JP2021064245A - 給与前払いサーバ、給与前払いプログラム、給与前払いシステム、および給与前払い方法 - Google Patents

給与前払いサーバ、給与前払いプログラム、給与前払いシステム、および給与前払い方法 Download PDF

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Abstract

【課題】給与前払いサービスにおいて、ユーザに金銭の受取先を選択可能とする。【解決手段】給与前払いシステムにおいて、給与前払いサーバは、ユーザ端末と通信する通信部130から、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部112と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部から取得する取得部113と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへのユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部114とを具備する。【選択図】図3

Description

本開示は、給与前払いサービスと決済サービスとの連携に関する。
近年、ユーザが給料日に先立って自身の勤怠実績に応じた金銭の前払いを受けることのできる給与前払いサービスが普及しつつある。かかるサービスは、ユーザにとってはクレジットカードを使えなくても急な出費に柔軟に対応しやすくなるというメリットがあるし、給与支払者にとっては求人の間口が広がり応募数の向上が見込めるというメリットがある。
特開2014−89698号公報
ところで、従来の給与前払いサービスでは、金銭の受取先は主にユーザの銀行口座に限られる。他方、種々の決済サービスが独自にキャッシュバックなどのキャンペーンを展開してユーザの獲得を競い合っている昨今の情勢を鑑みるに、給与前払いサービスのユーザにとって、貨幣(例えば、金銭、または電子マネー、仮想通貨、もしくは企業通貨(いわゆるポイント))の受取先を柔軟に選択したいというニーズが存在すると考えられる。
本開示は、給与前払いサービスにおいて、ユーザに金銭の受取先を選択可能とすることを目的とする。
一実施形態によれば、給与前払いサーバが提供される。給与前払いサーバは、ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部と、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部から取得する第2の取得部と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部とを具備する。
一実施形態によれば、給与前払いプログラムが提供される。給与前払いプログラムは、コンピュータを、ユーザが選択可能な1以上の決済サービスの情報を提示する手段、ユーザからの入力に応答して、ユーザによって選択された決済サービスにおけるユーザのアカウントへのユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額に相当する貨幣のチャージを給与前払いサーバに要求する手段、として機能させる。
一実施形態によれば、給与前払いシステムが提供される。給与前払いシステムは、ユーザ端末と、給与前払いサーバとを具備する。給与前払いサーバは、ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部と、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部から取得する第2の取得部と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部とを備える。
一実施形態によれば、コンピュータによって実行される給与前払い方法が提供される。給与前払い方法は、ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得することと、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求することと、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部から取得することと、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求することとを具備する。
本開示によれば、給与前払いサービスにおいて、ユーザに貨幣の受取先を選択可能とすることができる。
実施形態に係る給与前払いシステムを例示するブロック図である。 図1中の給与前払いサーバのハードウェア構成を例示するブロック図である。 図1中の給与前払いサーバの構成を例示するブロック図である。 図3の給与前払いサーバの動作を例示するフローチャートである。 図1中のユーザ端末の構成を例示するブロック図である。 図5中の入出力部によって提示されるUI(User Interface)の一例を示す図である。 図5中の入出力部によって提示されるUIの別の例を示す図である。 図5のユーザ端末の動作を例示するフローチャートである。 図3中の記憶部に保存されるユーザ−給与支払者テーブルを例示する図。 図3中の記憶部に保存されるユーザ−決済サービステーブルを例示する図。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明を述べる。なお、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。
(実施形態)
図1に例示されるように、実施形態に係る給与前払いシステムは、給与前払いサーバ100と、ユーザ端末200と、連携決済システムサーバ300と、振込サーバ400と、給与支払者端末500とを含む。給与前払いサーバ100は、例えばインターネットなどのネットワーク経由でユーザ端末200、連携決済システムサーバ300、振込サーバ400、および給与支払者端末500と接続されており、種々のデータをやり取りすることが可能である。また、ユーザ端末200は、ネットワーク経由で給与前払いサーバ100、および連携決済システムサーバ300と接続されており、種々のデータをやり取りすることが可能である。
給与前払いサーバ100、連携決済システムサーバ300、および振込サーバ400は、それぞれ1台または複数台のサーバコンピュータを含み得る。ユーザ端末200、および給与支払者端末500は、それぞれ例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォンなどのコンピュータであり得る。
ここで、図1における各エンティティの数は例示に過ぎない。ユーザ端末200は、図1の給与前払いシステムのユーザ、すなわち給与受取者毎に存在し得る。連携決済システムサーバ300は、図1の給与前払いシステムにおいて、ユーザが給与の前払いを受けることのできる決済サービス毎に存在し得る。振込サーバ400は、図1の給与前払いシステムにおいて給与支払者が給与前払い用の口座を開設可能な銀行毎に存在し得る。給与支払者端末500は、給与支払者毎に存在し得る。
給与前払いサーバ100は、ユーザ端末200からユーザによって選択された決済サービス(以降、単に選択決済サービスと称する)における当該ユーザのアカウントへの貨幣のチャージ要求に相当する入力データを受け付ける。この入力データに応答して、給与前払いサーバ100は、ユーザの給与支払者に関連付けられた口座発の振込を受け付ける振込サーバ400に、当該口座から選択決済サービスに関連付けられた口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する。そして、給与前払いサーバ100は、この振込の成功をトリガとして、選択決済サービスに対応する連携決済システムサーバ300に、このユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する。これにより、ユーザは、給与前払いサービスにおいて、貨幣の受取先を柔軟に選択できる。ユーザは、例えば、経済合理性の最も高い、典型的には還元率の最も高い決済サービスを選択したり、大きな出費に充てるためにチャージ上限額の高い決済サービスを選択したり、今まさに買い物しようとする店舗で使用可能な決済サービスを選択したりすることができる。
図2に、本実施形態に係る給与前払いシステムを構成する給与前払いサーバ100のハードウェア構成の一例を示す。給与前払いサーバ100は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信IF(Interface)14と、入出力IF15とを備える。なお、ユーザ端末200もまた同様のハードウェア構成を有し得る。
プロセッサ11は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。メモリ12は、プログラム、および、プログラムなどで処理されるデータなどを一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性のメモリである。
ストレージ13は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、などである。通信IF14は、給与前払いサーバ100が外部の装置、例えばユーザ端末200と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入出力IF15は、利用者からの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、マウスなどのポインティングデバイス、キーボードなど)、および、利用者に対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカなど)とのインタフェースである。
図3に、本実施形態に係る給与前払いシステムを構成する給与前払いサーバ100のブロック図を示す。給与前払いサーバ100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130とを含む。給与前払いサーバ100中の各要素は、バスを介して電気的に接続され得る。
制御部110は、記憶部120としてのメモリ12に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、給与前払いサーバ100の動作を制御する。制御部110は、例えば前述のプロセッサ11を含む。制御部110は、プログラムに従って動作することにより、入力データ取得部111、振込要求部112、振込結果取得部113、チャージ要求部114、チャージ結果取得部115、UI情報提示部116、前払い枠設定部117、および利用可能上限額算出部118としての機能を発揮する。
入力データ取得部111は、通信部130によってユーザ端末200から受信された、種々の入力データを取得する。入力データ取得部111によって取得される入力データは、典型的にはユーザ端末200によって受け付けられたユーザからの入力に基づく。入力データ取得部111によって取得される入力データは、例えば、ユーザを識別するデータ、選択決済サービスを識別するデータ、ユーザの指定した利用金額を示すデータ、などを含み得る。また、入力データ取得部111によって取得される入力データは、ユーザがアカウントを作成済みの決済サービスにおける当該アカウントに関するデータ、例えば、IDおよびパスワード、を含み得る。さらに、入力データ取得部111によって取得される入力データは、ユーザに対する1以上の給与支払者のうち当該ユーザによって選択された給与支払者(以降、単に選択給与支払者と称する)を識別するデータを含み得る。これにより、ユーザは、複数の給与支払者からそれぞれ次の給料日に給料を受け取ることができる状況で、どの給与支払者から給与の前払いを受けるかを選択可能となる。
振込要求部112は、入力データ取得部111がチャージ要求に相当する入力データを取得したことに応じて、ユーザの給与支払者に関連付けられた口座発の振込の要求を受け付ける振込サーバ400に、当該口座から選択決済サービスに関連付けられた口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する。具体的には、振込要求部112は、通信部130に、振込要求を振込サーバ400へ送信させる。
ここで、チャージ要求に相当する入力データとは、例えば、ユーザを識別するデータ、選択決済サービスを識別するデータ、ユーザの指定した利用金額を示すデータ、選択給与支払者を識別するデータ、などを含み得る。これらの入力データにより、チャージの要求者(ユーザ)、チャージ金額の支払元となる給与支払者、チャージ金額の受取先となる選択決済サービス、およびチャージ金額を特定することが可能となる。
また、各給与支払者に関連付けられた口座の情報は、例えば記憶部120に保存されている給与支払者データ122に含まれ得る。給与支払者に関連付けられた口座は、当該給与支払者の口座に限られず、給与前払いシステムの事業者の口座である可能性もある。具体的には、給与支払者が、自らの口座に相応の資金を予め預けておき、ユーザからの給与前払いの要求に応じて当該口座から都度出金する方式(デポジット方式と呼ぶことができる)を採用する場合には、当該口座が給与支払者に関連付けられることになる。他方、給与支払者が、給与前払いシステムの事業者に給与前払いのための出金を一時的に立て替えてもらう方式(立替方式と呼ぶことができる)を採用する場合には、給与前払いシステムの事業者の口座が給与支払者に関連付けられることになる。すなわち、立替方式を採用する異なる給与支払者に、同一の口座が関連付けられることもあり得る。また、各決済サービスに関連付けられた口座の情報は、例えば記憶部120に保存されている連携決済システムデータ123に含まれ得る。
例えば、振込要求部112は、図9Aに例示されるユーザ−給与支払者テーブルおよび図9Bに例示されるユーザ−決済サービステーブルから、チャージ金額の支払元となる給与支払者に関連付けられた口座の情報と、チャージ金額の受取先となる選択決済サービスに関連付けられた口座の情報とを検索してもよい。具体的には、振込要求部112は、ユーザを識別するデータ(ユーザID)および(選択)給与支払者を識別するデータ(給与支払者ID)のペアを用いて、図9Aのテーブルから当該給与支払者に関連付けられた口座の情報を検索できる。また、振込要求部112は、ユーザを識別するデータ(ユーザID)および選択決済サービスを識別するデータ(決済サービスID)のペアを用いて、図9Bのテーブルから当該選択決済サービスに関連付けられた口座の情報を検索できる。
振込結果取得部113は、通信部130によって振込サーバ400から受信された、振込の結果を取得する。振込の成功は、給与支払者の口座からチャージの原資となる金銭が決済サービスシステムの口座へ送金されたことを意味する。
チャージ要求部114は、振込の成功を示す結果が取得された場合に、選択決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける連携決済システムサーバ300に、当該選択決済サービスにおけるユーザのアカウントへの貨幣のチャージを要求する。具体的には、チャージ要求部114は、通信部130に、チャージ要求を連携決済システムサーバ300へ送信させる。
ここで、チャージ要求部114は、選択決済サービスにおけるユーザのアカウントの特定および認証を当該アカウントに関するデータに基づいて行ってもよい。かかるデータは、例えば記憶部120に保存されているユーザデータ121に含まれていてもよいし、ユーザデータ121には含まれずにチャージの実行毎にユーザに入力が求められてもよい。また、チャージ要求部114は、チャージする貨幣の量を特定するために、ユーザの指定した利用金額を示すデータを参照するほか、必要に応じて、通貨レート、ポイントレートなどの情報を参照し得る。
チャージ結果取得部115は、通信部130によって連携決済システムサーバ300から受信された、チャージの結果を取得する。チャージの成功は、給与支払者からの給料の前払いが選択決済サービスにおけるチャージとして完了したことを意味する。
UI情報提示部116は、種々のUI情報をユーザに提示する。具体的には、UI情報提示部116は、通信部130に、UI情報をユーザ端末200へ送信させる。UI情報提示部116によって提示されるUI情報は、典型的にはユーザ端末200がUIを生成するために用いられる。UI情報提示部116によって提示されるUI情報は、例えば、ユーザが選択可能な決済サービスを示す情報、各決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高および利用可能上限額、各決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させる広告、給与支払者別前払い枠、総前払い枠、ユーザに要求されたチャージの結果(成功/失敗)、などを含み得る。ここで、広告は、決済サービスに関するものであってもよいし、決済サービスに関しないものであってもよい。
前払い枠設定部117は、ユーザの勤怠実績に基づいて当該ユーザの総前払い枠を設定する。ユーザの勤怠実績を示すデータ、例えば記憶部120に保存されているユーザデータ121および/または給与支払者データ122に含まれ得る。
ユーザが給与の前払いを受けることのできる給与支払者が1つである場合には、前払い枠設定部117は、当該給与支払者に対するユーザの勤怠実績と当該給与支払者によるユーザへの給与算定基準(例えば、時給、日給、など)とに基づいて、総前払い枠を設定する。例えば、前払い枠設定部117は、勤務時間と時給とを乗算し、または勤務日数と日給とを乗算することでユーザの見込み給与総額を得て、それ以下となるように、例えば当該見込み給与総額に0.8などの1以下の係数をさらに乗じることで総前払い枠を設定し得る。
他方、ユーザが給与の前払いを受けることのできる給与支払者が複数である場合には、前払い枠設定部117は、各給与支払者に対するユーザの勤怠実績と当該給与支払者によるユーザへの給与算定基準とに基づいて、給与支払者別の前払い枠を設定する。例えば、前払い枠設定部117は、勤務時間と時給とを乗算し、または勤務日数と日給とを乗算することでユーザの見込み給与総額を得て、それ以下となるように、例えば当該見込み給与総額に0.8などの1以下の係数をさらに乗じることで給与支払者別の前払い枠を設定し得る。それから、前払い枠設定部117は、給与支払者別の前払い枠を、全給与支払者または全選択給与支払者に亘って合算することで総前払い枠を設定し得る。
なお、給与支払者別の前払い枠は、給与支払者端末500において給与支払者によって任意に設定され、給与前払いサーバ100へ送信されてもよい。この場合にも、前払い枠設定部117は、給与支払者別の前払い枠を、全給与支払者または全選択給与支払者に亘って合算することで総前払い枠を設定し得る。
利用可能上限額算出部118は、ユーザに設定された総前払い枠と、各決済サービスの仕様とに基づいて、決済サービス毎の利用可能上限額を算出する。ユーザによって指定される利用金額が、この利用可能上限額を超えることは禁じられる。利用可能上限額算出部118は、いずれの決済サービスの利用上限額もユーザに設定された総前払い枠を超えないように算出する。例えば、利用可能上限額算出部118は、総前払い枠、各決済サービスのチャージ上限額とユーザのチャージ残高との差額、および各決済サービスの1回のチャージ限度額のうちの最小の金額を当該決済サービスの利用可能上限額として算出し得る。
なお、給与の通常の支払いに用いられる貨幣と、チャージに用いられる貨幣(例えば外国通貨、仮想通貨、ポイント、など)とが異なる場合には、利用可能上限額算出部118は、通貨レート、ポイントレートなどの情報を用いてチャージに用いられる貨幣の量を給与の通常の支払いに用いられる貨幣の量として換算してから、利用可能上限額を算出してもよい。
記憶部120は、例えば前述のメモリ12および/またはストレージ13を含み、給与前払いサーバ100が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部120は、ユーザデータ121、給与支払者データ122、および連携決済システムデータ123を記憶し得る。また、記憶部120は、図9Aに例示したユーザ−給与支払者テーブル、および図9Bに例示したユーザ−決済サービステーブルを記憶してもよい。
ユーザデータ121は、ユーザに関する種々のデータ、例えば、ユーザを識別するデータ、当該ユーザの各決済サービスにおけるアカウントに関するデータ、当該ユーザの給与支払者を識別するデータ、などを含み得る。ユーザデータ121は、例えばユーザ端末200から収集され得る。
給与支払者データ122は、給与支払者に関する種々のデータ、例えば、給与支払者を識別するデータ、当該給与支払者から給与を受け取ることのできるユーザを識別するデータ、当該給与支払者に対する各ユーザの勤怠実績を示すデータ、当該給与支払者による各ユーザへの給与算定基準を示すデータ、当該給与支払者による給与前払いのための出金用の口座情報、当該口座発の振り込みの要求を受け付ける振込サーバ400を特定する情報(例えば、URL、IPアドレス、など)、などを含み得る。給与支払者データ122は、例えば給与支払者端末500から収集され得る。
連携決済システムデータ123は、ユーザが選択可能な決済サービスに関する種々のデータ、例えば、当該決済サービスにおけるユーザのチャージ残高、当該決済サービスのキャンペーン情報または広告、当該決済サービスの仕様(例えば、チャージ上限額、1回のチャージ限度額)、当該決済サービスに関連付けられる口座(チャージの原資となる金銭の受取口座)情報、当該決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける連携決済システムサーバ300を特定する情報(例えば、URL、IPアドレス、など)、などを含み得る。連携決済システムデータ123は、例えば連携決済システムサーバ300から収集され得る。
通信部130は、給与前払いサーバ100がユーザ端末200、連携決済システムサーバ300、振込サーバ400、給与支払者端末500または他の外部装置と有線または無線で通信するために、変復調処理などの種々の信号処理を行う通信モジュールである。通信部130は、受信信号を制御部110へ与え、逆に送信信号を制御部110から受け取る。通信部130は、前述の通信IF14を含む。
以下、図4を用いて、給与前払いサーバ100の動作例を説明する。図4の動作例は、例えば、ユーザ端末200において給与前払いアプリケーションが起動され、当該ユーザ端末200から給与前払いサーバ100へUI情報の取得要求が送信されたことをトリガに開始し得る。
まず、前払い枠設定部117は、ユーザの勤怠実績に基づいて当該ユーザの総前払い枠を設定する(ステップS601)。そして、利用可能上限額算出部118は、ステップS601において設定された総前払い枠と、各決済サービスの仕様とに基づいて、決済サービス毎の利用可能上限額を算出する(ステップS602)。
UI情報提示部116は、例えば、ユーザが選択可能な決済サービスを示す情報、各決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高およびステップS602において算出された利用可能上限額、各決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させるための広告、給与支払者別前払い枠、ステップS601において設定された総前払い枠、などのUI情報をユーザに提示する(ステップS603)。
ステップS603の後に、ユーザがチャージの実行を指示する入力をユーザ端末200に対して行うと、入力データ取得部111はチャージ要求に相当する入力データを取得することになる(ステップS604)。
振込要求部112は、ステップS604の後に、ユーザの給与支払者に関連付けられた口座発の振込の要求を受け付ける振込サーバ400に、当該口座から選択決済サービスに関連付けられた口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する(ステップS605)。
ステップS605における振込の成功を示す結果が振込結果取得部113によって取得された場合に処理はステップS607へ進み、そうでない場合に処理はステップS610へ進む(ステップS606)。
ステップS607において、チャージ要求部114は、選択決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける連携決済システムサーバ300に、当該選択決済サービスにおけるユーザのアカウントへの貨幣のチャージを要求する。
ステップS607におけるチャージの成功を示す結果がチャージ結果取得部115によって取得された場合に処理はステップS609へ進み、そうでない場合に処理はステップS610へ進む(ステップS608)。
ステップS609において、UI情報提示部116は、例えば、ユーザに要求されたチャージの結果(成功)、選択決済サービスを示す情報、当該選択決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高、当該選択決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させるための広告、などのUI情報をユーザに提示する。
ステップS610において、制御部110は種々のエラー処理を行う。例えば、給与支払者の口座の残高不足であった場合には振込が失敗することになる。この場合に、制御部110は、給与支払者に入金を促す通知を行ってもよい。また、UI情報提示部116は、振込またはチャージの失敗を示すUI情報をユーザに提示してもよい。
図5に、本実施形態に係る給与前払いシステムを構成するユーザ端末200のブロック図を示す。ユーザ端末200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、入出力部240とを含む。ユーザ端末200中の各要素は、バスを介して電気的に接続され得る。
制御部210は、記憶部220としてのメモリに記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、ユーザ端末200の動作を制御する。制御部210は、例えばプロセッサを含む。制御部210は、プログラムに従って動作することにより、UI情報取得部211、UI生成部212、UI提示部213、入力データ取得部214、およびチャージ要求部215としての機能を発揮する。
UI情報取得部211は、通信部230によって給与前払いサーバ100から受信された、種々のUI情報を取得する。UI情報取得部211によって取得されるUI情報は、例えば、ユーザが選択可能な決済サービスを示す情報、各決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高および利用可能上限額、各決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させるための広告、給与支払者別前払い枠、総前払い枠、ユーザに要求されたチャージの結果、などを含み得る。
UI生成部212は、UI情報に基づいて、UIを生成する。例えば、UI生成部212は、ユーザが選択可能な決済サービスの情報、例えばその名称を表示するUI画面を生成してもよい。また、UI生成部212は、各決済サービスの名称に加えて、その利用可能上限額および/またはキャンペーン情報を表示するUI画面を生成してもよい。
また、UI生成部212は、ユーザからの入力に応答して、UI画面の内容を更新してもよい。例えば、ユーザがUI画面中の受け取り方法選択画面表示領域R1において決済サービスの1つである「ABペイ」に対応する領域を例えば1度タップするなどして選択すると、UI生成部212は図6に例示されるようにこの「ABペイ」の詳細情報として、利用可能上限額およびキャンペーン情報を追加表示するようUI画面を生成してもよい。さらに、ユーザがUI画面中の受け取り方法選択画面表示領域R1において決済サービスの別の1つである「Cde Pay」に対応する領域を例えば1度タップするなどして選択すると、UI生成部212は図7に例示されるように「ABペイ」の詳細情報を非表示にするとともに、この「Cde Pay」の詳細情報として、利用可能上限額およびキャンペーン情報を追加表示するようUI画面を生成してもよい。
さらに、UI生成部212は、UI画面に広告を含めることもできる。図6および図7の例では、受け取り方法選択画面表示領域R1の中に広告表示領域R2が設けられている。しかしながら、広告の提示方法はこれに限られない。広告は、例えばUI画面の遷移時に強制表示されるようにしてもよい。
UI提示部213は、UI生成部212によって生成されたUIをユーザに提示する。具体的には、UI提示部213は、入出力部240に含まれる出力装置にUIを出力させ得る。
入力データ取得部214は、ユーザからの入力に応じて種々の入力データを取得する。例えば、入力データ取得部214は、UI遷移を生じさせる入力データ、例えば、UI画面中に表示されたいずれかの決済サービスを選択する入力データ、チャージ実行を指示する入力データ、などを取得し得る。また、入力データ取得部214は、UI遷移を生じさせない入力データ、例えば、UI画面に含まれるフォームへの入力データ、なども取得し得る。かかる入力データは、例えば記憶部220に一時的に保存されたり、給与前払いサーバ200へ逐次送信されたりし得る。
入力データ取得部214は、チャージ実行を指示する入力データを取得すると、チャージ要求に相当する入力データ、例えば、ユーザを識別するデータ、選択決済サービスを識別するデータ、利用金額を示すデータ、などをチャージ要求部215に渡す。他方、入力データ取得部214は、その他のUI遷移を生じさせる入力データを取得すると、これをUI生成部212に渡す。
チャージ要求部215は、入力データ取得部214からチャージに関わる種々の入力データを受け取る。チャージ要求部215は、この入力データに基づいて、選択決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを給与前払いサーバ100に要求する。具体的には、チャージ要求部215は、通信部230に、チャージ要求に相当する入力データを給与前払いサーバ100へ送信させる。
記憶部220は、例えばメモリおよび/またはストレージを含み、ユーザ端末200が使用するデータおよびプログラムを記憶する。例えば図5には示していないが、記憶部220は、給与前払いアプリケーション、UIを生成するために必要な種々の素材データ、例えば、画像データ、音声データ、テキストデータ、などを保存し得る。
通信部230は、ユーザ端末200が給与前払いサーバ100、連携決済システムサーバ300、または他の外部装置と有線または無線で通信するために、変復調処理などの種々の信号処理を行う通信モジュールである。通信部230は、受信信号を制御部210へ与え、逆に送信信号を制御部210から受け取る。通信部230は、通信IFを含む。
入出力部240は、入力装置および出力装置を含む。入力装置は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、などであり得る。出力装置は、例えばディスプレイである。
以下、図8を用いて、ユーザ端末200の動作例を説明する。図8の動作例は、例えば、ユーザ端末200において給与前払いアプリケーションが起動され、当該ユーザ端末200から給与前払いサーバ100へUI情報の取得要求が送信されたことをトリガに開始し得る。
まず、UI情報取得部211は、例えば、ユーザが選択可能な決済サービスを示す情報、各決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高および利用可能上限額、各決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させるための広告、給与支払者別前払い枠、総前払い枠、などのUI情報を取得する(ステップS701)。
UI生成部212は、ステップS701において取得されたUI情報、および/または入力データ取得部214によって取得されたUI遷移を生じさせる入力データに基づいて、UIを生成する(ステップS702)。そして、UI提示部213は、ステップS702において生成されたUIをユーザに提示する(ステップS703)。
ステップS703の後に、入力データ取得部214は、UI遷移を生じさせる入力データの取得を待ち受ける(ステップS704)。そして、入力データ取得部214がチャージ実行を指示する入力データを取得した場合には処理はステップS706へ進み、入力データ取得部214がUI遷移を生じさせる他の入力データ、例えば選択中の決済サービスと異なる決済サービスを選択する入力データを取得した場合には処理はステップS702に戻る(ステップS705)。
ステップS706において、チャージ要求部215は、選択決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを給与前払いサーバ100に要求する。
ステップS706の後に、UI情報取得部211は、ユーザに要求されたチャージの結果(振込の失敗、チャージの成功/失敗)、選択決済サービスを示す情報、当該選択決済サービスにおけるユーザのアカウントの現在のチャージ残高、当該選択決済サービスのキャンペーン情報、UIに表示させるための広告、などのUI情報を取得する(ステップS707)
UI生成部212は、ステップS707において取得されたUI情報に基づいて、UIを生成する(ステップS708)。そして、UI提示部213は、ステップS708において生成されたUIをユーザに提示する(ステップS709)。
以上説明したように、本実施形態に係る給与前払いシステムでは、給与前払いサーバは、ユーザ端末から選択決済サービスにおけるユーザのアカウントへの貨幣のチャージ要求に相当する入力データを受け付ける。この入力データに応答して、給与前払いサーバは、ユーザの給与支払者に関連付けられた口座発の振込を受け付ける振込サーバに、当該口座から選択決済サービスに関連付けられた口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する。そして、給与前払いサーバは、この振込の成功をトリガとして、選択決済サービスに対応する連携決済システムサーバに、このユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する。これにより、いずれのステークホルダにも従来の給与前払いシステムおよび決済システムに比べて例えば立替などの追加の経済的リスクを負わせることなく、ユーザに給与前払いサービスにおける貨幣の受取先を柔軟に選択させることができる。すなわち、本システムでは、従前の給与前払いシステムに比べて給与支払者にとっては給与前払い金の振込先がユーザの口座から決済サービスの口座に変わるだけであるし、従前の決済システムに比べて当該決済システムの事業者にとってはチャージ金の支払元がユーザの口座や現金から給与支払者の口座に変わるだけである。故に、本システムによれば、給与前払いシステムの事業者が立替方式を採用していない給与支払者に代わって決済サービスの口座へ出金する必要はないし、決済システムの事業者が原資の入金を待たずにチャージを行うリスクを負う必要もない。
<付記>
実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)
ユーザ端末(200)と通信する通信部(130)から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部(111)と、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバ(400)に、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部(112)と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部(130)から取得する第2の取得部(113)と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバ(300)に、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部(114)とを具備する、給与前払いサーバ(100)。
(付記2)
ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を示すデータを提示する提示部(116)をさらに具備する、(付記1)に記載の給与前払いサーバ。
(付記3)
複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を当該決済サービスの仕様と総前払い枠とに基づいて算出する算出部(118)をさらに具備する、(付記2)に記載の給与前払いサーバ。
(付記4)
第1の取得部は、ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザの1以上の給与支払者のうちユーザによって選択された給与支払者を識別するデータをさらに取得し、
給与前払いサーバは、ユーザによって選択された給与支払者のそれぞれに対するユーザの勤怠実績に基づく給与支払者別前払い枠を合算して総前払い枠を設定する設定部(117)をさらに具備する、
(付記1)乃至(付記3)のいずれかに記載の給与前払いサーバ。
(付記5)
ユーザの1以上の給与支払者のそれぞれに対するユーザの勤怠実績に基づく給与支払者別前払い枠を合算して総前払い枠を設定する設定部(117)をさらに具備する、(付記1)乃至(付記3)のいずれかに記載の給与前払いサーバ。
(付記6)
ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々のキャンペーン情報を提示する提示部(116)をさらに具備する、(付記1)乃至(付記5)のいずれかに記載の給与前払いサーバ。
(付記7)
第2の要求部は、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるユーザのアカウントに関するデータと利用金額を示すデータとに基づいて、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを第2のサーバに要求する、(付記1)乃至(付記6)のいずれかに記載の給与前払いサーバ。
(付記8)
コンピュータ(200)を、ユーザが選択可能な1以上の決済サービスの情報を提示する手段(213)、ユーザからの入力に応答して、ユーザによって選択された決済サービスにおけるユーザのアカウントへのユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額に相当する貨幣のチャージを給与前払いサーバに要求する手段(215)、として機能させる、給与前払いプログラム。
(付記9)
コンピュータを、給与前払いサーバ(100)と通信する通信部(230)から、ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を示すデータを取得する手段(211)、ユーザからの複数の決済サービスのいずれかを選択する入力に応答して、選択中の決済サービスの利用可能上限額を提示する手段(212,213)としてさらに機能させる、(付記8)に記載の給与前払いプログラム。
(付記10)
コンピュータを、給与前払いサーバ(100)と通信する通信部(230)から、ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々のキャンペーン情報を示すデータを取得する手段(211)、ユーザからの複数の決済サービスのいずれかを選択する入力に応答して、選択中の決済サービスのキャンペーン情報を提示する手段(212,213)としてさらに機能させる、(付記8)または(付記9)に記載の給与前払いプログラム。
(付記11)
ユーザ端末(200)と、給与前払いサーバ(100)とを具備し、給与前払いサーバは、ユーザ端末と通信する通信部(130)から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部(111)と、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバ(400)に、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部(112)と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部(130)から取得する第2の取得部(113)と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバ(400)に、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部(114)とを備える、給与前払いシステム。
(付記12)
コンピュータ(100)によって実行される給与前払い方法であって、ユーザ端末(200)と通信する通信部(130)から、ユーザを識別するデータと、ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得すること(S604)と、ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバ(400)に、第1の口座からユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への利用金額に相当する金銭の振込を要求すること(S605)と、振込の結果を第1のサーバと通信する通信部から取得すること(S606)と、振込の成功を示す結果が取得された場合に、ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバ(300)に、当該決済サービスにおけるユーザのアカウントへの利用金額に相当する貨幣のチャージを要求すること(S607)とを具備する、給与前払い方法。
上述の実施形態は、本発明の概念の理解を助けるための具体例を示しているに過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図されていない。実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な構成要素の付加、削除または転換をすることができる。
上述の実施形態では、いくつかの機能部を説明したが、これらは各機能部の実装の一例に過ぎない。例えば、1つの装置に実装されると説明された複数の機能部が複数の別々の装置に亘って実装されることもあり得るし、逆に複数の別々の装置に亘って実装されると説明された機能部が1つの装置に実装されることもあり得る。
上記各実施形態において説明された種々の機能部は、回路を用いることで実現されてもよい。回路は、特定の機能を実現する専用回路であってもよいし、プロセッサのような汎用回路であってもよい。
上記各実施形態の処理の少なくとも一部は、例えば汎用のコンピュータに搭載されたCPUおよび/またはGPU、マイコン、FPGA、またはDSP、などのプロセッサを基本ハードウェアとして用いることでも実現可能である。上記処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記録媒体に記憶される。記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記録媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信IF、15 入出力IF、100 給与前払いサーバ、110 制御部、111 入力データ取得部、112 振込要求部、113 振込結果取得部、114 チャージ要求部、115 チャージ結果取得部、116 UI情報提示部、117 前払い枠設定部、118 利用可能上限額算出部、120 記憶部、121 ユーザデータ、122 給与支払者データ、123 連携決済システムデータ、130 通信部、200 ユーザ端末、210 制御部、211 UI情報取得部、212 UI生成部、213 UI提示部、214 入力データ取得部、215 チャージ要求部、220 記憶部、230 通信部、240 入出力部、300 連携決済システムサーバ、400 振込サーバ、500 給与支払者端末、R1 受け取り方法選択画面表示領域、R2 広告表示領域

Claims (12)

  1. ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、前記ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、前記ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部と、
    前記ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、前記第1の口座から前記ユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への前記利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部と、
    前記振込の結果を前記第1のサーバと通信する通信部から取得する第2の取得部と、
    前記振込の成功を示す結果が取得された場合に、前記ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおける前記ユーザのアカウントへの前記利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部と
    を具備する、給与前払いサーバ。
  2. 前記ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を示すデータを提示する提示部をさらに具備する、請求項1に記載の給与前払いサーバ。
  3. 前記複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を当該決済サービスの仕様と前記総前払い枠とに基づいて算出する算出部をさらに具備する、請求項2に記載の給与前払いサーバ。
  4. 前記第1の取得部は、前記ユーザ端末と通信する通信部から、前記ユーザの1以上の給与支払者のうち前記ユーザによって選択された給与支払者を識別するデータをさらに取得し、
    前記給与前払いサーバは、前記ユーザによって選択された給与支払者のそれぞれに対する前記ユーザの勤怠実績に基づく給与支払者別前払い枠を合算して前記総前払い枠を設定する設定部をさらに具備する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の給与前払いサーバ。
  5. 前記ユーザの1以上の給与支払者のそれぞれに対する前記ユーザの勤怠実績に基づく給与支払者別前払い枠を合算して前記総前払い枠を設定する設定部をさらに具備する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の給与前払いサーバ。
  6. 前記ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々のキャンペーン情報を提示する提示部をさらに具備する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の給与前払いサーバ。
  7. 前記第2の要求部は、前記振込の成功を示す結果が取得された場合に、前記ユーザによって選択された決済サービスにおける前記ユーザのアカウントに関するデータと前記利用金額を示すデータとに基づいて、当該決済サービスにおける前記ユーザのアカウントへの前記利用金額に相当する貨幣のチャージを前記第2のサーバに要求する、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の給与前払いサーバ。
  8. コンピュータを、
    ユーザが選択可能な1以上の決済サービスの情報を提示する手段、
    前記ユーザからの入力に応答して、前記ユーザによって選択された決済サービスにおける前記ユーザのアカウントへの前記ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額に相当する貨幣のチャージを給与前払いサーバに要求する手段、
    として機能させる、給与前払いプログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    前記給与前払いサーバと通信する通信部から、前記ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々の利用可能上限額を示すデータを取得する手段、
    前記ユーザからの前記複数の決済サービスのいずれかを選択する入力に応答して、選択中の決済サービスの利用可能上限額を提示する手段
    としてさらに機能させる、請求項8に記載の給与前払いプログラム。
  10. 前記コンピュータを、
    前記給与前払いサーバと通信する通信部から、前記ユーザが選択可能な複数の決済サービスの各々のキャンペーン情報を示すデータを取得する手段、
    前記ユーザからの前記複数の決済サービスのいずれかを選択する入力に応答して、選択中の決済サービスのキャンペーン情報を提示する手段
    としてさらに機能させる、請求項8または請求項9に記載の給与前払いプログラム。
  11. ユーザ端末と、給与前払いサーバとを具備し、
    前記給与前払いサーバは、
    前記ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、前記ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、前記ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得する第1の取得部と、
    前記ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、前記第1の口座から前記ユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への前記利用金額に相当する金銭の振込を要求する第1の要求部と、
    前記振込の結果を前記第1のサーバと通信する通信部から取得する第2の取得部と、
    前記振込の成功を示す結果が取得された場合に、前記ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおける前記ユーザのアカウントへの前記利用金額に相当する貨幣のチャージを要求する第2の要求部と
    を備える、
    給与前払いシステム。
  12. コンピュータによって実行される給与前払い方法であって、
    ユーザ端末と通信する通信部から、ユーザを識別するデータと、前記ユーザによって選択された決済サービスを示すデータと、前記ユーザの勤怠実績に基づく総前払い枠内の利用金額を示すデータとを取得することと、
    前記ユーザの給与支払者に関連付けられた第1の口座発の振込の要求を受け付ける第1のサーバに、前記第1の口座から前記ユーザによって選択された決済サービスに関連付けられた第2の口座への前記利用金額に相当する金銭の振込を要求することと、
    前記振込の結果を前記第1のサーバと通信する通信部から取得することと、
    前記振込の成功を示す結果が取得された場合に、前記ユーザによって選択された決済サービスにおけるチャージ要求を受け付ける第2のサーバに、当該決済サービスにおける前記ユーザのアカウントへの前記利用金額に相当する貨幣のチャージを要求することと
    を具備する、給与前払い方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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