JP2011061455A - 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定パターンのマークの色に濃淡がある場合において、特定パターンを正確に検出することができる画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像処理部81は、画像データにつき、相対的に濃度が薄いマークの前記濃度に基づいて2値化処理する第1処理部1と、相対的に濃度が濃いが周辺に濃度の薄い下地模様を有するマークの前記濃度に基づいて2値化処理する第2処理部2と、第1処理部1及び第2処理部2より入力した2値画像データから各マークを検出し、各マークの位置データを出力するマーク検出部3と、各位置データを加算する加算部4と、前記位置データに基づき複写禁止パターンの類似度を算出する判定部5とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば紙幣、有価証券及び機密書類等の複写を禁止すべき原稿画像等の画像中に複写禁止パターン等の特定パターンが含まれているか否かを判定する画像処理装置、該画像処理装置を備える画像形成装置、前記画像処理装置をコンピュータ上で実現するためのコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを記録してある記録媒体、及び画像処理方法に関する。
近年、カラー複写装置においては、複写性能の向上に伴い、原稿画像を高い忠実度で再現した複写画像の形成が可能になっている。これに伴い、カラー複写装置に対し、紙幣、有価証券及び機密書類等のコピー禁止原稿を複写する行為、特に大量に複写して偽造する行為を高度に防止することが求められている。
従来の複写装置における複写防止技術として、記録紙に印刷する原稿画像を画像読取装置により読み取って得られた画像データ(読取り画像データ)と、予め複写装置に登録されている複写防止対象となる特定画像の画像データ(特定データ)とを比較して、読取り画像データに対応する画像の印刷を行うか否かを判断するものが知られている。この複写装置において、読取り画像データについての印刷を行わないと判定した場合、単純に印刷を中止する、又は読取り画像データをその読取り画像データとは異なる画像データに変更して印刷するといった処理が行われる。
複写機及びスキャナの高画質化及び低価格化によって偽造が容易になり、そのため、偽造防止(複写禁止)パターンを有する原稿が増えている。また、複写禁止原稿ではない一般原稿の種類も多種多様化している。複写禁止原稿に対応した複写機においては、複写禁止原稿の検出ミスがないことを要求されるのはいうに及ばず、前記一般原稿を誤って複写禁止原稿として検出するという誤検出がないことも要求されている。また、複写禁止原稿においては、複写禁止パターンのマークをカモフラージュするために周辺部に下地模様を施したり、濃度を薄くしたりして目立ちにくくしている。このことがマークの検出を困難にしている。一の複写禁止原稿においては、マークの周辺部に該マークより薄い下地模様が入れてあり、他の複写禁止原稿においては、同一色を有するマークが色を薄くした状態で印刷されている。また、紙幣は流通の過程でしわになったり汚れたりすることがあるが、これによりマークの色の濃度が変わった場合においても複写禁止パターンを正確に検出する必要がある。
従来のこの種の具体的な技術として、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に開示された技術がある。
特許文献1に記載の情報処理装置においては、画像データを入力し、入力される画像データをサンプリングし、サンプリング画像のヒストグラムを抽出し、抽出したヒストグラム中の特別に度数の多い色レベルを下地レベルとして認識して下地レベルの影響がないような2値化閾値を算出する。そして、この算出値を2値化閾値として設定する。すなわち、解像度を高める補間のためのパターンマッチングの前の2値化処理において、2値化閾値を画像の下地レベルに応じて変えることで、前記パターンマッチングを良好に行い、良好な画像処理結果を得ることを目的としている。
そして、特許文献2に記載の画像処理装置においては、入力された画像データにつき、複数のマークに基づく複数の色に対応して2値化し、2値化された各色に基づく画像データから、各色で大きさが異なるマークを検出し、マークが所定個数以上検出された画像データを選択し、該画像データのマークを、各色共通の所定の大きさにした後、1つにまとめ、まとめられたマークの配置に基づき特定パターンの有無を判定するように構成された画像処理装置の発明が開示されている。
また、特許文献3に記載の画像処理装置は、第1及び第2の色抽出ブロック、OR回路、記憶装置、マーク検出部、原稿切り出し部並びにマッチング部を備えている。この画像処理装置においては、入力画像データに対して第1及び第2の色抽出ブロックにより夫々黒と赤による個別の2値化処理を行い、これら二つのデータをOR回路にて一つのデータにまとめて記憶装置に記憶する。次に、マーク検出部により、テンプレートを使用して入力画像データに含まれる正方形マークを検出し、画像切り出し部にて正方形マークで囲まれるマークを切り出し、切り出したマークの複写禁止判定パターン(特定パターン)に対する適合度をマッチング部にて求め、その結果を出力する。
特開2000−115532号公報 特開2007−135091号公報 特開平9−16043号公報
複写の禁止が要求される紙幣、有価証券及び機密書類等のコピー禁止原稿に付加される複写禁止パターンは、それ自体が改ざんされるのを防止するため、上述したように下地模様でカモフラージュを行う等して非常に目立ち難いものとなっている。特に紙幣については、各国によって紙質及び複写禁止パターンの印刷の濃度にばらつきがある。すなわち、紙質の相違により複写禁止パターンを検出するための信号にノイズが生じ易く、また、複写禁止パターンのマークの色の濃度の高低により誤差が生じ易く、一定の精度を有して複写禁止パターンを検出することが困難になっている。このため、複写禁止パターンを高精度に、安定して検出することが求められている。
このような状況において、特許文献1に記載の情報処理装置においては、前記パターンマッチングを良好に行うことができ、また、紙質の違いによる下地色の差異に対応できるという優れた効果がある。しかし、下地模様と複写禁止パターンとの区別が付かないため、下地模様を除いて複写禁止パターンのみを検出することはできないという問題があった。
そして、特許文献2に記載の画像処理装置においては、二つの色フィルタを有することにより、異なる色を有する二つのマークを検出することができる。一の色フィルタで薄色のマークを抽出し、他の色フィルタで濃色のマークを検出するようにすることで、薄い下地模様を有し、マーク部分は濃くしてあるマークも検出することが可能である。
しかしながら、二つの色フィルタにより互いに色が異なるマークを検出することはできるが、下地模様の有無等によってマークの同一色に濃淡がある場合、原稿の紙質の相違、紙の汚れ、しわ、及び印刷むら等によりマークの色に濃淡が生じた場合等に対応することができず、マークを正確に検出することができないという問題があった。
また、特許文献3に記載の画像処理装置においては、二つの色フィルタを有することにより、二つの色のマークを検出することができる。また、OR回路にて二つの色の検出信号を一つにまとめることにより、回路規模を小さくすることができる。
しかしながら、二つの色フィルタは互いに異なる色のマークを検出することはできるが、紙質の相違によるノイズ、下地模様、及びマークの印刷濃度の濃淡等に対応することはできず、同一色を有し、濃度の濃いマークと薄いマークとが混在している場合等において、マークを正確に検出することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、下地模様の有無等によって複写禁止パターンのマークの色に濃淡がある場合、原稿の紙質の相違、紙の汚れ、しわ、及び印刷むら等によりマークの色に濃淡が生じた場合等、原稿に対して認識し難い状態で含まれている場合においても特定パターンを正確に検出することができる画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、入力された入力画像データに特定データが含まれるか否かを判定する画像処理装置において、前記特定色の複数の濃度に基づいて入力画像データをそれぞれ2値化処理し、得られた各2値化画像データを出力する2値化手段と、前記2値化手段から各2値化画像データを入力され、各2値化画像データに基づいて、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する特定パターン有無判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、特定パターンのマークの同一色の複数の濃度に基づいて2値化処理を行い、マークを検出するので、同色系の下地模様がない等、色(特定色)の濃度が薄いマークを有する紙幣等の画像、同色系の下地模様がある等して、同一色で濃度が濃いマークを有する画像、周辺部に濃度が薄い下地模様を有する画像、及びこれらが混在する画像のいずれにおいても、画像データからマークに対応するデータを確実に検出することができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記2値化手段は、前記特定色の濃度に基づいて入力画像データを2値化処理し、得られた2値化画像データを出力する第1の2値化手段と、前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記入力画像データを2値化処理し、得られた2値化画像データを出力する第2の2値化手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、入力画像が、同色系の下地模様がない等、色(特定色)の濃度が薄いマークを含む特定パターンを有する場合、入力画像データが前記濃度に基づいて第1の2値化手段により2値化処理される。そして、入力画像が、同色系の下地模様がある等して、同一色で濃度が濃いマークを含む特定パターンを有する場合、入力画像データが前記濃度に基づいて第2の2値化手段により2値化処理される。
そして、本発明においては、複数の2値化手段を備えるので、高速処理が可能である。
本発明に係る画像処理装置は、前記特定パターン有無判定手段により前記特定データを有すると判定した場合に、前記特定パターンの有無に関する情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、特定パターンのマークの特定形状を検出し、入力画像における特定パターンの有無に関する情報、例えば類似度(検出した特定パターンの数/特定パターンの基準となる数)等が出力される。
本発明に係る画像処理装置は、特定色及び特定形状を有する複数のマークを含む特定パターンの前記マークの形状についての形状情報及び各マークの画像上の位置情報を記憶する記憶手段を備え、前記特定パターン有無判定手段は、前記2値化手段から入力された各2値化画像データに基づき、前記形状情報を用いて前記入力画像データにマークが含まれるか否かを判定し、前記マークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力するマーク検出部と、該マーク検出部から前記位置情報を入力され、入力された全ての位置情報を加算する加算部と、前記加算部が加算した位置情報と、前記各マークの画像上の位置情報とを比較して、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、マーク検出部が1つであるので回路規模を小さくすることができる。また、1つの特定パターンに、特定色が濃いマークと薄いマークとが混在する場合、汚れ、下地の影響等で特定色に濃淡が生じた場合等においても2値化手段が夫々出力したデータの論理和をとって検出することで、確実に特定パターンを検出することができる。
本発明に係る画像処理装置は、特定色及び特定形状を有する複数のマークを含む特定パターンの前記マークの形状についての形状情報及び各マークの画像上の位置情報を記憶する記憶手段を備え、前記特定パターン有無判定手段は、前記第1の2値化手段及び前記第2の2値化手段から入力された各2値化画像データに基づき、前記形状情報を用いて前記入力画像データにマークが含まれるか否かを判定し、前記マークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力する第1のマーク検出部及び第2のマーク検出部と、該第1のマーク検出部及び第2のマーク検出部から前記位置情報を入力され、入力された全ての位置情報を加算する加算部と、前記加算部が加算した位置情報と、前記各マークの画像上の位置情報とを比較して、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、第1のマーク検出部は、第1の2値化手段から出力される2値化画像データから検出したマークの位置情報を出力する。第2のマーク検出部は、第2の2値化手段から出力される2値化画像データから検出したマークの位置情報を出力する。加算部は、各マーク検出部から入力された位置情報を加算する。判定部は、加算部から出力される複数のマークの位置情報と基準の特定パターンの複数のマークの位置情報とを比較し(相対的位置関係等を比較し)、画像データが特定データを含むか否かを判定して、その結果を出力する。
従って、前述のように、特定色の濃度が薄いマークを有する紙幣等の画像、特定色の濃度が濃いマークを有する画像、及び周辺部に濃度が薄い下地模様を有する画像のいずれにおいても、画像データから特定データを確実に検出することができ、下地模様がない薄いマークと下地模様がある濃いマークとが混在する画像から特定パターンを確実に検出することもできる。
そして、本発明においては、メモリの使用量が少ないマーク検出部は第1のマーク検出部と第2のマーク検出部とを備えるが、両者の出力を加算部にて一つにし、メモリの使用量が多い判定部は1個のみ備えた構成としている。これにより、全体としてのメモリ容量を小さく、かつ回路規模も小さくすることができる。
マーク検出部を複数有することで、単に高速化が可能であるだけでなく、第1の2値化手段の設定を薄い色から濃い色まで広い範囲で抽出できるような設定にすることができ、流通過程等で部分的に薄くなった紙幣等の画像においても検出が可能となる。また、第2マーク検出部の設定を、下地模様に対応したきめ細かい設定に変えることで判定の精度を上げることが可能である。
本発明に係る画像処理装置は、前記マーク検出部によりマークが含まれると判定した場合に、該マークに対応する所定の画素領域をマスク領域に設定するにじみ補正部を備え、前記マーク検出部は、前記マスク領域内でマークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力しないように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、にじみ補正部は、マーク検出部において2値化画像データに基づき特定パターンのマークが検出された場合に、マークに対応する所定の画素領域をマスク領域に設定する。
従って、例えば印刷、及びスキャナでの画像読み取り段階において発生する画像のにじみにより、所定の画素領域内においてマークが複数検出される事態を防止することができ、特定パターンの有無の判定の精度が向上する。また、マーク検出部が第1マーク検出部及び第2マーク検出部を有する場合においても、にじみ補正手段は1つとすることにより、構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る画像処理装置は、前記2値化手段は、赤の濃度R、緑の濃度G、青の濃度B、前記濃度Gと前記濃度Rとの差分、前記濃度Gと前記濃度Bとの差分、及び前記濃度Rと前記濃度Bの差分が全て設定した数値範囲にある画素と、全ては前記数値範囲内にはない画素とに対応して、前記入力画像データを2値化処理することを特徴とする。
本発明においては、2値化手段は、3原色の色信号だけでなく、それらの色差信号を含めた6個の信号における数値範囲を設定するので、マークを高い精度で検出することができる。すなわち、マークの色よりも薄い濃度で付加しているノイズ成分(下地、又はマークに絡まった線及び模様等の成分)を検出し、これを排除してマークを検出することができる。
特に、下地模様の色がマークの色に近い場合に、色差信号を含めた6個の信号を使うことでパターンと下地模様とを精度良く分離することが可能であり、マークが下地模様と重なって混色している場合においても、パターンの抽出が可能となる。
本発明に係る画像形成装置は、前述の画像処理装置と、前記特定パターン有無判定手段の判定に基づいて印刷を行うか否かを判定する印刷実行判定手段と、該印刷実行判定手段により印刷を行うと判定した場合に、前記入力画像データに基づいて印刷する手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、前記特定パターン有無判定手段により入力画像データに特定データが含まれると判定した場合に、印刷を中止したり、他の画像を付加して異なる画像に変更して印刷したりすることができ、複写禁止原稿等の原稿の複写が防止される。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、画像データに特定データが含まれるか否かを判定させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理させる第1の2値化ステップと、コンピュータに、前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理させる第2の2値化ステップと、コンピュータに、前記第1の2値化ステップ及び前記第2の2値化ステップにより得られた2値化画像データに基づいて、前記画像データが前記特定データを有するか否かを判定させるステップとを有することを特徴とする。
本発明においては、コンピュータで前述の画像処理装置の各手段を実現することによって、前述の画像処理装置を実現することができる。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前述のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明においては、記録媒体から読み出された画像処理のプログラムによって、前述の画像処理装置をコンピュータ上で実現することができる。
本発明に係る画像処理方法は、特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、画像データに特定データが含まれるか否かを判定する画像処理方法において、前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理する第1の2値化ステップと、前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理する第2の2値化ステップと、前記第1の2値化ステップ及び前記第2の2値化ステップにより得られた2値化画像データに基づいて、前記画像データが前記特定データを有するか否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明においては、特定パターンのマークの同一色の複数の濃度に基づいて2値化処理を行い、マークを検出するので、特定色の濃度が薄いマークを有する紙幣等の画像、特定色の濃度が濃いマークを有する画像、周辺部に濃度が薄い下地模様を有する画像、及びこれらが混在する画像のいずれであっても、画像データからマークに対応するデータを確実に検出することができる。
本発明によれば、例えば複写禁止パターン等の特定パターンのマークが薄く印刷されている紙幣等の画像、特定パターンのマークが濃く印刷されて周辺部に下地模様が施されている画像、特定パターンに薄いマークと濃いマーク、下地模様があるマークとないマークとが混在した画像のいずれであっても、これらの画像データから特定データを精度良く検出して、特定パターンの有無を確実に判定することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデジタル複合機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る画像処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る解像度変換部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る第1処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る画像読取部が原稿を読み取る状態を模式的に示す説明図である。 複写禁止パターンを示す説明図である。 複写禁止パターンを示す説明図である。 図8の複写禁止パターンの第1マークを拡大した図である。 設定レジスタに設定される複数のマークの色の濃度の数値範囲を示す表である。 マーク検出部がマークを検出するために使用するテンプレートの構成を示す説明図である。 テンプレートマッチングによる検出動作を示す説明図である。 マークを検出するために設定されているテンプレートのパターン(領域)を示す説明図である。 テンプレートの周辺部白判定領域、及び該テンプレートを用いた判定のための構成例を示す説明図である。 テンプレートの周辺部カウント領域、及び該テンプレートを用いた判定のための構成例を示す説明図である。 テンプレートの第1中心部カウント領域、及び該テンプレートを用いた判定のための構成例を示す説明図である。 テンプレートの第2中心部カウント領域、及び該テンプレートを用いた判定のための構成例を示す説明図である。 テンプレートの第3中心部カウント領域、及び該テンプレートを用いた判定のための構成例を示す説明図である。 にじみ補正部が設定するマスク領域を示す説明図である。 判定部が使用するテンプレートを示す説明図である。 読み取った原稿につき複写禁止パターンの有無を判定する場合の、CPUによる画像処理の手順を示すフローチャートである。 読み取った原稿につき複写禁止パターンの有無を判定する場合の、CPUによる画像処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るCPUによる複写禁止パターン有無判定処理の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複合機80を含む画像形成システム100の構成を示すブロック図である。デジタル複合機80は、ネットワーク90を介してデジタルカメラ91、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)92、及びノート型パーソナルコンピュータ93(以下、ノートPCという)と接続されている。
デジタル複合機80は、透明ガラスからなる原稿載置台82aが設けられた画像読取部(カラースキャナ)82を上部に有する本体80aを備え、画像読取部82の上側に、原稿載置台82a上で原稿を搬送する自動原稿処理部80bを備えている。原稿載置台82aの正面側には、ユーザの操作を受け付けるための操作部83が配されている。自動原稿処理部80bは回動自在であり、原稿載置台82aの上側を開放して原稿を手置きすることができるように構成されている。デジタル複合機80は、本体80a内の適宜位置に設けられたインタフェース(図示せず)を介して、デジタルカメラ91、PC92及びノートPC93から画像データを取得できるように構成してある。
図2は、デジタル複合機80の概略構成を示すブロック図である。
デジタル複合機80は、画像処理部81、画像読取部82、操作部83、印刷制御部(PCU)84、画像加工部(ICU)85、及び印刷部86を備えている。
画像読取部82は、原稿載置台82aに載置された原稿に光を照射する光源等の光学系と、原稿からの反射光をR(赤),G(緑),B(青)の各色成分の電気信号に変換する光電変換素子(以下、CCD:Charge Coupled Deviceという)を主走査方向に複数配したCCDラインセンサとを備える(いずれも図示せず)。画像読取部82は、操作部83から入力された読取開始の指示に応じて、原稿載置台82a上の所定位置に載置された原稿に対し光学系より光を照射し、主走査方向と水平面内で直交する副走査方向に光学系を移動させながら、原稿からの反射光をCCDラインセンサに結像させて電気信号に変換する。
画像読取部82は、さらに、CCDラインセンサが出力した電気信号に対して、原稿を読み取った時の光源の配光特性、CCDラインセンサの感度ムラ等の特性を補正し、補正した電気信号を画像データとして画像処理部81及びICU85へ与える。この画像データは、ネットワーク90を介してPC92及びノートPC93へ与えることができるように構成されている。
画像読取部82が出力する画像データは、複数の画素によって構成されており、各画素がRGB各色について夫々256階調を有するため、16777216色のいわゆるフルカラーを表現することができる。また、画像読取部82が有する主走査方向及び副走査方向の光学解像度は、600DPI(Dot Per Inch)である。
ICU85はHDD(ハードディスクドライブ)851及びメモリ852を備えており、画像読取部82にて読み取られた原稿の画像データ(RGBのデータ)を印刷用の画像データに加工する。
画像処理部81は、入力された画像データに対応する画像が複写禁止原稿画像であることを示す複写禁止パターン(特定パターン)を含むか否かを判定する。複写禁止パターンは、例えば紙幣、有価証券、及び機密書類等の複写を禁止すべき原稿の画像中に含まれ、例えば特定の色を有し、かつ特定の形状を有するマークが複数、特定の位置に配されてなる(図7の複写禁止パターン71及び図8の複写禁止パターン72参照)。画像処理部81は、入力された画像データから複写禁止データ(複写禁止パターンに対応するデータ:特定データ)を検出した場合、検出した複写禁止データの数を加算し、類似度(検出した複写禁止パターンの数/検出すべき複写禁止パターンの数)をPCU84へ出力する。又は、画像処理部81が前記類似度が閾値以上であるか否かを判定し、前記類似度が閾値以上である場合に、入力原稿が複写禁止原稿であることをPCU84へ通知することにしてもよい。
PCU84においては、CPU841にROM842、RAM843、及び入出力インタフェース844がバス接続されており、ROM842に予め格納されている制御プログラムに従って、CPU841は、デジタル複合機80内の各部が協調して動作するように、デジタル複合機80全体の動作を制御する。PCU84は、画像処理部81から入力された前記類似度に基づいて、画像データに基づく画像を印刷するか否かを判定し、ICU85及び印刷部86における前記画像データの処理動作を制御する。例えば、前記類似度が閾値以上であると判定した場合に、ICU85による前記画像データの加工処理及び印刷部86による前記画像の印刷を禁止する。そして、PCU84は、ICU85のHDD851及びメモリ852に格納されている前記画像データに関するデータを全て消去させる。この場合、PCU84は、操作部83の図示しない表示部に、複写禁止パターンの類似度、及び警告を表示する。
画像処理部81及びPCU84により本発明の画像処理装置が構成される。
印刷部86は、感光体ドラム、該感光体ドラムに静電潜像を形成するレーザ書込装置、形成された静電潜像を現像して感光体ドラムにトナー画像を形成する現像器、及び形成されたトナー画像をシート(用紙)に転写する転写器を備えており、いわゆる電子写真方式により、ICU85から与えられた画像データに基づいてシート上に出力画像を形成する。
なお、印刷部86は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、熱転写方式、及び昇華方式等の他の方式によって画像形成を行うように構成してもよい。印刷部86は、また、PCU84から出力画像を形成しないように制御された場合、ICU85から与えられた画像データに適当なノイズを付加した画像データに基づいて出力画像を形成するようにしてもよい。
図3は、画像処理部81の構成を示すブロック図である。
画像処理部81は、解像度変換部23、第1処理部(第1の2値化手段)1、第2処理部(第2の2値化手段)2、マーク検出部3、加算部4、及び判定部5を備えている。マーク検出部3、加算部4、及び判定部5により請求項の特定パターン有無判定手段が構成される。
解像度変換部23は、画像読取部82、デジタルカメラ91、PC92、ノートPC93等の画像入力装置から入力された画像データを一定の解像度に変換し、第1処理部1,第2処理部2へ出力する。本実施の形態においては、画像読取部82からRGB各8ビットの画像データが解像度変換部23へ入力される。デジタル複合機80内部のメモリ容量削減及び高速化のために、解像度変換部23においては画像の解像度が変換される。
図4は、解像度変換部23の構成を示すブロック図である。
解像度変換部23は、主走査方向解像度変換部31、副走査方向解像度変換部32、メモリ33、及び設定レジスタ34を備えている。
主走査方向解像度変換部31は、画像データについて主走査方向の解像度を所定の解像度に変換する。例えば600DPIのRGB夫々8ビット(256階調)の画像データを、2画素の平均値を取ることにより300DPIに変換する。
副走査方向解像度変換部32は、同様に画像データについて副走査方向の解像度を所定の解像度に変換する。主走査方向と同様、例えば、600DPIのRGB夫々8ビットの画像データを、2画素の平均値を取ることによって300DPIに変換する。ただし、副走査方向においては、光学系の移動速度の設定により画像を変倍することがあり、解像度変換の倍率が一定ではない。このため、副走査方向においては、解像度を設定レジスタ34に設定された倍率に従って変倍する。メモリ33は、副走査方向解像度変換部32による副走査方向の解像度変換動作の際に、副走査方向の複数ラインのデータを一時的に記憶する。
第1処理部1,第2処理部2は、解像度変換部23から入力された画像データを、複写禁止パターンのマークの特定色の相対的に薄い濃度に対応して設定した閾値,濃い濃度に対応して設定した閾値に基づいて各別に2値化処理してマーク検出部3へ出力する。すなわち、第1処理部1により下地模様がなく、薄い特定色を有するマークが検出され、第2処理部2により下地模様があり、濃い特定色を有するマークが検出される。
第1処理部1,第2処理部2は、色差分演算部6,9、比較器7,10、及び設定レジスタ8,11を備えている。
マーク検出部3は、第1マーク検出部14、第2マーク検出部17、にじみ補正部18、及びメモリ19を備えている。マーク検出部3は、第1処理部1,第2処理部2から夫々入力された2値化画像データから複写禁止パターンを示すマークを検出した場合、該マークの位置データ(位置情報)を加算部4へ出力する。
第1マーク検出部14,第2マーク検出部17は、形状識別部13,16と、メモリ12,15とを備えている。第1マーク検出部14,第2マーク検出部17は、第1処理部1,第2処理部2から2値化画像データを入力され、形状識別部13は、特定色の低濃度側の閾値に基づく2値化画像データからマーク及びその位置を検出する。形状識別部16は、特定色の高濃度側の閾値に基づく2値化画像データからマーク及びその位置を検出する。メモリ12,15は、形状識別部13,16がマーク及び位置の検出処理を複数ライン毎に行うので、画像データを複数ライン単位で一時的に記憶する。
第1マーク検出部14,第2マーク検出部17へは、頁同期信号及びライン同期信号が入力される。
にじみ補正部18は、第1マーク検出部14,第2マーク検出部17によりマークが検出された場合に、該マークの位置に基づく所定の画素領域をマスク領域に設定する。これにより、本来1個であるマークが、例えば印刷及びスキャナでの画像読み取り段階において発生する画像のにじみ等により、所定範囲内において複数検出される事態が防止される。従って、にじみ補正部18により同一のマークを第1マーク検出部14と第2マーク検出部17とで位置が近似した2個のマークとして検出することが防止される。メモリ19は、にじみ補正部18が上述の処理を行う場合に、画像データを複数ライン単位で一時的に記憶する。
加算部4は例えばOR回路からなり、第1マーク検出部14と第2マーク検出部17とから入力された位置データを加算し、すなわちOR演算して判定部5へ出力する。
判定部5は、メモリ20、ベクトル演算部21、及び類似度算出部22を備えている。 ベクトル演算部21は、加算部4から入力されたマークの位置データに基づいてベクトル演算を行い、該位置データが、基準となる複写禁止パターン(基準複写禁止パターン)の位置データを示すものであるか否かを判定する。メモリ20は、ベクトル演算部21が上述の動作を行う場合の作業領域となる。類似度算出部22は、ベクトル演算部21により位置データが複写禁止パターンの位置データを示すものと判定した場合に、検出した複写禁止パターンの数を加算し、入力原稿の複写禁止原稿に対する類似度(検出した複写禁止パターンの数/複写禁止パターンの基準となる数)を算出してPCU84へ出力する。
以下に、第1処理部1の構成について詳述する。第1処理部1及び第2処理部2は基本的に同様の構成であるので、第1処理部1を例として図5に基づいて説明する。
図5は、第1処理部1の構成を示すブロック図である。
第1処理部1の色差分演算部6は、解像度変換部23から入力されたR、G、Bの夫々8ビットの画像データから、G−R(緑と赤の色差)、G−B(緑と青の色差)、R−B(赤と青の色差)を計算する。これにより得られたデータ(色差信号の値)が負になった場合、9ビットになる。そして、色差分演算部6は、R、G、B、G−R、G−B、R−Bの6種類のデータを比較部7へ出力する。
設定レジスタ8は、R、G、B、G−R、G−B、R−Bの6個のパラメータの夫々について、数値範囲を設定するように構成されている。
比較部7は、色差分演算部6から入力した画像データの6個のパラメータと、設定レジスタ8においてパラメータ毎に設定されている数値範囲とを比較し、比較した結果を2値化データとして出力する。すなわち、6個のパラメータの全てが各パラメータの設定数値範囲内に入る場合には1を出力し、それ以外の場合には0を出力する。以上のように2値化処理することにより、RGB各々8ビットの画像データは1ビットとなり、データ量が1/24になる。
ここで、設定レジスタ8に設定される前記最大値及び最小値の具体例を示す。データは各色0から255の8ビットで255が薄い色、0が濃い色であるが、マークの特定色が黄色の場合、下地模様が付加されず、マーク本体の輪郭が薄い黄色を有するマークを検出するとき、設定レジスタ8において、R:125以上245以下、G:127以上229以下、B:80以上192以下、G−R:−53以上24以下、G−B:2以上107以下、R−B:13以上115以下に設定される。例えば青成分の上限閾値(Bmax)の設定を大きくすることでパターンの薄い色を検出することができ、青成分の下限閾値(Bmin)の設定を小さくすることで、下地模様のない薄いパターンのみでなく、下地模様のない濃いパターンも検出することができる。
第2処理部2の設定レジスタ11においては、下地模様が付加され、マーク本体の輪郭が濃い黄色を有するマークを検出するとき、R:145以上235以下、G:132以上219以下、B:70以上157以下、G−R:−48以上14以下、G−B:42以上112以下、R−B:43以上135以下に設定される。
図6は、画像読取部82が原稿を読み取る状態を模式的に示す説明図である。図6は、原稿載置台82aの下面側から原稿78を見た状態を示しており、原稿78の上部右側(図6では左側部分)には複写禁止パターン72が形成されている。画像読取部82のCCDラインセンサが原稿78からの反射光を主走査方向Aに走査する都度、複数の画素からなる1ライン分の画像データがCCDラインセンサから取得される。この間、図示しないステッピングモータにより光学系を副走査方向Bへ所定のステッピング周期で移動させることにより、原稿78の全面について画像データが取得される。取得された画像データは、ICU85を介し印刷部86へ与えられる。
図7は、複写禁止パターン71を示す説明図である。図7に示す複写禁止パターン71は例えば矩形状をなし、薄い黄色を有するマーク71aが5個直線上に並設されてなる。
図8は、複写禁止パターン72を示す説明図である。
複写禁止パターン72は、第1マーク73、第2マーク74、第3マーク75、第4マーク76、及び第5マーク77が直線上に並設されてなる。第4マーク76は例えば矩形状をなし、薄い黄色を有するマーク72aからなる。第1マーク73、第2マーク74、第3マーク75、第5マーク77は、中心に、例えば矩形状をなし、濃い黄色を有するマーク72bを備えている。第1マーク73、第2マーク74、第3マーク75は、マーク72bと一辺の長さが異なるマークを有しており、第2マーク74、第3マーク75、及び第5マーク77は下地模様を有する。そして、第1マーク73、第2マーク74、第3マーク75、及び第5マーク77には、各マークから離れた点を起点としてマーク側に延びる線分が重ね合わされている。以上のようなカムフラージュにより複写禁止パターン72は視認され難くされている。
マーク71a、72aが薄い黄色を有するようにしてあるのは、薄い黄色は肉眼では見え難いためである。
複写禁止パターン72の場合、マーク72aは第1マーク検出部14により検出され、マーク72bは第2マーク検出部17により検出され、判定部5のメモリ20には直線上に並ぶ計5点のマーク72a,72bが記憶されることになる。
なお、上述の複写禁止パターン71,72は一例であり、マーク71a,72a,72bの形状、数、配置の間隔及び並設方向は上述した場合に限定されるものではない。
図9は、図8の複写禁止パターン72の第1マーク73を拡大した図である。図中、領域Aはマーク72bに相当し、領域Bは前記線分であり、領域Cはマーク72bと線分とが重なった領域である。
領域Aの画素の色が検出すべきマークの色、領域Bの画素の色が検出してはいけない線分の色、領域Cの画素の色が検出すべきマークの色(但し、線分の影響で領域Aの色に領域Bの色が混色している)である場合、R、G、Bのみでは微妙な色の抽出はできないが、第2処理部2において、上述したようにG−R、G−B、R−Bの色差を用いるので領域A及び領域Cの画素の色の抽出が可能となる。
図10に、設定レジスタに設定される複数のマークの色の濃度の数値範囲を示す。図10に示すように、設定レジスタには、複写禁止パターンのマークが、下地模様のない薄い黄色を有する場合、下地模様のある濃い黄色を有する場合、赤色を有する場合、薄い黒色を有する場合、濃い黒色を有する場合夫々の色の濃度の数値範囲が設定されている。本実施の形態においては、上述したように、設定レジスタ8に下地模様のない薄い黄色を有する場合の数値範囲、設定レジスタ11に下地模様のある濃い黄色を有する場合の数値範囲が設定される。
以下、薄い黄色を有する1個のマーク72aと、濃い黄色を有する4個のマーク72bとを備える複写禁止パターン72を検出する場合について説明する。複写禁止パターン72は原稿に所定数含まれていることとする。
図11は、マーク検出部3がマークを検出するために使用するテンプレート51の構成を示す説明図である。本実施の形態では、複写禁止パターン72のマーク72a,72bを検出するために、主走査方向A及び副走査方向Bに夫々15画素及び15ライン分の大きさを有する矩形のテンプレート51を使用する。テンプレート51はメモリ12,15に記憶されている。以下の説明では、図の左上の画素の位置を原点とする。テンプレート51上の位置は、主走査方向Aのアドレス(0〜14)と副走査方向Bのライン番号(PMREG0〜14)との組み合わせで表される(いずれも0オリジン)。
図12は、テンプレートマッチングによる検出動作を示す説明図である。図12には、1ページ分の画像データが、原点から主走査方向Aに4000画素分、及び副走査方向Bに9450ライン分並べられた原稿画像のイメージとして示されている。マーク検出部3は、マークを検出する場合、テンプレート51の原点を原稿画像の原点に一致させた状態から、テンプレート51全体を主走査方向A及び副走査方向Bに夫々1画素分及び1ライン分シフトさせる都度、テンプレートマッチングを行う。テンプレート51のシフトは、主走査方向Aへの「4000−15」回のシフトと副走査方向Bへの1回のシフトとを交互に繰り返し、副走査方向Bへ計「9450−15」回シフトするようにしてある。
なお、領域Eは、マーク71a,71bが検出される可能性がある領域であり、領域Fは、マーク71a,71bが検出されることがない領域である。
図13は、マークを検出するために設定されているテンプレート51のパターン(領域)を示す説明図である。図13(a)〜(e)に示すテンプレート51a,51b,51c,51d,51eの夫々には、周辺部白判定領域、周辺部カウント領域、第1中心部カウント領域、第2中心部カウント領域、及び第3中心部カウント領域が設定されている。 マーク検出部3が行うテンプレートマッチングにおいては、これらの各領域内で画素値が1である画素の数(2値化画像データでは黒画素の数)をカウントし、予め設定された閾値と比較することによってマークが含まれているか否かを判定する。
図14は、テンプレート51aの周辺部白判定領域、及び該テンプレート51aを用いた判定のための構成例を示す説明図である。図14(a)で斜線を施した領域が周辺部白判定領域である。図14(b)には、判定を実行するためのNOR回路52と、該NOR回路52へ入力される値を求める式が示されている。例えば、「PMREG3<14:12>,<2:0>」の式は、テンプレート51aの3番目のラインと重なる位置に存在する主走査方向Aの画素のうち、0番目から2番目までの位置及び12番目から14番目までの位置に含まれる全ての画素が有する値(1又は0)の集合を表している(以下同様)。同様の式で表される合計144ビットの値がNOR回路52に入力され、入力値の全てが0であるときに、NOR回路52の出力値が1となる。即ち、周辺部白判定領域と重なる位置に存在する全ての画素が画素値0を有するときに、判定結果が1となり、周辺部が白であるという条件が成立することを示す。
図15は、テンプレート51bの周辺部カウント領域、及び該テンプレート51bを用いた判定のための構成例を示す説明図である。図15(a)で斜線を施した領域が周辺部カウント領域である。図15(b)には、判定を実行するためのカウンタ53及び比較器54と、カウンタ53へ入力される値を求める式とが示されている。カウンタ53には、周辺部カウント領域と重なる位置に存在する32個の画素が有する値の集合が入力され、カウンタ53でカウントされた画素値1を有する黒の画素数Aとレジスタに予め設定された値Bとが比較器54で比較された結果、黒の画素数Aが設定値B以下であるときに、判定結果が1となって条件が成立することを示す。
図16は、テンプレート51cの第1中心部カウント領域、及び該テンプレート51cを用いた判定のための構成例を示す説明図である。図16(a)で斜線を施した領域が第1中心部カウント領域である。図16(b)には、判定を実行するためのカウンタ55及び比較器56と、カウンタ55へ入力される値を求める式とが示されている。カウンタ55には、第1中心部カウント領域と重なる位置に存在する24個の画素が有する値の集合が入力され、カウンタ55でカウントされた画素値1を有する黒の画素数Aとレジスタに予め設定された値Bとが比較器56で比較された結果、黒の画素数Aが設定値B以下であるときに、判定結果が1となって条件が成立することを示す。
図17は、テンプレート51dの第2中心部カウント領域、及び該テンプレート51dを用いた判定のための構成例を示す説明図である。図17(a)で斜線を施した領域が第2中心部カウント領域である。図17(b)には、判定を実行するためのカウンタ57及び比較器58と、カウンタ57へ入力される値を求める式とが示されている。カウンタ57には、第2中心部カウント領域と重なる位置に存在する16個の画素が有する値の集合が入力され、カウンタ57でカウントされた画素値1を有する黒の画素数Aとレジスタに予め設定された2つの異なる値(設定値B及び設定値C)とが比較器58で比較される。この結果、黒の画素数AがC以上B以下である場合、判定結果が1となって条件が成立する。
図18は、テンプレート51eの第3中心部カウント領域、及び該テンプレート51eを用いた判定のための構成例を示す説明図である。図18(a)で斜線を施した領域が第3中心部カウント領域である。図18(b)には、判定を実行するためのカウンタ59及び比較器70と、カウンタ59へ入力される値を求める式とが示されている。カウンタ59には、第3中心部カウント領域と重なる位置に存在する9個の画素が有する値の集合が入力され、カウンタ59でカウントされた画素値1を有する黒の画素数Aとレジスタに予め設定された値Bとが比較器70で比較された結果、黒の画素数Aが設定値B以上であるときに、判定結果が1となって条件が成立することを示す。
図14〜18で説明した判定条件が全て成立する場合、マーク検出部3は、ラインメモリに記憶した画像データからマークを検出したと判定する。マーク検出部3は、マークを検出した場合、テンプレート51(51a,51b,51c,51d,51e)の原点と重なる画素の位置をテンプレートマッチングポイントとし、前記画素が1となる位置データを加算部4へ与える。
図19は、にじみ補正部18が設定するマスク領域を示す説明図である。にじみ補正部18は、第1マーク検出部14,第2マーク検出部17においてマーク72a,72bが検出された場合に、そのテンプレートマッチングポイントから、例えば後ろ14画素及び副走査方向の後ろ14ラインをマスク領域とする。これにより、前記マスク領域内においてマークが検出された場合に、第1マーク検出部14,第2マーク検出部17から、テンプレートマッチングポイントに対応する画素につき1が出力されない。その結果、所定領域内において本来一つであるマークが複数個のマークとして検出される事態が防止される。
図20は、判定部5が使用するテンプレート60を示す説明図である。テンプレート60はメモリ20に記憶されている。テンプレート60は、主走査方向A及び副走査方向Bに夫々101画素及び101ライン分の大きさを有する矩形の領域に、点P2を中心とする同心のリングを外側から順にリング61,62,63,64を設けてなる。点P0を通り、主走査方向A及び副走査方向Bと略45°の角度をなす直線と、リング61,63,64,62との交点を点P0,P1,P3,P4とする。本実施の形態では、点P0〜P4に位置する点状のマーク65a,65a,65a,65a,65aからなる画像を基準の位置パターン65とする。
判定部5が加算部4から与えられた位置データにテンプレート60を適用してテンプレートマッチングを行った場合、リング61,63,64,62上で検出した点状のマークが存在する位置を夫々点P0,P1,P3,P4とする。
ベクトル演算部21は、テンプレート60の中心にXY座標の原点を置き、点P0,P1,P3,P4の座標を夫々(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(X4,Y4)とした場合、以下の(a)〜(d)の条件が全て成立するか否かを判定する。
(a)テンプレート60と重なる領域内に存在する点は6個以下である。図20に示すように、6番目のマークが点P6の座標に存在するのは許容される。
(b)テンプレート60の中央に点P2が存在する。
(c)リング61,62,63,64上に各1個のマークが存在する。
(d)リング61,63上のマークと、リング62,64上のマークとが、テンプレート60の中心を境にして、互いに対向する。
上記の各条件が成立した場合、ベクトル演算部21は点P0〜P4の直線度を算出する。すなわち、ベクトル演算部21は下記式(1)〜(3)の条件が全て成立する場合、点P0〜P4が直線的に並んでいると判定し、位置パターン65を検出したものとする。
(e)|X1×Y2−Y1×X2|<α1・・・・・・・・・・(1)
(f)|X3×Y2−Y3×X2|<α2・・・・・・・・・・(2)
(g)|X1×Y4−Y1×X4|<α3・・・・・・・・・・(3)
但し、α1,α2,α3は、予め設定された常数とする。
位置パターン65が検出された場合、類似度計算部22は検出した位置パターンの数をインクリメントし、画像1ページ分の検出が終了したと判定したときに、前記類似度をPCU84へ通知する。
以下に、実施の形態1の画像処理方法について説明する。
図21及び図22は、読み取った原稿につき複写禁止パターンの有無を判定する場合の、CPU841による画像処理の手順を示すフローチャートである。図21及び図22の処理は、原稿の各ページの読み取りが可能となったときに起動され、CPU841は、ROM842に予め格納されている制御プログラム(画像処理プログラム)を読み出し、該画像処理プログラムに従って画像処理を実行する。
なお、出力の禁止を示す禁止フラグ、及び印字出力の指示ありを示す印字フラグは、RAM843に記憶されるものとする。
図21及び図22の処理が起動された場合、CPU841は、まず、禁止フラグを一旦0にクリアし(S1)、操作部83からユーザによるモード設定を受け付けたか否かを判定する(S2)。モード設定を受け付けていないと判定した場合(S2:NO)、この判定を繰り返す。
CPU841は、モード設定を受け付けたと判定した場合(S2:YES)、操作部83からユーザによる読取開始の指示があったか否かを判定する(S3)。読取開始の指示がないと判定した場合(S3:NO)、この判定を繰り返す。
CPU841は読取開始の指示があったと判定した場合(S3:YES)、印字出力の指示なしを示すために、印字フラグを0にクリアする(S4)。
次いで、CPU841は、画像読取部82を制御して原稿の読取処理を開始する(S5)。具体的には、原稿載置台82a上に載置された原稿を読み取ってRGBの画像データを生成する。CPU841は、生成した画像データを画像処理部81とともにICU85へ転送する(S6)。
そして、CPU841は、設定されたモードが、モノクロモード、フルカラーモード、及び自動モードのうちのいずれのモードであるかを判定する(S7)。CPU841は、モノクロモードであると判定した場合、処理をステップS13へ進める。本実施の形態においては、複写禁止パターン72のマーク72a及び72bは着色されているので、設定モードがモノクロモードである場合、複写禁止パターン72は検出されない。
CPU841は、フルカラーモード又は自動モードであると判定した場合、検出に係る処理を起動させる(S8)。自動モードに設定されている場合、カラー原稿についてはカラー印刷に係る処理が行われるので、複写禁止パターン72は検出され得る。
CPU841は、入力された画像データを解像度変換部23により一定の解像度に変換させ、変換した画像データを画像処理部81によりマーク72a,72b夫々の色の濃度に対応して2値化処理させる(S9)。
そして、CPU841は、画像処理部81により上述したようにして複写禁止パターン72の類似度を算出させ、類似度をPCU84へ出力させる(S10)。
CPU841は、入力された前記類似度が閾値以上であるか否かを判定する(S11)。前記類似度が閾値未満であると判定した場合(S11:NO)、処理をステップS13へ進める。
CPU841は、類似度が閾値以上であると判定した場合(S11:YES)、出力の禁止を示す禁止フラグを1にセットする(S12)。
ステップS13において、CPU841は、禁止フラグが1にセットされているか否かを判定する。禁止フラグが1にセットされていないと判定した場合(S13:NO)、印字フラグを1にセットする(S15)。そして、CPU841は、入力画像データ(原稿)がカラーかモノクロかを判定する(S16)。原稿がカラーであると判定した場合、カラー系の印刷のための画像処理をICU85により行って、印刷部86により出力(印刷)処理し(S17)、原稿がモノクロであると判定した場合、モノクロ系の印刷のための画像処理をICU85により行って、印刷部86により出力処理し(S18)、処理を終了する。
CPU841は、禁止フラグが1にセットされていると判定した場合(S13:YES)、出力処理(シートへの画像の形成、及びメモリ852への画像データの記憶)を禁止し(S14)、出力処理が禁止されている旨をユーザに通知し(S19:請求項2の「出力手段」)、処理を終了する。CPU841は、ここで、類似度を報知することにしてもよい。
本実施の形態においては、下地模様がなく、薄い黄色を有するマーク72aが第1処理部1により2値化された上で第1マーク検出部14により検出され、下地模様等を有し、濃い黄色を有するマーク72bが第2処理部2により2値化された上で第2マーク検出部17により検出される。
従って、複写禁止パターン72の同一形状及び同一色を有するマーク72a、72bの、夫々の色の濃度の違いに基づいて各別に2値化処理を行ってマークを検出するので、マーク72a、72bが混在する複写禁止パターン72を画像データから確実に検出することができる。すなわち、本実施の形態においては、下地模様の有無等によって複写禁止パターンのマークの色に濃淡がある場合、原稿の紙質の相違、紙の汚れ、しわ、及び印刷むら等によりマークの色に濃淡が生じた場合等のいずれの場合であっても、画像からマークを確実に検出することができる。そして、複写禁止パターンがマーク72aのみを有する場合、複写禁止パターンがマーク72bのみを有する場合等であっても、画像データからマークを確実に検出することができる。
また、本実施の形態においては、メモリの使用量が少ないマーク検出部3は第1マーク検出部14と第2マーク検出部17とを備えるが、両者の出力を加算部4にて一つにし、メモリの使用量が多い判定部5は1個のみ備えた構成としている。これにより、全体としてのメモリ容量を小さく、かつ回路規模も小さくすることができる。そして、第1処理部1及び第2処理部2が夫々出力したデータの論理和をとって検出するので、確実に複写禁止パターン72を検出することができる。
マーク検出部を2つ有することで、単に高速化が可能であるだけでなく、第1処理部1の設定を薄い色から濃い色まで広い範囲で抽出できるような設定にすることができ、流通過程等で部分的に薄くなった原稿でも検出することが可能となる。また、第2マーク検出部17の設定を、下地模様に対応してきめ細かく行うことで判定の精度を上げることができる。
なお、さらに回路規模を小さくするために、マーク検出部を1つにすることも可能である。
また、本実施の形態においては、にじみ補正部18により、例えば画像読取部82での画像読み取り段階において発生する画像のにじみにより、所定の画素領域内においてマークが複数検出される事態を防止することができ、複写禁止パターン72の有無の判定の精度が向上する。
さらに、本実施の形態においては、第1処理部1及び第2処理部2は、3原色の色信号だけでなく、それらの色差信号を含めた6個の信号において数値範囲を設定するので、マークを高い精度で検出することができる。すなわち、マークの色よりも薄い濃度で付加しているノイズ成分を排除してマークを検出することができる。特に、マークが下地模様と重なって混色している場合においても、複写禁止パターン72の抽出が可能となる。
なお、本実施の形態においては、原稿に複写禁止パターン72が複数個含まれ、(検出した複写禁止パターン72の数)/(基準の複写禁止パターン72の数)を類似度として算出する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、複写禁止パターン72は原稿に1個含まれるものであってもよい。また、位置データのテンプレートマッチングを行う際に、マーク72a,72bの配置も検出するようにして、検出した複写禁止パターン72の基準複写禁止パターン72に対する類似度を求めることにしてもよい。
そして、本実施の形態においては、画像処理部81が、第1処理部(2値化手段)1及び第2処理部2を備える場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、処理部は1つのみ備えることにしてもよく、3以上備えることにしてもよい。処理部を1つのみ備える場合、設定レジスタの設定値を切り替えて複数回、2値化処理を行う。但し、処理部を複数備える方が、より高速に処理を行うことができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るデジタル複合機は、実施の形態1に係るデジタル複合機80と同様の構成を有する。実施の形態1に係るデジタル複合機80の画像処理部81の各ブロック、第1処理部1、第2処理部2、マーク検出部3、加算部4及び判定部5はハードウェアロジックによって構成されているのに対し、本実施の形態に係る画像処理部81は、CPU841を用いてソフトウェアによって実現されている点が異なる。すなわち、実施の形態1においては、画像処理部81により2値化処理させてマーク72a,72bを検出させ、位置データに基づき複写禁止パターン72と一致するか否かを判定させ、一致すると判定した場合に検出数を加算して類似度を算出させているのに対し、本実施の形態においては、コンピュータプログラムによって画像処理部81をコンピュータ上で実現している。
図23は、CPU841による複写禁止パターン有無判定処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、CPU841が、ROM842に予め格納されている画像処理プログラムを読み出し、該画像処理プログラムに従って画像処理を実行する。前記画像処理プログラムは、実施の形態1における画像処理プログラムのステップS1〜S7、ステップS11〜S19と同一のステップを有する。以下に、実施の形態1における画像処理プログラムと異なるステップを有し、画像処理部81の機能を実現するためのプログラム部分について説明する。
CPU841は、実施の形態1に係る画像処理プログラムのステップS7までの処理をし、設定モードが自動モード又はフルカラーモードであると判定した場合(S7)、検出を開始するか否かを判定する(S31)。検出を開始しないと判定した場合(S31:NO)、この判定を繰り返す。
CPU841は、検出を開始すると判定した場合(S31:YES)、複写禁止パターン72の検出数nを0とする(S32)。
次いで、CPU841は、マーク72aの黄色の低濃度側の値に基づいて設定された閾値に従って2値化する第1処理を行う(S33)。
CPU841は、第1処理により得られた2値化画像データを所定の画素領域分、RAM843に記憶させ、テンプレートマッチングによりマーク72aを検出したか否かを判定する(S34)。CPU841は、マーク72aを検出しないと判定した場合(S34:NO)、処理をステップS40へ進める。
CPU841はマーク72aを検出したと判定した場合(S34:YES)、マーク72bの黄色の高濃度側の値に基づいて設定された閾値に従って2値化する第2処理を行う(S35)。
CPU841は、第2処理により得られた2値化画像データを前記画素領域分、RAM843に記憶させ、テンプレートマッチングによりマーク72bを検出したか否かを判定する(S36)。CPU841は、マーク72bを検出しないと判定した場合(S36:NO)、処理をステップS40へ進める。
CPU841は、ステップS34において検出されたマーク72aのテンプレートマッチングポイントに対応する画素の値を1とする位置データと、ステップS36においてマーク72bを検出したと判定した場合(S36:YES)に、検出したマーク72bのテンプレートマッチングポイントに対応する画素値を1とする位置データとを加算する(S37)。ここで、CPU841は上述したにじみ補正を行い、特定の画素領域においてマークが検出されても位置データを求めないことにしてもよい。
そして、CPU841は、位置データのテンプレートマッチングにより、4個のマーク72b及び1個のマーク72aの配置の直線度を求めて、検出した複写禁止パターン72が基準複写禁止パターン72と一致するか否かを判定する(S38)。検出した複写禁止パターン72が基準複写禁止パターン72と一致しないと判定した場合(S38:NO)、処理をステップS40へ進める。
CPU841は、検出した複写禁止パターン72が基準複写禁止パターン72と一致すると判定した場合(S38:YES)、複写禁止パターン72の検出数nをインクリメントする(S39)。
そして、CPU841は、1ページ分の検出が終了したか否かを判定する(S40)。1ページ分の検出が終了していないと判定した場合(S40:NO)、処理をステップS33へ戻す。
CPU841は、1ページ分の検出が終了したと判定した場合(S40:YES)、前記類似度を算出する(S41)。
以後、CPU841は、実施の形態1に係る画像処理プログラムのステップS11以降の処理を行う。
本実施の形態においては、下地模様がなく、薄い黄色を有するマーク72aが第1処理により2値化された上で検出され、下地模様等を有し、濃い黄色を有するマーク72bが第2処理により2値化された上で検出される。
すなわち、複写禁止パターン72の同一形状及び同一色を有するマーク72a、72bの、夫々の色の濃度の違いに基づいて各別に2値化処理を行ってマークを検出するので、マーク72a、72bが混在する複写禁止パターン72を画像データから確実に検出することができる。
本実施の形態の場合、1つのCPU841により第1(2値化)処理と第2処理とを行い、実施の形態1のハードウエアで実現する場合のように並行処理を行うことはできないので、実施の形態1のデジタル複合機80の方がより高速に処理することが可能である。
なお、本実施の形態においては、PCU84のROM842に画像処理部81を実現するためのプログラムを含む画像処理プログラムが格納されている場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。デジタル複合機が画像処理部81を備えており、画像処理部81が画像処理部81の各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムを格納するROM、前記プログラムを展開するRAM、及び各種のデータを記憶するメモリを備えることにしてもよい。
そして、CPUにより2値化処理を2回行うことには限定されず、3回以上行うことにしてもよい。
また、本発明の画像処理方法は、実施の形態1及び2において説明したようにCPU841がROM842に記憶された画像処理プログラムに従って実行することにより実現される場合には限定されない。実施の形態1及び2においては、ROM842が本発明の記録媒体に相当する。
本発明の記録媒体は、画像処理を行うプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録した、持ち運び自在の記録媒体であってもよい。この場合、デジタル複合機80がプログラム読み取り装置を備え、デジタル複合機80にプログラム読み取り装置が接続されており、プログラム読み取り装置に前記記録媒体が挿入されてプログラムが読み取られる。
記録媒体としては、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系記録媒体、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク、並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク等のディスク系記録媒体、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系記録媒体、又はマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の半導体メモリ系記録媒体等の固定的にプログラムコードを担持する記録媒体が挙げられる。
また、PCU84を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給することにしてもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が挙げられる。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でもよく、IrDA及びリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線も挙げられる。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
さらに、前記実施の形態1及び2においては、複写禁止パターン72が同一色を有し、色の濃度が異なるマーク72a,72bを有する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、濃度が異なる3以上のマークを有し、各マークに対応させて2値化処理することにしてもよい。また、同一色を有し、色の濃度が異なるマークを複数種備え、各マークに対応させて2値化処理することにしてもよい。
そして、特定パターンが複写禁止パターンである場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、原稿に含まれる情報の漏洩を防止する漏洩防止パターンであってもよい。この場合、画像処理部81により原稿に漏洩防止パターンが含まれると判定したときに、CPU841は、該原稿の印刷を中止したり、予め設定された通知先に漏洩防止原稿が読み取られたことを通知したりすることができる。
また、前記実施の形態1及び2においては、画像読取部82で原稿を読み取った画像データに複写禁止パターン72が含まれているか否かを検出する場合につき説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ネットワーク90を介してデジタルカメラ91、PC92、及びノートPC93から取得した画像データに複写禁止パターン72が含まれているか否かを検出するようにしてもよい。
本発明は上述した実施の形態1及び2の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1 第1処理部
2 第2処理部
3 マーク検出部
4 加算部
5 判定部
6、9 色差分演算部
7、10 比較部
8、11、34 設定レジスタ
12、15、19、20、33、852 メモリ
13、16 形状識別部
14 第1マーク検出部
17 第2マーク検出部
18 にじみ補正部
21 ベクトル演算部
22 類似度算出部
23 解像度変換部
31 主走査方向解像度変換部
32 副走査方向解像度変換部
51、51a、51b、51c、51d、51e、60 テンプレート
52 NOR回路
53、55、57、59 カウンタ
54、56、58、70 比較器
61、62、63、64 リング
65 位置パターン
65a マーク
71、72 複写禁止パターン
71a、72a、72b マーク
73 第1マーク
74 第2マーク
75 第3マーク
76 第4マーク
77 第5マーク
78 原稿
80 デジタル複合機
80a 本体
80b 自動原稿処理部
81 画像処理部
82 画像読取部
82a 原稿載置台
83 操作部
84 PCU
841 CPU
842 ROM
843 RAM
844 入出力I/F
85 ICU
851 HDD
86 印刷部
90 ネットワーク
91 デジタルカメラ
92 PC
93 ノートPC
100 画像形成システム

Claims (11)

  1. 特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、入力された入力画像データに特定データが含まれるか否かを判定する画像処理装置において、
    前記特定色の複数の濃度に基づいて入力画像データをそれぞれ2値化処理し、得られた各2値化画像データを出力する2値化手段と、
    前記2値化手段から各2値化画像データを入力され、各2値化画像データに基づいて、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する特定パターン有無判定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記2値化手段は、
    前記特定色の濃度に基づいて入力画像データを2値化処理し、得られた2値化画像データを出力する第1の2値化手段と、
    前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記入力画像データを2値化処理し、得られた2値化画像データを出力する第2の2値化手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記特定パターン有無判定手段により前記特定データを有すると判定した場合に、前記特定パターンの有無に関する情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 特定色及び特定形状を有する複数のマークを含む特定パターンの前記マークの形状についての形状情報及び各マークの画像上の位置情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記特定パターン有無判定手段は、
    前記2値化手段から入力された各2値化画像データに基づき、前記形状情報を用いて前記入力画像データにマークが含まれるか否かを判定し、前記マークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力するマーク検出部と、
    該マーク検出部から前記位置情報を入力され、入力された全ての位置情報を加算する加算部と、
    前記加算部が加算した位置情報と、前記各マークの画像上の位置情報とを比較して、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 特定色及び特定形状を有する複数のマークを含む特定パターンの前記マークの形状についての形状情報及び各マークの画像上の位置情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記特定パターン有無判定手段は、
    前記第1の2値化手段及び前記第2の2値化手段から入力された各2値化画像データに基づき、前記形状情報を用いて前記入力画像データにマークが含まれるか否かを判定し、前記マークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力する第1のマーク検出部及び第2のマーク検出部と、
    該第1のマーク検出部及び第2のマーク検出部から前記位置情報を入力され、入力された全ての位置情報を加算する加算部と、
    前記加算部が加算した位置情報と、前記各マークの画像上の位置情報とを比較して、前記入力画像データが前記特定データを有するか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記マーク検出部によりマークが含まれると判定した場合に、該マークに対応する所定の画素領域をマスク領域に設定するにじみ補正部を備え、
    前記マーク検出部は、前記マスク領域内でマークが含まれると判定した場合に、該マークの画像上の位置情報を出力しないように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記2値化手段は、赤の濃度R、緑の濃度G、青の濃度B、前記濃度Gと前記濃度Rとの差分、前記濃度Gと前記濃度Bとの差分、及び前記濃度Rと前記濃度Bの差分が全て設定した数値範囲にある画素と、全ては前記数値範囲内にはない画素とに対応して、前記入力画像データを2値化処理することを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか一つに記載の画像処理装置と、
    前記特定パターン有無判定手段の判定に基づいて印刷を行うか否かを判定する印刷実行判定手段と、
    該印刷実行判定手段により印刷を行うと判定した場合に、前記入力画像データに基づいて印刷する手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. コンピュータに、特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、画像データに特定データが含まれるか否かを判定させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理させる第1の2値化ステップと、
    コンピュータに、前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理させる第2の2値化ステップと、
    コンピュータに、前記第1の2値化ステップ及び前記第2の2値化ステップにより得られた2値化画像データに基づいて、前記画像データが前記特定データを有するか否かを判定させるステップと
    を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 特定色及び特定形状を有するマークを含む特定パターンに対応する特定データに基づいて、画像データに特定データが含まれるか否かを判定する画像処理方法において、
    前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理する第1の2値化ステップと、
    前記濃度とは異なる前記特定色の濃度に基づいて前記画像データを2値化処理する第2の2値化ステップと、
    前記第1の2値化ステップ及び前記第2の2値化ステップにより得られた2値化画像データに基づいて、前記画像データが前記特定データを有するか否かを判定するステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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