JP2003334821A - 成型品取出機 - Google Patents

成型品取出機

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JP2003334821A JP2002145715A JP2002145715A JP2003334821A JP 2003334821 A JP2003334821 A JP 2003334821A JP 2002145715 A JP2002145715 A JP 2002145715A JP 2002145715 A JP2002145715 A JP 2002145715A JP 2003334821 A JP2003334821 A JP 2003334821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成型品取出し後の金型処理を自動的に行い、成
形作業を効率化すると共に充分な省力化を達成できる成
型品取出機を提供する。成型品の取出しサイクル内にて
金型処理を効率的に行い、成形作業を効率化することが
できる成型品取出機を提供する。 【解決手段】一対の金型間に溶融した材料を圧入して成
型品を成形する成形機に設けられるフレームに第1及び
第2可動体を金型間と金型から離間した解放位置との間
で独立して往復移動させる。第1可動体にチャックを設
け、金型内に保持された成型品を保持して解放位置にて
解放して取出す。第2可動体に金型処理手段を設け、成
型品が取出された金型を成形可能な状態に処理する。第
1可動体を金型間に移動してチャックにより金型内から
成型品の取出す際には第2可動体を金型から離間した位
置に待機させると共に第1可動体を解放位置へ移動して
チャックによる成型品の保持解除する際には第2可動体
を金型間へ移動して金型処理手段により金型面を成形可
能処理するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、樹脂成型品や金属
のダイキャスト成型品(以下、成型品という)を金型内
から所定の解放位置に取り出す成型品取出機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば合成樹脂成形機
やアルミニウム等のダイキャスト成形機にあっては、成
型品を取り出すための取出機を設け、該取出機における
成型品を保持するチャックを、成形機の軸線方向(前後
方向)、軸線直交方向(左右方向)及び上下方向の内、
少なくとも一軸方向へ移動制御して成型品を成形機の金
型内から成形機外の解放位置に取り出している。
【0003】合成樹脂製の電子機器ケース成型品にあっ
ては、軽量化及び高強度化を図ると共に電磁シールド特
性を得るため、マグネシウム等の金属粉や炭素繊維等の
強化繊維を含有した合成樹脂により成形しているが、こ
れら成型品を成形した際に、金型に金属粉や強化繊維が
付着している。このため、次の成型品を成形する際に
は、成形作業に先立って金型面に圧縮空気を噴射して金
型に付着した金属粉や強化繊維等の付着物を除去する必
要がある。従来はこの作業を手作業により行っている
が、この除去作業に手間がかかり、成形作業効率が悪か
った。
【0004】ダイキャスト成形の場合にあっても、同様
に金型内から成型品を取り出した際に、金型に金属バリ
が付着し、次の成形を行うに際しては、このバリを除去
する必要があり、樹脂成型品の場合と同様な問題を有し
ていた。
【0005】また、成型品を成形する際には、成形作業
に先立って金型面に離型剤を吹き付けて成形後における
成型品の離型性を良好にしているが、従来はこの作業を
手作業により行っていたため、上記と同様に成形作業に
手間がかかり、充分に省力化できなかった。
【0006】上記欠点は、成型品を保持するチャック
に、圧縮空気噴射部材及び離型剤噴射部材を取り付けて
チャックによる成型品の取出し後に金型に付着した金属
粉や強化繊維等を除去すると共に金型に対して離型剤を
吹き付けるようにすることにより解決できるが、この場
合にあっては移動するチャック自体が大型化及び重量化
して高速移動応答性が悪くなって取出し作業効率が悪く
なると共に金型間自体が狭いため、チャックの移動制御
が複雑化する問題が発生している。
【0007】また、成型品を保持したチャックを一旦解
放位置へ移動して成型品を解放させた後に再びチャック
を金型間に移動して金型処理を行う必要があり、次の成
型品を成形可能状態にするのに多くの時間がかかり、成
形作業効率を著しく低下させていた。
【0008】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたもので、その課題とする処は、成型品
取出し後の金型処理を自動的に行い、成形作業を効率化
すると共に充分な省力化を達成できる成型品取出機を提
供することにある。
【0009】本発明の他の課題は、成型品の取出しサイ
クル内にて金型処理を効率的に行い、成形作業を効率化
することができる成型品取出機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の金型間
に溶融した材料を圧入して成型品を成形する成形機に設
けられ、金型間と金型から離間した解放位置との間で独
立して往復移動する第1及び第2可動体と、第1可動体
に設けられて金型内に保持された成型品を保持して解放
位置にて解放して取出すチャックと、第2可動体に設け
られて成型品が取出された金型を成形可能な状態に処理
する金型処理手段と、第1可動体を金型間に移動してチ
ャックにより金型内から成型品の取出す際には第2可動
体を金型から離間した位置に待機させると共に第1可動
体を解放位置へ移動してチャックによる成型品の保持解
除する際には第2可動体を金型間へ移動して金型処理手
段により金型面を成形可能処理するように制御する制御
手段とからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】以下に実施形態を示す図に従って本
発明を説明する。図1〜図2において、成形機としての
樹脂成形機1の固定側取付盤3には成型品取出機5が取
り付けられている。樹脂成形機1は公知の射出成形機
で、固定側取付盤3及び可動側取付盤7の間にはタイバ
ー9が横架され、該タイバー9に可動盤11がタイバー
9の軸線方向へ摺動可能に支持される。
【0012】そして可動盤11に連結された油圧シリン
ダーや送りねじ駆動機構等の型締部材12の駆動により
固定側取付盤3に取り付けられる固定金型13及び可動
盤11に取り付けられる可動金型15を型締及び型開さ
せる。
【0013】成型品取出機5の本体フレーム17は樹脂
成形機1の軸線方向(前後方向)へ延出し、樹脂成形機
1の射出装置18及び射出装置18と反対側の樹脂成形
機1外へ至る長さからなる。そして本体フレーム17に
は第1及び第2前後走行体19・21が前後方向へ独立
して走行可能に支持される。各第1及び前後第2走行体
19・21には第1及び第2前後駆動機構の一部を構成
する第1及び第2前後サーボモータ23・25が連結さ
れ、これら第1及び第2前後サーボモータ23・25を
独立して駆動制御することにより第1及び第2前後走行
体19・21を夫々個別に移動させる。
【0014】各第1及び第2前後走行体19・21には
樹脂成形機1の軸線直交方向(左右方向)に延出し、樹
脂成形機1における固定金型13及び可動金型15の上
方に至る長さの第1及び第2左右フレーム27・29が
設けられ、これら第1及び第2左右フレーム27・29
には第1及び第2左右走行体31・33が夫々左右方向
へ移動可能に支持される。そして第1及び第2左右走行
体31・33には第1及び第2左右駆動機構の一部を構
成する第1及び第2左右サーボモータ35・37が連結
され、これら第1及び第2左右サーボモータ35・37
を独立して駆動制御することにより第1及び第2左右走
行体31・33を夫々左右方向へ個別に移動させる。
【0015】各第1及び第2左右走行体31・33には
第1及び第2上下フレーム39・41が夫々上下方向へ
移動可能に支持され、これら第1及び第2上下フレーム
39・41には第1及び第2上下駆動機構の一部を構成
する第1及び第2上下サーボモータ43・45が連結さ
れる。そして第1及び第2上下サーボモータ43・45
を夫々駆動制御することにより第1及び第2上下フレー
ム39・41を個別に昇降させる。
【0016】上記した第1及び第2前後駆動機構、第1
及び第2左右駆動機構、第1及び第2上下駆動機構とし
ては、夫々のフレームに回転可能に軸支され、対応する
サーボモータに連結された送りねじを、対応する走行部
に設けられたナットに噛み合わせた送りねじ駆動機構、
夫々のフレームの長手方向端に回転可能に支持され、一
方に対応するサーボモータが連結された一対の回転体に
張設されたベルトの一部を、対応する基端部に固定した
無端ベルト駆動機構、夫々のフレームの両端に端部が固
定された歯付きベルトに、対応する走行部に設けられた
夫々のサーボモータの回転軸に設けられた歯付きプーリ
を噛み合わせた有端ベルト駆動機構等のように従来公知
の回転運動を直線往復運動へ変換する何れの駆動機構で
あってもよい。
【0017】また、夫々のサーボモータを、フレームに
設けられる長尺状の固定子と走行部に設けられる可動子
から構成されるリニアモータとしてもよい。
【0018】上記した第1上下フレーム39の下端部に
は可動金型15内に保持された成型品Wを保持するチャ
ック47が設けられる。該チャック47としてはチャッ
ク板47aに、保持される成型品Wの大きさや形状に応
じて配置される、少なくとも1個の吸着部材または一対
のエアーシリンダ等からなる保持部材47bを取り付け
てなる。
【0019】該チャック47は、第1上下フレーム39
に対し、必要に応じて反転姿勢制御部材及び水平姿勢制
御部材の少なくとも一つを介して設けることにより金型
内からの取出し姿勢や解放位置での解放姿勢を任意に変
更することができる。
【0020】また、第2上下フレーム41の下部には金
型処理部材48として圧縮空気圧源(図示せず)に接続
されて圧縮空気を噴射する空気噴射部材49及び離型剤
供給装置(図示せず)に接続されてシリコンやステアリ
ン酸亜鉛等の離型剤を噴射する離型剤噴射部材51が設
けられる。即ち、第2上下フレーム41の下部には各面
が固定金型13及び可動金型15に相対する取付板53
が取り付けられ、該取付板53における固定金型13及
び可動金型15に相対する各面に空気噴射ノズル及び離
型剤噴射ノズルを設けてなる。
【0021】第2上下フレーム41に対する空気噴射部
材49及び離型剤噴射部材51の取付け態様としては、
取付板53の一面のみに夫々のノズルを取り付けると共
に該取付板53を、チャック47と同様の反転姿勢制御
部材及び水平姿勢制御部材の少なくとも一つを介して取
り付け、固定金型13及び可動金型15に対して選択的
に相対させてもよい。
【0022】尚、金型処理部材48として上記した空気
噴射部材49及び離型剤噴射部材51を示したが、金型
処理部材48の概念としては、次の成形動作へ移行する
際に金型のメンテナンスに必要な一切の処理を行う部材
であればよく、上記の他に、例えば金型の外面温度を測
定するための部材等を含む。また、取付板53に取り付
けられる空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51とし
ては、固定金型13及び可動金型15の大きさや形状に
応じて複数個設けてもよいが、図は便宜上、夫々1個と
する。
【0023】次に、成型品取出機の制御手段を説明する
と、図3において、制御手段55のCPU57にはRO
MやHDD、DVD等のプログラム記憶部材59及びR
AMやHDDの一部にパーティングされた作業データ記
憶部材71が設けられ、プログラム記憶部材59には成
型品の取出し動作及び金型処理動作を実行するためのプ
ログラムデータが記憶される。また、作業データ記憶部
材71にはチャック47や空気噴射部材49及び離型剤
噴射部材51の移動位置データを記憶するための位置デ
ータ記憶領域71a、これら各部材の現在の移動位置デ
ータを記憶する現在位置記憶領域71b等を有してい
る。
【0024】CPU57には駆動制御装置73が接続さ
れ、該駆動制御装置73には第1及び第2前後サーボモ
ータ23・25、第1及び第2左右サーボモータ35・
37と第1及び第2上下サーボモータ43・45がそれ
ぞれ接続される。そして成型品取出し動作及び金型処理
を実行する際に予め位置データ記憶領域71aに記憶さ
れたそれぞれの位置データに基づいてこれら各サーボモ
ータを駆動制御してチャック47や空気噴射部材49及
び離型剤噴射部材51を所定の各位置へ移動させる。
【0025】CPU57には作動制御装置75が接続さ
れ、該作動制御装置75にはチャック47を、例えば吸
着作動させるためのチャック用バルブ77や空気噴射部
材49及び離型剤噴射部材51をそれぞれ作動させるた
めの噴射バルブ79・81がそれぞれ接続される。そし
てチャック用バルブ77を作動して成型品を吸着及び吸
着解除させる。また、それぞれの噴射バルブ79・81
を作動して空気噴射部材49から圧縮空気を噴射させた
り、離型剤噴射部材51から離型剤を噴射させる。
【0026】尚、CPU57はインターフェース83を
介して樹脂成形機1の制御手段(図示せず)に接続さ
れ、樹脂成形機1の制御手段から取出し動作を開始させ
るための型開完了信号をCPU57に出力させると共に
CPU57から突き出し動作を実行させるための突出し
指示信号や次の成形動作を実行させるための取出し完了
信号等を樹脂成形機1の制御手段に出力させる。
【0027】次に、成型品取出機5による成型品の取出
し作用及び金型処理作用を説明する。先ず、第1前後サ
ーボモータ23及び第1左右サーボモータ35を夫々駆
動制御して第1前後走行体19を、第1上下フレーム3
9に設けられたチャック47が型開した固定金型13及
び可動金型15相互間の上方に位置するように待機させ
る、また、第2前後サーボモータ25及び第2左右サー
ボモータ37を夫々駆動制御して第2前後走行体21
を、空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51が樹脂成
形機1における射出装置18側に位置するように待機さ
せておく(図1参照)。
【0028】上記状態にて成形作業の終了に伴って固定
金型13及び可動金型15相互が型開して樹脂成形機1
から成型品取出機5に型開完了信号が出力されると、第
1上下サーボモータ43を駆動制御して第1上下フレー
ム39を下降してチャック47を固定金型13及び可動
金型15間に進入させる。
【0029】次に、第1前後サーボモータ23を駆動制
御して第1前後走行体19を可動金型15に近接する前
進位置へ移動させる。このとき、樹脂成形機1は可動金
型15内に装着されたエゼクタ機構(図示せず)を作動
して保持された成型品Wを突き出してチャック47に保
持させた後、第1前後サーボモータ23を逆転駆動して
チャック47を、可動金型15から成型品Wを抜き出す
後退位置へ移動させる。
【0030】次に、第1上下サーボモータ43を逆転駆
動して成型品Wを保持したチャック47を上昇位置へ移
動させた後、図4に示すように第1前後サーボモータ2
3を駆動制御して第1前後走行体19を樹脂成形機1の
型締装置12側の成型品解放位置へ移動させる。このと
き、第1左右サーボモータ35を逆転駆動して第1左右
走行体31を第1前後走行体19に近づく方向へ移動し
て成型品Wを保持したチャック47を樹脂成形機1の領
域外へ移動させる。
【0031】そして成型品解放位置にてチャック47に
よる成型品Wの保持を解除して該位置に配置された搬出
コンベヤーや搬出シュータまたは自動集積装置(何れも
図示せず)上へ移載して取出しを完了する。尚、成型品
Wの解放動作時においては、チャック47に保持された
成型品Wを搬出装置の載置面に相対させる必要から第1
前後サーボモータ23及び第1上下サーボモータ43を
適宜駆動制御させると共に反転姿勢制御部材或いは水平
姿勢制御部材をそれぞれ駆動制御させる。
【0032】上記したように成型品Wを保持したチャッ
ク47を上記上昇位置から成型品解放位置へ移動して解
放動作を行う際に、図5に示すように第2前後サーボモ
ータ25を駆動制御して射出装置18側に待機していた
第2前後走行体21を金型間に応じた位置へ移動させる
と共に第2左右サーボモータ37を駆動制御して第2左
右走行体33を、金型間上方に位置させる。
【0033】この状態にて第2上下サーボモータ45を
駆動制御して第2上下フレーム41を下降して空気噴射
部材49及び離型剤噴射部材51を金型間に進入させた
後、図6に一点鎖線で示すように必要に応じて第2前後
サーボモータ25を駆動制御して空気噴射部材49及び
離型剤噴射部材51を可動金型15に近接させた状態
で、先ず空気噴射部材49により圧縮空気を可動金型1
5の金型面に噴射して付着した成型屑(含有された金属
粉や強化繊維粉)を除去した後、次に離型剤噴射部材5
1により可動金型15の金型面に離型剤を吹き付けて金
型処理する。
【0034】上記動作後、図6に二点鎖線で示すように
第2前後サーボモータ25を逆転駆動して空気噴射部材
49及び離型剤噴射部材51を固定金型13側へ移動さ
せて固定金型13に近接させた後、上記と同様に空気噴
射部材49により圧縮空気を固定金型13の金型面に噴
射して成型屑を除去させると共に離型剤噴射部材51に
より固定金型13の金型面に離型剤を吹き付けて金型処
理を行う。
【0035】尚、固定金型13及び可動金型15に対し
て圧縮空気や離型剤を吹き付ける際に第2左右サーボモ
ータ37及び第2上下サーボモータ45をそれぞれ駆動
制御して空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51を垂
直面にて二次元方向へ移動させて金型面の全体を金型処
理可能にしてもよい。
【0036】また、図に示す実施形態は、取付板53の
両面に空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51をそれ
ぞれ設けて相対するそれぞれの部材により金型処理を行
うものとしたが、取付板53に一面に空気噴射部材49
及び離型剤噴射部材51を設ける構成にあっては、図7
に示すように第2上下フレーム43の下部に反転回動或
いは水平回動させる姿勢制御部材71を介して金型処理
部材48を設け、該姿勢制御部材71を適宜作動して固
定金型13及び可動金型15のそれぞれの金型面に選択
的に相対させてもよい。
【0037】上記動作後、第2上下サーボモータ45を
逆転駆動して空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51
を金型13・15間から抜け出した上方位置へ移動させ
た後、第2前後サーボモータ25を逆転駆動して空気噴
射部材49及び離型剤噴射部材51を樹脂成形機1にお
ける射出装置18の側方へ戻す。
【0038】このとき、空気噴射部材49及び離型剤噴
射部材51が樹脂成形機1におる射出装置の側方に戻る
タイミングで第1前後サーボモータ23を逆転駆動して
成型品Wの解放動作が終了したチャック47を成型品W
の取出し待機位置へ戻し、樹脂成形機1から型開完了信
号が入力するまで待機させる。
【0039】本実施形態は、成型品取出機5に2台の第
1及び第2前後走行体19・21を個別に駆動制御して
第1前後走行体19に設けられるチャック47に保持さ
れた成型品Wの解放動作時に第2前後走行体21に設け
られた空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51により
次成形作業に必要な金型処理を行うことができ、次成型
品の取出し動作までの移行時間を短縮して成形作業自体
を効率化することができる。
【0040】また、可動部を小型及び軽量化することが
でき、低トルクのサーボモータを使用してチャック47
や空気噴射部材49及び離型剤噴射部材51を高速度で
移動させて取出し作業及び金型処理作業を効率化するこ
とができる。
【0041】本発明は、以下のように変更実施すること
ができる。 1.上記説明は、本発明を成型品取出機に実施した例を
示したが、ダイキャスト成形機に設けられる取出機であ
っても実施できる。
【0042】2.上記説明は、チャックと金型処理部材
である空気噴射部材及び離型剤噴射部材を前後方向、左
右方向及び上下方向の三次元方向へそれぞれ移動制御し
て成型品の取出しと金型処理を実行する構成としたが、
上記三次元方向のうち、少なくとも左右方向に付いては
省略した構造であってもよい。
【0043】即ち、金型の上方位置にて第1及び第2前
後走行体を走行可能に支持し、これら前後走行体に第1
及び第2上下フレームを設けてチャックと空気噴射部材
及び離型剤噴射部材を上下方向へ移動させて成型品の取
出しと金型処理を行う構造とする。
【0044】3.上記説明は、成型品を成形機の型締部
材側に取り出すと共に金型処理部材を成形機の射出装置
18側に待機させる構造としたが、逆の位置関係であっ
てもよい。
【0045】4.上記説明は、チャック及び金型処理部
材を成形機の長手方向である前後方向へ個別に移動させ
て成型品の取出し動作と金型処理動作を実行する構成と
したが、図8に示すようにこれらの部材を成形機の長手
直交方向である左右方向へ個別に移動して取出し動作と
金型処理動作を実行する構成であってもよい。
【0046】この場合にあっては、チャックを金型と成
形機の操作側(反操作側)に設定された解放位置との間
で、また金型処理部材48を金型と成形機の反操作側
(操作側)との間で個別に移動制御して成型品の取出し
動作時に待機していた金型処理部材48を金型へ移動し
て金型処理を行う構成であってもよい。
【0047】5.上記説明は、金型処理部材として空気
噴射部材及び離型剤噴射部材を設ける構成としたが、図
9に示すように取付板53に設けられた電動モータ10
1に回転ブラシ103を取付け、電動モータ101の駆
動に伴って回転する回転ブラシ103を金型に当接して
付着した成形屑等を除去して金型処理するものであって
もよい。
【0048】6.上記説明は、金型面に付着した成形屑
(合成樹脂成形の場合にあっては、含有された金属粉や
強化繊維、ダイキャスト成形にあっては、バリ等)を圧
縮空気や回転ブラシにより除去する構成としたが、圧縮
空気や回転ブラシにより除去する成形屑が成形工場内に
浮遊し、成形作業の環境を悪くしている。これを防止す
るため、図10(図10は回転ブラシに実施した場合を
示す)に示すように空気噴射ノズル49や回転ブラシ1
03の周囲に、吸引源に接続されたフード121を設
け、回転ブラシの回転に伴って金型から除去される成形
屑の飛散を防止しながら吸引して回収する構成にしても
よい。
【0049】特に、成形する金属や合成樹脂に含有され
る金属がマグネシウムの場合にあっては、マグネシウム
自体が空気中の酸素と反応して燃焼しやすい特性を有し
ているため、工場火災や爆発の原因になっている。この
ような場合にあっては、金型に付着したマグネシウムを
除去して直ちに吸引して回収することにより火災発生を
防止したり、防爆することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、成型品取出し後の金型処理を
自動的に行い、成形作業を効率化すると共に充分な省力
化を達成できる、また、成型品の取出しサイクル内にて
金型処理を効率的に行い、成形作業を効率化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型品取出機の全体斜視図である。
【図2】図1のA箇所を拡大して示す略体斜視図であ
る。
【図3】制御手段の電気的ブロック図である。
【図4】チャックを成型品解放位置へ移動した状態を示
す説明図である。
【図5】第2前後走行体を金型上方へ移動させた状態を
示す説明図である。
【図6】金型処理状態を示す説明図である。
【図7】金型処理部材を可動金型及び固定金型にそれぞ
れ相対させる際の例を示す説明図である。
【図8】成型品取出機の変更実施形態を示す説明図であ
る。
【図9】金型処理部材の変更実施形態を示す説明図であ
る。
【図10】金型処理部材の変更実施形態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1−成形機としての樹脂成形機、5−成型品取出機、1
3−固定金型、15−可動金型、47−チャック、49
−金型処理部材として空気噴射部材、51−金型処理部
材としての離型剤噴射部材、56−制御手段、W−成型

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機における一対の金型間と金型から離
    間した解放位置との間で独立して往復移動する第1及び
    第2可動体と、第1可動体に設けられて金型内の成型品
    を保持して解放位置に解放して取出すチャックと、第2
    可動体に設けられて成型品が取出された金型を成形可能
    な状態に処理する金型処理手段と、チャックを金型間に
    移動して成型品を保持させる際に金型処理手段を金型か
    ら離間した位置に待機させると共に成型品を保持したチ
    ャックを解放位置へ移動して成型品の保持解除する際に
    は金型処理手段を金型間へ移動して金型面を成形可能処
    理するように第1及び第2可動体を移動制御する制御手
    段とからなる成型品取出機。
  2. 【請求項2】チャック及び金型処理手段は、成形機の材
    料圧入方向、材料圧入方向と直交する方向及び上下方向
    の少なくとも1方向へ移動制御して成型品の取出し及び
    金型の成形可能処理を行う請求項1の成型品取出機。
  3. 【請求項3】金型処理手段は、金型面に付着した塵を噴
    射除去する圧縮空気噴射部材及び金型面に離型剤を付着
    させる離型剤噴射部材の少なくともいずれかからなる請
    求項1の成型品取出機。
  4. 【請求項4】金型処理手段は、それぞれの金型面に相対
    して設けた請求項1の成型品取出機。
  5. 【請求項5】金型処理手段は、第2可動体に対して姿勢
    制御部材を介して設け、該姿勢制御部材により金型処理
    手段をそれぞれの金型面に選択的に相対させる請求項1
    の成型品取出機。
  6. 【請求項6】成型品は、金属成型品及び樹脂成型品のい
    ずれかからなる請求項1の成型品取出機。
  7. 【請求項7】樹脂成型品は、金属粉及び強化繊維の少な
    くとも一方を含有した請求項6の成型品取出機。
  8. 【請求項8】金型処理手段は、金型面に当接する回転ブ
    ラシからなる請求項1の成型品取出機。
  9. 【請求項9】金型処理手段の周りに吸引部材を設け、金
    型面から除去される成形屑を吸引可能にした請求項1の
    成型品取出機。
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