像であると判定された領域について、1つ1つの文字
に外接する矩形(輪郭)の検出を行う。この輪郭検出の
方法は、例えば「文字認識概論,橋本新一郎編著,昭和
57年電子通信協会出版」等、公知であるので説明を省
略する。
【0055】本実施の形態では、この各文字(文字に外
接する矩形)の間隔を調整することで、上記テキスト領
域内に、図2の電子透かしデータ(複数のビット列)2
04を埋め込むこととする。
【0056】上記電子透かしデータ204は、上述した
電子透かしの抽出時にパリティチェックが出来るよう、
パリティ符号化が予め施されている。即ち、ユーザーが
埋め込みたいと希望し、入力する電子透かし情報(ビッ
ト列)は、電子透かしデータ204がパリティ符号化さ
れる前のデータである。
【0057】そして、ステップ205において、後述す
る埋め込み規則に従って、上記テキスト領域に電子透か
しデータ204を埋め込む。
【0058】ここで得られたテキスト領域(2値画像)
は、他の領域(絵、グラフ)と共に、紙等の記録媒体に
印刷される。
【0059】<埋め込み規則>以下、図4を用いて、上
記埋め込み規則の詳細を説明する。
【0060】図中の矩形は、上述したテキスト領域内に
おける、各文字の外接矩形である。この矩形の中に、1
文字が入っていることする。
【0061】また、図中の各外接矩形の間の空白の長さ
を、P或いはSとする。このPとSは、交互に割り当て
るものとし、更に詳しくは、左端から順番にP0,S
0,P1,S1,・・・,Pi,Si,・・・,Pk,
Skと割り当てることとする。特に、電子透かしが埋め
込まれる前の各空白の長さを、P0,S0,P1,S
1,・・・,Pi,Si,・・・,Pk,Skとし、電
子透かしが埋め込まれた後の各空白の長さをP0’,S
0’,P1’,S1’,・・・,Pi’,Si’,・・
・,Pk’,Sk’とする。
【0062】また、電子透かしデータ204は、図5の
ようなビット列、例えば(01101・・・1)である
とする。
【0063】本実施の形態では、電子透かしデータ20
4のi(bit)目(0<i<k)のビット(1または
0)に応じて、上記空白の長さPiとSiを、Pi’と
Si’に変化させることにより電子透かしの埋め込みが
行われる。
【0064】具体的には、もし、電子透かしデータ20
4のi(bit)目(0<i<k)が0である場合に
は、Pi及びSiを、以下のPi’及びSi’に変更す
る。
【0065】Pi’=(1−ρ)*(Pi+Si)/2 Si’=(1+ρ)*(Pi+Si)/2 言い換えれば、PiとSiに挟まれた文字の位置を、上
記Pi’とSi’に挟まれた文字の位置へシフトする。
【0066】なお、電子透かしデータ204のi(bi
t)目(0<i<k)が1である場合には、上述した場
合と逆に、Pi及びSiを、以下のPi’及びSi’に
変更する。
【0067】Pi’=(1+ρ)*(Pi+Si)/2 Si’=(1−ρ)*(Pi+Si)/2 以上の方法によれば、電子透かしデータ204のi(b
it)目は、各空白の長さPiとSiによって表される
ことになり、これらの長さPiとSiの大小(長短)関
係によって、埋め込まれたビット(1または0)が判定
できる。
【0068】本実施の形態においては、Pi>Siの場
合には1を表し、Pi<Siの場合には0を表すことに
なる。
【0069】なお、上記パラメータρは定数であり、電
子透かしの埋め込みにおけるいわゆる埋め込み強度とい
える。ρの値が大きいと、ビット1または0を埋め込ん
だ後の、Pi>SiやPi<Siの大小関係の度合いが
大きくなる。
【0070】このパラメータρの値が大きい場合、電子
透かしを強く埋め込むということになるが、埋め込み後
の文字画像への攻撃(意図的/非意図的な文字間のズレ
等)が多少発生したとしても、埋め込まれた電子透かし
データを抽出できる確率が高くなるという利点が有る
が、文字間隔等の見た目の不自然さが目立つかもしれな
い。
【0071】一方、上記パラメータρの値が小さい場
合、電子透かしを弱く埋め込むということになるが、こ
の場合、文字間隔等の見た目の不自然さは少なくなると
いう利点が有るが、埋め込み後に多少の攻撃を受けただ
けでも、埋め込まれた情報を抽出できないかもしれな
い。
【0072】次に、電子透かしの抽出方法について述べ
る。
【0073】<電子透かしの抽出方法>図3に電子透か
し抽出方法を示す。これは上述した図2の電子透かしの
埋め込みに対応する抽出方法であり、図1におけるステ
ップ108の抽出方法の一例に相当する。
【0074】図3における2値画像301は、上述した
図1における2値化処理を施された後の2値画像であ
る。より詳しく言うと、図2の2値画像206をテキス
ト領域として含む画像は印刷され、この印刷物はスキャ
ナで読み取られて一旦多値画像となり、多値画像が図1
のステップ106で2値化され、上記図3の2値画像3
01が得られる。
【0075】この2値画像301は、ステップ302に
おいて、公知の文書解析技術により、上述した絵、テキ
スト、グラフといった各画像の種類に応じた領域に分割
される。なお、このステップ302は、基本的に図2の
ステップ202と同様である。ステップ302では、テ
キストに相当する領域の位置情報を領域分割結果303
として保持しておく。
【0076】本実施の形態では、上記画像の種類のう
ち、テキストに相当する領域から電子透かしを抽出する
こととする。なぜならば、埋め込み側において、同様に
して領域分割を行い、上記テキストに相当する領域にの
み電子透かしを埋め込んでいるからである。
【0077】次にステップ304において、領域分割結
果303を参照することにより、2値画像301におけ
るテキスト領域についてのみ、その領域に含まれる各文
字の外接矩形(輪郭)を検出/抽出する。このステップ
304は、図2におけるステップ203と同様である。
ステップ304では、各外接矩形の位置(図4の各矩形
に相当)及びその矩形間の空白の長さを、抽出結果30
5として保持する。なお、この各空白の長さは、印刷文
書101(2値画像301)への第3者による意図的な
編集が無ければ、上述したP0’,S0’,P1’,S
1’,・・・,Pi’,Si’,・・・,Pk’,S
k’と一致するはずである。
【0078】次に、ステップ306において、上述した
埋め込み規則に基づいて、上記P0’,S0’,P
1’,S1’,・・・,Pi’,Si’,・・・,P
k’,Sk’から、各PiとSiとの大小関係を比較す
ることで、電子透かしデータ204のi(bit)目を
夫々抽出する。これにより、電子透かしデータ204の
候補となる電子透かしデータ307(電子透かし抽出結
果109)を出力する。
【0079】なお、この電子透かしデータ307(電子
透かし抽出結果109)は、電子透かしデータ204
と同じく、パリティ符号化された状態のものであり、後
にステップ111でパリティチェックされる。そして不
正な電子透かしデータであると判断された場合には蓄積
されずに廃棄される。
【0080】以上の実施の形態で説明した装置によれ
ば、2値画像の状態で電子透かしが埋め込まれた画像を
表す画像データであり、かつ、該埋め込み後に多値化さ
れて得られた多値画像データを取得する取得部(スキャ
ナ901:ステップ102等に相当)と、2値化用の複
数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を用いて前記多
値画像データ2値化する前処理部(MPU902:ステ
ップ103、105、106、110等に相当)と、該
前処理部にて2値化された2値画像データから電子透か
しを抽出する抽出部(MPU902:ステップ108等
に相当)とを備え、前記複数の閾値から未選択の閾値を
選択して2値化を実行し、かつ、該2値化で得られた2
値画像データの解析を実行することを複数回繰り返し
(閾値0〜255を順次使用し、電子透かしを抽出する
点に相当)、該繰り返しにより得られえた複数の解析結
果(パリティチェックを通過する前の抽出結果に相
当)から所定基準を満たす解析結果(パリティチェック
を通過した抽出結果に相当)を特定し、特定された解
析結果に対応する閾値を用いて2値化された2値画像デ
ータから抽出された電子透かし(パリティチェックを通
過した複数の抽出結果に相当)に基づいて最終的な電
子透かし(パリティチェックを通過した複数の抽出結果
の多数決判定により特定する電子透かしに相当)を特
定し、該電子透かしを出力する出力手段(MPU90
2:ステップ111に相当)と備える。
【0081】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、文字画像等に代表される2値画像に埋め込まれた画
像から電子透かし情報を抽出する際に、その2値画像が
一旦印刷され、スキャナ読み込みにより多値画像になっ
ていたとしても、その多値画像から適切な2値化を行っ
た画像に基づいて電子透かしを抽出することができる。
【0082】特に、電子透かしの抽出側においては、ど
の2値化が最適であるかの判断が難しいが、ある程度の
信頼性が有る結果(パリティチェックを通過したもの)
のみに基づいて、それら結果の多数決で電子透かしの最
終結果を判断するので、高い確率で正しい結果を出力で
きる。
【0083】(第2の実施の形態)上記実施の形態で
は、候補となる前処理用パラメータ(例えば2値化用の
閾値)の全てに対する電子透かしの抽出を行い、抽出さ
れた全ての電子透かし結果に基づいて、パリティチェッ
ク或いは多数決判定を行い、信頼性の高い電子透かし抽
出結果を出力することを具体的に説明したが、本発明は
これに限らない。
【0084】上述した実施の形態では、全ての前処理用
パラメータに対して電子透かしの抽出処理を行わなけれ
ばならない。この様な処理は、ソフトウェア処理等では
非常に困難である。
【0085】従って、本実施の形態では、上記第1の実
施の形態とは異なり、全てのパラメータに対する電子透
かしの抽出は行わない。
【0086】即ち、前処理に関連するパラメータ(例え
ば2値化の閾値)の各々について適当な初期値を定めた
後、上記第1の実施の形態と同様に、各パラメータを変
化させながら上記前処理と電子透かしの抽出は繰り返す
が、電子透かしの抽出結果が或る基準を満たした時点で
処理を終了する様にする。
【0087】これは、前処理の種類(パラメータの組合
せ)が多数存在し、電子透かしの抽出を多くのサンプル
に対して行わなければならない場合に、処理時間の短縮
に有効である。
【0088】図6にその概略を示す。
【0089】601は、例えば2値画像の状態で電子透
かしが埋め込まれ、一旦多値化された多値画像(グレー
スケール画像)である。或いは、2値画像の状態で電子
透かしが埋め込まれ、印刷され、次に印刷された画像を
スキャナ(図9のスキャナ917)で読み取ることで発
生した多値画像(グレースケール画像)である。このグ
レースケール画像601は、8ビット/画素であるとす
る。
【0090】まず、電子透かし埋め込みグレースケール
画像(601)に対して前処理(603)を行う。前処
理には、前述した以下の任意の組み合わせによって行わ
れる。
【0091】以下に、本実施の形態における電子透かし
抽出前の前処理、及びそれら各前処理の結果に関与する
パラメータを示す。 i)単純な閾値を用いたグレースケール画像の2値化
(関連パラメータ:閾値) ii)グレースケール画像の濃度分布を参照して適応的
に閾値を定める2値化(関連パラメータ:頻度分布の偏
りを表す値(例えば特開平08−223409号におけ
るスキュー統計量Skに相当)) iii)上記i又はiiの2値化の何れかと、下記a〜
cの少なくとも1つの組合せ a.白画素と黒画素の境界に接するように黒画素を付加
する処理(関連パラメータ:付加する黒画素の数) b.白画素と黒画素の境界に接するように白画素を付加
する処理(関連パラメータ:付加する白画素の数) c.ノイズと考えられる孤立点の除去(関連パラメー
タ:除去する孤立点の大きさの上限) 上記関連パラメータを複数設け、それら複数のパラメー
タを選択的に用いることにより後段の電子透かしの抽出
精度を上げることができる。更に、前処理も複数種類用
意することで、更なる抽出精度の向上が可能である。
【0092】なお、上記前処理の具体的種類に関して
は、上述したもののみならず、グレースケール画像から
2値画像へ変換を行う処理、或いは、その前後で画像調
整を行う処理であれば、公知の種々の処理とパラメータ
を適用することが可能である。
【0093】以下、前処理の種類を特定せず、2値化を
伴う前処理として説明してゆく。
【0094】なお、第1の実施の形態と同じく、以下の
各ステップの処理も、図9のMPU902により制御が
可能である。また、各種プログラム、画像データ、パラ
メータ等は、主記憶装置903に記憶される。
【0095】ステップ603において、各前処理パラメ
ータ(初期値)に基づいて、グレースケール画像601
に2値化を伴う前処理を施し、2値画像604を生成す
る。
【0096】続くステップ605において、上記2値画
像604から電子透かしの抽出を行う。
【0097】ステップ606では、上記電子透かしの抽
出結果が所定の基準を満たしているか否かを判断する。
もし、この電子透かしの抽出結果が所定の基準を満たし
ているならば、ステップ607において、この電子透か
しの抽出結果出力することと決定し、この結果を電子透
かし抽出結果608として出力する。もし、上記電子透
かしの抽出結果が所定の基準を満たしていないならば、
ステップ602へ進む。
【0098】ステップ602では、最後に適用した前処
理用のパラメータを、次の候補となる前処理用パラメー
タに変更し、上記ステップ603の処理に戻る。ステッ
プ603、605、606、602の繰り返しは、ステ
ップ606の判定基準を満たすまで行われる。
【0099】なお、上述した基準の1つとして、電子透
かしが正しいか否かの推定結果を適用することができ
る。例えば、第1の実施の形態におけるステップ111
と同様、抽出された電子透かしをパリティチェックした
結果、「その電子透かしは正しい」と判断できる場合に
は、その電子透かしをそのまま最終出力とする。一方
「その電子透かしは正しくない」と判断できる場合に
は、次の前処理用パラメータの設定、及び前処理、及び
電子透かしの抽出処理を行う方法が考えられる。
【0100】以上の実施の形態で説明した装置によれ
ば、2値画像の状態で電子透かしが埋め込まれた画像を
表す画像データであり、かつ、該埋め込み後に多値化さ
れて得られた多値画像データを取得する取得部(スキャ
ナ901:グレースケール画像601の取得に相当)
と、2値化用の複数の閾値を1つ選択し、選択された閾
値を用いて前記多値画像データ2値化する前処理部(M
PU902:ステップ603等に相当)と、該前処理部
にて2値化された2値画像データから電子透かしを抽出
する抽出部(MPU902:ステップ605等に相当)
とを備え、前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して
2値化を実行し、かつ、該2値化で得られた2値画像デ
ータの解析を実行することを複数回繰り返し(ステップ
606の基準を満たすまでステップ602、603、6
05、606を繰り返す点に相当)、該繰り返しにより
得られえた複数の解析結果(複数回のステップ606で
の解析結果に相当)から所定基準を満たす解析結果(パ
リティチェックを通過した唯一の抽出結果に相当)を特
定し、特定された解析結果に対応する閾値を用いて2値
化された2値画像データから抽出された電子透かし(パ
リティチェックを通過した唯一の抽出結果に相当)に基
づいて最終的な電子透かし(同じく、パリティチェック
を通過した唯一の抽出結果に相当)を特定し、該電子透
かしを出力する出力手段(MPU902:ステップ60
7に相当)と備える。
【0101】上記実施の形態によれば、前処理に関連す
るパラメータ(例えば2値化の閾値)を変化させながら
上記前処理と電子透かしの抽出は繰り返すが、電子透か
しの抽出結果が或る基準を満たした時点で処理を終了す
る様にしたので、効率よく、かつ精度良く電子透かしを
抽出できる。
【0102】(第3の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、全ての前処理用パラメータについて、前処理
(2値化処理を含む)と電子透かしの抽出処理を実行す
ることを具体的に説明した。
【0103】また上記第2の実施の形態では、例えば、
パリティチェックを通過した唯一の電子透かしを最終出
力とすることを具体的に説明した。
【0104】しかしながら、上記各実施の形態以外の方
法を用いても有効である。
【0105】例えば、上記第1の実施の形態と第2の実
施の形態を組み合わせた考え方として、以下の方法も有
る。これを第3の実施の形態とする。
【0106】基本的には第1の実施の形態と装置/ステ
ップの構成は同様であるので説明を省略する。
【0107】本実施の形態の特徴は、第1の実施の形態
におけるステップ105の判定基準を以下のものと置換
することである。ステップ105:「パリティチェック
を通過した抽出結果が5個よりも少なく、かつ、閾値
が255までか?」これにより、5個以上の抽出結果が
パリティチェックを通過する場合には、以降のステップ
105等の判定処理を省略し、早急に次のステップ11
1へ以降することができる。そして、パリティチェック
を通過した5つの電子透かしを用いて、多数決判定が行
えるので、効率よく、かつかなり精度の良い電子透かし
を抽出することが可能である。
【0108】また、全ての前処理用パラメータについ
て、前処理(2値化処理を含む)と電子透かしの抽出処
理を行う可能性も少なくなり、その全体的な処理時間等
も軽減できる。
【0109】なお、本実施の形態において、上記ステッ
プ105の比較対象は5個で無くとも良く、当業者の経
験に基づいて適切に設定すればよい。
【0110】なお、第1の実施の形態と同じく、本実施
の形態における各ステップの処理も、図9のMPU90
2により制御が可能である。また、各種プログラム、画
像データ、パラメータ等は、主記憶装置903に記憶さ
れる。
【0111】以上の実施の形態で説明した装置によれ
ば、2値画像の状態で電子透かしが埋め込まれた画像を
表す画像データであり、かつ、該埋め込み後に多値化さ
れて得られた多値画像データを取得する取得部(スキャ
ナ901:ステップ102等に相当)と、2値化用の複
数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を用いて前記多
値画像データ2値化する前処理部(MPU902:ステ
ップ103、105、106、110等に相当)と、該
前処理部にて2値化された2値画像データから電子透か
しを抽出する抽出部(MPU902:ステップ108等
に相当)とを備え、前記複数の閾値から未選択の閾値を
選択して2値化を実行し、かつ、該2値化で得られた2
値画像データの解析を実行することを複数回繰り返し
(閾値0〜255を順次使用し、電子透かしを抽出する
点に相当)、該繰り返しにより得られえた複数の解析結
果(パリティチェックを通過する前の抽出結果に相
当)から所定基準を満たす解析結果(パリティチェック
を通過した5個以下の抽出結果に相当)を特定し、特
定された解析結果に対応する閾値を用いて2値化された
2値画像データから抽出された電子透かし(パリティチ
ェックを通過した5個以下の抽出結果に相当)に基づ
いて最終的な電子透かし(パリティチェックを通過した
5個以下の抽出結果の多数決判定により特定する電子
透かしに相当)を特定し、該電子透かしを出力する出力
手段(MPU902:ステップ111に相当)と備え
る。
【0112】(第4の実施の形態)本実施形態では、上
記第1の実施の形態と同様、最適な2値化閾値を求める
動作について別の具体例を説明するものである。ただ
し、本実施の形態では、その最適パラメータを求めるま
でに電子透かしの抽出は行わず、ある評価基準に基づい
て最適パラメータを決定するものである。
【0113】なお、第1の実施の形態と同じく、本実施
の形態における各ステップの処理も、図9のMPU90
2により制御が可能である。また、各種プログラム、画
像データ、パラメータ等は、主記憶装置903に記憶さ
れる。
【0114】図7を用いて、本実施形態における電子透
かしの抽出動作を説明する。
【0115】ステップ701において、第1の実施の形
態で説明したのと同じ方法で電子透かしが埋め込まれ、
一旦多値化されている画像をグレースケール画像として
入力する。図9を参照して説明するならば、スキャナ9
17から電子透かしが埋め込まれ、印刷されているドキ
ュメントを読み取り、そこで得られた多値画像データを
インターフェイス915を介して主記憶装置903に記
憶することに相当する。
【0116】次に、2値化用の閾値713を0に設定す
る。本実施の形態では、閾値0〜255までのそれぞれ
に対して、ある評価基準に基づいて、最適のパラメータ
であるか否かを判断する。
【0117】ステップ703では、現在設定されている
閾値713で多値画像を2値化する。図9を参照して説
明するならば、このステップ703では、MPU902
の制御により、主記憶装置903内のグレースケール画
像を2値化し、このグレースケール画像が記憶されてい
る記憶領域とは別の記憶領域に、ここで得られた2値画
像を記憶する。
【0118】次に、ステップ704において、現在設定
中の閾値に対応する評価基準パラメータの算出を行う。
この評価基準パラメータとは、第1の実施の形態で説明
したテキスト用の電子透かしアルゴリズムで電子透かし
が埋め込まれている可能性を評価するためのパラメータ
である。
【0119】なお、本実施の形態においても上記第1〜
第3実施の形態と同じく、テキスト用の電子透かしを抽
出するのであるから、この評価基準パラメータの算出の
直前に、予め、画像の種類に応じた領域判定を行い、テ
キスト領域の検出、及び、テキスト領域内部の各文字の
外接矩形の検出は随時行われているものとする。以下、
評価基準パラメータの詳細を説明する。
【0120】<評価基準パラメータ>第1の実施の形態
で説明したテキスト用の電子透かし埋め込みアルゴリズ
ムを、本実施の形態においても適用されているとする
と、電子透かしを抽出する前段階で、以下のような評価
が出来る。
【0121】電子透かしを抽出しようとするテキスト領
域内において、各文字(外接矩形)間の空白の長さは、
それぞれ、Pi’,Si’は(0<i≦k)であるとす
ると、図8に示す様に「P0’,S0’,P1’,S
1’,・・・,Pi’,Si’,・・・,Pk’,S
k’,Pk’,Sk’」となる。
【0122】次に、各Pi’,Si’に対してXkを次
のように定める。 Pi>Siならば、Xi=Pi/Si Pi<Siならば、Xi=Si/Pi そして、以下に示すCの値を評価基準パラメータとす
る。
【0123】
【外1】
【0124】第1の実施の形態で説明した(本実施の形
態でも適用する)電子透かしの埋め込みアルゴリズムを
用いる場合において、この評価基準パラメータCの値
は、電子透かしデータが埋め込まれている2値画像に対
してそれが算出された時の方が、電子透かしが埋め込ま
れていない2値画像に対してそれが算出された時より
も、通常小さい値になる。
【0125】よって、評価基準パラメータCの値が0に
近い時ほど、電子透かしが埋め込まれている2値画像を
処理対象としているということであり、言い換えれば、
そのCの値が0に近い時ほど、好適な2値化用の閾値を
用いて2値化をしていると言える。
【0126】次に、ステップ705において、評価基準
パラメータCが今までの2値画像に対して算出した評価
基準パラメータCのうち最適な値(以下、最良基準パラ
メータCと呼ぶ)であるか否かをチェックする。即ち、
今まで算出した評価基準パラメータCの中で最も0に近
いか否かチェックする。
【0127】もしステップ705で新しく算出したパラ
メータCが最良基準パラメータCであるならば、ステッ
プ706に進む。
【0128】ステップ706では、現在参照している閾
値713を“最終的な2値化処理(ステップ709)で
再度使用するべき最良の閾値712”として別に記憶す
る。これと共に、最良基準パラメータC711を、今回
のステップ705で算出した基準パラメータCで更新す
る。
【0129】次に、ステップ707において、ここまで
の評価基準パラメータの算出に参照した閾値713が、
255より小さいか否かを判断する。もし閾値が255
よりも小さければ、ステップ708に進む。一方、閾値
が255に達していれば、ステップ709へ進む。
【0130】ステップ708では、現在の閾値をインク
リメントし、この閾値を新たな閾値713とする。そし
て、上述したステップ703に戻り、上記処理を繰り返
す。
【0131】ステップ709では、ステップ705及び
706で最後に決定した閾値712を用いて、元の多値
画像(グレースケール画像)を2値化する。
【0132】ステップ710では、上記ステップ709
で得られた2値画像から、第1の実施の形態と同様の方
法で、電子透かしを抽出する。本実施の形態では、この
電子透かしの抽出処理が最初で最後の電子透かしの抽出
処理になる。
【0133】以上で説明してきた電子透かしの埋め込み
/抽出方法は、多数の電子透かしの埋め込み/抽出方法
の1つにすぎず、他の電子透かしの埋め込み/抽出方法
を適用する場合も本発明の範疇に含まれる。また、上述
した評価基準パラメータCは、埋め込み方法に応じたも
のであるから、埋め込み方法を変更すれば、上記評価基
準パラメータCの算出式も当然変更される必要がある。
【0134】以上の実施の形態で説明した装置によれ
ば、2値画像の状態で電子透かしが埋め込まれた画像を
表す画像データであり、かつ、該埋め込み後に多値化さ
れて得られた多値画像データを取得する取得部(スキャ
ナ901:ステップ701等に相当)と、2値化用の複
数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を用いて前記多
値画像データ2値化する前処理部(MPU902:ステ
ップ702、703、707、708、709等に相
当)と、該前処理部にて2値化された2値画像データか
ら電子透かしを抽出する抽出部(MPU902:ステッ
プ709に続くステップ710等に相当)とを備え、前
記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2値化を実行
し、かつ、該2値化で得られた2値画像データの解析を
実行することを複数回繰り返し(閾値0〜255を順次
使用して、評価基準パラメータCを算出する点に相
当)、該繰り返しにより得られえた複数の解析結果(複
数の評価基準パラメータCに相当)から所定基準を満た
す解析結果(一番0に近い評価基準パラメータCに相
当)を特定し、特定された解析結果に対応する閾値を用
いて2値化された2値画像データから抽出された電子透
かし(一番0に近い評価基準パラメータCに対応する閾
値を用いて2値化された2値画像データから抽出された
電子透かしに相当)に基づいて最終的な電子透かし(同
じく、一番0に近い評価基準パラメータCに対応する閾
値を用いて2値化された2値画像データから抽出された
電子透かしに相当)を特定し、該電子透かしを出力する
出力手段(MPU902:ステップ710に相当)と備
える。
【0135】尚、以上の各実施の形態は、複数の機器
(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、
リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用し
ても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファ
クシミリ装置等)に適用してもよい。
【0136】また上述した各処理は、所定プログラムに
基づくMPU902の制御の下に装置全体を動作させる
ことが可能であるから、本発明には、上記各処理を制御
する為のプログラム、及びそのプログラムをコンピュー
タ等から読み取り可能に記憶した記憶媒体についても本
発明の範疇に含まれる。
【0137】以上で説明したように、各実施の形態によ
れば、2値画像の状態で電子透かしの埋め込みが施され
た後、一旦多値画像(グレースケール画像)に変化した
画像データから、電子透かしを精度良く抽出することが
できる。また、その電子透かしの抽出を効率よく行うこ
ともできる。
【0138】また、2値画像として代表される文字画像
間の距離を変更することにより電子透かしが埋め込まれ
る場合に、その電子透かしが埋め込まれている多値画像
から、その電子透かしの抽出を精度良く行うことができ
る。
【0139】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、2値画像の状態で電子透かしの埋め込みが施された
後、一旦多値画像(グレースケール画像)に変化した画
像データから、電子透かしを精度良く抽出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の電子透かしの抽出手順(全
体)を示すフローチャート
【図2】第1の実施の形態の電子透かしの埋め込み手順
を示すフローチャート
【図3】第1の実施の形態の電子透かしの抽出手順(詳
細)を示すフローチャート
【図4】文字の外接矩形とその矩形間の空白の長さを示
す図
【図5】電子透かしデータのビット列を示す図
【図6】第2の実施の形態の電子透かしの抽出手順(全
体)を示すフローチャート
【図7】第4の実施の形態の電子透かしの抽出手順(全
体)を示すフローチャート
【図8】文字の外接矩形とその矩形間の空白の長さを示
す図
【図9】各実施の形態に適用可能な一般的な画像処理装
置のブロック図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 CL10 2C187 AE07 GB02 GD06 GD10 2H134 NA01 NA15 5B057 AA11 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB06 CB12 CB16 CC01 CE08 CE12 DA20 DB02 DB05 DB08 DC03 DC16 5C076 AA14 BA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像の状態で電子透かしが埋め込ま
    れた画像を表す画像データであり、かつ、該埋め込み後
    に多値化されて得られた多値画像データを取得する取得
    ステップと、 2値化用の複数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を
    用いて前記多値画像データ2値化する前処理ステップ
    と、 該前処理ステップにて2値化された2値画像データから
    電子透かしを抽出する抽出ステップと、 前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2値化を実
    行し、かつ、該2値化で得られた2値画像データの解析
    を実行することを複数回繰り返し、該繰り返しにより得
    られえた複数の解析結果から所定基準を満たす解析結果
    を特定し、特定された解析結果に対応する閾値を用いて
    2値化された2値画像データから抽出された電子透かし
    に基づいて最終的な電子透かしを特定し、該電子透かし
    を出力する出力ステップとを備えることを特徴とする電
    子透かし抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記取得ステップでは、スキャナにより
    印刷物を読み取ることにより前記多値画像データを取得
    し、前記印刷物は、2値画像の状態で電子透かしが埋め
    込まれた画像を印刷したものであることを特徴とする請
    求項1に記載の電子透かし抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記閾値の選択は、2値化用の複数の閾
    値全てに対して順次行われることを特徴とする請求項1
    に記載の電子透かし抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記2値化は、前記多値画像データの濃
    度分布を参照し、適応的に2値化用の閾値を定めること
    により実行されることを特徴とする請求項1記載の電子
    透かし抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記前処理ステップでの2値化に伴い、
    ノイズと考えられる孤立点を除去する処理、白画素と黒
    画素の境界に接するように黒画素を付加する、白画素と
    黒画素の境界に接するように白画素を付加する処理の少
    なくとも1つを実行することを特徴とする請求項1記載
    の電子透かし抽出方法。
  6. 【請求項6】 前記複数回の繰り返しにおいて、各回で
    実行される各2値化に伴って実行される前記処理に関連
    するパラメータを順次変更することを特徴とする請求項
    5に記載の電子透かし抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記2値画像の状態での電子透かしの埋
    め込みは、該2値画像中の各文字の間の空白の長さを所
    定基準に基づいて変更することにより行われることを特
    徴とする請求項1に記載の電子透かし抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記2値画像データの解析は、各2値化
    用の閾値を用いて2値化された2値画像データから電子
    透かしを抽出することに相当することを特徴とする請求
    項1に記載の電子透かし抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記所定基準は、抽出された電子透かし
    をパリティチェックした結果“正しい電子透かしであ
    る”と判断できるか否かに相当することを特徴とする請
    求項8に記載の電子透かし抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記最終的な電子透かしは、前記パリ
    ティチェックした結果が正しいと判断された各電子透か
    しにおいて、その夫々を構成するビット列の各ビット位
    置毎の多数決判定により決定することを特徴とする請求
    項9に記載の電子透かし抽出方法。
  11. 【請求項11】 前記閾値の選択は、前記パリティチェ
    ックした結果が正しいと判断できる閾値が見つかるま
    で、2値化用の複数の閾値に対して順次行われ、前記最
    終的な電子透かしは、前記パリティチェックした結果が
    正しいと判断された最初の電子透かしとすることを特徴
    とする請求項9に記載の電子透かし抽出方法。
  12. 【請求項12】 前記閾値の選択は、前記パリティチェ
    ックした結果が正しいと判断できる閾値が所定複数個見
    つかるまで、2値化用の複数の閾値に対して順次行わ
    れ、前記最終的な電子透かしは、前記パリティチェック
    した結果が正しいと判断された所定複数個の電子透かし
    において、その夫々を構成するビット列の各ビット位置
    毎の多数決判定により決定することを特徴とする請求項
    11に記載の電子透かし抽出方法。
  13. 【請求項13】 前記2値画像データの解析は、各2値
    化用の閾値を用いて2値化された2値画像データが表す
    複数文字の間の空白の長さに基づいて、“文字間を調整
    して電子透かしが埋め込まれているか否か”を判断する
    為の演算を行うことに相当し、前記所定基準は、前記複
    数文字の間の空白の長さが“電子透かしが埋め込まれて
    いる可能性が最高か否か”に相当し、前記最終的な電子
    透かしは、前記電子透かしが埋め込まれている可能性が
    最高である場合に相当する閾値で2値化された2値画像
    データから抽出された電子透かしとすることを特徴とす
    る請求項7に記載の電子透かし抽出方法。
  14. 【請求項14】 2値画像の状態で電子透かしが埋め込
    まれた画像を表す画像データであり、かつ、該埋め込み
    後に多値化されて得られた多値画像データを取得する取
    得部と、 2値化用の複数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を
    用いて前記多値画像データ2値化する前処理部と、 該前処理部にて2値化された2値画像データから電子透
    かしを抽出する抽出部と、 前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2値化を実
    行し、かつ、該2値化で得られた2値画像データの解析
    を実行することを複数回繰り返し、該繰り返しにより得
    られえた複数の解析結果から所定基準を満たす解析結果
    を特定し、特定された解析結果に対応する閾値を用いて
    2値化された2値画像データから抽出された電子透かし
    に基づいて最終的な電子透かしを特定し、該電子透かし
    を出力する出力部とを備えることを特徴とする電子透か
    し抽出方法。
  15. 【請求項15】 2値画像の状態で電子透かしが埋め込
    まれた画像を表す画像データであり、かつ、該埋め込み
    後に多値化されて得られた多値画像データを取得する取
    得ステップと、 2値化用の複数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を
    用いて前記多値画像データ2値化する前処理ステップ
    と、 該前処理ステップにて2値化された2値画像データから
    電子透かしを抽出する抽出ステップと、 前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2値化を実
    行し、かつ、該2値化で得られた2値画像データの解析
    を実行することを複数回繰り返し、該繰り返しにより得
    られえた複数の解析結果から所定基準を満たす解析結果
    を特定し、特定された解析結果に対応する閾値を用いて
    2値化された2値画像データから抽出された電子透かし
    に基づいて最終的な電子透かしを特定し、該電子透かし
    を出力する出力ステップとを備えることを特徴とする電
    子透かし抽出プログラム。
  16. 【請求項16】 2値画像の状態で電子透かしが埋め込
    まれた画像を表す画像データであり、かつ、該埋め込み
    後に多値化されて得られた多値画像データを取得する取
    得ステップと、 2値化用の複数の閾値を1つ選択し、選択された閾値を
    用いて前記多値画像データ2値化する前処理ステップ
    と、 該前処理ステップにて2値化された2値画像データから
    電子透かしを抽出する抽出ステップと、 前記複数の閾値から未選択の閾値を選択して2値化を実
    行し、かつ、該2値化で得られた2値画像データの解析
    を実行することを複数回繰り返し、該繰り返しにより得
    られえた複数の解析結果から所定基準を満たす解析結果
    を特定し、特定された解析結果に対応する閾値を用いて
    2値化された2値画像データから抽出された電子透かし
    に基づいて最終的な電子透かしを特定し、該電子透かし
    を出力する出力ステップとを備える電子透かし抽出プロ
    グラムを、コンピュータから読み取り可能な状態に記憶
    した記憶媒体。
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