JP2012252222A - カメラボディ - Google Patents

カメラボディ Download PDF

Info

Publication number
JP2012252222A
JP2012252222A JP2011125617A JP2011125617A JP2012252222A JP 2012252222 A JP2012252222 A JP 2012252222A JP 2011125617 A JP2011125617 A JP 2011125617A JP 2011125617 A JP2011125617 A JP 2011125617A JP 2012252222 A JP2012252222 A JP 2012252222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
camera body
emitting unit
light
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011125617A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomotaka Nishimura
知貴 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2011125617A priority Critical patent/JP2012252222A/ja
Publication of JP2012252222A publication Critical patent/JP2012252222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】カメラボディから発光部をより遠ざけた構成において、発光部とストラップとの干渉により発生する不具合を抑制することができるカメラボディを提供する。
【解決手段】本発明に係るカメラボディ(10)は、発光位置と収納位置との間を移動可能な発光部(110)と、ストラップを取り付ける取付部(14,15)と、被写体からの被写体光を受光して撮像する撮像部(11)と、を備え、前記発光部は、前記収納位置に存在している場合に、前記カメラボディの両側面のうちの一方の側面の一部を構成するように設けられ、前記取付部は、カメラボディの前記両側面にそれぞれ設けられ、且つ一方の側面に配置された前記取付部(14)が、前記撮像部に受光される前記被写体光の進行方向において、前記発光部の収納位置よりも後方に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明光の発光部を備えたカメラボディに関する。
従来、発光部がカメラ本体に収納された収納位置から、カメラ本体より突出した発光位置まで垂直方向に移動可能なポップアップ機構を備えたカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−86226号公報
発光部のポップアップ機構を備えたカメラでは、レンズ鏡筒による画像のケラレを防ぐため、発光部をレンズ鏡筒から遠ざける必要がある。とくに、カメラボディを小型化し、長焦点レンズや大口径レンズを搭載したカメラでは、発光部を収納位置から発光位置に移動したときに、カメラボディから発光部をより遠ざける必要がある。
一般に、ポップアップ機構を備えたカメラにおいて、発光部は、カメラボディ上面の角部に配置される。そして、発光部を収納位置から発光位置に移動させると、発光部はカメラボディの上方に向けて突出する。一方、ストラップは、カメラボディ側面の上部に取付部が配置される。このため、カメラボディから発光部を遠ざけると、カメラボディの上方に突出した発光部と、取付部から上方に向けて延ばされたストラップとが干渉しやすくなる。
本発明の課題は、カメラボディから発光部をより遠ざけた構成において、発光部とストラップとの干渉により発生する不具合を抑制することができるカメラボディを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、発光位置と収納位置との間を移動可能な発光部(110)と、ストラップを取り付ける取付部(14,15)と、被写体からの被写体光を受光して撮像する撮像部(11)と、を備えたカメラボディ(10)において、前記発光部は、前記収納位置に存在している場合に、前記カメラボディの両側面のうちの一方の側面の一部を構成するように設けられ、前記取付部は、カメラボディの前記両側面にそれぞれ設けられており、且つ一方の側面に配置された前記取付部(14)が、前記撮像部に受光される前記被写体光の進行方向において、前記発光部の収納位置よりも後方に設けられていること、を特徴とするカメラボディである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラボディ(10)において、前記発光部(110)は、前記被写体光の光軸と垂直な方向における断面形状が略L字形状の本体を備え、且つ前記収納位置においては、前記本体が前記カメラボディの上面及び側面の一部となり、前記発光位置においては、前記本体が前記カメラボディの前記上面から突出すること、を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のカメラボディ(10)において、前記発光部(110)は、被写体に照明光を照射する発光体(113)を備え、当該発光体の長手方向が前記収納位置において前記カメラボディに対し、前記側面に沿って略平行な縦方向に収納されること、を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラボディ(10)において、前記両側面のうちの他方の側面に配置された前記取付部(15)は、前記被写体光の前記進行方向において、前記一方の側面に配置された取付部(14)よりも前方に設けられていること、を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラボディ(10)において、前記両側面のうちの他方の側面に配置された前記取付部(15)が、前記被写体光の進行方向において、前記発光部(110)の収納位置よりも後方に設けられていること、を特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、カメラボディから発光部をより遠ざけた構成において、発光部とストラップとの干渉により発生する不具合を抑制することができるカメラボディを提供することができる。
実施形態に係るカメラ1において発光ユニット100を収納位置に移動したときの概略斜視図である。 実施形態に係るカメラ1において発光ユニット100を発光位置に移動したときの概略斜視図である。 発光部110を発光位置に移動した発光ユニット100の構成を示す概略斜視図である。 発光部110を収納位置に移動した発光ユニット100を示す略斜視図である。 発光部110を収納位置に移動した発光ユニット100の横断面図である。 カメラボディ10を斜め後方側から見たときの分解斜視図である。 図6の矢視Aから見たときの部分平面図である。 比較例のカメラ1Aにおける発光ユニット100側の側面図である。 実施形態のカメラ1における発光ユニット100側の側面図である。 撮影者が実施形態のカメラ1をストラップ30により吊り下げた状態を示す正面図である。 撮影者が比較例のカメラ1Aをストラップ30により吊り下げた状態を示す側面図である。 撮影者が実施形態のカメラ1をストラップ30により吊り下げた状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るカメラボディを備えたカメラ1の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解とを容易にするために、XYZの直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が被写体光の光軸A(図1参照)を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をY軸プラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZ軸プラス方向とする。
図1は、本実施形態に係るカメラ1において、発光ユニット100を収納位置に移動したときの概略斜視図である。図2は、本実施形態に係るカメラ1において、発光ユニット100を発光位置に移動したときの概略斜視図である。図3は、発光部110を発光位置に移動した発光ユニット100の構成を示す概略斜視図である。図4は、発光部110を収納位置に移動した発光ユニット100を示す略斜視図である。図5は、発光部110を収納位置に移動した発光ユニット100の横断面図である。
本実施形態に係るカメラ1は、図1に示すように、カメラボディ10と、レンズ鏡筒20と、を備える。カメラ1は、カメラボディ10とレンズ鏡筒20とが一体化されている。カメラボディ10は、レンズ鏡筒20により形成された被写体像を撮像する撮像部11を備えたデジタルカメラである。カメラボディの上面には、電源ボタン12、レリーズボタン13が配置されている。カメラボディ10の右側面(図中、手前側の側面)の上部には、発光ユニット100が設けられている。発光ユニット100の構造については後述する。カメラボディ10の左右側面の上部には、取付部としての吊り環14,15がそれぞれ設けられている。吊り環14,15は、ストラップ30(後述)を取り付ける部分である。吊り環14,15には、三角環31(後述)を通すための丸孔14a,15aがそれぞれ形成されている。吊り環14,15の配置については後述する。更に、カメラボディ10の背面側には、ポップアップボタン16が配置されている。
図1に示す状態において、撮影者がポップアップボタン16を操作すると、発光ユニット100の発光部110(後述)は、収納位置から発光位置に移動する。この結果、発光ユニット100は、図2に示すように、カメラボディ10の上部に配置される。一方、図2に示す状態において、撮影者が発光部をカメラボディ10の側に押し込むと、発光部110は、発光位置から収納位置に移動する。この結果、発光部110は、図1に示すように、カメラボディ10の側面に収納される。
レンズ鏡筒20は、入射した被写体光を屈折させて撮像部に被写体像を形成する光学部材を備える。本実施形態のレンズ鏡筒20は、焦点距離可変のズームレンズである。撮影者は、ズームボタン(不図示)を操作することにより、レンズ鏡筒20の焦点距離を広角側(短焦点側)から望遠側(長焦点側)までの間で無段階に変化させることができる。
また、撮影者が電源ボタン12を操作してカメラボディ10の電源をオフにすると、レンズ鏡筒20は、カメラボディ10の背面側(Zマイナス方向)に収縮する。これにより、レンズ鏡筒20は、カメラボディ10の内部に収納される(不図示)。一方、撮影者が電源ボタン12を操作してカメラボディ10の電源をオンにすると、レンズ鏡筒20は、カメラボディ10の前面側(Zプラス方向)に伸長する。これにより、カメラ1は、撮影可能状態となる(図1参照)。
次に、発光ユニット100の構造について説明する。
発光ユニット100は、図3に示すように、発光部110と、収納部材120と、移動機構部130と、を備える。発光部110は、被写体に向けて照明光を照射する部分である。収納部材120は、発光部110を収納する部分である。移動機構部130は、発光部110を発光位置と収納位置との間で移動可能に支持する部分である。
発光部110は、発光部ホルダ111と、発光部支持アーム112と、を備える。発光部ホルダ111及び発光部支持アーム112は、被写体光の光軸A(図1参照)と垂直な方向おける断面形状が略L字形状の発光部110を構成する。発光部110は、図1に示すように、収納位置においては、本体がカメラボディ10の上面及び側面の一部となる。また、発光部110は、図2に示すように、発光位置においては、本体がカメラボディ10の上面から突出する。
発光部ホルダ111は、箱枠形に形成された部材である。発光部ホルダ111は、発光体としてのキセノン管113と、反射傘114と、発光窓115と、を備える。
キセノン管113は、円柱状の発光管である。キセノン管113は、カメラボディ10の発光制御回路(不図示)から送信された発光信号に同期して、照明光を照射する。キセノン管113は、図4に示すように、発光部110が収納位置に移動したときに、長手方向がカメラボディ10の側面に沿って略平行な縦方向に収納される。
反射傘114は、キセノン管113から照射された照射光のうち、側方や後方に向かう光を照射方向(Z軸プラス方向)に反射する部材である。
発光窓115は、キセノン管113から照射された照射光を拡散して、照射方向に透過させる光学部材である。
発光部支持アーム112は、発光部110と共に回動する部材である。図3に示すように、発光部支持アーム112は、発光部110と一体に形成されている。発光部支持アーム112の側面には、係止ロッド131(後述)の一端131aが回動自在に連結されている。発光部支持アーム112の下部は、収納部材120(後述)に回動自在に支持されている。更に、発光部支持アーム112の側面には、発光部ホルダ凹部116(図5参照)が設けられている。
図3に示すように、収納部材120は、側面視において略L字形に形成された部材であり、発光部110を収納する収納空間121が形成されている。発光部支持アーム112の下部は、回転軸123を介して収納部材120に回動自在に支持されている。また、収納部材120の内壁面122には、断面凹形状の溝部124が形成されている。溝部124には、係止ロッド131の他端131bが移動自在に係合している。
移動機構部130は、図5に示すように、係止ロッド131と、発光部付勢バネ132と、ストッパ133と、ストッパ駆動アーム134と、ストッパ付勢バネ135と、ポップアップボタン16と、を備える。
係止ロッド131は、発光部110を収納位置から発光位置まで移動させたときに、発光部110を所定位置で停止させる位置決め部材である(図3参照)。
発光部付勢バネ132は、発光ユニット100の発光部110を発光位置に向けて付勢する弾性部材である。発光部付勢バネ132は、回転軸123に取り付けられている。
ストッパ133は、発光部支持アーム112に設けられた発光部ホルダ凹部116と係合する部材である。ストッパ133は、図5に示すように、Z軸方向に移動自在に支持されている。ストッパ133は、図3に示すように、収納部材120の内壁面122に突出した位置又は内壁面122から退避した位置に移動することができる。図3及び図5において、ストッパ133は、収納部材120の内壁面122に突出している。ストッパ133には、係合ピン133aが設けられている。係合ピン133aは、ストッパ駆動アーム134のストッパ係合部134a(後述)と係合する。
ストッパ駆動アーム134は、収納部材120の側面に設けられた部材である。ストッパ駆動アーム134は、回転軸137を介して収納部材120に回動自在に支持されている。ストッパ駆動アーム134の一端には、ストッパ133の係合ピン133aと係合するストッパ係合部134aが設けられている。ストッパ駆動アーム134の他端には、ポップアップボタン16の係合ピン16a(後述)と係合するボタン係合部134bが設けられている。ストッパ駆動アーム134を支持する回転軸137には、ストッパ付勢バネ135が取り付けられている。ストッパ付勢バネ135は、図5に示す平面視において、ストッパ駆動アーム134のストッパ係合部134aを、回転軸137を中心として時計回りに付勢する弾性部材である。
ポップアップボタン16は、撮影者が操作する部材である。ポップアップボタン16は、断面略T字形に形成され、Z軸方向に移動自在に支持されている。ポップアップボタン16には、係合ピン16aが設けられている。この係合ピン16aは、ストッパ駆動アーム134のボタン係合部134bと係合している。
発光部110が、図3に示す発光位置に移動しているときに、撮影者が発光部110をカメラボディ10の側に押し込むと、発光部支持アーム112の発光部ホルダ凹部116と移動機構部130のストッパ133とが係合する。このため、発光部110は、図4に示すように、収納部材120に収納され、その状態を維持する。
一方、発光部110が収納部材120に収納されている状態で、撮影者がポップアップボタン16をカメラボディ10側に押し込むと、移動機構部130のストッパ133は、ストッパ付勢バネ135の付勢力に反して、収納部材120の内壁面122から退避する。これにより、発光部支持アーム112の発光部ホルダ凹部116と移動機構部130のストッパ133との係合が解除される。このため、発光部110は、図3に示すように、発光部付勢バネ132の付勢力により発光位置まで移動する。このとき、発光部支持アーム112に連結された係止ロッド131の他端131bは、収納部材120の溝部124に沿って移動する。発光部110が発光位置に達すると、係止ロッド131の他端131bは、溝部124の端に突き当たる。これにより、係止ロッド131の移動が制限される。この結果、発光部110は、図3に示すように、カメラボディ10の上面から突出した発光位置で停止する。
上述したように、本実施形態の発光部110は、被写体光の光軸Aと垂直な方向おける断面形状が略L字形状に形成されている。また、発光部ホルダ111に収納されたキセノン管113は、発光部110が収納位置に移動したときに、長手方向がカメラボディ10の側面に沿って略平行な縦方向に収納される。このため、発光部110を発光位置に移動したときに、キセノン管113をカメラボディ10からより高い位置に移動させることができる。すなわち、キセノン管113をカメラボディ10の側面に対して斜めに収納する場合に比べて、カメラボディ10から発光部110をより遠ざけることができる。
次に、吊り環14、15の配置について説明する。
図6は、カメラボディ10を斜め後方側から見たときの分解斜視図である。図7は、図6の矢視Aから見たときの部分平面図である。
図6に示すように、カメラボディ10は、その内部にフレーム部材17を備える。フレーム部材17は、カメラボディ10の外側を覆うカバー(不図示)を固定するための部材である。図7に示すように、吊り環14は、ネジ18を介してフレーム部材17に取り付けられている。本実施形態において、発光ユニット100側の吊り環14は、被写体光の進行方向(Z軸マイナス方向)において、発光部110の収納位置よりも後方に設けられている。
一方、発光ユニット100と反対側の吊り環15(図1参照)についても、同様に、ネジ18を介してフレーム部材17に取り付けられている(取付け構造の図示を省略)。本実施形態において、発光ユニット100と反対側の吊り環15は、被写体光の進行方向において、発光ユニット100側の吊り環14よりも前方に設けられている。なお、本実施形態において、吊り環14,15は、カメラボディ10の高さ方向において、左右で同じ位置に設けられている。
上述した2つの吊り環14,15には、ストラップ30(図8参照)が取り付けられる。ストラップ30は、撮影者がカメラ1を首や肩等から吊り下げるための帯状の部材である。
次に、上記のように構成されたカメラボディ10の作用について説明する。ここでは、本実施形態のカメラ1及び比較例のカメラ1Aに、それぞれ同じストラップ30を取り付けた場合を例として説明する。また、比較例のカメラ1Aは、本実施形態のカメラ1と同じ構造の発光ユニット100を備える。
図8は、比較例のカメラ1Aにおける発光ユニット100側の側面図である。図9は、本実施形態のカメラ1における発光ユニット100側の側面図である。図10は、撮影者が本実施形態のカメラ1をストラップ30により吊り下げた状態を示す正面図である。図11は、撮影者が比較例のカメラ1Aをストラップ30により吊り下げた状態を示す側面図である。図12は、撮影者が本実施形態のカメラ1をストラップ30により吊り下げた状態を示す側面図である。
図8に示すように、比較例のカメラ1Aでは、発光ユニット100側の吊り環14が、被写体光の進行方向において、発光部110の収納位置よりも前方に設けられている。一方、図9に示すように、本実施形態のカメラ1では、発光ユニット100側の吊り環14が、被写体光の進行方向において、発光部110の収納位置よりも後方に設けられている。
なお、発光ユニット100と反対側の吊り環15は、比較例及び本実施形態のいずれも、被写体光の進行方向において、発光ユニット100側の吊り環14よりも前方に設けられている。比較例及び本実施形態のいずれも、ストラップ30は、三角環31を介して吊り環14,15に取り付けられる。
撮影者がカメラボディ10に取り付けられたストラップ30を首や肩等から吊り下げると、ストラップ30は、図10に示すように、カメラボディ10の内側に向けて斜め上方に延びる。カメラボディ10をストラップ30に吊り下げた状態で発光部110を発光位置に移動すると、図10に示すように、正面視において、発光部110とストラップ30とが干渉する。とくに、カメラボディ10は、ストラップ30に吊り下げた状態では、レンズ鏡筒20の自重により下向きに傾き易くなる。従って、発光部110とストラップ30とが、より干渉しやすくなる。
比較例のカメラボディ10Aでは、図11に示すように、ストラップ30に吊り下げた状態において、ストラップ30は発光部110の前方から後方に向けて延びる。このため、発光部110を発光位置に移動させる際に、発光部110とストラップ30とが干渉して、発光部110を正しい発光位置に移動できなくなるおそれがある。また、比較例のカメラボディ10Aにおいて、発光部110を収納位置に移動させる際にも、発光部110とストラップ30とが干渉して、発光部110を正しい収納位置に移動できなくなるおそれがある。更に、発光部110を発光位置に移動させた後に、撮影者がカメラボディ10Aを振り回す等の動作をした場合に、発光部110とストラップ30とが干渉した場合には、発光部110に大きな力が加わり、発光部110が破損するおそれがある。このような不具合は、カメラボディ10(10A)から発光部110をより遠ざけた構成とすることにより発生する。
一方、本実施形態のカメラボディ10では、図12に示すように、ストラップ30に吊り下げた状態において、ストラップ30は発光部110よりも後方に向けて延びる。このため、発光部110を発光位置に移動させる際に、発光部110とストラップ30とが干渉しにくく、発光部110を正しい発光位置により確実に移動することができる。また、本実施形態のカメラボディ10では、発光部110を収納位置に移動させる際にも、発光部110とストラップ30とが干渉しにくいため、発光部110を正しい収納位置により確実に移動することができる。更に、発光部110を発光位置に移動させた後に、撮影者がカメラボディ10を振り回す等の動作をした場合でも、発光部110とストラップ30とが干渉しにくいため、発光部110の破損をより確実に防ぐことができる。
上述した実施形態のカメラボディ10によれば、以下の効果を奏する。
(1)発光ユニット100側の吊り環14は、被写体光の進行方向において、発光部110の収納位置よりも後方に設けられている。このため、発光部110を発光位置に移動させる際に、発光部110とストラップ30とが干渉しにくく、発光部110を正しい発光位置により確実に移動することができる。また、発光部110を収納位置に移動させる際にも、発光部110とストラップ30とが干渉しにくいため、発光部110を正しい収納位置により確実に移動することができる。更に、発光部110を発光位置に移動させた後に、撮影者がカメラボディ10を振り回す等の動作をした場合でも、発光部110とストラップ30とが干渉しにくいため、発光部110の破損をより確実に防ぐことができる。従って、本実施形態のカメラボディ10によれば、カメラボディ10から発光部110をより遠ざけた構成において、発光部110とストラップ30との干渉により発生する不具合を抑制することができる。
(2)発光部110は、収納位置において、カメラボディ10の上面及び側面の一部となる。また、発光部110は、発光位置において、カメラボディ10の上面から突出する。このため、発光部110を発光位置に移動したときには、カメラボディ10から発光部110を高い位置に移動させることができる。また、発光部110を収納位置に移動したときにはカメラボディ10の外観形状を損なうことなしに、発光部110を収納することができる。
(3)キセノン管113は、発光部110が収納位置に移動したときに、長手方向がカメラボディ10の側面に沿って略平行な縦方向に収納される。このため、発光部110を発光位置に移動したときに、キセノン管113をカメラボディ10からより高い位置に移動させることができる。すなわち、キセノン管113をカメラボディ10の側面に対して斜めに収納する場合に比べて、カメラボディ10から発光部110をより遠ざけることができる。
(4)発光ユニット100と反対側の吊り環15は、被写体光の進行方向において、発光ユニット100側の吊り環14よりも前方に設けられている。このため、撮影者がカメラボディ10を右手でグリップした際に、撮影者の指とストラップ30とが干渉しにくくなる。このため、レリーズボタン13の周辺における操作性が向上する。また、上から見たときに、吊り環14,15がカメラボディ10の中心に対して対角線上に配置されるため、カメラ1のバランスが取り易くなる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)発光ユニット100と反対側の吊り環15を、被写体光の進行方向において、発光部110の収納位置よりも後方に設けた構成としてもよい。この場合には、発光部110を発光位置に移動させた際に、発光部110とストラップ30とをより干渉しにくくすることができる。
(2)吊り環14,15を、カメラボディ10の高さ方において、左右で異なる位置に設けてもよい。また、吊り環14,15は、長孔を備えた形状であってもよい。このような吊り環を設けることにより、三角環31を用いることなしに、吊り環にストラップ30を取り付けることができる。
(3)発光部110の光源は、キセノン管113に限定されない。例えば、LEDを列状に配置した光源であってもよいし、他の光源を用いてもよい。
(4)発光部110を発光位置と収納位置との間で移動させる機構は、本実施形態の移動機構部130に限定されない。例えば、発光部110をモータの駆動力により移動させる機構であってもよい。また、発光部110を、手動により収納位置と発光位置との間で移動させる機構としてもよい。更に、発光部110は、回転軸により回動させる機構に限定されない。すなわち、発光部110を、垂直方向に移動させる構成としてもよい。
(5)発光部110は、略L字形状に限定されない。すなわち、発光部ホルダ111と発光部支持アーム112との角度は、90°以上あってもよい。すなわち、発光位置において、発光部110をカメラボディ10の上面から上方に突出させることができれば、どのような形状であってもよい。
(6)本発明に係るカメラボディ10は、デジタルカメラに限らず、ビデオカメラに適用することもできる。また、デジタル式のカメラに限らず、フィルム式のカメラにも適用することができる。
(7)本実施形態のカメラ1は、カメラボディ10とレンズ鏡筒20とが一体化されている。しかし、本発明はこれに限らず、カメラボディに対しレンズ鏡筒が着脱自在に装着可能なレンズ交換式のカメラにも適用することができる。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。更に、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:カメラボディ、11:撮像部、14,15:吊り環(取付部)、16:ポップアップボタン、20:レンズ鏡筒、100:発光ユニット、110:発光部、113:キセノン管(発光体)、120:収納部材、130:移動機構部

Claims (5)

  1. 発光位置と収納位置との間を移動可能な発光部と、ストラップを取り付ける取付部と、被写体からの被写体光を受光して撮像する撮像部と、を備えたカメラボディにおいて、
    前記発光部は、前記収納位置に存在している場合に、前記カメラボディの両側面のうちの一方の側面の一部を構成するように設けられ、
    前記取付部は、カメラボディの前記両側面にそれぞれ設けられており、且つ一方の側面に配置された前記取付部が、前記撮像部に受光される前記被写体光の進行方向において、前記発光部の収納位置よりも後方に設けられていること、
    を特徴とするカメラボディ。
  2. 請求項1に記載のカメラボディにおいて、
    前記発光部は、前記被写体光の光軸と垂直な方向における断面形状が略L字形状の本体を備え、且つ前記収納位置においては、前記本体が前記カメラボディの上面及び側面の一部となり、前記発光位置においては、前記本体が前記カメラボディの前記上面から突出すること、
    を特徴とするカメラボディ。
  3. 請求項1又は2に記載のカメラボディにおいて、
    前記発光部は、被写体に照明光を照射する発光体を備え、当該発光体の長手方向が前記収納位置において前記カメラボディに対し、前記側面に沿って略平行な縦方向に収納されること、
    を特徴とするカメラボディ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラボディにおいて、
    前記両側面のうちの他方の側面に配置された前記取付部は、前記被写体光の前記進行方向において、前記一方の側面に配置された取付部よりも前方に設けられていること、
    を特徴とするカメラボディ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラボディにおいて、
    前記両側面のうちの他方の側面に配置された前記取付部が、前記被写体光の進行方向において、前記発光部の収納位置よりも後方に設けられていること、
    を特徴とするカメラボディ。
JP2011125617A 2011-06-03 2011-06-03 カメラボディ Pending JP2012252222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011125617A JP2012252222A (ja) 2011-06-03 2011-06-03 カメラボディ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011125617A JP2012252222A (ja) 2011-06-03 2011-06-03 カメラボディ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012252222A true JP2012252222A (ja) 2012-12-20

Family

ID=47525077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011125617A Pending JP2012252222A (ja) 2011-06-03 2011-06-03 カメラボディ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012252222A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126129U (ja) * 1989-03-27 1990-10-17
JP2001169222A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 電子カメラ
JP2003330071A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Sony Corp ストロボ機構および撮像装置
JP2012242498A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd カメラの内蔵ストロボポップアップ機構

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126129U (ja) * 1989-03-27 1990-10-17
JP2001169222A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 電子カメラ
JP2003330071A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Sony Corp ストロボ機構および撮像装置
JP2012242498A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd カメラの内蔵ストロボポップアップ機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6801769B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
US8827471B2 (en) Storage structure and support mechanism for light emitting device
JP2008111912A (ja) カメラ
JP2006201321A5 (ja)
JP5691829B2 (ja) カメラの内蔵ストロボポップアップ機構
JP2012113289A (ja) 撮像装置
JP2012252222A (ja) カメラボディ
JP2014204255A (ja) カメラ装置およびマウントアダプタ
JP2010190986A (ja) レンズ鏡筒および光学機器
JP2010191017A (ja) 撮像装置
JP5453811B2 (ja) カメラシステムのマウントアダプター
JP5532704B2 (ja) 撮影用照明装置
US9958637B2 (en) Optical device having improved impact resistance
JP2010186087A (ja) 撮像装置
JP2015049355A (ja) 反射ユニット
JP2011203408A (ja) レンズシフト機構、プロジェクタ
JP6069838B2 (ja) 発光装置の収納構造
JP2006319660A (ja) デジタルカメラ
WO2013129511A1 (ja) ミラーユニットおよび撮像装置
WO2019131187A1 (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
WO2019131186A1 (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
JP2010263518A (ja) 撮像装置
JP6343887B2 (ja) レンズ鏡筒および光学装置
JP6099119B2 (ja) レンズ鏡筒およびそれを用いた光学撮像装置
JP2017015936A (ja) 光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160223