JP2003330082A - 電子撮像装置 - Google Patents

電子撮像装置

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JP2003330082A
JP2003330082A JP2002142703A JP2002142703A JP2003330082A JP 2003330082 A JP2003330082 A JP 2003330082A JP 2002142703 A JP2002142703 A JP 2002142703A JP 2002142703 A JP2002142703 A JP 2002142703A JP 2003330082 A JP2003330082 A JP 2003330082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセサリ装置の着脱時に構成部材に付着す
る塵を確実に除去するような防塵機能付きの電子撮像装
置を提案する。 【解決手段】 本発明の電子撮像装置は、例えば記録メ
ディア27、外部電源70またはストロボユニット80
等のアクセサリを着脱可能な装置(カメラ)であり、被写
体の光学像を結像する撮影レンズ1、CCDユニット2
2、このCCDと撮影レンズとの間に配される構成部材
(防塵ガラス30)および、このガラスを複数種類の周波
数で振動させ付着した塵を除去する塵除去手段(圧電素
子31および防塵ガラス駆動回路40)を有して構成さ
れ、上記アクセサリの何れかの装着に応じた効果的なタ
イミングで圧電素子31による共振動作により塵除去動
作を効率的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を有する
電子撮像装置に係わり、例えばカメラシステムなどの構
成部材に付着した塵を除去可能な防塵機能付きの電子撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学装置の防塵機能に関する技術
の一例としては、撮像素子を保護する保護ガラス(防塵
ガラス)を振動させることで、そのガラスに付着した塵
を払い落とすという技術が提案されている。具体的に例
えば、特願平2000−401291号に教示されたも
のがあり、これには、ガラス板を振動させる手段として
圧電素子が用いられている。この圧電素子は印加される
電圧に反応して伸縮して、取り付けられたガラス板を所
定の1つの周期で加振するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】種々のアクセサリ装置
が着脱自在に提供されており、運用に際して所望のアク
セサリ装置をその本体に装着して利用される。ただしカ
メラの場合などは、交換レンズの着脱のほかにも、アク
セサリ装置の着脱をするとカメラの内部に外部の空気が
循環してカメラ内部には空気中の塵が進入し、この塵が
レンズガラスやCCDなどの表面に付着することが多
い。しかしながら、上記特願平2000−401291
号には、アクセサリ装置の着脱時にガラス板に付着する
塵を除去する点に関しての開示はされていない。
【0004】そこで本発明の目的は、アクセサリ装置の
着脱時に構成部材に付着する塵を確実に除去するような
防塵機能付きの電子撮像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため本発明では次のような手段を講じている。
即ち第1の態様によれば、アクセサリ装置を着脱可能な
電子撮像装置であり、被写体の光学像を電気信号に変換
する撮像手段と、この撮像手段の前面に配される光学素
子と、この光学素子を振動させることによって上記光学
素子の表面に付着した塵を除去する塵除去手段と、を有
し、上記アクセサリ装置の装着に応じて上記塵除去手段
による塵除去動作を行うようにような電子撮像装置を提
案する。
【0006】第2の態様によれば、被写体の光学像を電
気信号に変換する撮像手段を有する電子撮像装置であ
り、この電子撮像装置に着脱自在なアクセサリ装置と、
上記撮像手段の前面に配置された光学素子と、この光学
素子を振動させる加振手段と、この加振手段に対して周
波数信号を供給することで上記加振手段を駆動する駆動
制御手段と、を有し、この駆動制御手段は、その光学素
子の共振周波数を検出するために上記加振手段を駆動す
る共振周波数検出モードと、上記光学素子に付着した塵
を除去するために上記加振手段を駆動する塵除去モード
とを機能的に有し、アクセサリ装置が装着されたタイミ
ングにおいては、上記共振周波数検出モードおよび塵除
去モードを連続して実行するような電子撮像装置を提案
する。
【0007】また、第3の態様によれば、被写体の光学
像を電気信号に変換する撮像手段を有する電子撮像装置
であって、この電子撮像装置に着脱自在で上記撮像手段
に光学像を結像させる撮像光学系と、この撮像光学系と
撮像手段との間に配される光学素子と、この光学素子を
振動させる加振手段と、この加振手段に対して周波数信
号を供給することで上記加振手段を駆動する駆動制御手
段と、を有し、この駆動制御手段は、上記撮像光学系が
この電子撮像装置に装着されたら上記加振手段を駆動し
て光学素子を振動させるような電子撮像装置を提案す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる防塵機能付
きの電子撮像装置として、撮像素子と種々のアクセサリ
を有するカメラシステムを例に挙げ、実施形態に基づき
詳しく説明する。図1には、本発明に係わる一実施形態
のカメラシステム構成をブロック構成図で示す。このカ
メラシステムは、カメラ本体としてのボディユニット1
00と、アクセサリ装置(以下「アクセサリ」と略称す
る)として例えば、交換レンズとしてのレンズユニット
10と、撮影した画像データを記録しておく記録メディ
ア27、外部電源70および外付けのストロボユニット
80などから主にシステム構成されている。
【0009】ユーザが所望するレンズユニット10は、
ボディユニット100の前面に設けられたレンズマウン
ト(不図示)を介して着脱自在に設定されている。上記の
記録メディア27は、各種のメモリカードや、外付けの
HDD等の外部記録媒体であり、通信コネクタ35を介
してカメラ本体と通信可能かつ交換可能に装着される。
上記の外部電源70はAC/DCコンバータ機能を内蔵
し、付属するコネクタ71とプラグ72を介して、例え
ば家庭用電源コンセントからカメラ本体側のジャック3
7へ、プラグ72を差し込むことで必要な電力が供給可
能になっている。
【0010】また上記のストロボユニット80は、閃光
電球81、DC/DCコンバータ82、ストロボ制御マ
イクロコンピュータ83および電池84から成り、スト
ロボ通信コネクタ85を介してカメラ本体と通信可能に
装着できる。
【0011】レンズユニット10の制御はレンズ制御用
マイクロコンピュータ(以下”Lucom”と称する)5
が行う。ボディユニット100の制御はボディ制御用マ
イクロコンピュータ(以下“Bucom”と称する)50
が行う。尚、これらLucom5とBucom50と
は、合体時において通信コネクタ6を介して通信可能に
電気的接続がなされる。そしてカメラシステムとしてL
ucom5がBucom50に従属的に協働しながら稼
動するようになっている。
【0012】レンズユニット10内には撮影レンズ1と
絞り3が設けられている。撮影レンズ1はレンズ駆動機
構2内に在る図示しないDCモータによって駆動され
る。絞り3は絞り駆動機構4内に在る図示しないステッ
ピングモータによって駆動される。Lucom5はBu
com50の指令に従ってこれら各モータを制御する。
【0013】ボディユニット100内には次の構成部材
が図示のように配設されている。例えば、光学系として
の一眼レフ方式の構成部材(クイックリターンミラー1
1、ペンタプリズム12、接眼レンズ13、サブミラー
14)と、光軸上のフォーカルプレーン式のシャッタ1
5と、上記サブミラー14からの反射光束を受けて自動
測距する為のAFセンサユニット16が設けられてい
る。また、上記AFセンサユニット16を駆動制御する
AFセンサ駆動回路17と、上記クイックリターンミラ
ー11を駆動制御するミラー駆動機構18と、上記シャ
ッタ15の先幕と後幕を駆動するばねをチャージするシ
ャッタチャージ機構19と、それら先幕と後幕の動きを
制御するシャッタ制御回路20と、上記ペンタプリズム
12からの光束に基づき測光処理する測光回路21が設
けられている。
【0014】光軸上には、上記光学系を通過した被写体
像を光電変換するためのCCDユニット22が光電変換
素子として設けられ、更にこのCCDユニット22と撮
影レンズ1との間に配された光学素子としての防塵ガラ
ス30によって保護されている。そして、この防塵ガラ
ス30を所定の周波数で振動させる加振手段の一部とし
て例えば圧電素子31がその防塵ガラス30の周縁部に
取り付けられている。
【0015】また、圧電素子31は2つの電極(詳細後
述)を有しており、この圧電素子31が加振手段の一部
としての防塵ガラス駆動回路40によって防塵ガラス3
0を振動させ、そのガラス表面に付着していた塵を除去
できるように構成されている。よって、このカメラシス
テムはいわゆる「防塵機能付きカメラ」に属する基本構
造をもつ電子カメラである。なお、CCDユニット22
の周辺の温度を測定するために、防塵ガラス30の近傍
には、温度測定回路33が設けられている。
【0016】このカメラシステムにはまた、CCDユニ
ット22に接続したCCDインターフェイス回路23、
液晶モニタ24、記憶領域として設けられたSDRAM
25、FlashROM26および記録メディア27な
どを利用して画像処理する画像処理コントローラ28と
が設けられ、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提
供できるように構成されている。その他の記憶領域とし
ては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶
する不揮発性記憶手段として例えばEEPROMから成
る不揮発性メモリ29が、Bucom50からアクセス
可能に設けられている。
【0017】Bucom50には、当該カメラの動作状
態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示
用LCD51と、カメラ操作SW52とが設けられてい
る。上記カメラ操作SW52は、例えばレリーズSW、
モード変更SWおよびパワーSWなどの、当該カメラを
操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群である。
さらに、電源としての電池54と、この電源の電圧を、
当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要と
する電圧に変換して供給する電源回路53aが設けら
れ、外部電源70からジャック37を介して電流が供給
されたときの電圧変化を検知する電圧検出回路53bが
併設されている。
【0018】上述した如くに構成されたカメラシステム
では、各部が次のように稼動する。画像処理コントロー
ラ28は、Bucom50の指令に従ってCCDインタ
ーフェイス回路23を制御してCCDユニット22から
画像データを取り込む。この画像データは画像処理コン
トローラ28でビデオ信号に変換され、液晶モニタ24
にて出力表示される。ユーザはこの液晶モニタ24の表
示画像から、撮影した画像イメージを確認できる。SD
RAM25は画像データの一時的保管用メモリであり、
画像データが変換される際のワークエリアなどに使用さ
れる。またこの画像データはJPEGデータに変換され
た後には記録メディア27に保管されるように設定され
ている。
【0019】CCDユニット22は、透明な防塵ガラス
30によって保護されている。この防塵ガラス30の周
縁部にはそのガラス面を加振するための圧電素子31が
配置されており、この圧電素子31は、後で詳しく説明
するようにこの為の駆動手段としても働く防塵ガラス駆
動回路40によって駆動される。CCDユニット22お
よび圧電素子31は、防塵ガラス30を一面とし且つ破
線で示すような枠体によって囲まれたケース内に一体的
に収納されることが、防塵のためにはより好ましい。
【0020】通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に
影響し、その固有振動数を変化させる要因の1つである
ため、運用時にその温度を計測してその固有振動数の変
化を考慮しなければならない。稼動中に温度上昇が激し
いCCDユニット22の前面を保護するため設けられた
防塵ガラス30の温度変化を測定してその時の固有振動
数を予想するほうがよい。したがってこの例の場合、上
記温度測定回路33に接続されたセンサ(不図示)が、C
CDユニット22の周辺温度を測定するため設けられて
いる。尚、そのセンサの温度測定ポイントは、防塵ガラ
ス30の振動面の極近傍に設定されるのが好ましい。
【0021】ミラー駆動機構18は、クイックリターン
ミラー11をUP位置とDOWN位置へ駆動するための
機構であり、このクイックリターンミラー11がDOW
N位置にある時、撮影レンズ1からの光束はAFセンサ
ユニット16側とペンタプリズム12側へと分割されて
導かれる。AFセンサユニット16内のAFセンサから
の出力は、AFセンサ駆動回路17を介してBucom
50へ送信されて周知の測距処理が行われる。
【0022】また、ペンタプリズム12に隣接する接眼
レンズ13からはユーザが被写体を目視できる一方、こ
のペンタプリズム12を通過した光束の一部は測光回路
21内のホトセンサ(不図示)へ導かれ、ここで検知され
た光量に基づき周知の測光処理が行われる。
【0023】次に、図2に示す防塵ガラス駆動回路40
の回路図と、図3のタイムチャートに基づいて、この実
施形態における防塵機能付きカメラの防塵ガラス30の
駆動およびその動作と制御について説明する。ここに例
示した防塵ガラス駆動回路40は、図2に示すような回
路構成を有し、その各部において、図3のタイムチャー
トで表わす波形信号(Sig1〜Sig6)が生成さ
れ、それらの信号に基づいて次のように制御される。す
なわち、防塵ガラス駆動回路40は図2に例示の如く、
N進カウンタ41、1/2分周回路42、インバータ4
3、複数のMOSトランジスタ(Q00,Q01,Q02)
44a,44b,44c、トランス45、抵抗(R00)4
6、A/Dコンバータ60、圧電素子31の第1の電極
Aとこれに並ぶ第2の電極B61、ダイオード(D00)
62、抵抗(R01,R02)63,64、およびコンデ
ンサ(C00)65から構成されている。
【0024】上記トランス45の1次側に接続されたト
ランジスタ(Q01)44bおよびトランジスタ(Q02)
44cのON/OFF切替え動作によって、そのトラン
ス45の2次側に所定周期の信号(Sig4)が発生する
ように構成されており、この所定周期の信号に基づき2
つの電極A,Bを有した圧電素子31を種々に駆動させ
ながら、効率的な共振周波数を探し出して防塵ガラス3
0を効果的に共振させるようになっている(詳細後
述)。
【0025】Bucom50は、制御ポートとして設け
られた2つのIOポートP_PwCont及びIOポー
トD_NCntと、このBucom50内部に存在する
クロックジェネレータ55を介して防塵ガラス駆動回路
40を次のように制御する。クロックジェネレータ55
は、圧電素子31へ印加する信号周波数より充分に早い
周波数でパルス信号(基本クロック信号)をN進カウンタ
41へ出力する。この出力信号が図3中のタイムチャー
トが表わす波形の信号Sig1である。そしてこの基本
クロック信号はN進カウンタ41へ入力される。
【0026】N進カウンタ41は、当該パルス信号をカ
ウントし所定の値“N”に達する毎にカウント終了パル
ス信号を出力する。即ち、基本クロック信号を1/Nに
分周することになる。この出力信号が図3中のタイムチ
ャートが表わす波形の信号Sig2である。この分周さ
れたパルス信号はHighとLowのデューティ比が
1:1ではない。そこで、1/2分周回路42を通して
デューティ比を1:1へ変換する。
【0027】なお、この変換されたパルス信号は図3中
のタイムチャートが表わす波形の信号Sig3に対応す
る。この変換されたパルス信号のHigh状態におい
て、この信号が入力されたMOSトランジスタ(Q01)
44bがONする。一方、トランジスタ(Q02)44c
へはインバータ43を経由してこのパルス信号が印加さ
れる。したがって、パルス信号のLow状態において、
この信号が入力されたトランジスタ(Q02)44cがO
Nする。トランス45の1次側に接続されたトランジス
タ(Q01)44bとトランジスタ(Q02)44cが交互
にONすると、2次側には図3中の信号Sig4の如き
周期の信号が発生する。
【0028】トランス45の巻き線比は、電源回路53
のユニットの出力電圧と圧電素子31の駆動に必要な電
圧から決定される。尚、抵抗(R00)46はトランス4
5に過大な電流が流れることを制限するために設けられ
ている。圧電素子31を駆動するに際しては、トランジ
スタ(Q00)44aがON状態にあり、電源回路53ユ
ニットからトランス45のセンタータップに電圧が印加
されていなければならない。図中トランジスタ(Q00)
44aのON/OFF制御はIOポートのP_PwCo
ntを介して行われる。N進カウンタ41の設定値
“N”はIOポートD_NCntから設定できる。よっ
て、Bucom50は、設定値“N”を適宜に制御する
ことで、圧電素子31の駆動周波数を任意に変更可能で
ある。
【0029】このとき、次式によって周波数は算出可能
である。 N:カウンタへの設定値、 fpls:クロックジェネレータの出力パルスの周波
数、 fdrv:圧電素子へ印加される信号の周波数、 fdrv = fpls/2N …(1式) 尚、この式に基づいた演算は、Bucom50のCPU
(制御手段)で行われる。
【0030】電極B61は、ガラス板の振動状態を検出
するための圧電素子の電極である。この電極B61から
そのガラス板の振動状態に応じた交流電圧(モニタ信号)
が発生する。これが図3のタイムチャート上のSig5
である。電極B61に接続するダイオード(D00)62
はそのモニタ信号を半波整流するために設けられてい
る。また、このダイオード(D00)62に続く抵抗(R
01,R02)63,64およびコンデンサ(C00)65
によって、そのモニタ信号の包絡線が形成されている。
これら抵抗(R01,R02)63,64およびコンデン
サ(C00)65から成る検出回路によって決定される時
定数は、ガラスの振動周波数によって最適値が異なる。
この実施形態のガラス板は2つの共振モード(第1、第
2の駆動モード)で駆動される。この2つの共振モード
における駆動周波数が大きく異なるときは、時定数を変
更できるように回路構成を採用する必要がある。抵抗
(R01,R02)63,64でモニタ信号は、A/Dコン
バータ60へ入力可能なレベルまで減圧される。この信
号が図3のタイムチャート上のSig6である。
【0031】この信号はA/Dコンバータ60でデジタ
ルデータに変換され、Bucom50のIOポートD_
DACinから読み取られる。Bucom50は、モニ
タ信号が最大レベルになるようにN進カウンタ41に設
定する値を変化させればよい。最大レベルを示すN進カ
ウンタ41の値(共振周波数)でガラスを駆動するとき、
効率よく塵を払うことができる。
【0032】上述のカメラボディ制御用マイクロコンピ
ュータ(Bucom)50が行う制御について、図4に示
された制御プログラムのメインルーチンに基づき、具体
的に説明する。カメラの電源SW(不図示)がONされる
と、Bucom50は稼動を開始し、#000ではま
ず、カメラシステムを起動するための処理が実行され
る。電源回路53を制御してこのカメラシステムを構成
する各回路ユニットへ電力を供給する。また、各回路ユ
ニットの初期設定を行う。
【0033】#001では、サブルーチン「共振点検出
動作」がコールされ実行される。このサブルーチンでは
防塵ガラス30が効率よく振動させるために適した駆動
周波数(共振周波数)を検出する(詳細後述)。この為の
周波数データはBucom50の所定アドレスのメモリ
領域に記憶されている。
【0034】続いて#002では、サブルーチン「塵除
去動作」がコールされ実行される。このサブルーチン中
では、上記#001で検出された共振周波数で防塵ガラ
ス30を加振し、ガラス面に付着した塵を振り払うこと
で、このカメラを撮影に使用しない期間に、ユーザが意
図せずに付着した塵を除去できるようになっている。
【0035】本発明の特徴的な1つである処理ステップ
#003〜#0105にて、各種のアクセサリの装着の
有無およびその状態について順次にチェックしていく。
まず、#003は、周期的に実行されるステップであ
り、Lucom5と通信動作を行うことでレンズユニッ
ト10の状態を検出するための動作ステップである。そ
して#0041にて、レンズユニット10がボディユニ
ット100に装着されたことを検出すると#0044へ
移行する。一方、レンズユニット10がボディユニット
100から外されたことを検出したときは、#0042
から#0043へ移行して、制御フラグF_Lensを
リセットする。そして#005に移行する。#0044
では、制御フラグF_Lensをセットする。この制御
フラグは、当該カメラのボディユニット100にレンズ
ユニット10が装着されている期間は“1”を示し、レ
ンズユニット10が外されている期間は“0”を示す。
【0036】#005は周期的に実行されるステップで
あり、通信コネクタ35の状態判定を行うことで記録メ
ディア27がボディユニット100内に装着された状態
を検出できるステップである。#0061では、記録メ
ディア27がボディユニット100内に装着されたこと
を検出すると、#0064へ移行する。一方、記録メデ
ィア27がボディユニット100から取り出されたこと
を検出したときは、#0062から#0063へ移行し
て、制御フラグF_Medumをリセットする。そして
#010へ移行する。#0064では、制御フラグF_
Medumをセットする。そして#008へ移行する。
この制御フラグは、当該カメラのボディユニット100
内に記録メディア27が装着されている期間は“1”を
示し、取り出されている期間は“0”を示す。
【0037】同様にして、アクセサリであるストロボユ
ニット80や、外部電源70なども次の処理手順にて判
定できる。すなわち、#010は周期的に実行されるス
テップであり、ストロボ通信コネクタ85の状態判定を
行うことでストロボユニット80がボディユニット10
0に装着されたか否かを検出する。#0100にて、ス
トロボユニット80がボディユニット100に装着され
たことを検出すると、#0103へ移行して、制御フラ
グF_Strobeをセットした後、#008へ移行す
る。一方、ストロボユニット80がボディユニット10
0から取り出されたことを検出すると、#0101から
#0102へ移行して、制御フラグF_Strobeを
リセットしてから、#0104へ移行する。
【0038】尚、この制御フラグもまた、ストロボユニ
ット80の装着期間は“1”を示し、外されている期間
は“0”を示す。
【0039】次にまた、#0104も周期的に実行され
るステップであり、ジャック37の状態判定を行うこと
で、プラグ72がボディユニット100のジャック37
に挿入されたか否かを検出する。#0105にて、プラ
グ72がジャック37に挿入されたことで外部電源70
の接続が検出できると#008へ移行するが、外部電源
70の接続がなければ、#014へ移行する。詳しく
は、外部電源70を介して電流が電源回路53aと電圧
検出回路53bへ供給されると、電圧変化が生ずるので
検知できる。よって、ここでは専用の制御フラグは設定
しなくても接続状態がわかる。
【0040】上記の何れかのアクセサリが装着されると
次に、#008にて、前述同様にサブルーチン「共振点
検出動作」がコールされ実行されて、その直後の#00
9においては同様に、防塵ガラス30の塵を除去するた
めのサブルーチン「塵除去動作」がコールされ実行され
る。
【0041】通常、カメラ本体であるボディユニット1
00にレンズユニット10が装着されていない期間にお
いて、レンズや防塵ガラス30等に塵が付着する可能性
が高い。したがってレンズユニット10の装着を検出し
たタイミングで塵を払う動作を実行することが望まし
い。また、レンズ交換やアクセサリの装着をすると、カ
メラの内部に外部の空気が循環してカメラ内部の温度が
変化する場合がある。よって、この温度変化によってガ
ラスの共振周波数も変化する。そこで、上記#008で
は、新しい駆動周波数(共振周波数)を決定するため上記
「共振点検出動作」が実行され、続いて、その直後の#
009にて、その決定された周波数で「塵除去動作」が
実行されるようになっている。
【0042】#014では、カメラ操作SWの1つであ
る1st.レリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判
定する。もし、1st.レリーズSWがONしているなら
ば#015へ移行し、OFFならば上記#003へ再び
移行する。
【0043】#015では、測光回路21から被写体の
輝度情報を入手する。そしてこの情報からCCDユニッ
ト22の露光時間(Tv値)と撮影レンズ1の絞り設定値
(Av値)を算出する。#016では、AFセンサ駆動
回路17を経由してAFセンサユニット16の検知デー
タを入手する。このデータに基づきピントのズレ量を算
出する。ここで#017にて、F_Lensの状態を判
定する。“0”ならばレンズユニット10が存在しない
ことを意味するので、次の#018以降の撮影動作は実
行できない。そこでこの場合は上記#003へ再び移行
する。
【0044】#018では、Lucom5に対してピン
トのズレ量を送信して、このズレ量に基づく撮影レンズ
1の駆動を指令する。#019では、カメラ操作SW5
2の1つである2nd.レリーズSW(不図示)が操作され
たか否かを判定する。この2nd.レリーズSWがONし
ているときは#0190へ移行するが、OFFのときは
上記#003へ再び移行する。
【0045】#0190では、制御フラグF_Medu
mの値に基づき記録媒体の有無を判定する。もし”1”
以外であれば、上記#003へ再び移行する。一方、”
1”であれば、撮影動作に先立って塵を除くため「塵除
去動作」ルーチンが実行される。但しこの動作によって
タイムラグが発生することを避けるため、ここでは「共
振点検出動作」ルーチンは実行されない。
【0046】確実に塵を払うにはこれら2つのルーチン
による動作をあわせて行う事が望ましいが、共振周波数
が変化する可能性が無ければ、「共振点検出動作」ルー
チンは省略してもかまわない。尚、このルーチンの実行
の省略は、レンズ交換時のほか、カメラシステムの電源
起動時、スリープ状態解除時、などではこの限りではな
い。但し、連写モード時は、二回目の撮像動作後からは
このルーチンの実行を省略してもかまわない。
【0047】撮像動作として、#020から、まずLu
com5へAv値を送信し、絞り3の駆動を指令し、#
021にてクイックリターンミラー11をUP位置へ移
動する。#022にてシャッタ15の先幕走行を開始さ
せシャッタ15を開く。#0220では、制御フラグF
_Strobeが”1”にセットされていれば、#02
30にてストロボ発光を行なわせ、それ以外ならばスト
ロボ発光せずに、#023にて画像処理コントローラ2
8に対して撮像動作の実行を指令する。
【0048】Tv値で示される時間、CCDユニット2
2による撮像が終了すると、#024において、シャッ
タ15の後幕走行を開始させ、#025にてクイックリ
ターンミラー11をDown位置へ駆動する。またこれ
と並行してシャッタ15のチャージ動作を行う。そして
#026では、Lucom5に対して絞り3を開放位置
へ復帰させるように指令し、#027では、画像処理コ
ントローラ28に対して、撮影した画像データを記録メ
ディア27へ記録するように指令する。その画像データ
の記録が終了すると、再び上記#003へ移行して、同
様な一連の処理ステップを繰り返す。
【0049】以下、図5に例示するフローチャートおよ
び図7(a)〜図11(b)に基づき、サブルーチン
「共振点検出動作」について詳しく説明する。その前
に、共振対象の防塵ガラス30の支持構造と振動形態に
ついて、図7(a)〜図8(b)を参照しながら概説し
ておく。本発明に係わる電子撮像装置においては、防塵
ガラス30の形状を仮に円盤とする。またその防塵ガラ
ス30のガラス板の円周に沿って加振用の圧電素子31
を配置すると、このガラス板は円周で支持されることに
なる。このとき、当該ガラス板は複数の振動モード(振
動形態)で加振する。本発明ではこの振動モードの中か
ら2つのモードを選択して使い分けることとする。図7
(a),(b)および図8(a),(b)に選択した振動
モードにおけるガラス板の振動の状態を示す。
【0050】この実施形態に係わる防塵ガラス30は、
図7(a),(b)にそれぞれ図示したような振動形態
を示す。すなわち、加振手段として働く圧電素子31に
よって振動を加えると、そのガラス板の周囲には振動し
ない「節」が発生するが、概ねガラス全面が同じ位相に
て、太矢印で示された如く図7(a)と図7(b)の状
態を交互に繰り返して振動する。このような振動形態を
以下「振動モード1」と称する。
【0051】同様に、この実施形態の防塵ガラス30
は、加える振動の周波数によっては、図8(a),
(b)にそれぞれ図示したような形態でも振動すること
ができる。すなわち、図8(a),(b)に例示した防
塵ガラス30の振動形態は、ガラス板の内側と外側が1
80度ずれた位相で振動するものである。詳しくは、図
示する振動形態ではガラス板の周囲と内部に節がそれぞ
れ発生するモードであり、図示の如く、内側の節に囲ま
れた領域の振動と内部の節の外側領域(ドーナツ状の領
域)の振動は位相が180度ずれている。以下これを
「振動モード2」と称する。
【0052】よって、図5に示す当該サブルーチン「共
振点検出動作」では、上述した振動モード1と振動モー
ド2の二種類の振動モードにおける共振周波数の検知動
作が最初に行われる。ガラスの特性(例えば形状、組
成、支持方法など)によって共振周波数が存在する範囲
が予想できるので、この範囲内でガラス板に振動を加え
て共振点を検出するべきである。さもないと、検出動作
に必要以上に時間がかかることになる。また、検出範囲
を想定しないと、意図した振動モード以外の高次の共振
モードにおける共振周波数を検出するおそれがある。
【0053】そこで本実施形態においては、共振周波数
の検出動作のために必要なパラメータを、図9にメモリ
マップで示された複数の領域を有するEEPROM29
に予め記憶しておき、例えば「振動モード1対応制御パ
ラメータ」として有している。振動モード1に対応する
制御パラメータの値の詳細は、図10(a)に例示され
た値で記憶されている。例えば、StartOffse
tはこのテーブルの読出し開始位置を示す。
【0054】また同様に、「振動モード1対応周波数補
正テーブル」として振動モード1に対応する制御パラメ
ータの値の詳細は、図11(a)に例示された値で記憶
されている。このようなデータテーブルは、振動モード
1でガラスを駆動するときN進カウンタ41に設定する
値を示している。このテーブルはクロックジェネレータ
55が周波数40(MHz)のパルス信号を出力するもの
として算出されている。既に説明した(1式)を使えば
駆動周波数が算出できる。
【0055】StopOffsetはこの振動モード1
対応周波数補正テーブルの読出し終了位置を示す。St
artOffsetからStopOffsetの範囲で
駆動周波数を遷移させると、何れかのテーブルの値でガ
ラス板は振動モード1で振動する。
【0056】StepTimeは、駆動周波数を遷移さ
せる際の1つの周波数で駆動すべき時間を示す。防塵ガ
ラス駆動回路40の安定時間を考慮して決定する。駆動
周波数の変更に対しても、ガラス板の振動が直ちに追従
するわけではない。追従しなければ、モニタ信号の出力
もあてにならない。
【0057】ADwaitは、モニタ信号をA/D変換
する周波数を決定するパラメータであり、ガラスの共振
周波数に応じて適当な値に決定する。M1OscTim
eは、検出された周波数で防塵ガラス30を加振する時
間を示している。これは、サブルーチン「塵除去動作」
で必要になる。以上は、振動モード1における制御パラ
メータである。振動モード2対応の制御パラメータの詳
細は、図10(b)に示される。また、振動モード2対
応周波数補正テーブルの詳細は図11(b)に示され、
振動モード1と同様な構成のパラメータであり、基本的
に同じなのでその説明は省略する。
【0058】さらに図5のフローチャートおよび図9〜
図12に基づき「共振点検出動作」の手順について説明
する。#100では、EEPROM29から4つの制御
パラメータ(StartOffset,StopOff
set,StepTime,ADwait)を読み出
す。そして#101では、EEPROM29の読出し開
始アドレスとしてAddressM1+StartOf
fsetを設定し、読出し終了アドレスとしてAddr
essM1+StopOffsetを設定する。Add
ressM1は振動モード1対応周波数補正テーブルの
先頭アドレスを示している。
【0059】仮に、読出し開始位置(StartOff
set)を”3”とし、読出し終了位置(StopOf
fset)を”9”とすると、図11(a)中の*1か
ら*2で示された領域のプリセット値”N”をN進カウ
ンタ41へ設定することになる。すなわち、f1,f2,
f3, …,f7の周波数の中からモニタ信号の出力が最
大となる周波数を検出することになる。
【0060】#102では、モニタ信号の最大値を一時
的に記憶するために確保したメモリD_ADMAXへ便
宜上モニタ信号の最小値である#0を設定する。#10
3では、圧電素子31を駆動するための準備動作が行わ
れる。IOポートのP_PwContを制御してトラン
ジスタQ00をON状態にする。更に、クロックジェネ
レータ55からパルス信号の出力を開始する。この状態
でN進カウンタ41にテーブルから取り出したデータを
設定すれば、所望の周波数で圧電素子31を駆動でき
る。
【0061】#104においては、設定されたEEPR
OM29のアドレスからプリセット値(N)を読み出
す。そして、IOポートのD_NCntからN進カウン
タ41に読み出したプリセット値を設定する。そして#
105にて、周波数駆動回路の安定するまでの所定時間
だけ待機する。
【0062】#106では、タイマカウンタ1へSte
ptimeを設定し、タイマのカウント動作を開始す
る。例えば図10(a)に示す如く、Steptime
が記憶されていると、2(msec)がタイマカウンタ1へ設
定されることになる。#107にて、A/Dコンバータ
60の加算データを一時的に記憶するために確保したメ
モリ領域D_ADSUMへ#0を設定する。更にA/D
コンバータ60の動作回数をカウントするために確保し
たメモリD_ADcountへ#0を設定する。
【0063】#108では、タイマカウンタ2へADw
aitを設定し、カウント動作を開始する。例えば図1
0(a)に示す如くADwaitが記憶されていると、
80(μsec)がタイマカウンタ2へ設定されることにな
る。そして、#109にて、A/Dコンバータ60を用
いてモニタ信号のA/D変換値を取得する。
【0064】#110では、モニタ信号のA/D変換値
を、メモリ領域D_ADSUMへ加算する。更にメモリ
領域D_ADcountをインクリメント(1を加算)
する。#111では、タイマカウンタ2のカウント動作
が終了するまで待機する。#112では、タイマカウン
タ1のカウント動作が終了しているか否かを判定する。
まだ終了していない場合は、再度モニタ信号の測定のた
め、上記#108へ移行する。もし終了していれば#1
13へ移行する。
【0065】#113では、メモリ領域D_ADSUM
とD_ADcountから、AD変換値の平均値を求め
る。そして、平均値はその平均値の記録のため確保した
メモリ領域D_ADAVEへ格納される。D_ADAV
Eは、現在の駆動周波数におけるモニタ信号のレベルを
示すことになる。#114では、D_ADAVEとD_
ADMAXとの内容を比較する。もしD_ADAVEの
内容がD_ADMAXの内容よりも大きい場合は、#1
15へ移行し、小さい場合は#119へ移行する。
【0066】#115では、D_ADAVEの内容をD
_ADMAX中に移す。古い最大値は破棄され、今回測
定された値がモニタ信号の最大値として記憶される。そ
して、現在、振動モード1でモニタ信号を測定中なら
ば、#116から#117へ移行する。現在、振動モー
ド2でモニタ信号を測定中ならば、#116から#11
8へ移行する。
【0067】#117では、現在のEEPROM29の
アドレスをD_M1resonantに記憶する。D_
M1resonantは振動モード1用のアドレスを記
憶するためメモリ上に確保した領域である。また、#1
18では、現在のEEPROMのアドレスをD_M2r
esonantに記憶する。D_M2resonant
は振動モード2用のアドレスを記憶するためメモリ上に
確保した領域である。これらD_M1resonant
及びD_M2resonantの値は、後述のサブルー
チン「塵除去動作」で使用される。
【0068】#119では、EEPROM読出し終了ア
ドレスで示される駆動周波数までモニタ信号の測定が終
了したか否かを判定する。まだ終了していなければ#1
21へ移行し、終了していれば次の#120へ移行す
る。#120では、駆動動作を停止する処理が行われ
る。トランジスタQ00をOFFして、クロックジェネ
レータの動作を止める。#121では、EEPROM2
9の読出しアドレスをインクリメントし、#104へ移
行する。
【0069】#122では、振動モード1と振動モード
2における共振点の検出動作が終了したか否かを判定す
る。共に検出動作が終了していればメインルーチンへリ
ターンする。振動モード1のみが終了している場合は、
振動モード2における共振周波数を検出するために#1
30へ移行する。尚、#130,#131の動作は既に
説明した#100,#101と基本的に同じねあるので
説明は省略する。そして、共振周波数を検出するため再
び上記#102へ移行する。
【0070】尚、本サブルーチンでは2つのパラメータ
(StartOffset、StopOffset)で
規定される範囲で周波数補正テーブルからプリセット値
を読み出した。そしてこのプリセット値すべてを利用し
てガラス板を駆動し、モニタ信号のレベルを測定するも
のである。
【0071】図12には周波数とガラス板の振幅の関係
を示している。また、*3は共振モード1の特性を示す
と仮定する。本ルーチンでは、図11(a)に例示した
f1,f2,f3, …,f7という周波数(プリセット値)
において、モニタ信号レベルを測定する。*3の特性に
おける共振周波数はfcである。fcはf4に相当す
る。本ルーチンでは、f1,f2,f3,f4と順次に駆
動周波数を変更していきながらモニタ信号の測定を行
う。そして、共振周波数fcを過ぎても、f5,f6,f
7と順次に駆動を続ける。
【0072】f1〜f4では、モニタ信号は増加方向に
ある。そして、f5からモニタ信号は減少方向に変化す
る。よって、このモニタ信号の増加方向から減少方向へ
の変化を検出すれば、f6,f7の周波数であえて駆動
する必要性はなくなる。なお、周波数を変化させる範囲
が広い場合は、共振周波数の検出時間短縮のために、こ
こで例示した如くの制御プログラムを作ることが望まし
い。
【0073】ここで、図6に示すサブルーチン「塵除去
動作」について説明する。このサブルーチンでは、上述
した振動モード1と振動モード2の2つのモードで防塵
ガラス30が共振されるように圧電素子31を駆動する
ように設定されている。一般的に、塵の特性(例えば重
さ、形状、素材など)によって、塵を除去しやすい周波
数や振幅が異なる。そこで、確実に塵を除くためにはこ
れら2つの振動モードでそのガラス板を共振させるとよ
い。勿論、更に複数の振動モードで共振させてもよい。
但し、除去動作にかかる時間もまたその分余計にかかる
ことがあるので、除去効果の程度と所要時間とを充分鑑
みて適当な数に設定するべきである。
【0074】そこでまず、#200では、EEPROM
29の振動モード1対応制御パラメータよりM1OSC
timeを、振動モード2対応制御パラメータよりM2
OSCtimeをそれぞれ読み出す。#201では、圧
電素子31を駆動するための準備動作が行われる。IO
ポートのP_PwContを制御して、トランジスタQ
00をON状態にする。更に、クロックジェネレータ5
5からパルス信号の出力を開始する。この状態でN進カ
ウンタ41にEEPROM29のテーブルから取り出し
たデータを設定すれば、所望の周波数で圧電素子31を
駆動できる。
【0075】#202では、D_M1resonant
が示すEEPROM29のアドレスからプリセット値
(N)を読み出す。この値は、N進カウンタ41へセット
される。これにより防塵ガラス駆動回路40は、そのガ
ラス板を振動モード1の共振周波数で駆動する。#20
3では、タイマカウンタ1へM1OscTimeを設定
し、カウント動作を開始する。例えば、図10(a)に
示す如くM1OscTimeが記憶されていると、20
0(msec)がタイマカウンタ1ヘ設定されることになる。
#204では、タイマカウンタ1のカウント動作が終了
するまで待機する。以上により、振動モード1による塵
払いの動作は完了する。さらに、確実に塵払いを行うた
め、振動モード2でガラス板を振動させる。
【0076】#205では、D_M2resonant
が示すEEPROM29のアドレスからプリセット値
(N)を読み出す。この値は、N進カウンタ41へセット
される。これにより防塵ガラス駆動回路40は、そのガ
ラス板を振動モード2の共振周波数で駆動する。#20
6では、タイマカウンタ2へM2OscTimeを設定
し、カウント動作を開始する。例えば、図10(b)に
示す如くM2OscTimeが記憶されていると、10
0(msec)がタイマカウンタ2ヘ設定されることになる。
【0077】#207では、タイマカウンタ2のカウン
ト動作が終了するまで待機する。そして#208では、
駆動動作を停止する処理が行われる。トランジスタQ0
0をOFF状態にし、クロックジェネレータ55の動作
を止める。その後は、メインルーチンへリターンする。
【0078】なお、カメラシステムの設計段階では、ガ
ラス板の共振周波数のバラツキを予測することは非常に
困難である。したがって、このカメラシステムが完成し
た後に、圧電素子31の駆動周波数を決定する制御パラ
メータを設定できるようにすべきである。そこで必要な
パラメータは、上述した如く本発明ではすべてEEPR
OM29に選択可能に格納されている。また、本サブル
ーチン「塵除去動作」は、前述したサブルーチン「共振
点検出動作」で検出された共振周波数のみでガラス板の
駆動を行っている。
【0079】図12には、周波数とガラス板の振幅の関
係を示している。サブルーチン「共振点検出動作」を実
行しているときの特性を*3とする。共振周波数fc
は、図11(a)中のf4に相当するものとする。しか
し、共振周波数が予期しない要因で特性が*4、*5の
如く変動する可能性もある。このような変動が生じても
対応できるようにEEPROM29のテーブルからf4
以外にもf3,f5のデータを読み出して当該サブルー
チンを実行してもよい。
【0080】また、温度によっても共振周波数がある範
囲で変動するので、所定の実験により作成した温度補正
テーブルを適正に設定し参照可能に保持することで、そ
の運用時の温度において最も好適な共振周波数でそのガ
ラス板を駆動させてもよい。そのためには、振動モード
に対応する温度補正テーブルからその時の温度に対応す
るパラメータを読み出すために、温度情報(t)を当サ
ブルーチンの実行前に、温度測定回路33の温度センサ
(不図示)によって検出しておけばよい。
【0081】このように当該実施形態の防塵機能付きの
電子撮像装置(例えばカメラ)によれば、レンズユニット
10のほか、記録メディア27、外部電源70またはス
トロボユニット80等のアクセサリを着脱可能であり、
撮影レンズ1とCCDユニット22の間に配される構成
部材(防塵ガラス30)および、このガラスを複数種類の
周波数で振動させ付着した塵を除去する塵除去手段(圧
電素子31および防塵ガラス駆動回路40)を有して構
成されているので、上記アクセサリの何れかの装着に応
じた効果的なタイミングにて圧電素子31による共振動
作で塵除去動作を行うことができる。
【0082】特にここでの防塵機能においては、光学素
子(防塵ガラス30)の共振周波数を検出する為に加振手
段(圧電素子31)を駆動する共振周波数検出モードと、
上記光学素子に付着した塵を除去する為に圧電素子31
を駆動する塵除去モードとを有し、アクセサリ装置が装
着されたタイミングにて、基本的には上記共振周波数検
出モードと上記塵除去モードを連続して実行するように
している。また、共振周波数検出の為の所要時間による
タイムラグを撮影時に与えないように、共振周波数検出
動作を撮影直前には省略している。よって、撮影タイミ
ングに悪影響を与えず、効率的かつ確実な塵除去が可能
となる。
【0083】(変形例)以上、電子撮像装置としてカメ
ラシステムを一例に、保護ガラス(防塵ガラス)における
実施形態について説明してきたが、埃や塵を嫌うその他
の電子撮像装置においても、また防塵ガラス以外の構成
部材やその他の部位においても、本発明を同様に適用す
れば、前述の実施形態と同等な効果が得られる。また、
共振周波数を特定できないガラス以外の光学素子部材を
適用することもでき、その場合にも、製品個々のバラツ
キに起因する固有共振周波数に対する調整は不要とな
り、前述同等な効果が期待できる。このほかにも、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0084】
【発明の効果】このように本発明によれば、アクセサリ
装置の着脱時に構成部材に付着する塵を確実に除去でき
る防塵機能付きの電子撮像装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる実施形態のカメラの構成を示
すブロック構成図。
【図2】 本発明の実施形態としての加振手段(防塵ガ
ラス駆動回路)の回路構成を示す回路図。
【図3】 防塵ガラス駆動回路の動作を説明するため、
図2中の各部における信号波形の表わすタイムチャー
ト。
【図4】 カメラボディ制御用マイコンのカメラシーケ
ンスの手順を表わすフローチャート。
【図5】 図4のフローチャート中のルーチン「共振点
検出動作」の詳細手順を表わすフローチャート。
【図6】 図4のフローチャート中のルーチン「塵除去
動作」の詳細手順を表わすフローチャート。
【図7】 図7(a),(b)は本発明に係わる防塵ガ
ラスの振動形態を示し、ガラス板の周囲に節が発生して
全面が同じ位相で振動する形態(振動モード1)の説明
図。
【図8】 図8(a),(b)は本発明に係わる防塵ガ
ラスの振動形態を示し、ガラス板の内側と外側が180
°異なる位相で振動する形態(振動モード2)の説明図。
【図9】 EEPROMに占める周波数補正に関するテ
ーブル領域を示すメモリマップ。
【図10】 図10(a),(b)は、振動モードの周
波数補正に関する制御パラメータを示し、(a)は、振
動モード1対応制御パラメータテーブルの詳細を表わす
一覧表、(b)は、振動モード2対応制御パラメータテ
ーブルの詳細を表わす一覧表。
【図11】 図11(a),(b)は振動モードに対応
する補正値を示し、(a)は、振動モード1対応周波数
補正テーブルの詳細表、(b)は、振動モード2対応周
波数補正テーブルの詳細表。
【図12】 駆動周波数とガラス板の振動の振幅との関
係を表わす特性グラフ。
【符号の説明】
1…撮影レンズ、 2…レンズ駆動機構、3…絞り、
4…絞り駆動機構、5…レンズ制御用マイクロコ
ンピュータ、6…通信コネクタ、10…レンズユニット
(交換レンズ)、11…クイックリターンミラー、12
…ペンタプリズム、13…接眼レンズ、 14…サブミ
ラー、15…シャッタ(前幕、後幕)、16…AFセン
サ、 17…AFセンサ駆動回路、18…ミラー駆動機
構、19…シャッタチャージ機構、20…シャッタ制御
回路、21…測光回路、22…CCDユニット(光電変
換素子)、23…CCDインターフェイス回路、24…
液晶モニタ、 25…SDRAM、26…FlashR
OM、27…記録メディア(アクセサリ)、28…画像
処理コントローラ、29…不揮発性メモリ(EEPRO
M)、30…防塵ガラス(光学素子)、31…圧電素子
(加振手段、塵除去手段)、33…温度測定回路、35
…通信コネクタ、 37…ジャック、40…防塵ガラス
駆動回路(加振、駆動手段)、41…N進カウンタ、
42…1/2分周回路、43…インバータ、 44…
トランジスタ、44a,44b,44c…MOSトラン
ジスタ、45…トランス、 46…抵抗、47…D
/Aコンバータ、48…VCO(電圧制御発振器)、4
9…アンプ、50…ボディ制御用マイクロコンピュー
タ、51…動作表示用LCD、52…カメラ操作SW、
53a…電源回路、53b…電圧検出回路、54…電
池、 55…クロックジェネレータ、60…A/D
コンバータ、61…電極B(モニタ用圧電素子電極)、
62…ダイオード(検出回路要素)、63,64…抵抗
(:)、65…コンデンサ(:)、70…外部電源(ア
クセサリ)、71…コネクタ(コンセント用プラグ)、
72…プラグ(ピンジャック)、80…ストロボユニッ
ト(アクセサリ)、81…閃光電球、 82…DC/D
Cコンバータ、83…ストロボ制御マイクロコンピュー
タ、84…電池(ストロボ用バッテリ)、85…ストロ
ボ通信コネクタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセサリ装置を着脱可能な電子撮像装
    置において、 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、 上記撮像手段の前面に配される光学素子と、 上記光学素子を振動させることによって、上記光学素子
    の表面に付着した塵を除去する塵除去手段と、を具備
    し、 上記アクセサリ装置の装着に応じて上記塵除去手段によ
    る塵除去動作を行うように制御されることを特徴とする
    電子撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記アクセサリ装置は、交換可能な撮影
    レンズ、上記撮像手段で撮像した電子画像を記録する画
    像記憶媒体、ストロボ装置、または外部電源の少なくと
    も1つであることを特徴とする、請求項1に記載の電子
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体の光学像を電気信号に変換する撮
    像手段を有する電子撮像装置において、 この電子撮像装置に着脱自在なアクセサリ装置と、 上記撮像手段の前面に配置された光学素子と、 上記光学素子を振動させる加振手段と、 上記加振手段に対して周波数信号を供給することによっ
    て、上記加振手段を駆動する駆動制御手段と、を具備し
    て成り、 上記駆動制御手段は、上記光学素子の共振周波数を検出
    するために上記加振手段を駆動する共振周波数検出モー
    ドと、上記光学素子に付着した塵を除去するために上記
    加振手段を駆動する塵除去モードとを有し、 上記アクセサリ装置が装着されたタイミングにおいて
    は、上記共振周波数検出モードと上記塵除去モードを連
    続して実行するように制御することを特徴とする電子撮
    像装置。
  4. 【請求項4】 被写体の光学像を電気信号に変換する撮
    像手段を有する電子撮像装置において、 上記電子撮像装置に着脱自在であって、上記撮像手段に
    上記光学像を結像させる撮像光学系と、 上記撮像光学系と上記撮像手段との間に配される光学素
    子と、 上記光学素子を振動させる加振手段と、 上記加振手段に対して周波数信号を供給することによっ
    て、上記加振手段を駆動する駆動制御手段と、を具備し
    ており、 上記駆動制御手段は、上記撮像光学系が上記電子撮像装
    置に装着されたら、上記加振手段を駆動して上記光学素
    子を振動させるように制御することを特徴とする電子撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動制御手段は、上記光学素子の共
    振周波数を検出するための共振点検出動作を実行した
    後、上記共振点検出動作によって検出された共振周波数
    でもって上記加振手段を駆動することを特徴とする、請
    求項4に記載の電子撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動制御手段は、上記光学素子の共
    振周波数を検出するために上記加振手段を駆動する共振
    周波数検出モードと、上記光学素子に付着した塵を除去
    するために上記加振手段を駆動する塵除去モードとを有
    し、 上記撮像光学系が装着されたタイミングにおいては、上
    記共振周波数検出モードと上記塵除去モードを連続して
    実行し、 撮像動作に先立つ所定のタイミングにおいては、上記塵
    除去モードのみを実行するように制御することを特徴と
    する、請求項4に記載の電子撮像装置。
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