JP2022107705A - 金融基盤システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来型電子マネーへ入金することができる基盤マネーを、消費活動に介在させることができる金融基盤システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】商品又はサービスの対価として決済可能な従来型電子マネーに入金することができる基盤マネーを発行する基盤マネー発行部と、支払金額、及び支払先に関する情報を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、前記支払金額に応じた前記基盤マネーを、前記支払先における前記基盤マネーの所定の口座に入金する入金処理部と、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する振分情報取得部と、前記振分先として示された前記従来型電子マネーの所定の口座に、前記振分金額に応じた従来型電子マネーを入金する振分処理部と、前記振分処理部による処理結果を前記支払先に通知する通知情報を出力する出力部と、を備える。【選択図】図16

Description

本発明は、金融基盤システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、商品又はサービスなどの消費活動の対価として決済可能な従来型の電子マネー(以下、従来型電子マネーと称する)が数多く普及している。従来型電子マネーは、現金を必要としない決済(キャッシュレス決済)が簡便である、従来型電子マネーによっては利用額に応じたポイント給付があるクレジットカードとの連携で一定額以下になると自動的に入金(オートチャージ)できる(例えば、特許文献1参照)などの利点があり、急速な広がりをみせている。このため、新たな従来型電子マネーが発行される状況は今後も変わらないと考えられる。
特開2016-110321号公報
しかしながら、従来型電子マネーは、相互に互換性がない。このため、それぞれの従来型電子マネーの支払いに対応した店舗やウェブサイトなどでしか使えないという制限がある。また、従来型電子マネーのそれぞれが、互いに異なる極端に狭いチャージルートしか対応していない現状があり、必ずしも使い勝手が良いとは言えなかった。
全ての従来型電子マネーでの支払いに対応させるために、財布の中に入っている二万円のような、待機資金としての現金を常に所持しておくことが考えられる。しかし、従来型電子マネーを使うために現金を持ち歩くことは、従来型電子マネーの現金を必要としないという本来の利便さと矛盾する。このような待機資金として、全ての従来型電子マネーへの入金(チャージ)が可能であるような、基盤となる通貨(以下、基盤マネーと称する)を介在させるほうが、従来型電子マネーの利便性をさらに向上させることができ、社会コストを抑制させることが可能である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、従来型電子マネーへ入金することができる基盤マネーを、消費活動に介在させることができる金融基盤システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
本発明の上述した課題を解決するために、本発明は、支払元の資金を元に、商品又はサービスの対価として決済可能な第1電子マネーに入金することができる第2電子マネーを発行する基盤マネー発行部と、前記支払元による支払に関する支払情報であって、支払金額、及び支払先に関する情報を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、前記支払金額に応じた前記第2電子マネーを、前記支払先における前記第2電子マネーの所定の口座に入金する入金処理部と、前記第2電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する振分情報取得部と、前記支払先に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーに用途を対応付け、前記用途を対応づけた前記第1電子マネーを前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に入金する振分処理部と、を備える金融基盤システムである。
本発明によれば、従来型電子マネーへ入金することができる基盤マネーを、消費活動に介在させることができる。
実施形態に係る金融基盤システム1の概要を示すである。 実施形態に係る金融基盤システム1の構成の例を示すブロック図である。 実施形態に係る金融基盤システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。 実施形態に係る従業員情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る勤怠情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る給与情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る支払情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る振分情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る提案情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係るアラート情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る連携情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係る通知情報のデータ構成の例を示す図である。 実施形態に係るコンピュータシステム100の構成の例を示す図である。 実施形態に係る勤怠サーバ10の構成の例を示す図である。 実施形態に係る給与サーバ20の構成の例を示す図である。 実施形態に係る管理サーバ30の構成の例を示す図である。 実施形態に係る電子マネー管理サーバ40の構成の例を示す図である。 実施形態に係る銀行サーバ50の構成の例を示す図である。 実施形態に係る証券会社サーバ60の構成の例を示す図である。 実施形態に係る家計簿サーバ70の構成の例を示す図である。 実施形態に係る従業員端末80の構成の例を示す図である。
以下、発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
〔金融基盤システム1の背景〕
本発明における金融基盤システム1の背景について説明する。
現状、賃金の支払いについては、通貨払いが原則であり、例外として、銀行等の金融機関の預貯金への振込み、及び一定の要件を満たす証券口座への振込みのみが認められている。このため、従業員の給与を電子マネーで支払うことが現状の日本の法律では認められていない。
しかしながら、米国では、給与支払い用カードである「ペイロールカード」が普及している。日本においても、キャッシュレス決済が拡大している現状や、日本で銀行口座を開設することが一般的に困難な外国人労働者の経済活動への影響を鑑みて、ペイロールカード口座への賃金支払いを可能とする法改正が論点の一つとなっている。
金融基盤システム1は、このような法改正に備えたシステムであり、従業員の給与を、基盤マネーで支払うシステムである。以下の説明では、基盤マネーが、電子マネーである場合を例示して説明する。しかしながら、基盤マネーは、少なくとも従来型電子マネーの入金(チャージ)元となる通貨(マネー)であればよく、電子マネーに限定されることはない。基盤マネーは、現金、仮想通貨、その他、将来発生する新たな通貨であってもよい。
また、以下の説明では、基盤マネーとして扱われる電子マネーを、基盤電子マネーと称する。基盤電子マネーは、「基盤マネー」の一例である。ここでの基盤電子マネーは、消費活動の対価としては原則使われない用途の電子マネーであり、全ての従来型電子マネーの入金(チャージ)元となる電子マネーである。また、基盤電子マネーは、銀行口座や証券口座などの金融口座への入金、及びクレジットカードによる決済に用いることができる。また、各種の商品券の購入に充てること等も可能である。このように、消費活動に基盤電子マネーが介在することにより、ユーザはキャッシュレスな手段が担保され便利になる。一方で、従来型電子マネーを扱う企業にとっても、新たなチャージ元が増えるため便利になる。
以上が金融基盤システム1の背景についての説明である。
〔金融基盤システム1の概要〕
金融基盤システム1の概要について説明する。
金融基盤システム1は、従業員の給与を、基盤電子マネーで支払うシステムである。金融基盤システム1において、従業員は、予め、基盤電子マネーをどう振分る(ふりわける)のかを決めておくことができる。従業員が予め設定した振分の配分に応じて、基盤電子マネーが、銀行口座、証券口座、クレジットカード、従来型電子マネーに振分られる。
金融基盤システム1が提供する「給与支払いサービス」について説明する。
図1は、本実施形態に係る金融基盤システム1の概要を示す図である。
金融基盤システム1において、管理サーバ30、及び従業員端末80には、「給与支払いサービス」のアプリケーションプログラム(以下、給与支払アプリという)がインストールされており、当該給与支払アプリのアカウントが作成されることにより基盤電子マネーの支払い及び受け取りが可能となり、「給与支払いサービス」を受けられるようになる。
勤怠サーバ10は、従業員の勤怠を管理する。
給与サーバ20は、従業員の給与を計算し、勤怠サーバ10と連携して従業員の勤怠に基づいて給与を計算し、支払情報を管理サーバ30に通知する。支払情報は、支払元、支払金額、及び支払先の従業員に関する情報を含む。
管理サーバ30は、給与の支払いを行う。管理サーバ30は、給与サーバ20から取得した支払情報に基づいて、従業員端末80により作成された、従業員の基盤電子マネー口座に、給与の支払金額に応じた基盤電子マネーの入金を行う。
また、管理サーバ30は、口座に入金した基盤電子マネーの振分処理を行う。振り分け処理は、支払金額に相当する基盤電子マネーを、電子マネー管理サーバ40が管理する従来型電子マネーの口座への入金(チャージ)、銀行サーバ50が管理する銀行口座への入金(振込)、証券会社サーバ60が管理する証券口座に証券を購入する処理である。
なお、現状において、証券を購入するには、証券会社が指定した銀行口座に資金を入金し、証券を購入する際に、銀行口座を通じて、当該資金を証券会社に出金する必要がある。しかしながら、基盤電子マネーにより証券を購入する手続きは、基盤電子マネーと証券会社との連携に応じて決定されてよい。ここでは、購入する証券の銘柄等を指定して、基盤電子マネーを証券口座に入金することにより、証券の購入が可能であるものとする。
家計簿サーバ70は、従業員の家計簿を管理する。家計簿サーバ70は、管理サーバ30と連携し、管理サーバ30から従業員の収入(給与の支払い額)等の収入情報を受け取る。家計簿サーバ70は、受け取った収入情報を、従業員の家計簿に反映させる。
従業員端末80は、従業員の給与の支払を受ける。従業員端末80は、給与支払アプリを介して振分情報を設定する。振分情報は、基盤電子マネーで支払われた給与の振分先に関する情報である。従業員端末80により設定された振分情報は、給与支払アプリを介して管理サーバ30に通知される。
また、従業員端末80は、管理サーバ30から通知情報が通知される。通知情報は、振分処理を行った処理結果を通知するための情報である。従業員端末80は、通知情報を表示する。この例では、通知情報として、給与の支払いとして、電子マネーへの入金、現金振込、証券購入のそれぞれに振分けた比率(百分率)が通知されている。
以上が、金融基盤システム1の概要についての説明である。
〔金融基盤システム1の構成〕
次に、金融基盤システム1の構成について説明する。
図2は、金融基盤システム1の構成の例を示すブロック図である。
金融基盤システム1は、例えば、勤怠サーバ10と、給与サーバ20と、管理サーバ30と、電子マネー管理サーバ40と、銀行サーバ50と、証券会社サーバ60と、家計簿サーバ70と、従業員端末80とを備える。
これら金融基盤システム1の構成要素は、無線又は有線の通信ネットワークNWに接続し、互いに通信を行うことができる。なお、これら金融基盤システム1の構成要素のそれぞれは、複数であってもよい。例えば、金融基盤システム1が、勤怠サーバ10等を複数備えていてもよい。
勤怠サーバ10は、コンピュータシステム100(図13参照)を備える電子機器である。例えば、勤怠サーバ10は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、サーバ装置、クラウド装置等であってよい。勤怠サーバ10は、従業員の出勤時刻や退勤時刻、フレックス、有給休暇などを記憶したり、管理したりする。
給与サーバ20は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、給与サーバ20は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。給与サーバ20は、従業員における勤怠の情報に基づいて、従業員の給与を計算する。給与サーバ20は、計算結果として、給与の支払情報を管理サーバ30に出力する。
管理サーバ30は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、管理サーバ30は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。管理サーバ30は、支払元である企業の資金を元に、支払金額に相当する基盤電子マネーを発行する。管理サーバ30は、給与サーバ20により計算された給与の支払情報に基づいて、従業員の基盤電子マネーの口座に、給与に相当する支払金額に対応する基盤電子マネーを入金する。管理サーバ30は、入金した基盤電子マネーを、振分情報に基づいて、従来型電子マネー等に振分る。管理サーバ30は、振分処理の処理結果を従業員端末80に通知する。
電子マネー管理サーバ40は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、電子マネー管理サーバ40は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。電子マネー管理サーバ40は、従来型電子マネーの口座(アカウント)を管理する。電子マネー管理サーバ40は、管理サーバ30から出金された振分金額に対応する基盤電子マネーを、従来型電子マネーの所定の口座に入金(チャージ)する。
銀行サーバ50は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、銀行サーバ50は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。銀行サーバ50は、銀行口座を管理する。銀行サーバ50は、管理サーバ30から出金された振分金額に対応する基盤電子マネーを、所定の銀行口座に入金する。
証券会社サーバ60は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、証券会社サーバ60は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。証券会社サーバ60は、証券口座を管理する。証券会社サーバ60は、管理サーバ30から出金された振分金額に対応する基盤電子マネーを、証券口座に入金することにより証券を購入する。
家計簿サーバ70は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、家計簿サーバ70は、クラウド装置、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。家計簿サーバ70は、従業員の家計簿を管理する。家計簿サーバ70は、管理サーバ30から通知された従業員の給与額を、家計簿の収入に反映する。
従業員端末80は、コンピュータシステム100を備える電子機器である。例えば、従業員端末80は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)端末、ウェアラブル端末等であってよい。従業員端末80は、給与としての基盤電子マネーを振分けた振分結果を管理サーバ30から通知され、通知された内容を表示する。従業員端末80は、給与支払アプリを介して振分情報を設定する。
以上が、金融基盤システム1の構成についての説明である。
〔金融基盤システム1の動作〕
次に、金融基盤システム1の動作について説明する。
図3は、金融基盤システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
(ステップS10)
従業員端末80は、振分先、及び振分比率(「振分金額」の一例)を設定し、設定した振分先、及び振分比率を含む振分情報を管理サーバ30に通知する。
(ステップS11)
管理サーバ30は、従業員端末80から通知されて振分情報を記憶する。
(ステップS12)
一方、勤怠サーバ10は、打刻情報、及び勤怠申請などに基づいて、勤怠を確定させる。打刻情報は、従業員がタイムレコーダーなどに打刻した時刻などを示す情報である。勤怠申請は、従業員の打刻漏れ等の勤怠エラーが発生した場合などに行われる勤怠の修正等に伴う申請である。勤怠サーバ10は、確定させた勤怠を示す勤怠情報を給与サーバ20に出力する。
(ステップS13)
給与サーバ20は、勤怠情報に基づいて、従業員の給与を計算する。給与サーバ20は、計算した給与を、従業員に支払う支払情報として管理サーバ30に出力する。
(ステップS14)
管理サーバ30は、支払情報を取得し、取得した支払情報に基づいて、支払金額に相当する基盤電子マネーを発行する。具体的には、管理サーバ30は、支払元である企業の資金を、教示データを支払金額に相当する基盤電子マネーに変換する。
(ステップS15)
管理サーバ30は、発行した基盤電子マネーを、従業員の基盤電子マネーの口座に入金する。
(ステップS16)
管理サーバ30は、振分情報を取得する。振分情報は、ステップS10により従業員端末80から通知され、ステップS11により記憶した情報である。
(ステップS17)
管理サーバ30は、取得した振分情報に基づいて、振分処理を実行する。例えば、管理サーバ30は、振分情報に示された振分先である従来型電子マネーに、振分情報に示された振分金額に相当する従来型電子マネーを入金する。例えば、管理サーバ30は、振分情報に示された振分先である銀行口座に、振分情報に示された振分金額に相当する金額の資金を入金する。例えば、管理サーバ30は、振分情報に示された振分先である証券口座に、振分情報に示された振分金額に相当する証券を購入する。
(ステップS18)
管理サーバ30は、振分処理をした処理結果を従業員端末80に通知する。具体的に、管理サーバ30は、従業員端末80に通知情報を通知する。
(ステップS19)
従業員端末80は、通知情報を取得し、取得した通知情報を表示する。
(ステップS20)
一方、管理サーバ30は、家計簿サーバ70に、従業員に支払った支払額(従業員の収入額)を示す収入情報を通知する。
(ステップS21)
家計簿サーバ70は、従業員の家計簿に、従業員の収入額を反映させる。
以上が、金融基盤システム1の動作についての説明である。
〔データ構成〕
次に、金融基盤システム1が処理に用いる各種のデータの構成について説明する。
まず、従業員情報について説明する。従業員情報は、給与の支払を受ける従業員に関する情報を記述したデータである。
図4は、従業員情報のデータ構成の例を示す図である。従業員情報は、従業員の従業員ID(IDentifier)に、氏名、職能などの属性を示す情報を対応付けたデータとして記述される。従業員情報は従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
氏名には、従業員の氏名が記述される。職能には、従業員の職能を示す情報が記述される。職能は、例えば、有給休暇の管理や、給与を計算す際に考慮される。
次に、勤怠情報について説明する。勤怠情報は、従業員の勤怠の履歴を記述したデータである。
図5は、勤怠情報のデータ構成の例を示す図である。勤怠情報は、従業員のIDに、当該従業員の勤怠の履歴を対応付けたデータとして記述される。勤怠情報は従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
勤怠には、年月日、出勤時刻、退勤時刻など、従業員の勤怠を管理するために必要な情報が記述される。勤怠は、出勤の都度、例えば、日単位で作成され、勤怠1、勤怠2、…のように時系列に沿って記述される。
次に、給与情報について説明する。給与情報は、従業員に支払われる給与の金額を示す情報を記述したデータである。
図6は、給与情報のデータ構成の例を示す図である。給与情報は、従業員のIDに、従業員に支払われる給与を示す情報を対応付けたデータとして記述される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
給与には、月日、勤怠、支給額、控除額など、従業員に支払う給与の詳細を示す情報が記述される。勤怠は、給与の支払の都度、例えば、月単位(月給の場合)で作成され、給与1、給与2、…のように時系列に沿って記述される。
次に、支払情報について説明する。支払情報は、企業から従業員への給与の支払に関する情報を記述したデータである。
図7は、支払情報のデータ構成の例を示す図である。支払情報は、従業員のIDに、社員への支払に関する情報を対応付けたデータとして記載される。支払情報は、従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
支払元には、支払元である企業の口座に関する情報が記述される。この例では、企業の口座として銀行口座(金融機関名称、口座番号など)が設定された例を示しているが、これに限定されない。支払元は、企業の基盤電子マネーの口座であってもよい。
支払金額には、支払う給与の金額を示す情報が記述される。
支払先には、支払先である従業員の口座に関する情報が記述される。この例では、社員の口座として基盤電子マネーの口座が1つ設定された例を示しているがこれに限定されない。支払先に基盤電子マネーの口座と、銀行口座など、複数の口座が設定されてもよい。法改正により、ペイロールカードが認可される場合であっても、給与の全額ではなく、一定比率を上限とした基盤電子マネーでの支払いが認可される可能性が有る。このような場合は、従来の銀行口座への入金(振込)と、基盤電子マネーの口座への入金とが併用されることとなる。
なお、図7では、基盤電子マネーの口座として口座番号が記述される例を示したが、これに限定されない。基盤電子マネーの口座は、当該口座を識別できるものであればよく、名称や記号などであってもよい。
次に、振分情報について説明する。振分情報は、従業員に給与として支払われた基盤電子マネーの振分に関する情報を記述したデータである。
図8は、振分情報のデータ構成の例を示す図である。振分情報は、従業員のIDに、従業員の給与(基盤電子マネー)の振分に関する情報を対応付けたデータとして記載される。振分情報は、従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
振分には、振分比率又は振分金額、用途、及び振分先に関する情報が記述される。
振分比率又は振分金額には、振分する比率、又は振分する金額が記述される。
用途には、振分先に振分る金額に応じた資金の用途が記述される。
振分先には、振分先である従業員の口座に関する情報が記述される。
振分は、振分1、振分2、…というように複数設定されてよい。
次に、提案情報について説明する。提案情報は、従業員への支払、又は振分についての提案に関する情報を記述したデータである。
図9は、提案情報のデータ構成の例を示す図である。提案情報は、従業員のIDに、提案に関する情報を対応付けたデータとして記載される。提案情報は、従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
提案には、提案の内容に関する情報が記述される。ここでは、提案1に振分提案が設定されている。振分提案は、振分に関する提案であって、例えば、振分先において使用された金額の実績に基づいて、振分先や、振分比率又は振分金額の提案をおこなうものである。
提案は、提案1、提案2、…というように複数設定されてよい。
次に、アラート情報について説明する。アラート情報は、従業員への支払、又は振分についてのアラート(警告)に関する情報を記述したデータである。
図10は、アラート情報のデータ構成の例を示す図である。アラート情報は、従業員のIDに、アラートに関する情報を対応付けたデータとして記載される。アラート情報は、従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
アラートには、アラートの内容に関する情報が記述される。ここでは、アラート1に現金振分比率の未達が設定されている。現金振分比率は、例えば、給与の支払を現金(銀行振込)とする比率が法律で定められている場合における、現金にて支払う比率の下限値である。
アラートは、アラート1、アラート2、…というように複数設定されてよい。
次に、連携情報について説明する。連携情報は、従業員への支払、又は振分についての情報を連携するサービス等に関する情報を記述したデータである。
図11は、連携情報のデータ構成の例を示す図である。連携情報は、従業員のIDに、連携に関する情報を対応付けたデータとして記載される。連携情報は、従業員ごとに作成される。
従業員IDには、従業員を一意に識別するための情報が記述される。
連携には、連携に関する情報が記述される。この例では、家計簿の作成サービスを提供するアプリケーション(以下、家計簿アプリという)と連携する設定がなされている。家計簿アプリと連携する場合、例えば、従業員への支払額が収入として家計簿に記録されたり、振分額が、予定された支出として家計簿に記録されたりする。
連携は、連携1、連携2、…というように複数設定されてよい。
次に、通知情報について説明する。通知情報は、従業員への支払、又は振分についての処理結果の通知に関する情報を記述したデータである。
図12は、通知情報のデータ構成の例を示す図である。通知情報は、従業員のIDに、従業員への通知に関する情報を対応付けたデータとして記載される。出力先情報は、登録ユーザごとに作成される。
登録ユーザIDには、登録ユーザを一意に識別するための情報が記述される。
通知には、通知内容や通知先など、通知に関する情報が記述される。この例では、通知内容として振分処理の処理結果を、振分先1(例えば、従来型電子マネーの口座)の振分結果、振分先2(例えば、銀行口座)の振分結果、…を順に通知する設定がなされている。
通知は、通知1、通知2、…というように複数設定されてよい。
以上が、データの構成についての説明である。
〔コンピュータシステム100の構成〕
次に、金融基盤システム1が備える各装置のコンピュータシステム100の構成について説明する。
図9は、コンピュータシステム100の構成を示すブロック図である。
コンピュータシステム100は、通信部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、CPU(Central Processing Unit)105と、を備える。これらの構成要素は、バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
通信部101は、通信用IC(Integrated Circuit)等の通信用モジュールである。
入力部102は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部102は、タッチパネルとして、ディスプレイと一体に構成されてもよい。
出力部103は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールである。
記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶用モジュールである。なお、記憶部104は、内蔵されるものに限らず、USB(Universal Seriul Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶用モジュールであってもよい。
CPU105は、記憶部104に記憶された各種プログラムを実行し、コンピュータシステム100が備える各構成を制御する。
以上が、コンピュータシステム100の構成についての説明である。
〔勤怠サーバ10の構成〕
次に、勤怠サーバ10の構成について説明する。
図14は、勤怠サーバ10の構成を示すブロック図である。
勤怠サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、給与サーバ20等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部12は、勤怠サーバ10の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部12は、従業員情報120と、勤怠情報121とを記憶する。
従業員情報120は、上述した従業員情報の全部又は一部を含む情報である。
勤怠情報121は、上述した勤怠情報の全部又は一部を含む情報である。
制御部13は、勤怠サーバ10の各構成を制御する。制御部13は、例えば勤怠サーバ10のCPUが記憶部12に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部13は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。制御部13は、打刻情報取得部130と、勤怠エラー判定部131と、勤怠申請取得部132と、勤怠処理部133とを備える。
打刻情報取得部130は、従業員により、タイムレコーダー等に打刻された内容に関する情報を、通信部11を介して取得する。打刻された内容には、例えば、要求する打刻した従業員、打刻の種別(出勤、退勤、休憩の別)、打刻された時刻等が含まれる。打刻情報取得部130は、取得した画国情報を勤怠エラー判定部131、及び勤怠処理部133に出力する。
勤怠エラー判定部131は、打刻情報に基づいて、勤怠エラーの有無を判定する。勤怠エラーは、打刻内容の異常であり、例えば、打刻ミスや、打刻時間の異常である。勤怠エラー判定部131は、勤怠エラーが有る場合には、その内容を勤怠処理部133に出力する。
勤怠申請取得部132は、勤怠申請を、通信部11を介して取得する。勤怠申請は、従業員により申請された、勤怠に関する申請の内容を示す情報であり、例えば、打刻ミスに対する修正や、直行直帰、有給休暇などの申請である。勤怠申請取得部132は、取得した勤怠申請を、勤怠処理部133に出力する。
勤怠処理部133は、従業員情報120、打刻情報、及び勤怠申請に基づいて、勤怠処理を行う。勤怠処理は、従業員の勤怠に関する処理であって、労働時間、及び残業時間の計算や、有給休暇の取得日数の集計を行い、従業員の勤怠を管理する処理である。勤怠処理部133は勤怠処理の処理結果を、記憶部12の勤怠情報121として記憶すると共に、通信部11を介して給与サーバ20に通知する。
以上が、勤怠サーバ10の構成についての説明である。
〔給与サーバ20の構成〕
次に、給与サーバ20の構成について説明する。
図15は、給与サーバ20の構成を示すブロック図である。
給与サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
通信部21は、勤怠サーバ10、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部22は、給与サーバ20の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部22は、従業員情報220と、給与情報221と、を記憶する。
従業員情報220は、上述した従業員情報の全部又は一部を含む情報である。
給与情報221は、上述した給与情報の全部又は一部を含む情報である。
制御部23は、給与サーバ20の各構成を制御する。制御部23は、例えば給与サーバ20のCPUが記憶部22に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部23は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部23は、勤怠情報取得部230と、給与算出部231と、を備える。
勤怠情報取得部230は、勤怠サーバ10により処理された勤怠情報を、通信部11を介して取得する。勤怠情報取得部230は、取得した勤怠情報を給与算出部231に出力する。
給与算出部231は、従業員情報120、及び勤怠情報に基づいて、従業員に支払う給与を計算する。給与算出部231は、例えば、従業員情報120の職能等に基づいて基本給を算出し、勤怠情報の残業時間に基づいて残業代金を算出し、算出した基本給と残業代金とを合算した合計金額を支給額とする。また、給与算出部231は、支給額に基づいて控除額を算出し、支払額から控除額を差し引いた値を、実際に従業員に支払う支払金額とする。給与算出部231は、計算した支払金額、支払先の従業員に関する情報等を支払情報として、通信部21を介して、管理サーバ30に出力する。
以上が、給与サーバ20の構成についての説明である。
〔管理サーバ30の構成〕
次に、管理サーバ30の構成について説明する。
図16は、管理サーバ30の構成の例を示す図である。
管理サーバ30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。
通信部31は、給与サーバ20、電子マネー管理サーバ40、銀行サーバ50、証券会社サーバ60、家計簿サーバ70、及び従業員端末80等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部32は、管理サーバ30の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部32は、従業員情報320と、支払情報321と、振分情報322と、提案情報323と、アラート情報324と、連携情報325と、通知情報326と、を記憶する。
従業員情報320は、上述した従業員情報の全部又は一部を含む情報である。
支払情報321は、上述した支払情報の全部又は一部を含む情報である。
振分情報322は、上述した振分情報の全部又は一部を含む情報である。
提案情報323は、上述した提案情報の全部又は一部を含む情報である。
アラート情報324は、上述したアラート情報の全部又は一部を含む情報である。
連携情報325は、上述した連携情報の全部又は一部を含む情報である。
通知情報326は、上述した通知情報の全部又は一部を含む情報である。
制御部33は、管理サーバ30の各構成を制御する。制御部33は、例えば管理サーバ30のCPUが記憶部32に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部33は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部33は、支払情報取得部330と、基盤電子マネー発行部331と、入金処理部332と、振分情報取得部333と、振分処理部334と、判定部335と、出力部336とを備える。ここで、基盤電子マネー発行部331は、「基盤マネー発行部」の一例である。
支払情報取得部330は、支払情報を、通信部31を介して取得し、取得した支払情報を、記憶部32の支払情報321に記憶させると共に、基盤電子マネー発行部331、入金処理部332、及び振分処理部334に出力する。
基盤電子マネー発行部331は、支払情報321に示される支払元の資金を元に、支払金額に応じた基盤電子マネーを発行する。基盤電子マネー発行部331は、発行した基盤電子マネーを示す情報を入金処理部332に出力する。
入金処理部332は、支払情報に示される支払先の従業員の口座に、支払金額に相当する基盤電子マネーを入金する。基盤電子マネー発行部331は、入金結果を出力部336に出力する。
振分情報取得部333は、従業員端末80から通知された振分情報を、通信部31を介して取得する。振分情報取得部333は、取得した振分情報を、記憶部32の振分情報322として記憶させる。
振分処理部334は、支払情報、及び振分情報322に基づいて、振分処理を行う。例えば、振分処理部334は、支払金額のうち、振分情報322に示された振分比率(或いは振分金額)に応じた基盤電子マネーを、振分先の従来型電子マネーに入金する。振分処理部334は、支払金額のうち、振分情報322に示された振分比率(或いは振分金額)に応じた基盤電子マネーを、振分先の銀行口座に入金する。
振分処理部334は、振分処理を行う際に、振分先に入金する資金に、その資金の用途を対応付けて処理を行うようにしてもよい。用途は、例えば、定期的に発生するような家賃、通信料、電気代、水道代、各種ローンの支払などの用途である。例えば、振分先の従来型電子マネー、或いは銀行口座等が、基盤電子マネーと連携した場合に、その資金の用途を対応付けた振分処理を行うことにより、振分先が用途に応じた支払を行うような連携動作が可能である。また、用途を対応付けた振分処理を行うことにより、その後の資金の使用実績に基づいて、今後の振分先や振分比率についての提案を行うことが可能である。振分処理部334は、振分処理の処理結果を出力部336に出力する。
判定部335は、支払情報、及び振分情報に基づいて、提案を行うか否か、アラートを行うか否かを判定する。例えば、判定部335は、振分先に振分けた資金について、ある振分先では振り分けられた資金を上回る金額の支出があり、別の振分先では振り分けられた資金がほとんど使用されていない場合、ある振分先への振分金額を増額し、別の振分先への振分金額を減額する旨の提案を行うと判定する。例えば、判定部335は、支払金額が、振分金額の合計を下回っている場合には、その旨のアラートを行うと判定する。例えば、判定部335は、振分けた資金の用途とは異なる用途で、当該資金が使用された場合、その旨のアラートを行うと判定する。判定部335は、判定結果を出力部336に出力する。この場合において、判定部335は、提案を行うと判定した場合にはその提案内容、或いは、アラートを行うと判定した場合にはそのアラートの内容を、判定結果と共に出力部336に出力する。
出力部336は、入金処理部332による入金結果通知、振分処理部334による振分処理の結果、及び判定部335による判定結果に基づいて、通知情報を生成する。例えば、出力部336は、入金の結果を従業員端末80に通知するための通知情報を生成し、生成した通知情報を、通信部31を介して、従業員端末80に通知する。例えば、出力部336は、振分処理の結果を従業員端末80に通知するための通知情報を生成し、生成した通知情報を、通信部31を介して、従業員端末80に通知する。例えば、出力部336は、判定部335による提案内容を従業員端末80に通知するための通知情報を生成し、生成した通知情報を、通信部31を介して、従業員端末80に通知する。例えば、出力部336は、判定部335によるアラートの内容を従業員端末80に通知するための通知情報を生成し、生成した通知情報を、通信部31を介して、従業員端末80に通知する。
以上が、管理サーバ30の構成についての説明である。
〔電子マネー管理サーバ40の構成〕
次に、電子マネー管理サーバ40の構成について説明する。
図17は、電子マネー管理サーバ40の構成を示すブロック図である。
電子マネー管理サーバ40は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを備える。
通信部41は、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部42は、電子マネー管理サーバ40の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部42は、アカウント情報420、及び残高情報421を記憶する。
アカウント情報420は、電子マネー管理サーバ40が管理する従来型電子マネーの口座を持つユーザのアカウントに関する情報である。
残高情報421は、電子マネー管理サーバ40が管理する従来型電子マネーの口座に保有されている従来型電子マネーに対応する金額である残高に関する情報である。
制御部43は、電子マネー管理サーバ40の各構成を制御する。制御部43は、例えば電子マネー管理サーバ40のCPUが記憶部42に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部43は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部43は、チャージ情報取得部430と、決済情報取得部431と、処理部432とを備える。
チャージ情報取得部430は、チャージ情報を取得する。チャージ情報は、従来型電子マネーの口座に入金(チャージ)された資金に関する情報である。チャージ情報取得部430は、チャージ情報を、通信部41を介して、外部の装置(例えば、管理サーバ30)から取得する。チャージ情報取得部430は、取得した情報を処理部432に出力する。 決済情報取得部431は、決済情報を取得する。決済情報は、従来型電子マネーが決済に使用された場合における、当該決済に関する情報である。決済情報取得部431は決済情報を、通信部41を介して、外部の装置(例えば、図示しない小売店のレジ端末)から取得する。決済情報取得部431は、取得した決済情報を、処理部432に出力する。処理部432は、チャージ情報、及び決済情報に基づいて、従来型電子マネーの口座に保有されている資金(従来型電子マネー)を計算する。決済情報取得部431は、計算した資金を、記憶部42の残高情報421に記憶させることにより更新する。
以上が、電子マネー管理サーバ40の構成についての説明である。
〔銀行サーバ50の構成〕
次に、銀行サーバ50の構成について説明する。
図18は、銀行サーバ50の構成を示すブロック図である。
銀行サーバ50は、通信部51と、記憶部52と、制御部53とを備える。
通信部51は、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部52は、銀行サーバ50の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部52は、口座情報520、及び残高情報521を記憶する。 口座情報520は、銀行サーバ50が管理する銀行口座に関する情報である。
残高情報521は、銀行サーバ50が管理する銀行口座に保有されている資金の残高に関する情報である。
制御部53は、銀行サーバ50の各構成を制御する。制御部53は、例えば銀行サーバ50のCPUが記憶部52に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部53は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部53は、入金報取得部530と、出金情報取得部531と、処理部532とを備える。
入金報取得部530は、入金情報を取得する。入金情報は、銀行口座に入金された資金に関する情報である。入金報取得部530は、入金情報を、通信部51を介して、外部の装置(例えば、管理サーバ30)から取得する。入金報取得部530は、取得した情報を処理部532に出力する。
出金情報取得部531は、出金情報を取得する。出金情報は、銀行口座から出金された場合における、当該出金に関する情報である。出金情報取得部531は出金情報を、通信部51を介して、外部の装置(例えば、図示しない銀行のATM端末)から取得する。出金情報取得部531は、取得した出金情報を、処理部532に出力する。
処理部532は、入金情報、及び出金情報に基づいて、銀行口座に保有されている資金を計算する。処理部532は、計算した資金を、記憶部52の残高情報521に記憶させることにより更新する。
以上が、銀行サーバ50の構成についての説明である。
〔証券会社サーバ60の構成〕
次に、証券会社サーバ60の構成について説明する。
図19は、証券会社サーバ60の構成を示すブロック図である。
証券会社サーバ60は、通信部61と、記憶部62と、制御部63とを備える。
通信部61は、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部62は、証券会社サーバ60の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部62は、口座情報620、及び残高情報621を記憶する。
口座情報620は、証券会社サーバ60が管理する証券口座に関する情報である。
残高情報621は、証券会社サーバ60が管理する証券口座に保有されている残高(例えば、購入された証券を含んでよい)の残高に関する情報である。
制御部63は、証券会社サーバ60の各構成を制御する。制御部63は、例えば証券会社サーバ60のCPUが記憶部62に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部63は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部63は、購入情報取得部630と、売却情報取得部631と、処理部632とを備える。
購入情報取得部630は、購入情報を取得する。購入情報は、証券口座を介して購入する証券に関する情報である。購入情報取得部630は、購入情報を、通信部61を介して、外部の装置(例えば、管理サーバ30)から取得する。購入情報取得部630は、取得した情報を処理部632に出力する。
売却情報取得部631は、売却情報を取得する。売却情報は、証券口座を介して証券が売却された場合における、当該売却に関する情報である。売却情報取得部631は、売却情報を、通信部61を介して、外部の装置(例えば、銀行サーバ50)から取得する。売却情報取得部631は、取得した売却情報を、処理部632に出力する。
処理部632は、購入情報、及び売却情報に基づいて、証券口座に保有されている資金を計算する。処理部632は、計算した資金を、記憶部62の残高情報621に記憶させることにより更新する。
以上が、証券会社サーバ60の構成についての説明である。
〔家計簿サーバ70の構成〕
次に、家計簿サーバ70の構成について説明する。
図20は、家計簿サーバ70の構成を示すブロック図である。
家計簿サーバ70は、通信部71と、記憶部72と、制御部73とを備える。
通信部71は、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部72は、家計簿サーバ70の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部72は、アカウント情報720、及び家計情報721を記憶する。
アカウント情報720は、家計簿サーバ70が管理する家計簿アプリのアカウントに関する情報である。
家計情報721は、家計簿サーバ70が管理する家計簿アプリのアカウントごとの家計情報である。家計情報は、家計に関する情報であって、例えば、連携先の銀行口座の残高履歴、クレジットカードによる購入の履歴、買い物の履歴、収入や支出の推移等を示す情報である。
制御部73は、家計簿サーバ70の各構成を制御する。制御部73は、例えば家計簿サーバ70のCPUが記憶部72に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部73は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部73は、連携先口座情報取得部730と、入力情報取得部731と、処理部732とを備える。
連携先口座情報取得部730は、連携先口座情報を取得する。連携先口座情報は、家計簿アプリが連携する銀行口座等の利用明細に関する情報である。連携先口座情報取得部730は、連携先口座情報を、通信部71を介して、外部の装置(例えば、管理サーバ30、銀行サーバ50、及び証券会社サーバ60等)から取得する。連携先口座情報取得部730は、取得した連携先口座情報を処理部732に出力する。
入力情報取得部731は、入力情報を取得する。入力情報は、家計簿アプリのユーザが撮像したレシートの画像から読取られた支出に関する情報や、家計簿アプリのユーザにより入力された収入或いは支出に関する情報である。入力情報取得部731は入力情報を、通信部71を介して、外部の装置(例えば、従業員端末80)から取得する。入力情報取得部731は、取得した入力情報を、処理部732に出力する。
処理部732は、連携先口座情報、及び入力情報に基づいて、家計簿を作成する。処理部732は、作成した家計簿を、記憶部72の家計情報721に記憶させることにより、家計簿を更新する。
以上が、家計簿サーバ70の構成についての説明である。
〔従業員端末80の構成〕
次に、従業員端末80の構成について説明する。
図21は、従業員端末80の構成を示すブロック図である。
従業員端末80は、通信部81と、記憶部82と、制御部83と、表示部84と、入力部85とを備える。
通信部81は、管理サーバ30等の通信ネットワークNWに接続する他の装置と通信する。
記憶部82は、従業員端末80の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部82は、給与支払アプリ設定情報820、及び家計簿アプリ設定情報821を記憶する。
給与支払アプリ設定情報820は、管理サーバ30が提供する「給与支払サービス」に係る給与支払アプリの設定情報である。給与支払アプリの設定情報は、給与支払アプリにおける設定に関する情報であって、例えば、給与支払アプリのユーザにより設定されたアカウント、パスワード、振分情報、通知情報、提案情報、及びアラート情報等を含む。家計簿アプリ設定情報821は、家計簿サーバ70が提供する「家計簿作成サービス」に係る家計簿アプリの設定情報である。家計簿アプリの設定情報は、家計簿アプリのユーザにより設定されたアカウント、パスワード、連携先口座情報、入力情報等を含む。
制御部83は、従業員端末80の各構成を制御する。制御部83は、例えば従業員端末80のCPUが記憶部82に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部83は、ASIC等の集積回路として実現されてもよい。制御部83は、給与支払アプリ処理部830と、家計簿アプリ処理部831と、表示制御部832とを備える。
給与支払アプリ処理部830は、給与支払アプリの処理を行う。給与支払アプリの処理は、給与支払アプリによりサービスを提供するための処理であって、例えば、振分情報を入力するための入力フォームを表示させたり、入力された振分情報を、管理サーバ30に送信したり、管理サーバ30からの通知情報を受信したりする処理である。給与支払アプリ処理部830は、入力フォームを表示させたり、通知情報を表示させたりする場合には、その表示内容を示す情報を表示制御部832に出力する。
家計簿アプリ処理部831は、家計簿アプリの処理を行う。家計簿アプリの処理は、家計簿アプリによりサービスを提供するための処理であって、ログイン画面を表示させたり、入力された入力情報を家計簿サーバ70に送信したり、家計簿サーバ70から通知された連携先口座情報を表示させたりする処理である。家計簿アプリ処理部831は、ログイン画面を表示させたり、連携先口座情報を表示させたりする場合には、その表示内容を示す情報を表示制御部832に出力する。
表示制御部832は、表示部84に表示させる表示内容を制御する。表示制御部832は、例えば、給与支払アプリ処理部830、及び家計簿アプリ処理部831から、表示内容を示す情報を取得し、取得した情報に示される内容を表示部84に表示させる。
表示部84は、表示制御部832による制御に従い、画像を表示する。
入力部85は、従業員端末80のタッチパネルなどの入力手段を含んで構成され、入力手段において操作された内容を取得する。入力部85は、例えば、家計簿アプリに手入力された入力情報を取得し、取得した入力情報を家計簿アプリ処理部831に出力する。
以上が、従業員端末80の構成についての説明である。
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、実施形態に係る金融基盤システム1は、基盤電子マネー発行部331と、支払情報取得部330と、入金処理部332と、振分情報取得部333と、振分処理部334と、出力部336とを備える。基盤電子マネー発行部331は、支払元の資金を元に、従来型電子マネーに入金することができる基盤電子マネーを発行する。支払情報取得部330は、支払元による支払に関する支払情報であって、支払金額、及び支払先に関する情報を含む支払情報を取得する。入金処理部332は、支払金額に応じた基盤電子マネーを、支払先における、基盤電子マネーの所定の口座に入金する。振分情報取得部333は、基盤電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する。振分処理部334は、支払先に入金された基盤電子マネーを元に、振分先として示された従来型電子マネーの所定の口座に、振分金額に応じた従来型電子マネーを入金する。出力部336は、振分処理部による処理結果を支払先に通知する通知情報を出力する。これにより、実施形態に係る金融基盤システム1は、支払先に支払う給与等の資金を基盤電子マネーで支払い、尚且つ、支払った基盤電子マネーWP従来型電子マネーに振分ることができるため、基盤電子マネーを消費活動に介在させることができる。
ここで、管理サーバ30は、「情報処理装置」の一例である。
また、従業員に支払われる給与の金額は、「支払金額」の一例である。
また、基盤電子マネーは、従来型電子マネーの入金(チャージ)元、銀行口座や証券口座の入金の用途に限定されることはなく、あらゆる消費活動、投資活動の用途に用いられてよい。さらに、消費者金融などの金融機関向けの返済に使用されてもよい。基盤電子マネーは、ギフトカードや商品券等の購入など任意の消費活動に用いられてもよいし、ポイントの獲得に用いられてもよいし、例えば、ポイントの獲得に用いられてもよい。ここでのポイントは、商品を購入した金額や、支払方法等に応じて付与される特典であり、現金に代えて代金の支払いに充てたり、商品やサービスと交換したりすることが可能な特典である。
管理サーバ30が、基盤電子マネーの流れを管理することにより、基盤電子マネーのユーザを、何等かの消費、投資、或いは保険商品等へ誘導することができ、ユーザの動態、傾向を把握することが可能である。また、給与を基盤電子マネーの支払で受け、そこから生活資金だけをメインバンクの銀行に入金し(戻し)、残りは投資サービスを利用して貯蓄するような、個々のユーザに適した態様にて運用することも可能である。
また振分先は、従来型電子マネーの口座、銀行口座や証券口座に限定されることはない。基盤電子マネーの用途と同様に、ギフトカードや商品券等の購入、ポイントの獲得等を含む任意の消費活動に用いられる資金や資金に相当するものに振分られてよい。
また、実施形態の金融基盤システム1を、基盤電子マネーによる支払を行う情報処理装置として機能させてもよい。この場合、情報処理装置は、基盤電子マネー発行部331と、支払情報取得部330と、入金処理部332とを備える。これにより、情報処理装置は、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態の金融基盤システム1を、基盤電子マネーを振分る情報処理装置として機能させてもよい。この場合、情報処理装置は、振分情報取得部333と、振分処理部334と、出力部336とを備える。これにより、情報処理装置は、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
また、上述の金融基盤システム1、管理サーバ30、及び従業員端末80の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより金融基盤システム1、管理サーバ30、及び従業員端末80としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…金融基盤システム、10…勤怠サーバ、20…給与サーバ、30…管理サーバ、31…通信部、32…記憶部、33…制御部、320…従業員情報、321…支払情報、322…振分情報、323…提案情報、324…アラート情報、325…連携情報、326…通知情報、330…支払情報取得部、331…基盤電子マネー発行部(基盤マネー発行部)、332…入金処理部、333…振分情報取得部、334…振分処理部、335…判定部、336…出力部、40…電子マネー管理サーバ、50…銀行サーバ、60…証券会社サーバ、70…家計簿サーバ、80…従業員端末
本発明は、金融基盤システムに関する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、従来型電子マネーへ入金することができる基盤マネーを、消費活動に介在させることができる金融基盤システムを提供する。
本発明の上述した課題を解決するために、本発明は、支払元から支払先に支払われる資金を元に、商品又はサービスの対価として決済可能な複数の第1電子マネーに入金することができる基盤電子マネーを発行する基盤マネー発行部と、前基盤電子マネーを前記複数の第1電子マネーの各々へ振り分けるための振分情報であって、振分金額、用途、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する振分情報取得部と、前記振分先として示された前記複数の第1電子マネーの各々の口座に、前記振分金額と前記用途を対応付けた前記基盤電子マネーを入金する振分処理部と、を備える金融基盤システムである。

Claims (9)

  1. 支払元の資金を元に、商品又はサービスの対価として決済可能な第1電子マネーに入金することができる第2電子マネーを発行する基盤マネー発行部と、
    前記支払元による支払に関する支払情報であって、支払金額、及び支払先に関する情報を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、
    前記支払金額に応じた前記第2電子マネーを、前記支払先における前記第2電子マネーの所定の口座に入金する入金処理部と、
    前記第2電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する振分情報取得部と、
    前記支払先に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーに用途を対応付け、前記用途を対応づけた前記第1電子マネーを前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に入金する振分処理部と、
    を備える金融基盤システム。
  2. 前記振分処理部によって振り分けられた前記第1電子マネーの使用実績に基づいて、前記支払先に、振分に関する通知を行うか否かを判定する判定部を更に備える、
    請求項1に記載の金融基盤システム。
  3. 前記判定部は、前記振分処理部によって振り分けられた前記第1電子マネーの使用実績として、振分けた前記第1電子マネーの用途とは異なる用途で前記第1電子マネーが使用された場合、前記振分に関する通知として用途が異なる旨をアラートする通知を行うと判定する、
    請求項2に記載の金融基盤システム。
  4. 前記判定部は、前記振分処理部によって振り分けられた前記第1電子マネーの使用実績として、振分けた前記第1電子マネーの金額を上回る支出があった場合、前記振分に関する通知として前記振分金額の増額を提案する通知を行うと判定する、
    請求項2又は請求項3に記載の金融基盤システム。
  5. 前記支払情報は、前記支払元から前記支払先に支払われる給与に関する情報であり、 前記入金処理部は、前記給与における前記支払金額に応じた前記第2電子マネーを、前記支払先における前記第2電子マネーの所定の口座に入金し、
    前記振分処理部は、前記支払先に前記給与として入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーを入金する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の金融基盤システム。
  6. 前記第2電子マネーは、金融口座に入金することが可能であり、
    前記振分情報取得部は、前記振分先の金融口座に関する情報を含む振分情報を取得し、 前記振分処理部は、前記支払先における前記第2電子マネーの所定の口座に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分先として示された金融口座に、前記振分金額に応じた資金を入金する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の金融基盤システム。
  7. 商品又はサービスの対価として決済可能な第1電子マネーに入金することができる第2電子マネーであって、支払元から支払先に支払われた第2電子マネーを、振分先に振分る情報処理装置において、
    前記第2電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得する振分情報取得部と、
    前記支払先に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーに用途を対応付け、前記用途を対応づけた前記第1電子マネーを前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に入金する振分処理部と、
    を備える情報処理装置。
  8. 商品又はサービスの対価として決済可能な第1電子マネーに入金することができる第2電子マネーであって、支払元から支払先に支払われた第2電子マネーを、振分先に振分る情報処理装置において、
    振分情報取得部が、前記第2電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得し、
    振分処理部が、前記支払先に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーに用途を対応付け、前記用途を対応づけた前記第1電子マネーを前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に入金する、
    情報処理方法。
  9. 商品又はサービスの対価として決済可能な第1電子マネーに入金することができる第2電子マネーであって、支払元から支払先に支払われた第2電子マネーを、振分先に振分る情報処理装置のコンピュータに、
    前記第2電子マネーの振分に関する振分情報であって、振分金額、及び振分先に関する情報を含む振分情報を取得させる振分情報取得手段と、
    前記支払先に入金された前記第2電子マネーを元に、前記振分金額に応じた前記第1電子マネーに用途を対応付け、前記用途を対応づけた前記第1電子マネーを前記振分先として示された前記第1電子マネーの所定の口座に入金させる振分処理手段と、
    を実行させるためのプログラム。
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