JP4007867B2 - 電子撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己の光電変換面上に照射された光に対応した画像信号を得る撮像素子を有する撮像素子ユニットを備えた電子撮像装置、例えば、レンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラ等の電子撮像装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、一眼レフレックス方式のファインダー装置を具備すると共に、カメラ本体に対して撮影光学系を着脱自在となるように構成し、使用者が所望するときに所望の撮影光学系を任意に着脱し交換することで、単一のカメラ本体において複数種類の撮影光学系を選択的に使用し得るように構成した、いわゆるレンズ交換可能な形態のデジタルカメラが一般に実用化されつつある。
【0003】
このようなレンズ交換可能な形態のデジタルカメラにおいては、当該撮影光学系をカメラ本体から取り外した際に、カメラ本体の内部に空気中に浮遊する塵埃等が侵入する可能性がある。また、カメラ本体内部には、例えば、シャッタ・絞り機構等、機械的に動作する各種の機構が配設されていることから、これら各種の機構等からは、その動作中にゴミ等が発生する場合もある。
【0004】
そこで、本出願人は、先に特願2000−401291号において撮像素子の光電変換面の側を封止および保護する防塵部材を備えることで、当該撮像素子の光電変換面に塵埃等が付着するのを抑制すると共に、所定の加振手段を用いて防塵部材に所定の振幅の振動を与えることによって防塵部材に付着した塵埃等を除去する技術を提案している。
【0005】
この技術によれば、小型でかつ簡単な機構を用いて撮像素子の光電変換面に塵埃が付着するのを抑制すると共に、防塵部材の表面に付着する塵埃等を容易に除去し得るレンズ交換可能な形態のデジタルカメラを構成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のデジタルカメラにおいては、防塵部材として撮像素子の前面側に防塵フィルタ(ガラス)を配置し、また加振手段として防塵フィルタの周縁部に一体となるように圧電素子を設けている。そして、この圧電素子に周期電圧を印加することで圧電素子を振動させ、この振動でもって防塵フィルタに対して所定の振動を与えるようになっている。
【0007】
しかしながら、振動時の圧電素子そのものの変位量は僅かであるので、圧電素子の変位量のみで防塵フィルタを振動させても効率良く塵埃の除去を行うことはできない。したがって、防塵フィルタの振動の振幅を大きくするために、その防塵フィルタ自体がもつ固有の共振周波数で加振する必要がある。また、圧電素子に対して高い電圧を印加することでも、圧電素子の変位量が大きくなるので、防塵フィルタにより大きな振幅の振動を発生させることができる。
【0008】
ただし、防塵フィルタの振幅が大きくなりすぎると、防塵フィルタ自体が破壊してしまうことがある。特に、駆動電源として電池を使用する電子撮像装置の場合、電池電圧に応じて防塵フィルタの振幅に差が生じることになる。このため、比較的低い電圧でも大きな振幅が得られるように防塵フィルタを設定してしまうと、新品電池の場合に上述したような防塵フィルタが破壊する事故が発生するおそれがある。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、圧電素子の駆動回路の構成を複雑にすることなく、最適な状態で防塵フィルタを振動させることができる塵埃除去機構を有する電子撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による電子撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段の前面に配置された防塵フィルタと、上記防塵フィルタを振動させる加振手段と、電源電圧を測定する測定手段と、を具備し、上記加振手段は、上記測定手段で測定された電源電圧が所定電圧以下の場合には上記防塵フィルタの共振周波数に近い第1の周波数で上記防塵フィルタを振動させ、上記電源電圧が上記所定電圧よりも高い場合には上記共振周波数からはずれた第2の周波数で振動させることを特徴とする。
【0011】
即ち、本発明の電子撮像装置は、撮像手段の前面に配置された防塵フィルタを加振手段によって振動させる際に、測定手段によって測定した電源電圧が所定電圧以下の場合には防塵フィルタの共振周波数に近い第1の周波数で上記防塵フィルタを振動させ、電源電圧が上記所定電圧よりも高い場合には上記共振周波数からはずれた第2の周波数で振動させる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、本発明による電子撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、上記撮像手段の前面に配置された防塵フィルタと、上記防塵フィルタを振動させる加振手段と、電源電圧を測定する測定手段と、を具備し、上記加振手段は、上記測定手段で測定された電源電圧が所定電圧よりも高い場合には上記防塵フィルタを第1の所定時間だけ振動させ、上記電源電圧が上記所定電圧以下の場合には上記防塵フィルタを上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間だけ振動させることを特徴とする
【0013】
即ち、本発明の電子撮像装置は、撮像手段の前面に配置された防塵フィルタを加振手段によって振動させる際に、測定手段によって測定した電源電圧が所定電圧よりも高い場合には防塵フィルタを第1の所定時間だけ振動させ、電源電圧が所定電圧以下の場合には防塵フィルタを上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間だけ振動させる。
【0014】
更に上記の目的を達成するために、本発明の電子撮像装置は、撮像素子と、上記撮像素子の前面に配設された防塵フィルタと、上記防塵フィルタの周縁部に配設された圧電素子と、上記圧電素子を振動させる駆動回路と、電源電圧を測定してデジタルデータを出力する測定回路と、上記測定回路の測定結果に応じて、上記圧電素子を振動させるための周波数信号を調整して上記駆動回路に供給する制御回路と、上記圧電素子の振動によって上記防塵フィルタを振動させ、それによって上記防塵フィルタの表面に付着した塵埃を除去する塵埃除去機構と、を具備し、上記制御回路は、上記測定回路によって測定された電源電圧を所定値と比較し、上記電源電圧が上記所定値以下の場合には上記防塵フィルタの共振周波数に近い周波数の信号を上記駆動回路に供給し、上記電源電圧が上記所定値よりも高い場合には上記共振周波数からはずれた周波数の信号を上記駆動回路に供給することを特徴とする。
【0015】
即ち、本発明の電子撮像装置は、防塵フィルタの周縁部に配設された圧電素子を駆動回路によって振動させる際に、測定回路によって測定した電源電圧を所定値と比較し、電源電圧が所定値以下の場合には防塵フィルタの共振周波数に近い周波数の信号を駆動回路に供給し、電源電圧が所定値よりも高い場合には共振周波数からはずれた周波数の信号を上記駆動回路に供給する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図2は、本発明の第1の実施形態に係わる電子撮像装置をデジタルカメラに適用した場合の概略的な構成を示す図である。つまり、図2は、該カメラの一部を切断して、その内部構成を概略的に示す斜視図である。
【0017】
カメラ1は、それぞれが別体に構成されるカメラ本体11とレンズ鏡筒12とからなる。このとき、カメラ本体11とレンズ鏡筒12とは、互いに着脱自在に構成されてなるものである。
【0018】
レンズ鏡筒12は、複数のレンズやその駆動機構等からなる撮影光学系12aを内部に保持して構成されている。この撮影光学系12aは、被写体からの光束を透過させることで当該被写体光束により形成される被写体の像を所定の位置、つまり、後述する撮像素子の光電変換面上に結像せしめるように、例えば、複数の光学レンズ等によって構成されるものである。そして、このレンズ鏡筒12は、カメラ本体11の前面に向けて突出するように配設されている。
【0019】
カメラ本体11は、内部に各種の構成部材等を備えて構成されていて、撮影光学系12aを保持するレンズ鏡筒12を着脱自在となるように配設するための連結部材である撮影光学系装着部11aを、その前面に備えて構成されてなる、いわゆる一眼レフレックス方式のカメラである。
【0020】
つまり、カメラ本体11の前面側の略中央部には、被写体光束を当該カメラ本体11の内部へと導き得る所定の口径を有する露光用開口が形成されており、この露光用開口の周縁部に撮影光学系装着部11aが形成されている。
【0021】
カメラ本体11の外面側には、その前面に上述の撮影光学系装着部11aが配設されているほか、上面部や背面部等の所定の位置にカメラ本体11を動作させるための各種の操作部材、例えば、撮影動作を開始せしめるための指示信号等を発生させるためのレリーズボタン17等が配設されている。
【0022】
カメラ本体11の内部には、各種の構成部材、例えば、いわゆる観察光学系を構成するファインダー装置13と、撮像素子の光電変換面への被写体光束の照射時間等を制御するシャッタ機構等を備えたシャッタ部14と、被写体像に対応した画像信号を得る不図示の撮像素子及びこの撮像素子の光電変換面の前面側における所定の位置に配設され、当該光電変換面への塵埃等の付着を予防する防塵部材である防塵フィルタ(防塵ガラスともいう)21を含む撮像ユニット15と、電気回路を構成する各種の電気部材が実装される主回路基板16を始めとした複数の回路基板等が、それぞれ所定の位置に配設されている。なお、図2では、主回路基板16以外の回路基板については図示を省略している。
【0023】
ファインダー装置13は、撮影光学系12aを透過した被写体光束の光軸を折り曲げて観察光学系の側へと導き得るように構成された反射鏡(クイックリターンミラー)13bと、このクイックリターンミラー13bから出射する光束を受けて正立正像を形成するペンタプリズム13aと、このペンタプリズム13aにより形成される像を拡大して、観察するのに最適な形態の像を結像させる接眼レンズ13c等によって構成されている。
【0024】
クイックリターンミラー13bは、撮影光学系12aの光軸から退避する位置と当該光軸上の所定の位置との間で移動自在に構成されている。また、このクイックリターンミラー13bは、通常状態においては、撮影光学系12aの光軸上において当該光軸に対して所定の角度、例えば、角度45度を有して配置されている。これにより、撮影光学系12aを透過した被写体光束は、当該カメラ1が通常状態にあるときには、クイックリターンミラー13bによってその光軸が折り曲げられて、当該クイックリターンミラー13bの上方に配置されるペンタプリズム13aの側へと反射されるようになっている。
【0025】
一方、本カメラ1が撮影動作の実行中においては、当該クイックリターンミラー13bは撮影光学系12aの光軸から退避する所定の位置に移動する。これによって、被写体光束は、撮像素子側へと導かれる。
【0026】
シャッタ部14は、例えば、フォーカルプレーン方式のシャッタ機構やその駆動回路等、従来のカメラ等において一般的に利用されているものと同様のものが本実施形態においても適用される。
【0027】
次に、本カメラ1における撮像ユニット15の詳細について、以下に説明する。
図3、図4、及び図5は、本カメラ1における撮像ユニット15の一部を取り出して示す図である。図3は、当該撮像ユニットを分解して示す要部分解斜視図である。また、図4は、組み立てた状態の当該撮像ユニットの一部を切断して示す斜視図である。更に、図5は、図4の切断面に沿う断面図である。
【0028】
本カメラ1における撮像ユニット15は、上述したようにシャッタ部14を含む複数の部材によって構成されるユニットである。なお、図3〜図5においては、撮像ユニット15の主要部を図示するに留め、シャッタ部14の図示は省略している。また、各構成部材の位置関係を示すために、図3〜図5においては、当該撮像ユニット15の近傍に設けられ、撮像素子27が実装されると共に、画像信号処理回路及びワークメモリ等からなる撮像系の電気回路が実装される主回路基板16を合わせて図示している。
【0029】
なお、この主回路基板16、それ自体の詳細については、従来のカメラ等において一般的に利用されているものが適用されるものとして、その説明は省略する。
【0030】
撮像ユニット15は、電荷結合素子(Charge Coupled Device;以下、CCDと称する)等からなり、撮影光学系12aを透過し自己の光電変換面上に照射された光に対応した画像信号を得る撮像素子27と、この撮像素子27を固定支持する薄板状の部材からなる撮像素子固定板28と、撮像素子27の光電変換面の側に配設され、撮影光学系12aを透過して照射される被写体光束から高周波成分を取り除くべく形成される光学素子である光学的ローパスフィルタ(Low Pass Filter;以下、光学LPFと称する)25と、この光学LPF25と撮像素子27との間の周縁部に配置され、略枠形状の弾性部材等によって形成されるローパスフィルタ受け部材26と、撮像素子27を収納し、固定保持すると共に光学LPF25をその周縁部位からその近傍部位までに密着して支持し、かつ所定の部位を後述する防塵フィルタ受け部材23に密に接触するように配設される撮像素子収納ケース部材(以下、CCDケースと称する)24と、このCCDケース24の前面側に配置され防塵フィルタ21をその周縁部位からその近傍部位までに密着させて支持する防塵フィルタ受け部材23と、この防塵フィルタ受け部材23によって支持されて、撮像素子27の光電変換面の側であり光学LPF25の前面側において当該光学LPF25との間に所定の間隔を持つ所定の位置に、対向配置される防塵フィルタ21と、この防塵フィルタ21の周縁部に配設され当該防塵フィルタ21に対して所定の振動を与えるための加振用部材であり、例えば、電気機械変換素子などからなる圧電素子22と、防塵フィルタ21を防塵フィルタ受け部材23に対して気密的に接合させ固定保持する弾性体から押圧部材20等によって構成されている。
【0031】
撮像素子27は、撮影光学系12aを透過した被写体光束を自己の光電変換面に受けて光電変換処理を行うことによって、当該光電変換面に形成される被写体像に対応した画像信号を取得するものであって、例えば、上述のCCDが適用される。なお、撮像素子27は特許請求の範囲に記載の撮像手段に相当する。
【0032】
この撮像素子27は、撮像素子固定板28を介して主回路基板16上の所定の位置に実装されている。この主回路基板16には、上述したように画像信号処理回路及びワークメモリ等が共に実装されており、撮像素子27から出力された信号は、これらの回路等で処理される。
【0033】
撮像素子27の前面側には、ローパスフィルタ受け部材26を挟んで光学LPF25が配設されている。そして、これを覆うようにCCDケース24が配設されている。
【0034】
つまり、CCDケース24には、略中央部分に矩形状の開口24cが設けられており、この開口24cには、その後方側から光学LPF25及び撮像素子27が配設されるようになっている。この開口24cの後方側の内周縁部には、図4および図5に示すように断面が略L字形状からなる段部24aが形成されている。
【0035】
上述したように、光学LPF25と撮像素子27との間には、弾性部材等からなるローパスフィルタ受け部材26が配設されている。このローパスフィルタ受け部材26は、撮像素子27の前面側の周縁部において、その光電変換面の有効範囲を避ける位置に配設され、かつ、光学LPF25の背面側の周縁部近傍に当接するようになっている。そして、このローパスフィルタ受け部26によって光学LPF25と撮像素子27との間を略気密性が保持される。この場合、光学LPF25には、ローパスフィルタ受け部材26によって、光軸方向への弾性力が働くことになる。
【0036】
そこで、光学LPF25の前面側の周縁部をCCDケース24の段部24aに対して略気密的に接触させるように配置することで、当該光学LPF25をその光軸方向に変位させようとするローパスフィルタ受け部材26による弾性力に抗して、当該光学LPF25の光軸方向における位置を規制する。
【0037】
換言すれば、CCDケース24の開口24cの内部にCCDケース24の背面側より挿入された光学LPF25は、段部24aによって光軸方向における位置規制がなされている。これにより、当該光学LPF25は、CCDケース24の内部から前面側へ向けて外部に抜け出ないようになっている。
【0038】
このようにして、CCDケース24の開口24cの内部にCCDケース24の背面側から光学LPF25が挿入された後、光学LPF25の背面側には、撮像素子27が配設されるようになっている。この場合において、光学LPF25と撮像素子27との間には、周縁部においてローパスフィルタ受け部材26が挟持される。
【0039】
また、撮像素子27は、上述したように撮像素子固定板28を挟んで主回路基板16に実装されている。そして、撮像素子固定板28は、CCDケース24の背面側からネジ孔24eに対してネジ28bによってスペーサ28aを介して固定されている。また、撮像素子固定板28には、主回路基板16がスペーサ16cを介してネジ16dによって固定される。
【0040】
CCDケース24の前面側には、防塵フィルタ受け部材23がCCDケース24のネジ孔24bに対してネジ23bによって固定されている。この場合において、CCDケース24の周縁側であって前面側の所定の位置には、図4および図5において詳細に示すように、周溝24dが略環状に形成されている。その一方で、防塵フィルタ受け部材23の周縁側であって背面側の所定の位置には、CCDケース24の周溝24dに対応させた環状凸部23d(図3には図示せず)が全周にわたって略環状に形成されている。したがって、環状凸部23dと周溝24dとが嵌合することにより、CCDケース24と防塵フィルタ受け部材23とは、環状の領域、即ち、周溝24dと環状凸部23dとが形成される領域において相互に略気密的に嵌合する。
【0041】
防塵フィルタ21は、全体として円形または多角形の板状をなしている。そして、防塵フィルタ21のうち、少なくとも自己の中心から放射方向に所定の広がりを持つ領域が透明部をなしており、この透明部が光学LPF25の前面側に所定の間隔を持って対向配置されている。
【0042】
また、防塵フィルタ21の一方の面、即ち、本実施形態では背面側、の周縁部には、当該防塵フィルタ21に対して振動を与えるための所定の加振用部材であり電気機械変換素子等によって形成される圧電素子22が、一体となるように、例えば接着剤による貼着等の手段により配設されている。この圧電素子22は、外部から所定の駆動電圧を印加することによって防塵フィルタ21に所定の振動を発生させることができるように構成される。なお、圧電素子22は特許請求の範囲に記載の加振手段に相当する。
【0043】
そして、防塵フィルタ21は、防塵フィルタ受け部材23に対して気密的に接合するように板ばね等の弾性体からなる押圧部材20によって固定保持される。
【0044】
防塵フィルタ受け部材23の略中央部近傍には、円形状または多角形状の開口23fが設けられている。この開口23fは、撮影光学系12aを透過した被写体光束を通過させて、当該被写体光束が後方に配置される撮像素子27の光電変換面を照射するのに充分な大きさとなるように設定されている。
【0045】
この開口23fの周縁部には、前面側に突出する、図4および図5に示す壁部23eが略環状に形成されており、この壁部23eの先端側には、更に前面側に向けて突出するように受け部23cが形成されている一方、防塵フィルタ受け部材23の前面側の外周縁部近傍には、所定の位置に複数(本実施形態では三箇所)の突状部23aが前面側に向けて突出するように形成されている。この突状部23aは、防塵フィルタ21を固定保持する押圧部材20を固設するために形成される部位であって、当該押圧部材20は、突状部23aの先端部に対してネジ20a等の締結手段により固設されている。
【0046】
押圧部材20は、上述したように板ばね等の弾性体によって形成される部材である。この押圧部材20の基端部は突状部23aに固定され、自由端部が防塵フィルタ21の外周縁部に当接することで、当該防塵フィルタ21を防塵フィルタ受け部材23の側、即ち、光軸方向に向けて押圧するようになっている。
【0047】
この場合において、防塵フィルタ21の背面側の外周縁部に配設される圧電素子22の所定の部位が、受け部23cに当接することで、防塵フィルタ21及び圧電素子22の光軸方向における位置が規制されるようになっている。これにより、防塵フィルタ21は、圧電素子22を介して防塵フィルタ受け部材23に対して気密的に接合するように固定保持されている。
【0048】
換言すれば、防塵フィルタ受け部材23は、押圧部材20による附勢力によって防塵フィルタ21と圧電素子22を介して気密的に接合するように構成されている。
【0049】
ところで、上述したように防塵フィルタ受け部材23とCCDケース24とは、周溝24dと、図4および図5に示す環状凸部23dとが相互に略気密的に嵌合するようになっているのと同時に、防塵フィルタ受け部材23と防塵フィルタ21とは、押圧部材20の附勢力により圧電素子22を介して気密的に接合するようになっている。また、CCDケース24に配設される光学LPF25は、光学LPF25の前面側の周縁部とCCDケース24の段部24aとの間で略気密的となるように配設されている。更に、光学LPF25の背面側には、撮像素子27がローパスフィルタ受け部材26を介して配設されており、光学LPF25と撮像素子27との間においても、略気密性が保持されるようになっている。
【0050】
これにより、光学LPF25と防塵フィルタ21とが対向する間の空間には、所定の空隙部51aが形成されている。また、光学LPF25の周縁側、即ち、CCDケース24と防塵フィルタ受け部材23と防塵フィルタ21とによって、空間部51bが形成されている。この空間部51bは、図4および図5に示すように光学LPF25の外側に張り出すようにして形成されている封止された空間である。
【0051】
また、この空間部51bは、空隙部51aよりも広い空間となるように設定されている。そして、空隙部51aと空間部51bとからなる空間は、上述した如くCCDケース24と防塵フィルタ受け部材23と防塵フィルタ21と光学LPF25とによって略気密的に封止される封止空間51となっている。
【0052】
このように、本実施形態の電子撮像装置における撮像ユニット15では、光学LPF25及び防塵フィルタ21の周縁に形成され空隙部51aを含む略密閉された封止空間51を形成する封止構造部が構成されている。そして、この封止構造部は、光学LPF25の周縁部位またはその近傍部位から外側の位置に設けられるようになっている。
【0053】
更に、本実施形態においては、防塵フィルタ21をその周縁部位からその近傍部位までに密着して支持する第1の部材である防塵フィルタ受け部材23と、光学LPF25をその周縁部位からその近傍部位までに密着して支持すると共に、自己の所定部位で防塵フィルタ受け部材23と密に接触するように配設される第2の部材であるCCDケース24等によって、封止構造部が構成されている。
【0054】
上述のように構成されたカメラ1においては、撮像素子27の前面側の所定位置に防塵フィルタ21を対向配置し、撮像素子27の光電変換面と防塵フィルタ21との周縁部位に形成される封止空間51を封止するように構成したことによって、撮像素子27の光電変換面に塵挨等が付着するのを予防している。
【0055】
そして、この場合において、防塵フィルタ21の前面側の露出面に付着する塵挨等については、当該防塵フィルタ21の周縁部に一体となるように配設される圧電素子22に周期電圧を印加して防塵フィルタ21に対して所定の振動を与えることで、除去することができるようになっている。
【0056】
図6は、本カメラ1における撮像ユニット15のうち防塵フィルタ21及びこれに一体に設けられる圧電素子22のみを取り出して示す正面図である。また、図7および図8は、図6の圧電素子22に対して駆動電圧を印加した際の防塵フィルタ21及び圧電素子22の状態変化を説明するための図を示す。つまり、図7は、図6のA−A線に沿う断面図であり、図8は、図6のB−B線に沿う断面図である。
【0057】
ここで、例えば、圧電素子22に負(マイナス;−)電圧を印加した場合には、防塵フィルタ21は、図7および図8において中心Cから実線で示すように変形する。一方、圧電素子22に正(プラス;+)電圧を印加した場合には、防塵フィルタ21は、同図において中心Cから二点鎖線で示すように変形する。
【0058】
この場合において、図6〜図8に示す振動の節21aの位置では、実質的に振幅は零になることから、この節21aに対応する部位に防塵フィルタ受け部材23の受け部23cを当接させるように設定する。これにより、振動を阻害することなく防塵フィルタ21を効率的に支持し得ることになる。
【0059】
そして、この状態において、所定のときに後述する防塵フィルタ駆動回路を制御して、圧電素子22に対して周期的な電圧を印加することで防塵フィルタ21は振動し、当該防塵フィルタ21の表面に付着した塵挨等は除去される。
【0060】
なお、このときの振動の共振周波数は、防塵フィルタ21の形状や板厚、材質等により決まるものである。また、上述の図6〜図8に示す例では、1次の振動を発生させた場合を示しているが、これに限らず、高次の振動を発生させるようにしてもよい。
【0061】
図1には、本発明の第1実施形態に係わる電子撮像装置を搭載したカメラシステムの構成をブロック構成図で示す。
【0062】
このカメラシステムは、交換レンズとしてのレンズ鏡筒12とカメラ本体11とから主に構成されており、カメラ本体11の前面に対して、所望のレンズ鏡筒12が着脱自在に設定されている。
【0063】
レンズ鏡筒12の制御は、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)205が行う。また、カメラ本体11の制御はボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)150が行う。なお、これらLucom205とBucom150とは、カメラ本体11とレンズ鏡筒12とを合体させた時において通信コネクタ206を介して通信可能に電気的接続がなされる。この状態で、カメラシステムとしてLucom205がBucom150に従属的に協働しながら稼動する。
【0064】
レンズ鏡筒12内には撮影光学系12aと絞り203が設けられている。撮影光学系12aはレンズ駆動機構202内にある図示しないDCモータによって駆動される。また、絞り203は絞り駆動機構204内にある図示しないステッピングモータによって駆動される。このとき、Lucom205はBucom150の指令に従ってこれら各モータを制御する。
【0065】
カメラ本体11内には次の構成部材が図示のように配設されている。例えば、光学系としての一眼レフレックス方式の構成部材(クイックリターンミラー13b、ペンタプリズム13a、接眼レンズ13c、およびサブミラー114)と、光軸上のフォーカルプレーン方式のシャッタ部14と、上記サブミラー114からの反射光束を受けて自動測距するためのAFセンサユニット116が設けられている。
【0066】
また、上記AFセンサユニット116を駆動制御するAFセンサ駆動回路117と、上記クイックリターンミラー13bを駆動制御するミラー駆動機構118と、上記シャッタ部14の先幕と後幕を駆動するばねをチャージするシャッタチャージ機構119と、それら先幕と後幕の動きを制御するシャッタ制御回路120と、上記ペンタプリズム13aからの光束に基づき測光処理する測光回路121が設けられている。
【0067】
光軸上には、上記撮影光学系12aを通過した被写体光束を光電変換するための撮像ユニット15が光電変換素子として設けられ、更にこの撮像ユニット15と撮影光学系12aとの間に配された光学素子としての防塵フィルタ21によって保護されている。そして、この防塵フィルタ21を所定の周波数で振動させる加振手段の一部として、例えば、圧電素子22がその防塵フィルタ21の周縁部に取り付けられている。
【0068】
また、圧電素子22は、加振手段の一部としての防塵フィルタ駆動回路140によって防塵フィルタ21を振動させ、その表面に付着していた塵を除去できるように構成されている。よって、このカメラシステムは、いわゆる「防塵機能付きカメラ」に属する基本構造をもつ電子カメラである。
【0069】
なお、撮像素子27の周辺の温度を測定するために、防塵フィルタ21の近傍には、温度測定回路133が設けられている。
このカメラシステムにはまた、撮像素子27に接続したインターフェイス回路123、液晶モニタ124、記憶領域として設けられたSDRAM125、FlashROM126および記録メディア127などを利用して画像処理する画像処理コントローラ128とが設けられ、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。
【0070】
その他の記憶領域としては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性記憶手段として、例えば、EEPROMから成る不揮発性メモリ129が、Bucom150からアクセス可能に設けられている。
【0071】
また、Bucom150には、当該カメラ1の動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示用LCD151と、カメラ操作SW152とが設けられている。なお、このカメラ操作SW152は、例えば、レリーズSW、モード変更SWおよびパワーSWなどの、当該カメラを操作するために必要な操作ボタンを含むスイッチ群である。
【0072】
更に、電源としての電池154と、この電源の電圧を、当該カメラシステムを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路153が設けられている。なお、電池154の電圧は、Bucom150内に設けられているA/D変換回路(以下、ADCと称する)160にてデジタルデータに変換される。このとき、Bucom150は、そのデジタルデータに基づいて電池154の状態をチェック可能である。なお、ADC160は特許請求の範囲に記載の測定手段に相当する。
【0073】
上述した如くに構成されたカメラシステムでは、各部が次のように稼動する。
画像処理コントローラ128は、Bucom150の指令に従ってインターフェイス回路123を制御して撮像素子27から画像データを取り込む。この画像データは画像処理コントローラ128でビデオ信号に変換され、液晶モニタ124にて出力表示される。ユーザはこの液晶モニタ124の表示画像から、撮影した画像イメージを確認できる。
【0074】
SDRAM125は画像データの一時的保管用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリアなどに使用される。またこの画像データはJPEGデータに変換された後には、記録メディア127に保管されるように設定されている。
【0075】
撮像素子27は、透明なガラス面を有する防塵フィルタ21によって保護されている。この防塵フィルタ21の周縁部にはそのガラス面を加振するための圧電素子22が配置されており、この圧電素子22は、後で詳しく説明するように防塵フィルタ駆動回路140によって駆動される。なお、撮像素子27及び圧電素子22は、防塵フィルタ21を一面とし、かつ破線で示すような枠体によって囲まれたケース内に一体的に収納されることが、防塵のためにはより好ましい。
【0076】
また、通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に影響し、その物材の固有振動数を変化させる要因の1つであるので、運用時にはその温度を計測してその固有振動数の変化を考慮しなければならない。このときには、稼動中に温度上昇が激しい撮像素子27の前面を保護するために設けられた防塵フィルタ21の温度変化を測定してその時の固有振動数を予測するほうがよい。
【0077】
したがって、本実施形態の場合、上記温度測定回路133に接続されたセンサ(不図示)が、撮像素子27の周辺温度を測定するために設けられている。なお、そのセンサの温度測定ポイントは、防塵フィルタ21の振動面の極近傍に設定されるのが好ましい。
【0078】
ミラー駆動機構118は、クイックリターンミラー13bをUP位置とDOWN位置へ駆動するための機構であり、このクイックリターンミラー13bがDOWN位置にある時、撮影光学系12aからの光束はAFセンサユニット116側とペンタプリズム13a側へと分割されて導かれる。
【0079】
AFセンサユニット116内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路117を介してBucom150へ送信されて周知の測距処理が行われる。
また、ペンタプリズム13aに隣接する接眼レンズ13cからはユーザが被写体を目視できる一方、このペンタプリズム13aを通過した被写体光束の一部は測光回路121内のホトセンサ(不図示)へ導かれ、ここで検知された光量に基づき周知の測光処理が行われる。
【0080】
次に図9に示す防塵フィルタ駆動回路140の回路図と、図10のタイムチャートに基づいて、この第1実施形態における電子撮像装置の防塵フィルタ21の駆動およびその動作について説明する。
ここに例示した防塵フィルタ駆動回路140は、図9に示すような回路構成を有し、その各部において、図10のタイムチャートで表す波形信号(Sig1〜Sig4)が生成され、それらの信号に基づいて次のように制御される。即ち、防塵フィルタ駆動回路140は図9に例示の如く、N進カウンタ141、1/2分周回路142、インバータ143、複数のMOSトランジスタ(Q00,Q01,Q02)144a、144b、144c、トランス145、抵抗(R00)146から構成されている。
【0081】
上記トランス145の1次側に接続されたトランジスタ(Q01)144bおよびトランジスタ(Q02)144cのON/OFF切替え動作によって、そのトランス145の2次側に所定周期の信号(Sig4)が発生するように構成されており、この所定周期の信号に基づき圧電素子22を種々に駆動させながら、効率的な共振周波数を探し出して防塵フィルタ21を効果的に共振させるようになっている。なお、この詳細については後述する。
【0082】
Bucom150は、制御ポートとして設けられた2つのIOポート、即ち、IOポートP_PwContおよびIOポートD_NCntと、このBucom150内部に存在するクロックジェネレータ155を介して防塵フィルタ駆動回路140を次のように制御する。クロックジェネレータ155は、圧電素子22へ印加する信号周波数より充分に早い周波数でパルス信号(基本クロック信号)をN進カウンタ141へ出力する。この出力信号が図10中のタイムチャートが表す波形の信号Sig1である。そして、この基本クロック信号はN進カウンタ141へ入力される。
【0083】
N進カウンタ141は、当該パルス信号をカウントし所定の値“N”に達する毎にカウント終了パルス信号を出力する。即ち、基本クロック信号を1/Nに分周することになる。この出力信号が図10中のタイムチャートが表す波形の信号Sig2である。なお、この分周されたパルス信号はHighとLowのデューティ比が1:1ではない。そこで、1/2分周回路142を通してデューティ比を1:1へ変換する。この変換されたパルス信号は図10中のタイムチャートが表す波形の信号Sig3に対応する。
【0084】
この変換されたパルス信号のHigh状態において、この信号が入力されたトランジスタ(Q01)144bがONする。一方、トランジスタ(Q02)144cへはインバータ143を経由してこのパルス信号が印加される。したがって、パルス信号のLow状態において、この信号が入力されたトランジスタ(Q02)144cがONする。トランス145の1次側に接続されたトランジスタ(Q01)144bとトランジスタ(Q02)144cが交互にONすると、2次側には図10中の信号Sig4の如き周期の信号が発生する。
【0085】
トランス145の巻き線比は、電源回路153のユニットの出力電圧と圧電素子22の駆動に必要な電圧から決定される。なお、抵抗(R00)146は、トランス145に過大な電流が流れることを制限するために設けられている。
【0086】
圧電素子22を駆動するに際しては、トランジスタ(Q00)144aがON状態にあり、電源回路153のユニットからトランス145のセンタータップに電圧が印加されていなければならない。図9中、トランジスタ(Q00)144aのON/OFF制御はIOポートP_PwContを介して行われる。また、N進カウンタ141の設定値“N”はIOポートD_NCntから設定できる。よって、Bucom150は、設定値“N”を適宜に制御することで、圧電素子22の駆動周波数を任意に変更可能である。
【0087】
このとき、圧電素子22に印加される信号の周波数は次式によって算出可能である。
【0088】
N:カウンタヘの設定値
fpls:クロックジェネレータの出力パルスの周波数
fdrv:圧電素子へ印加される信号の周波数
とすると、
fdrv=fpls/2N
なお、この式に基づいた演算は、Bucom150のCPU(制御手段)で行われる。
【0089】
更に、上述のボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)150が行う制御について具体的に説明する。
【0090】
図11にBucom150で稼動する制御プログラムのメインルーチンを例示する。まずカメラの電源SW(不図示)がON状態となると、Bucom150は稼動を開始し、#0では、カメラシステムを起動するための処理が実行される。電源回路153を制御してこのカメラシステムを構成する各回路ユニットへ電力を供給する。また各回路の初期設定を行う。
【0091】
#1では、温度測定回路133より現在の温度データを取り込む。この温度データは必要に応じて続く#2の動作ルーチンにおいて使用される情報である。
【0092】
#2では、サブルーチン「塵除去動作」をコールして実行する。このサブルーチン中で防塵フィルタ21を振動させることにより塵払いの動作が実行される。電源起動時にこの動作を実行することで、このカメラを撮影に使用しない期間に、意図せずにガラス(防塵フィルタ21)に付着した塵を除去できる。なお、このサブルーチン「塵除去動作」の詳細動作は後述する。
【0093】
#3は、周期的に実行するステップであり、Lucom205と通信動作を行うことでレンズ鏡筒12の状態を検出するための動作ステップである。
【0094】
#4にて、レンズ鏡筒12がカメラ本体11に装着されたことを検出すると、#7へ移行する。一方、レンズ鏡筒12がカメラ本体11から外されたことを検出したときは、#5から#6へ移行する。そして、#6にて制御フラグのF_Lensを“0”にセットする。その後、#10に移行する。なお、この制御フラグは、カメラのカメラ本体11にレンズ鏡筒12が装着されている期間では“1”を示し、レンズ鏡筒12が外されている期間では“0”を示す。
【0095】
#7では、制御フラグのF_Lensを“1”にセットする。
【0096】
#8にて、温度測定の動作を行い、その直後の#9にて、防塵フィルタ21の塵を除去するためのサブルーチン「塵除去動作」をコールして実行する。その後、#10に移行する。
【0097】
通常、カメラ本体11にレンズ鏡筒12が装着されていない期間において、レンズや防塵フィルタ21等に塵が付着する可能性が高い。したがって、レンズ鏡筒12の装着を検出したタイミングで塵を払う動作を実行することが望ましい。そこで、周期的に#8と#9の動作を実行することも考えられるが、これでは、塵が付着していない状態で防塵フィルタ21を振動させることが多くなり、無駄な電力を消費する可能性が高い。このため、本実施形態では、レンズ装着操作の有無で塵を払う動作を実行する。
【0098】
#10では、カメラ操作SW152の状態を検出する。そして、カメラ操作SW152の1つであるモード変更SW(不図示)のON状態を#11で検出した場合には、#12へ移行する。
【0099】
#12では、そのモード変更SWの操作に連動してカメラの動作モードを変更し、#13では、その動作モードに応じた情報を動作表示用LCD151に表示出力する。そして上記#3へ再び移行する。
【0100】
一方、#10でカメラ操作SW152のON状態を検出しなかった場合には#14に移行する。#14では、カメラ操作SWの1つである1stレリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判定する。1stレリーズSWがON状態ならば#15へ移行し、OFF状態ならば上記#3へ再び移行する。
【0101】
#15では、測光回路121から被写体の輝度情報を入手する。そしてこの情報から撮像素子27の露光時間(Tv値)と撮影光学系12aの絞り設定値(Av値)を算出する。
【0102】
#16では、AFセンサ駆動回路117を経由してAFセンサユニット116の検知データを入手する。このデータに基づきピントのズレ量を算出する。
【0103】
ここで、#17にて、制御フラグF_Lensの状態を判定する。F_Lensが“0”ならばレンズユニット10が装着されていないことを意味するので、#18以降の撮影動作は実行できない。そこで、この場合には上記#3へ再び移行する。
【0104】
一方、F_Lensが“1”ならば、#18にて、Lucom205に対して、上記#16で算出したピントのズレ量を送信して、このズレ量に基づく撮影光学系12aの駆動を指令する。
【0105】
#19では、カメラ操作SW152の1つである2ndレリーズSW(不図示)が操作されたか否かを判定する。この2ndレリーズSWがON状態のときは#20へ移行して所定の撮影動作を行う。一方、OFF状態のときは上記#3へ再び移行する。
【0106】
#20では、Lucom205へAv値を送信し、絞り203の駆動を指令する。そして、#21にてクイックリターンミラー13bをUP位置へ移動する。次に、#22にてシャッタ部14の先幕走行を開始させ、#23にて画像処理コントローラ128に対して撮動動作の実行を指令する。Tv値で示される時間、撮像素子27への露光が終了すると、#24において、シャッタ部14の後幕走行を開始させ、#25にてクイックリターンミラー13bをDown位置へ駆動する。また、これと並行してシャッタ部14のチャージ動作を行う。
【0107】
そして#26では、Lucom205に対して、絞り203を開放位置へ復帰させるように指令し、#27では、画像処理コントローラ128に対して、撮影した画像データを記録メディア127へ記録するように指令する。その画像データの記録が終了すると、再び上記#3へ移行する。
【0108】
図12は塵除去サブルーチンを説明するためのフローチャートである。このサブルーチンには、電池電圧が高すぎて防塵フィルタ21の振幅が大きくなり、その結果、防塵フィルタ21が破壊してしまうという事故を防ぐための工夫がなされている。また、図13はその概念を説明するために、防塵フィルタ21を振動させる際の加振周波数とそのときの防塵フィルタ21の振動振幅との関係を示した分布図である。
【0109】
図13において、横軸は防塵フィルタ21を振動させる周波数(加振周波数)であり、縦軸は加振時の防塵フィルタ21の振幅を表している。上述のように、防塵フィルタ21は共振周波数(図中f0で示す)の周辺で最大の振幅となる。ただし、電池電圧があるレベル(Vref)よりも高い場合、防塵フィルタ21は振幅限界値Pを越え、破壊のおそれがある領域(図中、この領域を斜線で示し、以後は「危険領域」と呼ぶ)で振動することになる。電池電圧が高ければ高いほど、加振周波数に対する危険領域の幅が共振点を中心にして広がることになる。一方、電池電圧がVref以下であれば共振周波数で振動しても、最大振幅が危険領域に達することはない。そこで、このVrefを「防塵フィルタ21を共振周波数で振動させた場合に、防塵フィルタ21が破壊するおそれのある電圧」と定義する。
【0110】
上述のような「電池電圧が高すぎて防塵フィルタ21が破壊されてしまうという事故」を防ぐためには、例えば、レギュレータのような減圧回路を設ければ良いが、その場合には回路構成が複雑になって得策とは言えない。
【0111】
そこで、本実施の形態においては、電池電圧がVrefよりも高い場合に限って、加振周波数を防塵フィルタ21の共振周波数f0からずらし、振幅が限界値Pを越えない周波数f1で、防塵フィルタ21を振動させるよう設定している。この周波数f1を便宜上、「安全周波数」または「非破壊周波数」と呼ぶ。
【0112】
以下、図12によって上述の塵除去動作を説明する。
【0113】
はじめに、#31にて電池電圧を測定する。これは、Bucom150に内蔵されたADC160により、電池電圧をA/D変換することによって行う。
【0114】
次に、#32にて測定した電池電圧が上述のVrefよりも高いか否かを判定する。そして、電池電圧がVrefよりも高ければ#33に移行する。一方、高くなければ#36に移行する。
【0115】
電池電圧がVref以下の場合、共振周波数で振動させても防塵フィルタ21が破壊されることはない。したがって、#36では加振周波数を共振周波数f0に設定してから加振動作を開始させ、その後、#34に移行する。なお、この共振周波数f0は特許請求の範囲に記載の第1の周波数に相当するものである。
【0116】
一方、電池電圧がVrefよりも高い場合、共振周波数で振動させることは危険なので、#33において加振周波数をf1(安全周波数)に設定して#34に移行する。なお、この安全周波数f1は特許請求の範囲に記載の第2の周波数に相当する。
【0117】
#34では所定時間、例えば、100ms程度待機し、それによって100msの加振動作を行った後に#35で加振動作を終了させる。そして、その後、メインルーチンヘリターンする。
【0118】
なお、ここで使用する2種類の周波数は、防塵フィルタ21を含む塵除去機構に使用されている部品のバラツキや組み立て状況等によって変化するものであり、当該防塵フィルタ21に固有の周波数である。したがって、これらの周波数値を塵除去機構の組み立て時等に測定して、電子撮像装置毎にEEPROM等の不揮発性メモリに記憶させておき、塵除去動作を実行する際に読み出して使用する。また、上述したように、温度変化によりこれらの周波数が変化してしまうことがあるので、温度測定回路133によって温度を測定しておき、測定した温度に応じてこれらの周波数を補正する。
【0119】
以上のように、本発明の第1の実施形態においては、電池電圧がある所定の電圧よりも高い場合には、加振周波数を防塵フィルタの共振周波数f0からずらし、防塵フィルタの破壊のおそれが無い範囲で防塵フィルタを振動させるようにしたので、電池電圧が高い場合でも防塵フィルタが破壊されることはない。
【0120】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について図14を参照して説明する。なお、本第2の実施形態に係る撮像装置の構成部分については、上述の第1の実施形態と同様なので説明を省略する。また、Bucom150で稼動する制御プログラムのメインルーチンの動作についても上述の第1実施形態と同様なので、これも説明を省略する。
【0121】
図14は本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の塵除去サブルーチンのフローチャートである。
第1の実施形態においては、加振周波数を変更することで防塵フィルタ21の破壊を防止していたが、この第2の実施形態においては電池電圧に応じて駆動時間を調整するようにしている。これは、電池電圧がVrefよりも高い場合でも振動させる時間が短ければ破壊の危険性は低下するであろうという考えに基づいている。
【0122】
はじめに#41にて電池電圧を測定する。これは、図12の#31と同様である。
次に、#42にて周波数f0(共振周波数)での振動を開始させる。
その後、#43にて電池電圧がVrefよりも高いか否かを判定し、高ければ#44に移行して、第1の所定時間が経過するのを待つ。一方、高く無ければ#46に移行して、第2の所定時間が経過するのを待つ。ここで、第1の所定時間は第2の所定時間にくらべると短く設定されているものとする。
その後、#45に移行して加振動作を終了し、メインルーチンヘリターンする。
【0123】
ところで、上記2つの所定時間は、第1の実施形態における共振周波数f0や安全周波数f1と同様に、防塵フィルタ21を含む塵除去機構に使用されている部品のバラツキや組み立て状況等によって変化するものである。したがって、塵除去機構の組み立て時等に測定して、電子撮像装置毎にEEPROM等の不揮発性メモリに記憶させておけば良い。
【0124】
以上のように、本発明の第2の実施形態においては、電池電圧がある所定の電圧よりも高い場合には、加振時間を短くして防塵フィルタが破壊する前に加振動作を終了させるようにしたので、電池電圧が高い場合でも防塵フィルタが破壊されることない。
【0125】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0126】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、圧電素子の駆動回路の構成を複雑にすることなく、最適な状態で防塵フィルタを振動させることができる塵埃除去機構を有する電子撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる電子撮像装置を搭載したカメラシステムの構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電子撮像装置の一例を示すカメラの一部を切断して、その内部構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】撮像ユニットを分解して示す要部分解斜視図である。
【図4】組み立てた状態の撮像ユニットの一部を切断して示す斜視図である。
【図5】図4の切断面に沿った撮像ユニットの断面図である。
【図6】撮像ユニットのうち、防塵フィルタ及びこれに一体に設けられる圧電素子のみを取り出して示す正面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】図6のB−B線に沿う断面図である。
【図9】防塵フィルタ駆動回路の回路図である。
【図10】防塵フィルタ駆動回路動作時のタイムチャートである。
【図11】ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)で稼動する制御プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図12】塵除去サブルーチンを説明するためのフローチャートである。
【図13】防塵フィルタを振動させる際の加振周波数と防塵フィルタの振動振幅との関係を示す分布図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における塵除去サブルーチンを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
12 レンズ鏡筒
13a ペンタプリズム
13b 反射鏡(クイックリターンミラー)
13c 接眼レンズ
14 シャッタ部
15 撮像ユニット
21 防塵フィルタ
22 圧電素子
27 撮像素子
114 サブミラー
116 AFセンサユニット
117 AFセンサ駆動回路
118 ミラー駆動機構
119 シャッタチャージ機構
120 シャッタ制御回路
121 測光回路
123 インターフェイス回路
124 液晶モニタ
125 SDRAM
126 FlashROM
127 記録メディア
128 画像処理コントローラ
129 不揮発性メモリ
133 温度測定回路
140 防塵フィルタ駆動回路
141 N進カウンタ
142 1/2分周回路
143 インバータ
144a,144b,144c MOSトランジスタ(トランジスタ)
145 トランス
146 抵抗
150 ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)
151 動作表示用LCD
152 カメラ操作SW
153 電源回路
154 電池
155 クロックジェネレータ
160 A/D変換回路(ADC)
202 レンズ駆動機構
203 絞り
204 絞り駆動機構
205 レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lucom)
206 通信コネクタ

Claims (8)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、
    上記撮像手段の前面に配置された防塵フィルタと、
    上記防塵フィルタを振動させる加振手段と、
    電源電圧を測定する測定手段と、
    を具備し、
    上記加振手段は、上記測定手段で測定された電源電圧が所定電圧以下の場合には上記防塵フィルタの共振周波数に近い第1の周波数で上記防塵フィルタを振動させ、上記電源電圧が上記所定電圧よりも高い場合には上記共振周波数からはずれた第2の周波数で振動させることを特徴とする電子撮像装置。
  2. 上記第2の周波数は、上記電源電圧が上記所定電圧より高くとも上記防塵フィルタが破壊するおそれの無い周波数であることを特徴とする請求項1に記載の電子撮像装置。
  3. 上記第1および第2の周波数は上記防塵フィルタに固有の値であり、上記電子撮像装置の組み立て段階で設定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の電子撮像装置。
  4. 上記所定電圧は、上記防塵フィルタを上記防塵フィルタの共振周波数付近で振動させた場合に、上記防塵フィルタが破壊するおそれのある電圧であることを特徴とする請求項1に記載の電子撮像装置。
  5. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像手段と、
    上記撮像手段の前面に配置された防塵フィルタと、
    上記防塵フィルタを振動させる加振手段と、
    電源電圧を測定する測定手段と、
    を具備し、
    上記加振手段は、上記測定手段で測定された電源電圧が所定電圧よりも高い場合には上記防塵フィルタを第1の所定時間だけ振動させ、上記電源電圧が上記所定電圧以下の場合には上記防塵フィルタを上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間だけ振動させることを特徴とする電子撮像装置
  6. 上記第1および第2の所定時間は上記防塵フィルタの特性によって決定される値であることを特徴とする請求項5に記載の電子撮像装置。
  7. 撮像素子と、
    上記撮像素子の前面に配設された防塵フィルタと、
    上記防塵フィルタの周縁部に配設された圧電素子と、
    上記圧電素子を振動させる駆動回路と、
    電源電圧を測定してデジタルデータを出力する測定回路と、
    上記測定回路の測定結果に応じて、上記圧電素子を振動させるための周波数信号を調整して上記駆動回路に供給する制御回路と、
    上記圧電素子の振動によって上記防塵フィルタを振動させ、それによって上記防塵フィルタの表面に付着した塵埃を除去する塵埃除去機構と、
    を具備し、
    上記制御回路は、上記測定回路によって測定された電源電圧を所定値と比較し、上記電源電圧が上記所定値以下の場合には上記防塵フィルタの共振周波数に近い周波数の信号を上記駆動回路に供給し、上記電源電圧が上記所定値よりも高い場合には上記共振周波数からはずれた周波数の信号を上記駆動回路に供給することを特徴とする電子撮像装置。
  8. 上記制御回路は、上記測定回路によって測定された電源電圧を所定値と比較し、上記電源電圧が上記所定値よりも高い場合には上記駆動回路に上記周波数信号を第1の所定時間だけ供給し、上記電源電圧が上記所定値以下の場合には上記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間だけ上記駆動回路に上記周波数信号を供給することを特徴とする請求項7に記載の電子撮像装置。
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