JP2003336225A - パネル取付用胴縁 - Google Patents

パネル取付用胴縁

Info

Publication number
JP2003336225A
JP2003336225A JP2002148442A JP2002148442A JP2003336225A JP 2003336225 A JP2003336225 A JP 2003336225A JP 2002148442 A JP2002148442 A JP 2002148442A JP 2002148442 A JP2002148442 A JP 2002148442A JP 2003336225 A JP2003336225 A JP 2003336225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
furring strip
mounting
furring
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002148442A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Inoue
二三男 井上
Kenichi Kimura
謙一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2002148442A priority Critical patent/JP2003336225A/ja
Publication of JP2003336225A publication Critical patent/JP2003336225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 胴縁とパネルとの間に汚れが残りにくくでき
るパネル取付用胴縁を提供する。 【解決手段】 取付溝11が胴縁1の外側に向かって張
り出す曲面に設けられていることで、取付溝11に取り
付けられたパネル2は胴縁1が平面である場合よりはる
かに小さい面積で胴縁に当接することとなり、パネル2
と胴縁1との間に残る汚れを低減することができる。従
って、例えばパネルが透視性のものであっても、パネル
側から見た場合においても胴縁とパネルの当接する部分
に残る汚れが目立つ度合いを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば支柱の間に
差し渡されて防音パネル等のパネルを取り付ける、パネ
ル取付用の胴縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蟻溝状の取付溝が設けられ、その取付溝
にボルトやナットを摺動可能に挿入できる胴縁は、ごく
一般的に用いられているものであり、かような胴縁を用
いてパネルを取り付ける方法についても、従来種々の発
明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
胴縁はパネルとの当接面が平面となされたものであり、
当接面との間に汚染物質を含む雨水等に由来する水が通
過したりすると、パネルと胴縁との間に汚れが残り、パ
ネルと胴縁は間隔がほとんどないことから、その汚れを
除去するのは困難となる。例えばパネルが透視性のもの
であれば、残った汚れがパネルを通して胴縁と反対側か
ら見えることとなり、外観が見苦しいものとなる。
【0004】そこで本発明は、胴縁とパネルとの間に汚
れが残りにくくできるパネル取付用胴縁を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成としている。すなわち、
外面が外側に向かって張り出す曲面となされ、該曲面に
蟻溝状の取付溝が設けられ、該取付溝にパネルを取り付
けるボルトの頭部及び/又はナットが、摺動可能に挿入
されるようになされたことを特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、取付溝が外側に向かって
張り出す曲面となされた胴縁の外面に設けられているこ
とで、取付溝に取り付けられたパネルは胴縁が平面であ
る場合よりはるかに小さい面積で胴縁に当接するか、又
は当接に近い状態で取り付けられるから、パネルと胴縁
との間に残る汚れを低減すると共に、残った汚れを除去
することも容易である。
【0007】また本発明に係わるパネルは、胴縁が設け
られる付近が透視性であることを特徴とするものであ
る。
【0008】また本発明に係わるパネルは、角度調節用
部材を介して胴縁に取り付けられることを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面に基づき以下に具体的に説明する。図1は本発明に係
わる実施の一形態で、電波による通信領域を有する車線
の辺縁に設置される電波吸収仕切壁を示す説明図であ
る。近年実用化されつつあるETC(自動料金収受シス
テム)は電波を用いた通信によって料金の収受を行う
が、電波が通信領域以外の車線に漏洩すると種々の不具
合が発生する。その様な不具合を防止するために、車線
の間に電波を吸収する仕切壁を設けることがあるが、か
かる仕切壁は料金所付近に設置されることから、隣接す
る車線が見えないと合流の際に車両の接近が予測できな
かったり、運転者へ圧迫感を与えたりすることから、透
明な電波吸収体が好適に用いられるものである。そこで
本図に示す如く、基礎5に立設したH型鋼である支柱4
の、電波到来側のフランジ41に胴縁1を取り付け、胴
縁1に透視性の電波吸収体であるパネル2を取り付ける
ことで仕切壁が形成されるものである。パネル2には、
取付用の貫通孔21が穿設されている。
【0010】図2は、従来のパネル取付用胴縁を用い
た、パネルの取付の一例を示す側面図である。断面矩形
の胴縁は同一断面の型材であり、蟻溝状の取付溝11が
それぞれの面に設けられている。その相反する面の取付
溝11にそれぞれボルト61が摺動可能に挿入され、ボ
ルト61が支柱4のフランジ41に穿設された貫通孔4
11に挿通され、ワッシャー63を挟んでナット62が
螺着されることで胴縁1は支柱4に固定される。また相
反する面の取付溝11に摺動可能に挿入されたボルト6
1は、パネル2に穿設された貫通孔21に挿通されてワ
ッシャー63を挟んでナット62が螺着されることで、
胴縁1を介して支柱4にパネル2は取り付けられること
となる。それぞれのボルト61は取付溝11内で摺動可
能となされていることで、支柱4やパネル2の貫通孔4
11、21に挿通されやすくなっている。
【0011】ここで、胴縁1は断面矩形であることか
ら、パネル2や支柱4と当接する面は平面となされ、取
り付け後にがたつき等が発生しにくくなされているが、
パネル2と胴縁1との当接部aに汚染物質を含む水が通
ると、当接部aには汚れが残り、その汚れを取り除くに
はパネル2を取り外して洗浄するなどの手間が必要とな
る。特に本実施形態においてはパネル2は透視性のもの
であり、方向αから見たときには当接部aが明瞭に見え
ることから、当接部aに汚れが残っている場合、外観は
非常に見苦しいものとなる。
【0012】図3は、本発明に係わるパネル取付用胴縁
の実施の一形態を示す断面図である。胴縁1が断面円形
となされることでその外面は外側に向かって張り出す曲
面となされ、その曲面の途中に取付溝11が設けられて
いることで、胴縁1とパネル2とが当接する当接部a
は、胴縁1が断面矩形となされている場合よりはるかに
小さいものとなり、当接部aに汚れが残っても外観を損
ねる度合いを小さくできる。また、当接部aが小さいこ
とから、パネル2を取り外すことなく汚れをエアブロー
等により容易に洗浄することが可能となる。
【0013】本発明に係わる胴縁1は、型材として形成
できるものであればその材質は特に限定されるものでは
なく、合成樹脂や木粉や炭酸カルシウム粉等の充填材を
混合した合成樹脂の押出型材等を用いてもよいが、一般
にパネル2は屋外に設置され、強い風荷重を受けるもの
であることから、鉄鋼やアルミニウム等、強度の高い金
属の押出型材を用いるのが好ましい。
【0014】また本発明に係わるパネル2は、胴縁1に
より取付可能なものであれば特に透視性の電波吸収体に
限定されるものではなく、防音パネル、遮音パネル、外
装パネル、天井パネル、目隠しパネル等であってもよい
が、少なくとも胴縁1が取り付けられる付近が透視性の
ものに適用することで、本発明により大きな効果が発揮
される。
【0015】図4は、本発明に係わる他の実施形態を示
す説明図である。胴縁1には、取付溝11aによりパネ
ル2が取り付けられ、取付溝11bにより支柱が取り付
けられる。ナット62は角プレート部621が取付溝1
1aに挿入されて摺動可能となされ、パネル2の貫通孔
21に挿通されたボルト61は、ナット62のナット孔
622に螺着される。更にナット62に設けられた丸プ
レート部623が胴縁1とパネル2との間に介在するこ
とで、パネル2に当接するのは丸プレート部623のパ
ネル2側の面となり、より当接部の面積を小さくして汚
れの残りにより外観が損なわれる度合いを低減できる。
【0016】図5は本発明に係わる実施の一形態を示す
もので、胴縁に角度調節用部材を取り付けた状態を示す
説明図である。胴縁1には角度調節用部材3がボルト6
1により取り付けられているが、プレート31にパネル
が取り付けられることで、パネルは角度調節用部材3を
介して胴縁1に角度自在に取り付けられることとなる。
なおプレート31は支柱を取り付けるものであってもよ
い。ボルト61の位置を目盛33に合わせることで角度
調節が可能であるが、胴縁1の外面が曲面となされてい
ることで、角度調節用部材3の弯曲部32の内面を当接
させて動かすことができ、設置する現場においても微妙
な角度調節が可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、取付溝が外側に向かっ
て張り出す曲面となされた胴縁の外面に設けられている
ことで、取付溝に取り付けられたパネルは胴縁が平面で
ある場合よりはるかに小さい面積で胴縁に当接するか、
又は当接に近い状態で取り付けられるから、パネルと胴
縁との間に残る汚れを低減すると共に、残った汚れを除
去することも容易である。従って、例えばパネルが透視
性のものであっても、パネル側から見た場合においても
胴縁とパネルの当接する部分に残る汚れが目立つ度合い
を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパネル取付用胴縁を適用する一
例である、透視性の電波吸収仕切壁を示す説明図であ
る。
【図2】従来のパネル取付用胴縁を示す側面図である。
【図3】本発明に係わる実施の一形態を示す側面図であ
る。
【図4】本発明に係わる他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図5】本発明に係わる角度調節用部材の、実施の一形
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パネル取付用胴縁 11 取付溝 2 パネル 3 角度調節用部材 4 支柱 5 基礎 61 ボルト 62 ナット
フロントページの続き Fターム(参考) 2D001 AA01 BA02 BB01 CA01 CB01 2E002 FA02 FA07 JC02 JC03 JD01 MA00 MA49 2E110 AA65 AB04 BA12 CA07 CA17 DA12 DC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面が外側に向かって張り出す曲面とな
    され、該曲面に蟻溝状の取付溝が設けられ、該取付溝に
    パネルを取り付けるボルトの頭部及び/又はナットが、
    摺動可能に挿入されるようになされたことを特徴とする
    パネル取付用胴縁。
  2. 【請求項2】 パネルは、少なくとも胴縁に取り付けら
    れる付近が透視性であることを特徴とする請求項1に記
    載のパネル取付用胴縁。
  3. 【請求項3】 パネルは、角度調節用部材を介して胴縁
    に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のパネル取付用胴縁。
JP2002148442A 2002-05-23 2002-05-23 パネル取付用胴縁 Pending JP2003336225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148442A JP2003336225A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 パネル取付用胴縁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148442A JP2003336225A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 パネル取付用胴縁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003336225A true JP2003336225A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29706252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002148442A Pending JP2003336225A (ja) 2002-05-23 2002-05-23 パネル取付用胴縁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003336225A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132115A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Kfc Ltd 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体
KR101270076B1 (ko) * 2010-01-27 2013-05-31 누리이앤씨(주) 유지보수가 용이한 방음시설
JP6075906B1 (ja) * 2016-06-13 2017-02-08 株式会社内藤ハウス 建物の下地構造
JP2021092117A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社ニシジマ パネル取り付け部材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132115A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Kfc Ltd 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体
JP4581124B2 (ja) * 2004-11-02 2010-11-17 株式会社ケー・エフ・シー 道路における電磁波吸収・吸遮音構造体
KR101270076B1 (ko) * 2010-01-27 2013-05-31 누리이앤씨(주) 유지보수가 용이한 방음시설
JP6075906B1 (ja) * 2016-06-13 2017-02-08 株式会社内藤ハウス 建物の下地構造
JP2021092117A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社ニシジマ パネル取り付け部材
JP7161718B2 (ja) 2019-12-12 2022-10-27 株式会社ニシジマ パネル取り付け部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101178542B1 (ko) 터널형 방음벽 고정장치
KR20190050389A (ko) 터널 방음벽의 루프용 방음패널 고정장치
KR20140100820A (ko) 터널형 방음판넬 조립체
KR20160123567A (ko) 조립식 방음터널
JP2003336225A (ja) パネル取付用胴縁
KR200493250Y1 (ko) 터널 방음벽의 상부판 고정용 클램프 구조물
JP2006283297A (ja) 防音壁
KR200396336Y1 (ko) 차음장치
JP2002309528A (ja) 歩車道境界柵
JP2006328858A (ja) 防音パネルの取付構造及び防音壁
US5855806A (en) Window pour mold
JPH0768735B2 (ja) 軽量気泡コンクリートパネル
KR200268230Y1 (ko) 외장재부착용 프레임의 연결구조
JP3868887B2 (ja) 車両通行帯における防音壁の施工方法
KR100187916B1 (ko) 방현망 겸용 방음망
JP2004169394A (ja) 車両通行帯における防音プレート
KR200412606Y1 (ko) 방음 판넬 어셈블리
CN218437936U (zh) 一种降低噪音的隔声板装置
KR20030011736A (ko) 방음판넬의 설치구조
FI96985B (fi) Karmirakenne
KR200285497Y1 (ko) 도로의 방음벽 시스템
JP3326005B2 (ja) 手摺目隠しパネルの構造
KR200268056Y1 (ko) 도로 절개구간용 콘크리트 옹벽 합성방음시설
JP3080613B2 (ja) 防音壁及び防音パネル
KR20160123568A (ko) 터널형 방음시설

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070925