JP2003337452A - レーザープリンタ - Google Patents

レーザープリンタ

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JP2003337452A
JP2003337452A JP2002145950A JP2002145950A JP2003337452A JP 2003337452 A JP2003337452 A JP 2003337452A JP 2002145950 A JP2002145950 A JP 2002145950A JP 2002145950 A JP2002145950 A JP 2002145950A JP 2003337452 A JP2003337452 A JP 2003337452A
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JP
Japan
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feed roller
toner cartridge
lever member
laser printer
feed rollers
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Application number
JP2002145950A
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English (en)
Inventor
Naoki Motobayashi
直樹 元林
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙づまりした用紙を破ることなく簡単な作業で
容易に取り除くことが可能なレーザープリンタを提供す
る。 【解決手段】このレーザープリンタは、従動フィードロ
ーラ15a〜15dのアーム部14a〜14dに、側板
11の他方の面に突出する突起部17a〜17dが設け
られており、側板11の他方の面に、突起部17a〜1
7dと係合する回動可能なレバー部材18と、レバー部
材18を付勢することによって、レバー部材18を回動
させることのできるバネ部材19とをさらに備え、トナ
ーカートリッジ50の下面には、トナーカートリッジ5
0の自重により、バネ部材19による付勢力に抗してレ
バー部材18を押圧するためのボス部50aが一体的に
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザープリン
タに関し、特に、脱着可能なトナーカートリッジが装着
されたレーザープリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱着可能なトナーカートリッジが
装着されたレーザープリンタが知られている。図7は、
従来の脱着可能なトナーカートリッジが装着されたレー
ザープリンタを示した斜視図である。図8は、図7に示
した従来のレーザープリンタの前面扉を開放した状態で
の斜視図である。図9は、図7に示した従来のレーザー
プリンタの前面扉を開放してトナーカートリッジを取り
外した状態での斜視図である。
【0003】まず、従来のレーザープリンタ100は、
図7に示すように、開閉可能な前面扉101および10
2と、用紙カセット103とを備えている。また、レー
ザープリンタ100の内部には、図8および図9に示す
ように、トナーカートリッジ150が脱着可能に装着さ
れている。また、用紙カセット103から供給された用
紙を矢印B(図9参照)の方向に搬送する搬送路105
の一方の側部には、用紙の搬送機構を有する搬送部11
0が設けられている。
【0004】図10は、図7に示した従来のレーザープ
リンタの搬送部およびトナーカートリッジを示した拡大
図である。図11は、図10に示した搬送部のアーム部
および従動フィードローラを示した上面図である。次
に、図10および図11を参照して、従来のレーザープ
リンタ100の搬送部110の構造について説明する。
従来の搬送部110では、図10に示すように、側板1
11の一方の面(内側面)に、4つの駆動フィードロー
ラ112a〜112dが回転可能に取り付けられてい
る。この駆動フィードローラ112a〜112dは、駆
動源(図示せず)により回転される。また、側板111
の一方の面(内側面)に取り付けられた軸部113a〜
113dには、アーム部114a〜114dを介して、
それぞれ、従動フィードローラ115a〜115dが回
動可能に取り付けられている。また、図11に示すよう
に、軸部113a〜113dには、ねじりバネ116a
〜116dが組み込まれている。このねじりバネ116
a〜116dの付勢力により、従動フィードローラ11
5a〜115dは、常に、対向する駆動フィードローラ
112a〜112dに押圧されている。これにより、従
動フィードローラ115a〜115dは、駆動フィード
ローラ112a〜112dの回転に伴って回転される。
【0005】従来の用紙搬送時の動作としては、まず、
図10に示すように、駆動フィードローラ112a〜1
12dを駆動源により、矢印Aの方向に回転させる。こ
れにより、駆動フィードローラ112a〜112dに押
圧された従動フィードローラ115a〜115dも回転
する。この状態で、用紙カセット103から搬送部11
0に用紙を供給することによって、供給された用紙が矢
印Bの方向に搬送される。
【0006】ここで、従来のレーザープリンタ100で
は、搬送路105の途中で紙づまりが発生した場合、図
9に示すように、前面扉101および102を開放して
トナーカートリッジ150を取り外す。これにより、搬
送路105が露出された状態にして、搬送路105で紙
づまりした用紙を取り除く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザープリンタ100では、上記したように、従動フ
ィードローラ115a〜115dは、ねじりバネ116
a〜116dの付勢力により、常に、駆動フィードロー
ラ112a〜112dに押圧されているため、駆動フィ
ードローラ112a〜112dと従動フィードローラ1
15a〜115dとに挟まれた紙づまりした用紙を取り
除きにくいという不都合があった。この場合、紙づまり
した用紙を強引に取り除こうとすると、破れた用紙が搬
送路105の内部に残ってしまうなどの問題点があっ
た。
【0008】このような問題点を解決するため、従来、
種々の構造が提案されている。これらは、たとえば、特
開平8−129319号公報、特開平9−2702号公
報、特開平9−40212号公報および特開平9−22
1247号公報などに開示されている。
【0009】上記特開平8−129319号公報では、
駆動源(モータ)からのトルクを定着ローラなどに連結
された従動歯車に伝達するための介在歯車が、脱着可能
なトナーカートリッジ(プロセスカートリッジ)に設け
られた構造が開示されている。この構造では、トナーカ
ートリッジを装着した状態でのみ、トナーカートリッジ
に設けられた介在歯車によって、駆動源に連結された駆
動歯車と搬送下流側の定着ローラなどに連結された従動
歯車とが噛み合わされる。これにより、紙づまりした際
に、トナーカートリッジを装置本体から取り外すことに
よって、駆動歯車と従動歯車とが噛み合わなくなるの
で、従動ローラに連結された定着ローラなどを駆動源
(モータ)の静止トルクから開放することができる。こ
れにより、定着ローラなどを比較的軽い力で回転させる
ことができるので、紙づまりした用紙を取り除くことが
できる。しかし、この構造では、トナーカートリッジを
装置本体から取り外しても、複数の従動歯車間の噛み合
わせは解除されないので、定着ローラなどを回転させる
のにある程度のトルクが必要になる。つまり、紙づまり
した用紙を取り除く際には、用紙に定着ローラなどの力
が加わっているので、用紙をある程度強く引っ張る必要
がある。このため、用紙が破れてしまう場合があるとい
う問題点がある。
【0010】また、上記特開平9−2702号公報で
は、対になる用紙搬送用のフィードローラの上流側およ
び下流側の搬送路に、支軸を中心として開閉することの
できるガイド部を設けるとともに、そのガイド部を開放
した際に、ガイド部の動作と連動して、対になる上方の
フィードローラが下方のフィードローラから離れる方向
に移動する構造が開示されている。これにより、紙づま
りした際に、ガイド部を開放することにより、対になる
フィードローラ間の間隔が広くなるので、紙づまりした
用紙を容易に取り除くことができる。しかし、この構造
では、紙づまりした用紙を除去するのに、上方の構造体
を開放するとともに、ガイド部を開放する必要があるの
で、紙づまりした用紙を取り除く作業が大がかりになる
という問題点がある。
【0011】また、上記特開平9−40212号公報で
は、ベースユニットとベースユニット上に設けられた支
軸を中心に開閉することのできるアッパーユニットとを
用いて、対になるフィードローラの双方がベースユニッ
トに取り付けられた構造が開示されている。具体的に
は、上方のフィードローラ(フィードシャフト)をベー
スユニットに回転可能に取り付けるとともに、下方のフ
ィードローラ(プレッシャーローラ)を所定の支点に取
り付けられたアーム部の先端部付近に上下に回動可能に
取り付ける。この下方のフィードローラの軸部には、ア
ッパーユニットに設けられたピンと係合するような形状
を有するリンク部が設けられている。この場合、アッパ
ーユニットを開放した際に、アッパーユニットに取り付
けられたピンの押圧により、リンク部が下方に移動する
とともに、リンク部に接続された下方のフィードローラ
(プレッシャーローラ)が押し下げられる。これによ
り、紙づまりした際に、アッパーユニットを開放するこ
とによって、対になるフィードローラ間の間隔が広くな
るので、紙づまりした用紙を取り除くことができる。し
かし、この構造では、紙づまりした用紙を取り除く場合
に、アッパーユニットのみならず、プリンタユニットお
よびミドルユニットをそれぞれ上方に開く必要があるた
め、紙づまりした用紙を取り除く作業が大がかりになる
という問題点がある。
【0012】また、上記特開平9−221247号公報
では、脱着可能な用紙カセット(給紙トレイ)から送出
されたシートを、搬送ローラとこれに従動するフィード
ローラ(搬送コロ)とを用いて搬送する装置において、
フィードローラを搬送ローラに付勢するバネが、用紙カ
セットの上部に設けられた板バネと係合するレバー部材
に固定されている構造が開示されている。このレバー部
材は、用紙カセットが装置本体から引き出された状態
で、レバー部材と板バネとの係合が解除されて、フィー
ドローラが搬送ローラに押圧されなくなるように構成さ
れている。これにより、紙づまりした際に、用紙カセッ
トを装置本体から引き出すことにより、紙づまりした用
紙が搬送ローラとフィードローラとに押圧されなくなる
ので、紙づまりした用紙を容易に取り除くことができ
る。しかし、この構造では、用紙カセットを装置本体か
ら引き出すだけでは、紙づまりした用紙が外部に露出さ
れないので、紙づまりした用紙を除去するのに、上方の
構造体を開放するなどの作業が必要になる。このため、
紙づまりした用紙を取り除く作業が大がかりになるとい
う問題点がある。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
紙づまりした用紙を破ることなく簡単な作業で容易に取
り除くことが可能なレーザープリンタを提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1におけるレーザープリンタは、側板の一方
の面に取り付けられ、駆動源により回転される用紙搬送
用の複数の第1フィードローラと、側板の一方の面に設
けられた所定の支点に回動可能に取り付けられたアーム
部の先端部付近に回転可能に取り付けられ、第1フィー
ドローラに接触することにより回転される用紙搬送用の
複数の第2フィードローラと、アーム部に組み込まれ、
第2フィードローラを第1フィードローラに押圧するよ
うにアーム部を付勢するためのねじりバネと、第2フィ
ードローラの上方に脱着可能に装着されたトナーカート
リッジとを備えたレーザープリンタにおいて、各第2フ
ィードローラのアーム部には、側板の他方の面に突出す
る突起部が設けられており、側板の他方の面に設けられ
た所定の支点に回動可能に取り付けられ、突起部と係合
するレバー部材と、レバー部材の先端部近傍を付勢する
ことによって、ねじりバネの付勢力に抗して第2フィー
ドローラが第1フィードローラから離れる方向に突起部
を移動させるように、レバー部材を回動させるためのバ
ネ部材とをさらに備え、トナーカートリッジの下面に
は、トナーカートリッジの装着時に、トナーカートリッ
ジの自重により、バネ部材による付勢力に抗してレバー
部材を押圧するためのボス部が一体的に設けられている
ことを特徴とする。
【0015】請求項1では、上記のように、各第2フィ
ードローラのアーム部に設けた突起部と係合するレバー
部材と、レバー部材の先端部近傍を付勢することによっ
て第2フィードローラが第1フィードローラから離れる
方向に突起部を移動させるように、レバー部材を回動さ
せるためのバネ部材とを設けるとともに、トナーカート
リッジの下面に、トナーカートリッジの装着時に、バネ
部材による付勢力に抗してレバー部材を押圧するための
ボス部を設けることによって、紙づまりした際に、トナ
ーカートリッジを取り外すだけで、ボス部によるレバー
部材の押圧力が除去されるので、バネ部材の付勢力によ
って、レバー部材は、各第2フィードローラが第1フィ
ードローラから離れる方向に突起部を移動させるように
回動される。これにより、トナーカートリッジを取り外
すだけで、各第2フィードローラが第1フィードローラ
から離れた状態になるので、紙づまりした用紙に第1お
よび第2フィードローラによる力がかからない状態にな
る。これにより、トナーカートリッジを取り外すだけ
で、紙づまりした用紙を破ることなく容易に除去可能な
状態になるため、大がかりな作業を必要とせずに、紙づ
まりした用紙を破ることなく簡単な作業で容易に取り除
くことができる。また、通常動作時には、トナーカート
リッジの下面に設けられたボス部によって、レバー部材
が押圧されるので、第2フィードローラは、ねじりバネ
の付勢力により、第1フィードローラに押圧された状態
になる。これにより、容易に、給紙を行うことができ
る。また、押圧手段としてのボス部をトナーカートリッ
ジの下面に一体的に設けることによって、押圧手段を設
けたとしても、部品点数が増加することもない。また、
トナーカートリッジの自重によりレバー部材を押圧する
ことによって、押圧手段としてのボス部に押圧力を付与
する機構を別個に設ける必要がないので、構造が複雑に
なることもない。
【0016】請求項2におけるレーザープリンタは、用
紙搬送用の複数の第1フィードローラと、第1フィード
ローラに対して対向するように配置されるとともに、第
1フィードローラに対して離れる方向に移動可能な用紙
搬送用の複数の第2フィードローラと、第2フィードロ
ーラに設けられ、第2フィードローラを第1フィードロ
ーラに押圧するための第1付勢手段と、第2フィードロ
ーラの上方に脱着可能に装着されたトナーカートリッジ
とを備えたレーザープリンタにおいて、第2フィードロ
ーラの少なくとも1つには、突起部が設けられており、
所定の支点に回動可能に取り付けられ、突起部と係合す
るレバー部材と、レバー部材を付勢することによって、
第1付勢手段の付勢力に抗して第2フィードローラが第
1フィードローラから離れる方向に突起部を移動させる
ように、レバー部材を回動させるための第2付勢手段と
をさらに備え、トナーカートリッジの下面には、トナー
カートリッジの装着時に、第2付勢手段による付勢力に
抗してレバー部材を押圧する押圧手段が設けられている
ことを特徴とする。
【0017】請求項2では、上記のように、第2フィー
ドローラに設けた突起部と係合するレバー部材と、レバ
ー部材を付勢することによって第2フィードローラが第
1フィードローラから離れる方向に突起部を移動させる
ように、レバー部材を回動させるための第2付勢手段と
を設けるとともに、トナーカートリッジの下面に、トナ
ーカートリッジの装着時に、第2付勢手段による付勢力
に抗してレバー部材を押圧するための押圧手段を設ける
ことによって、紙づまりした際に、トナーカートリッジ
を取り外すだけで、押圧手段によるレバー部材の押圧力
が除去されるので、第2付勢手段の付勢力によって、レ
バー部材は、第1付勢手段の付勢力に抗して第2フィー
ドローラが第1フィードローラから離れる方向に突起部
を移動させるように回動される。これにより、トナーカ
ートリッジを取り外すだけで、第2フィードローラが第
1フィードローラから離れた状態になるので、紙づまり
した用紙に第1および第2フィードローラによる力がか
からない状態になる。これにより、トナーカートリッジ
を取り外すだけで、紙づまりした用紙を破ることなく容
易に除去可能な状態になるため、大がかりな作業を必要
とせずに、紙づまりした用紙を破ることなく簡単な作業
で容易に取り除くことができる。また、通常動作時に
は、トナーカートリッジの下面に設けられた押圧手段に
よって、レバー部材が押圧されるので、第2フィードロ
ーラは、第1付勢手段の付勢力により、第1フィードロ
ーラに押圧された状態になるので、容易に、給紙を行う
ことができる。
【0018】請求項3におけるレーザープリンタは、請
求項2の構成において、第2付勢手段は、レバー部材を
付勢するように取り付けられたバネ部材を含む。このよ
うに構成すれば、紙づまりの際に、トナーカートリッジ
を取り外すだけで、容易に、バネ部材の付勢力によりレ
バー部材が回動されて、第2フィードローラを第1フィ
ードローラから離れる方向に移動させることができる。
【0019】請求項4におけるレーザープリンタは、請
求項2または3の構成において、押圧手段は、トナーカ
ートリッジの下面に一体的に設けられたボス部を含む。
このように構成すれば、押圧手段を設けたとしても、部
品点数が増加することがない。
【0020】請求項5におけるレーザープリンタは、請
求項2〜4のいずれかの構成において、押圧手段は、ト
ナーカートリッジの自重により、レバー部材を押圧す
る。このように構成すれば、押圧手段に押圧力を付与す
る機構を別個に設ける必要がないので、構造が複雑にな
ることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態によるレーザ
ープリンタの搬送部およびトナーカートリッジの一方の
面(内側面)を示した拡大図である。図2は、図1に示
した搬送部のアーム部および従動フィードローラを示し
た上面図である。図3は、図1に示した搬送部およびト
ナーカートリッジの他方の面(外側面)を示した拡大図
である。図4は、図1に示した搬送部の側板、従動フィ
ードローラおよびアーム部を示した側面図である。図5
は、図1に示した搬送部を含むレーザープリンタの前面
扉を開放してトナーカートリッジを取り外した状態での
斜視図である。図6は、図1に示した搬送部のトナーカ
ートリッジを取り外した状態での他方の面(外側面)を
示した拡大図である。
【0023】まず、本実施形態によるレーザープリンタ
は、図1に示すように、側板11の一方の面(内側面)
に、駆動フィードローラ12a〜12dが回転可能に取
り付けられている。この駆動フィードローラ12a〜1
2dは、駆動源(図示せず)により回転される。また、
側板11の一方の面(内側面)に取り付けられた軸部1
3a〜13dには、アーム部14a〜14dを介して、
それぞれ、従動フィードローラ15a〜15dが回動可
能に取り付けられている。また、搬送部10の上方に
は、円柱状のボス部50aが下面に一体的に形成された
トナーカートリッジ50が脱着可能に装着されている。
搬送部10の下方には、用紙カセット3が装着されてい
る。なお、駆動フィードローラ12a〜12dは、本発
明の「第1フィードローラ」の一例であり、従動フィー
ドローラ15a〜15dは、本発明の「第2フィードロ
ーラ」の一例である。また、円柱状のボス部50aは、
本発明の「押圧手段」の一例である。
【0024】ここで、本実施形態では、図2および図3
に示すように、従動フィードローラ15a〜15dのア
ーム部14a〜14dには、側板11の他方の面(外側
面)に突出する突起部17a〜17dが設けられてい
る。また、アーム部14a〜14dの軸部13a〜13
dには、従動フィードローラ15a〜15dを対向する
駆動フィードローラ12a〜12dに付勢するためのね
じりバネ16a〜16dが設けられている。また、図3
に示すように、搬送部10の側板11の他方の面(外側
面)には、軸部18aに回動可能に取り付けられたレバ
ー部材18が設けられている。
【0025】また、レバー部材18の先端部18bの下
方には、レバー部材18を時計方向に付勢するバネ部材
19が設けられている。搬送部10上にトナーカートリ
ッジ50が装着された状態では、図3に示すように、ト
ナーカートリッジ50の自重により、ボス部50aを介
してレバー部材18の先端部18bがバネ部材19の付
勢力に抗して下方向に押圧されているので、レバー部材
18は時計方向に回動されない。
【0026】また、各従動フィードローラ15a〜15
dは、図4に示すように、用紙の搬送方向である矢印B
に向かって、側板11側に傾いている。これにより、用
紙を側板11に押し当てながら搬送することができるの
で、用紙搬送時に、駆動フィードローラ12a〜12d
と従動フィードローラ15a〜15dとの間から用紙が
脱落するのを防止することができる。
【0027】本実施形態によるレーザープリンタの用紙
搬送時の動作としては、まず、通常動作時では、図1に
示すように、駆動フィードローラ12a〜12dを駆動
源により、矢印Aの方向に回転させる。この通常動作時
では、上記したように、トナーカートリッジ50の下面
に設けられたボス部50aにより、レバー部材18の先
端部18bが下方向に押圧されているので、レバー部材
18が時計方向(矢印Cの方向)に回動されるのが防止
される。これにより、レバー部材18は突起部17a〜
17dと係合しないので、従動フィードローラ15a〜
15dは、ねじりバネ16a〜16dの付勢力によっ
て、駆動フィードローラ12a〜12dに押圧される。
これにより、すべての従動フィードローラ15a〜15
dが、駆動フィードローラ12a〜12dの回転に伴っ
て回転される。この状態で、用紙カセット3から搬送部
10に用紙を供給することによって、供給された用紙が
矢印Bの方向に搬送される。
【0028】そして、搬送路5の途中で紙づまりが発生
した場合には、駆動フィードローラ12a〜12dの駆
動が停止される。そして、図5に示すように、前面扉1
および2を開放してトナーカートリッジ50を取り外
す。これにより、搬送路5が露出された状態になる。
【0029】この場合、本実施形態によるレーザープリ
ンタでは、トナーカートリッジ50が取り外されると、
レバー部材18に対するトナーカートリッジ50のボス
部50aによる押圧力が解除されるので、図6に示すよ
うに、レバー部材18がバネ部材19の付勢力によって
時計方向(矢印Cの方向)に回動される。これにより、
レバー部材18が突起部17a〜17dと係合するとと
もに、従動フィードローラ15a〜15dがねじりバネ
16a〜16dの付勢力に抗して駆動フィードローラ1
2a〜12dから離れる方向に移動される。このため、
すべての従動フィードローラ15a〜15dが、駆動フ
ィードローラ12a〜12dに押圧されなくなるので、
紙づまりした用紙に駆動フィードローラ12a〜12d
および従動フィードローラ15a〜15dによる力がか
からなくなる。これにより、トナーカートリッジ50を
取り外すだけで、紙づまりした用紙を破ることなく容易
に除去可能な状態になるため、大がかりな作業を必要と
せずに、紙づまりした用紙を破ることなく簡単な作業で
容易に取り除くことができる。
【0030】また、本実施形態では、上記したように、
押圧手段としてのボス部50aをトナーカートリッジ5
0の下面に一体的に設けているので、部品点数が増加す
ることがない。
【0031】また、本実施形態では、上記したように、
トナーカートリッジ50の自重により、ボス部50aを
介してレバー部材18を押圧しているので、ボス部50
aに押圧力を付与する機構を別個に設ける必要がない。
このため、構造が複雑になることがない。
【0032】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0033】たとえば、上記実施形態では、4つの従動
フィードローラをレバー部材で押圧することにより駆動
フィードローラから離れる方向に移動させた場合の例に
ついて示したが、本発明はこれに限らず、1つまたは4
つ以外の複数個の従動フィードローラをレバー部材で押
圧することにより移動させる構造でもよい。
【0034】また、上記実施形態では、押圧手段として
のボス部をトナーカートリッジの下面に一体的に設けた
場合の例について示したが、本発明はこれに限らず、ト
ナーカートリッジの下面に押圧手段を別個に設けてもよ
い。
【0035】また、上記実施形態では、トナーカートリ
ッジの自重により、押圧手段としてのボス部を介してレ
バー部材を押圧した場合の例について示したが、本発明
はこれに限らず、押圧手段に押圧力を付与する機構を別
個に設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、紙づま
りした用紙を破ることなく簡単な作業で容易に取り除く
ことが可能なレーザープリンタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるレーザープリンタの
搬送部およびトナーカートリッジの一方の面(内側面)
を示した拡大図である。
【図2】図1に示した搬送部のアーム部および従動フィ
ードローラを示した上面図である。
【図3】図1に示した搬送部およびトナーカートリッジ
の他方の面(外側面)を示した拡大図である。
【図4】図1に示した搬送部の側板、従動フィードロー
ラおよびアーム部を示した側面図である。
【図5】図1に示した搬送部を含むレーザープリンタの
前面扉を開放してトナーカートリッジを取り外した状態
での斜視図である。
【図6】図1に示した搬送部のトナーカートリッジを取
り外した状態での他方の面(外側面)を示した拡大図で
ある。
【図7】従来の脱着可能なトナーカートリッジが装着さ
れたレーザープリンタを示した斜視図である。
【図8】図7に示した従来のレーザープリンタの前面扉
を開放した状態での斜視図である。
【図9】図7に示した従来のレーザープリンタの前面扉
を開放してトナーカートリッジを取り外した状態での斜
視図である。
【図10】図7に示した従来のレーザープリンタの搬送
部およびトナーカートリッジを示した拡大図である。
【図11】図10に示した搬送部のアーム部および従動
フィードローラを示した上面図である。
【符号の説明】
12a、12b、12c、12d 駆動フィードローラ
(第1フィードローラ) 15a、15b、15c、15d 従動フィードローラ
(第2フィードローラ) 14a、14b、14c、14d アーム部 17a、17b、17c、17d 突起部 18 レバー部材 50 トナーカートリッジ 50a ボス部(押圧手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板の一方の面に取り付けられ、駆動源
    により回転される用紙搬送用の複数の第1フィードロー
    ラと、前記側板の一方の面に設けられた所定の支点に回
    動可能に取り付けられたアーム部の先端部付近に回転可
    能に取り付けられ、前記第1フィードローラに接触する
    ことにより回転される用紙搬送用の複数の第2フィード
    ローラと、前記アーム部に組み込まれ、前記第2フィー
    ドローラを前記第1フィードローラに押圧するように前
    記アーム部を付勢するためのねじりバネと、前記第2フ
    ィードローラの上方に脱着可能に装着されたトナーカー
    トリッジとを備えたレーザープリンタにおいて、 前記各第2フィードローラのアーム部には、前記側板の
    他方の面に突出する突起部が設けられており、 前記側板の他方の面に設けられた所定の支点に回動可能
    に取り付けられ、前記突起部と係合するレバー部材と、 前記レバー部材の先端部近傍を付勢することによって、
    前記ねじりバネの付勢力に抗して前記第2フィードロー
    ラが前記第1フィードローラから離れる方向に前記突起
    部を移動させるように、前記レバー部材を回動させるた
    めのバネ部材とをさらに備え、 前記トナーカートリッジの下面には、前記トナーカート
    リッジの装着時に、前記トナーカートリッジの自重によ
    り、前記バネ部材による付勢力に抗して前記レバー部材
    を押圧するためのボス部が一体的に設けられていること
    を特徴とする、レーザープリンタ。
  2. 【請求項2】 用紙搬送用の複数の第1フィードローラ
    と、前記第1フィードローラに対して対向するように配
    置されるとともに、前記第1フィードローラに対して離
    れる方向に移動可能な用紙搬送用の複数の第2フィード
    ローラと、前記第2フィードローラに設けられ、前記第
    2フィードローラを前記第1フィードローラに押圧する
    ための第1付勢手段と、前記第2フィードローラの上方
    に脱着可能に装着されたトナーカートリッジとを備えた
    レーザープリンタにおいて、前記第2フィードローラの
    少なくとも1つには、突起部が設けられており、 所定の支点に回動可能に取り付けられ、前記突起部と係
    合するレバー部材と、 前記レバー部材を付勢することによって、前記第1付勢
    手段の付勢力に抗して前記第2フィードローラが前記第
    1フィードローラから離れる方向に前記突起部を移動さ
    せるように、前記レバー部材を回動させるための第2付
    勢手段とをさらに備え、 前記トナーカートリッジの下面には、前記トナーカート
    リッジの装着時に、前記第2付勢手段による付勢力に抗
    して前記レバー部材を押圧する押圧手段が設けられてい
    ることを特徴とする、レーザープリンタ。
  3. 【請求項3】 前記第2付勢手段は、前記レバー部材を
    付勢するように取り付けられたバネ部材を含む、請求項
    2に記載のレーザープリンタ。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、前記トナーカートリッ
    ジの下面に一体的に設けられたボス部を含む、請求項2
    または3に記載のレーザープリンタ。
  5. 【請求項5】 前記押圧手段は、前記トナーカートリッ
    ジの自重により、前記レバー部材を押圧する、請求項2
    〜4のいずれか1項に記載のレーザープリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034631A1 (ja) * 2007-09-13 2009-03-19 Fujitsu Limited 画像形成装置
WO2014162850A1 (ja) * 2013-04-01 2014-10-09 船井電機株式会社 用紙搬送装置

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