JPH1063818A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JPH1063818A
JPH1063818A JP8222717A JP22271796A JPH1063818A JP H1063818 A JPH1063818 A JP H1063818A JP 8222717 A JP8222717 A JP 8222717A JP 22271796 A JP22271796 A JP 22271796A JP H1063818 A JPH1063818 A JP H1063818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物体の接近や存在を正確に比較的広い範囲で検
出することができると共に、検出範囲を任意に制限して
検出する必要のない物体を非検出とすることができる物
体検出装置を提供する。 【解決手段】この物体検出装置は、レーザ発振器1から
放射された光の垂直成分を平行に、水平成分を扇状にし
て扇状平板光を前方に放出するシリンドリカルレンズ3
と、その上方に前方を向けて配設された2次元のCCD
センサ5と、CCDセンサ5上に線状画像を結像させる
集光レンズ6と、CCDセンサ5を水平及び垂直方向に
走査する走査手段と、物体検出回路10とを備える。物
体検出回路10は、CCDセンサの走査によりそこから
出力される画像信号について、水平走査線と分割された
水平走査線の座標位置を順に指定して各々の分割画像信
号を取出し、ビットマップメモリ34に記憶した検出範
囲の画素に対応した分割画像信号のみを抜き出し、分割
画像信号中に物体から反射した線状画像に対応した信号
がある場合、物体の検出信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車等の移
動物体、或は静止物体に設置され、他の物体が相対的に
一定距離以内に接近したこと、或はその物体の存在を検
出する物体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物体検出装置として、線
状の光ビームを被検出物体に向けて放射する投光器と、
投光方向に対し垂直に配置された一次元のPSD(半導
体位置検出素子)とを有し、光ビームを被検出物体に向
けて放射し、その被検出物体から反射した光を集光レン
ズを通してPSD上に受光させ、PSDからその光スポ
ットの受光位置に応じて出力される光電電流に基づき、
被検出物体との距離を検出して、一定距離以内に接近し
た物体を検出する物体検出装置が、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一次元PSD
を使用した従来の物体検出装置は、線状の光ビームを検
出物に向けて放射するため、検出範囲が特定方向に限定
され、広い範囲で物体の接近を検出する場合には、多数
の投光器とPSDを設置するか、或は1対の投光器とP
SDを首振り機構上に設置し、光ビームを振るように構
成する必要があり、装置が複雑化及び大形化する問題が
あった。
【0004】そこで、2次元のPSDを使用すると共
に、光ビームに広がりをもたせて検出範囲を広くするこ
とが考えられたが、PSDは、そこに照射される光スポ
ットの位置に応じて、各端子から出力される光電電流の
比に基づき、物体との距離を求めるため、検出範囲内に
複数の物体が存在した場合、その光量の総和の平均値が
出力されることから、物体の検出距離に少なからず誤差
が生じる問題があった。
【0005】そこで、本発明者は、先の特許出願(特願
平7−264078号)において、光源からの光を扇状
平板光として前方に放射し、物体に照射された扇状平板
光の反射光を2次元の撮像素子上に集光させて、撮像素
子上に走査方向と平行な線状画像を生じさせ、撮像素子
を走査することによって得られた画像信号のうち、走査
開始時点から走査終了時点までの検出距離に対応した所
定期間内の信号を取出し、その信号中に物体から反射し
た線状画像に対応した信号がある場合、物体の検出信号
を出力する物体検出装置を提案した。
【0006】この物体検出装置は、扇状平板光を物体に
照射し、物体からの反射光を撮像素子上に集光して、そ
こに線状画像を結像させ、走査開始時点から走査終了時
点までの検出距離に対応した所定期間内の信号をチェッ
クすることにより、物体の存在を確実に検出することが
できるものの、扇状平板光が照射されその反射光が撮像
素子上に受光される範囲全てが検出範囲となるため、検
出範囲内に、例えば柵やガードレールのような検出する
必要のない物体がある場合でも、その物体を検出してし
まう不具合があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、首振り機構などを使用しなくても、物体の存在を比
較的広い範囲で正確に検出することができると共に、検
出範囲を任意に制限して検出する必要のない物体を非検
出とすることができる物体検出装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の物体検出装置は、光を放射する光源と、光
源から放射された光を扇状平板光として放出する光学手
段と、扇状平板光の放出方向に向けて配設された2次元
の撮像器と、物体に照射された扇状平板光の反射光を集
光し、撮像器上に線状画像を撮像器の水平走査方向と平
行に結像させる結像手段と、撮像器を水平同期信号及び
垂直同期信号に基づき水平方向及び垂直方向に走査する
走査手段と、撮像画像を構成する各画素に対応したメモ
リセルを有すると共に各セルに検出範囲と非検出範囲を
識別する符号を記憶した検出範囲記憶手段と、撮像器の
走査により撮像器から出力される画像信号について、水
平走査線と分割された水平走査線の座標位置を順に指定
して各々の分割画像信号を取出し、検出範囲記憶手段に
記憶した検出範囲の画素に対応した分割画像信号のみを
抜き出し、分割画像信号中に物体から反射した線状画像
に対応した信号がある場合、物体の検出信号を発生させ
る物体検出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用・効果】このような構成の物体検出装置では、光
源から放射された光が光学手段を通して扇状平板光とな
り、例えば前方に水平に放射される。その扇状平板光が
物体に当り、拡散反射した反射光が結像手段により集光
され、その線状画像が撮像器上に結像される。その線状
画像は撮像器の走査方向と平行に結像される。扇状平板
光を放射する光学手段と撮像器が所定距離だけ離れて位
置するため、この装置から検出物体までの距離が短くな
る程、その物体で反射された光の線状画像は2次元の撮
像器の例えば上側又は下側にシフトして結像される。
【0010】走査手段は撮像器を、水平同期信号及び垂
直同期信号に基づき水平方向及び垂直方向に走査し、撮
像器から画像信号が出力される。物体検出手段は、撮像
器の走査により撮像器から出力される画像信号につい
て、水平走査線と分割された水平走査線の座標位置を順
に指定して各々の分割画像信号を取出し、検出範囲記憶
手段に記憶した検出範囲の画素に対応した分割画像信号
のみを抜き出し、分割画像信号中に物体から反射した線
状画像に対応した信号がある場合、物体の検出信号を発
生させる。
【0011】検出範囲記憶手段には、撮像画像を構成す
る各画素に対応したメモリセルに検出範囲と非検出範囲
を識別する符号を書込むことにより、装置の前方におけ
る水平方向の例えば両側部分を非検出範囲とし、前方中
央部分のみを物体の検出範囲とすることができる。した
がって、例えば、この装置を無人搬送車に搭載した場
合、通常の走行時には両側に位置する柵やガードレール
などの検出不要な物体を検出範囲から外し、前方中央部
にのみ存在する物体を検出するように使用することがで
きる。
【0012】また、撮像画像中における検出範囲の上辺
位置は、装置から検出物体までの距離に対応しているた
め、検出範囲内の画像信号中に、物体から反射した線状
画像に対応した信号の有無をチェックして、所定距離以
内に接近した物体の存在を確実に検出することができ
る。
【0013】このように、光源からの光が光学手段に通
して扇状平板光とされて放射され、物体からの反射光を
結像手段で集光して撮像器上に線状画像を結像させて物
体の存在を検出するため、多数の光ビームやセンサ、或
は首振り機構を使用しなくても、小形の装置で物体を確
実に検出することができる。
【0014】また、装置前方における水平方向及び垂直
方向の検出範囲と非検出範囲を、検出範囲記憶手段内に
任意に記憶・設定することできるため、無人搬送車など
の検出装置に適用したとき、走行路の両側に位置する柵
やガードレールを検出せずに、走行路内の物体のみを検
出するようにして、有効に使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は物体検出装置の概略構成図を示して
いる。1はレーザ発振器であり、例えば近赤外領域のレ
ーザ光を放射する半導体レーザが使用される。2はレー
ザ発振器1の駆動回路である。レーザ発振器1の前方に
はシリンドリカルレンズ3が配設され、レーザ発振器1
から放射されたレーザビームを、その垂直方向では平行
に保持し、その水平方向で扇状に広げ、その扇状平板光
Lを前方に放出するように構成される。
【0017】レーザ発振器1の上方に二次元のCCDセ
ンサ5が、前方からの扇状平板光Lの反射光を受光する
ように前方を向けて垂直に配設される。CCDセンサ5
の前方には集光レンズ6が配置され、扇状平板光Lが検
出物体に当って反射した光を集光し、CCDセンサ5の
受光面にその像を結像させる。
【0018】このような扇状平板光を物体に放射し、そ
の反射光を集光レンズ6を通してCCDセンサ5に結像
させるため、例えば、図4のように前方に壁があり、側
方に柵等の側壁がある場合、図6のように、CCD上に
は前方の壁については水平な線状(輝線)画像として結
像され、右側の側壁については、手前から反射される線
状画像ほど下側(光学系によっては上側)に結像され
る。また、図5に示すように、正面前方に物体Bがある
場合、図7のように、その物体Bに対応した線状(輝
線)画像は中央下側に結像される。
【0019】CCDセンサは一般に可視領域から近赤外
領域まで感度を有するため、CCDセンサ5の前方には
可視光をカットする可視光フィルタ7が配置され、放射
された近赤外光のみを透過させ、可視光による影響を抑
制する。
【0020】CCDセンサ5は、多数のフォトセンサか
らなり光を受光する受光部、受光部で発生した電荷を転
送する転送部、転送された電荷を電圧信号として出力す
る出力部から構成され、受光により発生した電荷をシフ
トパルスにより転送部に転送し、転送パルスにより転送
された電荷を順次、電圧信号として出力する。
【0021】さらに、このCCDセンサ5は、駆動回路
を含む物体検出回路10に接続され、物体検出回路10
は、図2に示すように構成される。図2のブロック図に
おいて、11はCCD駆動用、画像信号処理用等のタイ
ミングパルス信号を発生するタイミングパルス発生回路
であり、ドライバ12にセンサゲートクロック信号を含
むタイミングパルス信号を出力し、画像信号処理回路1
3にサンプルホールド用及びクランプ用のパルス信号を
出力する。
【0022】CCDセンサ5の出力側に接続される画像
信号処理回路13は、所定の信号出力期間をサンプルホ
ールドするサンプルホールド回路14、クロックノイズ
等を除去するローパスフィルタ15、及びクランプパル
ス信号により直流成分をクランプしハムやサグを除去す
るクランプ回路16とから構成される。
【0023】ドライバ12は、タイミングパルス信号に
基づき、CCDセンサ5に、駆動パルス信号、バイアス
電圧を印加し、CCDを扇状平板光と平行な水平方向に
上から下に、或は下から上に走査して、これを駆動す
る。また、タイミングパルス発生回路11は、さらに、
クランプパルス信号をクランプ回路16に出力し、サン
プルホールド回路14にはサンプルホールド信号を出力
する。
【0024】画像信号処理回路13のクランプ回路16
の出力側は、コンパレータ17の反転入力側に接続さ
れ、コンパレータ17の非反転入力側に、基準電圧設定
器18が接続される。コンパレータ17は、画像信号処
理回路13から出力される画像信号のレベルを基準電圧
設定器18の基準電圧と比較し、一定輝度以上の検出物
体の画像のみに対応した信号のみを取り出すように、画
像信号の2値化処理を行なう。基準電圧設定器18の設
定基準電圧を任意に変更することができる。
【0025】コンパレータ17の出力側には、シリアル
・パラレル変換器19が接続される。このシリアル・パ
ラレル変換器19は、シフトレジスタを有し、コンパレ
ータ17から出力された2値化後の画像信号を入力し、
サンプリングクロック回路24からのサンプリングクロ
ック信号によりシフト動作を行い、ラッチ信号発生部2
7からのラッチ信号入力時に、パラレル信号をラッチし
て8ビットの信号として出力する。
【0026】21はタイミングパルス発生回路11に接
続された同期信号回路であり、CCD駆動用のタイミン
グ信号に同期して垂直同期信号及び水平同期信号を発生
し、各信号をフィールド識別回路22に送る。フィール
ド識別回路22は、垂直同期信号から偶数フィールドと
奇数フィールドを識別し、水平同期信号と共にその識別
信号を走査線カウンタ23に送る。走査線カウンタ23
は、走査線つまり水平同期信号をカウントし、最下位ビ
ットにフィールド識別符号を入れて走査線番号データを
ラッチ信号発生部27に出力する。このカウンタは垂直
同期信号でクリアされる。
【0027】サンプリングクロック回路24は、画像信
号をデジタル信号に変換するための所定周波数のサンプ
リング信号を発生する。例えば、1走査線を320分割
する場合、NTSCでは1走査時間が63.5μs、画
像信号の区間が53.0μsであるから、サンプリング
周期は165.6ns、サンプリング周波数は約6MH
zとなる。ここでは、1走査線を320分割するが、水
平位置をデジタル化した画像信号(8ビット信号)とし
て、8個づつ比較するため、1水平走査線の水平位置は
40に分割される。したがって、縦軸(Y軸)に走査線
番号をとり、横軸(X軸)に分割した水平位置をとった
1枚の撮像画面は、図3に示すようにX・Y座標として
表示することができる。
【0028】26は水平位置カウンタであり、サンプリ
ングクロック回路24から分周回路25を通して8分周
されたクロック信号をカウントし、水平同期信号でクリ
アされる。水平位置カウンタ26は、1水平走査線を4
0分割しそれらの水平位置(X座標)を示す水平位置信
号をラッチ信号発生部27に出力する。
【0029】ラッチ信号発生部27は、走査線カウンタ
23からの1〜525の走査線信号を入力すると共に水
平位置カウンタ26から1〜40の水平位置信号を入力
し、そして、座標位置データ発生部28から送られる抜
出し用の座標位置データに基づき、その座標位置データ
が示す座標位置に該当する走査線信号と水平位置信号が
入力されたとき、ラッチ信号を発生してシリアル・パラ
レル変換器19に出力し、その座標位置の画像信号をラ
ッチする。
【0030】座標位置データ発生部28は、サンプリン
グクロック回路24からのサンプリングクロック信号を
入力してカウントすることにより、図3に示すように1
画面を40×525に分割した各々の座標位置データ
(画素に対応したデータ)を、例えば左上の(1、1)
から(40、525)まで順に発生し、この座標位置デ
ータをラッチ信号発生部27とマスク処理部29に出力
する。
【0031】34はマスク処理部29に接続されたビッ
トマップメモリであり、図3に示すような1画面分の画
素に対応したメモリセルを有し、そこにマクスデータが
記憶される。即ち、ビットマップメモリの各セルに
「0」又は「1」を格納することにより、検出する物体
までの距離を設定すると共に、CCDが撮像する画像内
で、物体の検出を行なう検出範囲(非マクス部分)と検
出を行なわない非検出範囲(マスク部分)を任意に設定
する。例えば、水平位置10〜30、走査線250〜5
25の範囲内を検出範囲とする場合、その水平位置と走
査線で示される範囲内のメモリのビットが「1」にセッ
トし、それ以外のビットは全て「0」にしてマスクす
る。その上限の走査線250が物体を検出する距離に対
応し、水平位置10〜30が両側の検出範囲を決定する
ことになる。
【0032】なお、NTSC方式の場合、インタレース
方式で走査を行うため、図3の画面座標においては、奇
数フィールドで走査線1、3、5、……の順に飛び越し
走査を行い、次に、偶数フィールドで走査線2、4、
6、……の順に飛び越し走査を行うように動作するか
ら、それに対応して、座標位置データ発生部28からは
座標位置データがそのような走査順に出力され、ビット
マップメモリ34からのデータの読み出しもその走査順
に行われることになる。
【0033】マスク処理部29は、座標位置データ発生
部28から抜出し用の座標位置データを入力したとき、
ビットマップメモリ34の各セルの記憶状態、つまり各
座標位置における検出範囲(非マスク部分)と非検出範
囲(マスク部分)に基づき、非マスク部分の座標位置デ
ータであれば、その座標位置データをデータ抽出部31
に送出し、マクス部分の座標位置データであれば、デー
タ抽出部31には座標位置データを出力しない。
【0034】データ抽出部31は、シルアル・パラレル
変換器19でラッチされ出力された図3の1画素(1座
標位置)に対応する画像信号を入力し、その座標位置が
マスク処理部29からのマスクデータにより、検出範囲
(非マスク部分)内であれば、その画像データを判定部
32に出力し、非検出範囲(マスク部分)内であれば、
その画像データは出力しない。
【0035】判定部32は、データ抽出部31から送ら
れた検出範囲内の画像データをチェックし、画像データ
内に物体画像に対応したデータがある場合にのみ、物体
検出と判定し、その判定結果を検出信号出力部33に送
る。検出信号出力部33は、物体検出の判定を入力した
とき、有効な検出信号を出力する。
【0036】上述のラッチ信号発生部27、座標位置デ
ータ発生部28、マスク処理部29、データ抽出部3
1、判定部32、ビットマップメモリ34は、マイクロ
コンピュータにより構成することができる。
【0037】上記構成の物体検出装置は、例えば無人搬
送車の前端と後端に1対づつ取付けられ、無人搬送車が
物体に一定距離以上に接近したとき、物体の検出信号を
出力し、接近警報や非常停止警報等の発生に使用され
る。その動作を以下に説明する。
【0038】レーザ発振器1から放射されたレーザビー
ムは、シリンドリカルレンズ3により、その垂直方向で
平行に、その水平方向で扇状に広げられ、扇状平板光L
が前方に放射される。
【0039】例えば、図4に示す如く、物体検出装置の
前方に壁があり、その壁までの距離が所定距離以上に長
く、また右側に柵等の側壁がある場合、CCDセンサ5
には、図6に示すように、水平部の右端が下方に傾斜し
た線状画像G1が結像し、その線状画像G1は水平基準
ラインと両側の垂直基準ラインで囲われた検出範囲Kの
外側に現れる。この水平基準ラインは接近検出の基準と
なる所定距離に対応したラインであり、線状画像の縦の
位置は物体までの距離に対応するため、検出物体である
壁までの距離が所定距離以内の場合、線状画像G1は水
平基準ラインより下に現れる。また、物体が前方の中央
付近にある場合は、両側の垂直基準ラインの内側に現れ
る。
【0040】一方、図5に示すように、壁の前方の略中
央に物体Bがあり、その物体Bから装置までの距離が所
定距離以内に接近している場合、CCDセンサ5には、
図7に示すように、壁に対応した線状画像G1の下方
で、水平基準ラインと両側の垂直基準ラインで囲われた
検出範囲K内に、物体Bに対応した線状画像G2(物体
Bから反射した水平の線状画像)が現れる。
【0041】そして、CCDセンサ5が駆動されること
により、そこから線状画像G1、G2を示す画像信号が
出力される。即ち、ドライバ12は、タイミングパルス
発生回路11から送られたタイミングパルス信号に基づ
き、CCDセンサ5に、駆動パルス信号、バイアス電圧
を印加して、CCDセンサ5を駆動し、CCDセンサ5
はセンサゲートクロック信号の発生する間で、水平方向
に走査が行われ、画像信号が出力される。
【0042】この画像信号は、サンプルホールド回路1
4、ローパスフィルタ15、クランプ回路16からなる
画像信号処理回路13により、画像を示す部分のみが取
出された信号となる。さらに、この画像信号は、コンパ
レータ17に入力されることにより2値化され、各種の
散乱光やノイズ光に対応した輝度レベルの低い信号が除
去され、線状画像G1、G2に対応する信号のみをもつ
画像信号がコンパレータ17からシリアル・パラレル変
換器19に出力される。
【0043】一方、同期信号回路21から垂直同期信号
と水平同期信号を入力したフィールド識別回路22は、
垂直同期信号から偶数フィールドと奇数フィールドを識
別し、水平同期信号と共にその識別信号を走査線カウン
タ23に送る。走査線カウンタ23は、走査線つまり水
平同期信号をカウントし、最下位ビットにフィールド識
別符号を入れて走査線番号データをラッチ信号発生部2
7に出力する。このカウンタは垂直同期信号でクリアさ
れる。
【0044】水平位置カウンタ26は、各水平同期期間
中、サンプリングクロック回路24から分周回路25を
通して8分周されたクロック信号をカウントし、1水平
走査線を40分割し、それらの水平位置(1画面をX・
Y座標で表した場合のX座標)を示す水平位置信号を発
生し、ラッチ信号発生部27に出力する。
【0045】ラッチ信号発生部27は、走査線カウンタ
23からの1〜525の走査線信号を入力すると共に、
水平位置カウンタ26から1〜40の水平位置信号を入
力し、座標位置データ発生部28から送られる座標位置
データに基づき、その座標位置データが示す座標位置、
つまりその位置に該当する走査線信号と水平位置信号が
入力されたとき、ラッチ信号を発生し、シリアル・パラ
レル変換器19に出力し、該当する画像信号をラッチす
る。
【0046】一方、座標位置データ発生部28は、サン
プリングクロック信号を入力してカウントすることによ
り、検出画面の各画素に対応した座標位置データを発生
する。即ち、図3に示すように、検出画面は、例えば4
0×525に分割した各々の座標位置データ(画素に対
応したデータ)を、例えば左上の(1、1)から右下の
(40×525)まで走査順に発生し、これらの座標位
置データをラッチ信号発生部27とマスク処理部29に
出力する。
【0047】マスク処理部29は、座標位置データ発生
部28から座標位置データを入力したとき、ビットマッ
プメモリ34の該当セルの記憶状態、つまり各座標位置
における検出範囲(非マスク部分)と非検出範囲(マス
ク部分)に基づき、非マスク部分の座標位置データであ
れば、その座標位置データをデータ抽出部31に送出
し、マクス部分の座標位置データであれば、データ抽出
部31には座標位置データを出力しない。
【0048】そして、データ抽出部31は、シルアル・
パラレル変換器19から送られた画像データ(図3に示
す1画素に対応する画像データ)を入力し、同時に、マ
スク処理部29より座標位置データを入力した場合、つ
まりマスク処理部29でマスクされない検出範囲内であ
れば、その画像データを判定部32に出力し、非検出範
囲(マスク部分)内であれば、その画像データは出力さ
れない。
【0049】このように、座標位置データ発生部28か
ら検出画面の各画素に対応した座標位置データが順に出
力され、マスク処理されて所定の検出範囲のみの座標位
置データがデータ抽出部31に送られ、これによって、
シリアル・パラレル変換器19から送られた画像データ
のうち、検出範囲内の画像データのみが抽出され、判定
部32に送られる。
【0050】判定部32では、データ抽出部31から送
られた検出範囲内の画像データをチェックし、画像デー
タ内に物体画像に対応したデータがある場合にのみ、物
体検出と判定し、その判定結果を検出信号出力部33に
送り、検出信号出力部33は、物体検出の判定を入力し
たとき、有効な検出信号を出力する。
【0051】例えば、CCDセンサ5に結像された画像
が、図7に示すように、水平基準ラインと両側の垂直基
準ラインで囲われた検出範囲Kの内側に物体Bを示す線
状画像G2を含む場合、物体Bを示す線状画像G2に対
応した画像データはデータ抽出部31から判定部32に
出力され、そこで物体検出と判定し、物体検出信号が出
力部33から出力される。
【0052】一方、図4に示すように、検出範囲内にお
ける所定距離以内に物体はなく、所定距離より遠い位置
に壁があり、また検出範囲外に柵などがある場合、CC
Dセンサ5に結像する画像は、図6のように、水平基準
ラインと両側の垂直基準ラインで囲われた検出範囲Kの
内側にない。このような場合、CCDセンサ5から出力
される画像信号には線状画像G2に対応した部分はな
く、線状画像G1に対応する部分のみであるため、デー
タ抽出部31からは物体検出を示す画像データは出力さ
れず、出力部33から物体の接近を示す信号は出力され
ない。
【0053】このように、データ抽出部31では、マス
ク処理されて所定の検出範囲のみの座標位置データが入
力され、その座標位置の画像でデータのみが判定部32
に送られるため、マスク用のビットマップメモリ34内
の画素の設定を、図6、図7に示すように、中央の検出
範囲Kのみを通し上部と両側をマスクするようにすれ
ば、図8のように、両側の部分は非検出範囲とし、中央
部分のみを検出範囲とすることができ、側方に検出不要
な柵やガードレール等の物体がある場合でも、それらを
無視して中央付近の検出範囲内の物体のみを検出するこ
とができる。さらに、検出する物体までの距離も、検出
範囲Kの上辺の位置をマクス用のビットマップメモリ3
4で設定することにより、容易に設定することができ
る。
【0054】なお、上記実施例のCCDセンサ5とその
前方に設けた集光レンズ6、及び画像信号処理回路1
3、ドライバ12、タイミングパルス発生回路11を構
成する部分については、市販のビデオカメラ(CCDカ
メラ)を使用することもできる。
【0055】一般に市販されているビデオカメラ40
は、図9に示すように、CCD41、ドライバ44、サ
ンプルホールド回路42、タイミングパルス発生回路4
5、同期信号回路46、ビデオ信号処理回路40、及び
出力回路47を備えている。したがって、クランプ回路
16をその出力回路47に接続し、クランプ回路16か
ら同期信号分離回路48を通して垂直同期信号と水平同
期信号を取出し、それらの信号を上記のフィールド識別
回路22に入力すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す物体検出装置の構成
図である。
【図2】物体検出回路10のブロック図である。
【図3】撮像画面の画素の配列を示す説明図である。
【図4】扇状平板光Lの放射状態を示す平面図(A)と
同状態を示す側面図(B)である。
【図5】扇状平板光Lの放射状態を示す平面図(A)と
同状態を示す側面図(B)である。
【図6】図4の状態で得られる線状画像G1の説明図で
ある。
【図7】図5の状態で得られる線状画像G1、G2の説
明図である。
【図8】装置の検出範囲と検出範囲外を示す平面説明図
である。
【図9】他の実施例を示す物体検出回路の部分ブロック
図である。
【符号の説明】
1−レーザ発振器、 3−シリンドリカルレンズ、 5−CCDセンサ、 6−集光レンズ、 10−物体検出回路、 13−画像信号処理回路、 17−コンパレータ、 19−シリアル・パラレル変換器 27−ラッチ信号発生回路、 28−座標位置データ発生部 29−マスク処理部 31−データ抽出部 34−ビットマップメモリ L−扇状平板光、 G1、G2−線状画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 8/10 G01S 17/02 A 8/12 G01V 9/04 S // G08B 21/00 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を放射する光源と、 該光源から放射された光を扇状平板光として放出する光
    学手段と、 該扇状平板光の放出方向に向けて配設された2次元の撮
    像器と、 物体に照射された前記扇状平板光の反射光を集光し、該
    撮像器上に線状画像を該撮像器の水平走査方向と平行に
    結像させる結像手段と、 該撮像器を水平同期信号及び垂直同期信号に基づき水平
    方向及び垂直方向に走査する走査手段と、 撮像画像を構成する各画素に対応したメモリセルを有す
    ると共に各セルに検出範囲と非検出範囲を識別する符号
    を記憶した検出範囲記憶手段と、 前記撮像器の走査により該撮像器から出力される画像信
    号について、水平走査線と分割された該水平走査線の座
    標位置を順に指定して各々の分割画像信号を取出し、前
    記検出範囲記憶手段に記憶した検出範囲の画素に対応し
    た該分割画像信号のみを抜き出し、該分割画像信号中に
    物体から反射した線状画像に対応した信号がある場合、
    物体の検出信号を発生させる物体検出手段と、 を備えたことを特徴とする物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記物体検出手段には、 前記走査手段の水平走査線をカウントし、走査している
    水平走査線を示す信号を出力する走査線カウンタと、水
    平走査線を複数に分割し、分割した部分の水平位置を示
    す信号を出力する水平位置カウンタと、撮像画像を構成
    する各画素に対応したメモリセルを有すると共に各セル
    に検出範囲と非検出範囲を識別する符号を記憶したビッ
    トマップメモリと、撮像画像の各画素に対応した座標位
    置データを順に発生する座標位置データ発生部と、該走
    査線カウンタと該水平位置カウンタからの信号に基づ
    き、該座標位置データ発生部から送られる座標位置デー
    タが示す画素に対応した画像信号の発生時にラッチ信号
    を出力するラッチ信号発生部と、該座標位置データ発生
    部からの座標位置データに応じて、前記ビットマップメ
    モリの該当する画素の検出範囲と非検出範囲を識別する
    符号に基づき、非検出範囲の座標位置データをマスクし
    検出範囲のみの座標位置データを送出するマスク処理部
    と、該マスク処理部から送出された座標位置データに該
    当する該ラッチ信号発生部からのラッチ信号によりラッ
    チされた分割画像信号を抽出するデータ抽出部と、が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の物体検出装
    置。
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