JP4819135B2 - 明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法 - Google Patents

明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法 Download PDF

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Description

この発明は、明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法に関する。
従来より、基幹系システムなどに対して入力されたデータであって、明細書や伝票といった細かい内容のデータである「明細データ」を、業務上の様々な目的の分析に対応させるにあたり、データ・ウェアハウス(DWH:Data Warehouse)の利用が注目されている。一般的に、データ・ウェアハウスによる明細データの分析は、明細データを蓄積するデータ・ウェアハウス、データ・ウェアハウスに蓄積された明細データを所望の分析目的で集計して得られた集計結果を蓄積するデータ・マート、および、データ・マートに蓄積された集計結果を分析対象とするフロント・エンドのアプリケーションなどによって実現される。
ここで、明細データを集計する手法について具体的に例を挙げて説明すると、例えば、特許文献1では、データ処理装置が、共通の項目(例えば、『販売時期』、『製品名』、『販売地区』、『売上データ』など)で構成された明細データを、各項目の階層構造情報(例えば、『製品名』に関する「コンピュータ」、「パソコン」や、『販売地区』に関する「全国」、「関東」、「東京」など)に基づいて、分析の目的に対応する要素(例えば、「東京」など)ごとに集計し、集計したデータを予めデータベースに蓄積する手法が開示されている。また、例えば、特許文献2では、データ・ウェアハウスサーバが、共通の項目(例えば、『商品コード』、『得意先コード』など)で構成された明細データを、各項目のマスタ項目情報(例えば、『商品コード』に関する「メーカー区分」、「商品名」や、『得意先コード』に関する「得意先名」、「担当者コード」など)に基づいて、分析の目的に対応するマスタ項目ごとに集計し、集計したデータを予めデータベースに蓄積する手法が開示されている。
特許第3476349号公報 特開2001−28005号公報
ところで、上記した従来技術では、以下に説明するように、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することができず、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることができないという課題がある。
すなわち、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データであって、システム(もしくはイベント)ごとに定義された項目で構成された明細データを、特許文献1や特許文献2に開示されている手法によって分析の目的に対応させて集計するには、まず、共通の項目で構成された明細データのグループ(例えば、同じシステムに入力された明細データなど)について、分析の目的に対応する要素(あるいはマスタ項目)ごとに集計し、次に、グループごとに集計された明細データを複数のグループでさらに集計するなど、分析の目的ごとに二段階の集計を行わなければならない。
このため、分析の目的に対応させて簡易に集計することができず、かつ、予め想定された目的とは異なる新たな目的の分析に対応させて集計するには、再度、二段階の集計を行わなければならないことから、柔軟に集計することができないという課題がある。また、分析の目的ごとに二段階の集計が行われた場合、中間の集計結果は蓄積されないことが通常であることから、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることができないという課題がある。
そこで、この発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することが可能で、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることが可能な明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する方法をコンピュータに実行させる明細データ集計プログラムであって、複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持手順と、前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持手順と、前記明細データ保持手順によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持手順によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成手順と、前記転記補充明細データ生成手順によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持手順と、集計の単位として指定された所定の前記共通項目もしくは所定の前記共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持手順によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付手順をさらにコンピュータに実行させ、前記転記補充ルール保持手順は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付手順によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、前記集計手順は、前記共通項目追加受付手順によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記転記補充ルール保持手順は、前記転記補充ルールを複数保持し、前記転記補充明細データ生成手順は、前記転記補充ルール保持手順によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記明細データ保持手順は、前記転記補充ルール保持手順によって保持される複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持することを特徴とする。
また、発明は、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する明細データ集計装置であって、複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持手段と、前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持手段と、前記明細データ保持手段によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持手段によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成手段と、前記転記補充明細データ生成手段によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持手段と、集計の単位として指定された所定の前記共通項目もしくは所定の前記共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持手段によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計手段と、を備えたことを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付手段をさらに備え、前記転記補充ルール保持手段は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付手段によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、前記集計手段は、前記共通項目追加受付手段によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記転記補充ルール保持手段は、前記転記補充ルールを複数保持し、前記転記補充明細データ生成手段は、前記転記補充ルール保持手段によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記明細データ保持手段は、前記転記補充ルール保持手段によって保持される複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持することを特徴とする。
また、発明は、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する明細データ集計方法であって、複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持工程と、前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持工程と、前記明細データ保持工程によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持工程によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成工程と、前記転記補充明細データ生成工程によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持工程と、集計の単位として指定された所定の前記共通項目もしくは所定の前記共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持工程によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計工程と、を含んだことを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付工程をさらに含み、前記転記補充ルール保持工程は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付工程によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、前記集計工程は、前記共通項目追加受付工程によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記転記補充ルール保持工程は、前記転記補充ルールを複数保持し、前記転記補充明細データ生成工程は、前記転記補充ルール保持工程によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記明細データ保持工程は、前記転記補充ルール保持工程によって保持される複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持することを特徴とする。
請求項1、5、または9によれば、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する方法をコンピュータに実行させる明細データ集計プログラムであって、複数のイベントの明細データを保持し、集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、イベントごとに共通項目各々と対応づけられて、転記指示(イベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値に転記することを指示)および/または補充指示(共通項目に該当する値として補充すべき値を指示)が記述された転記補充ルールを保持し、保持された明細データ各々に関し、保持されている転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値として転記し、転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については補充指示に従って値を補充することで、明細データ各々から共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成し、生成された転記補充明細データを保持し、集計の単位として指定された所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、保持された転記補充明細データを集計するので、共通項目(集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目)に該当する値で構成された転記補充明細データを生成して保持し、かかる転記補充明細データを集計する手法であることから、分析の目的ごとに二段階の集計を行わなければならない手法(例えば、まず、共通の項目で構成された明細データのグループについて、分析の目的に対応する要素ごとに集計し、次に、グループごとに集計された明細データを複数のグループでさらに集計する手法)に比較して、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することが可能になり、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることが可能になる。
また、請求項2、6、または10によれば、共通項目の追加を受け付け、イベントごとに追加の共通項目と対応づけられて、転記指示(イベント定義項目に該当する値を追加の共通項目に該当する値に転記することを指示)および/または補充指示(追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示)が記述された転記補充ルールをさらに保持し、追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、転記補充明細データを集計するので、上記の効果に加え、分析の目的に対応させて共通項目の追加が求められる場合に、簡易に対応することが可能になる。
また、請求項3、7、または11によれば、転記補充ルールを複数保持し、保持された複数の転記補充ルールごとに転記補充明細データを生成するので、上記の効果に加え、損益分析、原価分析等、異なる共通項目が定義されるべき分析についても、対応することが可能になる。
また、請求項4、8、または12によれば、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値およびイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを保持するので、上記の効果に加え、複数の転記補充ルールごとに転記補充明細データを生成する際の負荷を軽減することが可能になり、また、複数の転記補充ルール間で重複する処理を削減することが可能になる。
図1は、実施例1に係る明細データ集計装置の概要および特徴を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る明細データ集計装置の構成を示すブロック図である。 図3は、明細データ保持部を説明するための図である。 図4は、転記補充ルール保持部を説明するための図である。 図5は、転記補充明細データ保持部を説明するための図である。 図6は、集計結果保持部を説明するための図である。 図7は、集計結果保持部を説明するための図である。 図8は、分析例を説明するための図である。 図9は、実施例1に係る明細データ集計装置による処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、明細データ集計プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 明細データ集計装置
11 入力部
12 出力部
13 入出力制御I/F部
20 記憶部
21 明細データ保持部
22 転記補充ルール保持部
23 転記補充明細データ保持部
24 集計結果保持部
30 制御部
31 転記補充明細データ生成部
32 集計部
以下に添付図面を参照して、本発明に係る明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例で用いる主要な用語、実施例1に係る明細データ集計装置の概要および特徴、実施例1に係る明細データ集計装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、次に、他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。「イベント」とは、例えば、「予算システム」や「受注システム」など、個々のシステムを意味する場合や、例えば、「発注」や「検収」など、一つのシステム内で発生する個々の工程を意味する場合がある。いずれの場合にも本発明を同様に適用することが可能であるが、実施例1においては、「イベント」が個々のシステムを意味する場合を想定して説明することとする。
また、以下の実施例では、「イベント」において取り扱われるデータのことを、「明細データ」という。すなわち、「明細データ」とは、「イベント」が「予算システム」であれば、例えば、『取引日付』、『勘定科目』、『金額』などの項目で構成されるデータであって、項目『取引日付』に該当する値として『3月1日』、項目『勘定科目』に該当する値として『80909売上高』、項目『金額』に該当する値として『¥5,000,000』などの値で構成されたデータのことをいう。ここで、そもそも「明細データ」は、「イベント」において取り扱われるデータであることから、『取引日付』、『勘定科目』、『金額』などの項目は、「予算システム」において定義された項目であると考えられる。すなわち、「明細データ」を構成する項目は、「イベント」ごとに定義された「イベント定義項目」である。
ところで、かかる「明細データ」の集計について考えると、「予算システム」や「受注システム」などの個々のシステムにおいて「明細データ」が個別に集計され、得られた集計結果が分析対象とされることにも確かに意味があるが、「予算システム」で取り扱われる「明細データ」と「受注システム」で取り扱われる「明細データ」とが併せて集計され、得られた集計結果が分析対象とされることには大きな意味があるといえる。具体的に例を挙げて説明すると、例えば、「予算システム」、「受注システム」、・・・、「売上システム」等、複数の段階を経て行われる一連の処理を取り扱うシステムの「明細データ」が併せて集計され、得られた集計結果が分析対象とされれば、例えば、予算実績比較などが分析結果として導出されることになる。
このように、「明細データ」が異なる「イベント」間で集計され、得られた集計結果が分析対象とされることには大きな意味があるが、上記したように、「明細データ」は「イベント」ごとに異なる「イベント定義項目」によって構成されていることから、異なる構成の「明細データ」を異なる「イベント」間でどのように集計すべきか、その手法が重要になる。
[実施例1に係る明細データ集計装置の概要および特徴]
続いて、図1を用いて、実施例1に係る明細データ集計装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る明細データ集計装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る明細データ集計装置は、上記したように、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計することを概要とし、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計し、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることを主たる特徴とする。
この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1に係る明細データ集計装置は、複数のイベントの明細データを保持する(図1の(1)を参照)。具体的には、図1に示すように、明細データ集計装置の明細データ保持部は、例えば、「予算システム」の明細データ(項目『取引日付』、『勘定科目』、『金額』で構成されたデータ)や、「受注システム」の明細データ(項目『取引日付』、『金額』、『予定原価』、『売上予定日』で構成されたデータ)等、複数のイベントの明細データを保持する。
また、明細データ集計装置は、転記補充ルールを保持する(図1の(2)を参照)。具体的には、明細データ集計装置の転記補充ルール保持部は、集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、イベントごとに共通項目各々と対応づけられて、イベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示や、共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する。
例えば、転記補充ルール保持部は、図1に示すように、共通項目として『計上識別区分』、『勘定科目』、『計上日付』、『金額』が定義され、「予算システム」や「受注システム」などのイベントごとに共通項目各々と対応づけられて、転記指示(共通項目『計上日付』に対応づけられて記述された「受注システム」の「『売上予定日』転記」)や補充指示(共通項目『勘定科目』に対応づけられて記述された「受注システム」の「80909売上高」)が記述された転記補充ルールを保持する。
このような構成のもと、実施例1に係る明細データ集計装置は、明細データ保持部によって保持された明細データ各々から、共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する(図1の(3)を参照)。具体的には、明細データ集計装置は、明細データ保持部によって保持された明細データ各々に関し、転記補充ルール保持部によって保持されている転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については、転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値として転記し、転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については、補充指示に従って値を補充することで、転記補充明細データを生成する。
例えば、明細データ集計装置は、図1に示すように、明細データ保持部によって保持された明細データのうち、「受注システム」の明細データに関し、共通項目『計上日付』について転記補充ルールを参照すると、「『売上予定日』転記」という転記指示が対応づけられている。「『売上予定日』転記」とは、言い換えると、「受注システム」の明細データから転記補充明細データを生成する際には、「受注システム」の明細データのイベント定義項目『売上予定日』の値を共通項目『計上日付』として転記することを指示するものである。このため、明細データ集計装置は、明細データの『売上予定日』である『6月30日』を共通項目『計上日付』として転記する。
また、例えば、明細データ集計装置は、図1に示すように、明細データ保持部によって保持された明細データのうち、「受注システム」の明細データに関し、共通項目『勘定科目』について転記補充ルールを参照すると、「『80909売上高』」という補充指示が対応づけられている。「『80909売上高』」とは、言い換えると、「受注システム」の明細データから転記補充明細データを生成する際には、共通項目『勘定科目』については『80909売上高』という値を補充することを指示するものである。このため、明細データ集計装置は、共通項目『勘定科目』に『80909売上高』を補充する。
続いて、実施例1に係る明細データ集計装置は、生成された転記補充明細データを保持する(図1の(4)を参照)。例えば、明細データ集計装置は、「予算システム」の明細データから生成された転記補充明細データや、「受注システム」の明細データから生成された転記補充明細データを、転記補充明細データ保持部に保持する。
そして、明細データ集計装置は、転記補充明細データ保持部によって保持された転記補充明細データを集計する(図1の(5)を参照)。具体的には、明細データ集計装置は、集計の単位として指定された共通項目や共通項目の組み合わせの単位で、転記補充明細データを集計する。例えば、明細データ集計装置は、共通項目『勘定科目』で転記補充明細データを集計するなどする。
このようにして、実施例1に係る明細データ集計装置は、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することが可能になり、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることが可能になる。
[実施例1に係る明細データ集計装置の構成]
次に、図2〜図8を用いて、実施例1に係る明細データ集計装置を説明する。図2は、実施例1に係る明細データ集計装置の構成を示すブロック図であり、図3は、明細データ保持部を説明するための図であり、図4は、転記補充ルール保持部を説明するための図であり、図5は、転記補充明細データ保持部を説明するための図であり、図6および図7は、集計結果保持部を説明するための図であり、図8は、分析例を説明するための図である。
図2に示すように、実施例1に係る明細データ集計装置10は、入力部11と、出力部12と、入出力制御I/F部13と、記憶部20と、制御部30とから構成される。
入力部11は、制御部30による各種処理に用いるデータや、各種処理をするための操作指示などを、キーボード、マウス、記憶媒体、または通信などによって入力する。具体的には、入力部11は、後述する明細データ保持部21によって保持される明細データを入力したり、後述する集計部32による集計処理を指示する操作指示(例えば、集計の単位として共通項目や共通項目の組み合わせを指定する指示など)を入力するなどする。
出力部12は、制御部30による各種処理の結果や、各種処理をするための操作指示などを、モニタ、またはプリンタなどに出力する。具体的には、出力部12は、入力部11によって明細データを入力させるための画面や、後述する明細データ保持部21によって保持された明細データ、転記補充ルール保持部22によって保持された転記補充ルール、転記補充明細データ保持部23によって保持された転記補充明細データ、または集計結果保持部24に保持された集計結果のデータを、モニタに出力するなどする。
入出力制御I/F部13は、入力部11および出力部12と、記憶部20および制御部30との間におけるデータ転送を制御する。
記憶部20は、制御部30による各種処理に用いるデータを記憶する記憶手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、明細データ保持部21と、転記補充ルール保持部22と、転記補充明細データ保持部23と、集計結果保持部24とを備える。なお、明細データ保持部21は、特許請求の範囲に記載の「明細データ保持手順」に対応し、転記補充ルール保持部22は、特許請求の範囲に記載の「転記補充ルール保持手順」に対応し、転記補充明細データ保持部23は、特許請求の範囲に記載の「転記補充明細データ保持手順」に対応する。
明細データ保持部21は、複数のイベントの明細データを保持する。具体的には、明細データ保持部21は、「予算システム」や「受注システム」など、複数のイベントの明細データを保持し、保持した明細データは、後述する転記補充明細データ生成部31による処理に利用される。
例えば、明細データ保持部21は、図3に示すような明細データを保持する。ここで、図3の(1)〜(16)は、明細データ保持部21を説明する上で必要となる便宜上の番号を図上で付与したものであり、明細データ保持部21が保持する明細データではない。なお、実施例1において、番号は、明細データが各システムにおいて発生した順番を仮定したものである。
図3において、実施例1における明細データ保持部21は、複数の基幹系システム(イベント)の明細データとして、「予算システム」の明細データ((1)〜(3))、「受注システム」の明細データ((4))、「外注費システム」の明細データ((5)および(12))、「作業票システム」の明細データ((6)、(9)、(13)、および(14))、「精算旅費システム」の明細データ((7)および(11))、「材料費他システム」の明細データ((8)および(10))、および「売上システム」の明細データ((15))を保持する。
以下、「予算システム」の明細データ(1)を一例として説明する。図3において、明細データ(1)は、『入力管理番号』、『入力システム区分』、『部署コード』、『取引日付』、『勘定科目』、『伝票No』、および『金額』の項目で構成される。『入力管理番号』および『入力システム区分』の項目(『管理項目』)は、明細データ保持部21が「予算システム」の明細データを受け付けた際などに明細データに付与する項目であり、明細データを構成するイベント定義項目とは異なるものである。また、『部署コード』および『取引日付』の項目は、転記補充ルール保持部22が転記補充ルールを複数保持する場合などに複数の転記補充ルール間で共通する『ルール間共通項目』であり、やはり、明細データ保持部21が「予算システム」の明細データを受け付けた際などに明細データに付与する項目であり、明細データを構成するイベント定義項目とは異なるものである。結局、『勘定科目』、『伝票No』、および『金額』の項目が、「予算システム」の明細データを構成するイベント定義項目である。
また、明細データ(1)は、イベント定義項目に該当する値で構成されたデータをいう。すなわち、明細データ(1)は、『勘定科目』の項目に該当する値である『80909売上高』、『伝票No』の項目に該当する値である『Y001』、および『金額』の項目に該当する値である『\5,000,000』で構成されたデータをいう。
同様に、「受注システム」の明細データ(4)を一例として説明すると、明細データ(4)の場合は、図3に示すように、『伝票No』、『金額』、『伝票備考』、『予定原価』、および『売上予定日』の項目が、「受注システム」の明細データを構成するイベント定義項目であり、明細データ(4)は、『J001』、『\1,000,000』、『経営システム構築』、『\800,000』、および『6月30日』で構成されたデータである。このように、「予算システム」の明細データ(1)と「受注システム」の明細データ(4)とは、異なる「イベント定義項目」によって構成されている。
明細データ保持部21は、上記したような複数の基幹系システム(イベント)の明細データを、各システムにおいて明細データが発生する都度入力を受け付けて保持したり、各システムごとに蓄積された明細データを一度に保持するなどして保持する。
転記補充ルール保持部22は、転記補充ルールを保持する。具体的には、転記補充ルール保持部22は、集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、イベントごとの共通項目各々と対応づけられて、転記指示(イベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値に転記すること指示)や補充指示(共通項目に該当する値として補充すべき値を指示)が記述された転記補充ルールを保持し、保持した転記補充ルールは、後述する転記補充明細データ生成部31による処理に利用される。
例えば、転記補充ルール保持部22は、図4に示すような転記補充ルールを保持する。なお、図4は、説明の便宜上から、転記補充ルールの一部を例示したものである。転記補充ルール保持部22は、図4に示すように、共通項目として『計上識別区分』、『勘定科目』、『計上日付』、『金額』などが定義され、「08予算」(予算システム)、「01受注」(受注システム)、「02売上」(売上システム)などのイベントごとに共通項目各々と対応づけられて転記指示や補充指示が記述された転記補充ルールを保持する。例えば、「08予算」の共通項目『勘定科目』に対応づけられた転記補充ルールは、「『勘定科目』転記」である。かかる転記補充ルールは、言い換えると、「予算システムの明細データを構成するイベント定義項目『勘定科目』に該当する値を、共通項目『勘定科目』に該当する値として転記」することを指示している。また、例えば、「01受注」の共通項目『勘定科目』に対応づけられた転記補充ルールは、「80909売上高」である。かかる転記補充ルールは、言い換えると、「受注システムの共通項目『勘定科目』については、『80909売上高』を補充」することを指示している。
転記補充ルール保持部22は、上記したような転記補充ルールを、明細データ集計装置10を利用する利用者などによる入力を受け付けて、予め保持する。
転記補充明細データ保持部23は、明細データから生成された転記補充明細データを保持する。具体的には、転記補充明細データ保持部23は、明細データ保持部21によって保持された明細データから、後述する転記補充明細データ生成部31によって生成された転記補充明細データを保持し、保持した転記補充明細データは、後述する集計部32による処理に利用される。
例えば、転記補充明細データ保持部23は、図5に示すような転記補充明細データを保持する。なお、図5は、図3に示すような明細データ(明細データ保持部21によって保持された明細データ)から生成された転記補充明細データを例示するものである。転記補充明細データ保持部23は、図5に示すように、『管理項目』、『共通項目』、『ルール間共通項目』、『イベント定義項目』で構成された転記補充明細データを保持する。もっとも、図5では、『共通項目』として『計上識別区分』、『勘定科目』、『計上日付』、『月度』、『セグメント』のみを列挙しており、例えば、『金額』の項目などは『イベント定義項目』に分類されているが、実施例1において、『金額』の項目は、『イベント定義項目』であると同時に、集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる『共通項目』の一つである。
転記補充明細データ保持部23は、明細データ保持部21によって明細データが保持される都度、転記補充明細データ生成部31によって一つずつ生成された転記補充明細データを一つずつ保持する手法や、明細データ保持部21によって蓄積された明細データから、転記補充明細データ生成部31によって一度に生成された転記補充明細データを一度に保持する手法などによって、転記補充明細データを保持する。ここで、図5の(1)〜(16)は、転記補充明細データ保持部23を説明する上で必要となる便宜上の番号を図上で付与したものであり、転記補充明細データ保持部23が保持する転記補充明細データではない。なお、番号は、転記補充明細データの生成元となった明細データが各システムにおいて発生した順番を仮定したものであり、図3の図上で付与されていた番号と対応するものである。
すなわち、図5の(1)の転記補充明細データは、図3の(1)の明細データから転記補充明細データ生成部31によって生成されたものである。なお、(4)-1、(10)-1、(12)-1、(15)-1、(16)-1など、図3の明細データに対応しない番号については、転記補充明細データ生成部31の説明において詳述する。
集計結果保持部24は、転記補充明細データを集計した集計結果を保持する。具体的には、集計結果保持部24は、転記補充明細データ保持部23によって保持された転記補充明細データが、後述する集計部32によって集計された集計結果を保持し、保持した集計結果は、その後、明細データ集計装置10を利用する利用者によって出力部12に出力されるなどする。
例えば、集計結果保持部24は、図6および図7に示すような集計結果を保持する。なお、図6および図7は、図5に示すような転記補充明細データ(転記補充明細データ保持部23によって保持された転記補充明細データ)を集計した集計結果を例示するものである。図6に示すように、集計結果保持部24は、例えば、共通項目『計上識別区分』、『勘定科目』、『月度』、『部署コード』、『金額』の組み合わせの単位で集計された転記補充明細データの集計結果を保持する。また、図7に示すように、集計結果保持部24は、例えば、共通項目『計上識別区分』、『勘定科目』、『月度』、『セグメント』、『金額』の組み合わせの単位で集計された転記補充明細データの集計結果を保持する。
ここで、図6および図7の(1)〜(16)は、集計結果保持部24を説明する上で必要となる便宜上の番号を図上で付与したものであり、集計結果保持部24が保持する集計結果ではない。例えば、図6の1行目の(5)および(8)は、1行目の集計結果が、図5の(5)および(8)を集計したものであることを意味する。また、図6および図7の(a)〜(m)は、同じく、集計結果保持部24を説明する上で必要となる便宜上の記号を図上で付与したものであり、集計結果保持部24が保持する集計結果ではない。例えば、図6の7行目の(g)は、7行目の集計結果が、後述する分析結果(図8を参照)にどのように反映されているかを指し示すためのものである。
集計結果保持部24によって保持された集計結果は、その後、フロント・エンドのアプリケーションなどによる分析対象となり、例えば、図8に示すような分析結果が、利用者に提供されるなどする。ここで、図8の(A)は、集計結果保持部24が保持する図6の集計結果の分析結果の例であり、図8の(B)は、集計結果保持部24が保持する図7の集計結果の分析結果の例である。
制御部30は、明細データ集計装置10を制御して各種処理を実行する手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、転記補充明細データ生成部31と、集計部32とを備える。なお、転記補充明細データ生成部31は、特許請求の範囲に記載の「転記補充明細データ生成手順」に対応し、集計部32は、特許請求の範囲に記載の「集計手順」に対応する。
転記補充明細データ生成部31は、明細データ各々から共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する。具体的には、転記補充明細データ生成部31は、明細データ保持部21によって保持された明細データ各々に関し、転記補充ルール保持部22によって保持されている転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については、転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値として転記し、転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については、補充指示に従って値を補充することで、明細データ各々から転記補充明細データを生成し、生成した転記補充明細データは、転記補充明細データ保持部23によって保持される。
例えば、図3の(1)の明細データから転記補充明細データが生成される処理の流れについて具体的に説明すると、転記補充明細データ生成部31は、明細データ保持部21によって保持された明細データ(図3の(1)の明細データ)に関し、転記補充ルール保持部22によって保持されている転記補充ルールを参照する。例えば、図4に示すような転記補充ルールが保持されているとすると、共通項目『計上識別区分』には補充指示が対応づけられているので、補充指示に従って値(「04予算」)を補充し、共通項目『勘定科目』には転記指示が対応づけられているので、転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目『勘定科目』に該当する値(「80909売上高」)を転記し、共通項目『計上日付』には転記指示が対応づけられているので、転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目『取引日付』に該当する値(「3月1日」)を転記し、共通項目『金額』には転記指示が対応づけられているので、転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目『金額』に該当する値(「\5,000,000」)を転記する。すると、転記補充明細データ生成部31は、図5の(1)の転記補充明細データを生成することになる。なお、図5の(1)の『月度』、『セグメント』等の共通項目については説明を割愛したが、同様に、転記補充ルール保持部22によって保持されている転記補充ルールを参照し、転記もしくは値を補充することで、転記補充明細データを生成するものである。
ところで、(4)-1、(10)-1、(12)-1、(15)-1、(16)-1など、図3の明細データに対応しない番号について、転記補充明細データが生成される処理の流れについて説明する。実施例1において、明細データ集計装置10は、複数の段階を経て行われる処理の段階各々に関する明細データを保持し、ある段階に関する明細データを受け付けた場合に、ある段階の次段階以降に関して、明細データから予測される内容を示す予測明細データを生成し、また、ある段階の一つ前の段階があると判定された場合に、一つ前の段階で生成された予測明細データを相殺する内容の相殺明細データを生成して保持することを行っている。
例えば、実施例1において、材料システムは、「発注」、「検収」の段階を経て行われる処理であるとする。このため、明細データ集計装置10は、図3に示すように、明細データ保持部21において、「発注」に関する明細データ(8)および「検収」に関する明細データ(10)を保持している。明細データ集計装置10が、「発注」に関する明細データを受け付けた場合に、明細データ集計装置10は、次段階である「検収」に関して明細データから予測される内容の予測明細データを生成する。図5の(8)に示すように、共通項目『勘定科目』として「12021仕掛品一般口」の値が補充され、共通項目『金額』として「\100,000」が計上されていることが、予測明細データの生成を意味していると考えられる。
続いて、明細データ集計装置10は、「発注」の一つ前の段階があるか否かを判定するが、実施例1において、「発注」の一つ前の段階はない。次に、明細データ集計装置10は、「検収」に関する明細データを受け付けた場合に、次段階が無いので、予測明細データを生成しないが、「検収」の一つ前の段階「発注」があると判定されるので、一つ前の段階「発注」で生成された予測明細データを相殺する内容の相殺明細データを生成して保持する。図5の(10)-1に示すように、共通項目『計上識別区分』として「03受発消」の値が補充され、共通項目『勘定科目』として「12021仕掛品一般口」の値が補充され、共通項目『金額』として「−\100,000」が計上されている。すなわち、(10)-1の相殺明細データは、(8)の予測明細データを相殺する内容である。
なお、実施例1においては、明細データ集計装置10が、予測明細データの生成や相殺明細データの生成を行う場合を例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、明細データ集計装置10が、予測明細データの生成や相殺明細データの生成を行わない場合にも、本発明を同様に適用することができる。
集計部32は、転記補充明細データを集計する。具体的には、集計部32は、集計の単位として指定された所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、転記補充明細データ保持部23によって保持された転記補充明細データを集計し、集計した集計結果は、集計結果保持部24によって保持される。
例えば、集計部32が、集計の単位として指定された共通項目の組み合わせ(『計上識別区分』、『勘定科目』、『月度』、『部署コード』、および『金額』)の単位で、図5の転記補充明細データを集計すると、図6に示すような集計結果が集計結果保持部24によって保持されることになる。
[実施例1に係る明細データ集計装置による処理の手順]
次に、図9を用いて、実施例1に係る明細データ集計装置による処理の一例を説明する。図9は、実施例1に係る明細データ集計装置による処理の手順を示すフローチャートである。
まず、実施例1に係る明細データ集計装置10は、転記補充明細データ生成部31において、明細データ保持部21によって保持されている明細データを読み込む(ステップS901)。
次に、明細データ集計装置10は、転記補充明細データ生成部31において、読み込んだ明細データに関し、転記補充ルール保持部22によって保持されている転記補充ルールを参照し、共通項目に転記指示が対応づけられているか否かを判定する(ステップS902)。
共通項目に転記指示が対応づけられている場合(ステップS902肯定)、転記補充明細データ生成部31は、明細データを構成するイベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値として転記する(ステップS903)。一方、共通項目に転記指示が対応づけられていない場合(ステップS902否定)、転記補充明細データ生成部31は、補充指示に従って値を補充する(ステップS904)。
続いて、明細データ集計装置10は、転記補充明細データ生成部31において、共通項目について転記もしくは補充したか否か、すなわち、読み込んだ一つの明細データについて、転記補充明細データを生成し終えたか否かを判定する(ステップS905)。
転記補充明細データを生成し終えていない場合には(ステップS905否定)、明細データ集計装置10は、転記補充明細データ生成部31において、共通項目に転記指示が対応づけられているか否かを判定する処理に戻る。一方、転記補充明細データを生成し終えた場合には(ステップS905肯定)、明細データ集計装置10は、転記補充明細データ保持部23に生成した転記補充明細データを保持する(ステップS906)。
続いて、明細データ集計装置10は、明細データ保持部21の明細データを全て読み込んだか否か、すなわち、全ての明細データについて転記補充明細データを生成し終えたか否かを判定する(ステップS907)。
全ての明細データについて転記補充明細データを生成し終えていない場合には(ステップS907否定)、明細データ集計装置10は、明細データを読み込む処理に戻る。一方、全ての明細データについて転記補充明細データを生成し終えた場合には(ステップS907肯定)、明細データ集計装置10は、転記補充明細データ保持部23によって保持された転記補充明細データを、集計部32において集計する(ステップS908)。
このようにして、実施例1に係る明細データ集計装置は、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することが可能になり、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることが可能になる。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1によれば、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する方法をコンピュータに実行させる明細データ集計プログラムであって、複数のイベントの明細データを保持し、集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、イベントごとに共通項目各々と対応づけられて、転記指示(イベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値に転記することを指示)および/または補充指示(共通項目に該当する値として補充すべき値を指示)が記述された転記補充ルールを保持し、保持された明細データ各々に関し、保持されている転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については転記指示に従って明細データを構成するイベント定義項目に該当する値を共通項目に該当する値として転記し、転記補充ルールで補充指示が対応づけられている共通項目については補充指示に従って値を補充することで、明細データ各々から共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成し、生成された転記補充明細データを保持し、集計の単位として指定された所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、保持された転記補充明細データを集計するので、共通項目(集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目)に該当する値で構成された転記補充明細データを生成して保持し、かかる転記補充明細データを集計する手法であることから、分析の目的ごとに二段階の集計を行わなければならない手法(例えば、まず、共通の項目で構成された明細データのグループについて、分析の目的に対応する要素ごとに集計し、次に、グループごとに集計された明細データを複数のグループでさらに集計する手法)に比較して、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計することが可能になり、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることが可能になる。
また、実施例1によれば、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値およびイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを保持するので、上記の効果に加え、複数の転記補充ルールごとに転記補充明細データを生成する際の負荷を軽減することが可能になり、また、複数の転記補充ルール間で重複する処理を削減することが可能になる。
さて、これまで実施例1に係る明細データ集計装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例2に係る明細データ集計装置として、種々の異なる実施例を説明する。
[共通項目の追加]
実施例1においては、明細データ集計装置における共通項目の追加について特に言及しなかったが、明細データ集計装置が共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付部をさらに備える手法にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、明細データ集計装置の転記補充ルール保持部は、イベント定義項目に該当する値を追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示や、追加の共通項目の値に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、明細データ集計装置の集計部は、追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは共通項目の組み合わせの単位で、転記補充明細データを集計するので、実施例1の効果に加え、分析の目的に対応させて共通項目の追加が求められる場合に、簡易に対応することが可能になる。
[複数の転記補充ルール]
また、実施例1においては、明細データ集計装置が一つの転記補充ルールを保持する事例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、明細データ集計装置が複数の転記補充ルールを保持する事例にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、明細データ集計装置の転記補充ルール保持部は、転記補充ルールを複数保持し、転記補充明細データ生成部は、保持された複数の転記補充ルールごとに転記補充明細データを生成することになるので、実施例1に効果に加え、損益分析、原価分析等、異なる共通項目が定義されるべき分析についても、対応することが可能になる。
[明細データの保持]
また、実施例1においては、明細データ保持部が、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値およびイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを保持する手法を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ルール間共通項目であっても、通常の共通項目と同様に、転記補充明細データ生成部によって転記補充明細データが生成される際に初めて付与される手法にも、本発明を同様に適用することができる。
[プログラム]
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図10を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有する明細データ集計プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、明細データ集計プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図10に示すように、明細データ集計プログラムとしてのコンピュータ40は、キャッシュ41、RAM42、HDD43、ROM44およびCPU45をバス46で接続して構成される。ここで、ROM44には、上記の実施例1と同様の機能を発揮する明細データ集計プログラム、つまり、図10に示すように、転記補充明細データ生成プログラム44aと集計プログラム44bとがあらかじめ記憶されている。
そして、CPU45は、これらのプログラム44aおよび44bを読み出して実行することで、図10に示すように、各プログラム44aおよび44bは、転記補充明細データ生成プロセス45aと集計プロセス45bとなる。なお、各プロセス45aおよび45bは、図2に示した、転記補充明細データ生成部31および集計部32にそれぞれ対応する。
また、HDD43には、図10に示すように、明細データテーブル43a、転記補充ルールテーブル43b、転記補充明細データテーブル43c、および集計結果テーブル43dが設けられる。なお、各テーブル43a、43b、43c、および43dは、図2に示した、明細データ保持部21、転記補充ルール保持部22、転記補充明細データ保持部23、および集計結果保持部24にそれぞれ対応する。
ところで、上記した各プログラム44aおよび44bについては、必ずしもROM44に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ40に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ40の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ40に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ40がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
[その他]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、集計の単位として共通項目や共通項目の組み合わせを指定する指示、転記補充ルールの入力等)の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(例えば、図2など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る明細データ集計装置、明細データ集計プログラムおよび明細データ集計方法は、データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計することに有用であり、特に、複数の基幹系システムなどに対して各々入力された明細データを、分析の目的に対応させて簡易かつ柔軟に集計すること、また、集計されたデータの根拠となった明細データを簡易に辿ることに適する。

Claims (12)

  1. データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する方法をコンピュータに実行させる明細データ集計プログラムであって、
    複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持手順と、
    前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および前記イベント定義項目として当該共通項目である勘定科目を含まない明細データについて当該勘定科目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持手順と、
    前記明細データ保持手順によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持手順によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている前記勘定科目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成手順と、
    前記転記補充明細データ生成手順によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持手順と、
    集計の単位として指定された前記勘定科目もしくは前記勘定科目を含む所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持手順によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする明細データ集計プログラム。
  2. 前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付手順をさらにコンピュータに実行させ、
    前記転記補充ルール保持手順は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付手順によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、
    前記集計手順は、前記共通項目追加受付手順によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする請求項1に記載の明細データ集計プログラム。
  3. 前記明細データ保持手順は、処理の各段階の明細データを受け付け、受け付けた前記明細データを保持し、
    前記転記補充明細データ生成手順は、さらに、前記受け付けた明細データに対応する第1の段階の次の段階が第2の段階である場合には、前記受け付けた明細データおよび前記転記補充ルールに基づいて、当該第2の段階の転記補充明細データとして予測した予測明細データを生成し、前記受け付けた明細データに対応する段階の1つ前の段階が前記第1の段階である場合には、前記予測明細データの内容を相殺するための転記補充明細データとして相殺明細データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の明細データ集計プログラム。
  4. 前記明細データ保持手順は、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持し、
    前記転記補充ルール保持手順は、前記複数の転記補充ルールを保持し、
    前記転記補充明細データ生成手順は、前記転記補充ルール保持手順によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の明細データ集計プログラム。
  5. データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計する明細データ集計装置であって、
    複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持手段と、
    前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および前記イベント定義項目として当該共通項目である勘定科目を含まない明細データについて当該勘定科目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持手段と、
    前記明細データ保持手段によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持手段によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている前記勘定科目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成手段と、
    前記転記補充明細データ生成手段によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持手段と、
    集計の単位として指定された前記勘定科目もしくは前記勘定科目を含む所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持手段によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計手段と、
    を備えたことを特徴とする明細データ集計装置。
  6. 前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付手段をさらに備え、
    前記転記補充ルール保持手段は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付手段によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、
    前記集計手段は、前記共通項目追加受付手段によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする請求項5に記載の明細データ集計装置。
  7. 前記明細データ保持手段は、処理の各段階の明細データを受け付け、受け付けた前記明細データを保持し、
    前記転記補充明細データ生成手段は、さらに、前記受け付けた明細データに対応する第1の段階の次の段階が第2の段階である場合には、前記受け付けた明細データおよび前記転記補充ルールに基づいて、当該第2の段階の転記補充明細データとして予測した予測明細データを生成し、前記受け付けた明細データに対応する段階の1つ前の段階が前記第1の段階である場合には、前記予測明細データの内容を相殺するための転記補充明細データとして相殺明細データを生成することを特徴とする請求項5または6に記載の明細データ集計装置。
  8. 前記明細データ保持手段は、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持し、
    前記転記補充ルール保持手段は、前記複数の転記補充ルールを保持し、
    前記転記補充明細データ生成手段は、前記転記補充ルール保持手段によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の明細データ集計装置。
  9. データを構成する項目としてイベントごとに定義されたイベント定義項目に該当する値で構成された明細データを異なるイベント間で集計するコンピュータが実行する明細データ集計方法であって、
    前記コンピュータが、複数の前記イベントの明細データを保持する明細データ保持工程と、
    前記コンピュータが、前記集計の最小単位として異なるイベント間で共通することになる複数の共通項目が定義され、前記イベントごとに当該共通項目各々と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および前記イベント定義項目として当該共通項目である勘定科目を含まない明細データについて当該勘定科目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールを保持する転記補充ルール保持工程と、
    前記コンピュータが、前記明細データ保持工程によって保持された明細データ各々に関し、前記転記補充ルール保持工程によって保持されている前記転記補充ルールで転記指示が対応づけられている共通項目については当該転記指示に従って当該明細データを構成する前記イベント定義項目に該当する値を当該共通項目に該当する値として転記し、前記転記補充ルールで補充指示が対応づけられている前記勘定科目については当該補充指示に従って値を補充することで、当該明細データ各々から当該共通項目に該当する値で構成された転記補充明細データを生成する転記補充明細データ生成工程と、
    前記コンピュータが、前記転記補充明細データ生成工程によって生成された転記補充明細データを保持する転記補充明細データ保持工程と、
    前記コンピュータが、集計の単位として指定された前記勘定科目もしくは前記勘定科目を含む所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データ保持工程によって保持された前記転記補充明細データを集計する集計工程と、
    を含んだことを特徴とする明細データ集計方法。
  10. 前記コンピュータが、前記共通項目の追加を受け付ける共通項目追加受付工程をさらに含み、
    前記転記補充ルール保持工程は、前記イベントごとに前記共通項目追加受付工程によって受け付けられた追加の共通項目と対応づけられて、前記イベント定義項目に該当する値を当該追加の共通項目に該当する値に転記することを指示する転記指示および/または当該追加の共通項目に該当する値として補充すべき値を指示する補充指示が記述された転記補充ルールをさらに保持し、
    前記集計工程は、前記共通項目追加受付工程によって受け付けられた追加の共通項目を含む所定の共通項目もしくは所定の共通項目の組み合わせの単位で、前記転記補充明細データを集計することを特徴とする請求項9に記載の明細データ集計方法。
  11. 前記明細データ保持工程は、処理の各段階の明細データを受け付け、受け付けた前記明細データを保持し、
    前記転記補充明細データ生成工程は、さらに、前記受け付けた明細データに対応する第1の段階の次の段階が第2の段階である場合には、前記受け付けた明細データおよび前記転記補充ルールに基づいて、当該第2の段階の転記補充明細データとして予測した予測明細データを生成し、前記受け付けた明細データに対応する段階の1つ前の段階が前記第1の段階である場合には、前記予測明細データの内容を相殺するための転記補充明細データとして相殺明細データを生成することを特徴とする請求項9または10に記載の明細データ集計方法。
  12. 前記明細データ保持工程は、複数の転記補充ルール間で共通する項目として定義されたルール間共通項目に該当する値および前記イベント定義項目に該当する値で構成された前記明細データを保持し、
    前記転記補充ルール保持工程は、前記複数の転記補充ルールを保持し、
    前記転記補充明細データ生成工程は、前記転記補充ルール保持工程によって保持された複数の転記補充ルールごとに前記転記補充明細データを生成することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の明細データ集計方法。
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