JP2003336553A - エアクリーナおよびそのフィルターエレメント - Google Patents

エアクリーナおよびそのフィルターエレメント

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JP2003336553A JP2002143220A JP2002143220A JP2003336553A JP 2003336553 A JP2003336553 A JP 2003336553A JP 2002143220 A JP2002143220 A JP 2002143220A JP 2002143220 A JP2002143220 A JP 2002143220A JP 2003336553 A JP2003336553 A JP 2003336553A
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターエレメントをケース側面の取付開
口から挿抜して交換でき、挿入したエレメント周囲のシ
ールを確実に行うことができるようにする。 【解決手段】 フィルターエレメント40がケースCの
フィルター空間を入口側空間2と出口側空間3とに仕切
ってケース内に装着されてなるエアクリーナにおいて、
ケースの側面に形成された取付開口5を覆ってカバー3
0が取り付けられる。ケース内面に取付開口から挿入さ
れたフィルターエレメントの外周を受容するガイド溝1
5a,25aが形成されており、取付開口5からケース
内にフィルターエレメントが挿入されると、シール部材
45がガイド溝内に受容されるとともに溝内面に当接し
てこの部分がシールされる。さらに、この状態で取付開
口を覆って取り付けられた蓋部材の内面がシール部材に
おける取付開口に露出する部分と当接してこの部分がシ
ールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン等に供給
されるエア内に含まれるダスト等を除去するためのエア
クリーナおよびそのフィルターエレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】エアクリーナは、例えば、自動車、二輪
車等においてエンジン吸気を清浄化するために用いら
れ、外気取り込み口からエンジン吸気口に至るエア通路
内にフィルターエレメントを配設して構成される。フィ
ルターエレメントは濾材(例えば、濾紙)を有して作ら
れ、エア通路を流れるエアが濾材を通過するときにエア
内に含まれるダスト等を濾材により捕捉してエアを清浄
化する。このため、エア通路を流れる全てのエアが濾材
を通過するように、フィルターエレメントの周囲にはシ
ール部材が設けられ、シール部材がエア通路の外周に密
着するようにしてフィルターエレメントがエア通路内に
配設されるように構成されている。
【0003】このようにシール部材をエア通路内に密着
して配設するために、従来においては、例えば、実用新
案登録第3068739号公報に記載されているよう
に、エアクリーナを構成するケースを、例えば、本体ケ
ースとカバーとに二分割して構成していた。この場合、
本体ケース上にシール部材が嵌合するようにしてフィル
ターエレメントを受容し、この上にシール部材と密着す
るようなフランジ部を有したカバーを取り付けてエアク
リーナが構成される。そして、カバー内空間が外気取り
込み口に連通し、本体内空間がエンジン吸気口に連通
し、外気取り込み口から取り込んだエアはカバー内空間
からフィルターエレメントの濾紙を通過して濾過、清浄
化されて本体内空間に流入し、さらに、エンジン吸気口
からエンジンシリンダ内に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的にエアクリーナ
のフィルターエレメントは定期的な交換が必要である
が、上記の構成の従来のエアクリーナにおいては、フィ
ルターエレメントの交換のためには本体ケースからカバ
ーを取り外さないとエレメント交換ができず、この交換
作業が煩わしいという問題があった。さらに、自動車、
二輪車等におけるエアクリーナ配設空間に制限があるこ
とが多く、カバーの取り外しのためのスペースを確保す
るのが難しい場合があり、このような場合には、カバー
取り外しスペース確保のためにカバーの周囲部品まで取
り外さないとエレメント交換が行えないというような問
題が生じるおそれもあった。
【0005】このような問題に対して、エアクリーナケ
ースの側面に取付開口を設け、この取付開口からケース
内にフィルターエレメントを挿抜してエレメント交換を
簡単に行えるような構成を本出願人が考えた。しかしな
がら、この場合に、フィルターエレメントをケース内に
挿入したときにその周囲のシール部材をケース内に密着
させてエア通路を確実にシールすることや、取付開口部
とシール部材との当接部を確実にシールすることが難し
いという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
エアクリーナケースを分割することなくフィルターエレ
メントをケース側面の取付開口から挿抜して容易に交換
可能であり、ケース内に挿入したエレメント周囲のシー
ルを確実に行うことができるような構成のエアクリーナ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、入口側開口および出口側開口を
有するとともに内部にフィルター空間が形成されたケー
スと、フィルター空間を入口側開口に連通する入口側空
間と出口側開口に連通する出口側空間とに仕切ってケー
ス内に装着されるフィルターエレメントとを有して構成
され、入口側開口から入口側空間内に導入されたエア
を、フィルターエレメントを通過させて濾過した後、出
口側空間から出口側開口を通って流出させるように構成
されたエアクリーナにおいて、ケースの側面における入
口側空間と出口側空間とを仕切る部分に開口して取付開
口が形成されるとともに取付開口を覆って着脱自在に取
り付けられる蓋部材を有し、ケースの内面における上記
仕切る部分に取付開口から挿入されたフィルターエレメ
ントの外周を受容するガイド溝が形成されている。そし
て、フィルターエレメントが、濾材、この濾材の周囲を
囲んで保持する保持枠およびこの保持枠の外周を囲んで
取り付けられたシール部材から構成され、取付開口から
上記仕切る部分にフィルターエレメントが挿入されたと
きに、フィルターシール部材がガイド溝内に受容される
とともに溝内面に当接してこの部分がシールされる。さ
らに、この状態で取付開口を覆って取り付けられた蓋部
材の内面がフィルターシール部材における取付開口に露
出する部分と当接してこの部分がシールされるように構
成されている。
【0008】なお、取付開口の周囲に外面に突出するシ
ールリブを形成し、蓋部材が取付開口を覆ってケースに
取り付けられたときに蓋部材の内面に配設されたシール
ガスケットがシールリブと当接して取付開口全面のシー
ルを行うように構成するのが好ましい。
【0009】このような構成のエアクリーナを用いれ
ば、ケース側面に開口形成された取付開口からフィルタ
ーエレメントを挿抜するだけでエレメントの交換を非常
に簡単に行うことができる。また、ケースに取付開口を
設けるだけで、ケースを分解することなくエレメント交
換ができるので、エレメント交換のためのスペースとし
ては取付開口の外側にエレメント挿抜用のスペースがあ
ればよく、自動車、二輪車等におけるエアクリーナ配設
設計の自由度が高い。
【0010】さらに、取付開口からケース内にフィルタ
ーエレメントを挿入した後、取付開口を覆って蓋部材を
取り付ければ、フィルターシール部材がガイド溝内に受
容されるとともに溝内面に当接してこの部分がシールさ
れ、蓋部材の内面がフィルターシール部材における取付
開口に露出する部分と当接してこの部分がシールされる
ので、ケース内においてエレメントの全周がシール部材
により確実にシールされ、ケースの入口側空間に導入さ
れた全エアをフィルターエレメントの濾紙部分を通過さ
せて効率の高い濾過を行うことができる。
【0011】なお、本発明に係るフィルターエレメント
は、上述したエアクリーナを構成するフィルターエレメ
ントである。すなわち、ケース側面に開口形成された取
付開口からケース内に挿抜されて交換可能なように構成
されたフィルターエレメントである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1〜図5に本発明
の一実施形態に係るエアクリーナの全体外観を示してお
り、このエアクリーナはともに樹脂製の第1ケースハウ
ジング10および第2ケースハウジング20とからなる
ケースCを有して構成される。第1ケースハウジング1
0に形成されたフランジ部10aと第2ケースハウジン
グ20に形成されたフランジ部20aとを接合して内部
空間を有するケースCが組み立てられ、その内部にフィ
ルターエレメント40が配設される。このときフィルタ
ーエレメント40は、図4、図6および図7に示すよう
に、ケースCの内部空間を入口側空間2および出口側空
間3に仕切るようにして配設される。
【0013】第2ケースハウジング20には外部に開口
する入口開口21aを有する吸入筒21が取り付けられ
ており、その内端開口21bが図4および図6から分か
るようにケース内空間における入口側空間2に開口して
いる。これにより、外部エアを吸入筒21を通して入口
側空間2に導入するようになっている。なお、入口開口
21aを囲むようにして庇部材22が第2ケースハウジ
ング20の外面に図示のように取り付けられている。一
方、第2ケースハウジング20には、出口側空間3に連
通する排出筒23が取り付けられており、出口側空間3
内のエアを排出筒23を介して外部に排出するようにな
っている。
【0014】この排出筒23には、連結部材51の連結
チューブ52が接続されており、連結部材51はエンジ
ンの吸気マニホールド(図示せず)に繋がる一対の連結
口53,53が設けられている。このため、排出筒23
から排出されたエアは連結チューブ52から連結部材5
1内に導入され、連結口53,53から吸気マニホール
ドを通ってエンジンに供給される。
【0015】フィルターエレメント40は、図4、図6
および図7に示すように、ケースCの内部空間を入口側
空間2および出口側空間3に仕切るようにして配設され
るが、フィルターエレメント40は定期的な交換を必要
とするものであり、ケースCに対して着脱自在になるよ
うに構成する必要がある。このため、図4、図8、図1
2、図13等に示すように、ケースCの側面にエレメン
ト取付開口5が形成されている。このエレメント取付開
口5は、第1ケースハウジング10にフランジ部10a
に繋がって設けられた第1凹部10bと、第2ケースハ
ウジング20にフランジ部20aに繋がって設けられた
第2凹部20bとからなり、第1および第2ケースハウ
ジング10,20がフランジ部10a,20aにおいて
接合されて組み立てられた状態のケースCにおいて、矩
形状のエレメント取付開口5を形成する。なお、第1お
よび第2凹部10a,20aの周囲には外面側に突出す
るシールリブ10c,20cが形成されている。
【0016】このエレメント取付開口5を形成する第1
凹部10bから第1ケースハウジング10の内面に沿っ
て内方に延びる第1側端ガイドリブ15が形成されてお
り、第1側端ガイドリブ15の内端に直線状に延びる第
1側端ガイド溝15aが形成されている。また、エレメ
ント取付開口5を形成する第2凹部20bから第2ケー
スハウジング20の内面に沿って内方に延びる第2側端
ガイドリブ25が形成されており、第2側端ガイドリブ
25の内端に直線状に延びる第2側端ガイド溝25aが
形成されている。さらに、第1側端ガイド部リブ15の
後部に繋がるとともに略直角に曲がって延びる第1後端
ガイドリブ16が形成されており、この第1後端ガイド
リブ16の内端に第1側端ガイド溝に繋がって第1後端
ガイド溝16aが形成されている。同様に、第2側端ガ
イドリブ25の後部に繋がるとともに略直角に曲がって
延びる第2後端ガイドリブ26が形成されており、この
第2後端ガイドリブ26の内端に第2側端ガイド溝25
aに繋がって第2後端ガイド溝26aが形成されてい
る。
【0017】フィルターエレメント40は、図9および
図10に示すように、蛇腹状に折曲された濾紙41を矩
形枠状の樹脂フレーム42内に保持して構成される。樹
脂フレーム42の外周には全周に亘ってゴム製のシール
保持リブ43が形成されており、このシール保持リブ4
3を覆うようにしてシール部材45が取り付けられてい
る。このシール部材45をシール保持リブ43に取り付
ける部分の断面形状を拡大して図11に示している。シ
ール保持リブ43の先端は左右に突出してT字状になっ
ており、一方、シール部材45はシール保持リブ43の
先端を受容する+字状の凹部46が形成されている。こ
の凹部46内にシール保持リブ43を受容して図示のよ
うにシール部材45が取り付けられており、この状態で
シール保持リブ43の先端面側に空間46aが形成され
るようになっている。シール部材45は先端左右面に左
右リップ部47,47と中央凹溝48が形成され、さら
に左右側面に補助リップ突起49a,49bがそれぞれ
設けられている。
【0018】このフィルターエレメント40は、図8に
示すように、エレメント取付開口5からケースC内に装
着されるが、その装着方向の前端面45bの幅Bが後端
面45aの幅Aより小さくなるように(すなわち、挿入
方向前方に向かって細くなるように)エレメント40の
左右側面45c,45dにテーパがつけられている。こ
のテーパ角としては、0.5度〜5度程度の角度が設定
される。また、上記第1側端ガイド溝15aおよび第2
側端ガイド溝25aには、フィルターエレメント40の
左右側面のテーパに対応する角度のテーパが設けられて
いる。なお、図8においては、このテーパを示すため、
テーパ角を実際より大きく誇張して示している。
【0019】フィルターエレメント40が、図8におい
て矢印Dで示すように、エレメント取付開口5からケー
スC内に装着されるときに、上記のテーパのために、最
初はフィルターエレメント40の周囲を囲んで取り付け
られたシール部材45の左右側端面が第1および第2側
端ガイド溝15a,25aに当接することなくスムーズ
に挿入可能であり、挿入最終段階においてシール部材4
5が第1および第2側端ガイド溝15a,25aの間に
圧入されるような寸法に設定されている。これにより、
フィルターエレメント40をエレメント取付開口5から
着脱する作業を簡単に行うことができる。
【0020】このようにしてフィルターエレメント40
を挿入するときでのシール部材45の左右側端面と第1
および第2側端ガイド溝15a,25aとの当接位置関
係を、第1側端ガイド溝15aを例にして図11を参照
して説明する。第1側端ガイド溝15a内には溝中央を
溝方向に沿って延びるリブ状突起15bと、その両側に
沿って延びる左右ガイドリブ15c,15cとが形成さ
れている。フィルターエレメント40の挿入開始段階で
は、上記テーパのために、図11において実線で示すよ
うに、シール部材45とリブ状突起15bとは離れてお
り、フィルターエレメント40は挿入抵抗を受けること
なくスムーズに挿入可能である。なお、図示のように、
第1側端ガイド溝15aを形成する左右ガイドリブ15
c,15cの間にシール部材45が位置し、左右ガイド
リブ15c,15cの間に位置してガイドされながらフ
ィルターエレメント40が挿入されるため、フィルター
エレメント40を所望方向に位置ずれなく挿入できる。
【0021】ここで上述のように、フィルターエレメン
ト40の左右側面45c,45dと第1および第2側端
ガイド溝15a,25aとにテーパが設けられているた
め、フィルターエレメント40の挿入が進むにつれてシ
ール部材45がリブ状突起15bに近づき、最終的には
図において二点鎖線で示すように、リブ状突起15bが
シール部材45の中央凹溝48内に押し込まれた状態と
なる。シール部材45は柔らかなゴム材料から作られて
おり、このようにリブ状突起15bが中央凹溝48内に
押し込まれるとシール部材45が二点鎖線で示すように
弾性変形し、左右リップ部47,47が外側に押し広げ
られて左右ガイドリブ15c,15cの内側面にそれぞ
れ押し付けられる。また、補助リップ突起49a,49
aも外側に押し広げられ、左右ガイドリブ15c,15
cの内側面に当接もしくは近接した状態となる。
【0022】この結果、リブ状突起15bが中央凹溝4
8内に押し込まれた部分において密接なシールが行わ
れ、且つ左右リップ部47,47が左右ガイドリブ15
c,15cと当接する部分においても密接なシールが行
われる。補助リップ突起49a,49aが左右ガイドリ
ブ15c,15cと当接してこの部分においてもシール
が行われる。なお、この補助リップ突起49a,49a
が左右ガイドリブ15c,15cと当接しなくてもこれ
に近接することによりラビリンス効果が得られるので、
リップ部47の方へのダスト侵入を防止してリップ部4
7のシール効果を高める。同様に、補助リップ突起49
bもラビリンス効果を発揮する。
【0023】上記のようにしてフィルターエレメント4
0がエレメント取付開口5からケースC内に完全に挿入
されると、フィルターエレメント40の前端に位置する
シール部材45が第1および第2後端ガイド溝25b,
26bと当接する。第1および第2後端ガイド溝25
b,26bも図11に示した第1側端ガイド溝15aと
同一の溝構成を有しており、フィルターエレメント40
の前端のシール部材45が第1および第2後端ガイド溝
25b,26bに押し付けられてこの部分において上記
と同様にして密接なシールがなされる。
【0024】以上のようにフィルターエレメント40が
エレメント取付開口5からケースC内に完全に挿入され
ると、エレメント40の前端および左右側端とケース内
面との間が完全にシールされる。但し、この状態ではエ
レメント取付開口5の部分が外部に開放されているた
め、この部分を覆って図14に示すカバー30が取り付
けられる。
【0025】カバー30はエレメント取付開口5を覆う
矩形板状に形成され、取り付けネジ挿入孔36が貫通形
成されるとともに、表面に一対の取っ手37,37が設
けられている。カバー30の裏面には、中央に幅方向に
延びる押圧突起35が形成され、この押圧突起35を所
定間隔を有して左右から挟むようにして中央保持リブ3
3,33が形成され、さらにこれら押圧突起35および
中央保持リブ33,33を囲むようにして所定間隔を有
して延びる一対の周囲保持リブ31,31が形成されて
いる。そして、図15に示す形状に形成されたスポンジ
ゴム製シールガスケット38が、カバー30の裏面に取
り付けられる。このとき、中央保持リブ33,33の間
に位置する中央溝34内に中央部39bが嵌め込まれ、
中央部39bに形成されたスリット39c内に押圧突起
35が侵入して裏面に突出する。また、周囲保持リブ3
1,31の間に位置する周囲溝32内に周囲部39aが
嵌め込まれる。
【0026】このようにして裏面にシールガスケット3
8が取り付けられたカバー30は、取り付けネジ挿入孔
36を通して挿入した取り付けネジ30aにより、図1
に示すようにエレメント取付開口5を覆って取り付けら
れる。このとき、エレメント取付開口5から装着された
フィルターエレメント40の後端のシール部材45にカ
バー30の押圧突起35が押圧され、左右リップ部47
が押し広げられて中央保持リブ33と当接する。同時
に、フィルターエレメント40の後端に位置するシール
部材45のリップ部47が、中央溝34内に位置するシ
ールガスケット38の中央部39bに押し付けられてこ
の部分が完全にシールされる。さらに、上述したように
エレメント取付開口5を形成する第1および第2凹部1
0a,20aの周囲に外面側に突出して形成されたシー
ルリブ10c,20cが、周囲溝32内に位置するシー
ルガスケット38の周囲部39aに押し付けられてこの
部分も完全にシールされる。
【0027】以上のように構成されたエアクリーナによ
れば、吸入筒21の入口開口21aから外部エアがケー
スCの入口側空間2内に導入され、フィルターエレメン
ト40の濾紙41を通過してここでエア内に含まれてい
るダスト類が捕捉されてエアが清浄化される。清浄化さ
れたエアはケースC内の出口側空間3内に流入するので
あるが、このとき、フィルターエレメント40は全周に
亘って設けられたシール部材40がケース内面の第1お
よび第2側端ガイド溝15a,15bと、第1および第
2後端ガイド溝16a,26aと、カバー30の内面と
当接してシールされており、入口側空間2内のエアは全
て濾紙41を通過して完全に濾過されて清浄化される。
このようにして清浄化されたエアは出口側空間3から排
出筒23、連結チューブ52、連結部材51および連結
口53,53を通ってエンジンの吸気間にホールドから
エンジン内に供給される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
取付開口から上記仕切る部分にフィルターエレメントが
挿入されたときに、フィルターシール部材がガイド溝内
に受容されるとともに溝内面に当接してこの部分がシー
ルされ、この状態で取付開口を覆って取り付けられた蓋
部材の内面がフィルターシール部材における取付開口に
露出する部分と当接してこの部分がシールされるように
構成されているので、取付開口からケース内にフィルタ
ーエレメントを挿入した後、取付開口を覆って蓋部材を
取り付けるだけで、ケース内においてエレメントの全周
をシール部材により確実にシールすることができ、ケー
スの入口側空間に導入された全エアをフィルターエレメ
ントの濾紙部分を通過させて効率の高い濾過を行うこと
ができる。
【0029】また、本発明に係るエアクリーナにおいて
は、ケース側面に開口形成された取付開口からフィルタ
ーエレメントを挿抜するだけでエレメントの交換を非常
に簡単に行うことができる。また、ケースに取付開口を
設けるだけで、ケースを分解することなくエレメント交
換ができるので、エレメント交換のためのスペースとし
ては取付開口の外側にエレメント挿抜用のスペースがあ
ればよく、自動車、二輪車等におけるエアクリーナ配設
設計の自由度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアクリーナの正面図である。
【図2】上記エアクリーナの部分断面側面図である。
【図3】上記エアクリーナの背面図である。
【図4】上記エアクリーナの部分断面平面図である。
【図5】上記エアクリーナの底面図である。
【図6】上記エアクリーナを構成する第2ケースハウジ
ング、フィルターエレメントおよびカバーを組立状態で
示す斜視図である。
【図7】上記エアクリーナを図4の矢印VII−VIIに沿っ
て示す断面図である。
【図8】上記エアクリーナを図1の矢印VIII−VIIIに沿
って示す断面図である。
【図9】フィルターエレメントの平面図である。
【図10】フィルターエレメントを図9の矢印X−Xに
沿って示す断面図である。
【図11】フィルターエレメントのシール部材と第1側
端シール溝との当接状態を示す断面図である。
【図12】図4に示すエアクリーナの部分断面を拡大し
て示す部分断面図である。
【図13】上記エアクリーナにおけるエレメント取付開
口部分をカバーおよびフィルターエレメントを取り外し
た状態で示す図である。
【図14】カバーを示す平面図、正面図および底面図で
ある。
【図15】上記カバーに取り付けられるシールガスケッ
トの平面図および正面図である。
【符号の説明】 2 入口側空間 3 出口側空間 5 エレメント取付開口 10 第1ケースハウジング 15 第1側端ガイドリブ 15a 第1側端ガイド溝 16 第1後端ガイドリブ 16a 第1後端ガイド溝 20 第2ケースハウジング 21 吸入筒 23 排出筒 25 第2側端ガイドリブ 25a 第2側端ガイド溝 26 第2後端ガイドリブ 26a 第2後端ガイド溝 30 カバー 38 シールガスケット 40 フィルターエレメント 41 濾紙 42 樹脂フレーム 43 シール保持リブ 45 シール部材 47 リップ部 48 中央凹部 49a,49b 補助リップ突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側開口および出口側開口を有すると
    ともに内部にフィルター空間が形成されたケースと、前
    記フィルター空間を前記入口側開口に連通する入口側空
    間と前記出口側開口に連通する出口側空間とに仕切って
    前記ケース内に装着されるフィルターエレメントとを有
    して構成され、前記入口側開口から前記入口側空間内に
    導入されたエアを、前記フィルターエレメントを通過さ
    せて濾過した後、前記出口側空間から前記出口側開口を
    通って流出させるように構成されたエアクリーナにおい
    て、 前記ケースの側面における前記入口側空間と前記出口側
    空間とを仕切る部分に開口して取付開口が形成されると
    ともに前記取付開口を覆って着脱自在に取り付けられる
    蓋部材を有し、前記ケースの内面における前記仕切る部
    分に前記取付開口から挿入された前記フィルターエレメ
    ントの外周を受容するガイド溝が形成されており、 前記フィルターエレメントが、濾材、この濾材の周囲を
    囲んで保持する保持枠およびこの保持枠の外周を囲んで
    取り付けられたシール部材から構成され、 前記取付開口から前記仕切る部分に前記フィルターエレ
    メントが挿入されたときに、前記フィルターシール部材
    が前記ガイド溝内に受容されるとともに溝内面に当接し
    てこの部分がシールされ、この状態で前記取付開口を覆
    って取り付けられた前記蓋部材の内面が前記フィルター
    シール部材における前記取付開口に露出する部分と当接
    してこの部分がシールされるように構成されていること
    を特徴とするエアクリーナ。
  2. 【請求項2】 前記取付開口の周囲に外面に突出するシ
    ールリブが形成されており、前記蓋部材が前記取付開口
    を覆って前記ケースに取り付けられたときに前記蓋部材
    の内面に配設されたシールガスケットが前記シールリブ
    と当接して取付開口全面のシールを行うように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のエアクリー
    ナ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のエアクリーナを構成す
    る前記フィルターエレメント。
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