JP2003331394A - 配車管理方法、配車管理システム、サーバ、顧客端末および営業車端末 - Google Patents

配車管理方法、配車管理システム、サーバ、顧客端末および営業車端末

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JP2003331394A
JP2003331394A JP2002133510A JP2002133510A JP2003331394A JP 2003331394 A JP2003331394 A JP 2003331394A JP 2002133510 A JP2002133510 A JP 2002133510A JP 2002133510 A JP2002133510 A JP 2002133510A JP 2003331394 A JP2003331394 A JP 2003331394A
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千鶴 濱崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客からの配車要求の受け付け処理および営
業車の配車処理を一元的に運用する。 【解決手段】 サーバ1は、顧客端末2において顧客に
より入力されて送信された(ステップS1)顧客情報
を、顧客情報格納手段11に格納する。また、営業車の
位置情報を含む営業車情報を営業車端末3から随時受信
して、営業車情報格納手段に格納する(ステップS
2)。さらに、サーバ1の顧客情報通知手段13は、顧
客端末2からの配車要求を受信すると(ステップS
3)、配車要求元の顧客の位置情報を含む顧客情報を1
つまたは複数の営業車の営業車端末3に通知する(ステ
ップS4)。顧客情報通知手段13では、例えば、位置
表示手段14において顧客および営業車の位置が地図上
にアイコンとして表示され、アイコン選択手段15を用
いてオペレータが顧客に近い営業車のアイコンを選択す
ることにより、適切な営業車が選択されて配車される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客および営業車
の各位置に基づいて顧客に対する営業車の配車を管理す
る配車管理方法および配車管理システムに関し、特に、
顧客からの配車要求の受け付け処理および営業車の配車
処理を一元的に運用することが可能な配車管理方法およ
び配車管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やPHS(Personal H
andy-phone System)、PDA(Personal Digital Assi
stant)等の移動端末から、無線を通じてインターネッ
ト等のネットワークに容易に接続することが可能となっ
ている。また、GPS(GlobalPositioning Systems)
等による測位機能は、自動車に搭載されるナビゲーショ
ンシステムを始め、携帯電話機の位置情報サービス等に
も利用されている。
【0003】これらの技術を用いた様々な移動体サービ
スが考えられている。中でも、移動端末の位置をセンタ
局に通報する位置通報システムは、タクシー会社や運送
会社等にとって有用なシステムである。例えばタクシー
会社では、コールセンタにおいて各営業車の位置を監視
し、顧客からの依頼を通知する営業車を選択している。
【0004】このタクシー会社用のコールセンタにおけ
る処理手順は、例えば以下のようになる。まず、顧客か
らの依頼をオペレータが電話で受け付け、顧客の住所や
依頼位置のランドマーク等からオペレータが顧客の位置
を判断する。また、画面上には営業車からの無線による
通知に基づいて、各営業車の位置が映し出されており、
判断した顧客の位置を含む画面内に位置する営業車に対
して、オペレータが無線で同報発信する。これにより応
答した営業車が依頼元の顧客に向かう。
【0005】一方、GPS等による測位機能を利用した
位置情報や経路情報を記述するためのマークアップ言語
として、NVML(Navigation Markup Language)があ
る。NVMLはXML(Extensible Markup Language)
に準拠して定義されており、位置情報や経路情報を用い
た様々なシステムでの利用が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なタクシー会社や運送会社向けのコールセンタでは、実
際の業務体系に即してシステム全体が統括的に運用され
ていないことが多い。例えば、上述したタクシー会社の
コールセンタでは、営業車の位置を監視するシステム
と、顧客からの依頼を受け付けるシステムと、営業車に
顧客からの依頼を通知するシステムとが、それぞれ個別
のシステムとして稼働しているのが現状であった。この
ため、顧客からの依頼があった場合の対応が煩雑であ
り、サービスを向上させる上での大きな阻害要因となっ
ていた。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、顧客からの配車要求の受け付け処理および
営業車の配車処理を一元的に運用することが可能な配車
管理方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、顧客からの配
車要求の受け付け処理および営業車の配車処理を一元的
に運用することが可能な配車管理システムを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すように、顧客および営業車の
各位置に基づいて前記顧客に対する前記営業車の配車を
管理する配車管理方法において、前記営業車の位置情報
を含む営業車情報を前記営業車から随時受信して保持し
(ステップS2)、前記顧客からの配車要求を受信する
と(ステップS3)、前記配車要求元の前記顧客の位置
情報を含む顧客情報を1つまたは複数の前記営業車に通
知する(ステップS4)ことを特徴とする配車管理方法
が提供される。
【0010】このような配車管理方法では、営業車の位
置情報を含む営業車情報を随時受信して保持すること
で、営業車の位置を常時認識する。また、顧客からの配
車要求を受信すると、配車要求元の顧客の位置情報を含
む顧客情報を、1つまたは複数の営業車に通知する。こ
こで、顧客の位置情報を含む顧客情報については、例え
ば配車要求の受信前にあらかじめ取得し、保持してお
く。あるいは、配車要求時に取得してもよい。また、配
車要求を受信すると、例えば、顧客情報および営業車情
報の各位置情報に基づいて、配車要求元の顧客と営業車
の現在位置をそれぞれ地図上にアイコンとして表示し、
いずれかの営業車のアイコンを選択することにより選択
して営業車に対して顧客情報を通知してもよい。
【0011】また、本発明では、顧客および営業車の各
位置に基づいて前記顧客に対する前記営業車の配車を管
理する配車管理システムにおいて、前記顧客に関する顧
客情報の入力を受ける顧客情報入力手段と、入力された
前記顧客情報を送信する顧客情報送信手段と、前記営業
車の配車を要求する配車要求手段とから構成される顧客
端末と、現在の位置情報を検出する現在位置検出手段
と、検出した前記位置情報を含む営業車情報を随時送信
する営業車情報送信手段と、前記配車要求元の前記顧客
の位置情報を含む前記顧客情報を受信する顧客情報受信
手段とから構成される1つまたは複数の営業車端末と、
前記顧客端末から受信した前記顧客情報を格納する顧客
情報格納手段と、前記営業車端末から受信した前記営業
車情報を随時格納する営業車情報格納手段と、前記顧客
端末からの配車要求を受信すると、前記顧客情報格納手
段を参照して、前記配車要求元の前記顧客の位置情報を
含む前記顧客情報を1つまたは複数の前記営業車端末に
通知する顧客情報通知手段とから構成されるサーバとを
有することを特徴とする配車管理システムが提供され
る。
【0012】ここで、顧客端末では、顧客情報入力手段
は、顧客に関する顧客情報の入力を受け、顧客情報送信
手段は、入力された顧客情報をサーバに送信する。配車
要求手段は、営業車の配車をサーバに対して要求する。
営業車端末では、現在位置検出手段は、営業車の現在の
位置情報を検出し、営業車情報送信手段は、検出した位
置情報を含む営業車情報をサーバに対して随時送信す
る。顧客情報受信手段は、配車要求元の顧客の位置情報
を含む顧客情報を受信する。この顧客情報や営業車情報
に基づく各種の情報は、例えば情報表示手段に表示され
る。サーバでは、顧客情報格納手段は、顧客端末から受
信した顧客情報を格納する。営業車情報格納手段は、営
業車端末から受信した営業車情報を随時格納する。顧客
情報通知手段は、顧客端末からの配車要求を受信する
と、顧客情報格納手段を参照して、配車要求元の顧客の
位置情報を含む顧客情報を1つまたは複数の営業車端末
に通知する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の配車管理システ
ムの原理構成図である。
【0014】図1に示す配車管理システムは、配車管理
を行うサーバ1と、顧客が操作する顧客端末2と、営業
車に搭載される営業車端末3によって構成される。サー
バ1は、顧客からの要求に応じて営業車の配車を行うた
めの配車管理サーバである。顧客端末2は、例えば顧客
の自宅に設置されるPC(パーソナルコンピュータ)等
の情報処理機器、あるいは顧客が持ち歩く携帯電話機等
の移動通信機器であり、ネットワークに接続してサーバ
1と通信を行う。営業車端末3は、例えばタクシー、運
送業者の配送車等に搭載されて、ネットワークに接続し
てサーバ1と通信を行う。なお、顧客端末2および営業
車端末3は実際にはそれぞれ複数存在する。また、顧客
は顧客端末2の他に有線電話によりサーバ1側と通話で
きるようにされてもよい。
【0015】サーバ1は、顧客端末2から受信した顧客
情報を格納する顧客情報格納手段11と、営業車端末3
から受信した営業車情報を随時格納する営業車情報格納
手段12と、顧客端末2からの配車要求に応じて営業車
端末3に顧客情報を通知する顧客情報通知手段13と、
配車要求を発した顧客および営業車の位置を地図上に表
示する位置表示手段14と、表示されたアイコンを選択
するアイコン選択手段15とによって構成される。
【0016】顧客情報格納手段11は、顧客に関する情
報を顧客情報として保持する。顧客情報には、各顧客の
氏名やID等の顧客を識別する情報等が格納される。こ
の顧客情報は、顧客端末2からの入力によって生成され
る。
【0017】営業車情報格納手段12は、営業車に関す
る情報を営業車情報として保持する。営業車情報には、
各営業車を識別する情報や、営業車の現在位置等が格納
される。このうち、営業車の現在位置の情報について
は、営業車端末3からの通知に基づいて随時更新され
る。
【0018】顧客情報通知手段13は、顧客端末2から
の営業車に対する配車要求に応じて、この顧客に対応す
る顧客情報を1つまたは複数の営業車の営業車端末3に
対して通知する。この顧客情報通知手段13では、配車
要求を受けた時点での各営業者の位置に応じて営業車が
選択され、顧客情報が通知される。営業者の選択は、例
えば、以下の位置表示手段14およびアイコン選択手段
15を利用してサーバ1のオペレータの判断で行われ
る。あるいは、営業車と顧客の位置情報に基づいて最も
顧客に近い営業車が自動的に選択されてもよい。
【0019】位置表示手段14は、顧客情報および営業
車情報の各位置情報に基づいて、配車要求を行った顧客
と営業車の各位置を地図上にアイコンとして表示する。
アイコン選択手段15は、サーバ1のオペレータからの
入力に基づき、位置表示手段14に表示された営業車の
アイコンに対する選択を行う。
【0020】ここで、位置表示手段14およびアイコン
選択手段15が利用された場合、顧客情報通知手段13
は、アイコン選択手段15によって選択された営業車の
営業車端末3に対して、配車要求元の顧客に対応する顧
客情報を通知する。この後、通知を受けた営業車端末か
らの応答に応じて配車が行われ、営業車が顧客のもとに
向かうことになる。
【0021】また、顧客端末2は、顧客によって顧客情
報が入力される顧客情報入力手段21と、入力された顧
客情報をサーバ1に送信する顧客情報送信手段22と、
サーバ1に対して配車要求を行う配車要求手段23によ
って構成される。
【0022】顧客情報入力手段21では、顧客自身の氏
名やID等の顧客を識別する情報や、顧客の位置情報、
顧客が営業車によるサービスを受ける場合に目的地の候
補とする場所等が入力される。入力された顧客情報は、
顧客情報送信手段22によってサーバ1に送信される。
送信された顧客情報は顧客情報格納手段11に格納さ
れ、これにより顧客の登録が行われる。
【0023】配車要求手段23は、顧客の操作入力に応
じてサーバ1に対して配車要求を行う。ここで、配車要
求は、顧客情報送信手段22によって顧客情報が送信さ
れた後に行われてもよく、あるいは顧客情報の送信とと
もに行われてもよい。
【0024】また、営業車端末3は、現在位置を検出す
る現在位置検出手段31と、この検出値に基づく位置情
報を含む営業車情報をサーバ1に送信する営業車情報送
信手段32と、サーバ1からの顧客情報を受信する顧客
情報受信手段33と、受信した顧客情報等を表示する情
報表示手段34によって構成される。
【0025】現在位置検出手段31は、GPS機能等を
利用して営業車の現在位置を検出する。営業車情報送信
手段32は、現在位置の検出値に基づく位置情報を、営
業車に関する情報である営業車情報に含めて、サーバ1
に対して随時(例えば一定時間ごとに)送信する。
【0026】顧客情報受信手段33は、配車要求を行っ
た顧客に対応する顧客情報を受信する。このとき受信す
る顧客情報には、顧客の位置情報を含む。例えば、営業
車の運転者の操作入力により、顧客情報の受信に対して
サーバ1に応答することにより、この営業車の配車が決
定される。また、受信した顧客情報は、例えば情報表示
手段34に表示される。情報表示手段34には例えば、
受信した顧客情報に基づく顧客の位置、および営業者自
身の現在位置等が地図上にアイコンとして表示され、顧
客の位置が運転者に対して視覚的に通知される。
【0027】次に、この配車管理システムの動作につい
て説明する。まず、顧客端末2では、配車要求に先立っ
て、顧客情報入力手段21により顧客情報が入力され、
顧客情報送信手段22によって、入力された顧客情報が
送信される。送信された顧客情報は、サーバ1の顧客情
報格納手段11に保持される(ステップS1)。ここで
例えば、顧客端末2からは顧客の位置情報として住所が
送信され、サーバ1側では、受信した住所よりその住所
の緯度、経度の情報を地図データベース等に基づいて抽
出して、住所とともに位置情報として顧客情報中に格納
する。また、サーバ1からは例えば、顧客情報を送信し
た顧客に対してIDやパスワードが交付される。
【0028】一方、営業車端末3では、現在位置検出手
段31によって現在位置が随時検出され、この検出によ
る位置情報を含む営業車情報が、営業車情報送信手段3
2によってサーバ1に対して送信される。サーバ1で
は、営業車情報を受信して営業車情報格納手段12に保
持する(ステップS2)。各営業車からは位置情報が随
時送信されるため、サーバ1が保持する営業車情報は随
時更新され、営業車の現在位置が認識される。
【0029】次に、顧客端末2の配車要求手段23によ
り配車要求が行われる(ステップS3)。この配車要求
は、例えばサーバ1との間でIDおよびパスワードの照
合手続きが完了した上で行われる。また、配車要求の際
には、営業車による目的地についての情報をサーバ1に
対して通知してもよい。
【0030】サーバ1では配車要求を受信すると、配車
する営業車の判断が行われる。位置表示手段14は、顧
客情報格納手段11に格納された、配車要求元の顧客情
報を参照して、顧客の位置情報を取得する。また、営業
車情報格納手段12に格納された営業車情報を参照し
て、各営業車の位置情報を取得する。そして、画面上に
地図を表示し、この地図上に、配車要求元の顧客の位置
と、各営業車の位置とをアイコンとして表示する。ここ
で、マップマッチング技術を利用することにより、顧客
や営業車の位置を位置情報に基づいて地図上に正確に表
示することが可能となる。
【0031】サーバ1のオペレータは、位置表示手段1
4の表示を見て、配車要求元の顧客の一番近くに位置す
る営業車を判断し、その営業車のアイコンに対するクリ
ック操作等の選択操作を行う。アイコン選択手段15で
は、オペレータの操作入力に基づいて営業車のアイコン
が選択される。顧客情報通知手段13は、選択された営
業車に対応する営業車情報を、営業車端末3に対して通
知する(ステップS4)。ここで通知される情報には、
氏名等の顧客の識別情報と、顧客の位置情報が含まれ
る。
【0032】なお、顧客情報通知手段13は、配車要求
元の顧客と各営業車の位置情報とから、顧客と営業車と
の間の直線距離、あるいは地図上の経路に沿った距離を
算出し、最も近い営業車を選択して顧客情報を自動的に
通知するようにしてもよい。
【0033】サーバ1からの顧客情報は、営業車端末3
の顧客情報受信手段33により受信される。また、受信
した顧客情報の内容は、例えば情報表示手段34におい
て表示される。顧客情報の通知を受けた営業車端末で
は、例えばこの通知に応答することにより配車が決定さ
れる。情報表示手段34では、マップマッチング技術を
利用して顧客と営業車の位置を地図上に正確に表示する
ことにより、運転者が顧客の位置を正確に把握すること
が可能となる。
【0034】なお、以上の動作では、顧客が配車要求の
前に、顧客情報をあらかじめ登録しているが、例えば、
顧客情報の登録を、配車要求とともに行うようにしても
よい。これにより、例えば顧客端末2が携帯電話機等の
移動端末である場合にも、この移動端末を用いて顧客が
配車サービスを利用することが可能となる。この場合、
顧客端末2はGPS機能を搭載して、配車要求時の顧客
端末2の位置情報を顧客情報に含めて、サーバ1に対し
て送信すればよい。
【0035】以上のように、本発明の配車管理システム
は、顧客を管理する処理や顧客からの配車要求の受け付
け処理と、営業車に対する配車処理とを、サーバにより
一元的に運用する構成とした。このような構成では、例
えばサーバ1と営業車端末3との間で送受信される顧客
情報および営業車情報をNVMLに従って記述すること
により、位置情報を含む情報をシステム全体で統合的に
送受信することが可能となる。従って、配車を迅速化す
る、あるいは顧客の配車要求を容易にする等、顧客に対
する配車サービスの質を向上させることができるととも
に、配車サービスの運用を効率化し、運用経費を削減す
ることが可能となる。
【0036】次に、本発明の配車管理システムを、タク
シーの配車管理を行うシステムに用いた場合の実施の形
態例について説明する。図2は、タクシー配車管理シス
テムのシステム構成例を示す図である。
【0037】図2に示すタクシー配車管理システムは、
複数の顧客20a、20bおよび20cに対して営業車
(タクシー)30aおよび30bを配車するためのシス
テムであり、配車管理を行うコールセンタサーバ100
と、各顧客20a、20bおよび20cが操作する顧客
端末200a、200bおよび200cと、各営業車3
0aおよび30bに搭載された営業車端末300aおよ
び300bによって構成され、これらはIP(Internet
Protocol)ネットワーク400に接続されている。な
お、顧客20a〜20cおよび営業車30a、30bは
実際にはさらに多く存在する。
【0038】ここで、顧客端末200aおよび200b
は、例えば顧客20aおよび20bの自宅やオフィス等
に設置されたPC(パーソナルコンピュータ)等の端末
装置であり、IPネットワーク400に有線電話回線等
により接続される。一方、顧客端末200cは、顧客2
0cが携帯して使用する携帯電話機、PDA等の移動端
末であり、IPネットワーク400に対して無線接続す
る。同様に、営業車端末300aおよび300bも、I
Pネットワーク400に対して無線接続する。コールセ
ンタサーバ100と各顧客端末200a〜200c、お
よび各営業車端末300a、300bの間では、IPネ
ットワーク400を介して、NVMLで記述されたデー
タが送受信される。
【0039】また、顧客端末200cおよび営業車端末
300a、300bは、GPS衛星500からの位置情
報を受信することが可能となっている。なお、これらは
実際には複数のGPS衛星500からの電波を受信す
る。
【0040】このタクシー配車管理システムでは、顧客
端末200a〜200cにおいて、コールセンタサーバ
100に対して顧客情報の登録が行われ、また営業車3
0aまたは30bに対する配車要求がコールセンタサー
バ100に対して行われる。一方、営業車端末300a
および300bでは、配車要求を発した顧客20a〜2
0cの顧客情報がコールセンタサーバ100から通知さ
れ、この顧客情報に基づいて、対応する顧客20a〜2
0cのもとへ営業車30aまたは30bが配車される。
【0041】なお、図示しないが、上記の他に、コール
センタサーバ100と、各顧客端末200a〜200c
との間は公衆電話回線によって接続され、電話通話を行
うことが可能となっている。
【0042】次に、図3は、コールセンタサーバ100
の内部構成例を示すブロック図である。コールセンタサ
ーバ100は、顧客情報データベース101、営業車情
報データベース102、地図データベース103、受信
部110、送信部120、データ登録処理部130、配
車処理部140、位置情報処理部150、表示部16
0、入力部170および配車連絡部180によって構成
される。
【0043】顧客情報データベース101、営業車情報
データベース102および地図データベース103は、
それぞれ顧客情報、営業車情報および地図情報が格納さ
れる。顧客情報は、顧客の氏名、住所とその緯度・経度
よりなる位置情報等、顧客に関する情報を有している。
営業車情報は、営業車の識別情報や位置情報、状態情報
等の営業車に関する情報を有している。地図情報は、地
図データや、建物、住所等と位置情報やランドマーク情
報との対応表等を有している。
【0044】なお、顧客情報、営業車情報の内容につい
ては、後の図4および図5においてそれぞれ示すことに
する。受信部110および送信部120は、IPネット
ワーク400に接続して、顧客端末200a〜200
c、営業車端末300aおよび300bとの間のデータ
の受信および送信をそれぞれ行う。
【0045】データ登録処理部130は、受信部110
により受信された顧客情報および営業車情報の登録処理
を行い、受信した情報を各データベースに格納する。具
体的には、顧客端末200a〜200cに対して顧客情
報登録用のWeb画面を送信部120を介して提供し、
このWeb画面に対して入力され、送信された情報を各
データベースに登録する。また、初期登録時には、顧客
のIDやパスワードの登録処理を行う。さらに、随時受
信される営業車情報により、営業車情報データベース1
02の内容を更新する。
【0046】配車処理部140は、顧客端末200a〜
200cから受信部110を通じて配車要求を受けて、
顧客および営業車の位置に基づいて配車処理を行う。配
車処理部140は、顧客端末200a〜200cに対し
て配車要求用のWeb画面を提供し、このWeb画面に
対して入力されて送信された情報により配車要求を受信
する。そして、顧客情報データベース101および営業
車情報データベース102を参照して顧客および営業車
の位置情報を抽出し、位置情報処理部150に渡す。そ
して、その後にオペレータの操作入力に基づき、入力部
170から営業車の選択情報を受け取ることにより、選
択された営業車の営業車端末300aまたは300bに
対して、配車要求元の顧客の位置情報を含む顧客情報を
送信部120を介して通知する。またこの際、地図デー
タベース103を参照して顧客の位置を含む地図画像を
生成し、選択された営業車に対して送信してもよい。さ
らに、営業車の現在位置から顧客の位置までの経路を案
内する情報を送信してもよい。
【0047】位置情報処理部150は、配車処理部14
0から受け取った位置情報に基づき、地図データベース
103を参照して地図画面の生成処理や距離・経路等の
算出処理を行う。
【0048】表示部160は、位置情報処理部150に
より生成された地図画面を含む配車操作画面を表示す
る。入力部170では、表示部160において表示され
た画面中のアイコンに対する選択操作等、オペレータに
よる操作入力が行われる。
【0049】配車連絡部180は、位置情報処理部15
0で算出された値に基づいて、配車された営業車と配車
要求元の顧客との処理が所定距離内となったときに、営
業車が近づいたことを顧客に対して公衆電話回線を通じ
て連絡する。
【0050】ここで、図4は、顧客情報データベース1
01に格納される顧客情報のデータ例を示す図である。
顧客情報には、以下の情報がNVMLに従って記述され
る。図4に示すように、顧客情報には、顧客ID、顧客
の氏名、住所、この住所に対応する緯度・経度、この住
所の付近案内情報、顧客の電話番号、顧客が目的地の候
補とする場所(目的地候補)の名称、住所およびその緯
度・経度等が格納される。
【0051】初期登録時には、顧客の氏名、住所、電話
番号および目的地候補の名称・住所が、顧客端末200
aおよび200bから送信されて格納される。このう
ち、目的地情報は複数登録することができ、また登録せ
ずにおいてもよい。また、顧客の住所、および目的地候
補にそれぞれ対応する緯度・経度の情報は、コールセン
タサーバ100のデータ登録処理部130の処理によ
り、登録された住所に対応する緯度・経度が地図データ
ベース103から抽出されて、顧客情報に格納される。
【0052】また、付近案内情報は、登録された顧客の
住所の周囲でランドマークとなる建物等について記載さ
れる情報であり、登録時に地図データベース103より
抽出されて顧客情報に格納される。あるいは、後に、営
業車端末300aおよび300bからの通知を受けて顧
客情報に格納してもよい。また、この付近案内情報につ
いては、ランドマークを示す写真等の画像データとし
て、顧客情報に関連付けて格納しておいてもよい。
【0053】なお、移動端末である顧客端末200cか
ら顧客情報が登録される場合は、顧客の住所は登録され
なくてもよい。この場合は、後に配車要求を受けたとき
に、顧客端末200cの現在の位置情報(緯度・経度)
の通知を受けて、通知された情報を住所の緯度・経度の
項目に格納する。
【0054】図5は、営業車情報データベース102に
格納される営業車情報のデータ例を示す図である。営業
車情報には、以下の情報がNVMLに従って記述され
る。図5に示すように、営業車情報には、営業車ID、
現在位置(緯度・経度)、状態、目的地、および乗車し
ている顧客の氏名が格納される。このうち、現在位置お
よび状態の項目は、各営業車から随時受信され、データ
登録処理部130の処理により更新される。“状態”と
は、営業車が空車状態であるか、あるいは顧客を乗せた
実車状態であるかを示す情報である。また、目的地およ
び顧客氏名には、コールセンタサーバ100からの通知
に応じて実車状態となっている場合にのみデータが格納
される。
【0055】次に、図6は、顧客端末200aの内部構
成例を示すブロック図である。図6では、顧客20aの
自宅あるいはオフィス等に設置される顧客端末200a
の内部構成を示している。この顧客端末200aは、例
えばPC等の情報処理装置により実現される。なお、顧
客端末200bも同様の内部構成を有するため、ここで
は顧客端末200aについてのみ説明する。
【0056】顧客端末200aは、受信部201、送信
部202、顧客情報登録処理部203、配車要求処理部
204、入力部205および表示部206によって構成
される。
【0057】受信部201および送信部202は、IP
ネットワーク400に接続してコールセンタサーバ10
0との間のデータ送受信を行う。顧客情報登録処理部2
03は、コールセンタサーバ100に対する顧客情報の
登録処理を行う。具体的には、コールセンタサーバ10
0から受信部201を介して提供された顧客情報登録用
のWeb画面を表示部206に表示させ、この表示に応
じて入力部205より入力された情報を、送信部202
を通じてコールセンタサーバ100に送信する。また、
初期登録時にはWeb画面を通じてパスワードの登録を
行い、コールセンタサーバ100より顧客IDの交付を
受ける。
【0058】配車要求処理部204は、営業車の配車要
求を行うための処理を行う。配車要求処理部204は、
コールセンタサーバ100から提供される配車要求用の
Web画面を表示部206に表示させ、この表示に応じ
て入力部205より入力された配車要求を、送信部20
2を通じてコールセンタサーバ100に送信する。
【0059】入力部205では、Web画面に対する文
字入力や、情報送信時のアイコンの選択等の操作入力が
顧客20aにより行われる。表示部206には、コール
センタサーバ100から提供されたWeb画面や、この
Web画面に対する入力情報が表示される。
【0060】次に、図7は、顧客端末200cの内部構
成例を示すブロック図である。図7は、顧客20cが携
帯して使用する顧客端末200cの内部構成を示してい
る。この顧客端末200cは、無線電話回線網を介して
IPネットワーク400と接続し、通信を行うことが可
能であり、例えば携帯電話機やPHS、およびこれらに
接続されたPDA等の携帯型情報処理装置等により実現
される。図7では例として、顧客端末200cを携帯電
話機とした場合の構成例について示す。
【0061】顧客端末200cは、無線部211、通話
部212、表示部213、入力部214、GPS受信部
215および制御部220によって構成される。無線部
211には、アンテナ211aが接続されている。無線
部211は、無線電話回線網よりアンテナ211aを介
して受信された無線周波信号を中間周波信号にダウンコ
ンバートし、スペクトラム逆拡散処理を施した後にデジ
タル復調処理する。また、通話部212および制御部2
20からの信号に対して、デジタル変調処理およびスペ
クトラム拡散処理を施した後、無線周波信号に変換して
アンテナ211aより送信する。
【0062】通話部212には、スピーカ212aおよ
びマイクロフォン212bが接続されている。通話部2
12は、無線部211において復調されて供給された音
声信号にデコード処理およびD/A変換処理を施して増
幅し、スピーカ212aより再生出力する。また、マイ
クロフォン212bから入力された音声信号に対してA
/D変換処理およびエンコード処理を施し、無線部21
1に供給する。これにより通話が可能となる。
【0063】表示部213は、例えばLCD(Liquid C
rystal Display)により構成され、無線部211によっ
て受信された画像信号を制御部220を介して受け、画
像を再生出力する。入力部214は、テンキーやカーソ
ルキー等により構成され、顧客20cによる操作入力に
応じて、所定の制御信号を制御部220に出力する。
【0064】GPS受信部215には、GPS衛星50
0からの電波を受信するためのアンテナ215aが接続
されている。GPS受信部215は、アンテナ215a
により受信された信号を復調し、制御部220に供給す
る。
【0065】制御部220は、顧客情報登録処理部22
1、配車要求処理部222およびGPS処理部223を
具備する。顧客情報登録処理部221は、コールセンタ
サーバ100に対する顧客情報の登録処理を行う。具体
的には、コールセンタサーバ100から無線部211を
介して提供された顧客情報登録用のWeb画面を表示部
213に表示させ、この表示に応じて入力部214より
入力された情報を、無線部211を通じてコールセンタ
サーバ100に送信させる。また、初期登録時にはWe
b画面を通じてパスワードの登録を行い、コールセンタ
サーバ100より顧客IDの交付を受ける。
【0066】配車要求処理部222は、営業車の配車要
求を行うための処理を行う。配車要求処理部222は、
コールセンタサーバ100から提供される配車要求用の
Web画面を表示部213に表示させ、この表示に応じ
て入力部214より入力された配車要求を、無線部21
1を通じてコールセンタサーバ100に送信させる。こ
の際、GPS処理部223から出力された位置情報(緯
度・経度)をコールセンタサーバ100に送信させる。
【0067】GPS処理部223は、配車要求処理部2
22からの要求に応じて、GPS受信部215から入力
された情報に基づいて、顧客端末200cの位置を示す
情報(緯度・経度)を生成し、配車要求所処理部222
に出力する。
【0068】次に、図8は、営業車端末300aの構成
例を示すブロック図である。なお、営業車端末300a
および300bは同じ構成を有するため、ここでは営業
者端末300aのみについて説明することとする。
【0069】営業車端末300aは、無線ユニット31
0、ディスプレイユニット320、制御ユニット330
およびリモートコントローラ340によって構成され
る。無線ユニット310は、無線電話回線網を介してI
Pネットワーク400と接続し、通信を行うための装置
であり、例えば携帯電話機やPHS等として実現され
る。この無線ユニット310は、無線部311および制
御部312を具備する。
【0070】無線部311は、無線電話回線網よりアン
テナ311aを介して受信された無線周波信号を中間周
波信号にダウンコンバートし、スペクトラム逆拡散処理
を施した後にデジタル復調処理する。また、制御部31
2からの信号に対して、デジタル変調処理およびスペク
トラム拡散処理を施した後、無線周波信号に変換してア
ンテナ311aより送信する。制御部312は、無線部
311による通信先の管理や、無線部311と制御ユニ
ット330との間のデータ転送等を制御する。
【0071】ディスプレイユニット320は、GPS受
信部321および表示部322によって構成される。G
PS受信部321は、アンテナ321aを具備して、G
PS衛星500からの電波を受信して復調し、制御ユニ
ット330に対して供給する。表示部322は、無線ユ
ニット310により受信された情報等、制御ユニット3
30から出力される情報を表示し、営業車30aの運転
者に通知する。
【0072】制御ユニット330は、GPS処理部33
1、車両状態送信処理部332、配車応答処理部333
および情報表示処理部334を具備する。GPS処理部
331は、ディスプレイユニット320のGPS受信部
321から入力された情報に基づいて、営業車端末30
0aの位置を示す情報(緯度・経度)を生成し、車両状
態送信処理部332および情報表示処理部334に出力
する。
【0073】車両状態送信処理部332は、GPS処理
部331からの位置情報を、無線ユニット310を介し
てコールセンタサーバ100に対して一定時間ごとに送
信する処理を行う。この位置情報は、リモートコントロ
ーラ340を用いた運転者の操作入力により、送信する
こともできる。また、車両状態送信処理部332は、配
車応答処理部333の処理やリモートコントローラ34
0からの信号に基づいて、営業車30aの状態(実車/
空車)を示す情報をコールセンタサーバ100に送信す
る処理を行う。
【0074】配車応答処理部333は、無線ユニット3
10を介してコールセンタサーバ100から、配車要求
を発した顧客についての顧客情報を受信して、これに対
して応答する処理を行う。この配車応答処理部333
は、顧客情報を受信した後、リモートコントローラ34
0から入力に基づいてコールセンタサーバ100に対し
て応答する信号を送信することにより、配車要求先に向
かうことが可能となる。このとき、受信した顧客情報を
情報表示処理部334に転送する。また、コールセンタ
サーバ100からは、顧客情報とともに顧客の位置の周
辺の地図画像を受信してもよい。
【0075】情報表示処理部334は、配車応答処理部
333から転送された顧客情報を、ディスプレイユニッ
ト320の表示部322に表示させるための処理を行
う。また、GPS処理部331からの位置情報と、顧客
情報中の位置情報に基づいて、顧客および営業車30a
の位置を地図上に表示した画像を生成して、表示部32
2に出力する。
【0076】例えば、コールセンタサーバ100から顧
客の位置の周辺の地図画像が送信された場合は、この地
図画像上に顧客および営業車30a自身の位置をアイコ
ンとして表示させる。また、制御ユニット330が地図
データベースを具備している場合は、この地図データベ
ースから地図画像を生成し、顧客および営業車30aの
各位置情報に基づいて、これらの位置をアイコンとして
地図画像上に表示させる。さらに、リモートコントロー
ラ340の操作入力により、地図上の顧客のアイコンが
選択されると、この顧客の顧客情報を表示させるように
してもよい。
【0077】リモートコントローラ340は、営業車3
0aの運転者が制御ユニット330を遠隔操作するため
の装置であり、カーソルキーや選択キー等が設けられた
入力部341を具備する。
【0078】ここで、図9は、営業車端末300aの各
部の営業車30aにおける設置状態の例を示す図であ
る。図9は、営業車30aの運転席から前方を見た場合
の様子を示しており、各種メータや操作スイッチ等が設
けられたインスツルメントパネル351と、ハンドル3
52が示されている。インスツルメントパネル351の
横には無線ユニット310が設置され、インスツルメン
トパネル351の上部にはディスプレイユニット320
が設置されている。また、ハンドル352にはリモート
コントローラ340が設置されている。なお、図示しな
いが、制御ユニット330は、フロントシートの下、あ
るいはトランクルーム等に設置される。
【0079】図9において、無線ユニット310は携帯
電話機となっており、この携帯電話機の通信アダプタに
ケーブルを差し込んで、制御ユニット330と接続して
いる。
【0080】また、ディスプレイユニット320は、例
えば、画像が表示される表示パネル322aと、この表
示パネル322aに画像を投影させる投影部322bを
具備している。表示パネル322aは、営業車30aの
前部側を接点として開閉自在な蓋の裏側に鏡面状に形成
されており、画像の表示時に斜めに開放される。そし
て、下側に設けられた投影部322bからの光を反射さ
せて、運転者方向に画像を表示する。これにより、フロ
ントウィンドウの視界を保ったまま、運転者が投影画像
を容易に視認することができ、地図画像や顧客情報が運
転者に安全に表示される。
【0081】さらに、ハンドル352にリモートコント
ローラ340を設置して、営業車端末300aの運転者
による操作をこのリモートコントローラ340から行う
ようにすることで、運転者がハンドル352から手を離
さずに、安全に操作できるようになっている。
【0082】次に、このタクシー配車管理システムにお
ける処理について説明する。上述したように、コールセ
ンタサーバ100には、各顧客の情報を示す顧客情報
と、走行中の各営業車の情報を示す営業車情報とが保持
される。顧客情報は、顧客端末200a〜200cから
コールセンタサーバ100にアクセスすることにより、
顧客によって登録される。また、営業車情報は、営業車
端末300aおよび300bからのデータ送信、あるい
はコールセンタサーバ100のオペレータの入力によっ
て初期登録された後、営業車の位置情報や状態情報、目
的地等の情報が随時更新される。
【0083】図10は、顧客情報の初期登録を行う際の
顧客端末における処理の流れを示すフローチャートであ
る。なお、図10では、顧客の自宅やオフィス等に設置
される顧客端末200aにおける処理を説明する。
【0084】ステップS1001において、顧客20a
による入力部205の操作入力に応じて、コールセンタ
サーバ100にアクセスする。顧客端末200aでは、
顧客情報登録処理部203の処理によりWebブラウザ
が起動される。
【0085】コールセンタサーバ100では、データ登
録処理部130の処理によって、顧客情報の登録用We
b画面のデータが生成され、顧客端末200aに送信さ
れる。
【0086】ステップS1002において、コールセン
タサーバ100から受信部201を介して登録用Web
画面のデータを受信し、このWeb画面を表示部206
に表示する。
【0087】ステップS1003において、入力部20
5からのキー入力等により、登録用Web画面内の所定
位置に登録情報を入力する。ここで入力される情報は、
例えば、顧客20aの氏名、住所、電話番号、および目
的地候補の情報(名称や住所)である。このうち、目的
地候補の情報は複数入力することができる。または入力
しなくてもよい。
【0088】ステップS1004において、入力した情
報を送信部202を介してコールセンタサーバ100に
送信する。コールセンタサーバ100では、受信した情
報よりNVMLによる顧客情報を作成し、顧客情報デー
タベース101に格納する。このとき、位置情報処理部
150を介して地図データベース103が参照され、作
成した顧客情報中の住所に該当する緯度・経度を抽出し
て、顧客情報中に格納する。また、目的地候補が記載さ
れていた場合には、この目的地候補についても緯度・経
度を抽出して顧客情報中に格納する。この後、顧客のI
Dおよびパスワードを生成して、顧客端末200aに送
信する。
【0089】ステップS1005において、顧客端末2
00aは、受信部201を介してIDおよびパスワード
を受信し、これらを表示部206に表示して顧客20a
に通知する。これにより顧客情報の初期登録が終了し、
営業車の配車を依頼することが可能となる。また、この
後、コールセンタサーバ100にアクセスすることによ
り、自分の顧客情報の内容を任意に変更したり、目的地
候補の情報を追加することが可能である。
【0090】なお、移動端末である顧客端末200cに
おいて顧客情報の登録を行う場合は、上記のステップS
1003において入力する情報に、位置情報である住所
が含まれない。
【0091】次に、図11は、営業車情報の登録および
位置情報の更新を行う際の営業車端末300aにおける
処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1
101において、営業車情報の初期登録を行う。営業車
の営業走行が開始されると、営業車端末300aは例え
ば、制御ユニット330の制御に基づいて、無線ユニッ
ト310を介してコールセンタサーバ100にアクセス
する。コールセンタサーバ100では、この営業車のI
Dを発行するとともに、このIDに対応する営業車情報
を作成して、営業車情報データベース102に格納す
る。営業車端末300aは、IDの通知を受け、以後こ
のIDを使用してコールセンタサーバ100と通信す
る。
【0092】ステップS1102において、営業車端末
300aは、営業車の現在位置を示す位置情報を取得す
る。営業車端末300aでは、GPS受信部321にお
いてGPS衛星500からの電波が常時受信されてお
り、ステップS1102では、車両状態送信処理部33
2の処理により、GPS処理部331に対して位置情報
の算出要求が出される。GPS処理部331は、この時
点でのGPS受信部321からの出力情報に基づいて、
現在の位置情報(緯度・経度)を算出して、車両状態送
信処理部332に出力する。
【0093】ステップS1103において、取得した位
置情報をNVMLデータとしてコールセンタサーバ10
0に送信する。これにより、コールセンタサーバ100
では、該当するIDが記載された営業車情報の現在位置
の情報が更新される。
【0094】ステップS1104において、車両状態送
信処理部332は、営業車30aの状態が変化したか否
かを判断する。ここでは、実車状態から空車状態へ変化
した否かが判断される。営業車端末300aでは、リモ
ートコントローラ340からの操作入力や、あるいは図
示しないタクシーメータ等からの操作入力により、制御
ユニット330に対して状態の変化が通知される。この
通知に応じて、ステップS1104では、状態が変化し
ていた場合はステップS1105に進み、変化していな
い場合はステップS1106に進む。
【0095】ステップS1105において、状態が空車
状態に変化したことをNVMLによる状態情報としてコ
ールセンタサーバ100に通知する。コールセンタサー
バ100では、この状態情報を受信し、これに基づいて
該当する営業車情報を更新する。
【0096】ステップS1106において、営業走行の
終了を判断して、終了しない場合はステップS1107
に進み、営業終了の場合は処理を終了する。ステップS
1107において、一定時間をカウントし、この時間が
経過するとステップS1102に戻る。以後、ステップ
S1102〜ステップS1107の処理は、例えば顧客
端末からの配車要求の送信等に関わらず繰り返される。
【0097】以上の図11の処理により、営業車20a
からは現在の位置情報がNVMLデータとして、コール
センタサーバ100に一定時間ごとに送信される。ま
た、状態に変化があった場合には、NVMLデータによ
りこのことがコールセンタサーバ100に必ず通知され
る。従って、コールセンタサーバ100では、営業走行
を行っているすべての営業車の現在位置や空車/実車の
状態について、常時把握している。また、これらの営業
車情報に基づいて、営業車の位置や状態を表示部160
に表示した地図上にアイコンとして表示し、オペレータ
が確認することも可能である。
【0098】なお、営業車の現在の位置情報は、営業車
端末300aのリモートコントローラ340を用いた運
転者の操作入力により、任意のタイミングで送信し、営
業車情報を更新することもできる。
【0099】次に、顧客からの配車要求があった場合の
処理について説明する。図12は、顧客から配車要求が
行われる際の通信シーケンスを示す図である。図12で
は、例としてコールセンタサーバ100と、顧客端末2
00aおよび営業車端末300aとの間の通信シーケン
スについて示している。
【0100】顧客端末200aにおける配車要求は、配
車要求処理部204の処理によって行われる。ステップ
S1201において、顧客端末200aからコールセン
タサーバ100にアクセスされ、IDおよびパスワード
が送信される。コールセンタサーバ100で、このID
およびパスワードの認証が行われ、正しく認証された場
合は、ステップS1202において、配車要求等のWe
b画面が送信され、顧客端末200aの表示部206に
表示される。このとき、Web画面の情報としては、確
認の意味で顧客の氏名や住所等、該当する顧客情報の一
部が通知される。また、顧客情報中に目的地候補の情報
が含まれていた場合は、この目的地候補の一覧が選択可
能な状態でWeb画面上に表示される。
【0101】ステップS1203において、顧客20a
による入力部205からの操作入力に基づいて、配車要
求が行われる。顧客20aは、例えば一覧表示された目
的地候補のうちの1つを選択することにより、目的地を
コールセンタサーバ100に通知することができる。ま
た、目的地候補が表示されない場合や、表示された目的
地候補以外の場所を目的地とする場合は、テキスト入力
等により目的地を入力して、コールセンタサーバ100
に送信する。
【0102】コールセンタサーバ100では、配車要求
元の顧客に最も近い営業車を選択する操作入力が、オペ
レータによって行われる。このときの処理については、
図13において詳述する。
【0103】ステップS1204において、選択された
営業車30aの営業車端末300aに対して、配車要求
元の顧客情報がNVMLデータとして通知される。この
顧客情報には、顧客の位置情報(緯度・経度)が含まれ
ている。また、顧客の位置を含む地図データがともに送
信されてもよい。
【0104】営業車端末300aでは、配車応答処理部
333および情報表示処理部334の処理により、通知
された顧客情報がディスプレイユニット320の表示部
322に表示される。また、営業車30aの現在位置と
ともに、通知された顧客の位置が、表示部322におい
て表示された地図上にアイコンとして表示されてもよ
い。
【0105】ステップS1205において、営業車端末
300aから顧客情報の通知に対する応答が、コールセ
ンタサーバ100に送信される。営業車端末300aで
は、通知された顧客情報により顧客の氏名や位置等を確
認した営業車30aの運転者が、リモートコントローラ
340の入力部341から操作入力を行うことにより、
コールセンタサーバ100に対する応答が行われる。こ
の応答をコールセンタサーバ100が受信することによ
り、営業車30aの選択が確定される。
【0106】ステップS1206において、コールセン
タサーバ100から配車要求元の顧客端末200aに対
して、配車されたことが通知される。顧客20aはこの
通知を確認して、営業車30aが到着するのを待つ。
【0107】またこの後、ステップS1207におい
て、選択された営業車30aが顧客から所定距離以内に
近づいたことをコールセンタサーバ100が検知する
と、顧客20aに対して例えば電話等により営業車30
aが近づいたことが通知される。
【0108】なお、以上の図12に示す配車要求の処理
は、図10で示した顧客情報の登録処理の直後に行われ
てもよい。すなわち、顧客は顧客情報をあらかじめ登録
せずに、配車要求を行おうとしてコールサーバにアクセ
スしたときに、顧客情報の登録を行うことが可能であ
る。この場合は、図10の顧客情報の登録処理が終了し
た後に、図12のステップS1201で示したID・パ
スワードの認証を行わず、ステップS1202の配車要
求のWeb画面の送信要求が行われる。
【0109】また、移動端末である顧客端末200cか
ら配車要求が行われる場合には、上記のステップS12
03の配車要求時に、目的地の情報とともに、顧客端末
200cの現在の位置情報がコールセンタサーバ100
に送信され、顧客情報に格納される。ここで、配車要求
時の顧客端末200cにおける処理を、図7を参照して
説明する。
【0110】顧客端末200cでは、配車要求処理部2
22の処理によって配車要求が行われる。コールセンタ
サーバ100とのID・パスワードの認証が成功し、配
車要求のWeb画面や顧客情報の一部のデータが送信さ
れると、顧客端末200cではこのデータに基づくWe
b画面を表示部213に表示させる。
【0111】この表示画面を見て、顧客20cが入力部
214より配車要求のための操作入力を行う。この操作
入力に応じて、配車要求処理部222は、GPS処理部
223に対して現在の位置情報の出力を要求する。GP
S処理部223は、この時点でGPS受信部215から
受信された情報に基づいて位置情報(緯度・経度)を算
出し、配車要求処理部222に出力する。配車要求処理
部222は、この位置情報を、選択された、あるいは新
たに入力された目的地の情報とともに、無線部211を
介してコールセンタサーバ100に送信する。この後、
コールセンタサーバ100より配車の通知を受けて表示
部213に表示することにより、配車要求が完了する。
【0112】次に、図13は、顧客から配車要求が行わ
れる際のコールセンタサーバ100における処理の流れ
を示すフローチャートである。ステップS1301にお
いて、顧客端末からのアクセスを受けて、ID・パスワ
ードの照合を行う。配車処理部140は、顧客情報デー
タベース101を参照して、受信したID・パスワード
を照合し、照合が成功した場合にステップS1302に
進む。
【0113】ステップS1302において、配車要求用
のWeb画面のデータを顧客端末に送信する。このと
き、該当する顧客情報から顧客の氏名や住所、目的地候
補等の情報をWeb画面上に表示させる。
【0114】ステップS1303において、顧客端末か
ら配車要求を受信する。この受信データには、顧客の目
的地の情報が含まれている。この目的地が、事前に登録
されていた目的地候補と異なる場合には、この目的地を
顧客情報中の目的地候補の項目に自動的に格納してもよ
い。これにより、この後に同じ顧客から配車要求を受け
た際に目的地が同じであった場合に、この顧客は目的地
の入力を画面から選択することで容易に行うことができ
る。
【0115】なお、配車要求元の顧客端末が携帯電話や
PHSである場合(例えば顧客端末300cの場合)、
ステップS1303では配車要求とともに、顧客端末の
現在の位置情報(緯度・経度)を受信する。この場合、
配車処理部140は、受信した位置情報を該当する顧客
情報に格納する。
【0116】ステップS1304において、配車要求元
の顧客の位置、および営業車の現在位置を、地図上にア
イコンとして表示する。配車処理部140は、顧客の位
置情報と、各営業車の位置情報とを参照してこれらを位
置情報処理部150に出力する。このとき、配車処理部
140は営業車情報中の状態情報も出力する。位置情報
処理部150は、地図データベース103を参照して、
表示部160に地図画面を表示させ、顧客および各営業
車の位置をアイコン化して地図画面上に表示させる。ま
た、営業車の状態情報に応じて、空車状態/実車状態の
営業車のアイコンを区別して表示させる。なお、このと
きの画面表示例は、後の図14、図15および図16に
おいて示すことにする。
【0117】ステップS1305において、オペレータ
による入力部170からのアイコンに対する選択入力が
あるか否かを監視し、選択入力があった場合にステップ
S1306に進む。オペレータは、表示部160に表示
された空車状態の営業車のアイコンを見て、顧客に一番
近い空車状態の営業車を判断し、入力部170よりこの
営業車のアイコンに対してクリック操作を行う。
【0118】ステップS1306において、選択された
営業車の営業車端末に対して、配車要求元の顧客の顧客
情報を送信する。これにより、選択した営業車に対して
配車を依頼する。このとき送信される顧客情報には、顧
客の氏名、位置情報(住所およびその緯度・経度)を含
む。またこの他に、顧客の電話番号や目的地の地名およ
びその緯度・経度、顧客の自宅位置の付近案内情報等が
含まれてもよい。
【0119】なお、コールセンタサーバ100が地図デ
ータベース103に基づいて経路検索を行うことができ
る場合は、顧客および営業車の位置情報からこれらの間
の経路とその経路に沿った距離を算出し、この距離が一
番短い営業車に対して自動的に顧客情報を送信するよう
にしてもよい。
【0120】ステップS1307において、顧客情報を
送信した先の営業車端末からの応答を監視し、配車を受
諾する情報が返信された場合にステップS1308に進
む。なお、ステップS1305において、顧客に比較的
近いと考えられる複数の営業車を選択し、これらの営業
車に顧客情報を同報発信してもよい。この場合、ステッ
プS1307では、最も早く応答した営業車が配車対象
として選択される。
【0121】また、選択された営業車に対しては、地図
データベース103を参照して、顧客の位置や目的地ま
での経路やランドマークとなる建物等を案内するための
情報が、NVMLデータとして送信されてもよい。
【0122】ステップS1308において、応答した営
業車の営業車情報を更新する。具体的には、営業車の状
態を空車から実車に変更するとともに、配車要求元の顧
客の氏名や目的地の情報を格納する。
【0123】ステップS1309において、配車要求元
の顧客端末にたいして、送信部120より配車が完了し
たことを通知する。この後、選択された営業車が顧客の
もとへ向かって走行するのに応じて、この営業車の位置
情報が一定時間ごとに送信され、営業車情報が更新され
る。ステップS1310において、配車連絡部180は
この営業車の位置情報を随時取得して、顧客と営業車と
の間の距離を監視する。そして、営業車が顧客から所定
距離以内に近づいたことを判断すると、ステップS13
11に進む。
【0124】ステップS1311において、配車連絡部
180はこの顧客に対して、営業車が近づいたことを通
知する。配車連絡部180は、この通知を行うための音
声データをあらかじめ保持し、公衆電話回線を通して顧
客の自宅の電話に発信して、保持していた音声データを
再生して電話に流し、顧客に営業車が間もなく到着する
ことを通知する。また、顧客端末が携帯電話機やPHS
である場合は、この電話番号に対して音声通話を行い、
音声データを再生する。
【0125】ここで、図14は、配車要求を受ける際の
表示部160における画面表示例を示す図である。図1
4では、顧客からの配信要求を受けた際に、顧客の位置
や目的地の位置とともに、これらの位置の付近の案内を
同時にモニタするための画面が示されている。この画面
では、地図データベース103に基づく地図画像161
と、地図上の顧客や目的地等の地点の情報を示す地点情
報162と、この地点の付近を案内するための付近案内
画像163および付近案内テキスト情報164が表示さ
れている。
【0126】地図画像161では、後の図15および図
16に示すように、配信要求を発した顧客や目的地、営
業車等の位置をアイコンとして表示することができる。
また、これらのアイコン等をクリック操作した地点の情
報が地点情報162として表示され、さらにこの地点の
付近を案内する画像やテキストデータを顧客情報データ
ベース101や地図データベース103内に保持してい
る場合は、それぞれ付近案内画像163および付近案内
テキスト情報164として表示される。
【0127】図15は、地図画像161についての第1
の画面表示例を示す図である。図15の地図画像161
では、空車状態および実車状態の営業車の位置をそれぞ
れ示すアイコン161aおよび161bと、配車要求元
の顧客の位置を示すアイコン161cとが同時に表示さ
れている。コールセンタサーバ100では、営業車端末
から随時送信される位置情報と状態情報に基づいて、営
業車の位置を空車/実車の状態に応じて区別して表示す
ることが可能となっている。また、マップマッチング技
術を用いることにより、地図上の正確な位置に営業車や
顧客の位置を表示することができる。
【0128】さらに、営業車のアイコンのうち空車状態
のアイコン161aをクリック操作することにより、こ
の営業車を配車することが可能となる。なお、顧客位置
のアイコン161cをダブルクリック操作することによ
り、この顧客の顧客情報を表示できるようにしてもよ
い。
【0129】図16は、地図画像161についての第2
の画面表示例を示す図である。図16では、配車要求元
の顧客位置のアイコン161cとともに、目的地の位置
を示すアイコン161eを同一画面上に表示した場合に
ついて示している。また、この画面上に選択された営業
車のアイコン161aを表示して、営業車の現在位置を
随時確認することも可能である。なお、図16では顧客
位置について、自宅やオフィス等から配車要求を発した
顧客の位置を示すアイコン161cと、携帯端末を利用
して配車要求を発した顧客の位置を示すアイコン161
dとを区別して表示した例を示している。
【0130】この図16のような地図画像161を、選
択した営業車の営業車端末に対して送信してもよい。こ
れにより、図16と同様の画像が営業車端末の表示部3
22に表示され、運転者はこの表示を確認しながら顧客
のもとに向かうことができる。また、営業車端末が地図
画像データベースを具備している場合は、顧客や目的地
の位置情報をNVMLデータとして送信することで、図
16と同様の画像を営業車端末で表示させることができ
る。
【0131】さらに、位置情報とともに、顧客や目的地
の位置、およびその経路を案内するための情報(例えば
図14の付近案内画像163や付近案内テキスト情報1
64等)をNVMLデータとして送信してもよい。営業
車端末では例えば、位置を示すアイコンをダブルクリッ
ク操作することで、受信した各種の案内情報を表示させ
ることができる。また、GPS処理部331で算出した
営業車の現在位置に応じて、地図上に地点の案内情報や
顧客や目的地までの経路情報を自動的に表示させること
もできる。これらの案内情報を音声データとして営業車
端末に提供してもよい。また、逆に、営業車端末で地図
上のアイコンをダブルクリック操作することにより、必
要な案内情報の送信をコールセンタサーバ100に要求
して、NVMLデータをダウンロードしてもよい。
【0132】なお、以上の説明では、配車要求を受信す
ると、コールセンタサーバ100では表示部160の地
図上に表示された営業車のアイコンをオペレータがクリ
ック操作することにより営業車が選択されていたが、配
車要求に応じて適切な営業車を自動的に選択するように
してもよい。この場合、コールセンタサーバ100は、
配車要求元の顧客の位置情報(緯度・経度)と、各営業
車の位置情報(緯度・経度)とを基にして、顧客と各営
業車との間の直線距離あるいは最短経路の距離を算出す
る。そして、顧客から一番近くに位置する空車状態の営
業車を選択する。
【0133】また、逆に、営業車からの要求に応じて、
配車要求を行っている顧客の顧客情報の通知を受けるよ
うにしてもよい。この場合、コールセンタサーバ100
は、営業車から任意のタイミングで送信される顧客検索
要求を受信すると、この営業車の位置情報と、この時点
で配車要求が出されている顧客の位置情報とから、営業
車から所定距離以内に位置する顧客を選び出す。そし
て、選択された顧客の顧客情報を営業車に通知して、配
車させる。
【0134】以上のタクシー配車管理システムによれ
ば、顧客からの配車要求の受け付け処理と、営業車に対
する配車処理、さらに顧客情報の管理や営業車情報によ
る営業車の現在位置および状態管理を、一元的に運用す
ることができる。従って、配車要求から実際の配車まで
を迅速に効率よく処理することができ、配車サービスの
質を向上させ、このサービスの運用経費を削減すること
が可能となる。
【0135】また、顧客情報や営業車情報等、システム
内で送受信するデータをNVMLで記述することによ
り、位置情報を含むデータの送受信をWeb画面等を通
じて効率的に行うことができる。さらに、営業車に対す
る地点案内や経路案内の処理等を連動させることが可能
となるので、営業車の運転者は効率的な運転が可能とな
り、結果として顧客に対するサービスの質の向上につな
がる。
【0136】また、顧客情報をあらかじめ登録しておく
ことにより、顧客は配車要求を容易に行うことができ
る。例えば、顧客情報として目的地候補をあらかじめ登
録し、配車要求時に登録した中から目的地を選択するこ
とにより、顧客端末の操作のみで目的地の指定を手軽に
できるようになる。
【0137】また、顧客がGPS機能を有する携帯端末
を用いて配車要求を発した場合は、配車要求時に顧客の
現在位置の情報の提供を受けることにより配車すること
ができ、移動する顧客に対しても効率的な配車サービス
を提供することができる。
【0138】また、顧客からの配車要求に基づいて営業
車を選択した後、営業車が顧客から所定距離に近づくと
顧客に連絡する機能を設けたことにより、顧客は営業車
の到達時刻に合わせて準備することができる。
【0139】なお、コールセンタサーバ100をタクシ
ー会社の外部にASP(Application Service Provide
r)として設け、複数のタクシー会社がコールセンタサ
ーバ100を共用してもよい。この場合、顧客は配車要
求時にタクシー会社を指定する必要がなくなり、1度の
操作でタクシー会社に関係なく最適な営業車を呼ぶこと
ができ、より迅速な配車サービスを提供することが可能
となる。
【0140】また、以上の実施の形態では、本発明をタ
クシー会社の配車管理システムに適用した場合について
示したが、これに限るものではない。本発明は例えば、
顧客からの荷物の集配を行う運送会社の配車管理システ
ムに適用することができる。以下、本発明を運送会社の
配車管理システムに適用した場合について補足説明す
る。
【0141】本発明を運送会社の配車管理システムに適
用する場合、顧客からの配車要求は主に、配達を希望す
る顧客に対して営業車が集荷に伺う場合に行われる。営
業車は、集配のための移動中に、現在位置および現在の
集配先の顧客を示す情報を随時コールセンタに通知し、
営業車情報を更新する。また、営業車は集配先の顧客情
報やその周辺の案内情報等をコールセンタからダウンロ
ードして保持し、表示することが可能となっている。
【0142】顧客は顧客端末を通じて、配達先の候補に
ついて顧客情報としてあらかじめコールセンタサーバに
登録しておくことができ、配車要求時にこの候補から配
達先を選択することにより、容易な操作により集荷を依
頼することができる。また、配車要求に応じて、集配中
の営業車のうち顧客の位置に最も近い営業車が選択され
て配車されるので、顧客の元に営業車が迅速に到着す
る。
【0143】さらに、配車要求に応じて選択された営業
車が、顧客の位置から所定距離内に近づくと顧客に連絡
する機能を設けることにより、顧客は営業車の到着に合
わせて荷物を準備したり、あるいは玄関先で待っている
ことができる。
【0144】また、この到着前の事前連絡機能は、顧客
に対して荷物を配達する場合にも利用することができ
る。例えば、荷物を配達する際に、配達先に営業車が近
づいた時点で顧客に連絡することで、顧客の在宅/不在
について到着前に確認することができる。また、この事
前連絡により顧客に対する不在通知とすることもでき
る。
【0145】さらに、配達時に顧客が確かに配達された
ことを確認するための配達確認(いわゆる判取り)を配
達者側が代行する処理を行う機能を営業車に設けてもよ
い。この機能は、例えば雑誌の配達等、通常は配達確認
の必要のない郵便物や宅配荷物を届けた際に、これらが
確実に配達されたことを証明することで、送り主からの
信頼を向上させるため等に利用される。
【0146】ここで、図17は、営業車における配達確
認の代行処理の流れを示すフローチャートである。ステ
ップS1701において、配達先の顧客の位置を、地図
上にアイコンとして表示させる。このとき、表示された
アイコンに対するクリック操作をすることが不可能な状
態となっている。顧客の位置情報は、例えば1日の集配
作業の開始時にあらかじめ営業車端末に記憶させてお
き、この記憶データを読み出して取得する。あるいは、
営業車の集配先を常にコールセンタサーバが指定し、1
件の集配が終了するたびに次の集配先の情報をコールセ
ンタからダウンロードしてもよい。
【0147】ステップS1702において、GPS機能
を用いて営業車の現在の位置情報(緯度・経度)を取得
する。ステップS1703において、取得した位置情報
により、営業車が保持している営業車情報を更新すると
ともに、位置情報をコールセンタに送信して、コールセ
ンタ内の営業車情報データベースを更新する。
【0148】ステップS1704において、配達先の顧
客、および営業車の各位置情報から、顧客と営業車との
間の距離を算出し、この距離が所定距離以内であるか否
かを判断する。所定距離以内でない場合はステップS1
702に戻り、例えば一定時間後に再び現在の位置情報
を取得する。また、顧客から所定距離以内の営業車が近
づいていた場合は、ステップS1705に進む。
【0149】ステップS1705において、配達先の顧
客の位置を示すアイコンを、クリック操作が可能な状態
に変化させる。ステップS1706において、荷物を配
達する(例えばポストに挿入する等)とともに、この顧
客の位置を示すアイコンをクリック操作することによ
り、配達確認を代行する。この配達確認の情報は例え
ば、営業車端末に保持されて、集配作業の終了時にプリ
ントアウトされる。あるいは、クリック操作時に、携帯
電話等を通じて配達元のサーバに対して配達されたこと
が通知されてもよい。
【0150】このような処理では、配達先の顧客から一
定距離以内のエリアに入らないと、配達確認代行のため
のクリック操作を行うことができない。従って、クリッ
ク操作により配達確認が代行された場合には、営業車は
確実に配達先の顧客の近くまで達していることになり、
このとき実際に荷物が配達されていない確率は極めて低
いと考えられる。従って、顧客から直接配達確認を得て
いなくても、配達が行われたことがほぼ証明されること
から、配達確認の必要のない荷物についても実際の配達
の有無が管理され、サービスの質を向上させることがで
きる。
【0151】なお、本発明は上記のようにタクシーや運
送会社等の車両の配車に限らず、例えば営業担当者、ホ
ームヘルパー、医療や看護の従事者等の位置管理や顧客
へのサービス状況の管理等を行うシステムに対しても適
用することが可能である。
【0152】(付記1) 顧客および営業車の各位置に
基づいて前記顧客に対する前記営業車の配車を管理する
配車管理方法において、前記営業車の位置情報を含む営
業車情報を前記営業車から随時受信して保持し、前記顧
客からの配車要求を受信すると、前記配車要求元の前記
顧客の位置情報を含む顧客情報を1つまたは複数の前記
営業車に通知する、ことを特徴とする配車管理方法。
【0153】(付記2) 前記配車要求を受信すると、
前記顧客情報および前記営業車情報の各位置情報に基づ
いて前記配車要求元の前記顧客および前記営業車の現在
位置を地図上にアイコンとして表示し、いずれかの前記
営業車の前記アイコンを選択することにより選択した前
記営業車に対して前記顧客の前記顧客情報を通知するこ
とを特徴とする付記1記載の配車管理方法。
【0154】(付記3) 前記営業車情報は前記営業車
の現在の状態を示す状態情報をさらに含み、前記状態情
報を前記営業車から随時受信するとともに、前記状態情
報の内容に応じて対応する前記営業車の前記アイコンの
表示状態を区別することを特徴とする付記2記載の配車
管理方法。
【0155】(付記4) 前記配車要求を受信すると、
前記顧客情報および前記営業車情報の各位置情報に基づ
いて、前記配車要求元の前記顧客からの直線距離または
経路が最短である前記営業車に対して前記顧客情報を通
知することを特徴とする付記1記載の配車管理方法。
【0156】(付記5) 前記配車要求に応じて配車し
た前記営業車の前記営業車情報に基づいて、配車した前
記営業車が前記配車要求元の前記顧客から所定距離内に
近づいたことを検出すると、前記顧客に対して前記営業
車が近づいたことを通知することを特徴とする付記1記
載の配車管理方法。
【0157】(付記6) 前記配車要求の受信前に、前
記顧客の位置情報を含む前記顧客情報を前記顧客からあ
らかじめ取得して保持することを特徴とする付記1記載
の配車管理方法。
【0158】(付記7) 前記顧客が移動可能な前記顧
客端末を使用して通信する場合、前記配車要求とともに
前記顧客端末の位置情報を受信して前記顧客情報に格納
することを特徴とする付記1記載の配車管理方法。
【0159】(付記8) 前記顧客の1つまたは複数の
目的地候補情報を前記顧客からあらかじめ取得してこれ
らの各位置情報を前記顧客情報として保持し、前記配車
要求の受信の際に前記顧客によって前記顧客情報中の前
記目的地候補情報から目的地が選択されることを特徴と
する付記1記載の配車管理方法。
【0160】(付記9) 前記配車要求とともに、前記
顧客の目的地情報を受信してその位置情報を前記顧客情
報に格納し、1つまたは複数の前記営業車に通知するこ
とを特徴とする付記1記載の配車管理方法。
【0161】(付記10) 前記営業車から前記位置情
報とともに前記顧客情報に対する通知要求を受けると、
この時点で前記配車要求が行われている前記顧客のう
ち、前記通知要求元の前記営業車から所定距離内に位置
する前記顧客の前記顧客情報を前記営業車に通知するこ
とを特徴とする付記1記載の配車管理方法。
【0162】(付記11) 前記顧客情報および前記営
業車情報はNVML(Navigation Markup Language)に
従って記述されることを特徴とする付記1記載の配車管
理方法。
【0163】(付記12) 顧客および営業車の各位置
に基づいて前記顧客に対する前記営業車の配車を管理す
る配車管理システムにおいて、前記顧客に関する顧客情
報の入力を受ける顧客情報入力手段と、入力された前記
顧客情報を送信する顧客情報送信手段と、前記営業車の
配車を要求する配車要求手段と、から構成される顧客端
末と、現在の位置情報を検出する現在位置検出手段と、
検出した前記位置情報を含む営業車情報を随時送信する
営業車情報送信手段と、前記配車要求元の前記顧客の位
置情報を含む前記顧客情報を受信する顧客情報受信手段
と、から構成される1つまたは複数の営業車端末と、前
記顧客端末から受信した前記顧客情報を格納する顧客情
報格納手段と、前記営業車端末から受信した前記営業車
情報を随時格納する営業車情報格納手段と、前記顧客端
末からの配車要求を受信すると、前記顧客情報格納手段
を参照して、前記配車要求元の前記顧客の位置情報を含
む前記顧客情報を1つまたは複数の前記営業車端末に通
知する顧客情報通知手段と、から構成されるサーバと、
を有することを特徴とする配車管理システム。
【0164】(付記13) 前記サーバは、前記配車要
求を受信すると、前記顧客情報格納手段および前記営業
車情報格納手段とを参照して、前記配車要求元の前記顧
客および前記営業車の位置を地図上にアイコンとして表
示する位置表示手段と、前記営業車の位置を示す前記ア
イコンを選択するアイコン選択手段とをさらに有し、前
記顧客情報通知手段は、前記アイコン選択手段によって
選択された前記営業車端末に対して前記配車要求元の前
記顧客の前記顧客情報を通知することを特徴とする付記
12記載の配車管理システム。
【0165】(付記14) 前記サーバは、前記顧客お
よび前記営業車の各位置情報に基づいて前記顧客と前記
営業車との間の直線距離、または経路とその距離を算出
する距離算出手段と、前記距離算出手段の算出値に基づ
いて、前記配車要求に応じて配車した前記営業車が前記
配車要求元の前記顧客から所定距離内に近づくと、前記
顧客に対して前記営業車が近づいたことを通知する配車
通知手段と、をさらに有することを特徴とする付記12
記載の配車管理システム。
【0166】(付記15) 前記営業車端末は、前記現
在位置検出手段によって検出した前記位置情報、および
前記顧客情報受信手段によって受信した前記顧客情報に
基づく各種の情報を表示する情報表示手段をさらに有す
ることを特徴とする付記12記載の配車管理システム。
【0167】(付記16) 前記情報表示手段は、前記
営業車および受信した前記顧客情報に対応する前記顧客
の各位置を地図上にアイコンとして表示することを特徴
とする付記15記載の配車管理システム。
【0168】(付記17) 前記営業車が前記顧客に対
して物品を配達する場合、前記営業車端末は、配達者の
入力に応じて前記物品の配達確認を代行する確認代行処
理手段と、前記現在位置検出手段によって検出した前記
位置情報、および前記顧客情報受信手段によって受信し
た前記顧客情報中の位置情報に基づいて前記顧客との間
の距離を算出する距離算出手段と、をさらに有し、前記
確認代行処理手段は、前記距離算出手段の算出値に基づ
いて、配達先の前記顧客まで所定距離以内に近づくと、
前記配達者による入力が可能となることを特徴とする付
記12記載の配車管理システム。
【0169】(付記18) 顧客の操作する顧客端末お
よび営業車に搭載された営業車端末と通信して前記顧客
に対する前記営業車の配車を管理するサーバにおいて、
前記顧客端末から受信した前記顧客に関する顧客情報を
格納する顧客情報格納手段と、前記営業車端末から受信
した、前記営業車の現在の位置情報を含む営業者情報を
随時格納する営業車情報格納手段と、前記顧客端末から
の配車要求を受信すると、前記顧客情報格納手段を参照
して、前記配車要求元の前記顧客の位置情報を含む前記
顧客情報を1つまたは複数の前記営業車端末に通知する
顧客情報通知手段と、を有することを特徴とするサー
バ。
【0170】(付記19) 営業車の配車を管理するサ
ーバと通信する顧客端末において、顧客に関する顧客情
報の入力を受ける顧客情報入力手段と、入力された前記
顧客情報を送信する顧客情報送信手段と、前記営業車の
配車を要求する配車要求手段と、を有することを特徴と
する顧客端末。
【0171】(付記20) 営業車の配車を管理するサ
ーバと通信する営業車端末において、現在の位置情報を
検出する現在位置検出手段と、検出した前記位置情報を
含む営業車情報を随時送信する営業車情報送信手段と、
配車要求を行った顧客の位置情報を含む顧客情報を受信
する顧客情報受信手段と、を有することを特徴とする営
業車端末。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配車管理
方法では、顧客を管理する処理や顧客からの配車要求の
受け付け処理と、営業車に対する配車処理とを一元的に
運用することができる。従って、顧客に対する配車サー
ビスの質を向上させることができるとともに、配車サー
ビスの運用を効率化し、運用経費を削減することが可能
となる。
【0173】また、本発明の配車管理システムでは、顧
客を管理する処理や顧客からの配車要求の受け付け処理
と、営業車に対する配車処理とを一元的に運用する構成
とした。このため、顧客に対する配車サービスの質を向
上させることができるとともに、配車サービスの運用を
効率化し、運用経費を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配車管理システムの原理構成図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態例であるタクシー配車管理
システムのシステム構成例を示す図である。
【図3】コールセンタサーバの内部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】顧客情報データベースに格納される顧客情報の
データ例を示す図である。
【図5】営業車情報データベースに格納される営業車情
報のデータ例を示す図である。
【図6】顧客の自宅やオフィス等に設置された顧客端末
の内部構成例を示すブロック図である。
【図7】移動端末である顧客端末の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】営業車端末の構成例を示すブロック図である。
【図9】営業車端末の各部の営業車における設置状態の
例を示す図である。
【図10】顧客情報の初期登録を行う際の顧客端末にお
ける処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】営業車情報を登録および位置情報の更新を行
う際の営業車端末における処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図12】顧客から配車要求が行われる際の通信シーケ
ンスを示す図である。
【図13】顧客から配車要求が行われる際のコールセン
タサーバにおける処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図14】配車要求を受ける際の表示部における画面表
示例を示す図である。
【図15】地図画像についての第1の画面表示例を示す
図である。
【図16】地図画像についての第2の画面表示例を示す
図である。
【図17】営業車における配達確認の代行処理の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ 2 顧客端末 3 営業車端末 11 顧客情報格納手段 12 営業車情報格納手段 13 顧客情報通知手段 14 位置表示手段 15 アイコン選択手段 21 顧客情報入力手段 22 顧客情報送信手段 23 配車要求手段 31 現在位置検出手段 32 営業車情報送信手段 33 顧客情報受信手段 34 情報表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客および営業車の各位置に基づいて前
    記顧客に対する前記営業車の配車を管理する配車管理方
    法において、 前記営業車の位置情報を含む営業車情報を前記営業車か
    ら随時受信して保持し、 前記顧客からの配車要求を受信すると、前記配車要求元
    の前記顧客の位置情報を含む顧客情報を1つまたは複数
    の前記営業車に通知する、 ことを特徴とする配車管理方法。
  2. 【請求項2】 顧客および営業車の各位置に基づいて前
    記顧客に対する前記営業車の配車を管理する配車管理シ
    ステムにおいて、 前記顧客に関する顧客情報の入力を受ける顧客情報入力
    手段と、 入力された前記顧客情報を送信する顧客情報送信手段
    と、 前記営業車の配車を要求する配車要求手段と、 から構成される顧客端末と、 現在の位置情報を検出する現在位置検出手段と、 検出した前記位置情報を含む営業車情報を随時送信する
    営業車情報送信手段と、 前記配車要求元の前記顧客の位置情報を含む前記顧客情
    報を受信する顧客情報受信手段と、 から構成される1つまたは複数の営業車端末と、 前記顧客端末から受信した前記顧客情報を格納する顧客
    情報格納手段と、 前記営業車端末から受信した前記営業車情報を随時格納
    する営業車情報格納手段と、 前記顧客端末からの配車要求を受信すると、前記顧客情
    報格納手段を参照して、前記配車要求元の前記顧客の位
    置情報を含む前記顧客情報を1つまたは複数の前記営業
    車端末に通知する顧客情報通知手段と、 から構成されるサーバと、 を有することを特徴とする配車管理システム。
  3. 【請求項3】 顧客の操作する顧客端末および営業車に
    搭載された営業車端末と通信して前記顧客に対する前記
    営業車の配車を管理するサーバにおいて、 前記顧客端末から受信した前記顧客に関する顧客情報を
    格納する顧客情報格納手段と、 前記営業車端末から受信した、前記営業車の現在の位置
    情報を含む営業者情報を随時格納する営業車情報格納手
    段と、 前記顧客端末からの配車要求を受信すると、前記顧客情
    報格納手段を参照して、前記配車要求元の前記顧客の位
    置情報を含む前記顧客情報を1つまたは複数の前記営業
    車端末に通知する顧客情報通知手段と、 を有することを特徴とするサーバ。
  4. 【請求項4】 営業車の配車を管理するサーバと通信す
    る顧客端末において、 顧客に関する顧客情報の入力を受ける顧客情報入力手段
    と、 入力された前記顧客情報を送信する顧客情報送信手段
    と、 前記営業車の配車を要求する配車要求手段と、 を有することを特徴とする顧客端末。
  5. 【請求項5】 営業車の配車を管理するサーバと通信す
    る営業車端末において、 現在の位置情報を検出する現在位置検出手段と、 検出した前記位置情報を含む営業車情報を随時送信する
    営業車情報送信手段と、 配車要求を行った顧客の位置情報を含む顧客情報を受信
    する顧客情報受信手段と、 を有することを特徴とする営業車端末。
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