JP2003330071A - ストロボ機構および撮像装置 - Google Patents

ストロボ機構および撮像装置

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JP2003330071A
JP2003330071A JP2002134920A JP2002134920A JP2003330071A JP 2003330071 A JP2003330071 A JP 2003330071A JP 2002134920 A JP2002134920 A JP 2002134920A JP 2002134920 A JP2002134920 A JP 2002134920A JP 2003330071 A JP2003330071 A JP 2003330071A
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strobe
lens
housing
housed
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JP2002134920A
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Kota Nagano
耕太 長野
Tomoyuki Kato
知之 加藤
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ装置を内蔵する撮像装置において小
型化とストロボ光の”ケラレ”防止との両立を図るこ
と。 【解決手段】 本発明は、レンズ2を備える本体筐体3
に内蔵されるストロボ機構10であって、本体筐体3の
周縁部に沿って収納されるストロボ本体11と、ストロ
ボ本体11を回転自在に支持する軸12とを備えてお
り、ストロボ本体11が軸12を中心としてレンズ2の
光軸に対して略垂直な面に沿って回転することで本体筐
体3から延出するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体筐体に内蔵さ
れるストロボ機構およびこれを備える撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフカメラなどレンズが本体
から大きく突出したカメラでは、ストロボの光が一部レ
ンズにあたることで影ができること(以下、”ケラレ”
と言う。)を防止するため、レンズ光軸とストロボ装置
の光軸を離すものが用いられている。
【0003】このような例として、カメラ本体上部にス
トロボ装置を格納し、使用時にストロボ装置をレンズの
光軸と垂直な軸回りに回転、移動させ、レンズによる”
ケラレ”を起こさない最適な位置にする機構が提案され
ている(特開平6−17963号公報)。また、本体縦
方向への小型化が可能なものとして、ストロボ装置を矩
形長手方向に突出させ、レンズによる”ケラレ”を防止
する装置が提案されている(特開平8−292470号
公報、特開2001−311986号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−17963号公報に開示される機構では、本体上部
にストロボ装置を配しているため、カメラ本体上方向の
小型化が困難である。また、特開平8−292470号
公報、特開2001−311986号公報に開示される
機構では、ストロボ装置を横長の本体筐体に対し長手方
向に格納しているため、本体筐体の横方向への小型化が
難しいという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成されたものである。すなわち、本
発明は、レンズを備える本体筐体に内蔵されるストロボ
機構であって、本体筐体の周縁部に沿って収納されるス
トロボ本体と、ストロボ本体を回転自在に支持する軸と
を備えており、ストロボ本体が軸を中心としてレンズの
光軸に対して略垂直な面に沿って回転することで本体筐
体から延出するようになっている。
【0006】このような本発明では、ストロボ本体が本
体筐体の周縁部に沿って収納されているとともに、軸を
中心としてレンズの光軸に対し略垂直な面に沿って回転
できるため、ストロボ本体を本体筐体のレンズ横側に収
納した状態から回転によって本体筐体の上方へ跳ね上げ
ることができ、ストロボ光のレンズによる”ケラレ”を
防止できるとともに本体筐体の小型化を図ることができ
るようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るストロボ
機構および撮像装置を説明する斜視図で、(a)は外観
図、(b)は透視図である。ストロボ機構10を備えた
撮像装置1としては、デジタルスチルカメラ、デジタル
ビデオカメラ、銀塩フィルムカメラ等からなり、露光量
不足を補うため被写体に向けて閃光(ストロボ光)を照
射できるようになっている。
【0008】本実施形態の撮像装置1では、レンズ2を
備える本体筐体3にストロボ機構10が内蔵されてお
り、必要に応じて本体筐体3からストロボ本体11が回
動することで跳ね上がり本体筐体3の上側に配置される
ようになっている。
【0009】特に、本実施形態のストロボ機構10で
は、ストロボ本体11が本体筐体3の周縁部に沿って収
納されており、軸12を中心としてレンズ2の光軸に対
して略垂直な面に沿って回転するようになっている。
【0010】また、このストロボ機構10では、平面視
略長方形のストロボ本体11を本体筐体3のレンズ2の
横側に縦長にして収納することから、本体筐体3のスペ
ースを有効に利用でき小型化を図ることができる。つま
り、ストロボ本体11が本体筐体3のレンズ2の上側に
収納されないことで本体筐体3の縦方向の小型化を図る
ことができ、ストロボ本体11を縦長に配置して本体筐
体3のレンズ2の横側に収納することから本体筐体3の
横方向の小型化を図ることができる。
【0011】ストロボ本体11の回動は、軸12に取り
付けられたバネ13による付勢力によって行われ、スト
ロボ本体11が本体筐体に収納されている状態ではリリ
ースボタン20と連動するフック21によって跳ね上が
らないよう固定されている。
【0012】図2は、ストロボ本体が跳ね上がった状態
を説明する斜視図で、(a)は外観図、(b)は透視図
である。すなわち、リリースボタン20を押下(もしく
はスライド)すると本体筐体内部のフック21が連動
し、ストロボ本体11との係合状態を解除する。これに
より、軸12に取り付けられたバネ13の付勢力によっ
てストロボ本体11が光軸と略垂直な面に沿って回転し
本体筐体3の上側へ跳ね上がる状態となる。バネ13に
よる付勢力でストロボ本体11が跳ね上がる機構では装
置構成を簡素化でき小型化に適している。
【0013】本実施形態ではストロボ本体11が本体筐
体3に収納されている状態でストロボ本体11の長手面
が本体筐体3の側面に沿うよう配置されている。これに
より、本体筐体3が外周からストロボ本体11が飛び出
ることなく収納され、本体筐体のデザインを損なわずに
済むようになる。
【0014】また、本体筐体3のレンズ2の横側は比較
的スペースに余裕があることから、ここにストロボ本体
11を収納することで本体筐体3のスペースを有効利用
でき、レンズ2の上側にはストロボ本体11を収納しな
くて済むことから、本体筐体3の縦方向を小さくするこ
とが可能となる。
【0015】さらに、ストロボ本体11と軸12との間
にアーム14が設けられ、ストロボ本体11とアーム1
4とで略L字状の回動部が構成されている。これによ
り、収納されている状態では略L字状の回動部を構成す
るストロボ本体11とアーム14とが本体筐体3の偶部
を構成する2つの面に沿って各々配置される状態とな
る。
【0016】図3は、ストロボ本体が収納された状態を
説明する図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。先に説明したように、ストロボ本体11はアーム1
4を介して軸12に支持されているとともに、ストロボ
本体11とアーム14とで略L字型の回動部を構成して
本体筐体3の偶部に沿って収納されている。これによっ
て、ストロボ本体11が収納されている状態では、本体
筐体3の外観を損ねることなく綺麗に収まることにな
る。
【0017】図4は、ストロボ本体が跳ね上がった状態
を説明する図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。本体筐体3の例えば正面に設けられたリリースボタ
ン20を押下等すると図示しないフックが外れてストロ
ボ本体11がバネ13による付勢力により上方へ跳ね上
がる。ストロボ本体11はアーム14を介して軸12に
支持されているため、軸12を中心としてアーム14の
長さに応じた半径で回転して跳ね上がる。
【0018】本実施形態では、ストロボ本体11が本体
筐体3の側面に沿って収納されていることから、跳ね上
げの際には略90°回転して本体筐体3の上方へ延出す
る状態となる。また、ストロボ本体11がアーム14を
介して軸12に支持されているため、アーム14の長さ
分だけ軸12より上方に配置される。これにより、レン
ズ2が本体筐体3から大きく突出していてもストロボ本
体11の発光がレンズ2によって”ケラレ”てしまうこ
とを防止できるようになる。
【0019】ここで、本実施形態の撮像装置の寸法の一
例と、”ケラレ”との関係を説明する。図5は撮像装置
の主要部寸法を説明する正面図、図6は”ケラレ”を説
明する側面図である。図5に示すように、レンズ2の直
径はφ60mm、レンズ2の中心から収納状態のストロ
ボ本体11の中心までの横方向距離が41.3mm、同
縦方向距離が12mm、レンズ2の中心から軸12まで
の距離が14.8mm、ストロボ本体11の収納時横方
向の大きさが17mm、同縦方向の大きさ46.8mm
となっている。
【0020】このような寸法から成る撮像装置におい
て、ストロボ本体11を跳ね上げると、図6に示すよう
に、ストロボ本体11の中心はレンズ2の中心から60
mm上に配置されることになる。この状態でレンズ2が
本体筐体3の正面から51.5mm延出しているとする
と、ストロボ本体11の前面からレンズ2の前面までの
距離が56.6mmとなり、ストロボ本体11から出射
される光は45°まではレンズ2による”ケラレ”を起
こさずに済むようになる。
【0021】なお、アーム14の長さ長くすることでス
トロボ本体11を跳ね上げた状態でのストロボ本体11
の中心とレンズ2の中心との距離を更に大きくすること
ができ、”ケラレ”が生じる角度を更に大きくできるよ
うになる。
【0022】また、ストロボ本体11の跳ね上げを行う
にあたり、リリースボタン20を押下等するようにした
が、制御手段による制御で撮像装置1のシャッタと連動
させて露光量不足が起きた場合など必要に応じて自動的
に跳ね上げるようにしてもよい。
【0023】次に、本実施形態の他の例を説明する。図
7は、本実施形態の他の例を説明する斜視図である。こ
の撮像装置1は、光軸に対して略垂直な面に沿って回動
するストロボ機構10を備えるとともに、ストロボ本体
11を本体筐体3に収納した状態でもストロボ光を出射
できるよう窓部3aを本体筐体3に備えたものである。
図示する例では、窓部3aに発光用レンズLが設けられ
ているが、発光用レンズLを設けないで直接窓部3aか
らストロボ本体11が露出するような構成でもよい。
【0024】このような撮像装置1では、例えば、レン
ズ2が沈動式であり必要に応じて延び縮みする場合、レ
ンズ2が延びているときにはレンズ2による”ケラレ”
を防ぐためにストロボ本体11を上方に跳ね上げて撮影
を行い、レンズ2が延びていないときにはレンズ2によ
る”ケラレ”が起きにくいことからストロボ本体11を
跳ね上げずに収納状態のまま発光させることができる。
【0025】また、窓部3aに設けられた発光用レンズ
Lによってストロボ本体11が収納されている状態で発
光した際には発光用レンズLを介したストロボ光の照射
を行うことができる。つまり、レンズ2の延び縮みに応
じて被写体の撮影距離が変わる場合、ストロボ本体11
を跳ね上げて発光させる場合と収納状態で発光させる場
合とで光の照射角度(拡散状態)を変える必要がある。
ストロボ本体11を跳ね上げた状態では発光用レンズL
を介さず発光し、収納した状態では発光用レンズLを介
して発光することでこの要求を満たすことができるよう
になる。
【0026】さらに、撮影を行う場合の本体筐体3の持
ち方(横長もしくは縦長)によってストロボ本体11を
跳ね上げるか否かを切り替えるようにしてもよい。すな
わち、本体筐体3を横長で持つ場合にはストロボ本体1
1を上方へ跳ね上げて発光させ、縦長で持つ場合にはス
トロボ本体11を跳ね上げずに収納した状態で発光させ
るようにする。これにより、撮影状態で常にストロボ本
体11をレンズ2の上方に配置でき、被写体に対してレ
ンズ2の上側からの照明を施すことができるようにな
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。すなわち、ストロボ本体がレンズ
の光軸に対して略垂直な面に沿って回転し本体筐体の上
側に跳ね上がるため、本体筐体のレンズより横の位置
にストロボ本体を収納することができる、ストロボ本
体の跳ね上げでレンズによるストロボ光の”ケラレ”を
防止することが可能となる。上記によって本体筐体
のレンズ上部のスペースを小型化できるとともにレンズ
によるストロボ光の”ケラレ”防止との両立を図ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るストロボ機構および撮像装置
を説明する斜視図である。
【図2】ストロボ本体が跳ね上がった状態を説明する斜
視図である。
【図3】ストロボ本体が収納された状態を説明する図で
ある。
【図4】ストロボ本体が跳ね上がった状態を説明する図
である。
【図5】撮像装置の主要部寸法を説明する正面図であ
る。
【図6】”ケラレ”を説明する側面図である。
【図7】本実施形態の他の例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…撮像装置、2…レンズ、3…本体筐体、3a…窓
部、10…ストロボ機構、11…ストロボ本体、12…
軸、13…バネ、14…アーム、20…リリースボタ
ン、21…フック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを備える本体筐体に内蔵されるス
    トロボ機構において、 前記本体筐体の周縁部に沿って収納されるストロボ本体
    と、 前記ストロボ本体を回転自在に支持する軸とを備えてお
    り、 前記ストロボ本体が前記軸を中心として前記レンズの光
    軸に対して略垂直な面に沿って回転することで前記本体
    筐体から延出することを特徴とするストロボ機構。
  2. 【請求項2】 前記ストロボ本体は付勢手段による付勢
    力で回転して前記本体筐体から延出することを特徴とす
    る請求項1記載のストロボ機構。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ本体と前記軸との間にアー
    ムが設けられていることを特徴とする請求項1記載のス
    トロボ機構。
  4. 【請求項4】 前記ストロボ本体と前記アームとで略L
    字状の回動部が構成され、前記ストロボ本体が前記本体
    筐体に収納されている状態では前記回動部のストロボ本
    体とアームとが前記本体筐体の偶部を構成する2つの面
    に沿って各々配置されていることを特徴とする請求項3
    記載のストロボ機構。
  5. 【請求項5】 前記ストロボ本体は、前記本体筐体に収
    納されている状態から略90°回転して前記本体筐体か
    ら延出することを特徴とする請求項1記載のストロボ機
    構。
  6. 【請求項6】 前記ストロボ本体の動作を制御する制御
    手段を備えており、前記制御手段は、発光が必要な場合
    に前記ストロボ本体を前記本体筐体から自動的に延出さ
    せることを特徴とする請求項1記載のストロボ機構。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のうちいずれか1項に記
    載のストロボ機構を備えていることを特徴とする撮像装
    置。
JP2002134920A 2002-05-10 2002-05-10 ストロボ機構および撮像装置 Pending JP2003330071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012252222A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Nikon Corp カメラボディ

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