JP2010263518A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子を支持する撮像素子支持部材をレンズユニットが装着されるレンズマウント部に対して相対的に移動させる場合にも、撮像素子の中心をレンズユニットの光軸と一致させることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】この監視カメラ1(撮像装置)は、映像を撮像するためのCCD19を支持するCCD支持部材15と、レンズユニット50を装着可能なネジ部11aと、ネジ部11aと同一材料で一体的に設けられ、CCD支持部材15をレンズユニット50の光軸Lが延びる方向に摺動可能に支持する筒部11bとを含むレンズマウント11とを備える。
【選択図】図6
【解決手段】この監視カメラ1(撮像装置)は、映像を撮像するためのCCD19を支持するCCD支持部材15と、レンズユニット50を装着可能なネジ部11aと、ネジ部11aと同一材料で一体的に設けられ、CCD支持部材15をレンズユニット50の光軸Lが延びる方向に摺動可能に支持する筒部11bとを含むレンズマウント11とを備える。
【選択図】図6
Description
この発明は、撮像装置に関し、特に、撮像素子を支持する撮像素子支持部材を備えた撮像装置に関する。
従来、撮像素子を支持する撮像素子支持部材を備えた撮像装置などが知られている(たとえば、特許文献1〜3)。
上記特許文献1および2には、映像を撮像するためのCCD(撮像素子)と、CCDを支持する素子ホルダ(撮像素子支持部材)と、レンズユニットを装着可能なレンズマウント部と、後方が開放された箱型のカメラシャーシとを備えたカメラ(撮像装置)が開示されている。カメラシャーシの後方面には、レンズユニットの光軸線上とは異なる位置に、後方に延びるガイド軸が設けられている。また、素子ホルダは、ガイド軸が挿入される孔部を有しており、孔部にガイド軸が挿入されることにより、カメラシャーシに対して前後方向に移動可能に取り付けられている。
また、上記特許文献3には、映像を撮像するための撮像素子と、撮像素子を支持するシャーシ(撮像素子支持部材)と、後方が開放された箱型のレンズマウントとを備えた監視カメラ(撮像装置)が開示されている。シャーシの後方面には、レンズの光軸線上とは異なる位置に、後方に延びる水平ガイドロッドが設けられている。また、シャーシは、水平ガイドロッドに挿入される孔部を有しており、孔部に水平ガイドロッドが挿入されることにより、箱型のレンズマウントに対して前後方向に移動可能に取り付けられている。
しかしながら、上記特許文献1および2のカメラ(撮像装置)では、カメラシャーシのレンズユニットの光軸線上とは異なる位置にガイド軸が設けられているので、レンズユニットとガイド軸との位置関係が製造誤差等によりばらつく場合があるとともに、ガイド軸の真直度も製造誤差等によりばらつく場合があるという不都合がある。このため、素子ホルダ(撮像素子支持部材)をレンズマウント部に対して光軸が延びる方向に移動させる際に、素子ホルダに保持されたCCD(撮像素子)の中心をレンズユニットの光軸と一致させるのが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献3の監視カメラ(撮像装置)では、レンズマウントのレンズの光軸線上とは異なる位置に水平ガイドロッドが設けられているので、レンズと水平ガイドロッドとの位置関係が製造誤差等によりばらつく場合があるとともに、水平ガイドロッドの真直度も製造誤差等によりばらつく場合があるという不都合がある。このため、シャーシ(撮像素子支持部材)をレンズマウントに対して光軸が延びる方向に移動させる際に、シャーシに保持された撮像素子の中心をレンズの光軸と一致させるのが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、撮像素子を支持する撮像素子支持部材をレンズユニットが装着されるレンズマウント部に対して相対的に移動させる場合にも、撮像素子の中心をレンズユニットの光軸と一致させることが可能な撮像装置を提供することである。
この発明の一の局面による撮像装置は、映像を撮像するための撮像素子と、撮像素子を支持する撮像素子支持部材と、レンズユニットを装着可能なレンズ装着部と、レンズ装着部と同一材料で一体的に設けられ、撮像素子支持部材をレンズユニットの光軸が延びる方向に摺動可能に支持する摺動支持部とを含むレンズマウント部とを備える。
この発明の一の局面による撮像装置では、上記のように、映像を撮像するための撮像素子を支持する撮像素子支持部材と、レンズユニットを装着可能なレンズ装着部と同一材料で一体的に形成され、撮像素子支持部材をレンズユニットの光軸が延びる方向に摺動可能に支持する摺動支持部とを含むレンズマウント部とを設けることによって、レンズマウント部のレンズ装着部と摺動支持部とが同一材料であるため、レンズ装着部および摺動支持部のいずれか一方を基準にしてレンズ装着部および摺動支持部の他方を加工することにより形成することができる。これにより、レンズマウント部のレンズ装着部と摺動支持部とのそれぞれの中心軸がずれるのを抑制することができるので、撮像素子を支持する撮像素子支持部材をレンズユニットが装着されるレンズマウント部の摺動支持部に対して相対的に移動(摺動)させる場合にも、撮像素子支持部材に保持された撮像素子の中心が、レンズ装着部に装着されたレンズユニットの光軸からずれるのを抑制することができ、その結果、撮像素子の中心をレンズユニットの光軸と一致させることができる。
上記一の局面による撮像装置において、好ましくは、レンズマウント部のレンズ装着部と摺動支持部とは、同心円状になるように形成されている。このように構成すれば、容易に、撮像素子の中心をレンズユニットの光軸と一致させることできる。
この場合、好ましくは、レンズマウント部は、金属製で、かつ、円筒形状に形成され、レンズマウント部の摺動支持部は、レンズマウント部の外周面により構成されており、レンズ装着部は、摺動支持部と同心円状に形成されるとともに、レンズマウント部の内周面に形成されたネジ部により構成されている。このように構成すれば、同一材料で一体的に形成されたレンズ装着部と摺動支持部とを、容易に、略同一の中心軸を有するように構成することができる。
上記レンズマウント部の外周面により摺動支持部が構成されるとともにレンズマウント部の内周面に形成されたネジ部によりレンズ装着部が構成された撮像装置において、好ましくは、レンズマウント部のレンズ装着部は、レンズマウント部の外周面を基準にレンズマウント部の内周面を加工することにより形成されている。このように構成すれば、レンズ装着部と摺動支持部とを確実に略同一の中心軸を有するように形成することができる。
上記一の局面による撮像装置において、好ましくは、撮像素子支持部材は、円筒形状部を含み、円筒形状部の内周側部分がレンズマウント部の摺動支持部に対して摺動するように構成されている。このように構成すれば、円筒形状に形成されたレンズマウント部の摺動支持部の外周面に対して、撮像素子支持部材を容易に摺動させることができる。
この場合、好ましくは、撮像素子支持部材の円筒形状部は、円筒形状部の内周側部分にレンズユニットの光軸が延びる方向に延びるように形成され、レンズマウント部の摺動支持部に対して摺動可能に当接するように設けられた第1リブ部を一体的に含む。このように構成すれば、円筒形状部の内周面がレンズマウント部の外周面により構成された摺動支持部に隙間なく接触する場合と比べて、撮像素子支持部材と摺動支持部との接触面積を小さくすることができる。これにより、撮像素子支持部材を、レンズマウント部に対して円滑に摺動させることができる。
上記一の局面による撮像装置において、好ましくは、撮像素子支持部材は、レンズマウント部に対して相対的に回転するのを防止する凸部をさらに含み、レンズマウント部は、撮像素子支持部材の凸部と係合可能な凹部をさらに含み、レンズマウント部の凹部は、撮像素子支持部材の凸部と係合した状態で撮像素子支持部材がレンズマウント部に対して摺動可能なように構成されている。このように構成すれば、撮像素子支持部材をレンズマウント部に対して摺動可能に構成しながら、レンズマウント部に対して相対的に回転するのを防止することができるので、撮像素子支持部材がレンズマウント部に対して摺動された際にも、撮像素子支持部材がレンズマウント部に対して回転方向にずれるのを防止することができる。
この場合、好ましくは、撮像素子支持部材は、円筒形状部を含み、撮像素子支持部材の凸部は、縁部の内側に設けられた第2リブにより構成され、レンズマウント部の凹部は、レンズマウント部の摺動支持部に摺動支持部の中心を挟んで対向するように一対設けられ、撮像素子支持部材の第2リブと係合する切欠部により構成されている。このように構成すれば、レンズマウント部の摺動支持部に対して摺動時支持部の中心を挟んで互いに離間した2箇所で係合させることができるので、撮像素子支持部材がレンズマウント部に対して回転方向にずれるのを確実に抑制することができる。
上記撮像素子支持部材が円筒形状部を含む撮像装置において、好ましくは、ユーザにより回動操作されることにより撮像素子支持部材をレンズユニットの光軸が延びる方向に移動させるための操作部をさらに備え、撮像素子支持部材は、レンズマウント部に対して摺動する部分の後側に設けられるとともに、円筒形状部に設けられ、レンズユニットの光軸が延びる方向と直交する方向に所定の角度傾斜するカム部を含み、操作部は、撮像素子支持部材のカム部に当接する爪部を含むとともに、ユーザにより操作された際に、爪部がカム部を押圧することにより、撮像素子支持部材を光軸の延びる方向に移動させるように構成されている。このように構成すれば、ユーザにより操作部が回動操作されることにより、容易に、撮像素子支持部材をレンズユニットの光軸の延びる方向に移動させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による監視カメラ1の構成を説明する。なお、本実施形態では、本発明の撮像装置の一例として監視カメラ1について説明する。
本発明の一実施形態による監視カメラ1は、図1に示すように、装置本体2と、装置本体2に取り付けられるレンズユニット50とにより構成されている。レンズユニット50は、装置本体2の後述するレンズマウント11に螺合されることにより装置本体2に取り付けられるように構成されている。
また、装置本体2は、図2に示すように、開口部10aを有し、前側(矢印X1方向側)に配置される樹脂製のフロントパネル10と、後側(矢印X2方向側)に配置される樹脂製のリヤキャビネット30とを含んでいる。また、フロントパネル10の開口部10aには、アルミ系合金からなる金属製で、かつ、円筒形状のレンズマウント11が取り付けられている。また、図3に示すように、フロントパネル10の上面および下面(図9参照)には、後述する操作リング21のハンドル部21aを操作可能に露出させるための切欠部10bが設けられている。
また、図4に示すように、装置本体2(図2参照)の内部には、圧縮コイルバネ12と、カバー部材13と、減光フィルタ14と、樹脂製のCCD支持部材15と、CCD支持部材15に取り付けられたモータ16と、光学ローパスフィルタ17と、ゴム製のクッション材18と、映像を撮像するCCD19と、CCD19に電源を供給するプリント基板20と、操作リング21と、シャーシ22とが配置されている。なお、CCD支持部材15は、本発明の「撮像素子支持部材」の一例であり、CCD19は、本発明の「撮像素子」の一例である。また、操作リング21は、本発明の「操作部」の一例である。
ここで、本実施形態では、図5に示すように、レンズマウント11は、レンズユニット50(図1参照)を螺合するために形成されたネジ部11aと、円筒形状を有するとともに、ネジ部11aから後方(矢印X2方向)に延びるように形成された筒部11bと、筒部11bに形成された切欠部11cとを有している。なお、ネジ部11aは、本発明の「レンズ装着部」の一例であり、筒部11bは、本発明の「摺動支持部」の一例である。また、切欠部11cは、本発明の「凹部」の一例である。切欠部11cは、筒部11bの中心を挟んで対向するように一対設けられている。
また、本実施形態では、レンズマウント11は、円筒形状の筒部11bの外周面11dが所定の器具により把持された状態で内周面に旋盤加工が施されることによりネジ部11aが形成されるように構成されている。これにより、ネジ部11aと筒部11bとを、確実に同心円状に形成することが可能となる。また、レンズマウント11には、図6に示すように、CCD支持部材15を後方(矢印X2方向)に付勢するための圧縮コイルバネ12が装着されている。
また、本実施形態では、レンズマウント11の筒部11bは、CCD支持部材15を摺動可能に支持するように構成されている。このCCD支持部材15は、図7に示すように、レンズマウント11の筒部11bと同一の中心Oを有する同心円状に形成された円筒形状部15aを含む。また、円筒形状部15aは、図4に示すように、レンズユニット50(図1参照)の光軸L(図6参照)と同じ方向に延びるように形成されるとともに、円筒形状部15aの内周面に設けられた4つのリブ15bを一体的に有している。また、4つのリブ15bは、図7に示すように、約90度間隔で4つ設けられている。また、4つのリブ15bは、それぞれ、レンズマウント11の筒部11bの外周面11dと当接するように円筒形状部15aの中心Oに向かって突出するように形成されている。つまり、CCD支持部材15は、円筒形状部15aに設けられた4つのリブ15bがレンズマウント11の筒部11bの外周面11dと当接した状態で光軸L(図6参照)と同じ方向に移動可能に構成されている。また、4つのリブ15bは、レンズマウント11の外周面11dに対する当接部の表面の断面形状が丸型形状を有するように形成されている。これにより、4つのリブ15bとレンズマウント11の筒部11bの外周面11dとの接触圧を小さくすることが可能であるので、CCD支持部材15の摺動を円滑にすることが可能となる。なお、リブ15bは、本発明の「第1リブ部」の一例である。
また、CCD支持部材15は、図4に示すように、円筒形状部15aの内側にCCD19が保持されるCCD保持部15cと、円筒形状部15aの内側に設けられ、円筒形状部15aとCCD保持部15cとを接続するように設けられた2つのリブ15dとを有している。なお、リブ15dは、本発明の「凸部」および「第2リブ部」の一例である。CCD保持部15cは、CCD19の中心と、レンズユニット11に装着されるレンズユニット50(図1参照)の光軸Lとが一致するようにCCD19を保持するように構成されている。また、2つのリブ15dは、図7および図8に示すように、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して相対的に回転するのを防止するようにレンズマウント11の2つの切欠部11cのそれぞれと係合するように構成されている。また、図8に示すように、レンズマウント11の切欠部11cとCCD支持部材15のリブ15dとの間には、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して摺動可能なように、切欠部11cとリブ15dとが係合した状態で前後方向(X方向)に隙間を有するように形成されている。
また、CCD支持部材15には、図6に示すように、減光フィルタ14をCCD19に対して移動させるためのモータ16が取り付けられている。このモータ16は、レンズマウント11とCCD19とシャーシ22との間に形成されるスペースに配置されている。また、減光フィルタ14は、図4に示すように、赤外線を遮光する昼間撮影用の赤外線フィルタ14aと、夜間撮影用の夜間用フィルタ14bと、下部に設けられたラック部14cとを含む。また、モータ16には、図6に示すように、減光フィルタ14のラック部14cと噛合するピニオンギア16aが取り付けられており、減光フィルタ14は、モータ16が駆動することにより、左右に移動するように構成されている。これにより、減光フィルタ14がモータ16により切り換えられることにより昼間時の撮影と夜間時の撮影とを切り換えることが可能である。
また、CCD支持部材15の中心部分には、CCD19を前方(矢印X1方向)に露出させるための開口部15eが設けられている。また、CCD支持部材15の円筒形状部15aの後端面には、光軸Lが延びる方向に直交する方向に対して所定の角度傾斜するように形成されたカム部15fが設けられている。このカム部15fは、操作リング21の後述する爪部21b(図4参照)と当接するように配置されている。
また、CCD支持部材15の開口部15eには、CCD19により被写体を撮像した際に発生するモアレ(縞模様)を低減するためのガラス材からなる光学ローパスフィルタ17が取り付けられている。また、光学ローパスフィルタ17とCCD19との間には、光学ローパスフィルタ17とCCD19とが接触するのを抑制するためのクッション材18が配置されている。
また、CCD支持部材15の円筒形状部15aの外側には、円筒形状部15aを囲い込むように設けられ、樹脂製で、かつ、円筒形状の操作リング21が配置されている。この操作リング21は、ユーザにより回動操作されることによりCCD支持部材15をレンズユニット50(図1参照)の光軸L(図6参照)が延びる方向に移動させるために設けられている。具体的には、操作リング21は、図9に示すように、外側に向かって突出するように設けられ、ユーザにより回動操作される2つのハンドル部21aと、内側に向かって突出するように設けられた3つの爪部21bとを一体的に有している。また、爪部21bは、図9および図10に示すように、それぞれ、CCD支持部材15のカム部15fの後端面に当接されるように構成されている。そして、CCD支持部材15は、ユーザによりハンドル部21aが逆時計方向に回動操作されると、カム部15fと当接する爪部21bがカム部15fの傾斜に沿って光軸Lの延びる方向で、かつ、前方向(矢印X1方向)に移動されるように構成されている。また、CCD支持部材15は、ユーザによりハンドル部21aが時計方向に回動操作されると、圧縮コイルバネ12の後方への付勢力により後方向(矢印X2方向)に移動されるように構成されている。これにより、フランジバック(レンズユニット50(図1参照)とCCD19との間の距離)が調整される。
本実施形態では、上記のように、映像を撮像するためのCCD19を支持するCCD支持部材15と、レンズユニット50を装着可能なネジ部11aと同一材料で一体的に設けられ、CCD支持部材15をレンズユニット50の光軸Lが延びる方向に摺動可能に支持する筒部11bとを含むレンズマウント11とを設けることによって、レンズマウント11のネジ部11aと筒部11bとが同一材料であるため、ネジ部11aおよび筒部11bのいずれか一方を基準にしてネジ部11aおよび筒部11bの他方を加工することにより形成することができる。これにより、レンズマウント11のネジ部11aと筒部11bのそれぞれの中心軸がすれるのを抑制することができるので、CCD19を支持するCCD支持部材15をレンズユニット50が装着されるレンズマウント11の筒部11bに対して相対的に移動(摺動)させる場合にも、CCD支持部材15に保持されたCCD19の中心が、ネジ部11aに装着されたレンズユニット50の光軸Lからずれるのを抑制することができ、その結果、CCD19の中心をレンズユニット50の光軸Lと一致させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、レンズマウント11のネジ部11aと筒部11bとを、同心円状になるように形成することによって、容易に、CCD19の中心をレンズユニット50の光軸Lと一致させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、レンズマウント11を、金属製で、かつ、円筒形状に形成し、レンズマウント11のCCD支持部材15を摺動可能に支持する部分を、レンズマウント11の筒部11bの外周面11dに設け、ネジ部11aを、筒部11bと同心円状に形成するとともに、レンズマウント11の内周面に形成することによって同一材料で一体的に形成されたネジ部11aと筒部11bとを、容易に、略同一の中心軸を有するように構成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、レンズマウント11のネジ部11aを、レンズマウント11の外周面11dを基準にレンズマウント11の内周面を旋盤加工することにより形成することによって、ネジ部11aと筒部11bとを確実に略同一の中心軸を有するように形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、CCD支持部材15に円筒形状部15aを設け、CCD支持部材15を、円筒形状部15aの内周側部分がレンズマウント11の筒部11bに対して摺動するように構成することによって、円筒形状に形成されたレンズマウント11の筒部11bの外周面11dに対して、CCD支持部材15を容易に摺動させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、CCD支持部材15の円筒形状部15aの内周側部分にレンズユニット50の光軸Lが延びる方向に延びるように形成され、レンズマウント11の筒部11bに対して摺動可能に当接するように設けられたリブ15bを一体的に設けることによって、円筒形状部15aの内周面がレンズマウント11の筒部11bの外周面11dに隙間なく接触する場合と比べて、CCD支持部材15と筒部11bとの接触面積を小さくすることができる。これにより、CCD支持部材15を、レンズマウント11に対して円滑に摺動させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、CCD支持部材15に、レンズマウント11に対して相対的に回転するのを防止するリブ15dを設け、レンズマウント11に、CCD支持部材15のリブ15dと係合可能な切欠部11cを設け、CCD支持部材15のリブ15dと係合した状態でレンズマウント11の切欠部11cを、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して摺動可能なように構成することによって、CCD支持部材15をレンズマウント11に対して摺動可能に構成しながら、レンズマウント11に対して相対的に回転するのを防止することができるので、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して摺動された際にも、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して回転方向にずれるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、レンズマウント11の切欠部11cを、レンズマウント11の筒部11bに筒部11bの中心を挟んで対向するように一対設けることによって、レンズマウント11の切欠部11cとCCD支持部15のリブ15dとを、レンズマウント11の筒部11bの中心を挟んで2箇所で係合させることができるので、CCD支持部材15がレンズマウント11に対して回転方向にずれるのを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ユーザにより操作されることによりCCD支持部材15をレンズユニット50の光軸Lが延びる方向に移動させるための操作リング21を設け、CCD支持部材15に、円筒形状部15aのレンズマウント11に対して摺動する部分の後側に設けられるとともに、レンズユニット50の光軸Lが延びる方向と直交する方向に所定の角度傾斜するカム部15fを設け、操作リング21を、CCD支持部材15のカム部15fに当接する爪部21bを含み、ユーザにより操作された際に、爪部21bがカム部15fを押圧することにより、CCD支持部材15を光軸Lの延びる方向に移動させるように構成することによって、ユーザにより操作リング21が回動操作されることにより、容易に、CCD支持部材15をレンズユニット50の光軸Lの延びる方向に移動させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の撮像装置の一例として、監視カメラを示したが、本発明はこれに限らず、レンズユニットの光軸が延びる方向に移動可能に構成されるCCD支持部材を備えた撮像装置であれば、デジタルカメラおよびビデオカメラなど、監視カメラ以外の撮像装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、映像を撮像する撮像素子の一例としてCCDを示したが、本発明はこれに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの他のイメージセンサを用いてもよい。
また、上記実施形態では、レンズマウントの筒部の外周面を、CCD支持部材の円筒形状部の内周面が摺動する例を示したが、本発明はこれに限らず、レンズマウントの筒部の内周面を、CCD支持部材の円筒形状部の外周面が摺動するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、レンズマウントを、内周面にレンズユニットを支持するネジ部を形成するとともに、外周面をCCD支持部材を摺動可能に支持するように構成する例を示したが、本発明はこれに限らず、レンズマウントを、内周面にネジ部を形成するとともに、内周面がCCD支持部材を摺動するように構成してもよい。また、レンズマウントを、外周面にネジ部を形成するとともに、外周面がCCD支持部材を摺動するように構成してもよい。また、外周面にネジ部を形成するとともに、内周面がCCD支持部材を摺動するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、レンズマウントの筒部とCCD支持部材の円筒形状部とを同心円状に形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、CCD支持部材の円筒形状部がレンズマウントの筒部に対して摺動可能であれば、直方体など、円筒形状以外の形状を有するようにレンズマウントの筒部とCCD支持部材の円筒形状部とを構成してもよい。
1 監視カメラ(撮像装置)
11 レンズマウント(レンズマウント部)
11a ネジ部(レンズ装着部)
11b 筒部(摺動支持部)
11c 切欠部(凹部)
11d 外周面
15 CCD支持部材(撮像素子支持部材)
15a 円筒形状部
15b リブ(第1リブ部)
15d リブ(凸部、第2リブ部)
15f カム部
19 CCD(撮像素子)
21 操作リング(操作部)
21b 爪部
50 レンズユニット
L 光軸
11 レンズマウント(レンズマウント部)
11a ネジ部(レンズ装着部)
11b 筒部(摺動支持部)
11c 切欠部(凹部)
11d 外周面
15 CCD支持部材(撮像素子支持部材)
15a 円筒形状部
15b リブ(第1リブ部)
15d リブ(凸部、第2リブ部)
15f カム部
19 CCD(撮像素子)
21 操作リング(操作部)
21b 爪部
50 レンズユニット
L 光軸
Claims (9)
- 映像を撮像するための撮像素子と、
前記撮像素子を支持する撮像素子支持部材と、
レンズユニットを装着可能なレンズ装着部と、前記レンズ装着部と同一材料で一体的に設けられ、前記撮像素子支持部材を前記レンズユニットの光軸が延びる方向に摺動可能に支持する摺動支持部とを含むレンズマウント部とを備えた、撮像装置。 - 前記レンズマウント部のレンズ装着部と摺動支持部とは、同心円状になるように形成されている、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記レンズマウント部は、金属製で、かつ、円筒形状に形成され、
前記レンズマウント部の摺動支持部は、前記レンズマウント部の外周面により構成されており、
前記レンズ装着部は、前記摺動支持部と同心円状に形成されるとともに、前記レンズマウント部の内周面に形成されたネジ部により構成されている、請求項2に記載の撮像装置。 - 前記レンズマウント部のレンズ装着部は、前記レンズマウント部の外周面を基準に前記レンズマウント部の内周面を加工することにより形成されている、請求項3に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子支持部材は、円筒形状部を含み、前記円筒形状部の内周側部分が前記レンズマウント部の摺動支持部に対して摺動するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子支持部材の円筒形状部は、前記円筒形状部の内周側部分に前記レンズユニットの光軸が延びる方向に延びるように形成され、前記レンズマウント部の摺動支持部に対して摺動可能に当接するように設けられた第1リブ部を一体的に含む、請求項5に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子支持部材は、前記レンズマウント部に対して相対的に回転するのを防止する凸部をさらに含み、
前記レンズマウント部は、前記撮像素子支持部材の凸部と係合可能な凹部をさらに含み、
前記レンズマウント部の凹部は、前記撮像素子支持部材の凸部と係合した状態で前記撮像素子支持部材が前記レンズマウント部に対して摺動可能なように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子支持部材は、円筒形状部を含み、
前記撮像素子支持部材の凸部は、前記円筒形状部の内側に設けられた第2リブ部により構成され、
前記レンズマウント部の凹部は、前記レンズマウント部の摺動支持部に前記摺動支持部の中心を挟んで対向するように一対設けられ、前記撮像素子支持部材の第2リブ部と係合する切欠部により構成されている、請求項7に記載の撮像装置。 - ユーザにより回動操作されることにより前記撮像素子支持部材を前記レンズユニットの光軸が延びる方向に移動させるための操作部をさらに備え、
前記撮像素子支持部材は、前記円筒形状部の後端面に設けられ、前記レンズユニットの光軸が延びる方向に直交する方向に対して所定の角度傾斜するカム部を含み、
前記操作部は、前記撮像素子支持部材のカム部に当接する爪部を含むとともに、ユーザにより操作された際に、前記爪部が前記カム部を押圧することにより、前記撮像素子支持部材を前記光軸の延びる方向に移動させるように構成されている、請求項5または6に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009114190A JP2010263518A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009114190A JP2010263518A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 撮像装置 |
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JP2010263518A true JP2010263518A (ja) | 2010-11-18 |
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ID=43361215
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2010263518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10440330B2 (en) | 2012-02-20 | 2019-10-08 | Hanwha Techwin Co., Ltd. | Surveillance camera |
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2009
- 2009-05-11 JP JP2009114190A patent/JP2010263518A/ja active Pending
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