JP6286732B1 - 撮像システム、移動体、方法及びプログラム - Google Patents

撮像システム、移動体、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

光学素子の姿勢によっては、塵等の除去が十分に行えない場合がある。撮像システムは、イメージセンサと、イメージセンサの前方に配置される光学部材と、光学部材の姿勢を特定する特定部と、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる第1制御部とを備える。

Description

本発明は、撮像システム、移動体、方法及びプログラムに関する。
撮像装置が備えるイメージセンサの前方に配置される光学部材を振動させることで、光学部材に付着した塵等を除去する技術が各種提案されている。特許文献1には、光学素子を少なくとも2つ以上の共振周波数の付近で順次振動させる技術が開示されている。
特許文献1 特許第3727903号公報
特許文献2 特許第4253523号公報
特許文献3 特許第5004819号公報
特許文献4 特許第3917893号公報
特許文献5 特許第3947689号公報
特許文献6 特許第4002785号公報
特許文献7 特許第4039904号公報
特許文献8 特許第4863440号公報
特許文献9 特許第4660575号公報
特許文献10 特許第4936518号公報
特許文献11 特許第4617277号公報
特許文献12 特許第4859216号公報
特許文献13 特許第4857195号公報
特許文献14 特許第5111219号公報
特許文献15 特許第5264302号公報
特許文献16 特許第5094628号公報
特許文献17 特許出願公開第2014−149907号公報
解決しようとする課題
光学部材を含む撮像システムは、任意の姿勢で維持され得る。しかしながら、光学素子の姿勢によっては、塵等の除去が十分に行えない場合がある。
一般的開示
本発明の一態様に係る撮像システムは、イメージセンサを備える。撮像システムは、イメージセンサの前方に配置される光学部材を備える。撮像システムは、光学部材の姿勢を特定する特定部を備える。撮像システムは、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる第1制御部を備える。
第1制御部は、光学部材のイメージセンサと反対側の面からイメージセンサに向かう方向とは逆方向に向かう法線ベクトルが、鉛直方向の成分を有する場合に、光学部材を振動させてよい。
第1制御部は、光学部材がイメージセンサより鉛直方向下側にある場合に、光学部材を振動させてよい。
特定部は、撮像システムの高さを更に特定してよい。第1制御部は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させてよい。
特定部は、撮像システムがイメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを更に特定してよい。第1制御部は、撮影が実行中でない場合であって、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させてよい。
撮像システムは、イメージセンサ及び光学部材を含む撮像装置の姿勢を制御する第2制御部を更に備えてよい。特定部は、撮像システムの高さ、及び撮像システムがイメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを更に特定してよい。第2制御部は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でない場合に、撮像装置の姿勢を予め定められた姿勢に制御してよい。第1制御部は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でなく、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させてよい。
第1制御部は、光学部材の振動周波数を、第1周波数から第2周波数まで段階的に変化させた後、第2周波数から第1周波数まで段階的に変化させることで、光学部材を振動させてよい。
撮像システムは、光学部材に取り付けられている電気機械変換素子を更に備えてよい。第1制御部は、光学部材の振動を制御するための制御信号を電気機械変換素子に供給してよい。
第1制御部は、電圧の周波数が第1周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさであり、電圧の周波数が第1周波数より光学部材の共振周波数に近い第2周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさより小さい第2の大きさである制御信号を、電気機械変換素子に供給してよい。
第1制御部は、電圧の周波数が第2周波数から離れるほど電圧の振幅が大きい制御信号を、電気機械変換素子に供給してよい。
第1制御部は、電気機械変換素子の第1共振周波数及び第2共振周波数を特定してよい。第1制御部は、特定された第1共振周波数及び第2共振周波数に基づく制御信号を、電気機械変換素子に供給してよい。
本発明の一態様に係る移動体は、上記撮像システムを備えて移動する。移動体は無人航空機でよい。
本発明の一態様に係る方法は、イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階を備える。方法は、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる段階を備える。
上記方法は、イメージセンサと光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階を更に備えてよい。光学部材を振動させる段階は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる段階を含んでよい。
上記方法は、イメージセンサと光学部材とを備える撮像システムがイメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する段階を更に備えてよい。光学部材を振動させる段階は、撮影が実行中でない場合であって、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる段階を含んでよい。
上記方法は、イメージセンサと光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階を更に備えてよい。上記方法は、撮像システムがイメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する段階を更に備えてよい。上記方法は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でない場合に、イメージセンサ及び光学部材を含む撮像装置の姿勢を予め定められた姿勢に制御する段階を更に備えてよい。光学部材を振動させる段階は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でなく、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる段階を含んでよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階をコンピュータに実行させる。上記プログラムは、光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させる段階をコンピュータに実行させる。
光学部材に付着した塵等の除去を効率的に実行できる。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
無人航空機(UAV)の外観の一例を示す図である。 UAVの機能ブロックの一例を示す図である。 光学部材の姿勢について説明するための図である。 塵除去部の構成の一例を示す図である。 撮像装置の一部である撮像機構の一例の外観を示す図である。 制御信号の振動周波数と時間との関係の一例を示す図である。 制御信号の電圧の振幅の大きさと時間との関係の一例を示す図である。 制御信号の電圧の振幅の大きさと時間との関係の一例を示す図である。 光学部材の振動制御の手順の一例を示すフローチャートである。 塵除去を実行する手順の一例を示すフローチャートである。 塵除去を実行する手順の一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイル又はレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階又は(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/又はプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャート又はブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコード又はオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサ又はプログラマブル回路は、フローチャート又はブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、無人航空機(UAV)10の外観の一例を示す。UAV10は、UAV本体20、ジンバル50、複数の撮像装置60、撮像装置100、及びレンズ装置200を備える。ジンバル50、撮像装置100、及びレンズ装置200は、撮像システムの一例である。UAV10は、推進部により推進される移動体の一例である。移動体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。
UAV本体20は、複数の回転翼を備える。複数の回転翼は、推進部の一例である。UAV本体20は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV10を飛行させる。UAV本体20は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV10を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。また、UAV10は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
撮像装置100は、所望の撮像範囲に含まれる被写体を撮像する撮像用のカメラである。ジンバル50は、撮像装置100及びレンズ装置200を回転可能に支持する。ジンバル50は、支持機構の一例である。例えば、ジンバル50は、撮像装置100及びレンズ装置200を、ピッチ軸で回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100及びレンズ装置200を、更にロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に支持する。ジンバル50は、撮像装置100を支持してもよし、レンズ装置200を支持してもよい。撮像装置100は、レンズ装置200を含んでもよい。ジンバル50は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸の少なくとも1つを中心に撮像装置100及びレンズ装置200を回転させることで、撮像装置100の姿勢を変更してよい。
撮像装置100は、レンズ装置200を介して結像された光学像の画像データを生成して記録する。レンズ装置200は、撮像装置100と一体的に設けられてよい。レンズ装置200は、いわゆる交換レンズでよく、撮像装置100に対して着脱可能に設けられてよい。
複数の撮像装置60は、UAV10の飛行を制御するためにUAV10の周囲を撮像するセンシング用のカメラである。2つの撮像装置60が、UAV10の機首である正面に設けられてよい。更に他の2つの撮像装置60が、UAV10の底面に設けられてよい。正面側の2つの撮像装置60はペアとなり、いわゆるステレオカメラとして機能してよい。底面側の2つの撮像装置60もペアとなり、ステレオカメラとして機能してよい。複数の撮像装置60により撮像された画像に基づいて、UAV10の周囲の3次元空間データが生成されてよい。UAV10が備える撮像装置60の数は4つには限定されない。UAV10は、少なくとも1つの撮像装置60を備えていればよい。UAV10は、UAV10の機首、機尾、側面、底面、及び天井面のそれぞれに少なくとも1つの撮像装置60を備えてもよい。撮像装置60で設定できる画角は、撮像装置100で設定できる画角より広くてよい。撮像装置60は、単焦点レンズ又は魚眼レンズを有してもよい。
図2は、UAV10の機能ブロックの一例を示す。UAV10は、UAV制御部30、メモリ32、通信インタフェース34、推進部40、ジンバル50、撮像装置60、撮像装置100、及びレンズ装置200を備える。
通信インタフェース34は、外部の送信機と通信する。通信インタフェース34は、遠隔の送信機からUAV制御部30に対する各種の命令を受信する。メモリ32は、UAV制御部30が推進部40、ジンバル50、撮像装置60、撮像装置100、及びレンズ装置200を制御するのに必要なプログラム等を格納する。メモリ32は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリ等のフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ32は、UAV本体20の内部に設けられてよい。UAV本体20から取り外し可能に設けられてよい。
UAV制御部30は、メモリ32に格納されたプログラムに従ってUAV10の飛行及び撮像を制御する。UAV制御部30は、CPU又はMPU等のマイクロプロセッサ、MCU等のマイクロコントローラ等により構成されてよい。UAV制御部30は、通信インタフェース34を介して遠隔の送信機から受信した命令に従って、UAV10の飛行及び撮像を制御する。推進部40は、UAV10を推進させる。推進部40は、複数の回転翼と、複数の回転翼を回転させる複数の駆動モータとを有する。推進部40は、UAV制御部30からの命令に従って複数の駆動モータを介して複数の回転翼を回転させて、UAV10を飛行させる。
レンズ装置200は、複数のレンズ210、レンズ移動機構212、及びレンズ制御部220を備える。複数のレンズ210は、ズームレンズ、バリフォーカルレンズ、及びフォーカスレンズとして機能してよい。複数のレンズ210の少なくとも一部又は全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。複数のレンズ210は、レンズ装置200に対して着脱可能に設けられる交換レンズでよい。レンズ移動機構212は、複数のレンズ210の少なくとも一部又は全部を光軸に沿って移動させる。レンズ制御部220は、撮像装置100からのレンズ制御命令に従って、レンズ移動機構212を駆動して、1又は複数のレンズ210を光軸方向に沿って移動させる。レンズ制御命令は、例えば、ズーム制御命令、及びフォーカス制御命令である。
撮像装置100は、イメージセンサ120、制御部110、メモリ130、及び塵除去部300を備える。塵除去部300は、光学部材302、及び電気機械変換素子303を有する。光学部材302は、イメージセンサ120の前方に配置される。光学部材302は、ガラス又は石英などの光透過性を有する材料で構成されてよい。光学部材302は、板状に構成されてよい。「光透過性」とは、光を透過する性質を有することを意味する。光透過性を有する材料は、可視光域(350nm〜780nm)における光の透過率が少なくとも50%を超える性質を有する材料でよい。電気機械変換素子303は、光学部材302に取り付けられる。電気機械変換素子303は、電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換する。電気機械変換素子303は、例えば、圧電素子でよい。
制御部110は、撮像制御部112、振動制御部114、及び特定部116を有する。撮像制御部112は、撮像装置100による撮像を制御する。振動制御部114は、塵除去部300による振動を制御する。振動制御部114は、UAV制御部30からの振動制御命令に応じて、塵除去部300による振動を制御してよい。特定部116は、光学部材302の姿勢を特定する。特定部116は、撮像装置100の姿勢を特定することで、光学部302の姿勢を特定してよい。特定部116は、撮像装置100に設けられた加速度センサからの情報に基づいて、光学部材302の姿勢を特定してよい。特定部116は、UAV制御部30を介してジンバル50の制御情報を取得し、取得された制御情報に基づいて、光学部材302の姿勢を特定してよい。特定部116は、ジンバル50のピッチ軸を中心として撮像装置100を基準回転角度から回転させた量を示す回転角度を制御情報としてUAV制御部30を介して取得してよい。
特定部116は、撮像システムの高さを更に特定する。特定部116は、UAV10の高度を撮像システムの高さとして特定してよい。特定部116は、UAV10が備える気圧高度計又はGPS受信機から取得された高度を示す情報をUAV制御部30を介して取得してよい。特定部116は、その高度を示す情報から撮像システムの高さを特定してよい。
特定部116は、撮像システムがイメージセンサ120を用いる撮影を実行中か否かを更に特定する。特定部116は、撮像システムがイメージセンサ120を用いる撮影として、静止画撮影又は動画撮影を実行中か否かを特定してよい。
制御部110は、CPU又はMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ130は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。撮像制御部112、振動制御部114及び特定部116は、1又は複数のマイクロコントローラで構成されてよい。撮像制御部112と、振動制御部114及び特定部116とは、それぞれ別個のマイクロコントローラで構成されてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体の内部に設けられてよい。メモリ130は、撮像装置100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
イメージセンサ120は、レンズ210を介して結像された光学像の画像データを生成して、撮像制御部112に出力する。イメージセンサ120は、CCD又はCMOSにより構成されてよい。撮像制御部112は、イメージセンサ120から出力された画像データをメモリ130に格納する。撮像制御部112は、UAV制御部30を介して画像データをメモリ32に出力して格納してもよい。撮像制御部112は、UAV制御部30から提供されたレンズ装置200の動作命令に応じて、レンズ装置200を制御する。
UAV10が、塵除去部300を有する撮像装置100をジンバル50を介して搭載する場合に、UAV10は、ジンバル50を介して撮像装置100の姿勢を制御できる。ジンバル50が、撮像装置100が上向きになるように撮像装置100の姿勢を制御している場合、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面が上向きになる。この状態で、塵除去部300が作動した場合、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面に付着した塵が鉛直方向下側に落ちにくい。一方、ジンバル50が、撮像装置100が下向きになるように撮像装置100の姿勢を制御している場合、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面が下向きになる。この状態で、塵除去部300が作動した場合、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面に付着した塵が鉛直方向下側に落ちやすい。このように、撮像装置100の姿勢を考慮して、すなわち、光学部材302の姿勢を考慮して、塵除去部300を作動させることで、光学部材302に付着した塵の除去を効果的に実行できる。
振動制御部114は、特定部116により特定された光学部材302の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材302を振動させてよい。振動制御部114は、第1制御部の一例である。振動制御部114は、例えば、図3に示すように、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面310からイメージセンサ120に向かう方向とは逆方向に向かう法線ベクトル312が、鉛直方向314の成分を有する場合に、光学部材302を振動させてよい。振動制御部114は、光学部材302がイメージセンサ120より鉛直方向下側にある場合に、光学部材302を振動させてよい。振動制御部114は、ジンバル50のピッチ軸を中心として撮像装置100を基準回転角度から回転させた量を示す回転角度が予め定められた回転角度範囲に含まれる場合、光学部材302を振動させてよい。振動制御部114は、撮像装置100のピッチ軸における回転角度が予め定められた回転角度範囲に含まれる場合、法線ベクトル312が鉛直方向314の成分を有すると判断してよい。振動制御部114は、撮像装置100のピッチ軸における回転角度が予め定められた回転角度範囲に含まれる場合、光学部材302がイメージセンサ120より鉛直方向下側にあると判断してよい。
振動制御部114は、特定部116により特定された撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、光学部材302の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材を振動させてよい。振動制御部114は、撮影が実行中でない場合であって、光学部材302の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材302を振動させてよい。振動制御部114は、静止画撮影及び動画撮影が実行中でない場合であって、光学部材302の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材302を振動させてよい。
振動制御部114は、UAV制御部30に対してイメージセンサ120及び光学部材302を含む撮像装置100の姿勢の制御を命令してよい。UAV制御部30は、ジンバル50を介してイメージセンサ120及び光学部材302を含む撮像装置100の姿勢を制御してよい。振動制御部114及びUAV制御部30の少なくとも一方が、第2制御部の一例である。
振動制御部114は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でない場合に、UAV制御部30及びジンバル50を介して撮像装置100の姿勢を予め定められた姿勢に制御する。振動制御部114は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、撮影が実行中でなく、光学部材302の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、光学部材302を振動させてよい。
例えば、レンズ装置200が大型の場合、UAV10が着陸した状態でジンバル50を作動させて撮像装置100の姿勢を下向きにしようとした場合、レンズ装置200が地面に衝突する可能性がある。そこで、撮像装置100の姿勢を下向きにする前に、撮像装置100及びレンズ装置200を含む撮像システムの高さをある程度の高さまで持ち上げておくことが好ましい。つまり、撮像装置100の姿勢を下向きにする前に、UAV10の高度がある程度の高度になるまで、UAV10を上昇させておくことが好ましい。そこで、振動制御部114は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合に、UAV制御部30及びジンバル50を介して撮像装置100の姿勢を予め定められた姿勢に制御する。
撮像装置100は、UAV10が離陸前から既に撮影を実行している場合がある。よって、UAV10が予め定められた高度に達したことに対応して、撮像装置100の姿勢を下向きにすると、既に実行されている撮像装置100による撮影に影響を与える場合がある。振動制御部114は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、かつ撮像装置100による撮影が実行中でない場合、UAV制御部30及びジンバル50を介して撮像装置100の姿勢を予め定められた姿勢に制御することが好ましい。振動制御部114は、撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、かつ撮像装置100による撮影が実行中でない場合、UAV制御部30及びジンバル50を介して撮像装置100が下向きになるように、撮像装置100の姿勢を制御してよい。
以上のように、振動制御部114が、光学部材302の姿勢を考慮して光学部材302を振動させることで、光学部材302に付着した塵等を効率的に除去することができる。
図4は、塵除去部300の構成の一例を示す。塵除去部300は、フレーム301、光学部材302、電気機械変換素子303、配線304及び配線305を有する、フレーム301は、光学部材302を支持する。電気機械変換素子303は、フレーム301を介して光学部材302に取り付けられてよい。電気機械変換素子303は、配線304及び配線305を介して振動制御部114に電気的に接続されている。振動制御部114から供給される制御信号が、配線304及び配線305を介して電気機械変換素子303に伝達される。電気機械変換素子303は、制御信号に応じて振動し、光学部材302を振動させる。光学部材302が振動することで、光学部材302に付着した塵等が除去される。
図5は、撮像装置100の一部である撮像機構400の一例の外観を示す。撮像機構400は、支持基板401、放熱板402、レンズマウント407、及び塵除去部300を有する。放熱板402の一方の面上に支持基板401が設けられる。支持基板401は、イメージセンサ120を支持する。支持基板401の放熱板402とは反対側の面上にフレーム301を介して光学部材302が設けられる。フレーム301の支持基板401と反対側の面には、レンズマウント407が設けられる。レンズマウント407は、外周部に支持体404を有する。支持体404は、レンズマウント407と一体的に構成されている。支持体404は、ばね403を介して支持基板401に固定されている。ばね403は、支持基板401のあおりを調整する。支持基板401は、配線405を有する。支持基板401は、配線405を介して制御部110に接続される。レンズマウント407は、少なくとも1つの電気接点408、及び配線406を有する。電気接点408は、配線406を介して制御部110に接続される。電気接点408を介して撮像装置100からレンズ装置200にレンズ制御命令が伝達される。
以上のように構成された撮像装置100において、光学部材302を振動させることで、光学部材302に付着した塵等を除去する。光学部材302の振動特性は、温度、気圧等の周囲環境によって変化する。例えば、撮像装置100を搭載したUAV10は、周囲環境が著しく変化する上空を飛行する。このような周囲環境下で塵除去部300が使用された場合、光学部材302の振動特性が変動して、光学部材302が十分に振動せずに、光学部材302に付着した塵等が除去されない可能性がある。
振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を制御する。振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を制御するための制御信号を電気機械変換素子303に供給する。振動制御部114は、予め定められた振動周波数で、かつ予め定められた大きさの振幅の電圧である制御信号を電気機械変換素子303に供給する。電気機械変換素子303は、振動制御部114からの制御信号に基づいて光学部材302を振動させる。
振動制御部114は、電気機械変換素子303の共振周波数に基づく制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。電気機械変換素子303の共振周波数は、温度、湿度、又は電気機械変換素子303の実装状態によって変化する。振動制御部114は、電気機械変換素子303の振動の振幅を振動センサなどを介してモニタして、電気機械変換素子303の共振周波数を特定してよい。例えば、振動制御部114は、電気機械変換素子303の振動の振幅を振動センサなどを介してモニタして、電気機械変換素子303の複数の共振周波数を特定してよい。振動制御部114は、特定された第1共振周波数及び第2共振周波数に基づく制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、第1共振周波数及び第2共振周波数で順次、電気機械変換素子303を振動させるべく、第1共振周波数及び第2共振周波数に基づく制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、電気機械変換素子303の第1共振周波数として1次の共振周波数及び第2共振周波数として2次の共振周波数を特定してよい。振動制御部114は、特定された圧電素子の1次の共振周波数及び2次の共振周波数で電気機械変換素子303を順次振動させるべく、電気機械変換素子303の1次の共振周波数及び2次の共振周波数に基づく制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。
振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を、第1周波数から第2周波数まで段階的に変化させた後、第2周波数から第1周波数まで段階的に変化させる。第1周波数は、振動制御部114が制御可能な下限周波数及び上限周波数の一方でよい。第2周波数は、振動制御部114が制御可能な下限周波数及び上限周波数の他方でよい。例えば、振動制御部114は、下限定格周波数である第1周波数(例えば、10kHz)から上限定格周波数である第2周波数(例えば、50kHz)までの電圧パルス(矩形波電圧)を出力できる駆動ドライバICにより構成されてよい。振動制御部114が制御可能な下限周波数及び上限周波数は、振動制御部114を構成する駆動ドライバICなどの電子部品を出荷する前に工場で、その電子部品に対して予め設定されてよい。第1周波数と第2周波数との間に光学部材302の共振周波数の1つが含まれてよい。共振周波数は、第1周波数と第2周波数との間の中心周波数でよい。振動制御部114は、制御可能な全周波数を掃引すべく、光学部材302の振動周波数を段階的に変化させてよい。振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を、予め定められた時間毎に段階的に変化させてよい。振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を、予め定められた周波数毎に段階的に変化させてよい。振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を、第1周波数から第2周波数まで段階的に変化させた後、第2周波数から第1周波数まで段階的に変化させることを、予め定められた回数繰り返してよい。
以上のように、振動制御部114が光学部材302の振動周波数を第1周波数から第2周波数まで段階的に変化させた後、第2周波数から第1周波数まで段階的に変化させる。これにより、変動が大きい周囲環境下で塵除去部300が使用された場合に生じ得る光学部材302の振動特性の変動の影響を抑制できる。よって、たとえ変動が大きい周囲環境下で塵除去部300が使用された場合でも、光学部材302を効率的に振動させることができる。これにより、光学部材302が十分に振動せずに、光学部材302に付着した塵等が除去されないという事象を抑制できる。例えば、周囲環境に応じて変化する光学部材302の共振周波数を検出して、検出された共振周波数に応じて、振動制御部114が制御信号を制御しなくてもよい。よって、塵除去部300の構成を複雑化せずに済む。
図6は、電気機械変換素子303に供給される制御信号の振動周波数と時間との関係の一例を示す。振動制御部114は、例えば、10ms毎に10kHzずつ50kHzまで振動周波数が増加し、その後、10ms毎に10kHzずつ10kHzまで振動周波数が減少するような制御信号を電気機械変換素子303に供給する。
図7は、電気機械変換素子303に供給される制御信号の電圧の振幅の大きさと時間との関係の一例を示す。振動制御部114は、電圧の振幅が一定である制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、例えば、電圧の振幅が80Vの制御信号を電気機械変換素子303に供給する。電圧の振幅が一定である制御信号は、電圧の振幅が予め定められた許容範囲内で変動する制御信号を含む。電圧の振幅が一定である制御信号は、電圧の振幅が例えば5V以内の幅で変動する制御信号を含む。
上記の例では、振動制御部114は、電圧の振幅が一定である制御信号を電気機械変換素子303に供給する例について説明した。しかし、振動制御部114は、周波数の大きさに応じて、制御信号の電圧の振幅を変動させてよい。振動制御部114は、電圧の周波数が第1周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさであり、電圧の周波数が第1周波数より光学部材302の共振周波数に近い第2周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさより小さい第2の大きさである制御信号を、電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、電圧の周波数が第2周波数から離れるほど電圧の振幅が大きい制御信号を、電気機械変換素子303に供給してよい。第2周波数は、光学部材302の共振周波数でよい。
振動制御部114は、電圧の周波数が第1周波数から第2周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第1の大きさから第2の大きさまで段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子に供給してよい。第1周波数は、第2周波数より小さくてよい。第2周波数は、共振周波数でよい。振動制御部114は、電圧の周波数が第1周波数から第2周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第1の大きさから第2の大きさまで段階的に変化した後、電圧の周波数が第2周波数から第2周波数より大きい第3周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第2の大きさから第2の大きさより大きい第3の大きさに段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子に供給してよい。
振動制御部114は、電圧の周波数が第2周波数から第3周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第2の大きさから第3の大きさに段階的に変化した後、電圧の周波数が第3周波数から第2周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第3の大きさから第2の大きさまで段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。更に、振動制御部114は、電圧の周波数が第2周波数から第1周波数まで段階的に変化しながら、電圧の振幅が第2の大きさから第1の大きさまで段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。例えば、振動制御部114は、第1周波数(例えば、10kHz)から第3周波数(例えば、50kHz)までの電圧パルス(矩形波電圧)を出力できる電圧発生器として機能してよい。
振動制御部114は、制御信号を電気機械変換素子303に供給することを予め定められた回数繰り返してよい。振動制御部114は、電圧の周波数及び電圧の振幅の大きさが予め定められた時間毎に段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、電圧の周波数が予め定められた周波数毎、及び電圧の振幅の大きさが予め定められた大きさ毎に段階的に変化する制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。
振動制御部114は、制御信号の電圧の周波数が、光学部材302の共振周波数付近の場合に、制御信号の電圧が最小になるような制御信号を電気機械変換素子303に供給してよい。振動制御部114は、例えば、電圧の振幅の大きさが80Vで、第1周波数の制御信号を電気機械変換素子303に供給する。その後、振動制御部114は、周波数が光学部材302の共振周波数に近づくにつれて、電圧の振幅の大きさが小さくなるような制御信号を電気機械変換素子303に供給する。更に、振動制御部114は、周波数が光学部材302の共振周波数に遠ざかるにつれて、電圧の振幅の大きさが大きくなるような制御信号を電気機械変換素子303に供給する。電気機械変換素子303に供給される制御信号の電圧の振幅の大きさは、光学部材302の共振周波数付近で最小となる。
図8は、電気機械変換素子303に供給される制御信号の電圧の振幅の大きさと時間との関係の一例を示す。この例では、光学部材302の共振周波数は、25kHz付近である。振動制御部114は、制御信号の周波数を10kHzから段階的に25kHzまで増加させる間、制御信号の電圧を最大電圧80Vから最小電圧10Vまで段階的に下げていく。次いで、振動制御部114は、制御信号の周波数を25kHzから段階的に50kHzまで増加させる間、制御信号の電圧を最小電圧10Vから最大電圧80Vまで段階的に上げていく。更に、振動制御部114は、制御信号の周波数を50kHzから段階的に25kHzまで減少させる間、制御信号の電圧を最大電圧80Vから最小電圧10Vまで段階的に下げていく。次いで、振動制御部114は、制御信号の周波数を25kHzから段階的に10kHzまで減少させる間、制御信号の電圧を最小電圧10Vから最大電圧80Vまで段階的に上げていく。
以上のように、振動制御部114が、制御信号の周波数に応じて制御信号の電圧の振幅の大きさを変更してよい。制御信号の周波数が光学部材302の共振周波数付近である場合、制御信号の電圧の振幅の大きさが小さくても、光学部材302の振動の幅は大きくなる。一方、制御信号の周波数が光学部材302の共振周波数から離れていると、制御信号の電圧の振幅の大きさが共振周波数付近と同じ場合、光学部材302の振動の幅は小さくなる。制御信号の電圧の振幅の大きさを共振周波数付近より大きくすることで、光学部材302の振動の幅を大きくできる。これにより、電気機械変換素子303に供給される周波数の大きさの違いにより生じる光学部材302の振動の幅のばらつきを抑制する。よって、電気機械変換素子303に供給される周波数の大きさの違いにより、光学部材302が十分に振動せずに、光学部材302に付着した塵等が除去されないという事象を抑制できる。
また、振動制御部114は、光学部材302の振動周波数を第1周波数から第3周波数まで段階的に変化させた後、第3周波数から第1周波数まで段階的に変化させる。これにより、変動が大きい周囲環境下で塵除去部300が使用された場合に生じ得る光学部材302の振動特性の変動の影響を抑制できる。よって、たとえ変動が大きい周囲環境下で塵除去部300が使用された場合でも、光学部材302を効率的に振動させることができる。これにより、光学部材302が十分に振動せずに、光学部材302に付着した塵等が除去されないという事象を抑制できる。例えば、周囲環境に応じて変化する光学部材302の共振周波数を検出して、検出された共振周波数に応じて、振動制御部114が制御信号を制御する必要がない。よって、塵除去部300の構成を複雑化せずに済む。
図9は、光学部材302の振動制御の手順の一例を示すフローチャートである。振動制御部114は、予め定められた時間毎に、予め定められた周波数まで振動周波数が増加するような制御信号を電気機械変換素子303に供給する(S100)。次いで、振動制御部114は、予め定められた周波数で振動周波数が減少するような制御信号を電気機械変換素子303に供給する(S102)。振動制御部114は、ステップS100からステップS102を実行する間、制御信号の電圧の幅の大きさが、光学部材302の共振周波数付近で最小となるように、制御信号の電圧を調整してよい。振動制御部114は、ステップS100及びステップS102の処理を予め定められた回数n(n:自然数)実行したか否かを判定する(S104)。振動制御部114は、処置が予め定められた回数nだけ実行されるまで、ステップS100及びステップS102の処理を繰り返す。
図10は、塵除去を実行する手順の一例を示すフローチャートである。UAV10が、塵除去部300を有する撮像装置100を搭載する場合に、図9に示すフローチャートの手順を実行してよい。
UAV10が離陸を開始する(S200)。特定部116は、UAV10の高度を撮像システムの高さとして特定する。振動制御部114は、UAV10が離陸後、UAV10が予め定められた高さまで上昇したか否かを判定する(S202)。UAV10が予め定められた高さ以上に上昇していれば、振動制御部114は、UAV制御部30を介してジンバル50を制御し、撮像装置100の姿勢を予め定められた姿勢に制御する(S204)。振動制御部114は、UAV制御部30を介してジンバル50を制御して、撮像装置100が下向きになるように撮像装置100の姿勢を制御してよい。撮像装置100の姿勢が予め定められた姿勢に制御されると、振動制御部114は、塵除去部300を作動させて、塵除去を開始する(S206)。
上記の手順によれば、UAV10が予め定められた高さ以上になった場合に、例えば、撮像装置100の姿勢が下向きに変更される。よって、撮像装置100に設けられたレンズ装置200がたとえ大型だったとしても、撮像装置100の姿勢を下向きにしようとした場合にレンズ装置200が地面等のUAV10の着陸面に衝突することを防止できる。撮像装置100の姿勢を下向きにすると、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面が下向きになる。この状態で、塵除去部300を作動させると、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面に付着した塵が鉛直方向下側に落ちやすくなる。よって、塵の除去を効率的に実行できる。
図11は、塵除去を実行する手順の一例を示すフローチャートである。振動制御部114は、撮像装置100の姿勢を制御する前に、撮像装置100による撮影が実行中か否かを判断する点で、図10に示すフローチャートと異なる。
UAV10が離陸を開始する(S200)。特定部116は、UAV10の高度を撮像システムの高さとして特定する。振動制御部114は、UAV10が離陸後、UAV10が予め定められた高さまで上昇したか否かを判定する(S202)。UAV10が予め定められた高さ以上に上昇していれば、特定部116は、撮像装置100により撮影が実行中か否かを特定する。振動制御部114は、特定部116による特定結果に基づいて、撮像装置100による撮影が実行中か否かを判定する(S203)。撮像装置100による撮影が実行中でなければ、振動制御部114は、UAV制御部30を介してジンバル50を制御し、撮像装置100の姿勢を予め定められた姿勢に制御する(S204)。振動制御部114は、UAV制御部30を介してジンバル50を制御して、撮像装置100が下向きになるように撮像装置100の姿勢を制御してよい。撮像装置100の姿勢が予め定められた姿勢に制御されると、振動制御部114は、塵除去部300を作動させて、塵除去を開始する(S206)。
上記の手順によれば、撮像装置100による撮影が実行されていない場合に、撮像装置100の姿勢が変更される。これにより、撮像装置100による撮影が実行中に、撮像装置100の姿勢が撮影と関係なく変更されずに済む。撮像装置100による撮影に影響を与えることなく、光学部材302のイメージセンサ120と反対側の面を下向きにした状態で塵除去部300を作動させることができる。よって、塵除去部300による塵除去を100による撮影に影響を与えることなく、効率的に実行できる。
図12は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させることができる。又は、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該操作又は当該1又は複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリ又はICカードのようなコンピュータ可読記録媒体又はネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報の操作又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御下、RAM1214、又はUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現可能である。請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 UAV
20 UAV本体
30 UAV制御部
32,130 メモリ
34 通信インタフェース
40 推進部
50 ジンバル
60 撮像装置
100 撮像装置
110 制御部
112 撮像制御部
114 振動制御部
120 イメージセンサ
200 レンズ装置
210 レンズ
212 レンズ移動機構
220 レンズ制御部
300 塵除去部
301 フレーム
302 光学部材
303 電気機械変換素子
304,305,405,406 配線
400 撮像機構
401 支持基板
402 放熱板
404 支持体
407 レンズマウント
408 電気接点

Claims (19)

  1. 撮像システムであって、
    イメージセンサと、
    前記イメージセンサの前方に配置される光学部材と、
    前記光学部材の姿勢、及び前記撮像システムの高さを特定する特定部と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる第1制御部と
    を備える、撮像システム。
  2. 撮像システムであって、
    イメージセンサと、
    前記イメージセンサの前方に配置される光学部材と、
    前記光学部材の姿勢、前記撮像システムの高さ、及び前記撮像システムが前記イメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する特定部と、
    前記光学部材を振動させる第1制御部と、
    前記イメージセンサ及び前記光学部材を含む撮像装置の姿勢を制御する第2制御部と
    を備え、
    前記第2制御部は、前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でない場合に、前記撮像装置の姿勢を予め定められた姿勢に制御し、
    前記第1制御部は、前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でなく、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる、撮像システム。
  3. 前記第1制御部は、前記光学部材の前記イメージセンサと反対側の面から前記イメージセンサに向かう方向とは逆方向に向かう法線ベクトルが、鉛直方向の成分を有する場合に、前記光学部材を振動させる、請求項1または2に記載の撮像システム。
  4. 前記第1制御部は、前記光学部材が前記イメージセンサより鉛直方向下側にある場合に、前記光学部材を振動させる、請求項1から3の何れか1つに記載の撮像システム。
  5. 前記特定部は、前記撮像システムが前記イメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを更に特定し、
    前記第1制御部は、前記撮影が実行中でない場合であって、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる、請求項1から4の何れか1つに記載の撮像システム。
  6. 前記第1制御部は、前記光学部材の振動周波数を、第1周波数から第2周波数まで段階的に変化させた後、前記第2周波数から前記第1周波数まで段階的に変化させることで、前記光学部材を振動させる、請求項1から5の何れか1つに記載の撮像システム。
  7. 前記光学部材に取り付けられている電気機械変換素子を更に備え、
    前記第1制御部は、前記光学部材の振動を制御するための制御信号を前記電気機械変換素子に供給する、請求項1から6の何れか1つに記載の撮像システム。
  8. イメージセンサと、
    前記イメージセンサの前方に配置される光学部材と、
    前記光学部材の姿勢を特定する特定部と、
    前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる第1制御部と、
    前記光学部材に取り付けられている電気機械変換素子と
    を備え、
    前記第1制御部は、前記光学部材の振動を制御するための制御信号を前記電気機械変換素子に供給し、
    前記第1制御部は、電圧の周波数が第1周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさであり、電圧の周波数が前記第1周波数より前記光学部材の共振周波数に近い第2周波数である場合に電圧の振幅が前記第1の大きさより小さい第2の大きさである前記制御信号を、前記電気機械変換素子に供給する、撮像システム。
  9. 前記第1制御部は、電圧の周波数が前記第2周波数から離れるほど電圧の振幅が大きい前記制御信号を、前記電気機械変換素子に供給する、請求項に記載の撮像システム。
  10. 前記第1制御部は、前記電気機械変換素子の第1共振周波数及び第2共振周波数を特定し、特定された前記第1共振周波数及び前記第2共振周波数に基づく前記制御信号を、前記電気機械変換素子に供給する、請求項7から9の何れか1つに記載の撮像システム。
  11. 請求項1から10の何れか1つに記載の撮像システムを備えて移動する移動体。
  12. 前記移動体は無人航空機である、請求項11に記載の移動体。
  13. イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記イメージセンサと前記光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階と
    を備える方法。
  14. 前記イメージセンサと前記光学部材とを備える撮像システムが前記イメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する段階を更に備え、
    前記光学部材を振動させる段階は、前記撮影が実行中でない場合であって、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階を含む、請求項13に記載の方法。
  15. イメージセンサと前記イメージセンサの前方に配置される光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階と、
    前記撮像システムが前記イメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でない場合に、前記イメージセンサ及び前記光学部材を含む撮像装置の姿勢を予め定められた姿勢に制御する段階と
    前記光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でなく、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階
    を備える、方法。
  16. イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階と
    を備え、
    前記光学部材を振動させる段階は、
    前記光学部材の振動を制御するための制御信号を、前記光学部材に取り付けられている電気機械変換素子に供給する段階を含み、
    前記制御信号を前記電気機械変換素子に供給する段階は、
    電圧の周波数が第1周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさであり、電圧の周波数が前記第1周波数より前記光学部材の共振周波数に近い第2周波数である場合に電圧の振幅が前記第1の大きさより小さい第2の大きさである前記制御信号を、前記電気機械変換素子に供給する段階を含む、方法。
  17. イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記イメージセンサと前記光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たす場合であって、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. イメージセンサと前記イメージセンサの前方に配置される光学部材とを備える撮像システムの高さを特定する段階と、
    前記撮像システムが前記イメージセンサを用いる撮影を実行中か否かを特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でない場合に、前記イメージセンサ及び前記光学部材を含む撮像装置の姿勢を予め定められた姿勢に制御する段階と、
    前記光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記撮像システムの高さが予め定められた条件を満たし、前記撮影が実行中でなく、前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. イメージセンサの前方に配置される光学部材の姿勢を特定する段階と、
    前記光学部材の姿勢が予め定められた条件を満たす場合に、前記光学部材を振動させる段階と
    をコンピュータに実行させ、
    前記光学部材を振動させる段階は、
    前記光学部材の振動を制御するための制御信号を、前記光学部材に取り付けられている電気機械変換素子に供給する段階を含み、
    前記制御信号を前記電気機械変換素子に供給する段階は、
    電圧の周波数が第1周波数である場合に電圧の振幅が第1の大きさであり、電圧の周波数が前記第1周波数より前記光学部材の共振周波数に近い第2周波数である場合に電圧の振幅が前記第1の大きさより小さい第2の大きさである前記制御信号を、前記電気機械変換素子に供給する段階を含む、プログラム。
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