JP4040236B2 - ストロボ付きカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体照明用のエレクトロニックフラッシュ、いわゆるストロボ装置を備えたカメラに係り、特にストロボ発光部のレイアウトの工夫によるスペース効率の改善および小型化を図ったストロボ付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルカメラ(「デジカメ)等と略称されることも多い)等と称され、被写体像を、例えばCCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素子により撮像し、被写体の静止画像(スティル画像)または動画像(ムービー画像)の画像データを得て、フラッシュメモリ等のIC(集積回路)メモリを用いるスモールカード等の小型メモリ媒体またはビデオフロッピーディスク等の磁気ディスク媒体にディジタル的に記録するタイプの電子カメラが急速に普及しつつある。この場合、小型メモリ媒体としては、スマートメディア(商標)、コンパクトフラッシュ(商標)、マルチメディアカード(商標)、SDカード(商標)およびメモリスティック(商標)等と称される媒体が一般に用いられている。この種の電子カメラは、銀塩フィルムを用いる在来のカメラ、すなわち銀塩カメラに比して、構造、サイズおよび意匠上の柔軟性が高く、様々な形態のものが提供されている。
【0003】
一方、近年において、カメラは、その撮影性能と共に携帯性が重視される傾向にあり、一層の小型化が要求されている。特に、上述した電子カメラ等においては、形態上の自由度が高いことから、小型化が容易であるため、アクセサリー感覚で身につけることができるほど小型化される傾向にある。
ところで、電子カメラに限らず、在来の銀塩カメラにおいても、暗所や逆光時の撮影を容易にするために、撮影時に被写体を照明するためのストロボを備えたものが多い。このようなストロボ付きカメラにおいては、被写体に適切な照明光を照射するために、カメラボディの前面またはその近傍にストロボ発光部を配置しなければならない。携帯等の便宜のためにカメラを小型化しようとした場合、撮影光学系と共に比較的広い面積を占有するストロボ発光部の配置が問題となる。
【0004】
従来のストロボ付きカメラには、例えば特開平10−226050号公報および実用新案登録第2562132号公報等に示されたものがある。特開平10−226050号公報には、使用時にカメラボディからストロボ発光部が突出する、いわゆるポップアップストロボを有する銀塩カメラにおいて、カメラボディ内のスペース効率を向上させて、カメラの小型化を図る技術が開示されている。特開平10−226050号公報のカメラは、不使用時にストロボ発光部がカメラ本体内に収納された状態で、該ストロボ発光部の背後にフィルム走行方向に沿ってバッテリ室を配設したものである。特開平10−226050号公報に示されたカメラは、ほぼ直方体状のカメラボディの1つの面から撮影レンズを突出させた在来の標準的な形態の銀塩カメラであり、前記カメラボディの厚み方向、つまり撮影光軸に平行で且つフィルム面に垂直の方向に、収納状態のストロボ発光部とバッテリ室とを縦列積層的に配置してスペース効率を向上させている。
【0005】
実用新案登録第2562132号公報には、不使用時には発光面を撮影レンズ対物面に向けて該対物面を覆い、使用時には発光面を被写体側に向けて前記撮影レンズ対物面の一側方に位置するストロボを備えたカメラが開示されている。この場合、ストロボ発光部は、前記撮影レンズ対物面の一側縁近傍の接線にほぼ平行な軸線を軸としてほぼ180°回動させることにより、不使用待機状態と使用状態との間の開閉動作を実現している。
ところで、電子カメラ等には、図3に示すように全体の形状を扁平直方体状としたものがある。このような形状の例えば電子カメラは、携帯時に、かさばらず衣服のポケットやバッグ等に収納する際にも扱い易い。
【0006】
図3に示す電子カメラは、カメラボディ100、撮影光学系101、ストロボ発光部102、オートフォーカス(AF)用測距部103、光学ファインダ104、レリーズボタン105および操作部106を備えている。カメラボディ100は、扁平直方体状をなしてカメラの各機能構成を収容しており、撮影光学系101の対物面、光学ファインダ104の接眼面および対物面、オートフォーカス用測距部103の測距窓、並びにストロボ発光部102の光射出面等を厚み方向に沿う周囲側面に露出し、さらに厚み方向がほぼ垂直に交わる上面にはレリーズボタン105および操作部106を設けている。撮影光学系101は、通常複数枚の撮影レンズを含み、被写体像を撮像素子(図示していない)の入力面上に結像させる。この撮影光学系101は、扁平直方体状の厚み方向および長手方向に直交する方向に沿って撮影入射光軸を配置し、カメラボディ100の長手方向に沿う厚み面の一方の、該長手方向ついてのほぼ中央部に対物面を覗かせている。
【0007】
ストロボ発光部102は、キセノンランプ(ゼノンランプ)等のストロボ光源、その背面に配置された反射板、および前面を覆って、前記ストロボ光源を保護し且つ照明光を拡散させる透明または半透明の保護拡散板等からなり、撮影光学系101の対物面が配置された前記厚み面の側方、この場合、カメラボディ100の長手方向の端部近傍、に配設されている。オートフォーカス用測距部103は、オートフォーカス制御に用いる測距用の計測部であり、例えば、いわゆるパッシブ方式の場合は、測距用の受光部、そしていわゆるアクティブ方式の場合は、赤外線ビーム等の投光部および受光部等を有している。光学ファインダ104は、撮影者が、撮影視野を確認し、撮影のフレーミングを決定するためのファインダであり、接眼部から被写体および撮影視野フレーム等の像を観察させるための光学系である。
【0008】
これらオートフォーカス用測距部103の対物面および光学ファインダ104の対物入射面は、カメラボディ100における撮影光学系101の対物面とストロボ発光部102の保護拡散板との間に配設され、この場合光学ファインダ104の対物入射面を上方に、オートフォーカス用測距部103の対物面を下方に配置している。
レリーズボタン105は、いわゆるシャッタボタンであり、この場合、扁平直方体のカメラボディ100をほぼ水平に構えたときに、撮影者が右手人差し指で操作し易い位置に配設され、撮影動作の指示を与える。操作部106は、カメラにおける各種操作および設定等を行なうためのボタン群等である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示したような、扁平直方体状のカメラボディ100を有するカメラにおいては、狭い厚み面、特に被写体に面する前面側の厚み面に多くの構成が配置されるため、それらの配置構成により、カメラボディ100のサイズがほぼ決定される。このように、扁平直方体状のカメラボディ100を有するカメラにおいては、被写体に面する前面側の厚み面に、撮影光学系101の対物面、光学ファインダ104の対物面、オートフォーカス用測距部103の測距窓、並びにストロボ発光部102の光射出面等が配置されることが小型化に対する障害となっている。
この場合、特開平10−226050号公報のように、ストロボ発光部102の背後にバッテリ室を配置したとしても、小型化にはさほど効果はない。また、撮影光学系101が充分に小さく且つ対物面前方に充分な空間等もないことから、実用新案登録第2562132号公報のように、収納時に撮影光学系101の対物面を覆うようにストロボ発光部を設けたとしてもストロボ発光部が前方に突出したり、使用時にストロボ発光部を開くための支持機構部が側方に突出したりする。
【0010】
また、ストロボ発光部は、一般には撮影光学系の斜め上方に配置することが望ましいことが多いが、被写体の状況によっては、他の方向からストロボ光を照射したいこともある。また、カメラボディを横向きに構えたときに都合の良い位置にストロボ発光部を配置すると、カメラボディを縦向きに構えたときにストロボ発光部が望ましい位置にならないことも多い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ストロボ発光部の配置構成を工夫して、カメラ全体のスペース効率を向上して小型化を可能とし、且つストロボ発光部の位置調整による適正な配光も可能とするストロボ付きカメラを提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、ストロボ発光部の位置調整によるカメラ全体のスペース効率の向上に効果的なストロボ発光部の配置によって、カメラの一層の小型化を可能とすると共に適正な配光を可能とするストロボ付きカメラを提供することにある。
【0011】
また、本発明の請求項2の目的は、特に、ストロボ発光部の位置によって、オートフォーカス性能が阻害されることがないストロボ付きカメラを提供することにある
発明の請求項の目的は、特に、ストロボ発光部の柔軟な位置調整によって、被写体に対する種々の配光を可能とするストロボ付きカメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した本発明に係るストロボ付きカメラは、上述した目的を達成するために、
カメラボディと、
前記カメラボディに収容されて、被写体像を撮影する撮影光学系と、
前記撮影光学系の入射光軸を軸として回動可能として前記カメラボディに設けられたストロボ発光部と、
入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディに収容した被写体観察用の光学ファインダと、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係るストロボ付きカメラは、さらに、前記ストロボ発光部の周囲近傍に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設けたことを特徴としている。
さらに、
【0013】
求項に記載した本発明に係るストロボ付きカメラは、前記ストロボ発光部は、前記収納位置およびそれ以外の少なくとも2以上の所望の回動角度位置に設定可能としたことを特徴としている。
【0014】
【作用】
すなわち、本発明によるストロボ付きカメラは、撮影光学系の入射光軸を軸とする回動を可能としてストロボ発光部を前記カメラボディに設ける。
このような構成により、ストロボ発光部の位置調整によるカメラ全体のスペース効率の向上および適正な配光が可能となる。
また、本発明によるストロボ付きカメラは、さらに、ストロボ発光部の周囲近傍に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設ける。
このような構成により、特に、ストロボ発光部の位置によって、オートフォーカス性能が阻害されるおそれがなくなる。
【0015】
本発明によるストロボ付きカメラは、入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディに収容した被写体観察用の光学ファインダをさらに設ける。
このような構成により、特に、カメラ全体のスペース効率の向上に効果的な、ストロボ発光部の配置によって、カメラの一層の小型化と光学ファインダの保護が可能となる。
本発明によるストロボ付きカメラは、前記ストロボ発光部を、前記収納位置およびそれ以外の少なくとも2以上の所望の回動角度位置に設定可能とする。
このような構成により、特に、ストロボ発光部の柔軟な位置調整によって、被写体に対する種々の配光が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づき、図面を参照して本発明のストロボ付きカメラを詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一つの実施の形態に係るストロボ付きカメラの要部の構成を示している。図1は、ストロボを待機位置に設定した状態におけるストロボ付きカメラの構成を示す斜視図、そして図2は、ストロボを待機位置以外の回動位置に設定した状態におけるストロボ付きカメラの構成を示す斜視図である。
図1および図2に示すストロボ付きカメラは、カメラボディ10、撮影光学系11、ストロボ発光部12、オートフォーカス用測距部13、回動保持フレーム14、光学ファインダ15、メインレリーズボタン16、操作部17およびサブレリーズボタン18を具備している。
【0017】
カメラボディ10は、扁平直方体状をなし、カメラの各機能構成を収容する。すなわち、カメラボディ10は、撮影光学系11の対物面、光学ファインダ15の接眼面および対物面、並びにサブレリーズボタン18等を厚み方向に沿う周囲側面に露出し、さらに厚み方向がほぼ垂直に交わる上面にはメインレリーズボタン16および操作部17を設けている。撮影光学系11は、通常複数枚の撮影レンズを含み、被写体像を撮像素子(図示していない)の入力面上に結像させる。この撮影光学系11は、カメラボディ10の扁平直方体状の厚み方向に直交し且つその長手方向に直交する方向に沿って撮影光入射光軸を配置し、カメラボディ10の長手方向に沿う厚み面の一方の、該長手方向ついての中間部の一端寄りの部位に対物面を覗かせている。
【0018】
ストロボ発光部12は、キセノンランプ(ゼノンランプ)等のストロボ光源、その背面に配置された反射板、および前面を覆って、前記ストロボ光源を保護し且つ照明光を拡散させる透明または半透明の保護拡散板等により構成する。オートフォーカス用測距部13は、オートフォーカス制御に用いる測距用の計測部であり、例えば、いわゆるパッシブ方式の場合は、測距用の受光部、そしていわゆるアクティブ方式の場合は、赤外線ビーム等の投光部および受光部等を有している。これら、ストロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13は、共通の回動保持フレーム14により、撮影光学系11のまわりで、撮影光入射光軸に対して回動可能として一体的に保持されている。
【0019】
回動保持フレーム14は、カメラボディ10および撮影光学系11の少なくとも一方に嵌合保持され、回動中心である撮影光入射光軸から遠い回動端側にストロボ発光部12を保持し、且つ回動中心である撮影光入射光軸に近い基端側にオートフォーカス用測距部13を保持している。この回動保持フレーム14は、例えば図1に示すように、扁平長手方向にほぼ平行に、つまり図示のように水平状態で撮影光学系11の側方にストロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13を位置させた状態を待機収納状態とし、この待機収納位置を基準として、例えば図示矢印のようにA方向に135°、そしてB方向に45°程度の範囲で回動可能に構成され且つ所望の回動角度位置で係止し得るように、いわゆるクリックストップ機構または適度なフリクションカップル機構等が組み込まれている。
【0020】
回動保持フレーム14の設定し得る回動角度位置は、待機収納状態以外に少なくとも2以上の適切な角度位置とすることが望ましい。回動保持フレーム14とそれに保持されたストロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13とは、図1のような待機収納状態でカメラボディ10の厚み内に収まり、ストロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13は、カメラボディ10の厚み方向に沿う被写体側側面に露出する光学ファインダ15の対物面の前方に位置している。この状態では、扁平直方体状のカメラボディ10の外面に対して大きな突出部はなく、例えば衣服のポケットやバッグに収納したり、ストラップ等により肩や首から吊下げた場合にもかさばらず、携帯に好適である。そして、回動保持フレーム14とそれに保持されたストロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13とは、図2のように待機収納状態からA方向に90°回動させた状態では、ほぼ水平に構えたカメラボディ10の上方に突出する状態となり、この状態では、カメラボディ10の厚み方向に沿う被写体側側面に露出する光学ファインダ15の対物面は、完全に露出して、使用可能となる。このとき、オートフォーカス用測距部13は、撮影光学系11の上方に位置し、さらにその上方にストロボ発光部12が位置する。
【0021】
光学ファインダ15は、カメラボディ10に収納され、該光学ファインダ15の対物面は、図2に示すように、撮影光学系11の対物面の側方に配置されている。光学ファインダ15は、撮影者が、撮影視野を確認し、撮影のフレーミングを決定するためのファインダであり、接眼部から被写体および撮影視野フレーム等の像を観察させるための光学系である。メインレリーズボタン16およびサブレリーズボタン18は、撮影動作の指示を与える、いわゆるシャッタボタンである。この場合、メインレリーズボタン16は、扁平直方体のカメラボディ10をほぼ水平に構えた状態におけるカメラボディ10の上面の撮影者が右手人差し指で操作し易い位置に配設される。また、サブレリーズボタン18は、扁平直方体のカメラボディ10をほぼ垂直縦向きに構えた状態におけるカメラボディ10の前面の撮影光学系11の下方の撮影者が右手人差し指で操作し易い位置に配設される。操作部17は、カメラにおける各種操作および設定等を行なうためのボタン群等である。
【0022】
上述したような構成のストロボ付きカメラは、撮影光学系11の撮影光入射光軸を軸とする回動を可能としてカメラボディ10にストロボ発光部12を設けているので、スペース効率も向上し、カメラボディ10を横向きに構えたときも縦向きに構えたときも、ストロボ発光部12の位置を撮影光学系11の入射光軸の周囲で回動角度調整することができるので、所望の照射角度とすることができ、適正な配光が可能となる。
また、ストロボ発光部12の近傍と一体的に回動可能としてオートフォーカス用測距部13を設けているので、ストロボ発光部12の位置によって、オートフォーカス性能が阻害されるおそれがない。
【0023】
ストロボ発光部12の回動角度位置を収納位置に設定したときに、ストロボ発光部12の背後に光学ファインダ15の入射対物面が位置するように光学ファインダ15を配置したので、カメラ全体、特に幅方向のスペース効率がさらに向上し、一層の小型化が可能となると共に、収納位置に設定したとき、ストロボ発光部12によって光学ファインダ15の前面がカバーされ、保護される。
ストロボ発光部12を、収納位置を含み3以上の所望の回動角度位置に設定可能としたので、被写体に対し、ストロボ発光部の柔軟な位置調整による適切な配光が可能となる。
なお、本発明は、上述し且つ図面に示す実施の形態に限定されることなく、その要旨を変更しない範囲内で、種々変形して実施することができることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ストロボ発光部の配置構成を工夫して、カメラ全体のスペース効率を向上して小型化を可能とし、且つストロボ発光部の位置調整による適正な配光も可能とするストロボ付きカメラを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1のストロボ付きカメラによれば、
カメラボディと、
前記カメラボディに収容されて、被写体像を撮影する撮影光学系と、
前記撮影光学系の入射光軸を軸として動可能として前記カメラボディに設けられたストロボ発光部と、
入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディに収容した被写体観察用の光学ファインダと、
を具備する構成とすることにより、カメラ全体のスペース効率の向上に効果的な、ストロボ発光部の配置によって、特にカメラの幅方向における一層の小型化が可能となると共に、ストロボ発光部を収納位置とすると、ストロボ発光部が光学ファインダをカバーしこれを保護することができ、さらには、適正な配光が可能となる。
また、本発明の請求項2のストロボ付きカメラによれば、さらに、ストロボ発光部の周囲近傍に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設けることにより、特に、ストロボ発光部の位置によって、オートフォーカス性能が阻害されるおそれがなくなる。
【0025】
発明の請求項のストロボ付きカメラによれば、前記ストロボ発光部を、前記収納位置およびそれ以外の少なくとも2以上の所望の回動角度位置に設定可能とすることにより、特に、ストロボ発光部の柔軟な位置調整によって、被写体に対する種々の配光が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るストロボ付きカメラの構成をストロボが待機位置に設定された状態について示す斜視図である。
【図2】図1のストロボ付きカメラの構成をストロボが待機位置以外の回動位置に設定された状態について示す斜視図である。
【図3】従来のストロボ付きカメラの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 カメラボディ
11 撮影光学系
12 ストロボ発光部
13 オートフォーカス用測距部
14 回動保持フレーム
15 光学ファインダ
16 メインレリーズボタン
17 操作部
18 サブレリーズボタン

Claims (3)

  1. カメラボディと、
    前記カメラボディに収容されて、被写体像を撮影する撮影光学系と、
    前記撮影光学系の入射光軸を軸として回動可能として前記カメラボディに設けられたストロボ発光部と、
    入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディに収容した被写体観察用の光学ファインダと、
    を具備することを特徴とするストロボ付きカメラ。
  2. さらに、前記ストロボ発光部の周囲近傍に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のストロボ付きカメラ。
  3. 前記ストロボ発光部は、前記収納位置およびそれ以外の少なくとも2以上の所望の回動角度位置に設定可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載のストロボ付きカメラ。
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