JP2003335992A - インクジェット記録用インク組成物 - Google Patents

インクジェット記録用インク組成物

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JP2003335992A
JP2003335992A JP2002149475A JP2002149475A JP2003335992A JP 2003335992 A JP2003335992 A JP 2003335992A JP 2002149475 A JP2002149475 A JP 2002149475A JP 2002149475 A JP2002149475 A JP 2002149475A JP 2003335992 A JP2003335992 A JP 2003335992A
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ink composition
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Seita Suzuki
清太 鈴木
Ichiro Fujii
一郎 藤井
Takanori Kamoto
貴則 加本
Masanori Kinomoto
正紀 木ノ元
Hiroaki Nakaya
浩明 中彌
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙を含むあらゆる被記録材上で定着性が
良く、且つ均一で濃度の高い印字物を得ることが出来る
インクジェット記録用料インク組成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも顔料、水溶性有機溶媒、水溶
性樹脂及び水とからなる、インクジェット記録用インク
組成物であって、顔料は平均粒子径が異なる顔料Aと顔
料Bの混合物であり、その平均粒子径をそれぞれdA
びdBとするとき、dA≦1/2dBである。dA≧50n
m、dB≦200nmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを力学的お
よび熱エネルギーを用いて吐出、飛翔させ被記録材に対
して記録を行うインクジェット記録において使用する水
性インクおよび記録法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノズル、スリットあるいは多孔質フィル
ム等から、液体インクを吐出し、紙、布、フィルム等に
記録を行う、いわゆるインクジェット方式のプリンター
は、小型で、安価、静粛性等種々の利点があり、黒色の
単色またはフルカラーのプリンターとして多く市販され
ている。中でも、圧電素子を用いたいわゆるピエゾイン
クジェット方式や、熱エネルギーを作用させて液滴を形
成し記録を行う、いわゆる熱インクジェット方式は、高
速印字、高解像度が得られるなど多くの利点を有してい
る。
【0003】従来からインクジェット記録方式に一般的
に用いられている水溶性染料を着色剤として用いたイン
クは、耐水性、耐光性に問題があった。それに対し、顔
料を着色剤として用いたインクは、耐水性、耐光性に優
れ、しかも、高濃度で滲みのない画質を得ることができ
ることから、非常に有望であり、近年、多くの提案がな
され、実用化されている。
【0004】しかし、染料を着色剤として用いたインク
の場合は、染料が被記録材に染着することにより発色す
るため、被記録材への定着性が良く、被記録材の表面状
態が画像濃度に与える影響は小さい。一方、顔料を着色
剤として用いたインクでは、顔料が被記録材表面に凝集
し、固着することにより発色するため、被記録材への定
着性が悪く、被記録材の表面状態が画像濃度に与える影
響は大きくなる。
【0005】そのため顔料を着色剤として用いたインク
では、被記録材の種類により、画像濃度が著しく低下す
る場合がある。特に、ボンド紙やPPC用紙などの普通
紙は、紙の表面状態が一様ではないので顔料インクにお
ける画像濃度が問題となっている。
【0006】これらの顔料インクは濃度が低いという問
題を改善するために、濃度の高い染料などを添加すると
いう技術が提案されているが、これは顔料分散系を不安
定なものにし、最悪分散系を壊す危険性を含んでいる。
また水溶性染料を用いることで耐水性が劣るという問題
が生じる。たとえば、特開平4−57861号公報に
は、カーボンブラックと染料とを含む水性黒色インクが
記載されており、このインクによれば、駆動条件の変動
や長時間の使用でも常に安定した吐出を行うことがで
き、記録画像の堅牢性に優れるとともに記録画像の濃度
が高いという利点を有する。しかし、この改良方法にお
いては、水溶性染料が使用されているため、完全な耐水
性の記録物は得られていない。
【0007】また、特開平8−193175号公報や特
開平9−207424号公報には、顔料インクを印字し
た直後に、処理液と顔料を反応凝集させて光学濃度を高
くする方法が開示されている。これらの方法は、分散安
定性を確保しながら、印字後に処理液により光学濃度を
高める機能分離型の印字方法により、高い光学濃度と分
散安定性の両立を達成している。しかし、インク以外に
処理液を必要とするため、紙上の液量が多くなり、乾燥
時間の長時間化や紙のしわ、カールが発生する、等の問
題がある。
【0008】さらに、光学濃度を高く得る別のアプロー
チとして、粒子径の大きな顔料を使用する技術が提案さ
れている。たとえば、特開2000−204305号公
報には、紙上インク中に0.5μm以上の粒子径を有す
る粒子が存在することにより、光学濃度の上昇が大きく
なることを見出し、さらに0.5μm以上の粒子数が6
×104〜6×105個/μl、かつ5μm以上の粒子数
が50個/μl以下であれば、安定した吐出が可能であ
ると記載されている。しかし、光学濃度が高くなる反
面、濃度ムラが発生したり、定着性が劣るという問題点
が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、普通
紙を含むあらゆる被記録材上で定着性が良く、且つ均一
で濃度の高い印字物を得ることが出来るインクジェット
記録用水性顔料インク組成物を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は,少なくとも顔
料、水溶性有機溶媒、水溶性樹脂及び水とからなる、イ
ンクジェット記録用インク組成物であって、前記顔料は
平均粒子径が異なる顔料Aと顔料Bの混合物であり、そ
の平均粒子径をそれぞれdA及びdBとするとき、dA
1/2dBであるインクジェット記録用インク組成物で
ある。
【0011】また、本発明は、上記顔料Aと顔料Bの平
均粒子径dA、dBについて、dA≧50nm、dB≦20
0nmであるインクジェット記録用インク組成物であ
る。
【0012】そして、本発明は、上記顔料Aの濃度をC
A(重量%)、顔料Bの濃度をCB(重量%)とすると
き、1≦CA/CB≦5であるインクジェット記録用イン
ク組成物である。
【0013】更に、本発明は、上記顔料Aの濃度CA
び顔料Bの濃度CBについて、CA+CB≦10であるイ
ンクジェット記録用インク組成物である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
本発明のインクジェット記録用インク組成物は、顔料、
水溶性有機溶媒、水溶性樹脂および水を必須成分とし、
さらに、界面活性剤、その他添加剤を含有しており、そ
して、顔料は平均粒子径が異なる顔料Aと顔料Bの混合
物であり、その平均粒子径をそれぞれdA及びdBとする
とき、dA≦1/2dBである。2種類の平均粒子径の顔
料を混合することで濃度ムラのない均一で、高濃度の印
字物が得られる。
【0015】本発明のインクジェット記録用インク組成
物における顔料Aと顔料Bの平均粒子径dA、dBについ
て、dA≧50nm、dB≦200nmである。dA<5
0nmでは十分な濃度が得られず、dB>200nmで
はヘッドからの吐出性が悪くなる。
【0016】本発明のインクジェット記録用インク組成
物における顔料Aの濃度をCA(重量%)、顔料Bの濃
度をCB(重量%)とするとき、1≦CA/CB≦5であ
る。CA/CB<1では濃度ムラが発生し、CA/CB>5
では濃度が低下する。
【0017】本発明のインクジェット記録用インク組成
物における顔料Aの濃度CA及び顔料Bの濃度CBについ
て、CA+CB≦10である。CA+CB>10ではヘッド
からの吐出性が悪くなる。
【0018】顔料としては、主溶媒である水との親和性
が良いものであれば使用でき、例えば、カーボンブラッ
ク類、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、総合アゾ顔料、キ
レートアゾ顔料等のアゾ顔料やフタロシアニン顔料、キ
ナクリドン顔料、ベレリン、及びベレリン顔料、アント
ラキノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料やアニリ
ンブラック等を挙げることができる。その他、水に自己
分散可能な顔料を使用することができる。水に自己分散
可能な顔料とは、顔料表面に親水性基を数多く有し、高
分子分散剤の存在がなくても、安定に分散する顔料のこ
とである。具体的には、通常のいわゆる顔料に対して、
酸・塩基処理、カップリング剤処理、ポリマーグラフト
処理、プラズマ処理、酸化/還元処理等の表面改質処理
等を施すことにより、水に自己分散可能な顔料を得るこ
とができる。水に自己分散可能な顔料としては、上記の
ように顔料に対して表面改質処理を施した顔料の他、キ
ャボット社製のCab−o−jet−200、Cab−
o−jet−300、IJX−55、オリエント化学社
製のBonjet Black CW−1、Bonje
t Black CW−2や、日本触媒社から販売され
ている顔料等の市販の顔料を用いることができる。
【0019】水に自己分散可能な顔料の表面に存在する
可溶化基は、ノニオン性、カチオン性、アニオン性のい
ずれであってもよいが、主にスルホン酸、カルボン酸、
水酸基、リン酸が望ましい。スルホン酸、カルボン酸、
リン酸の場合、そのまま遊離酸の状態でも用いることが
可能であるが、水溶性を高めるために、塩基性物質との
塩の状態で使用することが好ましい。これらの重合体と
塩を形成する塩基性物質としては、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等のアルカリ金属類、モノメチルアミン、
ジメチルアミン、トリエチルアミン等の脂肪族アミン
類、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロ
パノールアミン等のアルコールアミン類、アンモニア等
を挙げることができる。これらの中でも、ナトリウム、
カリウム、リチウム等のアルカリ金属類の塩基性化合物
が好ましく使用される。これは、アルカリ金属類の塩基
性化合物が強電解質であり、酸性基の解離を促進する効
果が大きいためと考えられる。
【0020】次に、本発明におけるインクには、インク
を所望の物性にするため、インクの乾燥を防止するた
め、また、溶解安定性を向上させるため等の目的で、下
記水溶性有機溶媒を複数混合して使用してもよい。すな
わち、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5
−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオール、グリ
セリン、1,2,6−へキサントリオール、1、2,4
−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、
ぺトリオール等の多価アルコ−ル類、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエ−テル等の多価アルコールアルキルエーテル類、
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレング
リコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリ
ールエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒ
ドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、
1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタ
ム等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチル
ホルムアミド、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルム
アミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、
ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノー
ル、エチレン尿素、尿素等の含硫黄化合物類、プロピレ
ンカーボネート、炭酸エチレン、γ−ブチロラクトン等
を単独または複数混合して用いることができる。
【0021】本発明に用いることができる水溶性樹脂
は、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のたんぱく質、
アラビアゴム等の天然ゴム類、サボニン等のグルコシド
類、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、
ポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸塩、スチレン−ア
クリル酸共重合体及びその塩、ビニルナフタレン−アク
リル酸共重合体及びその塩、及びその塩、スチレン−マ
レイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体及びそ
の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体及びその
塩、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエス
テル共重合体及びその塩、β−ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩等の陰イオン
性高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン等の非イオン性高分子、さらには、アクリロニトリ
ル、酢酸ビニル、アクリルアミド、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、エチレン、ヒドロキシエチルアクリレート、
グリシジルメタクリレート等のモノマーが共重合されて
いても良い。これらは、単独あるいは複数の組合せで添
加しても良い。
【0022】インク組成物の記録媒体への浸透性を制御
するため、他の界面活性剤を添加することも可能であ
る。添加する界面活性剤は、インク組成物の他の成分と
相溶性のよいものが好ましく、界面活性剤のなかでも浸
透性が高く安定なものが特に好ましい。その具体例とし
ては、非イオン界面活性剤が挙げられる。非イオン界面
活性剤としては、ポリオキシエチレン系界面活性剤、ポ
リオキシプロピレン系界面活性剤、ポリオキシ(エチレ
ン−プロピレン)系ノニオン界面活性剤、ポリオキシア
セチレン系界面活性剤、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
などのエーテル系、ポリオキシエチレンオレイン酸、ポ
リオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチ
レンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、
ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレンステアレートなどのエステル
系、その他フッ素アルキルエステル、パーフルオロアル
キルカルボン酸塩などの含フッ素系界面活性剤などが挙
げられる。
【0023】また、プロキセル等の防腐剤、防かび剤、
pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤等の添加剤を含有さ
せることも可能である。
【0024】以下に本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実施例
に限定されるものではない。まず、顔料分散液1〜5の
調製方法を説明する。 (a)顔料分散液1の調製 スチレンーアクリル酸共重合体樹脂:4.0重量部 (重量平均分子量=7500、酸価=200) トリエタノールアミン: 2.7重量部 イソプロピルアルコール: 0.4重量部 イオン交換水: 72.9重量部 上記成分を70℃の加温下で完全に溶解させた。次にカ
ーボンブラック(MA100、三菱化学製)20重量部
を前記溶液に加え、プレミキシングを行った後、ボール
ミル(ジルコニウムビーズ充填率=50%、ビーズ径=
0.5μm)でカーボンブラックの平均粒子径が150
nmになるまで分散を行い、1.2μmのフィルターを
通し、顔料分散液1を得た。なお、粒子径の測定にはマ
イクロトラックUPA(日機装社製)を使用した。 (b)顔料分散液2の調製 前記顔料分散液1の調製と同一組成、同一条件で分散を
行い、平均粒子径が65nmのカーボンブラックを用い
て、顔料分散液2を得た。 (c)顔料分散液3の調製 前記顔料分散液1の調製と同一組成、同一条件で分散を
行い、平均粒子径が300nmのカーボンブラックを用
いて、顔料分散液3を得た。 (d)顔料分散液4の調製 前記顔料分散液1の調製と同一組成、同一条件で分散を
行い、平均粒子径が100nmのカーボンブラックを用
いて、顔料分散液4を得た。 (e)顔料分散液5の調製 前記顔料分散液1の調製と同一組成、同一条件で分散を
行い、平均粒子径が45nmのカーボンブラックを用い
て、顔料分散液5を得た。
【0025】実施例1を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 5.0重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :20.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0026】実施例2を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 7.5重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :17.5重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0027】実施例3を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm):12.5重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :12.5重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0028】実施例4を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 9.0重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :27.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0029】比較例1を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 7.5重量部 顔料分散液4(平均粒子径100nm):17.5重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0030】比較例2を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :17.5重量部 顔料分散液4(平均粒子径100nm): 7.5重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0031】比較例3を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 3.0重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :22.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0032】比較例4を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm):15.0重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :10.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0033】比較例5を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm):20.0重量部 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :40.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0034】比較例6を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液1(平均粒子径150nm): 5.0重量部 顔料分散液5(平均粒子径45nm) :20.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0035】比較例7を説明する。以下に示す割合で混
合してインク組成物を作成した。 顔料分散液2(平均粒子径65nm) :20.0重量部 顔料分散液3(平均粒子径300nm): 5.0重量部 N−メチル―2―ピロリドン : 8.0重量部 プロピレングリコール : 6.0重量部 ポリエチレングリコール 400 : 5.0重量部 スチレン−アクリル酸共重合体樹脂 : 2.0重量部 (重量平均分子量=12500 酸価=210) 界面活性剤 : 0.1重量部 (エアープロダクツ社製 サーフィノール104E) イオン交換水 : 残部
【0036】実施例及び比較例のインク組成物を評価す
る方法を説明する。前記のようにして得られた各インク
ジェット用インク組成物を用い、DeskJet 81
5C(ヒューレーットパッカード社製)インクジェット
プリンターを使用して、Bright White P
aper上に記録を行った。評価結果を図1に示す。
【0037】「印字濃度」の測定を説明する。各インク
ジェット用インク組成物を用いて2cm×2cmのベタ
画像を形成し、2時間放置後、ベタ画像の中心部の光学
濃度を、分光測色濃度計X−Rite938(日本平版
機材製)にて測定し、その濃度が1.3以上のものを
「○」、濃度が1.3未満のものを「×」で表した。
【0038】「濃度の均一性」の測定を説明する。各イ
ンクジェット用インク組成物を用いて2cm×2cmの
ベタ画像を形成し、2時間放置後、ベタ画像の濃度の均
一性について目視で評価した。目視で均一であると判断
できるものを「○」、ベタ画像内に濃度ムラがあるもの
は「×」で表した。
【0039】「定着性」の測定を説明する。各インクジ
ェット記録用インクを用いて2cm×2cmのベタ画像
を形成し、2時間放置後、指および消しゴムで擦り、
指、消しゴムおよび紙が汚れなければ「○」、汚れれば
「×」で表した。
【0040】「吐出安定性」の測定を説明する。各イン
クジェット用インク組成物を用いて印字率60%のベタ
画像を10枚連続で印字し、その間のバンディングや印
字のかすれを目視で評価した。バンディングやかすれの
発生しなかったものを「○」、バンディングもしくは印
字のかすれが観察されたものを「×」で表した。
【0041】図1の評価結果をみると、実施例1〜4の
インク組成物は、「印字濃度」、「均一性」、「定着
性」及び「吐出安定性」のすべてが「○」であったが、
比較例1〜7のインク組成物は、「印字濃度」、「均一
性」、「定着性」及び「吐出安定性」のうちのいずれか
が「×」であり、インク組成物として好ましいものでは
なかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、普通紙を含むあらゆる
被記録材上での定着性が良く、且つ、均一で濃度の高い
印字物を得ることが出来るインクジェット記録用インク
組成物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例及び比較例のインク組成物の成分及び
評価結果を説明する図表。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加本 貴則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 木ノ元 正紀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中彌 浩明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 FC02 2H086 BA01 BA53 BA55 BA59 BA60 BA62 4J039 AB01 AB07 AB11 AD01 AD02 AD03 AD05 AD08 AD09 AD10 AD11 AD12 AD15 AE13 BA04 BC16 BC17 BC33 BC39 BC53 BC68 BC69 BE01 BE12 CA06 EA35 EA42 EA43 GA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも顔料、水溶性有機溶媒、水溶
    性樹脂及び水とからなる、インクジェット記録用インク
    組成物であって、 前記顔料は平均粒子径が異なる顔料Aと顔料Bの混合物
    であり、その平均粒子径をそれぞれdA及びdBとすると
    き、dA≦1/2dBであることを特徴とするインクジェ
    ット記録用インク組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録用イ
    ンク組成物において、 上記顔料Aと顔料Bの平均粒子径dA、dBについて、d
    A≧50nm、dB≦200nmであることを特徴とする
    インクジェット記録用インク組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインクジェット記録用イ
    ンク組成物において、 上記顔料Aの濃度をCA(重量%)、顔料Bの濃度をCB
    (重量%)とするとき、1≦CA/CB≦5であることを
    特徴とするインクジェット記録用インク組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェット記録用イ
    ンク組成物において、 上記顔料Aの濃度CA及び顔料Bの濃度CBについて、C
    A+CB≦10であることを特徴とするインクジェット記
    録用インク組成物。
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