JP3094237B2 - 簡易型カメラ - Google Patents
簡易型カメラInfo
- Publication number
- JP3094237B2 JP3094237B2 JP03015473A JP1547391A JP3094237B2 JP 3094237 B2 JP3094237 B2 JP 3094237B2 JP 03015473 A JP03015473 A JP 03015473A JP 1547391 A JP1547391 A JP 1547391A JP 3094237 B2 JP3094237 B2 JP 3094237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- screen frame
- camera
- photographing lens
- long side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はいわゆる使い捨てカメラ
とも呼ばれ、予じめフィルムが装填されていて、直ちに
撮影を可能とするパノラマ写真撮影用の簡易型カメラに
関する。
とも呼ばれ、予じめフィルムが装填されていて、直ちに
撮影を可能とするパノラマ写真撮影用の簡易型カメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】パノラマ写真撮影を目的とするカメラは
周知のように上下方向に比し横方向に著しく長い画面サ
イズを有し、主として画面の上下の中央に地平線を置い
た左右方向に拡がりをもつ広汎な屋外風景の撮影等に使
用される。
周知のように上下方向に比し横方向に著しく長い画面サ
イズを有し、主として画面の上下の中央に地平線を置い
た左右方向に拡がりをもつ広汎な屋外風景の撮影等に使
用される。
【0003】このような被写体は、上方が天空部であっ
たり下方が反射光の強い路面や場合によっては水面ある
いは雪面であったりすることが多く、そのために強い不
要光が画面の周面に入射し、その結果フレヤを起して画
像のコントラストを低下させることがあるので、被写体
の選択や構図の決定等に充分留意した上で撮影が行われ
なければならない。
たり下方が反射光の強い路面や場合によっては水面ある
いは雪面であったりすることが多く、そのために強い不
要光が画面の周面に入射し、その結果フレヤを起して画
像のコントラストを低下させることがあるので、被写体
の選択や構図の決定等に充分留意した上で撮影が行われ
なければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる不要光の入射を
防止するために、一般には撮影レンズの前方に遮光枠を
特設したり、あるいはレンズフードを併用する等の措置
がとられるが、何れも余分のコストを要するものである
上に、撮影レンズの前玉鏡面に対し若干の間隔を置かざ
るを得ないことから、不要な入射光防止の効率が低くそ
の結果が不充分とされている。
防止するために、一般には撮影レンズの前方に遮光枠を
特設したり、あるいはレンズフードを併用する等の措置
がとられるが、何れも余分のコストを要するものである
上に、撮影レンズの前玉鏡面に対し若干の間隔を置かざ
るを得ないことから、不要な入射光防止の効率が低くそ
の結果が不充分とされている。
【0005】本発明はこの点を解決して改良した結果、
全くコストを要することなく撮影レンズへの不要光の入
射を効果的に防止することの出来る簡易型カメラの提供
を目的としたものである。
全くコストを要することなく撮影レンズへの不要光の入
射を効果的に防止することの出来る簡易型カメラの提供
を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、予めフィル
ムが装填されている簡易型カメラにおいて、撮影レンズ
背面側の前記撮影レンズと前記フィルムとの間に長辺と
短辺とで構成される画面枠を備えるとともに、前記撮影
レンズの前面側に近接して設けた開口の前記画面枠の長
辺と対応する上下に位置する開口縁を、前記画面枠の長
辺と平行な方向に伸びる直線形状とするとともに、上下
に位置する前記直線形状の開口縁の間隔を、前記画面枠
の上下方向幅によって決定される撮影レンズの前面側の
有効口径に対応した間隔としたことを特徴とする簡易型
カメラによって達成される。また画面枠が2つ設けられ
ていることも好ましい。
ムが装填されている簡易型カメラにおいて、撮影レンズ
背面側の前記撮影レンズと前記フィルムとの間に長辺と
短辺とで構成される画面枠を備えるとともに、前記撮影
レンズの前面側に近接して設けた開口の前記画面枠の長
辺と対応する上下に位置する開口縁を、前記画面枠の長
辺と平行な方向に伸びる直線形状とするとともに、上下
に位置する前記直線形状の開口縁の間隔を、前記画面枠
の上下方向幅によって決定される撮影レンズの前面側の
有効口径に対応した間隔としたことを特徴とする簡易型
カメラによって達成される。また画面枠が2つ設けられ
ていることも好ましい。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3によって
説明する。
説明する。
【0008】図1は35mmフィルム(J135)を収めた使い
捨てカメラとも呼ばれるパノラマ写真撮影用の簡易型カ
メラの正面外観図であって、1は撮影レンズ、2は該撮
影レンズ1の保護部材、3はファインダ、4はシャッタ
釦を示す。
捨てカメラとも呼ばれるパノラマ写真撮影用の簡易型カ
メラの正面外観図であって、1は撮影レンズ、2は該撮
影レンズ1の保護部材、3はファインダ、4はシャッタ
釦を示す。
【0009】前記撮影レンズ1には焦点距離が例えば17
mm前後の超広画角のレンズが用いられ、その写角はレン
ズフードを兼ねる前記保護部材2によって手や指による
ケリから防止される。
mm前後の超広画角のレンズが用いられ、その写角はレン
ズフードを兼ねる前記保護部材2によって手や指による
ケリから防止される。
【0010】また、前記ファインダ3はパノラマ写真に
対応する視野をもつレンズ系を内蔵する光学ファインダ
が使用される。
対応する視野をもつレンズ系を内蔵する光学ファインダ
が使用される。
【0011】前記カメラは、一点鎖線をもって示すよう
な水平方向に長い画面枠5を備えることにより、前記撮
影レンズ1によって35mmフィルムの幅中央にパノラマサ
イズ(例として13×36mm)の画像を撮影、記録する。
な水平方向に長い画面枠5を備えることにより、前記撮
影レンズ1によって35mmフィルムの幅中央にパノラマサ
イズ(例として13×36mm)の画像を撮影、記録する。
【0012】前記カメラの矢示AA断面を図2に、矢示
BB断面を図3に示す。
BB断面を図3に示す。
【0013】図2および図3において、6は前記カメラ
のカメラ本体、7は前記カメラ本体6に装着されるパノ
ラマサイズ(13×36mm)の画面枠を形成する枠部材、8
はシャッタユニット、9は前カバー、さらに10は前記撮
影レンズ1を収めるレンズユニットである。
のカメラ本体、7は前記カメラ本体6に装着されるパノ
ラマサイズ(13×36mm)の画面枠を形成する枠部材、8
はシャッタユニット、9は前カバー、さらに10は前記撮
影レンズ1を収めるレンズユニットである。
【0014】前記撮影レンズ1は凸凹の曲率をもった前
レンズ1Aと後レンズ1Bとから構成されていて、前記
前レンズ1Aはレンズユニット10と該レンズユニット10
に圧入される押え部材11との挟着によって支持され、一
方前記後レンズ1Bは前記前レンズ1Aと前記押えリン
グ11の形成する複数の弾性板11Aの圧着によって支持さ
れる。
レンズ1Aと後レンズ1Bとから構成されていて、前記
前レンズ1Aはレンズユニット10と該レンズユニット10
に圧入される押え部材11との挟着によって支持され、一
方前記後レンズ1Bは前記前レンズ1Aと前記押えリン
グ11の形成する複数の弾性板11Aの圧着によって支持さ
れる。
【0015】前記撮影レンズ1によって画面枠の中心お
よび長辺、短辺に結像される入射光の各光束は、ほぼ図
2および図3において一点鎖線をもって示すような光路
をとることから図2に示す画像の上下を包括する前記前
レンズ1Aの有効口径dは図3に示す画像の左右を包括
する有効口径Dより著しく小さくて済む。
よび長辺、短辺に結像される入射光の各光束は、ほぼ図
2および図3において一点鎖線をもって示すような光路
をとることから図2に示す画像の上下を包括する前記前
レンズ1Aの有効口径dは図3に示す画像の左右を包括
する有効口径Dより著しく小さくて済む。
【0016】従って前記レンズユニット10は図1あるい
は図2にあるようにその開口部を上下対称に挟めること
が可能となり、それによって撮影レンズ1に入射する上
下の不要光は、直前に位置する前記レンズユニット10の
開口部によって効果的にカットされ、内面反射に起因す
るフレヤがなく鮮明でクリヤなパノラマ写真の画像を得
ることが出来る。
は図2にあるようにその開口部を上下対称に挟めること
が可能となり、それによって撮影レンズ1に入射する上
下の不要光は、直前に位置する前記レンズユニット10の
開口部によって効果的にカットされ、内面反射に起因す
るフレヤがなく鮮明でクリヤなパノラマ写真の画像を得
ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明により、撮影レンズによる不要光
の画面枠上下への入射が極めて効率良く防止されること
となり、その結果明るい天空部や強い反射光をもつ被写
体の撮影においても、フレヤがなく高いコントラストを
もつ画質の良いパノラマ写真を得ることの出来る簡易型
カメラが提供されることとなった。
の画面枠上下への入射が極めて効率良く防止されること
となり、その結果明るい天空部や強い反射光をもつ被写
体の撮影においても、フレヤがなく高いコントラストを
もつ画質の良いパノラマ写真を得ることの出来る簡易型
カメラが提供されることとなった。
【図1】本発明の簡易型カメラの正面外観図である。
【図2】前記カメラの要部縦断面図である。
【図3】前記カメラの要部横断面図である。
1 撮影レンズ 1A 前レンズ 1B 後レンズ 2 保護部材 3 ファインダ 4 シャッタ釦 5 画面枠 6 カメラ本体 7 枠部材 8 シャッタユニット 9 前カバー 10 レンズユニット 11 押え部材 11A 弾性板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−95427(JP,A) 特開 昭58−142325(JP,A) 特開 平2−6933(JP,A) 特開 平2−178643(JP,A) 特開 平4−84133(JP,A) 特開 平3−153224(JP,A) 実開 昭63−54134(JP,U) 実開 昭57−142724(JP,U) 実開 平4−50850(JP,U) 実開 平4−119439(JP,U) 特公 昭24−10412(JP,B1) 実公 昭4−1270(JP,Y1) 実公 昭3−8037(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 11/04 G03B 17/28
Claims (2)
- 【請求項1】 予めフィルムが装填されている簡易型カ
メラにおいて、 撮影レンズ背面側の前記撮影レンズと前記フィルムとの
間に長辺と短辺とで構成される画面枠を備えるととも
に、前記撮影レンズの前面側に近接して設けた開口の前
記画面枠の長辺と対応する上下に位置する開口縁を、前
記画面枠の長辺と平行な方向に伸びる直線形状とすると
ともに、上下に位置する前記直線形状の開口縁の間隔
を、前記画面枠の上下方向幅によって決定される撮影レ
ンズの前面側の有効口径に対応した間隔としたことを特
徴とする簡易型カメラ。 - 【請求項2】 前記画面枠が2つ設けられていることを
特徴とする請求項1記載の簡易型カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03015473A JP3094237B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 簡易型カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03015473A JP3094237B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 簡易型カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338941A JPH04338941A (ja) | 1992-11-26 |
JP3094237B2 true JP3094237B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=11889774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03015473A Expired - Fee Related JP3094237B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 簡易型カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094237B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP03015473A patent/JP3094237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04338941A (ja) | 1992-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |