JP2001324744A - ストロボ付きカメラ - Google Patents

ストロボ付きカメラ

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JP2001324744A
JP2001324744A JP2000145784A JP2000145784A JP2001324744A JP 2001324744 A JP2001324744 A JP 2001324744A JP 2000145784 A JP2000145784 A JP 2000145784A JP 2000145784 A JP2000145784 A JP 2000145784A JP 2001324744 A JP2001324744 A JP 2001324744A
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ発光部の配置構成を工夫して、カ
メラ全体のスペース効率を向上して小型化し、且つスト
ロボ発光部の位置調整による適正な配光を可能とする。 【解決手段】 ストロボ発光部12およびオートフォ
ーカス用測距部13は、共通の回動保持フレーム14に
より、撮影光学系11のまわりで、撮影光入射光軸に対
して回動可能として一体的に保持される。回動保持フレ
ーム14は、扁平長手方向にほぼ平行にストロボ発光部
12およびオートフォーカス用測距部13を位置させた
状態を待機収納状態とする。この待機収納状態から約9
0°回動させると、ストロボ発光部12およびオートフ
ォーカス用測距部13は、カメラボディ10の上方向に
突出し、光学ファインダ15の対物面の前方から退避
し、光学ファインダ15を露呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体照明用のエ
レクトロニックフラッシュ、いわゆるストロボ装置を備
えたカメラに係り、特にストロボ発光部のレイアウトの
工夫によるスペース効率の改善および小型化を図ったス
トロボ付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルカメラ(「デジカメ)
等と略称されることも多い)等と称され、被写体像を、
例えばCCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素
子により撮像し、被写体の静止画像(スティル画像)ま
たは動画像(ムービー画像)の画像データを得て、フラ
ッシュメモリ等のIC(集積回路)メモリを用いるスモ
ールカード等の小型メモリ媒体またはビデオフロッピー
(登録商標)ディスク等の磁気ディスク媒体にディジタ
ル的に記録するタイプの電子カメラが急速に普及しつつ
ある。この場合、小型メモリ媒体としては、スマートメ
ディア(商標)、コンパクトフラッシュ(商標)、マル
チメディアカード(商標)、SDカード(商標)および
メモリスティック(商標)等と称される媒体が一般に用
いられている。この種の電子カメラは、銀塩フィルムを
用いる在来のカメラ、すなわち銀塩カメラに比して、構
造、サイズおよび意匠上の柔軟性が高く、様々な形態の
ものが提供されている。
【0003】一方、近年において、カメラは、その撮影
性能と共に携帯性が重視される傾向にあり、一層の小型
化が要求されている。特に、上述した電子カメラ等にお
いては、形態上の自由度が高いことから、小型化が容易
であるため、アクセサリー感覚で身につけることができ
るほど小型化される傾向にある。ところで、電子カメラ
に限らず、在来の銀塩カメラにおいても、暗所や逆光時
の撮影を容易にするために、撮影時に被写体を照明する
ためのストロボを備えたものが多い。このようなストロ
ボ付きカメラにおいては、被写体に適切な照明光を照射
するために、カメラボディの前面またはその近傍にスト
ロボ発光部を配置しなければならない。携帯等の便宜の
ためにカメラを小型化しようとした場合、撮影光学系と
共に比較的広い面積を占有するストロボ発光部の配置が
問題となる。
【0004】従来のストロボ付きカメラには、例えば特
開平10−226050号公報および実用新案登録第2
562132号公報等に示されたものがある。特開平1
0−226050号公報には、使用時にカメラボディか
らストロボ発光部が突出する、いわゆるポップアップス
トロボを有する銀塩カメラにおいて、カメラボディ内の
スペース効率を向上させて、カメラの小型化を図る技術
が開示されている。特開平10−226050号公報の
カメラは、不使用時にストロボ発光部がカメラ本体内に
収納された状態で、該ストロボ発光部の背後にフィルム
走行方向に沿ってバッテリ室を配設したものである。特
開平10−226050号公報に示されたカメラは、ほ
ぼ直方体状のカメラボディの1つの面から撮影レンズを
突出させた在来の標準的な形態の銀塩カメラであり、前
記カメラボディの厚み方向、つまり撮影光軸に平行で且
つフィルム面に垂直の方向に、収納状態のストロボ発光
部とバッテリ室とを縦列積層的に配置してスペース効率
を向上させている。
【0005】実用新案登録第2562132号公報に
は、不使用時には発光面を撮影レンズ対物面に向けて該
対物面を覆い、使用時には発光面を被写体側に向けて前
記撮影レンズ対物面の一側方に位置するストロボを備え
たカメラが開示されている。この場合、ストロボ発光部
は、前記撮影レンズ対物面の一側縁近傍の接線にほぼ平
行な軸線を軸としてほぼ180°回動させることによ
り、不使用待機状態と使用状態との間の開閉動作を実現
している。ところで、電子カメラ等には、図3に示すよ
うに全体の形状を扁平直方体状としたものがある。この
ような形状の例えば電子カメラは、携帯時に、かさばら
ず衣服のポケットやバッグ等に収納する際にも扱い易
い。
【0006】図3に示す電子カメラは、カメラボディ1
00、撮影光学系101、ストロボ発光部102、オー
トフォーカス(AF)用測距部103、光学ファインダ
104、レリーズボタン105および操作部106を備
えている。カメラボディ100は、扁平直方体状をなし
てカメラの各機能構成を収容しており、撮影光学系10
1の対物面、光学ファインダ104の接眼面および対物
面、オートフォーカス用測距部103の測距窓、並びに
ストロボ発光部102の光射出面等を厚み方向に沿う周
囲側面に露出し、さらに厚み方向がほぼ垂直に交わる上
面にはレリーズボタン105および操作部106を設け
ている。撮影光学系101は、通常複数枚の撮影レンズ
を含み、被写体像を撮像素子(図示していない)の入力
面上に結像させる。この撮影光学系101は、扁平直方
体状の厚み方向および長手方向に直交する方向に沿って
撮影入射光軸を配置し、カメラボディ100の長手方向
に沿う厚み面の一方の、該長手方向ついてのほぼ中央部
に対物面を覗かせている。
【0007】ストロボ発光部102は、キセノンランプ
(ゼノンランプ)等のストロボ光源、その背面に配置さ
れた反射板、および前面を覆って、前記ストロボ光源を
保護し且つ照明光を拡散させる透明または半透明の保護
拡散板等からなり、撮影光学系101の対物面が配置さ
れた前記厚み面の側方、この場合、カメラボディ100
の長手方向の端部近傍、に配設されている。オートフォ
ーカス用測距部103は、オートフォーカス制御に用い
る測距用の計測部であり、例えば、いわゆるパッシブ方
式の場合は、測距用の受光部、そしていわゆるアクティ
ブ方式の場合は、赤外線ビーム等の投光部および受光部
等を有している。光学ファインダ104は、撮影者が、
撮影視野を確認し、撮影のフレーミングを決定するため
のファインダであり、接眼部から被写体および撮影視野
フレーム等の像を観察させるための光学系である。
【0008】これらオートフォーカス用測距部103の
対物面および光学ファインダ104の対物入射面は、カ
メラボディ100における撮影光学系101の対物面と
ストロボ発光部102の保護拡散板との間に配設され、
この場合光学ファインダ104の対物入射面を上方に、
オートフォーカス用測距部103の対物面を下方に配置
している。レリーズボタン105は、いわゆるシャッタ
ボタンであり、この場合、扁平直方体のカメラボディ1
00をほぼ水平に構えたときに、撮影者が右手人差し指
で操作し易い位置に配設され、撮影動作の指示を与え
る。操作部106は、カメラにおける各種操作および設
定等を行なうためのボタン群等である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したような、
扁平直方体状のカメラボディ100を有するカメラにお
いては、狭い厚み面、特に被写体に面する前面側の厚み
面に多くの構成が配置されるため、それらの配置構成に
より、カメラボディ100のサイズがほぼ決定される。
このように、扁平直方体状のカメラボディ100を有す
るカメラにおいては、被写体に面する前面側の厚み面
に、撮影光学系101の対物面、光学ファインダ104
の対物面、オートフォーカス用測距部103の測距窓、
並びにストロボ発光部102の光射出面等が配置される
ことが小型化に対する障害となっている。この場合、特
開平10−226050号公報のように、ストロボ発光
部102の背後にバッテリ室を配置したとしても、小型
化にはさほど効果はない。また、撮影光学系101が充
分に小さく且つ対物面前方に充分な空間等もないことか
ら、実用新案登録第2562132号公報のように、収
納時に撮影光学系101の対物面を覆うようにストロボ
発光部を設けたとしてもストロボ発光部が前方に突出し
たり、使用時にストロボ発光部を開くための支持機構部
が側方に突出したりする。
【0010】また、ストロボ発光部は、一般には撮影光
学系の斜め上方に配置することが望ましいことが多い
が、被写体の状況によっては、他の方向からストロボ光
を照射したいこともある。また、カメラボディを横向き
に構えたときに都合の良い位置にストロボ発光部を配置
すると、カメラボディを縦向きに構えたときにストロボ
発光部が望ましい位置にならないことも多い。本発明
は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ストロボ発
光部の配置構成を工夫して、カメラ全体のスペース効率
を向上して小型化を可能とし、且つストロボ発光部の位
置調整による適正な配光も可能とするストロボ付きカメ
ラを提供することを目的としている。本発明の請求項1
の目的は、特に、ストロボ発光部の位置調整によるカメ
ラ全体のスペース効率の向上および適正な配光を可能と
するストロボ付きカメラを提供することにある。
【0011】また、本発明の請求項2の目的は、特に、
ストロボ発光部の位置によって、オートフォーカス性能
が阻害されることがないストロボ付きカメラを提供する
ことにある。本発明の請求項3の目的は、特に、カメラ
全体のスペース効率の向上に効果的な、ストロボ発光部
の配置によって、カメラの一層の小型化を可能とするス
トロボ付きカメラを提供することにある。本発明の請求
項4の目的は、特に、ストロボ発光部の柔軟な位置調整
によって、被写体に対する種々の配光を可能とするスト
ロボ付きカメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るストロボ付きカメラは、上述した目的を達成す
るために、カメラボディと、前記カメラボディに収容さ
れて、被写体像を撮影する撮影光学系と、前記撮影光学
系の入射光軸を軸として回動可能として前記カメラボデ
ィに設けられたストロボ発光部と、を具備することを特
徴としている。請求項2に記載した本発明に係るストロ
ボ付きカメラは、さらに、前記ストロボ発光部の周囲近
傍に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設けたことを
特徴としている。
【0013】請求項3に記載した本発明に係るストロボ
付きカメラは、入射対物面が、前記ストロボ発光部の回
動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光
部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディ
に収容した被写体観察用の光学ファインダをさらに設け
たことを特徴としている。請求項4に記載した本発明に
係るストロボ付きカメラは、前記ストロボ発光部は、前
記収納位置およびそれ以外の少なくとも2以上の所望の
回動角度位置に設定可能としたことを特徴としている。
【0014】
【作用】すなわち、本発明の請求項1によるストロボ付
きカメラは、撮影光学系の入射光軸を軸とする回動を可
能としてストロボ発光部を前記カメラボディに設ける。
このような構成により、ストロボ発光部の位置調整によ
るカメラ全体のスペース効率の向上および適正な配光が
可能となる。また、本発明の請求項2によるストロボ付
きカメラは、さらに、ストロボ発光部の周囲近傍に該ス
トロボ発光部と一体的に測距部を設ける。このような構
成により、特に、ストロボ発光部の位置によって、オー
トフォーカス性能が阻害されるおそれがなくなる。
【0015】本発明の請求項3によるストロボ付きカメ
ラは、入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度位
置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背後
に位置するように配置して、前記カメラボディに収容し
た被写体観察用の光学ファインダをさらに設ける。この
ような構成により、特に、カメラ全体のスペース効率の
向上に効果的な、ストロボ発光部の配置によって、カメ
ラの一層の小型化と光学ファインダの保護が可能とな
る。本発明の請求項4によるストロボ付きカメラは、前
記ストロボ発光部を、前記収納位置およびそれ以外の少
なくとも2以上の所望の回動角度位置に設定可能とす
る。このような構成により、特に、ストロボ発光部の柔
軟な位置調整によって、被写体に対する種々の配光が可
能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明のストロボ付きカメラを詳細に説明す
る。図1および図2は、本発明の一つの実施の形態に係
るストロボ付きカメラの要部の構成を示している。図1
は、ストロボを待機位置に設定した状態におけるストロ
ボ付きカメラの構成を示す斜視図、そして図2は、スト
ロボを待機位置以外の回動位置に設定した状態における
ストロボ付きカメラの構成を示す斜視図である。図1お
よび図2に示すストロボ付きカメラは、カメラボディ1
0、撮影光学系11、ストロボ発光部12、オートフォ
ーカス用測距部13、回動保持フレーム14、光学ファ
インダ15、メインレリーズボタン16、操作部17お
よびサブレリーズボタン18を具備している。
【0017】カメラボディ10は、扁平直方体状をな
し、カメラの各機能構成を収容する。すなわち、カメラ
ボディ10は、撮影光学系11の対物面、光学ファイン
ダ15の接眼面および対物面、並びにサブレリーズボタ
ン18等を厚み方向に沿う周囲側面に露出し、さらに厚
み方向がほぼ垂直に交わる上面にはメインレリーズボタ
ン16および操作部17を設けている。撮影光学系11
は、通常複数枚の撮影レンズを含み、被写体像を撮像素
子(図示していない)の入力面上に結像させる。この撮
影光学系11は、カメラボディ10の扁平直方体状の厚
み方向に直交し且つその長手方向に直交する方向に沿っ
て撮影光入射光軸を配置し、カメラボディ10の長手方
向に沿う厚み面の一方の、該長手方向ついての中間部の
一端寄りの部位に対物面を覗かせている。
【0018】ストロボ発光部12は、キセノンランプ
(ゼノンランプ)等のストロボ光源、その背面に配置さ
れた反射板、および前面を覆って、前記ストロボ光源を
保護し且つ照明光を拡散させる透明または半透明の保護
拡散板等により構成する。オートフォーカス用測距部1
3は、オートフォーカス制御に用いる測距用の計測部で
あり、例えば、いわゆるパッシブ方式の場合は、測距用
の受光部、そしていわゆるアクティブ方式の場合は、赤
外線ビーム等の投光部および受光部等を有している。こ
れら、ストロボ発光部12およびオートフォーカス用測
距部13は、共通の回動保持フレーム14により、撮影
光学系11のまわりで、撮影光入射光軸に対して回動可
能として一体的に保持されている。
【0019】回動保持フレーム14は、カメラボディ1
0および撮影光学系11の少なくとも一方に嵌合保持さ
れ、回動中心である撮影光入射光軸から遠い回動端側に
ストロボ発光部12を保持し、且つ回動中心である撮影
光入射光軸に近い基端側にオートフォーカス用測距部1
3を保持している。この回動保持フレーム14は、例え
ば図1に示すように、扁平長手方向にほぼ平行に、つま
り図示のように水平状態で撮影光学系11の側方にスト
ロボ発光部12およびオートフォーカス用測距部13を
位置させた状態を待機収納状態とし、この待機収納位置
を基準として、例えば図示矢印のようにA方向に135
°、そしてB方向に45°程度の範囲で回動可能に構成
され且つ所望の回動角度位置で係止し得るように、いわ
ゆるクリックストップ機構または適度なフリクションカ
ップル機構等が組み込まれている。
【0020】回動保持フレーム14の設定し得る回動角
度位置は、待機収納状態以外に少なくとも2以上の適切
な角度位置とすることが望ましい。回動保持フレーム1
4とそれに保持されたストロボ発光部12およびオート
フォーカス用測距部13とは、図1のような待機収納状
態でカメラボディ10の厚み内に収まり、ストロボ発光
部12およびオートフォーカス用測距部13は、カメラ
ボディ10の厚み方向に沿う被写体側側面に露出する光
学ファインダ15の対物面の前方に位置している。この
状態では、扁平直方体状のカメラボディ10の外面に対
して大きな突出部はなく、例えば衣服のポケットやバッ
グに収納したり、ストラップ等により肩や首から吊下げ
た場合にもかさばらず、携帯に好適である。そして、回
動保持フレーム14とそれに保持されたストロボ発光部
12およびオートフォーカス用測距部13とは、図2の
ように待機収納状態からA方向に90°回動させた状態
では、ほぼ水平に構えたカメラボディ10の上方に突出
する状態となり、この状態では、カメラボディ10の厚
み方向に沿う被写体側側面に露出する光学ファインダ1
5の対物面は、完全に露出して、使用可能となる。この
とき、オートフォーカス用測距部13は、撮影光学系1
1の上方に位置し、さらにその上方にストロボ発光部1
2が位置する。
【0021】光学ファインダ15は、カメラボディ10
に収納され、該光学ファインダ15の対物面は、図2に
示すように、撮影光学系11の対物面の側方に配置され
ている。光学ファインダ15は、撮影者が、撮影視野を
確認し、撮影のフレーミングを決定するためのファイン
ダであり、接眼部から被写体および撮影視野フレーム等
の像を観察させるための光学系である。メインレリーズ
ボタン16およびサブレリーズボタン18は、撮影動作
の指示を与える、いわゆるシャッタボタンである。この
場合、メインレリーズボタン16は、扁平直方体のカメ
ラボディ10をほぼ水平に構えた状態におけるカメラボ
ディ10の上面の撮影者が右手人差し指で操作し易い位
置に配設される。また、サブレリーズボタン18は、扁
平直方体のカメラボディ10をほぼ垂直縦向きに構えた
状態におけるカメラボディ10の前面の撮影光学系11
の下方の撮影者が右手人差し指で操作し易い位置に配設
される。操作部17は、カメラにおける各種操作および
設定等を行なうためのボタン群等である。
【0022】上述したような構成のストロボ付きカメラ
は、撮影光学系11の撮影光入射光軸を軸とする回動を
可能としてカメラボディ10にストロボ発光部12を設
けているので、スペース効率も向上し、カメラボディ1
0を横向きに構えたときも縦向きに構えたときも、スト
ロボ発光部12の位置を撮影光学系11の入射光軸の周
囲で回動角度調整することができるので、所望の照射角
度とすることができ、適正な配光が可能となる(請求項
1に対応)。また、ストロボ発光部12の近傍と一体的
に回動可能としてオートフォーカス用測距部13を設け
ているので、ストロボ発光部12の位置によって、オー
トフォーカス性能が阻害されるおそれがない(請求項2
に対応)。
【0023】ストロボ発光部12の回動角度位置を収納
位置に設定したときに、ストロボ発光部12の背後に光
学ファインダ15の入射対物面が位置するように光学フ
ァインダ15を配置したので、カメラ全体、特に幅方向
のスペース効率がさらに向上し、一層の小型化が可能と
なると共に、収納位置に設定したとき、ストロボ発光部
12によって光学ファインダ15の前面がカバーされ、
保護される。(請求項3に対応)。ストロボ発光部12
を、収納位置を含み3以上の所望の回動角度位置に設定
可能としたので、被写体に対し、ストロボ発光部の柔軟
な位置調整による適切な配光が可能となる(請求項4に
対応)。なお、本発明は、上述し且つ図面に示す実施の
形態に限定されることなく、その要旨を変更しない範囲
内で、種々変形して実施することができることはいうま
でもない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
トロボ発光部の配置構成を工夫して、カメラ全体のスペ
ース効率を向上して小型化を可能とし、且つストロボ発
光部の位置調整による適正な配光も可能とするストロボ
付きカメラを提供することができる。すなわち、本発明
の請求項1のストロボ付きカメラによれば、撮影光学系
の入射光軸を軸とする回動を可能としてストロボ発光部
を前記カメラボディに設ける構成とすることにより、ス
トロボ発光部の位置調整によるカメラ全体のスペース効
率の向上および適正な配光が可能となる。また、本発明
の請求項2のストロボ付きカメラによれば、さらに、ス
トロボ発光部の周囲近傍に該ストロボ発光部と一体的に
測距部を設けることにより、特に、ストロボ発光部の位
置によって、オートフォーカス性能が阻害されるおそれ
がなくなる。
【0025】本発明の請求項3のストロボ付きカメラに
よれば、入射対物面が、前記ストロボ発光部の回動角度
位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光部の背
後に位置するように配置して、前記カメラボディに収容
した被写体観察用の光学ファインダをさらに設けること
により、特に、カメラ全体のスペース効率の向上に効果
的な、ストロボ発光部の配置によって、特にカメラの幅
方向における一層の小型化が可能となると共に、ストロ
ボ発光部を収納位置とすると、ストロボ発光部が光学フ
ァインダをカバーしこれを保護することができる。本発
明の請求項4のストロボ付きカメラによれば、前記スト
ロボ発光部を、前記収納位置およびそれ以外の少なくと
も2以上の所望の回動角度位置に設定可能とすることに
より、特に、ストロボ発光部の柔軟な位置調整によっ
て、被写体に対する種々の配光が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るストロボ付き
カメラの構成をストロボが待機位置に設定された状態に
ついて示す斜視図である。
【図2】図1のストロボ付きカメラの構成をストロボが
待機位置以外の回動位置に設定された状態について示す
斜視図である。
【図3】従来のストロボ付きカメラの構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 カメラボディ 11 撮影光学系 12 ストロボ発光部 13 オートフォーカス用測距部 14 回動保持フレーム 15 光学ファインダ 16 メインレリーズボタン 17 操作部 18 サブレリーズボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 101:00 // H04N 101:00 G02B 7/11 Z Fターム(参考) 2H051 AA00 CA01 CA07 2H053 CA42 CA45 DA03 2H100 AA32 AA33 BB05 BB06 BB07 BB09 CC07 2H101 BB02 5C022 AA13 AB15 AC42 AC52 AC61 AC77 AC78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラボディと、 前記カメラボディに収容されて、被写体像を撮影する撮
    影光学系と、 前記撮影光学系の入射光軸を軸として回動可能として前
    記カメラボディに設けられたストロボ発光部と、を具備
    することを特徴とするストロボ付きカメラ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ストロボ発光部の周囲近傍
    に該ストロボ発光部と一体的に測距部を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のストロボ付きカメラ。
  3. 【請求項3】 入射対物面が、前記ストロボ発光部の回
    動角度位置を収納位置に設定したときの該ストロボ発光
    部の背後に位置するように配置して、前記カメラボディ
    に収容した被写体観察用の光学ファインダをさらに設け
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のス
    トロボ付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ストロボ発光部は、前記収納位置お
    よびそれ以外の少なくとも2以上の所望の回動角度位置
    に設定可能としたことを特徴とする請求項1〜3のうち
    のいずれか1項に記載のストロボ付きカメラ。
JP2000145784A 2000-05-17 2000-05-17 ストロボ付きカメラ Expired - Fee Related JP4040236B2 (ja)

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