JP2003337733A - データベースシステム及びデータベースシステム網、並びにデータ項目の登録方法並びにデータ項目登録プログラム - Google Patents

データベースシステム及びデータベースシステム網、並びにデータ項目の登録方法並びにデータ項目登録プログラム

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JP2003337733A JP2002146427A JP2002146427A JP2003337733A JP 2003337733 A JP2003337733 A JP 2003337733A JP 2002146427 A JP2002146427 A JP 2002146427A JP 2002146427 A JP2002146427 A JP 2002146427A JP 2003337733 A JP2003337733 A JP 2003337733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、登録された財務管理に係るデ
ータ項目を他のデータベースシステムに反映できるよう
なデータベースシステムを提供することである。 【解決手段】上記課題は、財務管理に係る所定のアプリ
ケーションシステムで必要なデータ項目を管理するデー
タベースシステムにおいて、データ項目を登録するため
のマスタユニットと、操作者による入力操作に基づいて
データ項目の入力を行う端末装置と、該端末装置にて入
力されたデータ項目を上記マスタユニットに登録すると
共に、該データ項目を当該データベースシステムに情報
通信可能に接続された一以上の他のデータベースシステ
ムに対して登録する共通マスタ登録手段とを有するデー
タベースシステムにて達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースシス
テム及びデータベースシステム網に係り、詳しくは、財
務管理システム等の財務管理に関するアプリケーション
システムで必要なデータ項目の管理を行うデータベース
システム及びそのようなデータベースシステムを含むデ
ータベースシステム網に関する。
【0002】また、本発明は、上記のようなデータベー
スシステム網におけるデータ項目の登録方法及びデータ
項目登録プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】財務管理システム等のアプリケーション
システムでは、そのアプリケーションシステムにて必要
なデータ項目を管理するデータベースシステムが必要と
なる。そして、そのアプリケーションシステムにて必要
なデータ項目はデータベースシステムに順次登録され
る。
【0004】複数の企業のそれぞれで財務管理を行う場
合、通常、企業ごとに財務管理のアプリケーションシス
テムとデータベースシステムが設けられる。その複数の
企業が関連する企業群(親会社と関係会社等)にて統一
的な財務管理を行う場合、各企業に分散したアプリケー
ションシステムを結合して企業群内での財務管理処理の
効率化を図ることが考えられている。
【0005】このような分散する財務管理に関するアプ
リケーションシステムを結合する場合、それぞれのアプ
リケーションシステムで共通的に扱われるデータ項目の
ほかに個別的に扱われるデータ項目も存在することか
ら、データベースシステムはアプリケーションシステム
ごとに個別的に設けられている。そして、各データベー
スシステムでは、対応するアプリケーションシステムで
個別的に扱われるデータ項目と、上記のように分散した
複数のアプリケーションシステムで共通的に扱われるデ
ータ項目とを区別せずに、各データ項目がそれぞれのデ
ータベースシステムに個別的に登録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように分
散した財務管理に関するアプリケーションシステムのそ
れぞれにデータベースシステムを個別的に設ける場合、
それぞれのアプリケーションシステムにおいて共通的に
扱われるデータ項目であっても、そのようなデータ項目
の登録作業をそれぞれのデータベースシステムにおいて
行わなければならない。このため、分散したアプリケー
ションシステムで共通的に必要となるデータ項目の登録
作業の効率が悪い。
【0007】また、登録ミスにより、本来同一内容であ
るべきデータ項目が、異なった内容で複数のデータベー
スシステムに登録される可能性がある。この場合、結合
されたアプリケーションシステムにおいて、そのように
誤って登録されたデータ項目についての処理が適正にな
されない可能性がある。
【0008】そこで、本発明の第一の課題は、登録され
たデータ項目を他のデータベースシステムに反映できる
ようなデータベースシステム、及びそのようなデータベ
ースシステムを含むデータベースシステム網を提供する
ことである。
【0009】また、本発明の第二の課題は、そのような
データベースシステムにおいて適用されるデータ項目の
登録方法、及びそのプログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、財務
管理のアプリケーションシステムで必要なデータ項目を
管理するデータベースシステムにおいて、データ項目を
登録するためのマスタユニットと、操作者による入力操
作に基づいてデータ項目の入力を行う端末装置と、該端
末装置にて入力されたデータ項目を上記マスタユニット
に登録すると共に、該データ項目を当該データベースシ
ステムに情報通信可能に接続された一以上の他のデータ
ベースシステムに対して登録する共通マスタ登録手段と
を有するように構成される。
【0011】このようなデータベースシステムでは、デ
ータ項目の登録がマスタユニットに登録されると、との
データ項目の他のデータベースシステムへの登録も行わ
れることになる。
【0012】当該データベースシステムと他のデータベ
ースシステムとの接続方式は、データ項目の送受信を含
む情報通信が可能であれば、特に限定されず、専用回
線、インターネット等の公衆網であっても、また、有線
であっても、無線であってもよい。
【0013】財務管理のアプリケーションシステムで将
来必要となるデータ項目の登録作業を予め行っておくこ
とができるという観点から、本発明は、請求項2に記載
されるように、上記データベースシステムにおいて、上
記共通マスタ登録手段は、上記端末装置にて上記データ
項目と共に入力された当該データ項目を上記財務管理の
アプリケーションシステムにおいて有効とすべき時期的
条件を現時点が満足しない場合、上記一以上の他のデー
タベースへの登録を行うことなく、当該データ項目をそ
の時期的条件と共に当該データベースシステムのマスタ
ユニットに登録する予約登録手段と、上記マスタユニッ
トに時期的条件と共に登録されたデータ項目を、当該時
期的条件を満足するタイミングにて上記一以上の他のデ
ータベースシステムに対して登録する登録実行手段とを
有するように構成することができる。
【0014】上記のようなデータベースシステムでは、
データ項目とそのデータ項目が財務管理のアプリケーシ
ョンシステムで有効にすべき時期的条件を当該データベ
ースシステムに登録しておけば、その時期的条件を満足
するタイミングにて対応するデータ項目が他のデータベ
ースシステムに登録される。
【0015】上記登録実行手段は、具体的には、請求項
3に記載されるように、上記登録実行手段は、所定のタ
イミングで上記マスタユニットの各データ項目から、上
記所定のタイミングが満足する時期的条件に対応したデ
ータ項目を抽出するデータ項目抽出手段を有し、該デー
タ項目抽出手段にて抽出されたデータ項目を上記一以上
の他のデータベースシステムに対して登録するように構
成することができる。
【0016】また、単一のデータベースシステムにおい
て、上記と同種の課題を解決するという観点から、本発
明は、請求項4に記載されるように、財務管理のアプリ
ケーションシステムで必要なデータ項目を管理するデー
タベースシステムにおいて、管理項目に応じて設けけら
れた複数のマスタユニットと、操作者による入力操作に
基づいてデータ項目の入力を行う端末装置と、該端末装
置にて入力されたデータ項目が関連する管理項目に対応
した複数のマスタユニットに対して一括的に当該データ
項目を登録する統合マスタ登録手段を有するように構成
される。
【0017】このようなデータベースシステムでは、入
力されたデータ項目が、そのデータ項目が関連する管理
項目に対応した複数のマスタユニットに一括的に登録さ
れる。従って、その複数のマスタユニットに対して当該
データ項目を個別的に登録する必要がなくなる。
【0018】また、複数のマスタユニットにそれらの管
理項目に関連したデータ項目を登録するための作業を予
め行っておくことができるという観点から、本発明は、
請求項5に記載されるように、上記データベースシステ
ムにおいて、上記統合マスタ登録手段は、上記端末装置
にて上記データ項目と共に入力された当該データ項目を
上記財務管理のアプリケーションシステムにおいて有効
とすべき時期的条件を現時点が満足しない場合、上記デ
ータ項目が関連する管理項目に対応した複数のマスタユ
ニットへの登録を行うことなく、当該データ項目を対応
する時期的条件と共に保存する予約登録手段と、上記時
期的条件と共に保存されたデータ項目を、当該時期的条
件を満足するタイミングにて上記複数のマスタユニット
に一括的に登録する登録実行手段とを有するように構成
することができる。
【0019】上記第一の課題を解決するため、本発明
は、請求項6に記載されるように、分散された財務管理
のアプリケーションシステムで必要なデータ項目を管理
する複数のデータベースシステムを有し、該複数のデー
タベースシステムは、共通データベースシステムと、該
共通データベースシステムと情報通信可能に接続された
他のデータベースシステムとを備え、上記共通データベ
ースシステムは、データ項目を登録するためのマスタユ
ニットと、操作者による入力操作に基づいてデータ項目
の入力を行う端末装置と、該端末装置にて入力されたデ
ータ項目を上記マスタユニットに登録すると共に、該デ
ータ項目を上記他のデータベースシステムに対して登録
する共通マスタ登録手段とを有するように構成される。
【0020】また、上記第二の課題を解決するため、本
発明は、請求項8に記載されるように、共通データベー
スシステムと、該共通データベースシステムと情報通信
可能に接続された他のデータベースユニットとを有し、
分散された財務管理のアプリケーションシステムで必要
なデータ項目を管理するデータベースシステム網でのデ
ータ項目の登録方法において、共通データベースシステ
ムに入力されたデータ項目を当該共通データベースシス
テムが備えるマスタユニットに登録すると共に、該共通
データベースシステムから上記他のデータベースシステ
ムが備えるマスタユニットに対して上記データ項目を登
録する共通マスタ登録手順を有するように構成される。
【0021】更に、上記第二の課題を解決するため、本
発明に係るプログラムは、請求項11に記載されるよう
に、共通データベースシステムと、該共通データベース
システムと情報通信可能に接続された他のデータベース
ユニットとを有し、分散された財務管理のアプリケーシ
ョンシステムで必要なデータ項目を管理するデータベー
スシステム網における上記共通データベースシステムの
コンピュータを、上記共通データベースシステムに入力
されたデータ項目を当該共通データベースシステムが備
えるマスタユニットに登録すると共に、該共通データベ
ースシステムから上記他のデータベースシステムが備え
るマスタユニットに対して上記データ項目を登録する共
通マスタ登録手段、として機能させるプログラムのよう
に構成される。
【0022】また、財務管理のアプリケーションシステ
ムで将来必要となるデータ項目の登録作業を予め行って
おくことができるという観点から、本発明に係るプログ
ラムは、請求項12に記載されるように、上記共通マス
タ登録手段が、上記データ項目と共に入力された当該デ
ータ項目を上記財務管理のアプリケーションシステムに
おいて有効とすべき時期的条件を現時点が満足しない場
合、上記他のデータベースシステムが備えるマスタユニ
ットに対する登録を行うことなく、当該データ項目をそ
の時期的条件と共に上記共通データベースシステムのマ
スタユニットに登録する予約登録手段を有し、上記コン
ピュータを上記予約登録手段として機能させるプログラ
ムのように構成される。
【0023】上記のように予め共通データベースシステ
ムのマスタユニットに登録されたデータ項目を他のデー
タベースユニットのマスタユニットに登録することがで
きるという観点から、本発明に係るプログラムは、請求
項13に記載されるように、上記プログラムに従って予
約登録手段として機能するコンピュータにより上記デー
タ項目がその時期的条件と共に上記共通データベースシ
ステムのマスタユニットに登録された状態において、上
記コンピュータを、上記共通データベースシステムのマ
スタユニットに時期的条件と共に登録されたデータ項目
を、当該時期的条件を満足するタイミングにて上記他の
データベースシステムのマスタユニットに登録する登録
実行手段、として機能させるプログラムのように構成さ
れる。
【0024】このプログラムは、請求項12に記載され
るプログラムと一体であっても、また別体であってもよ
い。このプログラムは、上記請求項12に記載されるプ
ログラムと別体のプログラムとして構成される場合、上
記所定のタイミングにおいてバッチ処理を行うプログラ
ムとして構成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】本発明の実施の一形態に係るデータベース
システムは、図1に示すシステムにおける共通データベ
ースシステム300として構成される。
【0027】図1において、共通データベース(DB)
システム300と、複数の関係会社データベース(D
B)システム320、340、・・・とが所定のネット
ワークNWを介して相互に情報通信可能なように接続さ
れている。各関係会社データベースシステム320、3
40、・・・は、関連する会社に設置されている。ま
た、共通データベースシステム300は、例えば、各関
係会社にて利用可能な計算センタに設置される。
【0028】各関係会社データベース320、340、
・・・は、その関係会社における財務管理を行うアプリ
ケーションシステム510、530、・・・で必要とな
るデータ項目の管理を行う。また、上記共通データベー
スシステム300は、各関係会社の財務管理を行うアプ
リケーションシステム510、530、・・・からのデ
ータに基づいて関係会社全体の財務管理を統一的に行う
アプリケーションシステム(以下、必要に応じて財務管
理システムという)500で必要となるデータ項目を管
理するデータベースシステムと一体的に構成される。こ
の共通データベースシステム300は、各関係会社に設
置された財務管理を行うアプリケーションシステム51
0、530、・・・及び計算センタの財務管理システム
500にて共通的に用いられるデータ項目の管理を行
う。
【0029】上記共通データベースシステム300は、
個別マスタユニット301、302、303、データベ
ースサーバ305、及びデータ項目の登録を行うための
端末装置306を有している。個別マスタユニット30
1〜303は、データベースサーバ305の制御のも
と、「科目」、「取引先」、「社員」、「銀行」などの
管理項目に対応するデータ項目を登録する(科目マス
タ、取引先マスタ、社員マスタ、銀行マスタ等)。
【0030】関係会社データベースシステム320は、
個別マスタユニット321、322、財務マスタユニッ
ト323、データベースサーバ325、及びデータ項目
入力用の端末装置326を有している。個別マスタユニ
ット321、322は、データベースサーバ325の制
御(個別マスタシステム)のもと、当該関係会社固有の
データ項目(事業所、コード類等)を登録する。また、
財務マスタ323は、データベースサーバ325の制御
(財務マスタシステム)のもと、財務管理処理に必要な
データ項目(科目、取引先、社員、銀行等)のデータ項
目を登録する。
【0031】また、この関係会社データベースシステム
320には、LAN1を介して複数の端末装置331、
332が接続されている。各端末装置331、332
は、関係会社データベースシステム320にて管理され
るデータ項目の確認、上記端末装置326の代わりにデ
ータ項目の入力を行うことができる。また、これらの端
末装置331、332は、LAN1を介してアプリケー
ションシステム510にも接続され、各関係会社での財
務管理処理の入力処理及び出力処理を行えるようになっ
ている。
【0032】他の関係会社データベースシステム340
も、上記関係会社データベースシステム320と同様
に、個別マスタユニット341、342、財務マスタユ
ニット343、データベースサーバ345及びデータ項
目入力用の端末装置346を有している。また、上記と
同様、複数の端末装置351、352がLAN2を介し
てアプリケーションシステム530と共に関係会社デー
タベースシステム340に接続されている。
【0033】上記共通データベースシステム300と、
この共通データベースシステム300にネットワークN
Wを介して接続される関係会社データベースシステム3
20の機能について説明する。なお、他のデータベース
システム340の機能は、関係会社データベースシステ
ム320と同様であり、その説明は省略する。
【0034】図2において、共通データベースシステム
300は、データベースサーバ305にて実現される共
通マスタ登録部3051を有している。この共通マスタ
登録部3051は、端末装置306の入力画面から入力
されたデータ項目の登録処理(科目登録、取引先登録、
社員登録、銀行登録等)を実行する。この共通マスタ登
録部3051は、入力されたデータ項目を当該共通デー
タベースシステム300に備えられた各個別マスタユニ
ット301〜303への書込みを行う。また、データ項
目の個別マスタユニット301〜303への書込みと共
に、共通マスタ登録部3051は、その入力されたデー
タ項目を関係会社データベースシステム320に登録す
べきデータ項目としてネットワークNWを介して送信す
る。そして、関係会社データベースシステム320のデ
ータベースサーバ325の制御のもと、そのデータ項目
が、個別マスタユニット321、322または財務マス
タユニット323に書き込まれる。
【0035】このように、財務管理システム500、及
び各関係会社に設置された財務管理に関するアプリケー
ションシステム510及び530で共通的に必要となる
データ項目は、共通データベースシステム300に入力
するだけで、各関係会社データベースシステム320、
340の各マスタユニットにも登録されることになる。
【0036】また、上記共通マスタ登録部3051は、
データ項目の予約登録を行うことができる。このデータ
項目の予約登録は、次のようにしてなされる。
【0037】例えば、銀行の統合で銀行名が変わること
が予定されている場合等、将来アプリケーションシステ
ムで有効になるデータ項目を前もって共通データベース
システム300の端末装置306から入力すると、その
データ項目は、その時点では、各関係会社データベース
システム320、340に登録されることなく、共通デ
ータベースシステム300の個別マスタユニット301
〜302だけに書き込まれる。そして、例えば、毎日午
前0時にバッチ処理にてアプリケーションシステムに有
効にすべきデータ項目の有無が判定される。そのような
データ項目があると、そのデータ項目が共通マスタ登録
部3051により登録すべきデータ項目として各関係会
社データベースシステム320、340にネットワーク
NWを介して送られる。
【0038】このような予約登録の処理によれば、各関
係会社データベースシステム320、340に登録され
ているデータ項目の更新及び新たなデータ項目の登録が
タイムリーに行うことができるようになる。
【0039】関係会社データベースシステム320のデ
ータベースサーバ325は、統合マスタ登録部3251
を有する。この統合マスタ登録部3251は、個別マス
タユニット321、322及び財務マスタユニット32
3の各管理項目に関連するデータ項目が端末装置326
から入力されたときに、そのデータ項目をそれに関連す
る管理項目に対応した複数の個別マスタユニット32
1、322、及び、または財務マスタユニット323に
一括的に書き込む。例えば、財務管理に係るアプリケー
ションシステム510で「費目」に係るデータ項目を追
加することが必要となって、そのデータ項目が入力され
ると、そのデータ項目がその「費目」に関連する管理項
目、例えば、入力部門、組織図、費目自体に対応した個
別マスタユニット及び財務マスタユニットに一括的に追
加される。
【0040】これにより、複数のマスタユニットの管理
項目に関連したデータ項目は、各マスタユニットに対し
て書込みの処理を行わなくても、関係会社データベース
システム320に入力するだけで、その複数のマスタユ
ニットに対して一括的に登録することができる。
【0041】なお、上記統合マスタ登録部3251も、
上記共通データベースシステム300の共通マスタ登録
部3051と同様に、予約登録の機能を有する。この場
合、例えば、所定の記憶ユニットに入力されたデータ項
目が一時的に保持される。そして、そのデータ項目を当
該アプリケーションシステム510にて有効にすべき日
にそのデータ項目が対応するマスタユニットに書き込ま
れる。
【0042】なお、図2において、共通データベースシ
ステム300における共通マスタ登録部3051は、各
関係会社データベースシステム320における個別マス
タユニット321、322の内容をビューデータとして
確認する機能を有する。
【0043】上述した共通データベースシステム300
のデータベースサーバ305の機能として実現される共
通マスタ登録部3051は、例えば、図3に示す手順に
従って、処理を実行する。即ち、データベースサーバ3
05は、図3に示す手順に対応したプログラムに従って
共通マスタ登録部3051の機能に対応した処理を実行
する。
【0044】図3において、端末装置306の画面に入
力されたデータ項目に係る種々の内容情報を処理するた
めの画面入力処理がなされる(S1)。この画面入力処
理は、その画面に表示された実行ボタンが操作されたか
否かの監視(S2)と共になされる。実行ボタンが操作
されたとの判定がなされると(S2でYES)、その時
点で、端末装置の画面に入力された種々の内容情報で構
成される構成されるデータ項目が予約登録すべきデータ
項目であるか否かが判定される(S3)。この判定は、
データ項目の内容情報にそのデータ項目を財務管理に係
るアプリケーションシステム500、510、530で
有効にすべき時期的条件を表す「使用期間」が含まれて
いるか否かにて判定される。
【0045】このデータ項目が予約登録すべきデータ項
目でないとの判定がなされると(S3でNO)、データ
ベースサーバ305は関係会社データベースシステム3
20、340の個別マスタユニット及び、または財務マ
スタユニットに当該データ項目を登録(更新)するため
の処理を行う(S4)。更に、データベースサーバ30
5は、当該共通データベースシステム300に備えられ
た個別マスタユニットに当該データ項目を登録(更新)
するための処理を行う(S5)。その後、端末装置30
6からの入力項目があるか否かが判定される(S6)。
そして、入力項目があれば、その入力されたデータ項目
について上述した手順(S1〜S3、S5、S6)に従
って処理が実行される。
【0046】上記の処理の過程で、入力されたデータ項
目が予約登録すべきデータ項目であるとの判定がなされ
ると(S3でYES)、上記ステップS4での処理がス
キップされて、上記処理ステップS5での処理が実行さ
れる。即ち、上記入力されたデータ項目は、関係会社デ
ータベースシステム320、330に送られることな
く、当該共通データベース300の個別マスタユニット
301〜303に登録(更新)される。
【0047】データ項目の入力がなされる端末装置30
6での入力画面について、図4乃至図15を参照して説
明する。
【0048】まず、財務管理に係るアプリケーションシ
ステム500、510、530で必要となる「科目」に
係るデータ項目は、図4乃至図9に示す入力画面によっ
て入力される。
【0049】まず、図4(a)に示すような「科目登録
−科目体系選択」の画面が表示される。この画面で、更
新または新規登録すべき科目体系の選択がなされる。こ
の画面上で「新規」のボタンが操作されると、図4
(b)に示すような「科目登録−新規科目体系作成」の
画面が表示される。そして、新規科目体系を特定するた
めの内情情報(名称、略称、帳票分類)が入力されると
新規科目体系が設定される。
【0050】図4(a)の画面で科目体系が選択された
状態で「開く」のボタンと「OK」のボタンが操作され
場合、または、図4(b)の画面で「OK」のボタンが
操作されると、選択された科目体系または新規科目体系
に関する「科目登録」の画面が図5に示すように表示さ
れる。この画面で、サブウインドウに表示された「新規
作成」が選択されると、図6に示すような「科目登録−
登録科目選択」の画面が表示される。そして、この画面
にて登録科目の選択がなされると、その新規に登録され
た科目の詳細な内容情報を登録するための「科目登録−
詳細」が図7に示すように表示される。また、図5に示
す画面においてサブウインドウに表示された「開く」が
操作されると、図7に示す「科目登録−詳細」の画面が
表示される。
【0051】この図7に示す「科目登録−詳細」の画面
のタブ「科目情報」において、当該科目に関する詳細な
内容情報の入力がなされる。また、タブ「入力科目情
報」の選択操作がなされると、図8に示すようなタブ
「入力科目情報」の入力画面に切り替わり、その「入力
科目情報」において、当該科目に関する詳細な内容情報
の入力がなされる。
【0052】図7に示す「登録科目−詳細」の画面にお
いて、会社の名称にチェックがなされると、図9に示す
ような「科目登録−各社名変更」の画面が表示される。
この画面において、当該科目が適用される会社の詳細情
報(名称、略称、名称(英字)、略称(英字)、カナ名
称、検索キー)の入力がなされる。
【0053】上述したような一連の画面遷移に従って、
「科目」に関するデータ項目の詳細情報が入力される。
そして、データベースサーバ305は、その詳細情報を
処理するための画面入力処理を実行する(図3のS
1)。そして、図5に示す「科目登録」の画面において
「実行」のボタンが操作されると、上記のように入力さ
れた詳細情報を含む「科目」に係るデータ項目の登録処
理(図3におけるS3〜S6)がなされる。
【0054】この場合、詳細情報にその「科目」の使用
期間に関する情報が含まれておらず、この「科目」に係
るデータ項目は、予約登録すべきデータ項目ではないと
判定される(S3でNO)。従って、この「科目」に係
るデータ項目は、当該共通データベースシステム300
の個別マスタユニット301〜303に登録されると共
に、関係会社データベースシステム320(340)の
財務マスタユニット323(343)に登録される。
【0055】次に、財務管理に係るアプリケーションシ
ステム500、510、530で必要となる「取引先」
に係るデータ項目は、図10及び図11に示す入力画面
によって入力される。
【0056】「取引先」に関するデータ項目の詳細な内
容情報を入力する場合、まず、図10に示す「取引先登
録」の画面が表示される。この画面のタブ「基本情報」
において、取引先の基本的な情報(コード、企業名称、
住所、電話番号等)の入力がなされる。また、図10に
示す画面においてタブ「振込情報」の選択がなされる
と、図11に示すような入力画面が表示される。この入
力画面において「振込情報」に係る詳細な内容情報(銀
行コード、口座番号、口座名義人等)の入力がなされ
る。
【0057】また、図10または図11に示す画面にお
いて、当該取引先の契約期間が「使用期間」として入力
される。この「使用期間」は、当該取引先(企業)に係
るデータ項目が財務管理のアプリケーションシステム5
00、510、530において有効なものとして扱われ
るための時期的条件である。
【0058】上記のように「取引先」に係るデータ項目
の内容情報が入力された状態で、図10または図11に
示す画面において「実行」のボタンが操作されると、共
通データベースシステム300のデータベースサーバ3
05は、図3に示す手順に従って、そのデータ項目の登
録処理を行う。この場合、データ項目に「使用期間」に
係る内容情報が含まれていることから、予約登録がなさ
れる。即ち、このデータ項目は、各関連会社データベー
スシステム320、340に対する登録はなされず、共
通データベースシステム300の個別マスタユニット3
01〜303にだけ登録される。
【0059】財務管理に係るアプリケーションシステム
500、510、530で必要となる「社員」に係るデ
ータ項目は、図12及び図13に示す入力画面によって
入力される。
【0060】「社員」に関するデータ項目の詳細な内容
情報を入力する場合、まず、図12に示す「社員マスタ
登録」の画面が表示される。この画面のタブ「社員情
報」において、社員の基本的な情報(社員番号、姓、
名、メールアドレス等)の入力がなされる。また、図1
2に示す画面においてタブ「プログラム許可」の選択が
なされると、図13に示すような入力画面が表示され
る。この入力画面において「プログラム許可」に係る詳
細な内容情報、即ち、その社員が扱うことのできるプロ
グラムに関する情報の入力がなされる。
【0061】また、図12または図13に示す画面にお
いて、当該社員の契約期間が「使用期間」として入力さ
れる。この「使用期間」は、当該社員に係るデータ項目
が財務管理のアプリケーションシステム500、51
0,530において有効なものとして扱われるための時
期的条件となる。
【0062】上記のようにして「社員」に関するデータ
項目の内容情報が入力された状態で、図12または図1
3に示す画面において「実行」のボタンが操作される
と、共通データベースシステム300のデータベースサ
ーバ305は、図3に示す手順に従って、そのデータ項
目の登録処理を行う。この場合、データ項目に「使用期
間」に係る内容情報が含まれているので、予約登録がな
される。
【0063】更に、財務管理に係るアプリケーションシ
ステム500、510、530で必要となる「銀行」に
係るデータ項目は、図14に示す入力画面により入力さ
れる。即ち、銀行に係る詳細な情報(使用期間、銀行
名、簡略名、カナ名称、検索キー、統合先銀行の銀行コ
ードなど)の入力がなされる。また、当該銀行の名称変
更などで、その銀行名が有効になる期間が「使用期間」
として入力される。
【0064】上記のようにして「銀行」に係るデータ項
目の内容情報が入力された状態で、図14に示す入力画
面において「実行」のボタンが操作されると、データベ
ースサーバ305は、図3に示す手順に従って、銀行に
係るデータ項目の登録処理を行う。この場合も、そのデ
ータ項目に「使用期間」に係る内容情報が含まれている
ことから、予約登録がなされる。
【0065】また、財務管理に係るアプリケーションシ
ステム500、510、530で必要となる当該システ
ムを特定する「システムID」に係るデータ項目は、図
15に示す入力画面により入力される。即ち、システム
ID、及びそのシステムの内容情報(名称、簡略名等)
が入力される。
【0066】このように「システムID」に係るデータ
項目の内容情報が入力された状態で、図15に示す入力
画面において「実行」のボタンが操作されると、共通デ
ータシステム300のデータベースサーバ305は、図
3に示す手順に従って、そのデータ項目の登録処理を行
う。この場合、そのデータ項目に「使用期間」に係る内
容情報が含まれていないことから、予約登録はなされ
ず、そのデータ項目が共通データベースシステム300
の個別マスタユニット301〜303及び各関係会社デ
ータベースシステム320(340)における財務マス
タユニット323(343)に登録される。
【0067】上記共通データベースシステム300のデ
ータベースサーバ305は、上述したように予約登録さ
れたデータ項目についての本登録の処理を図16に示す
手順に従って実行する。この処理は、例えば、毎日、午
前0時に、バッチ処理として実行される。
【0068】図16において、データベースサーバ30
5は、例えば、自身の有するタイマ機構から出力される
日付データに基づいて本日の日付を取得する(S1
1)。その後、データベースサーバ305は、個別マス
タユニット301〜303の走査を開始する(S1
2)。その走査の過程で、データベースサーバ305
は、その個別マスタユニット301〜303に登録され
たデータ項目(登録項目)を抽出し(S13)、その抽
出されたデータ項目に「使用期間」に係る内容情報が含
まれているか否かを判定する(S14)。
【0069】その抽出されたデータ項目に「使用期間」
に係る内容情報が含まれているとの判定がなされると
(S14でYES)、データベースサーバ305は、更
に、上記のように取得した本日の日付がその「使用期
間」の開始日に達しているか否かを判定する(S1
5)。そして、本日の日付が「使用期間」の開始日に達
しているとの判定がなされると(S15でYES)、デ
ータベースサーバ305は、そのデータ項目を各関係会
社データベースシステム320、340のマスタユニッ
トに登録すべきデータ項目としてネットワークNWを介
して各関係会社データベースシステム320、340に
送信する。これにより、上述したように(図3参照)共
通データベースシステム300において予約登録された
データ項目が、各関連会社データベースシステム32
0、330に登録される。
【0070】データベースサーバ305は、個別マスタ
ユニット301〜303に登録され全てのデータ項目に
ついての処理が終了したか否かを判定し(S17)、ま
だ、全てのデータ項目についての処理が終了したのと判
定がなされない場合に(S17でNO)、次のデータ項
目を抽出して(S13)、上述した手順に従って処理を
行う。
【0071】その過程で、「使用期間」に係る内容情報
を含まないデータ項目(S14でNO)、及び本日が
「使用期間」の開始日に達していないとの判定がなされ
たデータ項目(S15でNO)については、関連会社デ
ータベースシステム320、330の各マスタユニット
への登録処理(S16)はなされない。
【0072】上記のような予約登録されたデータ項目に
ついての各関連会社データベースシステム320、33
0に対する本登録の処理により、各関連会社データベー
スシステム320、330に対応した財務管理のアプリ
ケーションシステム510、530において当該データ
項目をタイムリーに利用することが可能となる。
【0073】上述したシステムでは、各アプリケーショ
ンシステム500、510、530と、それに対応する
データベースシステム300、320、340は、地理
的に同じ場所に設置する必要はない。また、共通データ
ベースシステム300は、財務管理システム500が利
用するデータベースシステムと別体として設置すること
も可能である。
【0074】次に、上記のような共通データベースシス
テム300及び各関係会社データベースシステムで管理
されるデータ項目を利用するアプリケーションシステム
の具体的な例について説明する。
【0075】図17は、財務管理システムのネットワー
ク構成及び機能構成を示す。
【0076】図17に示す財務管理システムおいて、受
信した伝票データに基づいて財務管理処理を行なう会計
センター100と、本社での伝票処理に必要なデータを
入力するための本社端末101と、子会社を含む関係会
社での伝票処理に必要なデータを入力する関係会社端末
20とが、ネットワーク30で接続される。更に、会計
センター100は、日々(又は所定日毎)の支払処理及
び入金処理を行なう銀行システム40と専用回線31等
で接続される。専用回線31は、例えば、NTTアンサ
ー回線等である。
【0077】上記会計センタ100は、図1に示すアプ
リケーションシステム500及び共通データベースシス
テム300に対応する。また、本社端末101及び関係
会社端末20は、図1に示すアプリケーションシステム
510、530及び関係会社データベースシステム32
0、340を実現するものである。
【0078】以下の説明では、アプリケーションシステ
ムとしての財務管理システムについて主に説明する。
【0079】会計センター100は、主に、出力依頼に
応じて、出力データをプリンター93への出力を制御す
る出力制御処理部103と、キーボード又はマウス等か
らの入力データを制御する入力制御処理部104と、デ
ィスプレー95への表示データを制御する表示制御処理
部105と、本社及び関係会社(以下、グループ内と言
う)に代わって支払を行なう支払代行処理を制御する支
払代行処理部110と、グループ内及び本社及び関係会
社以外の外部取引先50等のグループ外からの入金を管
理する入金管理部120と、グループ内会社毎の財務を
管理する財務管理部140とを有する。
【0080】会計センター100において、支払代行処
理部110は、更に、支払関係データ抽出部111と、
支払関係ファイル作成部112と、グループ入金データ
作成部113と、債務消し込み仕訳ファイル作成部14
2と、仕訳変換部143とを有し、また、基本情報DB
(データベース)116と、銀行情報DB117と、支
払先情報DB118とによって、支払処理に必要な登録
データを管理する。上記データベース116から118
は、図1に示す共通データベースシステム300に含ま
れる。支払先情報DB118は、特に、図2に示す個別
マスタユニット301〜303(取引先マスタ)に含ま
れる。
【0081】支払関係データ抽出部111は、各社から
転送された伝票データに基づいて、指定された支払期日
の伝票データを抽出する。
【0082】支払関係ファイル作成部112は、支払関
係データ抽出部111によって抽出された伝票データに
設定された仕訳に基づいて、グループ外の銀行に支払う
ための銀行仕様に従ったグループ外銀行支払ファイル
(全銀行ファイル)と、グループ内の銀行に支払うため
のグループ用のメインバンクの仕様に従ったグループ内
銀行支払ファイルと、グループ外の債務を消し込んだグ
ループ外債務消し込み仕訳ファイルと、グループ内の債
務を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳ファイル
と、グループ間の入金を消し込んだグループ内部入金フ
ァイルの5つのファイルを作成する。
【0083】これら5つのファイルは、例えば、グルー
プ外銀行支払ファイルの場合、先頭にGを付加した所定
の会社コード等で示されるCSV形式のファイルであ
る。グループ内銀行支払ファイルは、例えば、先頭にN
を付加した所定の会社コード等で示されるCSV形式の
ファイルである。グループ外債務消し込み仕訳ファイル
は、例えば、先頭にSGを付加した所定の会社コード等
で示されるデータ形式のファイルである。グループ内債
務消し込み仕訳ファイルは、例えば、先頭にSNを付加
した所定の会社コード等で示されるデータ形式のファイ
ルである。グループ内入金ファイルは、例えば、先頭に
Fを付加した所定の会社コード等で示されるデータ形式
のファイルである。
【0084】支払代行処理部110は、支払関係ファイ
ル作成部112が作成した上記グループ外債務消し込み
仕訳ファイル(SGで始まるファイル)と、グループ内
債務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるファイル)
と、グループ内部入金ファイル(Fで始まるファイル)
とを財務管理部140の債務消し込み仕訳ファイル作成
部142へ渡す。一方、支払代行処理部110は、グル
ープ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイル)及びグ
ループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイル)を、
銀行システム40へ専用回線31を介して送信する。こ
れによって、会計センター100は、本社及び各関係会
社に代わって銀行へ一括して支払う支払代行を行う。
【0085】グループ入金データ作成部113は、支払
伝票がグループ内の場合、グループ入金データとして作
成する。作成された入金データは、入金管理部120で
処理される。
【0086】債務消し込み仕訳ファイル作成部142
は、支払代行処理部110から受けたファイルのうち、
グループ内債務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるフ
ァイル)を抽出し、仕訳変換部143は、銀行システム
40から金利情報を取得して、その金利情報に基づいて
仕訳変換を行う。債務消し込み仕訳ファイル作成142
によって抽出されたグループ内債務消し込み仕訳ファイ
ルと、仕訳変換部143によって変換された金利情報に
基づく仕訳とは、財務データ即時更新処理部141(後
述される)によって、財務データを更新するために処理
される。
【0087】また、会計センター100の入金管理部1
20は、更に、入金予定データ連結部121と、得意先
管理部122と、入金予定管理部123と、入金実績デ
ータ連結部124と、銀行入出金明細処理部125と、
入金消込処理部126と、仕訳伝票作成部127とを有
し、また、得意先DB(データベース)131と、入金
予定DB132と、入金実績DB133とによって、入
金管理に必要な登録データを管理する。上記データベー
ス131から133は、図1に示す共通データベースシ
ステム300に含まれる。また、得意先DB131は、
特に、図2に示す個別マスタユニット301〜303
(取引先マスタ)に含まれる。
【0088】入金予定データ連結部121は、関係会社
の販売部門の販売管理処理部70からの売上による入金
データを連結する処理を行う。
【0089】得意先管理部122は、各関連会社で登録
された入金が予定される得意先を、得意先DB131で
管理する。
【0090】入金予定管理部123は、各関連会社から
入力された入金予定データを入金予定DB132で管理
すると共に、必要に応じて指定の得意先へ請求書を発行
することができる。
【0091】入金実績データ連結部124は、グループ
内外からの入金実績データを連結する。つまり、ネット
ワーク30を介して、グループ内の入金実績を集中させ
ると共に、専用回線31を介して、メインバンクの銀行
システム40及び指定銀行41からのグループ外の入金
実績を集中させることができる。よって、会計センター
に資金を集中させることができる。
【0092】銀行入出金明細処理部125は、銀行から
の入金及び銀行への出金の明細を入金実績DB133で
管理する。
【0093】入金消込処理部126は、入金予定データ
連結部121及び入金予定管理部123で管理される入
金予定データと入金実績データ連結部124で管理され
る入金実績データとをマッチングすることによって、一
致した入金実績データへの消し込み処理を行う。
【0094】仕訳伝票作成部127は、入金予定データ
に対して仕訳伝票を作成する。
【0095】更に、会計センター100の財務管理部1
40は、各会社から残高を示す残高情報を集約する各残
高の集約部1411及び各種帳票印刷部1412とを有
する財務データ即時更新処理部141とを有する。
【0096】財務管理部140において、財務データ即
時更新処理部141は、各残高の集約部1411と各種
帳票印刷部1412とを有する。
【0097】財務データ即時更新処理部141の各残高
の集約部1411は、本社及び各関連会社20の伝票入
力部221からの支払伝票データと、支払及び入金の消
し込み仕訳データなどに基づいて、各社の残高を集約す
る。よって、グループ全体の残高を知ることができる。
また、各種帳票印刷部1412は、選択された帳票の出
力を行う。
【0098】会計センター100において、支払代行処
理部110、入金管理部120、及び、財務管理部14
0は、独立したソフトウェア製品又は独立したサーバで
あって、夫々を連結することによって、構成するように
してもよい。
【0099】本社端末101は、主に、連結決算処理部
150と、支払処理を行なうための情報を管理する支払
情報管理部210と、財務処理を行なう財務処理部22
0と、支払伝票の処理を行なう伝票入力部221と、支
払期日に応じて、支払処理を管理する支払期日管理部2
23と、グループ内外への入金を行なう入金処理部22
4と、会計センター100へ会計関連ファイルを転送す
るファイル転送処理部230とを有し、会計センター1
00と同様の出力制御処理部1031と、入力制御処理
部1041と、表示制御処理部1051と、通信インタ
ーフェース1081とを有する。連結決算処理部150
は、会計センター100に構成されるようにしても良
い。
【0100】支払情報管理部210は、支払情報名寄せ
部211と、集中口座設定部212と、グループ内外選
択部213と、手数料計算設定部214とを有する。
【0101】支払情報管理部210は、支払処理を行う
ための必要な情報を登録し管理する。必要な情報のみが
設定され、その情報を管理するためのデータベースは、
会計センター100の支払代行処理部110で管理する
ようにしてもよい。また、関係会社のみで必要な情報
は、関係会社端末20でデータベースを有し、独自に管
理するようにしてもよい。
【0102】財務処理部220は、会計センター100
での財務管理部140と同様に、財務データ即時更新処
理部141を有し、本社での残高の集約を行うと共に、
所定期間毎に、本社での日々の伝票データに基づいて、
財務諸表を自動作成する。また、本社端末101での財
務処理部220は、各関連会社から集約された財務諸表
に基づいて本社での連結決算処理を行い、その処理にて
得られた連結決算書を監査システム60にネットワーク
30を介して提供する。財務処理部220は、市販され
ている財務管理するパッケージソフトウェア製品でもよ
い。
【0103】伝票入力部221は、本社及び関係会社で
日々入力される伝票を仕訳する。
【0104】支払期日管理部223は、伝票に入力され
た期日に基づいて、支払可能な期日であるか否かをチェ
ックする。
【0105】入金処理部224は、会計センター100
での入金管理部120の入金消込処理部126と同様の
処理部を有し、入金を示す入金データを受けると、勘定
消し込みを行う。また、予め入力しておいた予定される
入金伝票と実績の入金伝票をマッチングさせる。この入
金処理部224によって、正しい入金があったか否かを
チェックすることが可能となる。また、資金繰りの予測
を容易に行うことが可能となる。つまり、資金回収を予
測することができる。
【0106】ファイル転送処理部230は、仕訳された
支払伝票及び入金伝票等を会計センターへ日々転送す
る。
【0107】また、各関係会社端末20は、連結決算処
理部150を除き、本社端末101と同様の機能を有す
る。ただし、データの参照及び登録、及び、処理の権限
は、システムへのアクセス時に入力されるユーザ名及び
パスワード等によって制限される。
【0108】各関係会社端末20では、所定期末毎に、
或いは、月末毎に、財務処理部220によって、伝票に
基づいた数値情報及び財務諸表等を生成し、本社端末1
01へ転送する。
【0109】上記財務管理システムのネットワーク構成
及び機能構成によって、本社又は関係会社は、グループ
外に分類される外部取引先からの「入金連絡」に基づい
て、入金処理部224より伝票入力しておく。その伝票
入力が、ネットワーク30を介して、会計センターに呼
び込まれ、該外部取引先の指定銀行41の銀行口座に入
金があると、直ちに、例えば、専用回線31を介して、
資金が会計センターへ吸収される。つまり、資金集中を
実現することができる。このような資金集中において、
該関係会社から会計センターへの貸付金となる。この貸
付金は、日々処理される。よって、従来のように、入金
された資金を多少の期間、寝かせておくことがない。
【0110】また、グループ内に分類される関係会社2
2が売掛金(対本社)を、本社が買掛金(対関係会社)
を、夫々決算伝票として入力すると、該売掛金と該買掛
金の情報が会計センター100に呼び込まれ、会計セン
ター100のグループ入金データ作成部113によっ
て、本社の買掛金が該関係会社22の入金処理部224
へ入金データを転送する。関係会社22の入金消し込み
処理によって、金額、支払期日、及び、相手先で判断
し、自動的に消し込み仕訳ファイルが作成されるため、
該売掛金が相殺される。また、本社の該買掛金は、会計
センター100の財務管理部140の債務消し込み仕訳
ファイル作成部142によって、消し込み仕訳ファイル
が作成されることによって、該買掛金が相殺される。こ
れは、関係会社22から会計センター100への貸付金
として、また、本社から会計センター100への借入金
として認識される。よって、資金を銀行経由で授受する
必要がなくなるため、銀行への手続きが不要となる。
【0111】グループ内に分類される関係会社23が、
事前に、外部支払先への「支払依頼」を伝票入力してお
く。その伝票入力が、会計センター100に呼び込ま
れ、銀行システム40から当該支払先の銀行口座へ支払
われる。その際、資金は、会計センター100のお金を
使用し、振込人名義は、関係会社23となる。その支払
代行においては、会計センター100から関係会社23
への(日々処理される)貸付金となる。勘定消し込みは
各社で行なう。不測の支払いに備えた資金を寝かせてお
く必要がなく、かつ、各社での資金繰りの必要がなくな
る。
【0112】本発明の実施の一形態に係る財務管理シス
テムを構成する会計センター100のハードウェア構成
は、例えば、図18に示すようになっている。
【0113】図18において、この会計センター100
は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ
ユニット12、出力ユニット13、入力ユニット14、
表示ユニット15、補助記憶装置16、CD−ROM(C
ompact Disc Read Only Memory)ドライブユニット17
及び通信ユニット18を有している。これらの各ユニッ
ト11、12、13、14、15、16、17及び18
は、バスBに接続されている。
【0114】CPU11は、メモリユニット12に格納
されたプログラムに従って当該会計センター100を制
御すると共に、上述された支払代行処理、預金管理処
理、及び、財務管理処理を行う。メモリユニット12
は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read O
nly Memory)にて構成され、CPU11にて実行される
プログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CP
U11での処理にて得られたデータ等を格納する。ま
た、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11で
の処理に利用されるワークエリアとして割り付けられて
いる。
【0115】入力ユニット14は、マウス、キーボード
等を有し、上記会計センター100での処理を行なうた
めのデータ入力や入力したデータの変更等、必要な各種
情報を入力するために用いられる。表示ユニット15
は、CPU11の制御のもとに該会計センター100の
管理者等に必要な各種情報を表示する。
【0116】補助記憶装置16は、例えば、ハードディ
スクユニットにて構成され、各種ファイル、テーブル、
プログラム等を格納する。
【0117】該会計センター100での処理に係る各プ
ログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read
Only Memory)19によって当該システムに提供され
る。即ち、該会計センター100での処理に係るプログ
ラムが保存されたCD−ROM19がCD−ROMドラ
イブユニット17にセットされると、CD−ROMドラ
イブユニット17がCD−ROM19から当該プログラ
ムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを
介して補助記憶装置16にインストールされる。そし
て、この該会計センター100での処理が起動される
と、補助記憶装置16にインストールされた当該プログ
ラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、当
該プログラムを格納する媒体としてCD−ROM19に
限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な
媒体であればよい。
【0118】通信ユニット18は、銀行システム40及
び他指定銀行41とのデータ送受信を行い、通信インタ
ーフェース108によって制御される。
【0119】また、本社端末101及び関係会社端末2
1、22、23、...(以下、総称して関係会社端末
20とする)のハードウェア構成は上記同様である。
【0120】図19は、財務管理処理の例を示す図であ
る。
【0121】図19より、財務管理システムで行う財務
管理処理において、各関係会社端末20の利用者は、支
払伝票を入力する際に、支払情報の登録を行う(ステッ
プS110)。必要な支払情報が登録されていない場
合、ステップS111にて、支払情報の事前登録を行
う。事前登録は、必要に応じて、支払情報の名寄せ(ス
テップS112)、集中口座の設定(S113)、グル
ープ内外の選択(S114)、手数料計算(S115)
を行う。これらステップS112からS115は、図1
7の関係会社端末20における支払情報管理部210に
よって実行される。これら事前登録は、同じ案件に対し
ては1度行えばよい。
【0122】次に、関係会社の利用者が、伝票入力部2
21によって支払伝票を入力すると、入力された支払伝
票が会計センター100へ転送される(ステップS12
0)。転送された支払伝票は、会計センター100の財
務管理部140の財務データ即時更新処理部141によ
って、財務データを更新する。また、該関係会社端末2
0においても、財務処理部220にて財務データが即時
更新される。
【0123】更新された財務データに基づいて、例え
ば、期末毎に、本社の連結処理部150によって、連結
データが作成される(ステップS124)。
【0124】入力された支払伝票に基づいて、支払期日
がチェックされる(ステップS130)。支払期日のチ
ェックでエラーが出た場合、例えば、臨時支払処理(詳
細は後述される)が必要な場合等でエラーが発生した場
合、臨時支払処理を行うことでそのエラーを取り除くこ
とによって修正ができる(ステップS131)。その臨
時支払処理によって修正された支払伝票は、財務処理部
220にて財務データを即時更新する。
【0125】ステップS130によって支払期日が通常
処理で可能であると判断された場合、及び、ステップS
131によって、臨時支払処理が完了した場合、支払伝
票は、ファイル転送処理部230によって、会計センタ
ー100へ転送される。
【0126】次に、会計センター100にて、管理者
は、各社から受信した支払伝票に基づいて、支払関係デ
ータ抽出を行う(ステップS140)。例えば、管理者
は、11月30日を期日として入力すると、支払代行処
理部110の支払関係データ抽出部111がその期日に
支払処理がなされるべき支払伝票データを抽出し、ディ
スプレー95に表示する。
【0127】続けて、抽出された期日での支払伝票デー
タから上述した5つの支払関係ファイルが支払関係ファ
イル作成部112により作成される(ステップS15
0)。
【0128】作成された5つのファイルのうち、グルー
プ外の債務を消し込んだグループ外債務消し込み仕訳フ
ァイル(SGで始まるファイル)と、グループ内の債務
を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳ファイル(S
Nで始まるファイル)と、グループ間の入金を消し込ん
だグループ内入金ファイル(Fで始まるファイル)とに
基づいて、グループにおける入金実績データが作成され
る(ステップS151)。
【0129】ステップS151で作成された入金実績デ
ータは、各社に転送され、各社端末の入金処理部224
にて処理される。
【0130】支払代行処理部110は、ステップS15
0で作成された支払関係ファイルから、銀行システム4
0へ送信すべきファイルを振り分ける(ステップS16
0)。グループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)とを銀行システム40へ送信する(YES)。一
方、グループ外の債務を消し込んだグループ外債務消し
込み仕訳ファイル(SGで始まるファイル)と、グルー
プ内の債務を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳フ
ァイル(SNで始まるファイル)とについては、ステッ
プS161にて債務消し込みの処理が行なわれる(N
O)。
【0131】以下、ステップS201から終了までは、
銀行システム40での処理である。
【0132】銀行システム40は、会計センター100
からグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)とを受信すると、会計センターによる支払の残高処
理を行なう(ステップS201)。
【0133】会計センター100にて支払が処理される
グループ内の支払の金利計算を行なう(ステップS20
2)。グループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)に基づいてステップS202で計算された金利は、
月末毎に、会計センター100の財務管理部140の仕
訳変換部143によって、取り込まれる。
【0134】ステップS162において、仕訳変換部1
43は、銀行システム40から取り込んだ金利情報に基
づいて、支払利息及び受取利息を計算して、利息に関す
る仕訳ファイルを作成する。つまり、これら利息は、会
計センター100への借入金となる。例えば、関係会社
が支払利息を払う場合、借入金が増え、関係会社が受取
利息を受ける場合、借入金の返済となる。
【0135】ステップS161で作成された債務消し込
み仕訳ファイルと、ステップS162で作成された仕訳
ファイルは、所定期間毎に、仕訳ファイルが結合され
(ステップS163)、会計センター100の財務管理
部140にて財務データが更新される。また、各社の財
務処理部220へ転送され、財務データへの更新が行な
われる(ステップS121)。
【0136】ステップS201にて、残高処理終了する
と、グループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)からグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファ
イル)のみが抽出される(ステップS203)。
【0137】抽出されたグループ外銀行支払ファイル
(Gで始まるファイル)は、銀行システム40にてグル
ープ外総合振込みデータが作成される(S204)。つ
まり、振込みを行なうための依頼書が自動生成される。
【0138】ステップS204において、振込データ作
成時にエラーが発生した場合(ステップS205)、会
計センター100の支払代行処理部110へエラーにな
ったグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)が返送される。戻されたグループ外銀行支払ファイ
ルは、修正することによって(ステップS141)、ス
テップS140から処理が繰り返される。
【0139】一方、エラーが発生しなかったグループ外
銀行支払ファイルについては、作成された振込データ
(依頼書)に基づいて、メインバンクから各外部取引先
50へ支払金額が振り込まれる(ステップS206)。
財務管理処理を終了する。
【0140】会計センター100の支払代行処理部11
0によって実行される上記財務管理処理によって、グル
ープ内での支払は、銀行を経由することがないため、銀
行への手数料をその度毎に支払う必要がない。
【0141】また、クループ外への支払の場合、依頼書
が自動生成されるため、担当者がメインバンクへ出向き
作成した依頼書を提出する必要がない。又は、依頼書デ
ータをメインバンクで入力する必要がない。
【0142】各関係会社での支払担当者は、各端末20
から支払伝票を入力するのみで、会計センターにて上記
財務管理処理が実行されることとなる。 [支払代行]次に、各社で使用される伝票入力について
説明する。
【0143】図20は、支払代行処理を行なうための伝
票の例を示す図である。
【0144】図20(A)は、関係会社で使用される統
一された伝票の例を示す図である。
【0145】図20(A)において、伝票300は、検
索番号を示す検索NOと、伝票番号を示す伝票NOと、
起票日を示す月日と、科目コード、部門名称、部門名に
付けられた借方科目とを示す借方科目と、科目コード、
貸方科目、補助科目名称とを示す貸方科目と、内税又は
外税を示す消費税コードと、支払期日を示す期日/番号
と、支払金額を示す金額と、摘要を示す摘要等の項目を
有する。
【0146】図20(A)の例では、11月10日に、
11月15日に日の丸鉄鉱に買掛金1,000,000
円の支払があることを示す。補助科目名称301が日の
丸鉄鉱となる。
【0147】図20(B)は、伝票の補助科目名称に関
連付けされる支払情報の例を示す。
【0148】図20(B)において、支払情報310
は、支払先を識別する支払先コードと、伝票の補助科目
名称301と関連付けられる支払先名称と、振込依頼銀
行と、振込依頼銀行を識別するコードと、カタカナで示
される振込先銀行と、振込先支店を識別するコードと、
カタカナで示される振込先支店と、口座種別を示す種別
と、口座NOと、振込先名と、手数料計算と、振込方法
を示す方法と、手数料の負担元を示す負担と、整理番号
と、確認等との項目を有する。
【0149】支払先コードは、例えば7桁で示され、下
4桁の番号によって、グループ内又はグループ外かを示
す。例えば、7000から9999番までをグループ内
に割り当て、0から6999番までをグループ外に割り
当てる。更に、7101番を本社番号とする。また、上
3桁は、例えば、未払金等で同一支払先コードで複数の
伝票が発行される場合に、未払金伝票毎に番号が振られ
る。例えば、補助科目名称301が日の丸鉄鉱である買
掛金1(支払金額50万円)、買掛金2(支払金額20
0万円)、未払い金(支払金額20万円)の伝票が発行
された場合、夫々上3桁に番号が振られる。例えば、買
掛金1に対して支払コード「0007000」、買掛金
2に対して支払コード「0007000」、未払金に対
して支払コード「0017000」が振られる。図19
のステップS112において、買掛金1へ支払先の名寄
せを行なうように名寄せ情報を登録すると、支払金額2
70万円の買掛金1の伝票が作成される。
【0150】支払先名称は、図20(A)に示す伝票の
補助科目名称301と関連付けされている。支払先名称
「日の丸鉄鉱」は、支払先コードにより本社であること
を示す。よって、グループ内での支払伝票であることを
示す。
【0151】振込先銀行及び振込先支店によって、集中
口座が指定される。この例では、振込先銀行「サクラバ
シ」銀行の振込先支店「トウキョウ」支店が集中口座で
あることを示す。会計センター100での支払代行処理
によって、資金がこの銀行口座に集中することを示す。
【0152】種別は、普通口座を「0普」で示し、当座
口座を「1当」で示す。
【0153】口座NOは、会計センター100の口座番
号「9990003」が設定される。
【0154】ただし、振込先名は、「ヒノマルテッコウ
(カ)」、すなわち日の丸鉄鉱が設定される。
【0155】負担は、手数料分が自社負担の場合「0自
社」が設定され、相手先負担にする場合「1他社」が設
定される。
【0156】上記、補助科目名称301に関連付けされ
た支払情報310によって、振込先はグループ内各社の
名前であって、会計センター100の口座が指定され
る。
【0157】次に、伝票300が支払情報310に基づ
いて、図19のステップS161にて債務消し込み仕訳
ファイル作成部142によって行なわれる債務消し込み
及び仕訳について説明する。 [グループ内債権債務相殺]図21は、グループ内支払
伝票の仕訳処理の例を示す図である。
【0158】図21(A)は、グループ内支払伝票の消
し込みの例を示す図である。
【0159】図21(A)において、グループ内支払伝
票の消し込みの例を示す図である。
【0160】伝票300に対する消し込みは、伝票30
5のように、借方科目に買掛金が付き、その補助科目名
称は「日の丸鉄鉱」となり、貸方科目には仮勘定が付
く。会計センター100が支払代行を行なうので、預金
勘定ではなく仮勘定で消し込まれる。摘要は、支払伝票
の摘要がそのまま残る。このようなグループ内での債務
消し込みは、支払期日の夜間に実行される。
【0161】図21(B)及び図21(C)は、仮勘定
で消し込まれた伝票の仕訳の例を示す。
【0162】図21(B)において、仮勘定借方残の場
合は、仕訳伝票320の借方科目に短期貸付金が付く。
【0163】図21(C)において、仮勘定貸方残の場
合は、仕訳伝票330の貸方科目に短期借入金がつく。
【0164】図21(B)及び図21(C)において、
仮勘定の仕訳は、月末処理後に行なわれるため、伝票の
月日321及び331は共に月末日付、例えば、11月
30日となる。
【0165】次に、図21に示すステップS163での
データ結合について説明する。
【0166】図22は、グループ内支払伝票の仕訳デー
タの結合の例を示す図である(取引残高が預り金残高に
ある場合)。
【0167】図22(A)は、関係会社側の仕訳の例を
示す図である。
【0168】図22(A)の仕訳データ結合400にお
いて、仕訳401は、図19のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳402は、図19のステ
ップS161にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0169】図22(B)は、会計センター側の仕訳の
例を示す図である。
【0170】図22(B)仕訳データ結合410におい
て、図22(A)に対する会計センター側への仕訳を示
しており、仕訳411は、図19のステップS162に
て仕訳変換された仕訳であり、仕訳412は、図19の
ステップS151にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0171】例えば、関係会社名が日の丸テクノである
場合、日の丸テクノへの仕訳データ結合400におい
て、借方科目に仮勘定が付き、貸方科目に受取利息が付
く場合(仕訳401)、会計センター100への仕訳デ
ータ結合410において、借方科目に支払利息が付き、
貸方科目に仮勘定が付く(仕訳411)。また、日の丸
テクノへの仕訳データ結合400において、借方科目に
短期貸付金が付き、貸方科目に仮勘定が付く場合(仕訳
402)、会計センター100への仕訳データ結合41
0において、借方科目に仮勘定が付き、貸方科目に短期
借入金が付く(仕訳412)。
【0172】図23は、グループ内支払伝票の仕訳デー
タの結合の例を示す図である(取引残高が貸付金残高に
ある場合)。
【0173】図23(A)は、関係会社側の仕訳の例を
示す図である。
【0174】図23(A)の仕訳データ結合405にお
いて、仕訳406は、図19のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳407は、図19のステ
ップS161にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0175】図23(B)は、会計センター側の仕訳の
例を示す図である。
【0176】図23(B)仕訳データ結合415におい
て、図23(A)に対する会計センター側への仕訳を示
しており、仕訳416は、図19のステップS162に
て仕訳変換された仕訳であり、仕訳417は、図19の
ステップS161にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0177】例えば、関係会社名が日の丸テクノである
場合、日の丸テクノへの仕訳データ結合405におい
て、借方科目に支払利息が付き、貸方科目に仮勘定が付
く場合(仕訳406)、会計センター100への仕訳デ
ータ結合415において、借方科目に仮勘定が付き、貸
方科目に受取利息が付く(仕訳416)。また、日の丸
テクノへの仕訳データ結合405において、借方科目に
仮勘定が付き、貸方科目に短期借入金が付く場合(仕訳
407)、会計センター100への仕訳データ結合41
5において、借方科目に短期貸付金が付き、貸方科目に
仮勘定が付く(仕訳417)。
【0178】上記のような仕訳処理によって、グループ
内の債務相殺が可能となる。 [期日管理]次に、図19のステップS130にて、関
係会社端末20の支払期日管理部223が実行する期日
チェック処理について説明する。
【0179】図24は、期日チェック処理を説明するフ
ローチャート図である。
【0180】図24より、検査する日付を入力する(ス
テップS11)。検査する日付(チェック日付)は、本
社側と関係会社側で夫々設定され自動的に表示されるよ
うにしても良い。例えば、初期設定として、当日から3
日後(中2日)の日付を自動表示する。更に、銀行休日
を管理する銀行休日マスタから算出することによって、
3日後に、銀行休日の日を含まないようにする。又は、
期日を予め設定する期日管理設定画面(図示せず)など
において、数値を設定しておくことによって、初期値設
定値から該数値を引いた値の日付を初期表示させるよう
にしても良い。
【0181】i=1から会社数になるまで(全社につい
て)以下の処理を実行する(ステップS12)。
【0182】ステップS13において、各社の仕訳抽出
パラメータを自動作成する。例えば、会社コードが「9
001」である場合、会社コードと会社名を含むExp
9001.txtのような仕訳ファイルを作成する。
【0183】ステップS14において、4月1日から次
年度3月31までの1年間分の仕訳をエクスポートす
る。
【0184】ステップS15において、エクスポートし
た仕訳からステップS11で設定したチェック日付が期
日として入力されているデータをDBに取り込む。
【0185】ステップS14において、処理済の仕訳、
期日が銀行休日である仕訳などは、エラーと判断し、該
仕訳を印刷する(ステップS18)。一方、エラーでな
い仕訳は、DBの正規テーブルに追加する(ステップS
17)。
【0186】次の会社がまだあるか否かを判断し、ある
場合にはステップS12へ戻り、ない場合は、期日チェ
ック処理を終了する。
【0187】上記より、例えば、所定の期日が11月3
0日である場合、29日の支払期日を入力するとエラー
となる。また、銀行休日、及び、2日営業日前などのチ
ェックが可能となる。期日チェック処理によって、会計
センター100においても、各社が管理している期日に
基づいて、支払処理を管理することが可能となる。 [臨時支払]しかしながら、初期設定された期日とは無
関係に、臨時に支払が発生する場合がある。その場合、
図19のステップS131にて、臨時支払のための伝票
を作成する。次に、臨時支払伝票について説明する。
【0188】図25は、内税の場合の臨時支払伝票の例
を示す図である。
【0189】図25において、臨時支払伝票420は、
担当者によって入力された所定期日以外で支払うための
伝票である。関係会社端末20の支払期日管理部223
での期日チェック後、作成された臨時支払伝票420
は、担当者が確定すると、会計センター100へ転送さ
れる。臨時支払伝票420の伝票番号には、例えば、9
000番台が使用される。同月で同じ番号の使用を不可
とし、年間を通して9001から9999を順に使い回
しをする。
【0190】会計センター100において、支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114によって、確定
された臨時支払伝票420が仕訳けられ、臨時仕訳伝票
425が自動生成される。
【0191】この例において、関係会社が「日の丸AB
C」であって、臨時支払伝票420の借方科目に売上原
価が付き、貸方科目に未払費用が付いた場合(仕訳42
1)、臨時仕訳伝票425では、仕訳421に対して借
方科目に未払費用が付き、貸方科目に仮受消費税が付い
た消し込み仕訳422が自動的に作成される。
【0192】図26は、外税の場合の臨時支払伝票の例
を示す図である。
【0193】図26において、臨時支払伝票430は、
担当者によって入力された所定期日以外で支払うための
伝票である。関係会社端末20の支払期日管理部223
での期日チェック後、作成された臨時支払伝票430
は、担当者が確定すると、会計センター100へ転送さ
れる。臨時支払伝票430の伝票番号は、内税の場合と
同様に、9000番台が使用される。
【0194】会計センター100において、支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114によって、確定
された臨時支払伝票430が仕訳けられ、臨時仕訳伝票
435が自動生成される。
【0195】この例において、関係会社が「日の丸AB
C」であって、臨時支払伝票430の借方科目に売上原
価が付き、貸方科目に未払費用が付いた場合(仕訳43
1)、臨時仕訳伝票435では、仕訳431に対して仕
訳436から439の4つの仕訳が自動生成される。金
額100,000円の仕訳436において、借方科目に
売上原価が付き、貸方科目に複合が付く。更に、消費税
5,000円の仕訳437において、借方科目に仮払消
費税が付き、貸方科目に複合が付く。そして、消費税が
加算された金額105,000円の仕訳438におい
て、借方科目に複合が付き、貸方科目に未払費用が付
く。更に、仕訳439において、借方科目に未払費用が
付き、貸方科目に仮勘定が付く。
【0196】よって、会計センター100の支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114は、内税又は外
税に応じた仕訳を行なうことができるため、関係会社の
担当者は、臨時支払伝票を入力するのみで、期日外の支
払処理を容易に行なうことができる。
【0197】次に、図19のステップS151での会計
センター100における支払代行処理部110のグルー
プ入金データ作成部113での処理を説明する。
【0198】図27は、支払管理マトリクスの例を示す
図である。
【0199】図27より、グループ内で支払われる金額
をマトリクス440にして、入金の合計を取得する。日
の丸鉄鉱は、日の丸ABCへ35,000円の支払伝
票、及び、日の丸テクノへ5,000円の支払伝票を発
行し、日の丸ABCは、日の丸鉄鉱へ30,000円の
支払伝票、及び、日の丸テクノへ3,500円の支払伝
票を発行し、日の丸テクノは、日の丸鉄鉱へ15,00
0円の支払伝票、及び,日の丸ABCへ500円の支払
伝票を発行したとすると、図27に示すマトリクス44
0により、日の丸鉄鉱に45,000円の入金(入金デ
ータ441)、日の丸ABCに35,500円の入金
(入金データ442)、及び、日の丸テクノに8,50
0円の入金(入金データ443)となることがわかる。
よって、グループ入金作成部113は、マトリックス4
40に基づいて、入金データ441から443を取得す
ることができる。そして、このようにして作成された入
金データは、各社の、つまり日の丸鉄鉱、日の丸AB
C、及び、日の丸テクノの入金処理部224へ入金実績
データとして転送される。
【0200】従って、マトリクス440を用いることに
よって、支払伝票から入金データを取得することができ
るので、銀行システム40を介することなくグループ内
にて支払処理を行なうことができる。 [資金回送]次に、グループ内で資金回送を行なう場合
について説明する。
【0201】通常、会社は、定額の預金しか銀行にない
ため、社員への給料の支払等で預金を超える大量の資金
が一時的に必要な場合がある。
【0202】図28は、資金回送伝票の例を示す図であ
る。
【0203】図28(A)に示される資金回送伝票45
0の例において、資金が一時的に必要な関係会社の担当
者は、借方科目に預金を付け、貸方科目に資金を付け、
補助科目名称452に自社で資金が必要となる銀行名を
設定する。ここで、資金451は、資金回送専用の科目
である。摘要には、例えば、資金回送が設定される。よ
って、資金回送伝票450は、11月25日に会計セン
ター100から自社の五和銀行に1,000,000円
の資金を回送してもらう場合を示す。
【0204】図28(B)は、資金回送伝票に対する仕
訳の例を示す図である。
【0205】会計センター100は、図28(A)に示
す資金回送伝票450が転送されると、11月25日に
五和銀行に1,000,000円の資金を振り込む。そ
して、資金回送期日の夜間、例えば、11月26日の早
朝等に、自動的に、図28(B)に示されるような仕訳
伝票455を作成する。
【0206】図28(B)に示すように、仕訳伝票45
5は、借方科目に資金が付き、補助科目名称に五和銀行
が設定され、貸方科目に仮勘定が付く。会計センター1
00が資金を融通したので、預金勘定ではなく仮勘定で
消しこまれる。
【0207】この資金回送伝票によって、公共料金の自
動引き落とし、給与支払等で資金が必要は場合に、会計
センター100によって資金が融通されるため、資金繰
りが非常に容易に行なえるようになる。 [余資吸上]図29は、グループ内外との取引の例を示
す図である。図29(A)は、支払代行処理が行なわれ
た場合の預金通帳の記載の例を示す図である。図29
(B)は、インハウスバンク内関係会社勘定の例を示す
図である。図29(C)は、仕訳票の例を示す。
【0208】グループ内への支払があった場合、図29
(B)に示すように、関係会社勘定470のグループ内
会社「グループナイ01」への11月20日の支払勘定
471は、支払代行処理によって、会計センター100
の口座から各会社の振込人名で振り込まれるため、自社
預金口座には記載されない。よって、図29(A)に示
すように、預金通帳460には、グループ内からの預入
額及びグループ内への引出額が記載されない。この場
合、会計センター100が、関係会社に貸付けたことに
なり、会計センター100は、グループ内会社「グルー
プナイ01」に対しては借入れとなる。
【0209】また、グループ内からの入金があった場
合、図29(B)に示すように、グループ内会社「グル
ープナイ02」からの11月20日の入金勘定472
は、資金集中によって、自社預金口座に振り込まれず、
インハウスバンク内関係会社勘定で管理されるため、会
計センター100の口座には記載されない。この場合、
会計センター100が、関係会社から借入れたことにな
り、会計センター100は、グループ内会社「グループ
ナイ01」に対しては貸付けとなる。
【0210】図29(A)での残高データ461は、2
000年11月16日に100,123円が会計センタ
ー100へ引き出されたことを示している。これは、図
29(B)に示す関係会社勘定470の11月15日の
100,123円の余資吸上げを示す支払勘定475に
対応する。また、図29(C)の仕訳表480の仕訳4
86に対応する。つまり、一定額500,000円を預
金残高とし、余資吸上げた100,123を運用資金と
する仕組みである。
【0211】余資吸上げを会計センター100によって
自動的に行なわれるため、資金繰りが容易に行なえると
共に、無駄に資金を残高として寝かせて置く必要がな
い。
【0212】また、図29(C)において、仕訳487
は、グループ内入金ファイル(Fで始まるファイル)に
よって示され、仕訳488は、グループ内債務消し込み
仕訳ファイル(SNで始まるファイル)によって示さ
れ、仕訳489は、グループ外債務消し込み仕訳ファイ
ル(SGで始まるファイル)によって示される。
【0213】従って、支払代行処理において作成された
支払関係ファイルによって、グループ内の仕訳が自動的
に生成されると共に、預金通帳へ記載されないグループ
内の仕訳表を生成することが可能となる。 [資金集中]会計センター100での入金管理部120
による入金管理処理を説明する。
【0214】図30は、入金管理処理の例を示す図であ
る。
【0215】図30において、図17に示す営業部門等
の販売管理処理部70から売上予定データを入金予定デ
ータとして受信すると、入金予定データ連結部121が
起動し、入金管理部120で処理されるデータとして連
結し、その連結結果1210を出力する。
【0216】入金予定管理部123は、各関係会社端末
20から入力された入金予定データに基づいて、得意先
等に請求書1230を発行する。
【0217】入金予定データ連結部121によって連結
された入金予定データと、入金予定管理部123によっ
て連結された入金予定データとは、入金予定DBにて管
理される。
【0218】また、銀行システム40及び指定銀行41
からは外部取引先50からの入金実績データを、また、
支払代行処理部110のグループ入金データ作成部11
3からのグループ内での入金実績データを受信すると、
入金実績データ連結部124が起動し、入金管理部12
0で処理されるデータとして連結し、得意先DB131
を参照しつつ、その得意先情報に基づく連結結果124
0を出力する。
【0219】得意先管理部122は、入金予定データの
入力の際に、各関係会社端末20にて登録された得意先
情報の修正、削除等を得意先DB131で管理する。
【0220】銀行入出金明細処理部125は、銀行から
の入金及び銀行への出金の明細を入金実績DB133で
管理する。
【0221】入金消込処理部126は、入金予定DBの
入金予定データと、入金実績DBの入金実績データと
を、期日を指定することによってマッチングさせ、一致
する入金データの消し込み処理を行なう。この処理によ
って、期日を指定するのみで、入金予定に対する入金実
績を容易に把握することができるため、資金運用を効率
的に行なうことができる。
【0222】一方、入金予定DB132に日々蓄積され
た入金予定データは、仕訳伝票作成部127によって、
夜間に仕訳処理が実行され、作成された仕訳伝票データ
は、仕訳リスト1270として出力されると共に、各関
係会社の入金処理部224へ転送される。
【0223】図31は、各社での入金処理のメインメニ
ューの例を示す図である。
【0224】図31(A)は、ログイン画面の例を示す
図である。
【0225】図31(A)に示すログイン画面501
は、担当者のログインIDを入力する入力域502と、
パスワードを入力する入力域503と、ログインを実行
するためのOKボタン504と、ログインをキャンセル
するための505ボタンとを有する。
【0226】担当者がログインID及びパスワードを入
力し、OKボタンを押すと図31(B)に示されるよう
なメニュー画面が表示される。このメニュー画面からの
選択によって参照できるデータは、担当者のログインI
D及びパスワードの権限レベルによって、制限される。
例えば、本社担当者は、全ての情報を登録、修正、削除
が可能であるが、関係会社の担当者は、それら情報への
アクセスが制限される。
【0227】図31(B)において、メニュー510
は、入金処理選択511と、各種データ連結選択512
と、月次処理513と、マスター登録選択514と、財
務処理関連選択515と、その他処理選択516等を有
する。
【0228】例えば、入金リスト517を選択すると、
図30に示す入金消込処理部126が起動し、図32に
示されるような入金リスト画面520が表示される。
【0229】表示された入金リスト画面520にて、例
えば、担当者が、決定条件を指定する決済条件入力域5
21に「0」、入金予定日を入力する入金予定日入力域
522に「2000/02/28」〜「2000/02/28」、得意先コー
ドを入力する得意先入力域523に「000001」〜「Z999
999」、出力範囲を選択する選択域524で「全て」を
設定する。ここで、決定条件521は、例えば、「0」
は全て、「1」は振込、「2」は現金、「3」は手形、
「4」は小切手の選択を可能とする。また、出力範囲5
24は、「全て」の選択によって、全てのデータを対象
とし、「マッチ」の選択によって、入金予定金額と入金
実績金額が合致しているデータを出力し、「アンマッ
チ」の選択によって、入金予定金額と入金実績金額が合
致していないデータを出力する。
【0230】図33は、入金消込処理画面の例を示す図
である。
【0231】図31(B)のメニュー510から入金消
込処理518を選択すると、図33に示すような入金消
込処理画面530が表示される。入金消込処理画面53
0において、担当者は、例えば、入金日を設定する入力
域531に「2000/07/07」、得意先コートを設定する入
力域532に「0007301」(株式会社日の丸XYZ)を
設定することによって、消込データを表示させる消込デ
ータ表示域539に上記設定に応じたデータが表示され
る。この場合、入金実績を示す入金額は「100,000」、
入金予定を示す予定額は「198,000」、消込額を示す消
込額「(空欄)」、消込後の差額を示す差額「100,00
0」、請求情報を示す表示域540に該当する請求情報
が表示される。消込処理を行なう消込ボタン537をク
リックすることによって、消し込みを行なうことができ
る。消込処理を有効にするためには、更新ボタン541
をクリックし、無効にするためには、キャンセルボタン
542をクリックする。
【0232】図34は、銀行入出金明細処理画面の例を
示す図である。
【0233】図31(B)のメニュー510から銀行入
出金明細519を選択すると、図33に示すような入金
消込処理画面530が表示される。図30に示す銀行入
出金明細処理部125によって実行される銀行入出金明
細処理画面550において、例えば、担当者が、照会ボ
タン556をクリックし、決済条件を選択する選択域5
51に「グループ内決済」、出力範囲を選択する選択域
552に「全て」を選択し、入力年月日を入力する入力
域553に「2000/07/07」を入力すると、銀行入出金明
細処理部125は、入金実績DB133を検索し、該当
する入金実績情報を情報表示域560に表示する。また
は、担当者が、入力ボタン557をクリックして、同様
の入力をし、更に、情報表示域560に、入金NO、取
引区分、得意先、取引金額を入力して、更新ボタン56
1をクリックすることによって、入金実績データをマニ
ュアルで入力することもできる。入力を無効にする場合
は、キャンセルボタン562をクリックする。
【0234】図35は、入金予定入力処理画面の例を示
す図である。
【0235】図31(B)のメニュー510から入金予
定入力520を選択すると、図35に示すような入金予
定入力処理画面570が表示される。図30に示す入金
予定管理部123によって実行される入金予定入力処理
画面570は、例えば、担当者が、新規ボタン572を
クリックして、請求NOを入力する入力域571に「00
07」〜「000163」を入力する。続けて、請求情報を表示
する表示域580において、得意先を入力する入力域5
81に「0007301」(株式会社日の丸鉄鉱)、部門を入
力する入力域582に「0001」(会計センター)、入金
予定日を入力する入力域583に「2000/07/07」、発行
日付を入力する入力域585に「2000/07/07」、請求書
発行を選択する選択域586に「あり」、決済条件を入
力する入力域587に「9」(グループ内決済)を入力
する。更に、銀行支店コードを入力し、入金予定情報を
示す表示域590に必要事項を入力して、実行ボタン5
91をクリックすることによって、入力した上記データ
が入金予定データとして入金予定DB132に蓄積され
る。また、修正ボタン573をクリック後、修正すべき
請求NOを入力することによって、表示される表示域5
80内のデータを修正することができる。また、同様に
して、取消ボタン574をクリック後、取り消すべき請
求NOを入力することによって、表示される表示域58
0内のデータを取り消すことができる。更に、印刷ボタ
ン575をクリック後同様の処理にて、表示域580に
表示されたデータを印刷することができる。
【0236】入金予定管理部123によって、グループ
内で相殺された入金を、入金実績として参照することが
できる。 [連結決算]次に、図19の連結データ作成(ステップ
S124)にて実行される連結決算処理の例を説明す
る。
【0237】図36は、連結決算処理の例を示す図であ
る。
【0238】図36より、連結決算を管理する担当者
は、連結決算期に各社から電子メールで送信される連結
調査資料を受信する(ステップS28)。受信した連結
調査資料を所定の規則に従って、フォルダ名を付けて所
定の格納域に格納する(ステップS29)。担当者が連
結決算処理部150を起動すると、格納された連結調査
資料601を開く(ステップS31)。一方、各関係会
社20の財務処理部20から転送される仕訳データ及び
試算表データの数値情報と、販売部門(関係会社21)
の販売管理処理部70から転送される取引データ及び試
算表データとからデータ抽出(ステップS32)した数
値情報とをネットワーク30を介して取り込む。担当者
は、連結決算処理部150によって提供されるコンバー
トメニュー602に従って、会社選択を行ない、会社選
択によって抽出されたデータをコンバートDB603に
よって、データを変換する(ステップS33)。例え
ば、企業内独自の勘定科目を会計法規に基づく勘定科目
に変換する連結用勘定科目変換、連結用会社コード変
換、及び、仕訳データ変換等が自動的に実行される。
【0239】それら変換データを抽出し(ステップS3
4)、所定の損益計算書及び貸借対照表等の財務諸表、
及び、伝票データの集計等の連結調査資料604を、変
換データの貼り付けによって自動作成する。担当者は、
作成された連結調査資料604の内容を確認し、印刷す
る(ステップS36)。連結決算処理部150は、作成
された連結調査資料604に基づいて、試算表データ及
び内部取引データを夫々作成し、試算表データ保存フォ
ルダ605及び内部取引データ保存フォルダとして保存
する(ステップS37)と共に、監査システム60へ該
データを転送する。連結決算処理部150は、連結調査
資料604を連結調査資料保存フォルダ607として保
存する(ステップS38)。
【0240】図37は、連結決算用グループ内取り引き
を示すマトリクスの例を示す図である。
【0241】図37より、連結決算マトリクス700
は、グループ内で取り引きされた金額をマトリクス上で
示している。説明の便宜上、金額をアルファベット1文
字で表す。同じアルファベットは、同じ金額を示す。例
えば、列7101「日の丸鉄鉱」が行7801「会計セ
ンター」に対する売掛金702がA円であって、また、
列7801「会計センター」が行7101「日の丸鉄
鉱」に対する買掛金701がA円であることを示す。
【0242】図38は、連結関係会社間の相殺処理を示
す図である。
【0243】図38(A)は、連結か非連結かを管理す
る連結会社テーブル800を示す。
【0244】図38(A)より、連結会社テーブル80
0は、会社コードを示す会社code、会社名、前期ファイ
ル名を示す前期ファイル名、部門を示すセグメント情報
を取得するための有無フラグ、連結情報ファイルを作成
するか否かを示す作成、結果などの項目を有する。
【0245】各会社が連結か非連結かは、例えば、連結
情報ファイルを作成するか否かを示す作成項目が「す
る」の場合、連結会社であることを示し、「しない」の
場合、非連結会社であることを示す。
【0246】連結決算処理部150は、図38(A)の
連結会社テーブル800から連結会社を抽出し、内部取
引を自動生成する。
【0247】図38(B)は、連結会社毎の内部取引の
例を示す図である。
【0248】図38(B)において、例えば、三日市鉄
鉱の内部取引810において、相手先会社毎の売掛金8
11の値は、図37の連結決算マトリクス700から金
額を取得し、貼り付けされる。買掛金についても同様
に、内部取引を作成することができる。従って、売掛金
と買掛金が同じになる相手先会社名に対応するデータを
消し込むことによって、全てが相殺されることを自動的
に確認することができる。従って、連結決算の担当者
は、このような相殺処理を行なう手間を一切省くことが
できる。
【0249】また、これら連結決算処理は、全て、日々
入力される伝票から自動的に実行することが可能である
ため、労力と時間を大幅に削減することができる。
【0250】また、経験と知識を必要とするグループ内
の支払伝票の仕訳や消し込み等が自動的に行なわれるこ
とによって、会計又は経理担当者の月末及び期末の労力
を大幅に削減することができる。
【0251】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1乃至3
記載の本願発明によれば、データ項目の登録がマスタユ
ニットに登録されると、とのデータ項目の他のデータベ
ースシステムへの登録も行われることになる。従って、
登録されたデータ項目を他のデータベースシステムに反
映できるようなデータベースシステムを実現することが
できる。また、請求項4及び5記載の本願発明によれ
ば、入力されたデータ項目が、そのデータ項目が関連す
る管理項目に対応した複数のマスタユニットに一括的に
登録されるので、データ項目を複数のマスタユニットに
一括的に反映させることができる。
【0252】更に、請求項6及び7記載の本願発明によ
れば、上述したようなデータベースシステムを含むデー
タベースシステム網を実現することができる。
【0253】請求項8乃至10記載の本願発明によれ
ば、そのようなデータベースシステムにおいて適用され
るデータ項目の登録方法を実現することができる。
【0254】また、請求項11乃至14記載の本願発明
によれば、そのよう名データベースシステムにおいて適
用されるデータ項目の登録方法に従ってコンピュータに
処理を行わせることのできるプログラムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るデータベースシス
テムを含むシステムの構成例を示す図である。
【図2】共通データベースシステムと関係会社データベ
ースシステムの機能構成を説明するための図である。
【図3】データ項目を登録するための処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図4】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
1)を示す図である。
【図5】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
2)を示す図である。
【図6】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
3)を示す図である。
【図7】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
4)を示す図である。
【図8】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
5)を示す図である。
【図9】科目に係るデータ項目の入力画面の一例(その
6)を示す図である。
【図10】取引先に係るデータ項目の入力画面の一例
(その1)を示す図である。
【図11】取引先に係るデータ項目の入力画面に一例
(その2)を示す図である。
【図12】社員に係るデータ項目の入力画面の一例(そ
の1)を示す図である。
【図13】社員に係るデータ項目の入力画面の一例(そ
の2)を示す図である。
【図14】銀行に係るデータ項目の入力画面の一例を示
す図である。
【図15】システムIDに係るデータ項目の入力画面の
一例を示す図である。
【図16】予約登録されたデータ項目を各関係会社デー
タベースシステムに登録するための処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図17】財務管理システムのネットワーク構成及び機
能構成の例を示す図である。
【図18】ハードウェア構成を示す図である。
【図19】財務管理処理の例を示す図である。
【図20】支払代行処理を行なうための伝票の例を示す
図である。
【図21】グループ内支払伝票の仕訳処理の例を示す図
である。
【図22】グループ内支払伝票の仕訳データの結合の例
を示す図である(取引残高が預り金残高にある場合)。
【図23】グループ内支払伝票の仕訳データの結合の例
を示す図である(取引残高が貸付金残高にある場合)。
【図24】期日チェック処理を説明するフローチャート
図である。
【図25】内税の場合の臨時支払伝票の例を示す図であ
る。
【図26】外税の場合の臨時支払伝票の例を示す図であ
る。
【図27】支払管理マトリクスの例を示す図である。
【図28】資金回送伝票の例を示す図である。
【図29】グループ内外との取引の例を示す図である。
【図30】入金管理処理の例を示す図である。
【図31】各社での入金処理のメインメニューの例を示
す図である。
【図32】入金リストの印刷画面の例を示す図である。
【図33】入金消込処理画面の例を示す図である。
【図34】銀行入出金明細処理画面の例を示す図であ
る。
【図35】入金予定入力処理画面の例を示す図である。
【図36】連結決算処理の例を示す図である。
【図37】連結決算用グループ内取り引きを示すマトリ
クスの例を示す図である。
【図38】連結関係会社間の相殺処理を示す図である。
【符号の説明】
300 共通データベースシステム 301〜303 個別マスタユニット 305 データベースサーバ 306 端末装置 320、340 関連会社データベースシステ 321、322、341、342 個別マスタユニット 323、343 財務マスタユニット 325、345 データベースサーバ 326、346 端末装置 331、332、351、352 端末装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】財務管理のアプリケーションシステムで必
    要なデータ項目を管理するデータベースシステムにおい
    て、 データ項目を登録するためのマスタユニットと、 操作者による入力操作に基づいてデータ項目の入力を行
    う端末装置と、 該端末装置にて入力されたデータ項目を上記マスタユニ
    ットに登録すると共に、該データ項目を当該データベー
    スシステムに情報通信可能に接続された一以上の他のデ
    ータベースシステムに対して登録する共通マスタ登録手
    段とを有するデータベースシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータベースシステムにお
    いて、 上記共通マスタ登録手段は、上記端末装置にて上記デー
    タ項目と共に入力された当該データ項目を上記財務管理
    のアプリケーションシステムにおいて有効とすべき時期
    的条件を現時点が満足しない場合、上記一以上の他のデ
    ータベースへの登録を行うことなく、当該データ項目を
    その時期的条件と共に当該データベースシステムのマス
    タユニットに登録する予約登録手段と、 上記マスタユニットに時期的条件と共に登録されたデー
    タ項目を、当該時期的条件を満足するタイミングにて上
    記一以上の他のデータベースシステムに対して登録する
    登録実行手段とを有するデータベースシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータベースシステムにお
    いて、 上記登録実行手段は、所定のタイミングで上記マスタユ
    ニットの各データ項目から、上記所定のタイミングが満
    足する時期的条件に対応したデータ項目を抽出するデー
    タ項目抽出手段を有し、 該データ項目抽出手段にて抽出されたデータ項目を上記
    一以上の他のデータベースシステムに対して登録するよ
    うにしたデータベースシステム。
  4. 【請求項4】財務管理のアプリケーションシステムで必
    要なデータ項目を管理するデータベースシステムにおい
    て、 管理項目に応じて設けけられた複数のマスタユニット
    と、 操作者による入力操作に基づいてデータ項目の入力を行
    う端末装置と、 該端末装置にて入力されたデータ項目が関連する管理項
    目に対応した複数のマスタユニットに対して一括的に当
    該データ項目を登録する統合マスタ登録手段を有するデ
    ータベースシステム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のデータベースシステムにお
    いて、 上記統合マスタ登録手段は、上記端末装置にて上記デー
    タ項目と共に入力された当該データ項目を上記財務管理
    のアプリケーションシステムにおいて有効とすべき時期
    的条件を現時点が満足しない場合、上記データ項目が関
    連する管理項目に対応した複数のマスタユニットへの登
    録を行うことなく、当該データ項目を対応する時期的条
    件と共に保存する予約登録手段と、 上記時期的条件と共に保存されたデータ項目を、当該時
    期的条件を満足するタイミングにて上記複数のマスタユ
    ニットに一括的に登録する登録実行手段とを有するデー
    タベースシステム。
  6. 【請求項6】分散された財務管理のアプリケーションシ
    ステムで必要なデータ項目を管理する複数のデータベー
    スシステムを有し、 該複数のデータベースシステムは、共通データベースシ
    ステムと、該共通データベースシステムと情報通信可能
    に接続された他のデータベースシステムとを備え、 上記共通データベースシステムは、データ項目を登録す
    るためのマスタユニットと、 操作者による入力操作に基づいてデータ項目の入力を行
    う端末装置と、 該端末装置にて入力されたデータ項目を上記マスタユニ
    ットに登録すると共に、該データ項目を上記他のデータ
    ベースシステムに対して登録する共通マスタ登録手段と
    を有するデータベースシステム網。
  7. 【請求項7】請求項6記載のデータベースシステム網に
    おいて、 上記共通データベースシステムにおける上記共通マスタ
    登録手段は、上記端末装置にて上記データ項目と共に入
    力された当該データ項目を上記財務管理のアプリケーシ
    ョンシステムにおいて有効とすべき時期的条件を現時点
    が満足しない場合、上記他のデータベースシステムへの
    登録を行うことなく、当該データ項目をその時期的条件
    と共に上記マスタユニットに登録する予約登録手段と、 上記マスタユニットに時期的条件と共に登録されたデー
    タ項目を、当該時期的条件を満足するタイミングにて上
    記他のデータベースシステムに対して登録する登録実行
    手段とを有するデータベースシステム網。
  8. 【請求項8】共通データベースシステムと、該共通デー
    タベースシステムと情報通信可能に接続された他のデー
    タベースユニットとを有し、分散された財務管理のアプ
    リケーションシステムで必要なデータ項目を管理するデ
    ータベースシステム網でのデータ項目の登録方法におい
    て、 共通データベースシステムに入力されたデータ項目を当
    該共通データベースシステムが備えるマスタユニットに
    登録すると共に、該共通データベースシステムから上記
    他のデータベースシステムが備えるマスタユニットに対
    して上記データ項目を登録する共通マスタ登録手順を有
    するデータ項目の登録方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載のデータ項目の登録方法にお
    いて、 上記共通マスタ登録手順は、上記データ項目と共に入力
    された当該データ項目を上記財務管理のアプリケーショ
    ンシステムにおいて有効とすべき時期的条件を現時点が
    満足しない場合、上記他のデータベースシステムが備え
    るマスタユニットに対する登録を行うことなく、当該デ
    ータ項目をその時期的条件と共に上記共通データベース
    システムのマスタユニットに登録する予約登録手順と、 該共通データベースシステムのマスタユニットに時期的
    条件と共に登録されたデータ項目を、当該時期的条件を
    満足するタイミングにて上記他のデータベースシステム
    のマスタユニットに登録する登録実行手順とを有するデ
    ータ項目の登録方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載のデータ項目の登録方法に
    おいて、 上記登録実行手順は、所定のタイミングで上記共通デー
    タベースシステムのマスタユニットの各データ項目か
    ら、上記所定のタイミングが満足する時期的条件に対応
    したデータ項目を抽出するデータ項目抽出手順を有し、 該データ項目抽出手順にて抽出されたデータ項目を上記
    他のデータベースシステムのマスタユニットに登録する
    ようにしたデータ項目の登録方法。
  11. 【請求項11】共通データベースシステムと、該共通デ
    ータベースシステムと情報通信可能に接続された他のデ
    ータベースユニットとを有し、分散された財務管理のア
    プリケーションシステムで必要なデータ項目を管理する
    データベースシステム網における上記共通データベース
    システムのコンピュータを、 上記共通データベースシステムに入力されたデータ項目
    を当該共通データベースシステムが備えるマスタユニッ
    トに登録すると共に、該共通データベースシステムから
    上記他のデータベースシステムが備えるマスタユニット
    に対して上記データ項目を登録する共通マスタ登録手
    段、として機能させるプログラム。
  12. 【請求項12】請求項11記載のプログラムにおいて、 上記共通マスタ登録手段は、上記データ項目と共に入力
    された当該データ項目を上記財務管理のアプリケーショ
    ンシステムにおいて有効とすべき時期的条件を現時点が
    満足しない場合、上記他のデータベースシステムが備え
    るマスタユニットに対する登録を行うことなく、当該デ
    ータ項目をその時期的条件と共に上記共通データベース
    システムのマスタユニットに登録する予約登録手段を有
    し、 上記コンピュータを上記予約登録手段として機能させる
    プログラム。
  13. 【請求項13】請求項12記載のプログラムに従って予
    約登録手段として機能するコンピュータにより上記デー
    タ項目がその時期的条件と共に上記共通データベースシ
    ステムのマスタユニットに登録された状態において、上
    記コンピュータを、 上記共通データベースシステムのマスタユニットに時期
    的条件と共に登録されたデータ項目を、当該時期的条件
    を満足するタイミングにて上記他のデータベースシステ
    ムのマスタユニットに登録する登録実行手段、として機
    能させるプログラム。
  14. 【請求項14】請求項13記載のプログラムにおいて、 上記登録実行手段は、所定のタイミングで上記共通デー
    タベースシステムのマスタユニットの各データ項目か
    ら、上記所定のタイミングが満足する時期的条件に対応
    したデータ項目を抽出するデータ項目抽出手順を有し、 上記コンピュータを上記データ項目抽出手段として機能
    させ、その抽出されたデータ項目を上記他のデータベー
    スシステムのマスタユニットに登録するようにしたプロ
    グラム。
JP2002146427A 2002-05-21 2002-05-21 データベースシステム及びデータベースシステム網、並びにデータ項目の登録方法並びにデータ項目登録プログラム Expired - Lifetime JP3926674B2 (ja)

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