JP7496450B1 - キャッシュマネジメントシステム、キャッシュマネジメント方法及びキャッシュマネジメントプログラム - Google Patents

キャッシュマネジメントシステム、キャッシュマネジメント方法及びキャッシュマネジメントプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インボイス制度を利用するためのキャッシュマネジメントシステム、キャッシュマネジメント方法及びキャッシュマネジメントプログラムを提供する。【解決手段】管理サーバ20の制御部21が、関連会社から統括会社に依頼した取引について、精算時期、取引種類毎に、税込手数料を手数料精算情報記憶部225に記録し、税率マスタ情報記憶部222を用いて、手数料精算情報記憶部225に記録された税込手数料から税金額を算出し、精算時期に応じた税率、税込手数料、税金額を含め、統括会社から関連会社へのインボイスを生成し、インボイス発行情報記憶部226に記録する。【選択図】図1

Description

本開示は、関連会社の支払等の取引依頼を統括会社で取りまとめて管理するためのキャッシュマネジメントシステム、キャッシュマネジメント方法及びキャッシュマネジメントプログラムに関する。
グループ会社の支払処理を管理するためのキャッシュマネジメントシステム(CMS)が利用されている(例えば、特許文献1参照)。このCMSでは、グループ経営を行なう企業体等で、グループ全体の現金や流動資産を一元的に管理するとともに、グループ各社で生じる資金の過不足を調整することにより、効率的な資金利用を図る。
また、取引において、消費税(付加価値税)の仕入税額控除の方式の一つとしてインボイス制度(適格請求書等保存方式)が検討されている。このインボイス制度では、課税事業者が発行するインボイスに記載された税額のみを控除することができる。この場合、請求書など売手が、買手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝える必要がある。
そして、領収書等の電子化技術を、インボイス制度に対応させるための技術も検討されている(例えば、特許文献2参照)。この文献に記載された技術では、取引の領収内容の情報を含む領収データを発行する発行側端末と、発行側端末から領収データの発行を受ける顧客側端末と、領収データを管理する領収データ管理サーバと、を用いる。そして、領収データ管理サーバは、領収データを、領収データを発行した事業者の適格請求書発行事業者登録番号に関連付けて記憶するとともに、管理等を行なう。
特開2021-026272号公報 特開2022-187822号公報
CMSにおいて、関連会社の支払等の取引を統括会社で代行した場合、手数料等が生じることがある。このような手数料は、統括会社から関連会社に請求されることになる。しかしながら、関連会社から統括会社が代行する取引は頻度が高い。更に、取引種類も多様である。このため、手数料についてのインボイス制度の利用が困難であった。
上記課題を解決するキャッシュマネジメントシステムは、ユーザ端末に接続された制御部と、税率を記録した税率マスタ情報記憶部と、精算対象の税込手数料を記録する手数料精算情報記憶部と、統括会社から関連会社へのインボイスを記録するインボイス発行情報記憶部と、を備える。そして、前記制御部が、前記関連会社から前記統括会社に依頼した取引について、精算時期、取引種類毎に、税込手数料を前記手数料精算情報記憶部に記録し、前記税率マスタ情報記憶部を用いて、前記手数料精算情報記憶部に記録された税込手数料から税金額を算出し、前記精算時期に応じた税率、税込手数料、税金額を含めた前記統括会社から前記関連会社へのインボイスを生成し、前記インボイス発行情報記憶部に記録する。
本発明によれば、キャッシュマネジメントにおいて、インボイス制度を効率的に利用することができる。
実施形態のシステムの構成の説明図である。 実施形態のシステムを構成するハードウェア構成例の説明図である。 実施形態で用いる処理手順の説明図である。 実施形態で用いる処理手順の説明図である。 実施形態で用いる処理手順の説明図である。 実施形態の画面の説明図である。 実施形態の画面の説明図である。 実施形態の画面の説明図である。 実施形態の画面の説明図である。 実施形態のインボイスの説明図である。 実施形態の画面の説明図である。 実施形態の画面の説明図である。
以下、図1~図12を用いて、キャッシュマネジメントシステム(CMS)、キャッシュマネジメント方法及びキャッシュマネジメントプログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、CMSにおいて、関連会社の取引依頼を統括会社で取りまとめて支払等の取引代行を支援する場合を想定する。
図1に示すように、本実施形態のキャッシュマネジメント方法においては、ネットワークを介して相互に接続されたユーザ端末10、管理サーバ20、銀行システム30を用いる。
(ハードウェア構成例)
図2は、ユーザ端末10、管理サーバ20、銀行システム30等として機能する情報処理装置H10のハードウェア構成例である。
情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を有する。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアを有していてもよい。
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースカードや無線インタフェース等である。
入力装置H12は、利用者等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイやタッチパネル等である。
記憶装置H14は、ユーザ端末10、管理サーバ20、銀行システム30の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置である。記憶装置H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
プロセッサH15は、記憶装置H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、ユーザ端末10~銀行システム30における各処理を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各種処理に対応する各種プロセスを実行する。例えば、プロセッサH15は、ユーザ端末10、管理サーバ20、銀行システム30のアプリケーションプログラムが起動された場合、後述する図3~図5に示す各処理を実行するプロセスを動作させる。
プロセッサH15は、自身が実行するすべての処理についてソフトウェア処理を行うものに限られない。例えば、プロセッサH15は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行う専用のハードウェア回路(例えば、特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、プロセッサH15は、以下で構成し得る。
(1)コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、
(2)各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、
(3)それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)
プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
(各情報処理装置の機能)
図1に示すユーザ端末10は、CMSの利用者が利用するコンピュータ端末である。ユーザ端末11,12は、それぞれ関連会社、統括会社の担当者が用いる。関連会社の担当者は、ユーザ端末11を用いて、統括会社に対して、所定の取引先に対する取引依頼を行なう。統括会社の担当者は、ユーザ端末12を用いて、関連会社から取引先への取引代行を管理する。
管理サーバ20は、CMSを管理するコンピュータシステムである。この管理サーバ20は、制御部21、共通データベース22を備える。
制御部21は、キャッシュマネジメントプログラムを実行することにより、ユーザ認証部211、取引管理部212、インボイス処理部213として機能する。
ユーザ認証部211は、アクセス者を認証する処理を実行する。この認証により、アクセス者の所属(関連会社、統括会社)を特定する。
取引管理部212は、関連会社の取引依頼に基づいて、統括会社が代行する取引の手続き処理を実行する。本実施形態では、取引管理部212は、ユーザ端末10から取得した取引依頼に基づいて、取引電文を作成する。
インボイス処理部213は、統括会社が代行する取引の手数料に関してのインボイスを管理する処理を実行する。
共通データベース22は、手数料マスタ情報記憶部221、税率マスタ情報記憶部222、ユーザ情報記憶部223、取引依頼情報記憶部224、手数料精算情報記憶部225、インボイス発行情報記憶部226を備える。
手数料マスタ情報記憶部221には、取引種類毎に、関連会社の依頼に応じて、統括会社が代行した取引に関する手数料に関するデータが記録される。取引種類には、支払代行手数料、資金払出事前申請手数料、給与・賞与支払代行手数料、回収代行手数料、住民税支払代行手数料、売掛金手数料等がある。
税率マスタ情報記憶部222には、関連会社に請求する手数料に適用される消費税率に関するデータが記録される。この税率マスタ情報記憶部222では、税率を適用する各期間(適用期間)に、それぞれの税率が関連付けられている。
ユーザ情報記憶部223には、CMSを利用する関連会社や統括会社の担当者(ユーザ)を認証するためのユーザ管理レコードが記録される。このユーザ管理レコードは、ユーザ登録が行なわれた場合に記録される。ユーザ管理レコードには、ユーザID、パスワード、所属等に関する情報が記録される。
ユーザIDデータ領域には、各ユーザを特定するための識別子に関するデータが記録される。
パスワードデータ領域には、このユーザを識別するための認証情報が記録される。
所属データ領域には、このユーザが所属する会社や部署を特定するための識別子に関する情報が記録される。この所属により、関連会社、統括会社の企業コード、企業名等を特定することができる。
取引依頼情報記憶部224には、ユーザ端末10から取得した取引依頼に関する依頼管理レコードが記録される。依頼管理レコードは、関連会社のユーザ端末11から取引依頼(例えば、支払依頼)を受信した場合に登録され、取引時に更新される。依頼管理レコードには、依頼ID、依頼日時、依頼元、取引先、取引額、取引指定日、取引日に関するデータが記録される。
依頼IDデータ領域には、各取引依頼を特定するための識別子に関するデータが記録される。
依頼日時データ領域には、取引依頼を取得した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
依頼元データ領域には、取引依頼を行なった取引依頼者を特定するための識別子が記録される。ここでは、関連会社の会社識別子や担当者のユーザIDを用いる。
取引先データ領域には、取引先(例えば、支払先)の口座を特定するための名称及び口座識別子(金融機関コード、本支店コード、預金種別、口座番号)に関するデータが記録される。
取引額データ領域には、取引先に対する取引金額に関するデータが記録される。
取引指定日データ領域には、取引を行なう希望年月日に関するデータが記録される。
取引日データ領域には、取引が行なわれた年月日に関するデータが記録される。
手数料精算情報記憶部225には、取引依頼に基づいて、統括会社が行なった取引に関する手数料精算管理レコードが記録される。手数料精算管理レコードは、手数料の精算処理が行なわれた場合に更新される。手数料精算管理レコードには、会社識別子、取引種類、件数、手数料総額、精算日、精算期間に関するデータが記録される。
会社識別子データ領域には、取引依頼を行なった関連会社を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引種類データ領域には、関連会社から統括会社に依頼した取引の取引種類を特定するための識別子が記録される。
件数データ領域には、この取引種類の依頼件数に関するデータが記録される。
手数料総額データ領域には、この取引種類の取引依頼の手数料の総額に関するデータが記録される。
精算日データ領域には、手数料の精算が行なわれた年月日(精算時期)に関するデータが記録される。
精算期間データ領域には、この精算において、精算対象の取引代行が行なわれた期間に関するデータが記録される。
インボイス発行情報記憶部226には、ユーザ端末10から取得した取引依頼に関するインボイス発行管理レコードが記録される。インボイス発行管理レコードは、ユーザ端末10を用いてインボイスを発行や取消が行なわれた場合に更新される。インボイス発行管理レコードには、発行処理日時、取消処理日時、精算日、精算期間、請求書番号、会社識別子、取引種類、件数、請求金額、税率、税金額、ステータスに関するデータが記録される。
発行処理日時データ領域には、インボイスが発行された年月日及び時刻に関するデータが記録される。
取消処理日時データ領域には、インボイスが取り消された年月日及び時刻に関するデータが記録される。
精算日データ領域には、このインボイスに含まれる手数料の精算日に関するデータが記録される。
精算期間データ領域には、この精算日において精算対象の期間に関するデータが記録される。
請求書番号データ領域には、このインボイスを特定するための識別子に関するデータが記録される。
会社識別子データ領域には、手数料の請求対象の関連会社を特定するための識別子(企業コード)に関するデータが記録される。
取引種類データ領域には、このインボイスにおいて精算対象の取引種類に関するデータが記録される。
件数データ領域には、このインボイスに含まれる依頼件数に関するデータが記録される。
請求金額データ領域には、このインボイスにおける請求金額(税込手数料)に関するデータが記録される。
税率データ領域には、このインボイスにおける手数料に対する消費税の税率に関するデータが記録される。
税金額データ領域には、このインボイスにおける手数料に対する消費税の金額に関するデータが記録される。
ステータスデータ領域には、このインボイスの印刷の有無を判定するためのフラグが記録される。
銀行システム30は、金融機関の顧客(支払人や受取人)の口座を管理する金融機関のコンピュータシステムである。この銀行システム30は、口座情報記憶部32を備える。口座情報記憶部32には、金融機関に開設された口座を管理するための口座管理情報が記録される。この口座管理情報には、口座識別子、口座名義人、残高、入出金履歴が記録される。
(CMS処理)
次に、図3を用いて、依頼登録時処理を説明する。関連会社において取引依頼を登録する場合、関連会社の担当者(取引依頼者)は、ユーザ端末10を用いて、管理サーバ20にアクセスする。
この場合、管理サーバ20の制御部21は、ユーザ認証処理を実行する(ステップS11)。具体的には、制御部21のユーザ認証部211は、ユーザ端末10に、認証画面を出力する。この認証画面には、企業コード、ユーザID及びパスワードの入力欄が設けられている。そして、ユーザ認証部211は、認証画面に入力された企業コード、ユーザID及びパスワードを取得し、ユーザ情報記憶部223のユーザ管理レコードに記録されているかどうかを確認する。企業コード、ユーザID及びパスワードが記録されているユーザ管理レコードを特定できた場合には、ユーザ認証部211は、ユーザ認証を完了し、ユーザの所属(依頼元の関連会社)を特定する。次に、ユーザ認証部211は、ユーザ端末10にメニュー画面を送信する。このメニュー画面には、「取引依頼処理」、「インボイス参照処理」を選択するためのアイコンが含まれる。一方、ユーザID及びパスワードが記録されているユーザ管理レコードを特定できない場合には、ユーザ認証部211は、エラーメッセージをユーザ端末10に送信する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、取引依頼処理を実行する(ステップS12)。具体的には、関連会社の担当者は、メニュー画面において、「取引依頼処理」を選択する。この場合、制御部21の取引管理部212は、取引依頼画面を出力する。この取引依頼画面には、取引種類、取引先、取引額、取引指定日の入力欄が含まれる。そして、取引管理部212は、取引依頼画面に入力された取引種類~取引指定日を取得する。次に、取引管理部212は、依頼IDを付与して依頼管理レコードを生成し、取引依頼情報記憶部224に記録する。この依頼管理レコードには、依頼ID、依頼日時、依頼元、取引先、取引額、取引指定日を記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、取引代行処理を実行する(ステップS13)。具体的には、現在日が取引指定日になった場合、取引管理部212は、依頼管理レコードに基づいて、銀行システム30を用いて、取引先との取引(例えば、送金)を行なう。そして、取引管理部212は、依頼管理レコードに取引日を記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、手数料の精算処理を実行する(ステップS14)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、依頼管理レコードに基づいて、取引種類を特定する。次に、取引管理部212は、手数料マスタ情報記憶部221を用いて、取引種類に対応した手数料を算出する。次に、取引管理部212は、算出した手数料に関する手数料精算管理レコードを生成し、手数料精算情報記憶部225に記録する。そして、取引管理部212は、統括会社と関連会社間の貸借金の増減処理を行なう。
次に、管理サーバ20の制御部21は、手数料の精算取消処理を実行する(ステップS15)。この処理は、精算を取り消す場合に行なわれる。ここでは、精算期間や精算日を変えて再度処理することで、インボイスの再発行時に内容を変えることができる。詳細は、図5を用いて、後述する。
(インボイス参照処理)
次に、図4を用いて、インボイス参照処理を説明する。統括会社においてインボイスを発行する場合、統括会社の担当者は、ユーザ端末12を用いて、管理サーバ20にアクセスする。
この場合も、管理サーバ20の制御部21は、ステップS11と同様に、ユーザ認証処理を実行する(ステップS21)。
次に、管理サーバ20の制御部21は、精算日の検索処理を実行する(ステップS22)。具体的には、統括会社の担当者は、メニュー画面において、「インボイス発行・取消処理」を選択する。この場合、制御部21のインボイス処理部213は、インボイス発行抽出条件画面を出力する。
図6に示すように、ユーザ端末12の表示装置H13には、インボイス発行抽出条件画面500が出力される。インボイスを発行する場合には、インボイス発行抽出条件画面500において「発行」のラジオボタンを選択する。そして、ユーザ端末12を用いて、設定画面の精算日範囲(始期、終期)を入力する。この場合、制御部21のインボイス処理部213は、すべての関連会社について、手数料精算情報記憶部225から、精算日範囲に含まれる精算日に関連付けられた手数料精算管理レコードを抽出する。この場合、インボイス処理部213は、インボイス発行情報記憶部226に、インボイスの発行が記録されている手数料精算管理レコードを除く。そして、インボイス処理部213は、ユーザ端末12に抽出した手数料精算管理レコードの内容を列挙したインボイス発行一覧を生成する。
図7に示すように、ユーザ端末12の表示装置H13に、インボイス発行一覧画面510を出力する。インボイス発行一覧画面510においては、精算日毎に取引種類が表示される。更に、各取引種類に対して、精算期間が表示される。
次に、管理サーバ20の制御部21は、発行対象の指定処理を実行する(ステップS23)。具体的には、関連会社の担当者は、ユーザ端末12を用いて、インボイス発行一覧画面510において、インボイスの発行を希望する精算日を指定する。この場合、制御部21のインボイス処理部213は、指定された精算対象を特定する。
そして、インボイス発行一覧画面510において「発行」ボタンが選択された場合、管理サーバ20の制御部21は、税率の特定処理を実行する(ステップS24)。具体的には、制御部21のインボイス処理部213は、税率マスタ情報記憶部222を用いて、インボイスに表示する税率を特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、インボイスの発行処理を実行する(ステップS25)。具体的には、制御部21のインボイス処理部213は、関連会社毎、精算日毎、取引種類毎に請求書番号を付与する。次に、インボイス処理部213は、取得した税率を用いて、税込手数料から税金額を算出する。この場合、税金額の端数処理を行なう。そして、インボイス処理部213は、発行処理日時(現在の年月日及び時刻)、精算日、精算期間、請求書番号、会社識別子、取引種類、件数、請求金額、税率、税金額を含めたインボイス発行管理レコードを生成する。そして、インボイス処理部213は、インボイス発行管理レコードをインボイス発行情報記憶部226に記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、インボイスの通知処理を実行する(ステップS26)。具体的には、制御部21のインボイス処理部213は、ユーザ端末11にインボイスの発行を通知する。
そして、関連会社、統括会社の担当者は、発行されたインボイスを参照することができる。
この場合、管理サーバ20の制御部21は、インボイスの参照処理を実行する(ステップS27)。具体的には、ステップS11と同様に、管理サーバ20の制御部21は、ユーザ認証処理を実行する。
そして、ユーザ端末11,12に表示されたメニュー画面において「インボイス参照処理」が指定された場合、制御部21のインボイス処理部213は、ユーザ端末11,12にインボイス印刷抽出条件画面を出力する。
図8に示すように、ユーザ端末12の表示装置H13に、インボイス印刷抽出条件画面520を出力する。このインボイス印刷抽出条件画面520は、統括会社及び関連会社が電子インボイスとして保存できる要件を具備する。ここで、要件は、紙で印刷することなく授受可能とするために、電子帳簿保存法で定める電子取引の保存要件である。具体的には、取引対象期間の範囲指定、請求金額の範囲指定、企業名で検索可能にしていること及び発行取消したインボイスも参照できることである。なお、本実施形態では、「印刷」と記載しているが、電子帳簿保存法の「保存」に対応する。そこで、このインボイス印刷抽出条件画面520には、保存されたインボイスの参照を行なう際の抽出条件の指定欄が含まれる。抽出条件としては、例えば、発行日、精算日、請求書番号、請求金額範囲、取引種類、企業名等を設定することができる。
インボイス印刷抽出条件画面520において抽出条件が設定された場合、インボイス処理部213は、インボイス発行情報記憶部226から、抽出条件に対応するインボイスについてのインボイス発行管理レコードを取得する。次に、インボイス処理部213は、インボイス発行管理レコードの内容を列挙したインボイス印刷一覧を生成する。
図9に示すように、ユーザ端末11,12の表示装置H13に、インボイス印刷一覧画面530を出力する。インボイス印刷一覧画面530においては、表示区分、発行日、精算日、精算期間、請求書番号、企業コード、企業名、取引種類、件数、請求金額、印刷ステータスが表示される。
そして、インボイス処理部213は、精算日毎に、取引種類、件数、請求金額を含めたインボイス(請求書)の印刷データを生成して、ユーザ端末11,12に出力する。
図10に示すように、印刷データを用いることにより、インボイス600が出力される。
更に、インボイス処理部213は、インボイス発行管理レコードのステータスに印刷済を記録する。
(インボイス取消処理)
図5を用いて、発行されたインボイスの取消処理を説明する。この処理は、インボイス発行抽出条件画面500において、「取消」のラジオボタンが選択された場合に行なわれる。
この場合も、管理サーバ20の制御部21は、ステップS11と同様に、ユーザ認証処理を実行する(ステップS31)。
次に、管理サーバ20の制御部21は、発行日・精算日の検索処理を実行する(ステップS32)。具体的には、統括会社の担当者は、メニュー画面において、「インボイス発行・取消処理」を選択する。そして、インボイス発行抽出条件画面500において「取消」のラジオボタンを選択する。
図11に示すように、ユーザ端末12の表示装置H13には、インボイス発行抽出条件画面540が出力される。インボイスを取り消す場合には、インボイス発行抽出条件画面540において、発行日又は精算日(範囲)を入力する。この場合、制御部21のインボイス処理部213は、発行日又は精算日に対応する精算期間を特定する。次に、インボイス処理部213は、すべての関連会社について、インボイス発行情報記憶部226から、発行日又は精算日に含まれるインボイス発行管理レコードを抽出する。そして、インボイス処理部213は、抽出したインボイス発行管理レコードの内容を列挙したインボイス発行一覧を生成する。
図12に示すように、ユーザ端末12の表示装置H13に、インボイス発行一覧画面550を出力する。インボイス発行一覧画面550においては、精算日毎に取引種類が表示される。更に、各取引種類に対して、精算期間が表示される。
次に、管理サーバ20の制御部21は、取消対象の指定処理を実行する(ステップS33)。具体的には、統括会社の担当者は、ユーザ端末12を用いて、インボイス発行一覧において、所望の取消対象のインボイスを指定する。この場合、制御部21のインボイス処理部213は、インボイス発行情報記憶部226から、指定された発行日のインボイス発行管理レコードを特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、インボイスの取消処理を実行する(ステップS34)。具体的には、制御部21のインボイス処理部213は、特定したインボイス発行管理レコードに取消処理日時を記録する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、取引依頼処理(ステップS12)、取引代行処理(ステップS13)、手数料の精算処理(ステップS14)を実行する。これにより、CMSにおいて、手数料を管理することができる。
(2)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、精算日の検索処理(ステップS22)~インボイスの参照処理(ステップS27)を実行する。これにより、CMSで行われた取引についての手数料のインボイスを発行や参照を行なうことができる。
(3)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、発行日・精算日の検索処理を実行する(ステップS32)。これにより、インボイス発行情報記憶部226において、発行済みのインボイスを取り消すことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、現在日が所定の精算日になった場合、管理サーバ20の制御部21は、手数料の精算処理を実行する(ステップS14)。これに加えて、担当者の手動により、精算処理を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、手数料の精算処理を実行する(ステップS14)。これに変えて、精算時に、精算対象の取引を特定して、手数料を算出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、取引種類には、支払代行手数料、資金払出事前申請手数料、給与・賞与支払代行手数料、回収代行手数料、住民税支払代行手数料、売掛金手数料等がある。取引種類は、これらに限定されるものではない。
10,11,12…ユーザ端末、20…管理サーバ、21…制御部、211…ユーザ認証部、212…取引管理部、213…インボイス処理部、22…共通データベース、221…手数料マスタ情報記憶部、222…税率マスタ情報記憶部、223…ユーザ情報記憶部、224…取引依頼情報記憶部、225…手数料精算情報記憶部、226…インボイス発行情報記憶部、30…銀行システム。

Claims (5)

  1. ユーザ端末に接続された制御部と、
    税率を記録した税率マスタ情報記憶部と、
    精算対象の税込手数料を記録する手数料精算情報記憶部と、
    統括会社から関連会社へのインボイスを記録するインボイス発行情報記憶部と、を備えたキャッシュマネジメントシステムであって、
    前記制御部が、
    前記関連会社から前記統括会社に依頼した取引について、精算時期、取引種類毎に、税込手数料を前記手数料精算情報記憶部に記録し、
    前記税率マスタ情報記憶部を用いて、前記手数料精算情報記憶部に記録された税込手数料から税金額を算出し、前記精算時期に応じた税率、税込手数料、税金額を含めた前記統括会社から前記関連会社へのインボイスを生成し、前記インボイス発行情報記憶部に記録することを特徴とするキャッシュマネジメントシステム。
  2. 前記税込手数料には、支払代行手数料、資金払出事前申請手数料、給与・賞与支払代行手数料、回収代行手数料、住民税支払代行手数料及び売掛金手数料の少なくとも何れか一つが含まれることを特徴とする請求項1に記載のキャッシュマネジメントシステム。
  3. 前記税率マスタ情報記憶部には、税率の適用期間毎に税率が記録されており、
    前記制御部が、前記精算時期が含まれる適用期間の税率を用いて、前記税込手数料から前記税金額を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャッシュマネジメントシステム。
  4. ユーザ端末に接続された制御部と、
    税率を記録した税率マスタ情報記憶部と、
    精算対象の税込手数料を記録する手数料精算情報記憶部と、
    統括会社から関連会社へのインボイスを記録するインボイス発行情報記憶部と、を備えたキャッシュマネジメントシステムを用いて、取引を支援する方法であって、
    前記制御部が、
    前記関連会社から前記統括会社に依頼した取引について、精算時期、取引種類毎に、税込手数料を前記手数料精算情報記憶部に記録し、
    前記税率マスタ情報記憶部を用いて、前記手数料精算情報記憶部に記録された税込手数料から税金額を算出し、前記精算時期に応じた税率、税込手数料、税金額を含めた前記統括会社から前記関連会社へのインボイスを生成し、前記インボイス発行情報記憶部に記録することを特徴とするキャッシュマネジメント方法。
  5. ユーザ端末に接続された制御部と、
    税率を記録した税率マスタ情報記憶部と、
    精算対象の税込手数料を記録する手数料精算情報記憶部と、
    統括会社から関連会社へのインボイスを記録するインボイス発行情報記憶部と、を備えたキャッシュマネジメントシステムを用いて、取引を支援するプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記関連会社から前記統括会社に依頼した取引について、精算時期、取引種類毎に、税込手数料を前記手数料精算情報記憶部に記録し、
    前記税率マスタ情報記憶部を用いて、前記手数料精算情報記憶部に記録された税込手数料から税金額を算出し、前記精算時期に応じた税率、税込手数料、税金額を含めた前記統括会社から前記関連会社へのインボイスを生成し、前記インボイス発行情報記憶部に記録する手段として機能させることを特徴とするキャッシュマネジメントプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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