JP2003338567A - フラッシュメモリセル - Google Patents

フラッシュメモリセル

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JP2003338567A
JP2003338567A JP2002367958A JP2002367958A JP2003338567A JP 2003338567 A JP2003338567 A JP 2003338567A JP 2002367958 A JP2002367958 A JP 2002367958A JP 2002367958 A JP2002367958 A JP 2002367958A JP 2003338567 A JP2003338567 A JP 2003338567A
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flash memory
memory cell
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doped
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Hee Youl Lee
煕 烈 李
秀 敏 ▲チョオ▼
Soo Min Cho
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Hynix Semiconductor Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去動作時に過消去が発生することを抑制す
ることが可能なフラッシュメモリセルを提供すること。 【解決手段】 半導体基板上に設けられたトンネル酸化
膜と、トンネル酸化膜上に設けられ、不純物がドープさ
れた第1ポリシリコン層と、第1ポリシリコン層上に設
けられた誘電体膜と、誘電体膜上に設けられ、不純物が
ドープされた第2ポリシリコン層と、第1ポリシリコン
層の両側の半導体基板に設けられたソース/ドレインと
を含むが、消去動作時にしきい値電圧が減少することに
より第1ポリシリコン層に空乏層が形成されながら電子
の放出が減少していて、目標の電圧では電子の放出が中
止されるように第1ポリシリコン層のドーピング濃度が
第2ポリシリコン層のドーピング濃度より小さく設定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
セルに係り、特に、消去動作時に過消去が発生すること
を抑制することが可能なフラッシュメモリセルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラッシュメモリセルは、トン
ネル酸化膜、フローティングゲート、誘電体膜、コント
ロールゲート及びソース/ドレインからなり、プログラ
ム動作または消去動作による電子がフローティングゲー
トに捕獲される程度によってフラッシュメモリセルのし
きい値電圧が異なる。読出動作の際、セルのしきい値電
圧によって、セルに流れるドレイン電流の量が異なり、
ドレイン電流の量によって、フラッシュメモリセルに記
憶されたデータが1と0に区分される。
【0003】図1(a)及び図1(b)はプログラム動
作及び消去動作によるフラッシュメモリセルのしきい値
電圧変化を示すグラフである。
【0004】図1(a)を参照すると、プログラム動作
を行う場合、フラッシュメモリセルのしきい値電圧は1
V〜3Vから6V〜8Vに高くなる。セルのしきい値電
圧が高くなると、コントロールゲートに読出電圧が印加
されても、ドレイン電流は流れない。このような状態
は、フラッシュメモリセルに「0」データが記憶された
状態であって、プログラム状態と言われる。
【0005】図1(b)を参照すると、消去動作を行う
場合、フラッシュメモリセルのしきい値電圧は6V〜8
Vから1V〜3Vに低くなる。セルのしきい値電圧が低
くなった状態でコントロールゲートに読出電圧が印加さ
れると、ドレイン電流が流れることになる。このような
状態は、フラッシュメモリセルに「1」データが記憶さ
れた状態であって、消去状態と言われる。
【0006】上述の如く、プログラム動作は、読出動作
時にフラッシュメモリセルにドレイン電流が流れないよ
うにするため、セルのしきい値電圧を上昇させる動作で
ある。従って、読出電圧が印加されてもドレイン電流が
流れないようにセルのしきい値電圧が特定の電圧より高
くなると、セルの特性上、問題が発生しない。
【0007】一方、消去動作は読出動作時にフラッシュ
メモリセルに所定のドレイン電流が流れるようにセルの
しきい値電圧を低める動作である。ところが、消去動作
はセルのしきい値電圧を低めても、しきい値電圧が一定
のレベルに維持されるように行われなければならない。
すなわち、消去動作が過度に行われてセルのしきい値電
圧があまり低くなる場合(以下、「過消去」という)に
は、セルに読出電圧が印加されなくてもドレイン電流が
流れてセルの電気的な特性に問題が発生する。
【0008】図2はフラッシュメモリセルの構造及びカ
ップリングキャパシタンスを説明するための図である。
【0009】図2を参照すると、フラッシュメモリセル
の基本構成は、半導体基板200上に順次積層されたト
ンネル酸化膜(図示せず)及び第1ポリシリコン層から
なるフローティングゲート201と、誘電体膜(図示せ
ず)、第2ポリシリコン層及びシリサイド層からなるコ
ントロールゲート202と、フローティングゲート20
1の両側の半導体基板200に形成されたソース/ドレ
イン203a及び203bとからなる。
【0010】前記構造のフラッシュメモリセルをスタッ
クゲート型フラッシュメモリセルといい、フローティン
グゲート201と基板200間のポテンシャル(potenti
al)差から発生する電気場(Electric Field)によってフ
ローティングゲート201に捕獲されている電子がFN
トンネル(Fowler-Nordheim tunneling)方式で消去され
る。
【0011】バイアスの直接印加が不可能なフローティ
ングゲート201のポテンシャルVfgは、下記数1式
の如く、コントロールゲート202、基板200、ソー
ス/ドレイン203a、203b及びフローティングゲ
ート201の間に形成されるカップリングキャパシタン
ス比率によって誘起されるポテンシャルと自体電荷量に
よって決定される。
【0012】
【数1】
【0013】上記数1式中、Vtuvは平衡状態における
しきい値電圧を意味し、Vtcellは現状態のしきい値電
圧を意味する。一方、Kfcは誘電体膜のカップリング
比、Kdはドレインカップリング比、Ksはソースカッ
プリング比、Kbは基板カップリング比である。
【0014】図2及び数1式の如く、フローティングゲ
ート201と他の構成要素との間に存在する誘電物質の
厚さ及び面積がフローティングゲート201のポテンシ
ャルの形成に大きく作用する。
【0015】消去動作は、コントロールゲート202に
ネガティブバイアスを印加し、基板200にポジティブ
バイアスを印加して行う。通常は、コントロールゲート
202とフローティングゲート201間の誘電体膜の厚
さをフローティングゲート201と導体基板200間の
トンネル酸化膜より相対的に厚く形成し、コントロール
ゲート202とフローティングゲート201間の電子移
動が発生しないようにしながら、カップリングキャパシ
タンス比を約0.6程度に維持し、ソース/ドレイン2
03a及び203b領域を含んだ基板200とフローテ
ィングゲート201間のカップリング比は0.4程度に
維持する。
【0016】この際、セルのしきい値電圧が約7.0V
であり、コントロールゲート202に約−6Vのバイア
スが印加され、基板200に約8.0Vのバイアスが印
加される場合、フローティングゲート201のポテンシ
ャルは約−2.8Vになる。トンネル酸化膜に係る電位
差が10.8Vであり、その厚さが8nmであれば、1
3MV/cm程度の電気場が形成されてFNトンネリン
グによって電子がフローティングゲート201から放出
される。消去が行われてセルのしきい値電圧が2Vにな
ると、フローティングゲート201のポテンシャルは約
0.2Vになり、電気場は約9.7MV/cmになる。
【0017】FNトンネリング電流は下記数2式の如く
電気場に指数関数的に比例する。
【0018】
【数2】
【0019】上記数2式中、Jはトンネリング電流密
度、A及びBは定数、Eは電気場の強度である。
【0020】消去動作時間が長くなると、過消去が行わ
れてセルのしきい値電圧が0V以下に低くなる可能性が
ある。過消去が発生すると、回路の誤動作または不良が
発生するおそれがある。
【0021】以下、過消去されたセルに対して誤動作が
発生する場合を図3に基づいて説明する。
【0022】図3を参照すると、一般に、ビット線BL
には多数のフラッシュメモリセル(C301、C30
2、...、C30n)のドレインが共通接続され、フ
ラッシュメモリセル(C301、C302、...、C
30n)はワード線(WL301、WL30
2、...、WL30n)に印加されるアドレス信号に
よって選択される。ここで、第1フラッシュメモリセル
C301はプログラム状態、第2フラッシュメモリセル
C302は過消去状態、第3フラッシュメモリセルC3
0nは正常消去状態の場合を例として説明する。
【0023】例えば、第1フラッシュメモリセルC30
1に記憶されたデータを読み出すために、第1ワード線
WL301を介して第1フラッシュメモリセルC301
のコントロールゲートに読出電圧を印加する場合、第1
フラッシュメモリセルC301はプログラム状態なの
で、読出電圧が印加されても、しきい値電圧が高くて第
1フラッシュメモリセルC301にはドレイン電流が流
れない。一方、第2及び第3フラッシュメモリセルC3
02及びC30nには読出電圧が印加されないので、正
常的な場合、第2及び第3フラッシュメモリセルC30
2及びC30nにもドレイン電流が流れない。従って、
ビット線BLによって検出される電流の量は0Aにな
り、第1フラッシュメモリセルC301に記憶されたデ
ータは0と判明される。
【0024】ところが、第2フラッシュメモリセルC3
02が過消去された状態なので、読出電圧が印加されな
くても、第2フラッシュメモリセルC302にはドレイ
ン電流Iが流れてビット線BLによって検出される。従
って、第1フラッシュメモリセルC301に記憶された
データは「0」であるが、過消去された第2フラッシュ
メモリセルC302を介して流れるドレイン電流Iによ
って第1フラッシュメモリセルC301に記憶されたデ
ータは「1」と判明されて誤りが発生する。
【0025】かかる問題点を解決するために、消去動作
後には過消去されたセルのしきい値電圧を目標の電圧ま
で上昇させるために、ポストプログラムを行う。ところ
が、ポストプログラムを行っても、しきい値電圧が目標
の電圧まで上昇せず過消去されたセルが存在するおそれ
があるため、ポストプログラムに対する信頼性が高くな
く、誤動作が発生する可能性は依然として存在する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、かかる問題点を解決するために消去動作時にしきい
値電圧が減少することにより、前記第1ポリシリコン層
に空乏層が形成されて前記しきい値電圧が目標の電圧に
近くなるほど電子の放出が段々減少し、目標の電圧では
電子の放出が中止されるようにフローティングゲート及
びコントロールゲート用ポリシリコン層に注入される不
純物の種類及び濃度を調節することにより過消去を防止
し、全てのセルのしきい値電圧が目標の電位に分布され
るようにして過消去による素子の誤動作を防止し、消去
動作の信頼性及び電気的特性を向上させることが可能な
フラッシュメモリセルを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1実施例に係るフラッシュメモリセル
は、半導体基板上に設けられたトンネル酸化膜と、トン
ネル酸化膜上に設けられ、不純物がドープされた第1ポ
リシリコン層と、第1ポリシリコン層上に設けられた誘
電体膜と、誘電体膜上に設けられ、不純物がドープされ
た第2ポリシリコン層と、第1ポリシリコン層の両側の
半導体基板に設けられたソース/ドレインとを含み、消
去動作時にしきい値電圧が減少することにより第1ポリ
シリコン層に空乏層が形成されながら電子の放出が減少
していて、目標の電圧では電子の放出が中止されるよう
に第1ポリシリコン層のドーピング濃度が第2ポリシリ
コン層のドーピング濃度より小さく設定されることを特
徴とする。
【0028】この際、不純物としてはヒ素またはリンを
使用し、第1ポリシリコン層のドーピング濃度は1.0
E19/cm以上、且つ1.2E20/cm以下で
あり、第2ポリシリコン層のドーピング濃度は2.0E
20/cm以上、且つ4.0E20/cm以下であ
ることを特徴とする。
【0029】一方、本発明の第2実施例に係るフラッシ
ュメモリセルは、半導体基板上に設けられたトンネル酸
化膜と、トンネル酸化膜上に設けられ、不純物がドープ
された第1ポリシリコン層と、第1ポリシリコン層上に
設けられた誘電体膜と、誘電体膜上に設けられ、前記不
純物とは反対のタイプの不純物がドープされた第2ポリ
シリコン層と、第1ポリシリコン層上に設けられたシリ
サイド層と、第1ポリシリコン層の両側の半導体基板に
設けられたソース/ドレインとを含み、消去動作時にし
きい値電圧が減少することにより第1ポリシリコン層に
空乏層が形成されて電子の放出が減少していて、目標の
電圧では電子の放出が中止されるように第1及び第2ポ
リシリコン層にドープされる不純物のタイプが設定され
ることを特徴とする。
【0030】この際、第1ポリシリコン層にドープされ
る不純物はN型不純物であり、第2ポリシリコン層にド
ープされる不純物はP型不純物であることを特徴とす
る。
【0031】ここで、N型不純物はリンまたはヒ素であ
り、2.0E20/cm以上、且つ4.0E20/cm
以下のドーピング濃度を有し、P型不純物は硼素であ
り、1.0E19/cm以上、且つ1.2E20/cm
以下のドーピング濃度を有することを特徴とする。
【0032】N型不純物はリンであり、1.0E19/
cm以上、且つ1.2E20/cm 以下のドーピン
グ濃度を有し、P型不純物は硼素であり、1.0E19
/cm 以上、且つ1.2E20/cm以下のドーピ
ング濃度を有することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を添
付図に基づいて説明する。ところが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではなく、様々な変形実施が可
能である。但し、これらの実施例は、本発明の開示を完
全にし、通常の知識を有する者が本発明の範疇を知らせ
るために提供されるものである。図面において、同一の
符号は同一の要素を指す。
【0034】図4はフローティングゲートのポテンシャ
ルがポジティブ方向に増加することによりフローティン
グゲートに空乏層が発生する状態を説明するための断面
図である。図5はフローティングゲートのドーピング濃
度によるフローティングゲートのポテンシャル特性と、
フローティングゲート及びコントロールゲート間のカッ
プリングキャパシタンス特性を示すためのグラフであ
る。
【0035】消去動作時にセルのしきい値電圧が低くな
る過程で誘電体膜403にかかるカップリング比を減少
させると、フローティングゲート402のポテンシャル
がポジティブ方向に増加してトンネル酸化膜401にか
かる電気場が減少し、これによりFNトンネルによる電
子の移動が抑制されてセルのしきい値電圧が特定の電圧
以下に低くなることを防止することができる。
【0036】このために、フローティングゲート402
及びコントロールゲート404にドープされる不純物の
タイプと量を調節する。不純物のタイプと量を調節する
方法をより詳細に説明する。
【0037】第1実施例として、ソース/ドレイン40
5a及び405bがN型不純物領域からなるフラッシュ
メモリセルに対してフローティングゲート402用第1
ポリシリコン層にはN型不純物を低濃度で注入し、コン
トロールゲート404用第2ポリシリコン層にはN型不
純物を高濃度で注入する。この場合、フローティングゲ
ート402用第1ポリシリコン層にはヒ素Asまたはリ
ンPを1.0E19/cm以上、且つ1.2E20/c
以下の濃度でドープする。一方、コントロールゲー
ト404用第2ポリシリコン層にはヒ素またはリンを
2.0E20/cm以上、且つ4.0E20/cm
下の濃度でドープする。
【0038】第2実施例として、ソース/ドレイン40
5a及び405bがN型不純物領域からなるフラッシュ
メモリセルに対してフローティングゲート402用第1
ポリシリコン層にはN型不純物を高濃度で注入し、コン
トロールゲート404用第2ポリシリコン層にはP型不
純物を低濃度で注入する。この場合、フローティングゲ
ート402用第1ポリシリコン層にはヒ素Asまたはリ
ンPを2.0E20/cm以上、且つ4.0E20/c
以下の濃度でドープする。一方、コントロールゲー
ト404用第2ポリシリコン層には硼素Bを1.0E1
9/cm以上、且つ1.2E20/cm以下の濃度
でドープする。尚、コントロールゲート404用第2ポ
リシリコン層上にはシリサイド層が設けられる。
【0039】第3実施例として、ソース/ドレイン40
5a及び405bがN型不純物領域からなるフラッシュ
メモリセルに対してフローティングゲート402用第1
ポリシリコン層にはN型不純物を低濃度で注入し、コン
トロールゲート404用第2ポリシリコン層にはP型不
純物を低濃度で注入する。この場合、フローティングゲ
ート402用第1ポリシリコン層にはリンを1.0E1
9/cm以上、且つ1.2E20/cm以下の濃度
でドープし、或いはヒ素を1.0E19/cm以上、
且つ1.0E20/cm以下の濃度でドープする。一
方、コントロールゲート404用第2ポリシリコン層に
は硼素を1.0E19/cm以上、且つ1.2E20/
cm以下の濃度でドープする。
【0040】前記の条件でフローティングゲート402
及びコントロールゲート404に不純物をドープした後
消去動作を行うと、消去動作時にセルのしきい値電圧が
低くなる過程で誘電体膜にかかるカップリング比が減少
してフローティングゲート402のポテンシャルがポジ
ティブ方向に増加し、これによりトンネル酸化膜にかか
る電気場が減少しながら、FNトンネリングによる電子
の移動が抑制されてセルのしきい値電圧が特定の電圧以
下に低くなることを防止することができる。より詳細に
説明すると、次の通りである。
【0041】コントロールゲート404にネガティブバ
イアスを印加し、半導体基板400またはソース405
aにポジティブバイアスを印加して消去動作を行う。消
去動作によってしきい値電圧が低くなると、フローティ
ングゲート402のポテンシャルがポジティブ方向に増
加することになる。これにより、トランジスタのゲート
下部の基板に空乏層が発生するように、N型不純物のド
ープされたポリシリコン層からなるフローティングゲー
ト402の上部にも空乏層402aが発生する。これに
より、図5に示すように、フローティングゲート402
とコントロールゲート404間のカップリングキャパシ
タンスが減少する。
【0042】図6はフローティングゲートのドーピング
濃度によるフローティングゲートのしきい値電圧と消去
時間との関係を示すためのグラフである。
【0043】図6に示すように、第1実施例においてフ
ローティングゲートにドープされた不純物の濃度が0.
25E20/cm〜1.64E20/cmの範囲で
ある場合、しきい値電圧が目標の電圧に近くなるほど電
気場が減少しながら、FNトンネル電流が指数関数的に
減少して目標の電圧に収斂されることが分かる。
【0044】より詳細に説明すると、フローティングゲ
ートに不純物が2.57E20/cmの濃度でドープ
された場合には、消去動作が行われる間に連続的にしき
い値電圧が低くなり、0V以下に低くなって過消去が発
生する。
【0045】ところが、フローティングゲートに不純物
が0.25E20/cmの濃度でドープされた場合に
は、しきい値電圧が低くなって約1.2Vになると、電
子の放出が中止されることにより、しきい値電圧がそれ
以上低くならず、約1.2Vに収斂することが分かる。
即ち、消去動作時間に関係なく、セルのしきい値電圧は
1.2Vになる。
【0046】一方、フローティングゲートに不純物が
0.78E20/cmまたは1.64E20/cm
濃度でドープされた場合には、不純物が0.25E20
/cm の濃度でドープされた場合よりは、しきい値電
圧がより低い電圧(0.3V〜0.7V)で収斂される
が、消去動作が引き続き行われても、しきい値電圧がこ
れ以上低くならず特定の電圧で収斂されることが分か
る。
【0047】ところが、フローティングゲートの不純物
濃度があまり低い場合には、フローティングゲートに反
転層(Inversion layer)が形成されることもできる。従
って、工程条件によってフローティングゲートのドーピ
ング濃度を空乏層が形成される程度に設定することが重
要である
【0048】。
【発明の効果】上述したように、本発明は、フローティ
ングゲート及びコントロールゲートにドープされる不純
物のタイプ及び濃度を調節して消去動作時に過消去が発
生することを防止し、しきい値電圧を目標の電圧に収斂
させることにより、過消去による素子の誤り動作を防止
し、消去動作の信頼性及び電気的特性を向上させること
ができる。
【0049】しかも、消去動作後にポストプログラムを
実施する必要がないので、消去動作時間が減少して回路
の動作速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)はプログラム動作及び消去動
作によるフラッシュメモリセルのしきい値電圧変化を示
すグラフである。
【図2】フラッシュメモリセルの構造及びカップリング
キャパシタンスを説明するための図である。
【図3】過消去されたセルによって誤動作が発生する場
合を説明するための回路図である。
【図4】フローティングゲートのポテンシャルがポジテ
ィブ方向に増加することにより、フローティングゲート
に空乏層が発生する状態を説明するための断面図であ
る。
【図5】フローティングゲートのドーピング濃度による
フローティングゲートのポテンシャル特性と、フローテ
ィングゲートとコントロールゲート間のカップリングキ
ャパシタンス特性を示すためのグラフである。
【図6】フローティングゲートのドーピング濃度による
フローティングゲートのしきい値電圧と消去時間との関
係を示すためのグラフである。
【符号の説明】
200、400 半導体基板 401 トンネル酸化膜 201、402 フローティングゲート 403 誘電体膜 202、402 コントロールゲート 203a、405a ソース 204b、405b ドレイン C301、C302、C30n フラッシュメモリセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 EP06 EP23 ER14 ER22 ER30 GA17 PR36 5F101 BA01 BB05 BE07 BH09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられたトンネル酸化
    膜と、 前記トンネル酸化膜上に設けられ、不純物がドープされ
    た第1ポリシリコン層と、 前記第1ポリシリコン層上に設けられた誘電体膜と、 前記誘電体膜上に設けられ、不純物がドープされた第2
    ポリシリコン層と、 前記第1ポリシリコン層の両側の前記半導体基板に設け
    られたソース/ドレインとを含み、 消去動作時にしきい値電圧が減少することにより前記第
    1ポリシリコン層に空乏層が形成されながら電子の放出
    が減少していて、目標の電圧では電子の放出が中止され
    るように前記第1ポリシリコン層のドーピング濃度が前
    記第2ポリシリコン層のドーピング濃度より小さく設定
    されることを特徴とするフラッシュメモリセル。
  2. 【請求項2】 前記不純物はヒ素またはリンであること
    を特徴とする請求項1記載のフラッシュメモリセル。
  3. 【請求項3】 前記第1ポリシリコン層のドーピング濃
    度は、1.0E19/cm以上、且つ1.2E20/c
    以下であることを特徴とする請求項1記載のフラッ
    シュメモリセル。
  4. 【請求項4】 前記第2ポリシリコン層のドーピング濃
    度は、2.0E20/cm以上、且つ4.0E20/c
    以下であることを特徴とする請求項1記載のフラッ
    シュメモリセル。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に設けられたトンネル酸化
    膜と、 前記トンネル酸化膜上に設けられ、不純物がドープされ
    た第1ポリシリコン層と、 前記第1ポリシリコン層上に設けられた誘電体膜と、 前記誘電体膜上に設けられ、前記不純物とは反対のタイ
    プの不純物がドープされた第2ポリシリコン層と、 前記第2ポリシリコン層上に設けられたシリサイド層
    と、 前記第1ポリシリコン層の両側の前記半導体基板に設け
    られたソース/ドレインとを含み、 消去動作時にしきい値電圧が減少することにより前記第
    1ポリシリコン層に空乏層が形成されて電子の放出が減
    少していて、目標の電圧では電子の放出が中止されるよ
    うに前記第1及び第2ポリシリコン層にドープされる不
    純物のタイプが設定されることを特徴とするフラッシュ
    メモリセル。
  6. 【請求項6】 前記第1ポリシリコン層にドープされる
    不純物はN型不純物であり、第2ポリシリコン層にドー
    プされる不純物はP型不純物であることを特徴とする請
    求項5記載のフラッシュメモリセル。
  7. 【請求項7】 前記N型不純物はリンまたはヒ素であ
    り、2.0E20/cm以上、且つ4.0E20/cm
    以下のドーピング濃度を有し、P型不純物は硼素であ
    り、1.0E19/cm以上、且つ1.2E20/cm
    以下のドーピング濃度を有することを特徴とする請求
    項6記載のフラッシュメモリセル。
  8. 【請求項8】 前記N型不純物はリンであり、1.0E
    19/cm以上、且つ1.2E20/cm以下のド
    ーピング濃度を有し、P型不純物は硼素であり、1.0
    E19/cm以上、且つ1.2E20/cm以下の
    ドーピング濃度を有することを特徴とする請求項6記載
    のフラッシュメモリセル。
  9. 【請求項9】 前記N型不純物はヒ素であり、1.0E
    19/cm以上、且つ1.0E20/cm以下のド
    ーピング濃度を有し、P型不純物は硼素であり、1.0
    E19/cm以上、且つ1.2E20/cm以下の
    ドーピング濃度を有することを特徴とする請求項6記載
    のフラッシュメモリセル。
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